JPH05235664A - 差動増幅回路 - Google Patents
差動増幅回路Info
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- JPH05235664A JPH05235664A JP4038190A JP3819092A JPH05235664A JP H05235664 A JPH05235664 A JP H05235664A JP 4038190 A JP4038190 A JP 4038190A JP 3819092 A JP3819092 A JP 3819092A JP H05235664 A JPH05235664 A JP H05235664A
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- JP
- Japan
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- differential amplifier
- amplifier circuit
- fet2
- drain
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Abstract
において、平衡出力の電圧信号の振幅差を小さくする。 【構成】 差動増幅回路を構成する2つのFET1,F
ET2のソースを介してFET3により定電流を供給す
る。入力端子INから高周波信号を入力する。FET1
のドレインからコンデンサC2および抵抗R7,R8を
介して電圧信号の一部をFET2のゲートに戻すこと
で、FET2に電流信号を発生させ、FET3のドレイ
ンに寄生する容量により失われる電流信号を補正する。
Description
に無線通信装置のなかのモノリシックIC化した不平衡
−平衡変換回路に適用する差動増幅回路に関する。
推し進められており、各部にマイクロ波モノリシックI
C(MMIC)が使用されている。例えば周波数変換器
(ミクサ)も、従来の個別部品を用いたダイオードミク
サに対して、シリコンバイポーラトランジスタより高速
動作の可能なGaAs FETのプロセスを使用して、
デュアルゲートタイプのミクサや、ギルバートマルチラ
イヤタイプのミクサをMMIC化したものが開発されて
いる。
入力としては、高周波信号であるために不平衡入力の方
が取扱いに便利であるが、搬送波抑圧比を大きくとるた
めには、平衡入力とすることが必要となり、ミクサの搬
送波入力の前段に不平衡−平衡変換回路として、MMI
C化に適している差動増幅回路が使用される。
すようにFET1とFET2のそれぞれのソースとFE
T3のドレインを共通に接続し、FET1とFET2の
ドレインと正電源端子VDDとの間にそれぞれ負荷抵抗R
1,R2を接続し、FET3のゲートとソースは負電源
端子VSSに接続している。FET1とFET2のゲート
は等しい所定の電位となるように抵抗R3,R4,R
5,R6によりバイアス電圧が加えられている。信号入
力は不平衡な入力端子INから入力されてFET1のゲ
ートに加えらえ、もう一方のFET2のゲートはコンデ
ンサC1により高周波的に接地される。その結果、出力
端子であるFET1,FET2の両方のドレインに互い
に逆位相の平衡な信号が生じ、出力端子OUT1,OU
T2に出力される。
幅回路においては、入力される搬送波が高周波であるた
め、出力端子OUT1,OUT2に表れる出力電圧に振
幅差が生じるという問題がある。
圧信号はFET1のゲートに入力され、FET1のドレ
イン−ソース間の電流に変換される。FET1のドレイ
ン側ではその電流信号が負荷抵抗R1により電圧に変換
され、出力端子OUT1に電圧信号として出力される。
一方、FET1のソース側では定電流源として使用され
ているFET3のドレイン側を見たインピーダンスが比
較的高いので電流信号はほとんどFET2のソースを通
してFET2のドレインに伝わり、負荷抵抗R2で電圧
に変換され出力端子OUT2に電圧信号として出力され
る。FET1のドレイン電流に対してFET2のドレイ
ン電流は向きが反転するので、OUT1,OUT2に表
れる電圧信号も位相が180°ずれており、平衡出力が
得られる。
ようにFET3のドレイン側を見たインピーダンスは比
較的高いため、FET1のソースから伝搬される信号は
ほとんどFET2のソースに伝わるが、搬送波が高周波
になるとFET3のドレインに付いている寄生容量によ
りドレイン側を見たインピーダンスが下がり、FET1
のソースから伝搬される信号の一部がFET3のドレイ
ン側に吸収される。したがって、FET1のソースから
FET2のソースを通してFET2のドレインに伝わる
電流信号はその分小さくなり、OUT1,OUT2の出
力電圧振幅に差が生じる。
高い入力レベルが必要であるため、不平衡−平衡変換用
の差動増幅回路としても、高い出力レベルが必要にな
る。したがって、出力端子における振幅差は顕著にな
る。このような差動増幅回路の出力端子における振幅差
は、ミクサ側で同相信号として検出され、ミクサの動作
