JPH05235991A - Atm交換機における分配接続方式 - Google Patents

Atm交換機における分配接続方式

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JPH05235991A
JPH05235991A JP3823192A JP3823192A JPH05235991A JP H05235991 A JPH05235991 A JP H05235991A JP 3823192 A JP3823192 A JP 3823192A JP 3823192 A JP3823192 A JP 3823192A JP H05235991 A JPH05235991 A JP H05235991A
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JP
Japan
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call
tag
connection
cell
highway
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Withdrawn
Application number
JP3823192A
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English (en)
Inventor
Yuji Kato
祐司 加藤
Hiroshi Tomonaga
博 朝永
Naoki Matsuoka
直樹 松岡
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分配接続に用いるヘッダ変換テーブルのメモ
リ容量を減少し、かつ、分配接続・1対1接続を同一設
備で行う。 【構成】 ヘッダ処理部21a〜21nは分配接続呼の
場合には、変換テーブルTBL10〜TBL1nより分
配表示データ、中間VCI及びビットマップタグを求め
てセルに付与してスイッチ部11に入力し、1対1接続
呼の場合には、分配表示データ、正規VCI及びコード
タグを求めてセルに付与してスイッチ部11に入力す
る。スイッチ部11はタグ情報に基づいてスイッチして
セルを所定の出ハイウェイに出力する。出ハイウェイに
設けられた後処理部31a〜31nは分配接続呼の場
合、変換テーブルTBL21〜TBL2nを用いて入力
されたセルの中間VCIを出ハイウェイでの正規なVC
Iに変換して出力し、1対1接続呼の場合には、VCI
を変換せずそのまま出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は呼識別情報を含むヘッダ
と情報とからなるセルを複数の出ハイウェイに出力する
ATM交換機における分配接続方式に関する。近年、高
度化情報社会の発達に伴って、音声通信、データ通信だ
けでなく動画像通信も含めたマルチメディア通信のニー
ズが高まりつつあり、そのような広帯域の通信の実現手
段として、非同期転送モード(Asynchronous Transfer
Mode:以下略してATMという)を使ったATM交換技
術がCCITTで合意され、研究が進められている。
【0002】ATM交換機では、セル毎に固有なルーチ
ング情報に基づきセルフルーチングを行う交換方式のた
め、従来の回線交換のように単に複数のクロスポイント
を同時にオンして分配接続を行うことが不可能である。
しかし、音声、データ等のマルチメディア通信を扱うA
TM交換においても同報通信を行うことが必須の機能で
あり、その実現が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図14はATM交換機における分配接続
方式の従来例説明図である。図において、80はヘッダ
と情報よりなるセル、81は前処理部(FP0〜FP3
で表示)、82は入ハイウェイ(IHW0〜IHW3で
表示)、83は前処理部から出力された情報、84はマ
トリックス状のスイッチ部(SWで表示)、85は出ハ
イウェイ(OHW0〜OHW3で表示)、86は変換部
(CNV0〜CNV3で表示)である。
【0004】ATM方式の交換機の場合、各種速度の通
信を非同期モードでの交換により実現するために、セル
という一定量の情報単位で交換処理を行う。スイッチ部
84の各クロスポイント(図中CPで表示)には図示し
ないバッファ及びバッファ制御部が設けられ、入ハイウ
ェイ82から入力した情報はスイッチ部84内の対応す
る水平路に与えられ、出力されるべき出ハイウェイ85
に接続した垂直路とのクロスポイントにおいてバッファ
に書き込まれ、そのバッファから出ハイウェイ85へ読
み出されて交換が行われる。
【0005】入力したセル80はデータ(DATA)と
呼識別情報(回線識別番号、Virtual Channel Identifi
er を略したVCIで表示される)を含むヘッダとから
成り、前処理部81においてタグ情報83-1、入ハイウ
ェイ番号83-2が付加されてセル83となって入ハイウェ
イ82上に出力される。セル83のタグ83-1は出ハイウ
ェイ85に対応したビットのマーク(”1”にする)に
よりスイッチ部84の各クロスポイントにおける接続動
作を制御する。
【0006】図の例では、タグ83-1の内容が”110
1”(図中、左側が先頭ビット)であるから、第1番目
のビット(出ハイウェイ0に対応)と第3番目のビット
