JPH0523506U - 回転型電気部品 - Google Patents

回転型電気部品

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JPH0523506U
JPH0523506U JP8034191U JP8034191U JPH0523506U JP H0523506 U JPH0523506 U JP H0523506U JP 8034191 U JP8034191 U JP 8034191U JP 8034191 U JP8034191 U JP 8034191U JP H0523506 U JPH0523506 U JP H0523506U
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卓夫 谷川
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動復帰機構を備えた回転型電気部品におい
て、自動復帰機能を司どる捩しコイルばねが摺動子受か
ら外れるのを防止すること。 【構成】 捩りコイルばね7を摺動子受1のボス2に遊
嵌し、捩りコイルばね7の上部折曲部9aをケース11
のばね受12a及び摺動子受1の規制壁6aに弾圧係止
し、下方折曲部6bをケース11のばね受12b及び摺
動子受1の規制壁6bに弾圧係止した自動復帰機構を有
する回転型電気部品において、ボス2の上部から捩しコ
イルばね7の積層部8を抑持する突出部17を設けると
ともに、規制壁6aに上部折曲部9aを弾圧係止する突
起18を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転型電気部品に関し、特に自動復帰機構を備えた回転型電気部品 に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9〜図13は従来例の回転型電気部品の説明図で、図9は回転型電気部品の 断面図、図10は回転型電気部品の分解斜視図、図11〜図13は自動復帰機構 の動作説明図である。
【0003】 図10において1は摺動子受、2は底板3の中央部に突設したボスで、中央部 から軸5が上、下方向に向けて軸5a,5bとして一体に形成されている。6a ,6bは底板3の外周に所定の角度を保って立設された一対の規制壁、7は前記 ボス2を取巻き、複数ターンの積層部8と解放端に上部折曲部9aと下部折曲部 9bを有する捩りコイルばねで、静止状態においては、図11に示すように上部 折曲部9aはボス2の上方位置に弾圧係止されており、下部折曲部9bはボス2 の下方位置に弾圧係止されている。図10にもどり、11は前記摺動子受1を収 納するケースで、該ケース11には切欠部12を有し、該切欠部12の両側縁1 2a,12bはばね受となり、図11に示すように、前記捩りコイルばね7の上 部折曲部9aは前記ばね受12a及び規制壁6aで弾圧係止されており、下部折 曲部9bは前記ばね受12b及び規制壁6bで弾圧係止されている。図10にも どり、13は摺動子受1の下面に固定された摺動子、14はケース11の開放面 に固定された絶縁基板で、上面には前記摺動子13が摺動する抵抗体(パターン )10が形成されており、摺動子受1の上方の軸5aはケース11の孔15に支 承され、下方の軸5bは絶縁基板14の孔16に支承されている。
【0004】 本考案の回転型電気部品は上述のような構成を有し、今図11の静止状態より 軸5を反時計方向に回転すると、図12に示すように、摺動子受1の左方の規制 壁6bが捩りコイルばね7の下部折曲部9bを捩りコイルばね7の弾性に抗して 反時計方向に押圧し、捩りコイルばね7の上部折曲部9aはケース10のばね受 12aに係止されたままで、規制壁6aのみが反時計方向に回転する。その間に 摺動子13が抵抗体10上を反時計方向に摺動し、抵抗値の調整が行われる。こ こで、軸5の回転力を取去ると、下部折曲部9bの時計方向への弾撥力によって 下部折曲部9bは時計方向に押圧され、摺動子受1及び捩りコイルばね7は図1 1の元の静止状態に復帰する。全く同様にして図11の状態から軸5を時計方向 に回転すると、図13に示すように、摺動子受1の規制壁6aが捩りコイルばね 7の上部折曲部9aを捩りコイルばね7の弾性に抗して時計方向に押圧し、ばね 7の下部折曲部9bはケース11のばね受12bに係止されたままで、規制壁6 bのみが時計方向に回転する。その間に摺動子13が抵抗体10上を時計方向に 摺動し、抵抗値の調整が行われる。ここで軸5の回転力を取去ると、上部折曲部 9aの反時計方向への弾撥力によって規制壁6aは反時計方向に押圧され、摺動 子受1及び捩りコイルばね7は図11の元の静止状態に復帰する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の従来例では、捩りコイルばね7の積層部8は摺動子受1のボ ス3の周囲に巻回された状態で上部、下部の両折曲部9a,9bは規制壁6a, 6bの端部に弾接しているだけなので、摺動子受1への装着時、或いは摺動子受 の電気部品への組込み時に、捩りコイルばね7の積層部8の上方への弾撥力によ って捩りコイルばね7の上部折曲部9aが規制壁6aから抜け出し、捩りコイル ばね7が摺動子受1から外れてしまうという問題点がある。
