JPH05236698A - 水面航行発電装置 - Google Patents

水面航行発電装置

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JPH05236698A
JPH05236698A JP4046393A JP4639392A JPH05236698A JP H05236698 A JPH05236698 A JP H05236698A JP 4046393 A JP4046393 A JP 4046393A JP 4639392 A JP4639392 A JP 4639392A JP H05236698 A JPH05236698 A JP H05236698A
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JP
Japan
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water surface
power generation
kite
water
navigation
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Application number
JP4046393A
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English (en)
Inventor
Hitomi Shimada
眸 島田
Masahiko Inagaki
雅彦 稲垣
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B1/00Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
    • B63B1/02Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement
    • B63B1/10Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls
    • B63B1/12Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls the hulls being interconnected rigidly
    • B63B1/121Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls the hulls being interconnected rigidly comprising two hulls
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B35/00Vessels or similar floating structures specially adapted for specific purposes and not otherwise provided for
    • B63B2035/009Wind propelled vessels comprising arrangements, installations or devices specially adapted therefor, other than wind propulsion arrangements, installations, or devices, such as sails, running rigging, or the like, and other than sailboards or the like or related equipment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/727Offshore wind turbines

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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、風力発電装置に関するものであっ
て、特に海上における帆船のごとき風力を利用したもの
である。 【構成】 帆船や凧等の風受手段を設けた船舶を風力に
より航行させ、その船舶に設けられた発電機が、その船
舶の走行により回転等されることによって発電するもの
である。そして、貯蔵手段が、上記の発電機からの電気
エネルギーを直接または間接的に貯蔵する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電装置に関するもの
