JPH0523472B2 - - Google Patents

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JPH0523472B2
JPH0523472B2 JP26358485A JP26358485A JPH0523472B2 JP H0523472 B2 JPH0523472 B2 JP H0523472B2 JP 26358485 A JP26358485 A JP 26358485A JP 26358485 A JP26358485 A JP 26358485A JP H0523472 B2 JPH0523472 B2 JP H0523472B2
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Eiji Matsushita
Tetsuya Nagashima
Hiromitsu Ishii
Takashi Ono
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HOOCHIKI KK
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HOOCHIKI KK
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  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光検出器による監視ラインの監視に
より移動体が通過した数、例えば建物等に入出す
る人の数を計測して表示する移動体量計測装置に
関する。
(従来技術) 従来、例えば建物等に出入りする人の数を自動
的に計測する装置とみては、例えば光ビームを使
用した光電スイツチ装置、テレビカメラの映像を
利用した装置、あるいは床マツトにスイツチを組
み込んだ所謂マツトセンサを利用した装置等が知
られている。
しかし、光ビーム方式にあつては、複数の人が
横に並んで通過したときの判別ができず、またテ
レビカメラ方式にあつては、カメラ映像から通過
する人の映像をパターン認識する技術が複雑で装
置が高価となり、更にマツトセンサでは機械的な
スイツチ作動による検出処理であることから耐久
性に問題があつた。
そこで本願発明者等にあつては、複数の受光画
素を直線配列したCCDラインセンサ等の光検出
器に着目し、人などの移動体が通過するときの輝
度変化を光検出器で捕えて通過量を計測する装置
の開発を進めている。
即ち、従来の光ビーム方式にあつては、単に光
ビームの有無をもつて移動体の通過を判別するこ
とから精度を得るためには情報量が少な過ぎ、一
方、テレビカメラ方式にあつては2次元パターン
を処理することから情報量が逆に多すぎる。これ
に対し複数の受光画素を直線配列した光検出器に
あつては、情報量的には両者の中間に位置し、デ
ータ処理および経済性の点から最適と思われる。
ところで、複数の受光画素を直線配列してなる
光検出器から得られる受光データには、人等の移
動体の通過がない時にも、光検出器に光学系によ
つて入射させている監視面の映像による輝度成
分、即ち背景情報が含まれている。そこで移動体
の通過による輝度変化を正確に検出するために
は、固定的に得られる背景情報を受光データから
差し引く背景処理が必要となる。
(発明が解決しようとする問題点) そこで、計測装置の使用時間帯における背景の
明るさの状況から固定的に定めた背景基準データ
を使用して受光データとの差を求めることが考え
られているが、この種の装置は建物の出入口のよ
うに比較的周囲の明るさの変化を受けやすい場所
に設置することが多いので、例えば直射日光が差
し込んだり、夕方の照明が点灯する直前などにあ
つては、固定的に走定した背景基準データと実際
の背景の明るさとが大きく相違する場合があり、
背景処理を施していても、受光データに背景成分
がノイズ成分として含まれることととなり、計測
装置の信頼性を損ねる恐れがあつた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、このような従来の問題点に鑑みてな
されたもので、監視面の明るさが周囲の状況等に
より変動したとしても、通過移動体、例えば人の
数の正確な判別処理ができるようにした経済的な
移動体量計測装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明にあつては、規
定の間隔をもつて配置した2本の監視ライン上を
人(移動体)が通過するときの各ラインの輝度変
化を2台の光検出器、例えばCCDセンサ等で監
視し、通常は一方の監視ラインの受光データの変
化のみを監視しており、この受光データの変化を
検出したときに他方の監視ラインの受光データの
監視に切換え、切換後の受光データの変化の有無
から移動方向を判別し、判別した移動方向に基づ
いて入出数を計数する装置において、光検出器の
受光データが所定範囲以上変化しなかつたことを
判断したときには、その時、光検出器から得られ
ている受光データを背景処理のための基準データ
として更新するようにしたものである。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を示したブロツク図
