JPH05236462A - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JPH05236462A
JPH05236462A JP6112392A JP6112392A JPH05236462A JP H05236462 A JPH05236462 A JP H05236462A JP 6112392 A JP6112392 A JP 6112392A JP 6112392 A JP6112392 A JP 6112392A JP H05236462 A JPH05236462 A JP H05236462A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、画像データを動き補償して伝送する
テレビ会議装置等の画像データ処理装置に関し、人間の
視覚特性を有効に利用して従来に比してさらに一段と効
率良く高画質の動画像を伝送する。 【構成】本発明は、動き場検出回路で動きベクトルの乱
雑さを検出し、当該検出結果に基づいて量子化回路の量
子化ステツプサイズを切り換えることにより、画質の劣
化が知覚されにくい部分について、量子化ステツプサイ
ズを粗く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例 (1)実施例の構成(図1〜図7) (2)実施例の動作 (3)実施例の効果 (4)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は画像データ処理装置に関
し、例えば画像データを動き補償して伝送するテレビ会
議装置等に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の画像データ処理装置にお
いては、動き補償して画像データを伝送することによ
り、効率良く動画像を伝送し得るようになされたものが
ある。
【0004】すなわちこの種の画像データ処理装置にお
いては、順次入力する画像データを所定のブロツク単位
に分割し、これによりブロツクマツチングの手法を適用
して各ブロツク毎に動きベクトルを検出する。
【0005】さらに画像データ処理装置においては、当
該検出結果に基づいて1フレーム前の画像データを動き
補償した後、順次各画像データから動き補償した画像デ
ータを減算することにより、残差データを生成する。こ
れによりこの種の画像データ処理装置においては、動画
像のフレーム間相関を利用して、直接画像データを伝送
する場合に比して予め画像データのデータ量を低減する
ようになされている。
【0006】さらに画像データ処理装置においては、当
該残差データを再量子化した後、デイスクリートコサイ
ン変換処理、可変長符号化処理を順次実行してバツフア
メモリに蓄積する。これにより画像データ処理装置にお
いては、当該バツフアメモリから所定のタイミングで順
次画像データを出力するようになされ、このとき当該バ
ツフアメモリの残量に応じて再量子化回路の量子化ステ
ツプサイズを切り換えることにより、データ量を一定値
に保持にして画像データを出力するようになされてい
る。
【0007】これによりこの種の画像データ処理装置に
おいては、動画像のフレーム間相関を利用して効率良く
動画像を伝送し得るようになされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで動画像におい
て、動きの激しい部分は、画質の劣化が知覚されにくい
い特徴がある。さらにこのような動画像においては、画
像全体として一様に画像が変化している場合の他に、周
囲の変化に対して極く一部が異なる変化を呈するような
場合がある。この場合動画像においては、画像全体とし
て一様に動きのある場合に比してさらに一段と画質の劣
化が知覚されにくい特徴がある。
【0009】この特徴を有効に利用することができれ
ば、さらに一段と効率良く動画像を伝送し得、また従来
に比して当該動画像の画質を向上し得ると考えられる。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、人間の視覚特性を有効に利用して従来に比してさら
に一段と効率良く高画質の動画像を伝送することができ
る画像データ処理装置を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、順次入力される画像データを所定
のブロツク単位BLに分割した後、各ブロツクBLの動
きベクトルVを検出する動き検出回路2と、動きベクト