に悪影響を与える。
の振幅差を小さくすることのできる差動増幅回路を提供
することにある。
2の信号入力端子にそれぞれのゲートが接続され、か
つ、それぞれのソースが共通に接続された第1および第
2のFETと、前記共通接続されたソースがドレインに
接続された第3のFETとを有する差動増幅回路におい
て、 前記第1のFETのドレインと前記第2のFET
のゲート間に、抵抗およびコンデンサで構成する帰還回
路を設けたことを特徴とする。
説明する。
り、MMIC化した場合の等価回路を示している。図2
に示した従来の差動増幅回路と相違するところは、FE
T1のドレインとFET2のゲートの間にコンデンサC
2と抵抗R7を設け、同様にFET2のゲートと接地用
のコンデンサC1の間に抵抗R8を設けたことである。
る。
側に電流信号が伝搬するときに、FET3のドレインに
付いている規制容量により信号の一部が失われるのは従
来例と同じである。ここで高周波的に接地されていたF
ET2のゲートに対して、入力端子INに入力されてい
る電圧信号の位相と逆位相の電圧信号を印加することで
FET2に電流信号が生じる。この電流信号はFET1
のソースから伝わる電流信号と同位相なので、適当な大
きさならば寄生容量により失われた電流信号を補うこと
ができる。
信号を印加するために、図1に示す構成としている。す
なわち、入力端子INに入力されている電圧信号に対し
てFET1のドレインに生じる電圧信号は逆位相となっ
ているので、この電圧信号の一部を取り出してFET2
のゲートに印加する帰還回路を有している。コンデンサ
C2および抵抗R7,R8はそれを実現するために設け
たものであり、コンデンサC2は直流阻止のためであ
り、抵抗R7,R8は電圧信号をFET2のゲートに分
圧して印加するためのものである。信号の周波数は高い
ので、コンデンサC2の容量値は小さくて済み、MMI
C内に構成できる。また、抵抗R7,R8の抵抗値を適
当な大きさに選べば、先に述べたように、FET1のド
レイン電流とFET2のドレイン電流の大きさをほとん
ど等しくできて、出力端子OUT1とOUT2の電圧振
幅差を非常に小さくできる。
搬送波の周波数6GHz、C2=1pF、R7=150
Ω、R8=10Ωとした場合の、従来例の差動増幅回路
の出力電圧波形と、本実施例の差動増幅回路の出力電圧
波形とを示す。図から明らかなように、本実施例によれ
ば、従来生じていた出力電圧の振幅差を小さくできる。
号が入力される不平衡−平衡変換用の差動増幅回路にお
いて、出力端子の出力電圧の一部を帰還させることによ
り、従来生じていた出力電圧の振幅差を小さくできると
いう効果を有する。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】第1および第2の信号入力端子にそれぞれ
のゲートが接続され、かつ、それぞれのソースが共通に
接続された第1および第2のFETと、前記共通接続さ
れたソースがドレインに接続された第3のFETとを有
する差動増幅回路において、 前記第1のFETのドレインと前記第2のFETのゲー
ト間に、抵抗およびコンデンサで構成する帰還回路を設
けたことを特徴とする差動増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4038190A JPH05235664A (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 差動増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4038190A JPH05235664A (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 差動増幅回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05235664A true JPH05235664A (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=12518451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4038190A Pending JPH05235664A (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 差動増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05235664A (ja) |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP4038190A patent/JPH05235664A/ja active Pending
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Legal Events
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