(出ハイウェイ2に対応)及び第4番目のビット(出ハ
イウェイ3に対応)がそれぞれ”1”であるから、入ハ
イウェイ番号0からスイッチ部84に入力したセル83
は出ハイウェイ0、出ハイウェイ2、出ハイウェイ3に
接続することを指示している。スイッチ部84の入ハイ
ウェイ0上の各クロスポイントではこのタグを調べて、
自分が指定されている時はそのセルをバッファに書き込
んで、出ハイウェイへ読み出して、分配接続が行われ
る。図の例ではイ、ロ、ハのクロスポイントのバッファ
により接続が行われる。
【0007】このようにして出ハイウェイ0、2、3上
に分配された3つのセル83は、全て同じ呼識別情報
(VCI)であるA(数字を表す)を使用しており、各
セル毎に制御をおこなうためにユニークな情報にしなけ
ればならない。又、各入ハイウェイ0〜3から入力した
セルは同一VCIを有するものがあり、これらを区別し
てユニークな情報にしなければならない。そのため、変
換部86においてそれぞれが内蔵するテーブルTBL0
〜TBL3(TBL1,TBL2は省略)を参照して変
換を行う。出ハイウェイ0の変換部86(CNV0)の
場合、テーブルTBL0が備えられ、その内容として図
示のように入ハイウェイ番号IHW0〜IHW3に対応
して入力した呼識別情報(VCI)をアドレスした位置
に出ハイウェイでの呼識別情報(VCI)が格納されて
いる。
【0008】図の例では、入ハイウェイ番号83-2の”
0”がスイッチ部84から出力したセルから得られるの
で、変換部CNV0においてテーブルTBL0のIHW
0の列の中から”A”番目を参照すると、そこからVC
Iとして数字Bが得られ、それまで付加されていた”
A”の代わりに新たな呼識別情報Bがセルに付加され、
後段に出力される。同様にしてCNV2(図示せず)で
は新たな呼識別情報Cが付加され、CNV3ではテーブ
ルTBL3が参照され呼識別情報Dが付加される。
【0009】かかる従来例の分配接続方式によれば、変
換テーブルとして、入ハイウェイ数をN、呼識別情報V
CIで識別可能な呼数をMとすれば、各出ハイウェイ毎
にM×Nワードのメモリを配置する必要がある。従っ
て、変換テーブルの総量として、M×N2(出ハイウェ
イ数N)ワードとなる。このようにテーブルに要するメ
モリの容量が膨大なものとなり、コストが高くなるとい
う問題がある。
【0010】このため、分配接続を行う際に呼識別情報
の変換に要するテーブルのメモリ容量を少なくしたAT
M交換機の分配接続方式が提案されている。図15はか
かる分配接続方式の従来例であり、1は情報と呼識別情
報(VCI)を含むヘッダから成るセル、2はヘッダ変
換部(VCCで表示)、3はスイッチ部(Sで表示)、
4は処理装置(CPU)、5は各ヘッダ部に設けられた
変換テーブルである。
【0011】ヘッダ変換部2とスイッチ3が一組となっ
て、m段(設例ではm=3)のリンク構成の通話路が示
され、各段にn組(設例ではn=2)のヘッダ変換部と
スイッチ部の組が設けられている。スイッチ部3の内容
は図示されないが、最も単純な形式である2×2(2入
力、2出力のマトリックス)の構成を備えている。ヘッ
ダ変換部2は、スイッチ部3の前段に設けられると共
に、分配接続後の出ハイウェイにおけるVCI変換値を
格納する変換テーブルを備えている。ヘッダ変換部2か
らそれらのVCIを全てセルと共にスイッチ部3に転送
させ、分配接続を行うクロスポイントにおいて対応する
呼識別情報を付加したセルを形成して出力することによ
り分配接続における呼識別情報の変換を行う。
【0012】発呼情報がCPU4に与えられると、CP
U4では発呼情報に含まれる分配接続の要求に応じて接
続経路を生成し、それに対応して各ヘッダ変換部2(V
CC)内の変換テーブル5の内容を設定する。変換テー
ブル5は、図15の下側に一部が示されているように、
VCI値で指示された位置にタグ5-1とスイッチ接続後
の呼識別情報(VCI変換値で表示)5-2が格納され
る。タグ5-1は図14の例と同様にスイッチ部3におけ
る出ハイウェイへ接続するか、接続しないかを”
1”,”0”により表現し、VCI変換値5-2にはタグ
により分配先の数(VCC11では1個、VCC12で
は2個)に対応して、順にVCI変換値が格納されてい
る。
【0013】発呼により生成したセル1はVCI値とし
てAを含んでおり、初段のヘッダ変換部VCC11に入
力すると、そこに設けられた変換テーブル5(図中TB
L11)のアドレスAに格納されたタグ”10”がセル
の先頭に付加されると共にVCI変換値Bが取り出され
てセル情報と共にスイッチ部3に転送される。
【0014】これらの情報がスイッチ部S11に入力す
ると、タグ5-1により指示されたクロスポイント(出ハ
イウェイ0の方だけ)でセルを取り込んで蓄積すると共
にクロスポイントの位置に対応するVCI変換値を選択
して、先頭に付加することによりヘッダを付け換え(入
力セル1に含まれたVCI値Aは付加せず)、続けてバ
ッファから情報を取り出してセルを形成して出ハイウェ
イに出力する。
【0015】スイッチ部S11から出力されたセルは次
に第2段のヘッダ変換部VCC12に入力し変換テーブ
ルTBL12において、VCI値Bによりアドレスされ
た位置からタグ”11”をセルの先頭に付加し、VCI
変換値C,Dを取り出して、スイッチ部S12に転送す
る。スイッチ部S12では、出ハイウェイの0、1の両
方に接続するクロスポイントにおいて、入力した情報を
受け取って蓄積し、出ハイウェイへの0側へはVCI値