ルVに基づいて画像データを動き補償して残差データを
出力する画像データ処理回路22、24と、残差データ
のブロツクBLi,j と、該ブロツクBLi,j に隣接する
周囲のブロツクBLi-1,j-1 BLi-1,j+1 、BL
i,j-1 、BLi,j+1 、BLi+1,j-1 〜 BLi+1,j+1
について、動きベクトルVの乱雑さを検出する動き場検
出回路30と、残差データを量子化して量子化データを
出力する再量子化回路8と、量子化データを蓄積して出
力するバツフア回路20とを備え、再量子化回路8は、
動き場検出回路30の検出結果SP2に基づいて、動き
ベクトルVが乱雑なとき、量子化ステツプサイズを大き
く切り換えて、残差データを量子化する。
【0012】
【作用】動きベクトルVの乱雑さを検出し、当該検出結
果SP2に基づいて、動きベクトルVが乱雑なとき、量
子化ステツプサイズを大きく切り換えれば、画質の劣化
が知覚されにくい部分について量子化ステツプサイズを
粗くし得、その分画質の劣化が知覚され易い部分につい
て量子化ステツプサイズを細かく設定することができ
る。これにより視覚特性を有効に利用して、高画質の動
画像を効率良く伝送することができる。
【0013】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0014】(1)実施例の構成 図1において、1は全体として画像信号伝送装置を示
し、順次入力されるビデオ信号をデータ圧縮して伝送す
る。
【0015】すなわち画像信号伝送装置1においては、
ビデオ信号をデイジタル信号に変換した後、図2に示す
ように8×8画素単位の所定ブロツクBLに分割する。
さらに画像信号伝送装置1においては、当該ブロツクB
Lを順次動き検出回路2に与え、ここでブロツクマツチ
ングの手法を適用して各ブロツクBL毎に動きベクトル
Vを検出する。
【0016】すなわち画像伝送装置1は、フレームメモ
リ4に1フレーム前の画像データを蓄積する。図3に示
すように、フレームメモリ4は、動き検出回路2に入力
される各ブロツクBLに対応して、当該ブロツクBLを
中心にした40×24画素の領域を動きベクトル検出領域A
RVに設定し、順次各ブロツクBL毎に、当該動きベク
トル検出領域ARVの画像データを出力する。
【0017】動き検出回路2は、ブロツクBLの画像デ
ータとフレームメモリ4の出力データとの差データを検
出することにより、当該ブロツクBLの画像データと1
フレーム前の画像データとの差データを得、当該差デー
タの絶対値和を検出する。さらにこのとき動き検出回路
2は、動きベクトル検出領域ARVの範囲で当該ブロツ
クBLを順次移動させ、差データの絶対値和が最少にな
る位置Aを検出することにより、動きベクトルV(すな
わちこの場合それぞれ水平及び垂直方向について−X及
び−Yの値でなる)を検出する。
【0018】このとき動き検出回路2においては、併せ
て各ブロツクBLの画像データについて絶対値和を検出
し、当該絶対値和及び動きベクトル検出結果の比較結果
に基づいて、フレーム内符号化処理及びフレーム間符号
化処理の選択信号SELを出力する。これにより当該画
像信号伝送装置1においては、各ブロツクBLのデータ
量に応じて、フレーム内符号化処理及びフレーム間符号
化処理の何れかの処理方法をを選択して各ブロツクBL
の画像データを伝送するようになされ、これにより効率
良く画像信号を伝送するようになされている。
【0019】すなわち各ブロツクBLの画像データを直
接伝送した方が伝送に要するデータ量が少ない場合、動
き検出回路2はフレーム内符号化処理を選択する。
【0020】この場合動き検出回路2は、選択回路6の
接点を切り換え、各ブロツクBLの画像データを直接再
量子化回路(Q)8に出力する。さらにフレーム内符号
化処理を選択した場合、動き検出回路2においては、ス
イツチ回路12をオフ状態に切り換え、逆再量子化回路
(Q-1)14の出力データを直接フレームメモリ4に蓄
積する。
【0021】再量子化回路8は、選択回路6の出力デー
タをデイスククリートコサイン変換した後、その結果得
られる変換データを再量子化して出力する。可変長符号
化回路(VLC)16は、再量子化回路8の出力データ
を可変長符号化処理してバツフア回路20に出力し、こ
れにより伝送路の容量に応じた所定の伝送速度で順次伝
送データD0を出力する。
【0022】これに対して逆再量子化回路14は、再量
子化回路8の出力データを受け、再量子化回路8の処理
に対して逆処理を実行する。これにより逆再量子化回路