である。
まず構成を説明すると、1及び2は蓄積型光検
出器としての電荷結合デイバイス(以下「CCD
センサ」という)であり、第2図に示すように複
数の受光画素3a〜3nを直接的に配列した構造
をもち、各受光画素に光が当たると読出しタイミ
ングで定まる一定の蓄積時間(露光時間)に渡つ
て入射した光の積分量に比例した蓄積電荷を得る
ことができる。
このような構造をもつたCCDセンサ1,2に
ついて本発明にあつては、例えば第2図に示すよ
うに、CCDセンサ1,2から読出された各受光
画素に対応した受光データのうち、斜線部で示す
例えば4つ置きの受光データA1,A5,…An−
1及びB2,B6,…Bnを通行量判別処理のために
使用するようにしている。
更に一例を具体的に説明すると、例えば1ライ
ン当りの受光画素の数が2048個のCCDセンサを
使用した場合、16個置きとなる128個の受光デー
タを通行量の判別処理に使用する。
このようにCCDセンサ1,2から得られた複
数の受光データのうち、一定間隔毎に間をおいて
得た受光データを使用することで、1台当りの画
素数が多くとも高速演算処理が可能となる。尚、
受光データの処理密度は、例えば移動体としての
人を検出できる範囲内で決定され、且つ人を検出
できる範囲内で可変することができる。
この2台のCCDセンサ1,2を使用した本発
明の検出光学系は第3図に示すようになる。
第3図において、例えば検出対象となる移動体
として人の通過を例にとると、建物の玄関口等の
床面4には監視面として2本の監視ラインAとB
上に例えば人の通過による輝度変化を検出しやす
くするため白線を描いており、この監視ラインA
とBを人が通過する方向に対して垂直上の上面よ
り反射ミラー5により反射して集光レンズ6に入
射させ、監視ラインAの映像については集光レン
ズ6からハーフミラー7で反射して、CCDセン
サ1に映像を結ばせ、一方、監視ラインBについ
ては集光レンズ6からハーフミラー7を透過して
CCDセンサ2に映像を結ばせている。
第4図は第3図の監視ラインA,Bを平面的に
示したもので、この実施例では一例として建物の
外側に監視ラインAを描き、建物の内側に監視ラ
インBを描いている。ここで平行に描かれた監視
ラインAとBの間隔Dは移動体の大きさによつて
定められ、例えば移動体を人とした場合、D=10
cm程度に定められ、また監視ラインA,Bの横幅
Wは出入口の大きさによつて決まる。
ここで移動体を人とした時に監視ラインAとB
の間隔DをD=10cm程度とする理由は次の通りで
ある。
まず計測対象となる人は2点鎖線で示すように
その肩幅H1が統計的にH1=40cm程度で、その分
散は20〜60cmであり、また胸の厚さH2はH2=9
〜24cmの範囲に分散している。従つて、2本の監
視ラインAとBを通過する時の輝度変化を検出し
て通行量を判別するためには、胸の厚さH2に基
づいて略100%に近い計測可能な確率を選ぶと、
ライン間隔DはD=8.5cmとなり、実用上はD=
10cm前後に定めれば良い。
次に第2図に示したCCDセンサ1,2の蓄積
時間、即ち露光時間は、人が移動する場合の速度
を統計的に求め、その最も速い移動速度VがV=
2.19m/sであることから、ライン間隔D=8.5cm
とした時のライン通過時間は約38.8msであり、
この間に2回のデータをサンプリングするとすれ
ば、サンプリング周期は19.4msとなり、この程
度の蓄積時間が確保できれば人の通過による監視
ラインの輝度変化による電荷の蓄積を充分に行な
うことができ、蓄積型光検出器としてのCCDセ
ンサによる人の通過検出が確実にできる。
尚、監視ラインAとBは例えば白線で描かれて
いることから、人の通過がない通常の監視状態で
CCDラインセンサに入力するライン映像は最大
輝度となり、人の通過により監視ラインの輝度が
低下し、この輝度の低下から人の通過を判別する
ようになる。
再び第1図を参照するに、CCDセンサ1,2、
CCD駆動回路8からの転送クロツクを受けて受
光画素の蓄積電荷に応じたアナログ信号を出力し
ており、CCDセンサ1,2毎に設けたA/D変
換器9,10により各系統毎に受光信号をデジタ
ルデータに変換し、マルチプレクサ11に与えて
いる。マルチプレクサ11に続いては、RAM1
2a,12b及び背景処理回路13で成る受光デ
ータに背景処理を施すための演算回路が設けられ
る。即ち、イニシヤル処理として監視ラインA,
Bに人の通過がない時に得られたCCDセンサ1,
2の各受光データを、マルチプレクサ11を介し
てRAM12aに書込み、背景処理のための基準
データとして記憶する。このようにRAM12a
に基準データが記憶された状態では、マルチプレ
クサ11から背景処理回路13に監視ラインA,
Bの受光データをリアルタイムで出力し、背景処
理回路13においてRAM12aに記憶している
基準データと実際に得られた受光データとの差を
求める背景処理を施す。更に他方のRAM12b
は、リアルタイムで得られる受光データを常時書
込んでおり、後の説明から明らかにする背景基準
データの更新処理に基づきRAM12aとの切換
えで最新の受光データをいつでも背景基準データ
として使用できるようにしている。
尚、この実施例では、RAM12aと12bを