であり、特に海や湖水等の水面での風力を利用した発電
装置に関するものである。就中、船舶等の水面浮上手段
を用いて、自然エネルギーを利用した水面航行発電装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、発電には、水力や火力、原子力等
が主に使用されていた。そして、風力や波力等が補助的
に使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、水力や火力
・原子力は莫大な設備費が必要であり、風力や波力はそ
のエネルギーが一定でない故に発電効率が大変に悪かっ
た。
【0004】一方海洋は、巨大な自然エネルギー空間で
ある。かって、その風力エネルギーは、帆船の航行用動
力源として有効に活用されていた。有名な「カティサー
ク」号(936トン)は、中国産茶を英国に急送するティー
クリッパー中型帆船であったが、「平均16.5ノットで帆
走するときの推進力は、4000馬力の機関出力に相当し
た」(「大帆船時代」杉浦昭典著.中公新書から)とい
う。今、世界の七つの海洋に次々にそうした帆船を運航
させ、そこからエネルギーを取り出す工夫をしたとした
ら、世界のエネルギー需要はすべて賄えて行くはずであ
る。たとえば、カティサーク号の3倍程度、1万KW級の
帆船なら8〜10万隻をもって日本の大半の電力需要はま
かなえる計算になる。しかもそれは、理想のクリーンエ
ネルギーである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる水面航行
発電装置は、以上の問題点に鑑みて強力な風力の得られ
る水面上を利用して船舶等の水面浮遊物を風力で走ら
せ、主としてその動力で発電させるものとしたものであ
る。
【0006】以下に、本発明にかかる水面航行発電装置
の具体的な構成を詳細に記載する。最初に、本発明にか
かる水面航行発電装置の請求項1の発明の構成を説明す
る。まず、凧や風船等の風受手段がある。つぎに、船舶
等の水面航行手段がある。この水面航行手段は、上記の
凧等の風受手段を接受するものである。そして、発電手
段がある。この発電手段は、上記の水面航行手段に設け
られたものであって走行水により発電するものである。
さらに、貯蔵手段がある。この貯蔵手段は、上記の発電
手段からの電気エネルギーを直接電気エネルギーとして
または水素と酸素等の物質に変換して貯蔵するものであ
る。しかして、上記の水面航行手段は、水面上に浮遊す
るものに限定するものではなく水面下に浮遊するものを
含むものである。
【0007】つぎに本発明にかかる水面航行発電装置の
請求項2の発明の構成を説明する。まず、凧がある。つ
ぎに、船舶等の水面航行手段がある。この水面航行手段
は、上記の凧をつなぐものである。そして、発電手段が
ある。この発電手段は、上記の水面航行手段に設けられ
たものであって走行水により発電するものである。さら
に、貯蔵手段がある。この貯蔵手段は、上記の発電手段
からの電気エネルギーを直接電気エネルギーとしてまた
は水素と酸素等の物質に変換して貯蔵するものである。
最後に、気球や飛行船等の空中浮上手段がある。この空
中浮上手段は、上記の凧の先端に設けられたものであ
る。しかして、上記の水面航行手段は、水面上に浮遊す
るものに限定するものではなく水面下に浮遊するものを
含むものである。
【0008】そして本発明にかかる水面航行発電装置の
請求項3の発明の構成を説明する。まず凧と風船とが一
体化した風受空中浮上手段がある。つぎに、船舶等の水
面航行手段がある。この水面航行手段は、上記の風受空
中浮上手段を接受するものである。そして、発電手段が
ある。この発電手段は、上記の水面航行手段に設けられ
たものであって走行水により発電するものである。さら
に、貯蔵手段がある。この貯蔵手段は、上記の発電手段
からの電気エネルギーを直接電気エネルギーとしてまた
は水素と酸素等の物質に変換して貯蔵するものである。
しかして、上記の水面航行手段は、水面上に浮遊するも
のに限定するものではなく水面下に浮遊するものを含む
ものである。
【0009】さらに本発明にかかる水面航行発電装置の
請求項4の発明の構成を説明する。これは、上記の凧の
下部にフロートが設けられたものである。しかして、上
記のフロートは、水面上に浮遊するものに限定するもの
ではなく水面下に浮遊するものを含むものである。
【0010】そして本発明にかかる水面航行発電装置の
請求項5の発明の構成を説明する。まず、凧や風船等の
下部にフロートが設けられた風受手段がある。つぎに、