【0006】 本考案は、上記のような問題点を解決しようとするもので、本考案の目的は、 摺動子受への装着時、或いは摺動子受の電気部品への組込み時に、捩りコイルば ねが外れることのない回転型電気部品を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に記載の考案は、上記のような課題を解決するために、所定 間隔を保って設けられた一対のばね受を有するケースと、該ケースに収納され、 中央にボスを有し、外周に所定間隔を保って設けられた一対の規制壁を有し、一 面に摺動子を固定した摺動子受と、前記ボスに複数ターン巻回され、上方及び下 方の一対の自由端がケースの前記ばね受及び前記規制壁に係止されて外方への弾 撥力を阻止されている捩りコイルばねと、ケースの開放端に固定され、一面に前 記摺動子が摺動するパターンを設けた絶縁基板とを有する回転型電気部品におい て、前記摺動子受のボスの上部に外方へ突出する突出部を設けるとともに、前記 摺動子受の少なくとも一方の規制壁の上部に突起を設けている。
【0008】 また、本考案の請求項2に記載の考案は、上記請求項1に記載の構成において 、摺動子受の規制壁の上部に設けた突起にテーパを設けた構成にしてある。
【0009】
【作用】
上記の請求項1に記載の考案によれば、摺動子受に捩りコイルばねを装着した 際、前記ばねの積層部は、摺動子受のボスの上部で外方に突出させた突出部で抑 持され、前記ばねの上部折曲部は、摺動子受の一方の規制壁の上部に設けた突起 で係止されるので、捩りコイルばねの摺動子受への取付時、及び摺動子受の回転 型電気部品への組込み時に、前記ばねが摺動子受から外れることはない。
【0010】 また、上記の請求項2に記載の考案によれば、摺動子受の一方の規制壁の上部 に設けた突起にテーパを設けたので、例え振動等で捩りコイルばねの上部折曲部 が前記突起の先端まで行き、再び元の正規の状態に復帰する際でも、上記上部折 曲部はテーパに沿ってテーパの下部の規制壁の端部に係止され、上部折曲部が瞬 間的に前記規制壁の端部に当接して不快音を発するようなことはない。
【0011】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を添付の図面に基づき説明する。
【0012】 図1〜図8は本考案の回転型電気部品の説明図で、図1は回転型電気部品の分 解斜視図、図2は同要部断面図、図3〜図5は自動復帰機構の動作説明図、図6 〜図8は捩りコイルばねと規制壁に設けた突起との位置関係を示す説明図である 。なお、図9〜図13に示した従来例と同一部分には同一符号を付して重複する 説明は省略する。
【0013】 本考案と従来例の回転型電気部品の相違点は、図1及び図2に示すように、摺 動子受1のボス2の上部に外方へ突出した突出部17を設けた点と、摺動子受1 の少なくとも一方の規制壁6aの上部にテーパ19を有する突起18を設けた点 である。
【0014】 上記のような構成によれば、図2に示すように、捩りコイルばね7の積層部8 の上部は摺動子受1のボス3の上面から突設した突出部17で弾圧係止され、前 記捩りコイルばね7の上方折曲部9aは摺動子受1の一方の規制壁6aの上部に 設けた突起18によって弾圧係止されるので、捩りコイルばね7の摺動子受1へ の組込み時、或いは摺動子受1をケース11に組込み時等に、前記捩りコイルば ね7が摺動子受1から外れることはない。
【0015】 なお、図3〜図5に示した自動復帰機構の動作は図11〜図13に示した動作 と全く同じなのでここでは説明を省略する。