交互に切換えることで、背景処理回路13で使用
する背景基準データの更新切換を行なうようにし
ているが、この他に、例えばRAM12aを背景
基準データを記憶する専用メモリとし、他の
RAM12bに対してのみリアルタイムで得られ
る受光データを書込み、背景基準データの更新時
には、RAM12bの受光データを背景基準デー
タ記憶用のRAM12aに転送することで更新す
るようにしてもよい。
背景処理回路13の出力は、ゲート回路14を
介してバツフアメモリ15aまたは15bに与え
られ、バツフアメモリ15a,15bの出力はゲ
ート回路16を介して演算処理部18に与えられ
ている。ここでバツフアメモリ15a,15bを
2台設ける理由は、まず背景処理回路13よりリ
アルタイムで得られる受光データについては例え
ば一方のバツフアメモリ15aに書込んでおきバ
ツフアメモリ15aの書込み中はゲート回路16
により他方のバツフアメモリ15bを演算処理部
18に接続し、バツフアメモリ15bの受光デー
タに基づいて演算処理部18で通行量計測のため
の演算処理を実行する。またバツフアメモリ15
bの受光データの処理が終了すると、演算部18
によるデータ処理はバツフアメモリ15a側に切
換わり、この時バツフアメモリ15bに対して
は、背景処理回路13からの受光データを書込む
ようになる。
この結果、バツフアメモリ15a,15bを設
けることで、CCDセンサ1,2から背景処理回
路13までのデータ処理と演算処理部18とのデ
ータ処理を分離することができ、演算処理部18
のデータ処理とCCDセンサ1,2の読出しとの
同期を不要とすることができる。
演算処理部18はCPUによるプログラム制御
等で実現され、第5図のジエネラルフローで示す
演算処理を実行する。
即ち、演算処理の実行に際しては、バツフアメ
モリ15aまたは15bのいずれか一方に背景処
理が施されたCCDセンサ1,2によるAライン
及びBラインのデータが格納されていることか
ら、演算処理部18はまずAラインで得られた背
景処理後のデータを順次読込み、第5図のブロツ
ク20に示すラインデータの変化を監視する。こ
こで演算処理部18によるデータの読込みは、第
2図に斜線部で示したように、所定の画素数を置
き、例えば16個置き毎のデータを順次読込んで、
データ変化の有無を検出している。
このようにして読込んだAラインデータの変化
が判別ブロツク21で検出されると、ブロツク2
2の移動方向の判別処理を行なう。この移動方向
の判別処理は、Aラインデータの変化が規定数
(所定幅)続いたときに、Bラインの対応する位
置のデータの監視に切換わつてデータを読込み、
読込んだBラインのデータの変化の有無から移動
方向を判別する。
ブロツク22の移動方向の判別が終了すると、
再びAラインデータの変化を監視し、人と判別す
ることのできる規定数のデータの変化が続いたと
き、ブロツク22の移動方向の判別に基づいて入
退数をカウントする計数処理をブロツク23で行
なう。更に、ブロツク24においては、人の肩幅
に対応したデータの変化数が続くか否かをチエツ
クし、肩幅に相当する規定数に達したときにはラ
イン上の検出位置を判別し、ブロツク22で判別
した移動方向のパターン及び位置を登録して、再
びブロツク20の監視に戻る。
この第5図で示したジエネラルフローの内容
は、以下の説明で更に詳細に説明される。
再び第1図を参照するに、演算処理部18で演
算された移動方向の判別に基づく入退数は、表示
器19に与えられ、現時点における入場者数若し
くは退場者数等を表示する。
第6図は、第1図における演算処理部18の具
体的構成の一実施例を示した回路ブロツク図であ
る。
まず構成を説明すると、25はバツフアメモリ
から背景処理されたAラインの1画素当りの受光
データを所定数おきに順次読込むAラインデータ
読込回路、27は人であることを判別するために
Aラインデータと所定のデータのレベルに対する
閾値とを比較し、閾値を越えるデータ変化を検出
するデータ変化検出回路である。データ変化検出
回路27の出力は、データ変化数カウンタ26に
与えられ、Aラインの受光画素のデータ変化数L
を計数する。また、データ変化検出回路27の出
力は、インバータ28で反転されて空き数カウン
タ30に与えられており、空き数カウンタ30は
予め定めた所定数、例えば空き数2に達したとき
カウンタ出力を生じ、データ変化数カウンタ26
にリセツトをかける。
この空き数カウンタ30の機能は、データ変化
検出回路24によるデータ変化の回数が継続せ
ず、データ変化のない画素データが2つ続いたと
きにデータ変化数カウンタ26の計数値Lをリセ
ツトする。
データ変化数カウンタ26の計数出力Lはデジ
タルコンパレータ32,34,36に与えられて
おり、それぞれ閾値L=3、L=5、L=15と比
較されており、各閾値をカウンタ出力Lが上回つ
たとき、比較出力を生ずる。即ち、デジタルコン
パレータ32はデータ変化数が3個続いたとき比
較出力を生じ、デジタルコンパレータ34はデー
タ変化数が5つ続いたときに比較出力を生じ、更
にデジタルコンパレータ36はデータ変化数が15
個続いたときに比較出力を生ずる。
データ変化数が3つ続いたときに比較出力を生
ずるデジタルコンパレータ32の出力は、Bライ