としてCが付加され、1側へはVCI値としてDが付加
され出力される。
【0016】スイッチ部S12の出ハイウェイ0、1か
ら出力した同じ情報を含むセルは、第3段目のヘッダ変
換部VCC13とVCC23に入力し、それぞれ図に示
すテーブルTBL13とTBL23に従って上記と同様
に処理され、スイッチ部S13とスイッチ部S23から
同じ情報を含む3つの分配接続の出力6-1〜6-3が得られ
る。各出力6-1〜6-3はVCI値としてそれぞれ、E,
F,Gが付加されており、互いに異なる値となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図15のATM交換機
における分配接続方式によれば、分配接続を行う際に必
要な変換テーブル用メモリの容量を図14の方式に比べ
て大幅に少なくでき、しかも、分配接続の回線数が制限
を受けず、通話路内のパス管理が容易となるメリットが
ある。
【0018】しかし、かかる従来の分配接続方式におい
ては各スイッチの前段にヘッダ変換部を設けなければな
らないため、変換テーブルを記憶するメモリの容量削減
効果が十分でない問題がある。特に、多数のスイッチを
多段リンク接続して通話路を形成する場合には、上記問
題点が顕在化する。
【0019】又、従来の分配接続方式においては、非分
配接続呼(1対1接続呼)も分配呼と区別せず同様の接
続制御を行うため、一つ一つの変換テーブルメモリの容
量が大きくなり、変換テーブルを記憶するメモリの容量
削減効果が十分でない問題がある。
【0020】以上から本発明の目的は、分配接続に用い
るヘッダ変換テーブルを記憶するメモリの容量を減少で
きるATM交換機における分配接続方式を提供すること
である。本発明の別の目的は、分配接続・1対1接続を
同一設備で行えるATM交換機における分配接続方式を
提供することである。本発明の更に別の目的は、分配接
続・1対1接続を同一設備で行うようにしても、ヘッダ
変換テーブルを記憶するメモリの容量を減少できるAT
M交換機における分配接続方式を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1(a)は通話路が1つのスイッチ部で構成
される場合であり、11は自己ルーティング形のスイッ
チ部、21a〜21nはスイッチ部の各入ハイウェイI
HW0〜INHnに設けられたヘッダ処理部、31a〜
31nはスイッチ部の各出ハイウェイOHW0〜OHW
nに設けられた後処理部である。各ヘッダ処理部には、
変換テーブルTBL10〜TBL1nが設けられ、入力
されるセルの呼識別情報(VCI)に対応させて、(1)
呼が分配接続呼であるか1対1接続呼であるかを示す分
配表示データと共に、(2) 分配接続呼の場合にはスイッ
チ部内における中間呼識別情報(中間VCI)と出ハイ
ウェイに対応したビットをマークしたビットマップのタ
グを、また1対1接続呼の場合には出ハイウェイでの正
規の呼識別情報(正規のVCI)とコード化されたタグ
を、それぞれ格納する。各後処理部には、変換テーブル
TBL20〜TBL2nが設けられ、中間VCIに対応
させて出ハイウェイでの正規のVCIを格納する。
【0022】図1(b)は、通話路を多数のスイッチ部で
多段リンク接続した場合であり、1111〜111nは初段
スイッチ部、1211〜121nは中間段スイッチ部、13
11〜131nは最終段スイッチ部、21a〜21nは初段
スイッチ部の各入ハイウェイに設けられたヘッダ処理
部、31a〜31nは最終段スイッチ部の各出ハイウェ
イに設けられた後処理部、61a〜61n,71a〜7
1nは中間段スイッチ部及び最終段スイッチ部の前段に
設けられ、中間VCIに応じたビットマップ化されたタ
グをセルに付加するタグ付加回路である。
【0023】
【作用】ハイウェイ10よりセルが入力された時、ヘッ
ダ処理部21aは該セルの呼識別情報VCIに基づいて
変換テーブルTBL10より分配表示データ、中間又は
正規の呼識別情報及びタグ情報を求めてセルに付加して
スイッチ部11に入力し、スイッチ部11は分配接続呼
の場合にはビットマップ化されたタグによりスイッチし
てセルを所定の1以上の出ハイウェイに出力し、1対1
接続呼である場合には、コード化されたタグを用いてス
イッチしてセルを所定の1つの出ハイウェイに出力す
る。出ハイウェイに設けられた後処理部31a〜31n
は分配接続呼の場合、変換テーブルTBL21〜TBL
2nを用いて、入力されたセルの中間VCIを出ハイウ
ェイでの正規なVCIに変換して出力し、1対1接続呼
の場合には、VCIを変換せずそのまま出力する。
【0024】多数のスイッチ部を多段リンク接続して通
話路を構成する場合には、初段スイッチ部1111〜11
1nの各入ハイウェイにヘッダ処理部21a〜21nを設
け、最終段スイッチ部1311〜131nの各出ハイウェイ
に後処理部31a〜31nを設け、中間段スイッチ部1
11〜121n及び最終段スイッチ部1311〜131nの前
段にビットマップ化されたタグをセルに付加するタグ付
加回路61a〜61n,71a〜71nを設ける。1対
1接続の場合には、初段、中間段、最終段スイッチ部
は、ヘッダ処理部11a〜11nで付加した各段のコー
ド化されたタグを用いてスイッチを行ってセルを1つの
出ハイウェイに出力する。分配接続呼の場合には、初段
スイッチ部1111〜111nはヘッダ処理部21a〜21
nで付加したビットマップ化されたタグを用いてスイッ
チすると共に、中間段、最終段スイッチ部1211〜12