船舶等の水面航行手段がある。この水面航行手段は、上
記の風受手段に引かれるものである。そして、発電手段
がある。この発電手段は、上記の水面航行手段に設けら
れたものであって、走行水により発電するものである。
さらに、貯蔵手段がある。この貯蔵手段は、上記の発電
手段からの電気エネルギーを直接電気エネルギーとして
または水素と酸素等の物質に変換して貯蔵するものであ
る。しかして、上記のフロートは、水面上に浮遊するも
のに限定するものではなく水面下に浮遊するものを含む
ものである。
【0011】最後に本発明にかかる水面航行発電装置の
請求項6の発明の構成を説明する。まず、凧や風船等の
風受手段がある。つぎに、フロートや船舶等の第1の水
面航行手段がある。この第1の水面航行手段は、上記の
風受手段の下部に設けられたものである。さらに、船舶
等の第2の水面航行手段がある。この第2の水面航行手
段は、上記の風受手段に引かれて走行するものである。
そして、発電手段がある。この発電手段は、上記の第2
の水面航行手段に設けられたものであって走行水により
発電するものである。さらに、貯蔵手段がある。この貯
蔵手段は、上記の発電手段からの電気エネルギーを直接
電気エネルギーとしてまたは水素と酸素等の物質に変換
して貯蔵するものである。しかして、上記の水面走行手
段は、水面上に浮遊するものに限定するものではなく、
水面下に浮遊するものを含むものである。
【0012】
【作用】本発明にかかる水面航行発電装置は、以上のご
とくに構成したゆえに以下のごとき作用が生じた。最初
に、本発明にかかる水面航行発電装置の請求項1の発明
の作用を説明する。まず凧や帆等の風受手段が、船舶等
の水面航行手段に接受しているゆえに、帆船のように風
力でその水面航行手段を航行させる。そして、発電手段
が、上記の水面航行手段に設けられていて、その水面航
行手段が走行する水により発電する。さらに、貯蔵手段
が、上記の発電手段からの電気エネルギーを直接電気エ
ネルギーとしてまたは水素と酸素等の物質に変換して貯
蔵するものである。
【0013】つぎに本発明にかかる水面航行発電装置の
請求項1の発明の作用を説明する。まず、船舶等の水面
航行手段が凧をつないでいるゆえに、その凧が受ける風
力で走行する。そして、発電手段が上記の水面航行手段
に設けられているゆえに、その水面航行手段が走行する
水により発電する。さらに、貯蔵手段が、上記の発電手
段からの電気エネルギーを直接電気エネルギーとしてま
たは水素と酸素等の物質に変換して貯蔵するものであ
る。最後に、気球や飛行船等の空中浮上手段が、上記の
凧の先端に設けられていて、その凧を容易に空中に上げ
る。
【0014】そして本発明にかかる水面航行発電装置の
請求項3の発明の作用を説明する。まず凧と風船とが一
体化した風受空中浮上手段が、船舶等の水面航行手段に
接受しているゆえに、帆船のように風力でその水面航行
手段を航行させる。そして、発電手段が、上記の水面航
行手段に設けられていて、その水面航行手段が走行する
水により発電する。さらに、貯蔵手段が、上記の発電手
段からの電気エネルギーを直接電気エネルギーとしてま
たは水素と酸素等の物質に変換して貯蔵するものであ
る。
【0015】さらに本発明にかかる水面航行発電装置の
請求項4の発明の作用を説明する。これは、上記の凧に
フロートが設けられたものである。そして、上記のフロ
ートは、水面上に浮遊するゆえに、その凧の下部はその
水面上あるいは水面下に保持され安定する。
【0016】そして本発明にかかる水面航行発電装置の
請求項5の発明の作用を説明する。まず、凧や帆等の風
受手段がフロートを有し水面に浮遊する。そして、船舶
等の水面航行手段がこの風受手段に引かれているゆえ
に、帆船のように風力でその水面航行手段を航行させ
る。そして、発電手段が上記の水面航行手段に設けられ
ていて、その水面航行手段が走行する水により発電す
る。さらに、貯蔵手段が、上記の発電手段からの電気エ
ネルギーを直接電気エネルギーとしてまたは水素と酸素
等の物質に変換して貯蔵するものである。一方、上記の
凧にフロートが設けられたものである。そして、上記の
フロートは水面上浮遊するゆえに、その凧の下部はその
水面上あるいは水面下に保持され安定する。
【0017】最後に本発明にかかる水面航行発電装置の
請求項6の発明の作用を説明する。まず、凧や帆等の風
受手段がフロートや船舶等の第1の水面航行手段に接受
しているゆえ、帆船のように風力でその第1の水面航行
手段を航行させる。そして、船舶等の第2の水面航行手
段が、上記の第1の水面航行手段に引かれているゆえ
に、その第2の水面航行手段が航行される。さらに、発