ンデータ読込回路38に与えられ、読込み動作を
指令する。即ち、Bラインデータ読込回路38は
Aラインデータの変化が3つ続いたときのデジタ
ルコンパレータ32の比較出力を受けて、Aライ
ンデータに対応する監視ラインBの位置にあるB
ラインデータ、即ち、第1図に示したバツフアメ
モリ15aに記憶されたデータをゲート回路16
を介して読込む。
Bラインデータ読込回路38の出力は、データ
変化検出回路40に与えられ、データ変化検出回
路27と同様に人であると判断するため所定のデ
ータのレベルに対する閾値と比較し、閾値以上の
データ変化を検出したときに検出出力を生ずる。
41は所定数連続判断回路であり、Bラインか
らのデータ変化数が所定数例えば3個連続したと
きに出力する。
尚、所定数連続判断回路41の構成は、Aライ
ン側と同様に、データ変化数カウンタ26a、イ
ンバータ28a、空き数カウンタ30a、及びデ
ジタルコンパレータ32aで構成される。
42は移動方向判別回路であり、デジタルコン
パレータ32の比較出力及びAラインデータに対
応した監視ラインBの位置にあるBラインのデー
タ変化の有無を検出したデータ変化検出回路40
の出力受けて移動方向を判別する。
この移動方向判別回路42による移動方向の判
別は、第7図で明らかにされる。
第7図は監視ラインA,Bにつき、監視ライン
A側から丸印で示す人が入場したてときの時間変
化を時刻t1〜t3に分けて示しており、時刻t1のタ
イミングでまずAラインにさしかかり、続いて時
刻t2の段階でAライン及びBラインの両方にまた
がつた状態となり、さらに時刻t3でAラインをぬ
けてBラインにまたがつている状態を示す。
このような監視ラインA,Bに対する移動体の
時刻変化に対し、本発明の移動方向判別処理にあ
つては、まず入口側に位置する監視ラインAのデ
ータの変化を監視していることから、時刻t1に示
す状態でAラインのデータ変化数が3つ続くとデ
ジタルコンパレータ32が出力し、このデジタル
コンパレータ32の出力を受けて移動方向判別回
路42はAラインがデータ変化したことを判断す
る。このデジタルコンパレータ32の比較出力は
同時にBラインデータ読込回路38を作動し、こ
のときもAラインデータに対応した監視ラインB
のBラインデータを読込むが、時刻t1のタイミン
グではデータ変化が得られないことから移動方向
判別回路42は、時刻t1においてAラインのデー
タが変化したこととBラインのデータが変化しな
いことからパターン1であることを判断する。ま
た移動方向判別回路42はパターン1の判断によ
り、データメモリ44に対し、時刻t1でパターン
1であることを出力する。
更に移動方向判別回路42は、データメモリ4
4から時刻t1より所定時間前のパターン情報を入
力し、前回のパターンと今回のパターン1との比
較を行なう。時刻t1においては、前回のパターン
が入力されないため、入場を示すカウントアツプ
信号も退出を示すカウントダウン信号も退出を示
すカウントダウン信号も出力しない。
デジタルコンパレータ34はAラインのデータ
変化数が閾値をL=5として設定し、5回継続し
たときに比較出力を生ずる。即ち、データ変化数
が5つに達したとき人であることを確認してい
る。入出数カウンタ46は入場または退出者数を
計数するもので、デジタルコンパレータ34の比
較出力と、移動方向判別回路42のアツプまたは
ダウン指令に基づいて入出数カウンタ46の計数
動作を行なわせ、計数結果Mをデータメモリ44
に格納する。但し、時刻t1においては、前述した
ように移動方向判別回路42からアツプ又はダウ
ン指令のいずれも出力されないので、計数動作は
行なわれない。
48は1ライン当りの通過人数を計数するカウ
ンタであり、この1ライン数カウンタ48は人の
肩幅に基づく閾値L=15を設定したデジタルコン
パレータ36の比較出力で計数動作を行ない、デ
ータ変化数が15個継続したときに得られる比較出
力に基づいて1ライン当りの人数Nをインクリメ
ントする。また、1ライン数カウンタ48は、閾
値L=15に達する前にデータ変化が検知されなく
なる場合があることから、デジタルコンパレータ
34による閾値L=5以上となつた状態で、L=
15に達する前にデータ変化の検出が2回続けてな
かつたとき、デジタルコンパレータ36の比較出
力に如何に係わらず、1ライン数カウンタ48を
インクリメントする。このL=5〜15の間でデー
タ変化が切れるときのカウンタ動作のためアンド
ゲート50が設けられ、アンドゲート50はデジ
タルコンパレータ34の比較出力から得らている
状態で、空き数カウンタ30が規定の空き数を計
数して出力したとき、両者の論理積をもつて1ラ
イン数カウンタ48をインクリメントするように
している。これにより一人分であることを判断す
る。1ライン数カウンタ48はデータメモリ44
に時刻t1で入力した移動方向判別回路42からの
パターン1が一人分であることの人数信号Nを出
力する。また1ライン数カウンタ48はデータ変
化数カウンタ26をリセツトする。これによりデ
ータ変化数カウンタ26は一人分と判別された後
にデータ変化検出回路27から引き続き出力され
る監視ラインAのAラインデータを入力して新た
な計数動作を行なうことができる。