1n、1311〜131nは中間VCIに基づいてタグ付加回
路61a〜61n,71a〜71nで付加されたビット
マップ化されたタグを用いてスイッチしてセルを1以上
の出ハイウェイに出力する。出ハイウェイに設けられた
後処理部31a〜31nは分配接続呼の場合、変換テー
ブルTBL21〜TBL2nを用いて入力されたセルの
中間VCIを出ハイウェイでの正規なVCIに変換して
出力し、1対1接続呼の場合には、VCIを変換せずそ
のまま出力する。
【0025】以上のように、ヘッダ変換部、後処理部を
初段スイッチ部の前段及び最終段スイッチ部の後段に設
け、中間段及び最終段スイッチ部の前段にはタグ付加回
路のみを設けるだけで良いため、分配接続に用いるヘッ
ダ変換テーブルのメモリ容量を減少することができる。
又、分配接続・1対1接続を同一設備で行うことができ
る。更に、1対1接続の場合にはヘッダ変換部で出ハイ
ウェイでの正規のVCIと各段におけるコード化された
タグを求めるようにしているため、中間、最終段で何等
の変換も必要なく、換言すれば、タグ変換部、後処理部
では1対1接続呼に対して何等考慮する必要は無いか
ら、分配接続・1対1接続を同一設備で行うようにして
も、ヘッダ変換テーブル用メモリ等の容量増加が少な
い。
【0026】
【実施例】(a) 本発明の第1の実施例全体の構成 図2は本発明に係わるATM交換機における分配接続方
式の第1の実施例構成図であり、通話路が1つのスイッ
チ部で構成される場合である。図中、11は自己ルーテ
ィング形のスイッチ部、21a〜21nはスイッチ部の
各入ハイウェイIHW0〜INHnに設けられたヘッダ
処理部、31a〜31nはスイッチ部の各出ハイウェイ
OHW0〜OHWnに設けられた後処理部、41はCP
Uである。
【0027】各ヘッダ処理部21a〜21nには、変換
テーブルTBL10〜TBL1nがそれぞれ設けられ、
発呼情報に基づいてCPU41によりテーブルの内容が
設定される。すなわち、各変換テーブルTBL10〜T
BL1nには、入力されるセル101の呼識別情報VC
I101aをアドレスとする位置に、(1) 呼が分配接続
呼であるか1対1接続呼であるかを示す分配表示データ
101a-1と、(2) 分配接続呼の場合には、セルを出力する
出ハイウェイに対応したビットをマーク(”1”)した
ビットマップのタグ101a-2と、スイッチ部内における中
間VCI101a-3、中間仮想パス識別子(中間VPI)10
1a-4が格納され、また、(3) 1対1接続呼の場合にはセ
ルを出力する1つの出ハイウェイに応じたコード化され
たタグ101a-2′と、セルを出力する出ハイウェイでの正
規のVCI101a-3′と、正規のVPI101a-4′が格納さ
れる。尚、各ハイウェイから入力されたセルのヘッダ変
換後の中間VCI値がスイッチ部11内で同一値を取ら
ないように各中間VCI値が決められている。
【0028】分配表示データ101a-1は1ビットの分配表
示ビットにより表現され、”1”の場合には分配接続
呼、”0”の場合には1対1接続呼である。この分配表
示は分配表示ビットによらず仮想パス識別情報により表
現することもできる。例えば、特定の1つの仮想パス識
別情報(VPI=99)により呼が分配接続呼であるこ
とを表示し、それ以外の仮想パス識別情報(VPI≠9
9)により呼が1対1接続呼であることを表示するよう
に構成する。すなわち、分配接続呼の場合に中間VPI
を99とし、また正規のVPIは99の値を取らないよ
うにすることにより分配表示を行う。
【0029】タグには前述のようにビットマップ化され
たタグ(ビットマップタグ)とコード化されたタグ(コ
ードタグ)の2種類があり、分配接続の場合にはビット
マップタグを用いて分配接続の方路(出ハイウェイ)を
指示し、1対1接続の場合にはコードタグを用いて1対
1接続の方路(出ハイウェイ)を指示する。分配接続の
場合、1つの入ハイウェイ(IHW0〜IHW7)から
入力した情報は図3に示すようにスイッチ部11内の対
応する水平路に与えられ、出力されるべき1以上の出ハ
イウェイに接続した垂直路とのクロスポイントにおいて
後述するバッファに書き込まれ、そのバッファから1以
上の出ハイウェイへ読み出されてスイッチ(交換)が行
われる。そして、どのクロスポイントのバッファに書き
込み、読み出すかは8×8のマトリックス状スイッチの
場合には、8個の出ハイウェイOHW0〜OHW7に対
応したビット位置を備えた8ビットのタグTGB(図4
(a)参照)により表現され、情報を出力すべき出ハイウェ
イに応じたビット位置にマーク(”1”)が書かれてビ
ットマップタグが形成される。例えば、出ハイウェイO
HW0,1,6,7にセルを分配接続する場合にはビッ
トマップタグは11000011となる。
【0030】1対1接続の場合、1つの入ハイウェイか
ら入力した情報はスイッチ部11内の対応する水平路に
与えられ、出力されるべき1つの出ハイウェイに接続し
た垂直路とのクロスポイントにおいてバッファに書き込
まれ、そのバッファから1つの出ハイウェイへ読み出さ
れてスイッチ(交換)が行われる。そして、どのクロス
ポイントのバッファに書き込み、読み出すかは8×8の
マトリックス状スイッチの場合には、8個の出ハイウェ
イOHW0〜OHW7に対応したクロスポイントを3ビ
ットのバイナリーコードのタグTGC(図4(b)参照)に
より表現され、情報を出力すべき出ハイウェイに応じた
3ビット2進数値が書かれてコードタグが形成される。