電手段が、上記の第2の水面航行手段に設けられてい
て、その第1の水面航行手段が走行する水により発電す
る。さらに、貯蔵手段が、上記の発電手段からの電気エ
ネルギーを直接電気エネルギーとしてまたは水素と酸素
等の物質に変換して貯蔵するものである。一方、上記の
凧にフロートが設けられたものである。そして、上記の
フロートは、水面上浮遊するゆえに、その凧の下部はそ
の水面上あるいは水面下に保持され安定する。
【0018】
【実施例】以下に、本発明にかかる水面航行発電装置を
その一実施例を用いて添付の図面と共に詳細に述べる。
図1は、本発明にかかる水面航行発電装置の一実施例の
側面一部断面図である。図2はその正面図を示したもの
であって、煩雑さを避けるためにその三角帆を省略して
ある。
【0019】まず、帆船10の船底水中部に水車20を
設け、帆走時の水流によってそれを回転させ、それで発
電機31を稼動させ、その電力をもって海水を電気分解
して水素、酸素を生産、それを液化装置40で液化ある
いは水素貯蔵合金タンク50等を利用して貯蔵し、陸地
に輸送し、供給するものである。
【0020】つぎに、その別な実施例について、図3に
示す側面図を用いて述べる。まず、船舶11に、凧12
がつながれ300メートル程度の上空に上げられてい
る。本実施例では、この凧12は連凧になっている。そ
して、発電手段30が、上記の船舶11に設けられてい
る。そして、この船舶が上記の連凧12により引かれ走
行する水面によりこれで発電するのである。さらに、バ
ッテリー51が(図1を参照)上記の発電手段からの電
気エネルギーを直接電気エネルギーとして充電する。ま
たは、この電気エネルギーで水等を水素と酸素等の物質
に変換して貯蔵してもよい。あるいは船上、船内にその
エネルギーを利用する工場として、たとえばボーキサイ
トをその電力でアルミに加工する等にしてもよい。最後
に、気球や飛行船等60が、上記の連凧12の先端に設
けられ、その連凧12を最初に容易に上げるようにして
いる。かように、船舶11から上空に「凧帆」をあげ帆
走動力源とするものである。連凧12には図4に示す平
面図のごとくにそれぞれヤード12aを設けて、その左右
をそれぞれヤード操作索12bに結合して、このヤード操
作索12bでそれぞれのヤード12aの角度を操作し、帆船
のごとくに船舶11の風上方向への帆走を可能にする。
このヤード12aの素材は、軽合金やプラスチックス、複
合素材等の硬構造でも、ワイヤを利用した軟構造でもよ
い。このとき、この連凧12aとこのヤード操作索12bお
よびワイヤ12cをその船舶11の取り付け、そのワイヤ
12cの取り付け点において、その船舶11の前後左右方
向に移動可能にしておくと、ウインドサーフィンのごと
くに船舶11の風上方向への帆走をさらによくする。
【0021】なお、上記の帆船10の船底に巻線した超
伝導磁石を設け、フレミングの法則により帆走時の水流
から電流を取り出し、その電力をもって海水を電気分解
して水素、酸素を生産、それを液化あるいは水素貯蔵合
金タンク50等を利用して貯蔵して、陸地に輸送するこ
とも可能である。
【0022】また、水車に、水中ほ乳類や魚類等が巻き
込まれないようにするため、取水口にはネット32等の
防護柵を設けるとよい。一方、連凧12の船側取り付け
部分を図5に示す正面図のように複数化して、船底部分
11aにも取り付け部を設けると横風による船舶11の傾
斜を防止できる。
【0023】なお、図6に示すごとくに、凧12とガス
風船とが一体化した凧風船60aは、水素タンクとしてチ
ューブ61を通じて生産された水素を出し入れするよう
にしてもよい。しかして、本明細書において「水面」と
は、水面そのものばかりでなく、造波抵抗を少なくする
水中翼船や潜水艦のごとくに水面の上下に及ぶことを意
味する。しかして、以上の凧や気球や風船等には、プロ
ペラのごとき推進手段を設けてもよい。
【0024】しかして、上記の船舶11の凧12につい
ては、図7と図8に示す側面図のごとくに、この凧12
に着水時のための浮き(フロート)70を装置すること
が容易に設計できる。一方、上空の安定した強風の利用
を犠牲にしても、そのフロート70を利用して、凧12
をもっぱら水面上を滑走させると、その操作性はきわめ
て容易であることが実験から判明した。この場合、条件
のいい時には、空中に揚凧することも可能である。な
お、図7と図8では、この凧12は、そのフロート70
との間を結ぶ連結手段12dに自在継手その他の回転ジ
ョイント12eを設けてその凧12の垂直方向の傾きの
調整が出来るようになっている。これにより、風の垂直
方向の受け具合いの調整が可能となる。
