JPH0411044B2 - - Google Patents

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JPH0411044B2
JPH0411044B2 JP58204459A JP20445983A JPH0411044B2 JP H0411044 B2 JPH0411044 B2 JP H0411044B2 JP 58204459 A JP58204459 A JP 58204459A JP 20445983 A JP20445983 A JP 20445983A JP H0411044 B2 JPH0411044 B2 JP H0411044B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はGaAs半導体ウエフア上にFET、抵抗
を形成し、それらを接続することにより作成され
るGaAs FET IC、さらに詳しくいえばそれらIC
のうちアンバランス高周波信号をバランス高周波
信号に変換するGaAs FETのIC回路に関する。
GaAsウエフア上にFET、抵抗を形成して作成
するICとしては、従来は増幅器、ミキサが主で
あり、バランス信号を内部で作るICの例は少な
い。
一方、シリコンバイポーラプロセスを用いた
ICではアンバランス、バランス変換を行なうた
め差動トランジスタ回路を用いることが一般的で
あるが、この場合は高周波特性が良好ではなく、
数百MHzまでの動作が限界となつている。
第1図にシリコンバイポーラプロセスを用いた
アンバランス、バランス変換回路の一例を示す。
図において、40,41は差動トランジスタ、4
2は定電流用のトランジスタである。本回路では
入力端子1に単一のアンバランス信号を加える
と、出力端子2,3よりレベルのそろつたバラン
ス信号が得られるが、その周波数は比較的低い周
波数に限定されていた。
第2図は、第1図と同じ考えに基づいてGaAs
ウエフア上に作成したアンバランス、バランス変
換回路の従来例である。
本図においては端子4に電源電圧を加え、端子
1より高周波信号を入力して端子2と3とに高周
波差動信号を得ることができる。この回路の特性
は、1GHzを超える高い周波数にわたつてゲイン
がほぼ一定であり、両出力の位相差がほぼ180度
であるという優れた特長を持つているが、両出力
にゲイン差があり出力3側のゲインが数dB低く
なるという欠点があつた。
本発明の目的は、高周波特性とバランス特性の
良好なGaAsウエフアを用いたアンバランス、バ
ランス変換IC回路を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明による
GaAs FET回路は、FETと抵抗を同一GaAsウ
エフア上に形成し、第1と第2のFETのソース
電極を直接に、またはそれぞれのソース電極に抵
抗値の等しい抵抗を直列に接続した後に共通接続
し、その共通接続点を抵抗を介して接地端子に接
続し、第3のFETのソース電極を直接または抵
抗を介して前記共通接続点に接続し、さらに第3
のFETのゲート電極を第1のFETのゲート電極
に接続するとともに、高周波信号を入力するため
の端子に接続し、さらに第2のFETのゲート電
極を高周波的に接地し、またはウエフア外で高周
波的に接地するための電極に接続し、さらに第1
と第2のFETのドレイン電極を、本IC回路の出
力を受ける取る別の回路を介して電源端子に、ま
たはそれぞれ抵抗を介して電源端子およびそれぞ
れ出力用の端子に、またはそれぞれ出力用端子に
接続し、第3のFETのドレイン電極に直接電源
端子に、または間接に電源を供給する回路に接続
するとともに、第1、第2、および第3のFET
のゲート電極にバイアスを供給する回路を接続し
て構成されている。
前記構成によれば本発明の目的は完全に達成で
きる。
以下、図面を参照して本発明のさらに詳しく説
明する。
第3図は、本発明によるGaAs FET IC回路の
第1の実施例を示す回路図である。この実施例の
動作を説明するために、まず第3のFET48が
存在しない場合についての動作を説明し、その後
に本発明に係るFET48の働きについて説明す
る。この実施例は第1と第2のFETのソース電
極が直接に接続され、それぞれのドレイン電極が
抵抗22,23をそれぞれ介して電源端子9に接
続されるとともに、それぞれ出力用端子7,8に
接続されて構成された場合である。アンバランス
の高周波信号は、入力端子6と接地間に加えられ
る。GaAsウエフア上に作られた第1のFET46
の動作によつて出力端子7に逆相の信号が出力さ
れる。また、このとき入力の信号周波数が変化し
た場合に、出力の信号レベルが高い周波数にわた
りほぼ一定であることがGaAs FETを用いた場
合の特長である。抵抗22に高周波電流が流れ、
その結果として端子7に出力が得られたと同一の
高周波電流が抵抗21を通つて流れる。この電流
の流れる通路と、第2のFET47のソース電流
の流れる通路とが同一とみなされる限り第2の
FET47のゲートがコンデンサ33を介して高