【0031】各後処理部31a〜31nには、変換テー
ブルTBL20〜TBL2nが設けられ、入力されたセ
ルの中間VCI(=M)をアドレスとする位置に出ハイ
ウェイでの正規のVCI101a-5、正規のVPI101a-6が
格納されている。各出ハイウェイ上に分配されるセルは
セル毎に制御を行うなうためにユニークな情報にする必
要があり、各出ハイウェイ上におけるセルのVCIを異
ならせなければならない。このため、各変換テーブルT
BL20〜TBL20の内容は異なっている。
【0032】ヘッダ処理部 ヘッダ処理部21a〜21nは同一の構成を有し、例え
ばヘッダ処理部21aは図5に示すように変換テーブル
TBL10とヘッダ変換制御を行うヘッダ変換部HCV
を備えている。ヘッダ変換部HCVは、ハイウェイ10
より入力されたセルから呼識別情報VIC(=A)を分
離する分離部DEVと、呼識別情報VCI(=A)101a
に応じた情報を変換テーブルTBL10から出力される
までの期間、セル情報を遅延させる遅延回路DELと、
変換テーブルTBL10から出力される分配表示ビット
101a-1、タグ情報101a-2,101a-2′、中間又は正規のV
CI101a-3,101a-3′、中間又は正規のVPI101a-4,10
1a-4′をセルの情報101bに選択的に付加するセレク
タSELを備えている。尚、分配表示を特定のVPI
(=99)により表現する場合には、分配表示ビットは
付加されない。
【0033】図6はヘッダ処理部の変換動作の説明図で
あり、セル101が分配接続呼の場合には、情報101
bの先頭に分配表示ビット(”1”)101a-1、ビットマ
ップ化されたタグ101a-2、スイッチ内の中間VCI101a
-3、中間VPI101a-4が付加されて後段のスイッチ部1
1に入力される。セル101が1対1接続呼の場合に
は、情報101bの先頭に分配表示データ(”0”)10
1a-1、コード化されたタグ101a-2′、出ハイウェイでの
正規のVCI101a-3′、正規のVPI101a-4′が付加さ
れて後段のスイッチ部11に入力される。
【0034】クロスポイントの構成 スイッチ部11における各クロスポイントは図7に示す
ようにタグ解析部TGDと、リングバッファRGBと、
セルバッファCBFを備えている。タグ解析部TGD
は、入力セルのヘッダに付加された分配表示データから
分配接続呼か1対1接続呼かを判断し、分配接続呼の場
合にはタグ情報をビットマップタグとみなし、該ビット
マップタグの内容を解析して自己の位置(クロスポイン
ト)が出ハイウェイと接続することが指示されているか
判断し、また1対1接続呼の場合にはタグ情報をコード
タグとみなし、該コードタグを解析して自己の位置(ク
ロスポイント)が出ハイウェイと接続することが指示さ
れているか判断し、指示されている場合には、書き込み
制御信号WRSを出力する。リングバッファRGBはセ
ルバッファCBFに対する書き込み、読み出し制御を行
い、多数個のセルバッファCBFをFIFO(First In
First Out:先入れ・先出し)形式のメモリとして動作
させる。すなわち、タグ解析部TGDより書き込み制御
信号WRSが入力されると、リングバッファRGBは、
入ハイウェイの信号速度に従ってセル情報をセルバッフ
ァCBFに書き込む。この結果、分配表示ビット、タ
グ、中間又は正規のVCI、VPI及び情報からなるセ
ルがセルバッファCBFに格納され、格納後読み出し制
御信号RDSにより格納したアドレス位置から出ハイウ
ェイへ順に読み出しが行われる。尚、タグについては1
対1接続呼のセルの場合のみバッファに格納し、分配接
続呼の場合には除去するように構成することもできる。
【0035】後処理部の構成 後処理部31a〜31nは同一の構成を備え、例えば後
処理部31aは図8に示すように変換テーブルTBL2
0と、分配表示データに基づいて分配接続呼、1対1接
続呼(非分配接続呼)の別を判断する分配・非分配呼判
定部CLDと、ヘッダ変換部HDCを備えている。ヘッ
ダ変換部HDCは1対1接続呼の場合には、入力セルを
そのまま出力し(分配表示ビット、タグは除去)、分配
接続呼の場合には、入力されたセルに付加されている中
間VCI、VPIを出ハイウェイでの正規なVCI、V
PIに変換すると共に分配表示ビット及びタグを除去し
て出力する。
【0036】図9は後処理部の変換動作の説明図であ
り、セル101が分配接続呼の場合には、中間VCI10
1a-3、中間VPI101a-4を出ハイウェイでの正規なVC
I101a-5、VPI101a-6に変換すると共に分配表示ビッ
ト(”1”)101a-1、タグ101a-2を除去して出力し、セ
ル101が1対1接続呼の場合には、分配表示ビッ
ト(”0”)101a-1及びタグ101a-2′を除去し、VC
I、VPIはそのままにして出力する。
【0037】全体の動作 発呼情報がCPU41に与えられると、CPU41は発
呼情報に含まれる分配接続の要求に応じて接続経路を生
成、それに対応して各ヘッダ処理部21a〜21n内の
変換テーブルTBL10〜TBL1nの内容を設定す
る。尚、分配接続呼の場合には、変換テーブルに発呼す
るセルのVCI(=A)に対応させて、分配表示データ
(”1”)101a-1、ビットマップタグ101a-2、中間VC
I101a-3、中間VPI101a-4を記憶させ、1対1接続呼
の場合には、分配表示データ(”0”)101a-1、コード
タグ101a-2′、正規のVCI101a-3′、正規のVPI10