【0025】又、この凧12は、図9に示す平面図のご
とくに、別の回転ジョイント12eにより、水平方向に
も回転自在としてもよい。従って、この場合には、図1
0と図11に示す別の実施例の正面図と側面図のごとく
に、その水平方向の角度を変えることにより、凧と言う
よりもヨットの帆のような状態にも成りうる。もちろ
ん、これは水平方向の風の受け具合いの調整にも使用可
能である。しかして、この図10と図11の実施例にお
いては、そのフロート70がある程度のおもりとなって
水面下に沈んだ状態を示している。これにより、そのフ
ロート70が、波の影響を避けてより安定したものとな
っている。すなわち、それらの凧12のフロート70の
おもりの部分を没水させて、そこをキール(垂直翼)7
1とし、さらに垂直水平尾翼72,73と水平翼74を
設けるとよい。さらに、キールと水平尾翼82と水平翼
83付き(水上船式では舵)魚型体80と水車発電機8
1を装着(重り兼用)すると、この凧12の風上への切
り上がり航行性能が凧の数%から最大45%程度と格段
に向上して、操作性が改善されることが判明した。な
お、図11は、紙面のサイズの制限のために、横に寝か
せて記載した。
【0026】強風等によるこれらの凧12の転覆時に
は、魚型体の浮きタンク(フロート)70内に注水し、
その凧12を垂直に姿勢制御して、次に、浮きタンク7
0内に空気を入れると、容易に垂直の姿勢で浮上でき
る。この浮きタンク70は、重り部分の没水制御にも使
用する。そして、これに水車発電機81を設けて、負荷
をかけて回生ブレーキとしたり、発電機をモーターとし
て推進力をあたえたりする操作方法も可能である。
【0027】凧12は、金属製や樹脂性、布製等自由に
設計できる。垂直柱の上部は、軟骨状等しなりやすくす
るとよく、回転部分は、上述のごとくにねじれ式にして
もよい。また、垂直柱(連結手段)12dは複数本でも
よく、横桁12fや水平翼等によって復数の凧を連結
し、並列化してもよい。受風部分12gの全体あるいは
部分的に、開閉自在な鎧戸状、窓のブラインド状や、じ
ゃばら状の構造(鉄製、布製等自由に設計できる)にし
て、突風時等に開にすると、その凧12の転覆を防止で
きるほかに、その各バーの断面を水平翼状にして、凧1
2に揚力をあたえることもできる。凧12には、水素、
ヘリウム等を封入し、空中浮力を与えると、姿勢制御が
容易となる。
【0028】これらの実施例では、帆船式と比べても、
帆船11の船体の機能を分割したことにより、製造コス
トの削減が期待できる。なお、上記のジョイント70e
に代えて、半可撓性部材を用いて半回転自在にしてもよ
い。なお、上記の水平魚型体80と水車発電機81は、
特に設けなくてもよい。
【0029】又、図12が示すフロート70の部分の拡
大側面図のごとくに、上記の連結手段12dとフロート
70の結合部分及び同様に魚型体との結合部分に、それ
ぞれ回転ジョイント75,85を設けてその水平方向の
調整が出来るようにしてもよい。これによって、凧12
の前後傾斜に係わらずフロート70等の水平維持が出来
る。さらには、上記の凧12は、図6の実施例のごとく
に、凧とガス風船とが一体化した凧風船にしてもよい。
【0030】なお、上記のフロート70を船舶等の第1
の水面航行手段とみなし、この第1の水面航行手段にワ
イヤー12b等で引かれる船舶11等を第2の水面航行
手段とみなしてもよい。又、この発電手段30を有した
船舶11と同様なものをこの船舶11に水平方向に90
度の方向に設けると、凧12の横方向の動きに対しての
発電も可能になる。更に、上記のフロート70は複数で
もよい。
【0031】
【発明の効果】本発明にかかる水面航行発電装置は、以
上のごとくになしたゆえに以下のごとき多大な効果が生
じた。すなわち、従来の風力発電装置は地上や水面に固
定されているために、受身に風を待たなければならず、
また、強風時には破壊、損傷のリスクが避けられなかっ
た。さらに、設置適地も極めて限定されていた。このた
め、石油、石炭、天然ガス、原子力等との代替は、まっ
たく無理であった。これに対し、本新案の発電帆船は、
つねに発電に適した風を求めて遊よくすることが可能で
あり、初めて環境破壊型の化石、核エネルギーの駆逐が
可能となった。とくに、風は上空にいくにしたがって比
例倍数的に強くなり、また安定して吹いている。それゆ
えに、障害物がほとんどない海上において風力の使用
は、その利点を充分に発揮できるものとなった。
【0032】特に、請求項4から請求項6の発明におい
ては、凧や帆等が安定する一方、それらに引かれる船舶
でその帆や凧等を操作できる故に、その操作性が一段と