以上の動作を繰り返すことにより、監視ライン
A及びBの全てのデータを入力し、時刻t1におけ
る人数とパターンをデータメモリ44で記憶す
る。
次に時刻t2において、Aラインのデータのみを
通常は監視していることから、時刻t2のタイミン
グでAラインのデータ変化が検出されると、デー
タ変化が3つ続いたとき前記と同様に、デジタル
コンパレータ32の比較出力を受けてBラインデ
ータを読込む。
この時刻t2のタイミングでは、Bラインデータ
にも所定範囲以上の変化があつたとすると、移動
方向判別回路42はデジタルコンパレータ32の
比較出力とデータ変化検出回路40の検出出力に
基づいて第7図に示したパターン2であることを
判別する。
移動方向判別回路42はパターン2の判断によ
り、データメモリ44に対し時刻t2でパターン2
であることを出力する。また移動方向判別回路4
2はデータメモリ44から時刻t2より所定時間前
のパターンの状態の情報を入力する。即ち、時刻
t2より所定時間前の時刻である時刻t1のパターン
であるパターン1を入力する。移動方向判別回路
42は前回のパターンがパターン1で今回のパタ
ーンがパターン2であることを比較し、パターン
1からパターン2に変化したことをを判断して入
出数カウンタ46に入場を示すアツプカウント信
号を出力する。
入出数カウンタ46はデジタルコンパレータ3
4からの比較出力があつたとき前記アツプカウン
ト信号を入力し、入場者数をインクリメントす
る。これと共に入出数カウンタ46は計数結果M
をデータメモリ44に出力する。
データメモリ44は1ライン数カウンタ48か
らの人数信号Nを入力したときに、入場者が一人
であることを記憶する。データ変化数カウンタ2
6は1ライン数カウンタ48からの人数信号Nに
よりリセツトされ、デジタルコンパレータ32,
34、及び35を初期状態としてデータ変化検出
回路27から監視ラインAから引き続いたAライ
ンデータの出力を受け入れる。
以上、入場について説明したが、次に退出につ
いて説明する。
時刻t4でAラインのデータ変化が検出され、デ
ータ変化が3つ続いたときにデジタルコンパレー
タ32の比較出力によりBラインデータを読込
む。Bラインデータにも変化があるとすれば、移
動方向判別回路42はデジタルコンパレータ32
の比較出力とデータ変化検出回路40のBライン
データの検出出力に基づいて、第7図に示したパ
ターン2であることを判断する。移動方向判別回
路42は時刻t4でパターン2であることをデータ
メモリ44に出力する。また移動方向判別回路4
2はデータメモリ44から時刻t4より所定時間前
のパターンの状態の情報を入力する。しかし、デ
ータメモリ44には前回のパターンが記憶されて
いないことから、移動方向判別回路42からはア
ツプカウント信号もダウンカウント信号も出力さ
れない。
次に時刻t5において、Aラインのデータ変化が
検出され、データ変化が3つ続いたときデジタル
コンパレータ32の比較出力によりBラインデー
タを読込む。Bラインからはデータ変化がなけれ
ば、移動方向判別回路42はデジタルコンパレー
タ32の比較出力のみであることから、第7図に
示したパターン1であることを判断し、データメ
モリにパターン1であることを出力する。
また移動方向判別回路42はデータメモリ44
から時刻t5より所定時間前のパターン、即ち、時
刻t4でパターン2が奴られていることを入力し、
パターン2からパターン1に変化したことを判断
して、入出数カウンタ46に退出を示すダウンカ
ウント信号を出力する。入出数カウンタ46はデ
ジタルコンパレータ34からの比較出力があつた
とき前記ダウンカウント信号を入力し、退出者を
インクリメントし、この計数結果をデータメモリ
44に出力する。
尚、本実施例において、入場及び退出について
時間を異ならせて説明したが、同時刻に複数の入
場及び退出があつた場合は、監視ラインAのデー
タ変化数が一人の場合より多いので、監視ライン
Aの順次読込まれているデータを1ライン数カウ
ンタ48により一人分を判断してデータ変化数カ
ウンタ26をリセツトして次の一人分を1ライン
数カウンタ48で判断する。これを監視ラインA
を監視する画素の一端から他端まで繰り返し処理
し、それぞれのデータ変化について入場及び退出
を移動方向判別回路42により判断することによ
り処理される。
また、第6図の実施例におけるデジタルコンパ
レータ32,34,36に設定したデータ変化数
の継続を判別する閾値L=3,5,15のそれぞれ
は、第2図に示した演算処理のためにバツフアメ
モリから読込む斜線部のデータの空き数に応じて
設定される。
例えば、2048画素を有するCCDセンサを使用
し、且つデータ読込みの飛し数を16個に設定した
とすると、ライン長さを5メートルとしたとき16
個飛したときのデータ間隔は約4cm間隔毎に検出
するように設定している。
従つて、デジタルコンパレータ32の閾値L=
3は監視ライン上の長さ12cmに相当し、又デジタ
ルコンパレータ34の閾値L=5は監視ライン上
の幅20cmに相当し、更にデジタルコンパレータ3
6の閾値L=15は監視ライン上の幅60cmに相当し
ている。
次に第1図の実施例における演算処理部18の
演算処理をプログラム制御により実行した時のフ
ローチヤートを第8A〜8C図を参照して説明す