14は、フレーム内符号化処理が選択された場合、再量
子化回路8の入力データを再現してフレームメモリ4に
格納し、これにより1フレーム前の画像データを当該フ
レームメモリ4に蓄積する。
【0023】これに対して動き補償した方が伝送に要す
るデータ量が少ない場合、動き検出回路2は、フレーム
間符号化処理を選択する。この場合動き検出回路2は、
選択回路6の接点を切り換え、減算回路22の出力デー
タを各ブロツクBLの画像データに代えて再量子化回路
8に出力する。
【0024】さらにフレーム間符号化処理を選択した場
合、動き検出回路2は、スイツチ回路12をオン状態に
切り換え、動き補償回路(MC)24の出力データを逆
再量子化回路14の出力データに加算してフレームメモ
リ4に蓄積する。すなわち動き補償回路24は、動きベ
クトルVの検出結果に基づいて、動きベクトル検出領域
ARVから8×8画素の領域(図3において斜線で示す
領域)を切り出し、当該切り出した領域の画像データD
Mを出力することにより、動き補償した画像データを出
力する。
【0025】減算回路22は、動き補償した画像データ
DMを各ブロツクBLの画像データから減算し、これに
より動き補償した残差データを選択回路6に出力する。
これにより画像信号伝送装置1においては、当該残差デ
ータをデイスクリートコサイン変換処理した後、再量子
化処理して伝送する。
【0026】かくして画像信号伝送装置1においては、
フレーム内符号化処理及びフレーム間符号化処理を切り
換えて画像データを伝送することにより、適応符号化の
手法を適用して効率良く画像データD0を伝送し得るよ
うになされている。さらにフレーム間符号化処理を選択
した場合、スイツチ回路12は、オン状態に切り換わ
り、動き補償した画像データDMを加算回路15に出力
する。これにより加算回路15は、逆再量子化回路14
の出力データと動き補償した画像データDMとを加算
し、減算回路22の出力データを再現してフレームメモ
リ4に蓄積するようになされている。
【0027】さらにこのときバツフア回路20において
は、当該バツフア回路20のデータ蓄積量に応じて再量
子化回路8に切り換え信号SP1を出力し、これにより
再量子化処理する際の量子化ステツプサイズを切り換え
るようになされている。これにより当該画像信号伝送装
置1においては、常に一定の伝送速度で画像データD0
を伝送するようになされている。
【0028】さらにこの実施例において、画像信号伝送
装置1は、動き場検出回路30で各ブロツクの画像の性
質を判断し、当該判断結果に基づいて量子化ステツプサ
イズを切り換えるようになされ、これにより人間の視覚
特性を有効に利用して高画質の画像データを効率良く伝
送するようになされている。
【0029】すなわち図4に示すように、動き場検出回
路30は、動きベクトル検出結果を順次取り込み、3×
3ブロツク毎に、次式
【数1】 の演算処理を実行する。
【0030】ここでベクトルVi,j は、ブロツクBL
i,j の動きベクトルVを表し、この場合ブロツクBL
i,j が再量子化回路8で処理するブロツクに当たる。さ
らに添字K及びLは、次式
【数2】 で表され、これにより動き場検出回路30は、各ブロツ
クBL毎に、各ブロツクBLに隣接する8個のブロツク
BLとの間で、動きベクトルVの乱雑さIrを検出す
る。
【0031】すなわち隣接するブロツクBLとの間で、
動きベクトルVの外積を得、当該外積の絶対値和を得る
ようにすれば、動きベクトルVの向き及び大きさが揃つ
ている場合、値の小さな検出結果Irを得ることができ
る。従つて隣接する8個のブロツクBLとの間で、
(1)式の演算処理を実行すれば、動き場検出回路30
においては、隣接する8個のブロツクBLとの間で動き
ベクトルVの向き及び大きさが揃つている場合、値の小
さな検出結果Irを得ることができる。
【0032】すなわち図5に示すように、隣接するブロ
ツクと動きベクトルVの向き及び大きさが揃つている場
合、当該ブロツクにおいては、隣接するブロツクと同じ
ような動きのある画像と判断し得、この場合値の小さな
検出結果Irを得ることができる。
【0033】これに対して図6に示すように、隣接する
ブロツクと動きベクトルVの向き及び大きさが揃つてい
ない場合、当該ブロツクにおいては、隣接するブロツク
と異なる動きのある画像と判断し得、この場合値の大き
な検出結果Irを得ることができる。従つて動き場検出
回路30においては、当該検出結果Irに基づいて、周
囲のブロツクBLとの間で、動きベクトルVの乱雑さを