周波的に接地されているため、第2のFET47
のドレイン抵抗23に同一の高周波電流が流れ、
しかも電流の流れる方向が抵抗22の場合と逆方
向であるから、出力端子7と8との間に対接地間
のレベルが同一で、しかも極性が180度異なつた
バランス信号を得ることができる。
以上の説明は、従来のシリコンバイポーラIC
の実施例を応用したGaAsウエフア上のアンバラ
ンス、バランス変換回路(第2図)においても成
立するはずであり、上述の考察によれば第2図の
回路においても出力端子2と3の間に対接地間の
レベルが同一で、しかも極性が180度異なつたバ
ランス信号を得ることができるはずである。しか
し、実際には端子3に得られる信号レベルは端子
2に得られる信号レベルより数dB低く、またそ
れは十分に低い周波数帯にも成立する。この原因
はGaAsウエフア上のFET43のソースを流れる
電流の通路とFET44のソースを流れる電流の
通路とが実際には同一でないためであると考えら
れる。
第4図に、第2図の回路のFET43,44の
ソース周辺の回路の等価回路図を示し検討する。
図中抵抗25はFET43の内部に存在するソー
ス抵抗を示し、49はそのソース抵抗を除いた理
想FETを示す。同じく抵抗26はFET44の内
部のソース抵抗であり、50はそれを除く理想
FETを示す。FET45と抵抗18から成る回路
は、高周波的に値の一定な抵抗とみなし、その等
価抵抗を抵抗24で示す。
GaAsウエフア上に形成したFET43,44の
内部に存在するソース抵抗25,26の存在のた
め、理想FET49,50のソース電流の通路は
まつたく同一とは言えず、理想FET50のソー
スに加わる電流は抵抗25,24で分圧された大
きさに減じられる。
このことをさらに詳しく説明すると、理想
FET49のソース電流は、抵抗25と抵抗24
を通り接地点は流れる。この場合、抵抗24の両
端に発生する電圧は、ソース、接地間の電圧の
(抵抗24の抵抗値)/抵抗24の抵抗値+抵抗
25の抵抗値)倍となり、この割合で減じられた
電圧が抵抗26を通して理想FET50のソース
ゲート間に印加される。したがつて、理想FET
50のドレインに接続された負荷抵抗17には、
抵抗16に流れる電流値に比べ、(抵抗24の抵
抗値)/(抵抗24の抵抗値+抵抗25抵抗値)
倍に減じられた電流が流れることになる。
以上の検討によりGaAsウエフア上に作つた
FETの内部に存在するソース抵抗を減ずるか、
またはFET45、抵抗18から成る回路の定電
流回路としての動作を完全なものとさせ、等価抵
抗24の値を十分大となせば出力端子2,3の出
力レベルをほぼ同一とし得ると考えられる。
GaAsウエフア上に作つたFETの内部に存在する
ソース抵抗はFETの構造によつて定まり、回路
上の変更で左右されない。また、GaAs FETを
用いた定電流回路は、FETのGmが大きくないの
で十分効果的な定電流源とはならない。また、高
周波においては、分布容量を低減させないかぎ
り、等価抵抗24の値を大きくすることの効果は
小さい。
本発明の一実施例を示す第3図においては、第
2のFET47のソースに流入する高周波電流の
損失を補正するため、新らたな第3のFET48
を用意してある。このFETの存在によつて端子
6に加えられた入力の高周波信号は第1のFET
46のゲートに加わるのみならず第3のFET4
8のゲートに加わり抵抗21に流れる高周波電流
が補正され、第2のFET47のソースおよびド
レインに流れる高周波電流が増加し、出力端子7
と8のレベルを揃えることができる。FET46
を流れる電流値と抵抗22の抵抗値との積に等し
い電圧値が、一方の出力として端子7に現れる。
上記のFET46に流れる電流により抵抗21の
両端にも電圧が発生するが、この電圧は、FET
46のソース抵抗により減じられた値となつてい
る。ところが、高周波信号はFET48にも加え
られているため、抵抗21には、FET46に流
れる電流だけでなくFET48を通る電流も流れ
る。このFET48を通る電流が、上記の減じら
れた値を補正するようにFET48の物理的寸法
を選ぶことによつて、FET47のゲート接地間
には、FET46のゲート接地間に加えられたの
と同一の大きさで位相が180°異なる電圧が得られ
る。したがつて抵抗23には抵抗22に流れるの
と同一の大きさで位相が180°異なつた電流が流れ
ることになり、端子8には端子7に現れた電圧と
等しく逆位相の電圧が、もう一方の出力として得
られる。このようにしてアンバランス高周波信号
をバランス高周波信号に変換する目的が達成され
る。第3図においてはゲートのバイアスとして抵
抗19,20を用いて同一のバイアス供給端子5
に接続してあるが、これは端子9に加わる電源電
圧と接地とを用いそれぞれ個別にバイアスを加え
ることもできる。また、バイアス供給端子5に加
えられる電圧を調整することによつてFETの動
作点を変更し、回路のバランスを最良にすること
ができるので、モノリシツクICにおいて効果が
大である。また、高周波特性をさらに良好なもの
とするために第1と第2のFET46,47のソ