る。勿論、このフローチヤートによる演算処理機
能は、第6図に示した実施例と同じになることは
当然である。
まず第8A図において、装置をスタートさせる
と、ブロツク60で背景基準データのセツトが行
なわれる。この背景基準データのセツトは、第1
図におけるRAM12a,12bのいずれか一方
に初期状態、即ち監視ラインA,Bに人の通過が
ない状態で得られた各ライン分の受光データを記
憶し、背景処理回路13に対する基準データとし
てセツトする。
続いてブロツク62に進んでプログラム上にカ
ウンタとしてセツトされた第6図におけるデータ
変化数カウンタ26、入出数カウンタ46及び1
ライン数カウンタ48に相当するカウンL,M及
びNを零にイニシヤライズする。また以下のフロ
ーチヤートの動作において、1ライン当り128個
の受光データを処理することからループカウンタ
が使用され、このループカウンタも=0に
イニシヤライズする。
ブロツク62のイニシヤライズが終了すると、
ブロツク64に進み、ループカウンタIで指定さ
れる最初のAラインデータを入力する。続いて判
別ブロツク66でAラインデータが閾値以上、即
ち所定レベル以上変化したと判断できるだけの出
力か否かをチエツクし、閾値以上でない時、即ち
データ変化がない時にはブロツク68に進んで、
同じI番目となるBラインデータを1つとばし、
ブロツク70でループカウンタIをインクリメン
トし、判別ブロツク72でI=128に達している
か否かをチエツクし、再びブロツク64で16個と
ばしループカウンタIで指定される次のAライン
データを入力する。
このようにAラインデータにデータ変化がある
までブロツク64から72までの処理ループを繰
返す。また、ループカウンタIで最終値I=128
に達してもデータ変化がないときには、判別ブロ
ツク72から判別ブロツク74に進み背景基準デ
ータの再セツトを行なうリフレツシユタイミング
にあるか否かをチエツクし、リフレツシユタイミ
ングにあればブロツク60に戻つて背景基準デー
タの再セツトを行ない、リフレツシユタイミング
になければブロツク73によりループカウンタI
をI=0として後、再びブロツク64に戻つて新
たなAラインデータの開始を行なうようになる。
このようなループカウンタIに基づくAライン
データの監視サイクルの中で閾値を越えるAライ
ンデータが得られると、判別ブロツク66からブ
ロツク76に進む。ブロツク76は2つ続いて画
素データが入力されているか否かを判断してお
り、画素からの信号が続いている場合にはブロツ
ク78に進み、データ変化数カウンタLをインク
リメントする。このデータ変化数カウンタLは、
後の説明で明らかにする1ライン当りの人数を計
数しているカウンタNとの対応関係でAラインの
端からN人目のデータ変化数を計数することにな
る。ブロツク78でデータ変化数カウンタLのイ
ンクリメントが済むと判別ブロツク80に進み、
カウンタLが3に達したか否かをチエツクし、L
=3未満の時にはブロツク68の処理に戻る。
この処理は、ブロツク68から76を介して再
びブロツク78に戻つてデータ変化数カウンタL
をインクリメントし、L=3に達するまでこのル
ープを繰返す。
一方、ブロツク68から80のループを繰返し
ている最中に、判別ブロツク76に進んだ時、こ
の規定の空き数が例えば2回続いたならば、誤動
作によるデータ変化としてブロツク82でカウン
タLを零にリセツトしてブロツク68に戻り、規
定空き数未満であればブロツク78に進みループ
を繰返す。
判別ブロツク80でカウンタLがL=3に達し
たことがチエツクされると、その時のループカウ
ンタIで指定されたI番目のBラインデータをブ
ロツク84で入力し、判別ブロツク86で閾値以
上か否かをチエツクする。この時、閾値以上でな
ければ第7図に示したパターン1であることをブ
ロツク88で判定し、また閾値以上であればブロ
ツク90で第7図のパターン2であることを判定
する。更に、ブロツク88,90のパターン判定
に続いてブロツク92及び94のそれぞれで、前
回のライン処理で登録されている所定時間前のパ
ターン2との比較に基づいて移動方向を判別す
る。
尚、この移動方向の判定状態では、入退出カウ
ンタの計数動作は行なわれず、更にデータ変化数
カウンタLの継続状態を見て計数動作を行なわせ
る。
第8B図は第8A図に続いて実行されるフロー
チヤートであり、移動方向を判定した後の入出数
のカウント処理を示している。
即ち、ブロツク106でループカウンタIをイ
ンクリメントし、L=128か否かを判別ブロツク
108でチエツクした後、ブロツク110でAラ
インデータを入力し、判別ブロツク112で閾値
以上か否かをチエツクし、閾値以上であればデー
タ変化数カウンタLをブロツク114でインクリ
メントし、判別ブロツク116でL=5に達した
か否かをチエツクする。L=5に達していなけれ
ばブロツク118を介してブロツク106に戻
り、カウンタLのインクリメントを繰返し、判別
ブロツク116でL=5が判別されるとブロツク
122に進み、第8A図のフローチヤートで判定
された移動方向に基づいて入退数Mをカウントす
る。
即ち、入場判別であれば入退数カウンタMをM
=M+1とし、退出判別であればM=M−1とす