【0016】 図6〜図8は静止時及び作動時の上方折曲部9aと規制壁6aの上部に設けた 突起10との位置関係を示し、図3に示す静止時には図6に示すように上方折曲 部9aは規制壁6aの突起18のテーパ19の下部において規制壁6aの端部に 弾圧係止されており、この状態から図4に示すように軸5を反時計方向に回動す ると、図7に示すように規制壁6aは上方折曲部9aから遠ざかり、軸5の回動 を止めれば捩りコイルばね7の弾撥力によって図3の静止状態に復帰し、上部折 曲部9aは図6の元の状態に復帰するようになっているが、復帰時に振動等によ って捩りコイルばね7の上部折曲部9aが図8に示すように突起18から外れそ うになっても、図8から図6の正常状態に復帰する際に、上方折曲部9aが突起 18のテーパ19に沿って図6の正規の状態に復帰し、上方折曲部9aが規制壁 6aの端部に瞬間的に直接当接することがないので、不快音を発することはない 。 なお、規制壁6は摺動子受1に所定間隔を保って6a,6bの一対を備えてい るが、突起18はばね7の上方折曲部9aが当接する規制壁、例えば6aにのみ 設ければよく、必ずしも規制壁6a,6bの両方に設ける必要はない。
【0017】 更にまた、摺動子受1の一対の規制壁6a,6b間に切欠き20を設けること によって、捩しコイルばね7の摺動子受1への装着が容易となる。
【0018】
【考案の効果】
本考案の請求項1に記載の考案によれば、上述したように、捩しコイルばねは 、摺動子受への装着時、或いは摺動子受の電気部品への組込み時に摺動子受から 外れることはない。
【0019】 また、本考案の請求項2に記載の考案によれば、振動等が加わっても、自動復 帰機構の復帰時に不快音を発することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回転型電気部品の分解斜視図である。
【図2】本考案の回転型電気部品の要部断面図である。
【図3】本考案の回転型電気部品の自動復帰機構の静止
状態の説明図である。
【図4】本考案の回転型電気部品の自動復帰機構の一方
向への動作状態を示す説明図である。
【図5】本考案の回転型電気部品の自動復帰機構の反対
方向への動作状態を示す説明図である。
【図6】本考案の自動復帰機構の静止時における捩りコ
イルばねと規制壁の突起との位置関係を示す説明図であ
る。
【図7】本考案の自動復帰機構の動作時における捩りコ
イルばねの上部折曲部と規制壁の突起との位置関係を示
す説明図である。
【図8】本考案の自動復帰機構に振動が加わった場合の
上部折曲部と規制壁の突起との位置関係を示す説明図で
ある。
【図9】従来の回転型電気部品の断面図である。
【図10】従来の回転型電気部品の分解斜視図である。
【図11】従来の自動復帰機構の静止状態の説明図であ
る。
【図12】従来の自動復帰機構の一方向への動作状態を
示す説明図である。
【図13】従来の自動復帰機構の反対方向への動作状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 摺動子受 2 ボス 6a 規制壁 6b 規制壁 7 捩りコイルばね 9a 上部折曲部 9b 下部折曲部 11 ケース 12a ばね受 12b ばね受 14 絶縁基板 17 突出部 18 突起 19 テーパ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を保って設けられた一対のばね
    受を有するケースと、該ケースに収納され、中央にボス
    を有し、外周に所定間隔を保って設けられた一対の規制
    壁を有し、一面に摺動子を固定した摺動子受と、前記ボ
    スに複数ターン巻回され、上方及び下方の一対の自由端
    がケースの前記ばね受及び前記規制壁に係止されて外方
    への弾撥力を阻止されている捩りコイルばねと、ケース
    の開放端に固定され、一面に前記摺動子が摺動するパタ
    ーンを設けた絶縁基板とを有する回転型電気部品におい
    て、前記摺動子受のボスの上部に外方へ突出した突出部
    を設けるとともに、前記摺動子受の少なくとも一方の規
    制壁の上部に突起を設けたことを特徴とする回転型電気
    部品。
  2. 【請求項2】 摺動子受の規制壁の上部に設けた突起
    に、テーパを設けたことを特徴とする請求項1の回転型
    電気部品。
JP8034191U 1991-09-09 1991-09-09 回転型電気部品 Expired - Lifetime JP2533523Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012978A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Tokyo Cosmos Electric Co Ltd ポテンショメータ
CN102758962A (zh) * 2011-04-28 2012-10-31 吴昊天 一种高精度非接触式脚制动阀开度传感器

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