検出し得、周囲のブロツクに対する各ブロツクBLの画
像の特徴を検出することができる。
【0034】すなわち隣接するブロツクと同じような動
きのある場合、画像全体として一様に変化している場合
と判断し得るのに対し、隣接するブロツクと異なる動き
のある場合、周囲の変化に対して当該ブロツクが異なる
変化を呈している場合と判断することができる。このよ
うに周囲の変化に対して当該ブロツクが異なる変化を呈
している場合、当該ブロツクについては、画質の劣化が
知覚されにくい特徴がある。
【0035】従つて当該部分について量子化ステツプサ
イズを粗く設定し、その分その他の部分について量子化
ステツプサイズを細かく設定すれば、画質劣化を有効に
回避して効率良く画像信号を伝送することができる。
【0036】さらにこの乱雑さIrの検出において、動
き場検出回路30は、(1)式に示すように斜め左右に
隣接するブロツクについて、外積検出結果を値2-1/2
け重み付けして処理するようになされ、これにより中央
のブロツクBLi,j からの距離を考慮して乱雑さIrを
検出するようになされている。
【0037】かくして中央のブロツクBLi,j からの距
離を考慮して乱雑さIrを検出することにより、実際の
画像の動きに対応して動きの乱雑さを検出し得る。従つ
て、当該検出結果に基づいて量子化ステツプサイズを切
り換えるようにすれば、一段と視覚特性を有効に利用し
て効率良く高画質の画像信号を伝送することができる。
すなわち動き場検出回路30においては、乱雑さIrの
検出結果に基づいて、再量子化回路8に切り換え信号S
P2を出力する。
【0038】図7に示すように再量子化回路8は、テー
ブルT1〜TNを切り換えることにより、切り換え信号
SP1及びSP2に基づいて量子化ステツプサイズQ1
〜Qn を切り換え、これにより画像の性質及びバツフア
メモリ20のデータ蓄積量に応じて量子化ステツプサイ
ズQ1 〜Qn を切り換える。
【0039】図8に示すように、復調回路40において
は、バツフアメモリ42を介して伝送データD0を復号
回路(VLC-1)44に与え、ここで可変長符号化回路
16の逆処理を実行することにより、再量子化回路8の
出力データを再現する。
【0040】逆再量子化回路46は、伝送データD0と
共に伝送される切り換え信号SP1及びSP2に基づい
て、再量子化回路8の逆処理を実行し、これにより再量
子化回路8の入力データを再現する。
【0041】選択回路48は、選択信号SELを基準に
して接点を切り換え、フレーム内符号化処理が選択され
た場合、逆再量子化回路46の出力データを直接出力す
る。これにより復調回路40においては、フレーム内符
号化処理した画像データD01を再生することができ
る。
【0042】フレームメモリ50は、選択回路48の出
力データを格納し、これにより画像信号伝送装置1と同
様に1フレーム前の画像データを蓄積する。
【0043】これに対してフレーム間符号化処理が選択
された場合、選択回路48は接点を切り換え、加算回路
52の出力データを選択出力する。
【0044】加算回路52は、動き補償回路54を介し
てフレームメモリ50の出力データを入力することによ
り、動き補償した画像データと伝送対象から到来した画
像データを加算して出力する。これにより加算回路52
は、フレーム間符号化処理が選択された場合、加算回路
22の入力データを再現するようになされ、これにより
当該復調回路40においては、選択回路48を介して、
伝送された画像信号を再生し得るようになされている。
【0045】(2)実施例の動作 以上の構成において、画像信号はデイジタル信号に変換
された後、8×8画素のブロツクBL単位で順次動き検
出回路2に入力され、ここでブロツクマツチングの手法
を用いて動きベクトルVが検出される。
【0046】当該動きベクトルVは動き補償回路24に
出力され、ここで1フレーム前の画像データが動き補償
される。当該動き補償された画像データは、減算回路2
2に出力され、ここで順次入力される画像データから減
算され、残差データが生成される。
【0047】当該残差データは、フレーム間符号化処理
が選択された場合、再量子化回路8でデイスクリートコ
サイン変換処理された後、再量子化処理されて出力され
る。これに対して、フレーム内符号化処理が選択された
場合、当該残差データに代えて順次入力される画像デー
タが直接デイスクリートコサイン変換処理された後、再
量子化処理されて出力される。
【0048】このとき動き場検出回路30で動きベクト
ルVの乱雑さが検出され、当該検出結果SP2に基づい