る。勿論、判別ブロツク106〜ブロツク118
のループ処理中に閾値を越えないAラインデータ
が判別されると、判別ブロツク124に進んで規
定空き数に達したか否かをチエツクし、規定空き
数に達した時には誤作動によるデータ変化と見な
し、カウンタLをブロツク126で零にリセツト
し、入退数のカウントは行なわない。
第8C図は第8B図に続いて実行されるフロー
チヤートであり、人一人分を判断するため人の肩
幅に相当するデータ変化の継続を判定しライン上
の人の位置及び第8A図で求めたパターンの登録
処理を行なう。
即ち、ブロツク128から判別ブロツク140
のループ処理は、データ変化数カウンタLがL=
15に達するか否かをAラインデータの入力判別で
行なつており、カウンタLが15に達するとブロツ
ク142に進んでその時の1ライン数カウンタN
及びパターンを登録し、ブロツク144でカウン
タNをインクリメントし第8A図のブロツク68
へ戻る。
一方、カウンタL=15に達するまでのループ処
理で閾値以上とならないAラインデータが得られ
た時には、判別ブロツク146に進み、規定空き
数に達した時には判別ブロツク140の処理を行
なわずに直接ブロツク142に進み、人の位置及
びパターンを登録する。尚、ブロツク148では
カウンタLを零にリセツトしている。
この第8C図による処理を要約すると、データ
変化の継続がL=15で規定された監視ライン上の
60cmに達するか否かをチエツクしており、例えば
二人の人が間を置かずに肩を並べて入場した場
合、60cmのデータ変化が得られた状態で一人の通
過と判別し、次の新たなデータ処理を行なうこと
で重なつたデータ変化であつても複数名の通過を
判定する。また、人の肩幅が必ずしも60cmに満た
ない場合もあることから、肩幅が60cmに達してい
なくても第8B図のフローチヤートでL=5に対
応した20cm以上であれば人の通過と判定する処理
を行なつている。
第9図は第8A図に示した判別ブロツク74に
よるリフレツシユタイミングの判定による基準デ
ータの再セツト処理(更新処理)を詳細に示した
フローチヤートである。
即ち、背景基準データの再セツトは、1ライン
当りの人の数Nを計数するカウンタNの計数値に
基づいて行なわれ、ループカウンタIがI=128
となる最終位置に達した時に判別ブロツク15ン
タ0に進み、この時1ライン数カウンタNがN=
0であれば監視ライン上に人の通過がないことか
らブロツク152に進み、第1図に示したRAM
12a,12bのうち、それまでリアルタイムで
得られるCCDセンサ1,2の受光データを書込
んでいた側のRAMの書込み動作を停止し、背景
処理回路13に対する背景基準データの設定に切
換え、リフレツシユ動作(更新動作)を行なわせ
る。このデータリフレツシユが済むとブロツク1
54に進み、各カウンI,N,Lを零にイニシヤ
ライズし、判別ブロツク156のレデイ処理を経
て次のラインデータの演算処理に移行する。
従つて監視ライン上に人の通過がなければ、常
に最新の受光データが背景基準データとして使用
されることになる。
尚、第8C図の背景基準データの更新処理にあ
つては、1ライン数カウンタN=0で更新処理を
行なうようにしているが、1ライン数カウンタN
はデータ変化数がL=5、即ち5つのデータ変化
数以上のときにインクリメントされるものであ
り、4つ以下のデータ変化数があつても背景基準
データをリフレツシユすることになる。
そこで、リフレツシユ処理の判断は、1ライン
数カウンタNの値によらず、1ラインで生じたデ
ータ変化数に基づいて行なうようにしてもよい。
また、リフレツシユ処理を判断するデータ変化
の有無を判別する閾値として、人と判別するため
の閾値を使用せずにリフレツシユ判断専用の閾値
を設定し、この閾値以下のデータ変化であつたな
らば、リフレツシユ処理を行なうようにしてもよ
い。
更に、前述のフローチヤートでは方向判別、入
出数カウント及び人の肩幅の判定にL=3,5,
15の閾値を設定したが、本発明はこれらの値に限
定されず、必要に応じて適宜の閾値を設定するこ
とができる。また固定的に各閾値を設定せず、必
要に応じて閾値を可変できる方式としても良い。
更に、上記の実施例は人の通過を例にとるもの
であつたが本発明はこれに限定されず、車両、商
品等の適宜の移動体の通過量の計測に使用するこ
とができ、この場合にも移動体の大きさ及び移動
速度に応じて2本の監視ラインA,Bの幅を適切
な値に設定すれば良い。
(発明の効果) 以上説明してきたように本発明によれば、規定
の間隔をもつて配置した2本の監視ライン上を人
等の移動体が通過する時の各ラインの輝度変化を
受光画素を直線配列した2台の光検出器、例えば
CCDセンサで監視し、通常は一方の監視ライン
の受光データの変化のみを監視しており、この受
光データの変化を検出した時に他方の監視ライン
の受光データに監視を切換え、切換え後の受光デ
ータの変化の有無から移動方向を判別し、判別し
た移動方向に基づいて入出数を計数するように
し、更に、受光データから背景基準データを差し
引いた背景処理データに基づいて移動体の数を判
別すると共に、この背景処理に用いる基準データ
を受光データが所定範囲以上変化しなかつたこと
を判断してその時の受光データを基準データとす