ースに直列に抵抗を挿入することも可能である。
ただし、その場合にはバランスを保つために抵抗
21の値を大きく選ばねばならず、抵抗21によ
る電圧消費を許容しなければならない。本実施例
では出力端子7,8に出力を得る例を示したが、
この信号を直接同一チツプの内他の回路に接続
し、一体化を図ることもできる。また、入力側も
同一チツプ内の他の回路に接続し、一体化を図る
こともできる。第2のFET47のゲートを高周
波的に接地するためのコンデンサ33はチツプ外
の個別部品とすることも可能であるし、高い周波
数での動作のみに限定すればGaAsウエフア上に
形成することもできる。同様にコンデンサ32も
外付け、またはチツプ上のいづれも可能である。
第5図に、本発明の他の実施例を示す。
本実施例は第3のFET48のソースとドレイ
ンに直列に抵抗27,28が挿入されており、か
つ、第1と第3のFET46,48のゲートのバ
イアスは抵抗35と36の分圧によつて、第2の
FET47のゲートバイアスは抵抗29と34の
分圧によつて与えられている点で第3図の実施例
と異つている。他の構成は第3図と変わらない。
以上のことから本発明によればGaAs FETの高
速性を利用し、高周波特性の優れた、しかも出力
レベルのバランスの良い、アンバランス、バラン
ス変換回路をGaAsウエフア上に実現できる。本
発明による回路はバランス特性の改善、小形、低
価格化などで効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はシリコンバイポーラプロセスを用いた
従来のアンバランス、バランス変換IC回路を示
す回路図、第2図は第1図の考えにもとづき
GaAsウエフア上に形成した従来のアンバラン
ス、バランス変換IC回路を示す回路図、第3図,
第5図は本発明によるGaAs FET回路の第1,
第2の実施例を示す回路図、第4図は第2図の回
路における差動回路のソース周辺を示す等価回路
図である。 1,6……入力端子、2,7……逆相出力端
子、3,8……同相出力端子、4,9……電源端
子、5……バイアス供給端子、10〜26,27
〜29,34〜36……抵抗、30,32……入
力DCカツト用コンデンサ、31,33……高周
波接地用コンデンサ、40〜42……シリコンバ
イポーラトランジスタ、43〜50……GaAs
FET。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 FETと抵抗を同一GaAsウエフア上に形成
    し、第1と第2のFETのソース電極を直接に、
    またはそれぞれのソース電極に抵抗値の等しい抵
    抗を直列に接続した後に共通接続し、その共通接
    続点を抵抗を介して接地端子に接続し、第3の
    FETのソース電極を直接または抵抗を介して前
    記共通接続点に接続し、さらに第3のFETのゲ
    ート電極を第1のFETのゲート電極に接続する
    とともに、高周波信号を入力するための端子に接
    続し、さらに第2のFETのゲート電極を高周波
    的に接地し、またはウエフア外で高周波的に接地
    するための電極に接続し、さらに第1と第2の
    FETのドレイン電極を、本IC回路の出力を受け
    取る別の回路を介して電源端子に、またはそれぞ
    れ抵抗を介して電源端子およびそれぞれ出力用の
    端子に、またはそれぞれ出力用端子に接続し、第
    3のFETのドレイン電極に直接電源端子に、ま
    たは間接に電源を供給する回路に接続するととも
    に、第1、第2、および第3のFETのゲート電
    極にバイアスを供給する回路を接続して構成した
    ことを特徴とするGaAs FET回路。
JP58204459A 1983-10-31 1983-10-31 GaAs FET回路 Granted JPS6096906A (ja)

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JPS6096906A JPS6096906A (ja) 1985-05-30
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US4740760A (en) * 1986-11-14 1988-04-26 National Semiconductor Corporation Circuit technique for eliminating impact ionization in a differential pair used in an output stage
US5068621A (en) * 1990-08-13 1991-11-26 Triquint Semiconductor, Inc. Compensation method and apparatus for enhancing single-ended to differential conversion

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