1a-4′を記憶させる。
【0038】発呼により発生したセルはVCI値として
例えばAを含んでおり、ハイウェイ10よりヘッダ処理
部21aに入力すると、変換テーブルTBL10の所定
アドレスに格納されたVCI(=A)に応じた分配表示
ビット、タグ情報、中間又は正規のVCI、中間又は正
規のVPIがセルの先頭に付加されてスイッチ部11に
転送される。
【0039】これらの情報がスイッチ部11に入力する
と、スイッチ部11は分配表示ビットに基づいて分配接
続呼か1対1接続呼かの判断を行い、分配接続呼の場合
にはタグ情報をビットマップタグとみなし、1対1接続
呼の場合にはコードタグとみなす。しかる後、ビットマ
ップタグ又はコードタグにより指示された1以上のクロ
スポイントでセルを取り込んでセルバッファに蓄積する
と共に、蓄積後セルバッファからセルを取り出して、該
クロスポイントに応じた1以上の出ハイウェイに出力す
る。
【0040】セルが出力された1以上の出ハイウェイの
後処理部31a〜31nは、セルの先頭に付されている
分配表示データに基づいて分配接続呼、1対1接続呼
(非分配接続呼)の別を判断し、1対1接続呼の場合に
は、入力セルをそのまま出力し(分配表示ビット、タグ
は除去)、分配接続呼の場合には、入力されたセルに付
加されている中間VCIに応じた出ハイウェイでの正規
なVCI101a-5、正規なVPI101a-6を求め、セルにこ
れらを付加して出力する(分配表示ビット、タグは除
去)。
【0041】以上により、1対1接続呼の場合、ヘッダ
処理部21aで入力セルの情報101bに(1) 所定の出ハイ
ウェイでの正規VCI、VPI及び(2) 1対1接続のた
めのコードタグが付され、スイッチ部11で該コードタ
グに基づいて1つの出ハイウェイにに出力され、該出ハ
イウェイに挿入された後処理部ではVCI、VPIの変
換をせずそのまま出力する。又、分配接続呼の場合に
は、ヘッダ処理部21aで入力セルの情報101bに(1) ス
イッチ部内での中間VCI、中間VPI及び(2)1以上
の出ハイウェイへの分配接続のためのビットマップタグ
が付され、スイッチ部11で該ビットマップタグに基づ
いて1以上の出ハイウェイに分配出力され、1以上の各
出ハイウェイにおける後処理部31a〜31nでは中間
VCIに基づいて各出ハイウェイでの正規のVCI(こ
の値は出ハイウェイ毎に異なる)、正規のVPIを求
め、該正規のVCI、VPIをセルに付加して伝送す
る。
【0042】(b) 本発明の第2の実施例全体の構成 図10は通話路を多段リンク接続構成した場合の本発明
の実施例構成図であり、m段(設例ではm=3)のリン
ク構成の通話路が示され、各段にn組(設例ではn=
3)のスイッチ部が設けられている。
【0043】図中、1111〜1113は初段スイッチ部、
1211〜1213は中間段スイッチ部、1311〜1313
最終段スイッチ部、21a〜21iは初段スイッチ部の
各入ハイウェイに設けられたヘッダ処理部、31a〜3
1iは最終段スイッチ部の各出ハイウェイに設けられた
後処理部、41は処理装置(CPU)、61a〜61
i,71a〜71iはタグ付加回路であり、中間VCIに
応じたビットマップタグをセルに付加するものである。
各スイッチ部11ij、ヘッダ処理部21a〜21i、後
処理部31a〜31iは、第1の実施例で示したスイッ
チ部、ヘッダ処理部、後処理部と同一の構成を有してい
る。
【0044】尚、ヘッダ処理部は各ハイウェイから入力
されたセルのヘッダ変換後の中間VCI値が通話路内で
同一値を取らないように中間VCI値を出力する。又、
通話路内で分配されて同一の中間VCI値のセルであっ
ても後処理部で互いに異なる正規のVCIに変換して出
力される。更に、1対1接続呼の場合、ヘッダ処理部で
セルに付加されるタグ情報は、各段におけるコードタグ
を有している。すなわち、1対1接続呼の場合、ヘッダ
変換後のセルは図11に示すように構成され、タグ情報
101a-2′は初段、中間段、最終段のコードタグTG1,
TG2,TG3を有している。
【0045】タグ付加回路 タグ付加回路61a〜61i、71a〜71nは同一の
構成を備え、例えばタグ付加回路61aは図12に示す
ように中間VCI・タグ変換テーブルTBL30と、分
配表示データに基づいて分配接続呼、1対1接続呼(非
分配接続呼)の別を判断する分配・非分配呼判定部CD
Dと、タグ付加部TGAを備えている。タグ付加部TG
Aは1対1接続呼の場合には、入力セルをそのまま出力
し、分配接続呼の場合には、入力されたセルに付加され
ている中間VCI値に基づいて次段スイッチ部における
ビットマップタグを変換テーブルTBL30より求め、
セルに付加して出力する。
【0046】図13はタグ付加回路のタグ付加説明図で
あり、セル101が分配接続呼の場合には、旧タグを除
去し、代わって新タグを付加して出力し、セル101が
1対1接続呼の場合には、何もせず入力セルをそのまま
出力する。
【0047】全体の動作 発呼情報がCPU41に与えられると、CPU41は発
呼情報に含まれる分配接続の要求に応じて接続経路を生
成、それに対応して各ヘッダ処理部21a〜21i内の
変換テーブル及びタグ付加回路61a〜61i,71a
〜71i内の変換テーブルの内容を設定する。
【0048】発呼により発生したセルがハイウェイ10
よりヘッダ処理部21aに入力すると、ヘッダ処理部は
内蔵の変換テーブルより入力セルのVCIに応じた分配
表示ビット、タグ情報、中間又は正規のVCI、中間又