向上するものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる水面航行発電装置の一実施
例の側面一部断面図を示したものである。
【図2】 図1のものの正面図であって三角帆を省略
したものである。
【図3】 別な実施例の側面一部断面図である。
【図4】 図3のものの平面図である。
【図5】 さらに別な実施例の正面図を示す。
【図6】 さらに別な実施例の側面図である。
【図7】 その別な実施例の側面図である。
【図8】 さらに別な実施例の側面図である。
【図9】 さらに別な実施例の平面図である。
【図10】 さらに別な実施例の正面図である。
【図11】 図10の実施例の側面図で、紙面のサイズ
の制限のために横に寝かせて記載したものである。
【図12】 さらに別な実施例の部分拡大側面図であ
る。
【符号の説明】
10 帆船 11 船舶 12 凧 20 水車 30 発電手段 40 液化装置 50 水素貯蔵合金タンク 51 バッテリー 60a 凧風船 70 フロート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凧や帆等の風受手段、該風受手段を接受す
    る船舶等の水面航行手段、該水面航行手段に設けられた
    ものであって走行水により発電する発電手段、該発電手
    段からの電気エネルギーを直接電気エネルギーとしてま
    たは水素と酸素等の物質に変換して貯蔵する貯蔵手段、
    より構成されたことを特徴とする水面航行発電装置。し
    かして、上記の水面航行手段は、水面上に浮遊するもの
    に限定するものではなく水面下に浮遊するものを含むも
    のである。
  2. 【請求項2】凧、該凧をつなぐ船舶等の水面航行手段、
    該水面航行手段に設けられたものであって走行水により
    発電する発電手段、該発電手段からの電気エネルギーを
    直接電気エネルギーとしてまたは水素と酸素等の物質に
    変換して貯蔵する貯蔵手段、上記の凧の先端に設けられ
    た気球や飛行船等の空中浮上手段、より構成されたこと
    を特徴とする水面航行発電装置。しかして、上記の水面
    航行手段は、水面上に浮遊するものに限定するものでは
    なく水面下に浮遊するものを含むものである。
  3. 【請求項3】凧と風船とが一体化した風受空中浮上手
    段、該風受空中浮上手段を接受する船舶等の水面航行手
    段、該水面航行手段に設けられたものであって走行水に
    より発電する発電手段、該発電手段からの電気エネルギ
    ーを直接電気エネルギーとしてまたは水素と酸素等の物
    質に変換して貯蔵する貯蔵手段、より構成されたことを
    特徴とする水面航行発電装置。しかして、上記の水面航
    行手段は、水面上に浮遊するものに限定するものではな
    く水面下に浮遊するものを含むものである。
  4. 【請求項4】凧がその下部に着水用のフロートを有した
    ものであることを特徴とする請求項1,2または3に記
    載の水面航行発電装置。しかして、上記のフロートは、
    水面上に浮遊するものに限定するものではなく水面下に
    浮遊するものを含むものである。
  5. 【請求項5】凧や帆等であってその下部にフロートが設
    けられた風受手段、該風受手段に引かれる船舶等の水面
    航行手段、該水面航行手段に設けられたものであって走
    行水により発電する発電手段、該発電手段からの電気エ
    ネルギーを直接電気エネルギーとしてまたは水素と酸素
    等の物質に変換して貯蔵する貯蔵手段、より構成された
    ことを特徴とする水面航行発電装置。しかして、上記の
    フロートは、水面上に浮遊するものに限定するものでは
    なく水面下に浮遊するものを含むものである。
  6. 【請求項6】凧や帆等の風受手段、該風受手段の下部に
    設けられたフロートまたは船舶等の第1の水面航行手
    段、該第1の水面航行手段に引かれる第2の水面航行手
    段、該第2の水面航行手段に設けられたものであって走
    行水により発電する発電手段、該発電手段からの電気エ
    ネルギーを直接電気エネルギーとしてまたは水素と酸素
    等の物質に変換して貯蔵する貯蔵手段、より構成された
    ことを特徴とする水面航行発電装置。しかして、上記の
    水面航行手段は、水面上に浮遊するものに限定するもの
    ではなく水面下に浮遊するものを含むものである。
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