て量子化ステツプサイズが切り換えられる。これにより
周囲の隣接するブロツクと動きベクトルVの向き及び大
きさが揃つていない場合、量子化ステツプサイズを粗く
設定し、その分その他の部分について量子化ステツプサ
イズを細かく設定する。
【0049】これにより画質の劣化が知覚されにくい部
分について、量子化ステツプサイズを粗く設定し、その
分その他の部分について量子化ステツプサイズを細かく
設定することにより、視覚特性を有効に利用して高画質
の画像信号を効率良く伝送することができる。
【0050】(3)実施例の効果 以上の構成によれば、動きベクトルVの向き及び大きさ
について隣接するブロツクとの間で動きベクトルVの乱
雑さを検出し、当該検出結果に基づいて量子化ステツプ
サイズを切り換えることにより、画質の劣化が知覚され
にくい部分について、量子化ステツプサイズを粗く設定
し、その他の部分について量子化ステツプサイズを細か
く設定することができ、これにより視覚特性を有効に利
用して高画質の画像信号を効率良く伝送することができ
る。
【0051】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、3×3ブロツクの範囲で
動きベクトルの乱雑さを検出する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、必要に応じて検出する範囲
を自由に設定することができる。
【0052】さらに上述の実施例においては、8×8画
素のブロツクに対して40×24画素の領域を動きベクトル
検出領域に設定する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、ブロツク及び動きベクトル検出領域の大き
さは、必要に応じて自由に選定することができる。
【0053】さらに上述の実施例においては、フレーム
間符号化処理及びフレーム内符号化処理をブロツク単位
で切り換える場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、例えばフレーム単位で全体としてフレーム間符号
化処理及びフレーム内符号化処理を切り換える場合等に
広く適用することができる。
【0054】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、動きベク
トルの乱雑さを検出し、当該検出結果に基づいて量子化
ステツプサイズを切り換えることにより、画質の劣化が
知覚されにくい部分について、量子化ステツプサイズを
粗く設定し得、視覚特性を有効に利用して高画質の画像
信号を効率良く伝送することができる画像データ処理装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像信号伝送装置を示
すブロツク図である。
【図2】画像データのブロツクを示す略線図である。
【図3】動きベクトル検出領域を示す略線図である。
【図4】動き場の検出の説明に供する略線図である。
【図5】動きベクトルの乱雑さが小さい場合を示す略線
図である。
【図6】動きベクトルの乱雑さが大きい場合を示す略線
図である。
【図7】量子化ステツプサイズの切り換えの説明に供す
る略線図である。
【図8】復調回路を示すブロツク図である。
【符号の説明】
1……画像信号伝送装置、2……動き検出回路、4、5
0……フレームメモリ、8……再量子化回路、20……
バツフアメモリ、30……動き場検出回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次入力される画像データを所定のブロツ
    ク単位に分割した後、上記各ブロツクの動きベクトルを
    検出する動き検出回路と、 上記動きベクトルに基づいて上記画像データを動き補償
    して残差データを出力する画像データ処理回路と、 上記残差データのブロツクと、該ブロツクに隣接する周
    囲のブロツクとについて、上記動きベクトルの乱雑さを
    検出する動き場検出回路と、 上記残差データを量子化して量子化データを出力する量
    子化回路と、 上記量子化データを蓄積して出力するバツフア回路とを
    具え、 上記量子化回路は、上記動き場検出回路の検出結果に基
    づいて、上記動きベクトルが乱雑なとき、量子化ステツ
    プサイズを大きく切り換えて上記残差データを量子化す
    ることを特徴とする画像データ処理装置。
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