は正規のVPIを読み出してセルの先頭に付加してスイ
ッチ部1111に転送する。
【0049】スイッチ部1111は分配表示ビットに基づ
いて分配接続呼か1対1接続呼かの判断を行い、分配接
続呼の場合にはタグ情報をビットマップタグとみなし、
1対1接続呼の場合にはコードタグとみなす。しかる
後、ビットマップタグ又は1番目のコードタグTG1に
より指示された1以上のクロスポイントでセルを取り込
んでセルバッファに蓄積すると共に、蓄積後セルバッフ
ァからセルを取り出して、該クロスポイントに応じた1
以上の出ハイウェイに出力し、該出ハイウェイを通して
中間段の所定のタグ付加回路61a〜61iに入力す
る。
【0050】セルが入力された各タグ付加回路は、分配
表示データに基づいて分配接続呼、1対1接続呼(非分
配接続呼)の別を判断し、1対1接続呼の場合には、入
力セルをそのまま次段スイッチ部に転送し、分配接続呼
の場合には、入力されたセルに付加されている中間VC
I値に基づいて次段スイッチ部において使用される新タ
グを求め、旧タグに替えてセルに付加して出力する。
【0051】セルが入力された中間段スイッチ1211
1213は初段スイッチ1111と同様のスイッチ動作を行
い(ただし、1対1接続呼の場合には、2番目のコード
タグTG2を用いてスイッチ)、1以上の出ハイウェイ
に出力する。以後、同様に該出ハイウェイを通して最終
段の所定のタグ付加回路71a〜71iに入力し、タグ
付加回路は、1対1接続呼のセルはそのまま最終段のス
イッチ部に転送し、分配接続呼のセルは新たなタグを付
加して最終段のスイッチ部に転送する。最終段スイッチ
部1311〜1313も初段スイッチ1111と同様のスイッ
チ動作を行い(ただし、1対1接続呼の場合には、3番
目のコードタグTG3を用いてスイッチ)、1以上の出
ハイウェイに出力する。
【0052】セルが出力された出ハイウェイの後処理部
31a〜31nは、セルの先頭に付されている分配表示
データに基づいて分配接続呼、1対1接続呼(非分配接
続呼)の別を判断し、1対1接続呼の場合には、入力セ
ルをそのまま出力し(分配表示ビット、タグは除去)、
分配接続呼の場合には、入力されたセルに付加されてい
る中間VCIに応じた出ハイウェイでの正規なVCI、
VPIを求め、セルにこれらを付加して出力する(分配
表示ビット、タグは除去)。
【0053】以上要約すると、1対1接続の場合には、
ヘッダ処理部21a〜21nは入力セルに(1) 所定の出
ハイウェイでの正規VCI、VPI及び(2) 1対1接続
のための各段でのコードタグを付加し、初段、中間段、
最終段スイッチ部はセルに付加された各段のコードタグ
を用いてスイッチを行ってセルを所定の1つの出ハイウ
ェイに出力し、出ハイウェイの後処理部31a〜31i
はVCI、VPIの変換をせずそのまま次のATM交換
機に伝送する。
【0054】又、分配接続呼の場合には、ヘッダ処理部
21a〜21nは入力セルに(1) スイッチ部内での中間
VCI、VPI及び(2) 1以上の出ハイウェイへの分配
接続のためのビットマップタグを付加し、初段スイッチ
部で該ビットマップタグに基づいて1以上の出ハイウェ
イに分配出力し、中間段、最終段スイッチ部は中間VC
I値に基づいてタグ付加回路で付加されたビットマップ
タグを用いてスイッチしてセルを所望の1以上の出ハイ
ウェイに出力する。出ハイウェイに設けられた後処理部
31a〜31iは入力されたセルの中間VCI値、VP
I値を出ハイウェイでの正規なVCI値、VPI値に変
換して次のATM交換機に伝送する。
【0055】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々
の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するもので
はない。
【0056】
【発明の効果】以上本発明によれば、ヘッダ変換部、後
処理部をスイッチ部の前段、後段にそれぞれ設けるだけ
で良く、またスイッチ部を多段リンク接続する場合には
ヘッダ変換部、後処理部をそれぞれ初段スイッチ部の前
段及び最終段スイッチ部の後段に設け、タグ付加回路を
中間段及び最終段スイッチ部の前段には設けるだけで良
く、分配接続用のヘッダ変換テーブルのメモリ容量を減
少することができる。
【0057】又、本発明によれば、分配接続・1対1接
続を同一設備で行うことができ、しかも、1対1接続の
場合にはヘッダ変換部で出ハイウェイでの正規のVCI
と各段におけるコード化されたタグを付加するようにし
ているため、中間、最終段で何等の変換も必要なく、換
言すれば、タグ付加部、後処理部は1対1接続呼に対し
て何等考慮する必要は無いから、分配接続・1対1接続
を同一設備で行うようにしても、ヘッダ変換テーブル用
メモリ、タグ付加テーブル用メモリ等の容量増加を少な
くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例構成図である。
【図3】タグの第1の説明図である。
【図4】タグの第2の説明図である。
【図5】ヘッダ処理部の構成図である。
【図6】ヘッダ処理部のヘッダ変換動作説明図である。
【図7】スイッチ部の各クロスポイントの構成図であ
る。
【図8】後処理部の構成図である。
【図9】後処理部の変換動作説明図である。
【図10】本発明の第2の実施例構成図である。
【図11】1対1接続呼のヘッダ説明図である。
【図12】タグ付加回路の構成図である。
【図13】タグ付加説明図である。
【図14】従来の分配接続方式における通話路の構成図
である。
【図15】従来の分配接続方式における通話路の別の構
成図である。
【符号の説明】
11・・スイッチ部 1111〜111n・・初段スイッチ部 1211〜121n・・中間段スイッチ部 1311〜131n・・最終段スイッチ部 21a〜21n・・ヘッダ処理部 31a〜31n・・後処理部 61a〜61n,71a〜71n・・タグ付加回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼識別情報を含むヘッダと情報からなる
    セルを複数の出ハイウェイに出力するATM交換機にお
    ける分配接続方式において、 通話路は、自己ルーティング形のスイッチ部(11)と、ス
    イッチ部の各入ハイウェイに設けられたヘッダ処理部(2
    1a〜21n)と、スイッチ部の各出ハイウェイに設けられた
    後処理部(31a〜31n)を備え、 ヘッダ処理部は、入力セルの呼識別情報に対応させて、
    (1) 呼が分配接続呼であるか1対1接続呼であるかを示
    す分配表示データと共に、(2) 分配接続呼の場合にはス
    イッチ部内における中間呼識別情報と出ハイウェイに対
    応したビットをマークしたビットマップのタグを、また
    1対1接続呼の場合には出ハイウェイでの正規の呼識別
    情報とコード化されたタグを、それぞれ格納する変換テ
    ーブルを備え、 後処理部は分配接続呼の場合には、中間呼識別情報を出
    ハイウェイでの正規の呼識別情報に変換する変換テーブ
    ルを備え、 セルが入力された時、ヘッダ処理部は該セルの呼識別情
    報に基づいて変換テーブルより分配表示データ、中間又
    は正規の呼識別情報及びタグ情報を求めてセルに付与し
    てスイッチ部に入力し、 スイッチ部は分配接続呼の場合にはビットマップ化され
    たタグによりスイッチして1以上の出ハイウェイに出力
    し、1対1接続呼である場合には、コード化されたタグ
    を用いてスイッチして1つの出ハイウェイに出力し、 出ハイウェイに設けられた後処理部は分配接続呼の場合
    には入力されたセルの中間呼識別情報を変換テーブルを
    用いて出ハイウェイでの正規な呼識別情報に変換して出
    力し、1対1接続呼の場合には、そのまま出力すること
    を特徴とするATM交換機における分配接続方式。
  2. 【請求項2】 スイッチ部を多段のリンク接続すると共
    に、初段スイッチ部(1111〜111n)の各入ハイウェイに前
    記ヘッダ処理部(21a〜21n)を設け、最終段スイッチ部(1
    311〜131n)の各出ハイウェイに前記後処理部(31a〜31n)
    を設け、中間段スイッチ部(1211〜121n)及び最終段スイ
    ッチ部の前段に中間呼識別情報に応じたビットマップ化
    されたタグをセルに付加するタグ付加回路を設け、 1対1接続の場合、初段、中間段、最終段スイッチ部
    は、ヘッダ処理部で付加した各段のコード化されたタグ
    を用いてスイッチを行い、 分配接続呼の場合、初段スイッチ部はヘッダ処理部で付
    加したビットマップ化されたタグを用いてスイッチする
    と共に、中間段、最終段スイッチ部は中間呼識別情報に
    基づいて前段のタグ付加回路で付加されたビットマップ
    化されたタグを用いてスイッチすることを特徴とする請
    求項1記載のATM交換機における分配接続方式。
  3. 【請求項3】 特定の1つの仮想パス識別情報により、
    呼が分配接続呼であることを表示し、それ以外の仮想パ
    ス識別情報により、呼が1対1接続呼であることを表示
    することを特徴とする請求項1記載のATM交換機にお
    ける分配接続方式。
JP3823192A 1992-02-25 1992-02-25 Atm交換機における分配接続方式 Withdrawn JPH05235991A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07236132A (ja) * 1993-12-27 1995-09-05 Hitachi Ltd 映像蓄積配送装置及び映像蓄積配送システム
US7023849B2 (en) 2001-07-02 2006-04-04 Hitachi, Ltd. Packet switching apparatus, method of transmitting multicast packet at packet switching apparatus, and setup method of packet switching apparatus
US7164683B1 (en) 1999-09-29 2007-01-16 Northrop Grumman Corporation Virtual path asynchronous transfer mode switching in a processing satellite communications system
JP2007221608A (ja) * 2006-02-18 2007-08-30 Sii Network Systems Kk リンクアグリゲーション処理装置および処理方法

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