る更新処理を行なうようにしため、監視面の明る
さが変化しても常に移動体の通過によるデータ変
化のみを正確に検出することができ、例えば複数
の人が横に並んで同時に監視ラインを通過して
も、移動方向と同時に監視ライン上の人の人数が
判定でき、更に入場者と退出者が同時にライン上
を通過しても同様に移動方向及び数が判定でき、
極めて精度の高い通行量の判定を行なうことがで
きる。
また、監視面の監視ラインが人の通過等で汚れ
てきた場合にも、背景リフレツシユ動作があるの
でこの汚れによる輝度変化の影響を受けることな
く正確な判断処理を行なうことができる。
更に、2本の監視ラインの受光データに基づく
演算処理について、通常は一方の監視ラインの受
光データのみを監視しており、受光データの変化
があつた時に初めて他方の監視ラインの受光デー
タを見て移動方向を判定していることから、2台
のCCDセンサを使していてもデータ処理上は、
1台のCCDラインセンサのデータ処理に要する
処理時間と略同じとなり、受光データの高速処理
ができるため、移動体の移動速度が速くてもリア
ルタイムで通行量を計測することができる。
更に、本発明は、検出器を常時監視させて移動
体の数量を判断する処理の機能を軽減するだけで
なく、一方の検出器の検出状態をも停止しておけ
ば、検出器の耐久性も向上させることができる。
更にまた、本発明は、光検出器に限定されるも
のでなく、適宜の検出器を選択して使用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示したブロツク
図、第2図は第1図の実施例で使用するCCDセ
ンサの説明図、第3図は第1図におけるCCDセ
ンサの光学系統を示した説明図、第4図は本発明
のCCDセンサで監視する床面の監視ラインの説
明図、第5図は第1図の実施例における通行量計
測の演算処理の概略を示したジエネラルフローチ
ヤート、第6図は第1図の演算処理部の具体的な
実施例を示した回路ブロツク図、第7図は本発明
における移動方向の判別パターンを示した説明
図、第8A,8B,8C図はプログラム処理によ
る本発明の通行量演算処理を示したフローチヤー
ト、第9図は背景基準データのリフレツシユ処理
を示したフローチヤートである。 1,2…CCDセンサ、3a〜3b…受光画素、
4…床面、5…反射ミラー、6…集光レンズ、7
…ハーフミラー、9,10…A/D変換器、11
…マルチプレクサ、12a,12b…RAM、1
3…背景処理回路、14,16…ゲート回路、1
5a,15b…バツフアメモリ、18…演算処理
部、19…表示器、25…Aラインデータ読込回
路、27,40…データ変化検出回路、26…デ
ータ変化数カウンタ、28…インバータ、30…
空き数カウンタ、32,34,36…デジタルコ
ンパレータ、38…Bラインデータ読込回路、4
2…移動方向判別回路、44…データメモリ、4
6…入出数カウンタ、48…1ライン数カウン
タ、50…アンドゲート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 移動体が横切る位置に形成した2本の監視ラ
    インの輝度変化を監視する複数の受光画素を直線
    配列してなる2つの光検出器と、該光検出器の検
    出信号をデジタルデータに変換するA/D変換器
    と、前記移動体が監視ラインを横切らない時の前
    記光検出器の一方の受光データを基準データとし
    て記憶する記憶手段と、該記憶手段の記憶データ
    と前記光検出器からの受光データとの差を求める
    背景処理回路と、該背景処理回路の処理データに
    基づいて移動体の入出退数を計数する中央処理ユ
    ニツトに設けた判別手段とを備えた移動体量計測
    装置に於いて、 前記光検出器の受光データが所定レベル又は所
    定範囲以上変化しなかつたことを判断する判断手
    段と、該判断手段の判断により前記光検出器の受
    光データを基準データとして前記記憶手段の記憶
    データを更新させる更新手段とを備えたことを特
    徴とする移動体量計測装置。
JP26358485A 1985-11-22 1985-11-22 移動体量計測装置 Granted JPS62123588A (ja)

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JP26358485A JPS62123588A (ja) 1985-11-22 1985-11-22 移動体量計測装置

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JPS62123588A JPS62123588A (ja) 1987-06-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2667628B2 (ja) * 1993-11-11 1997-10-27 山一電機株式会社 Icソケットにおけるコンタクト接点部の整列装置

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JP2667628B2 (ja) * 1993-11-11 1997-10-27 山一電機株式会社 Icソケットにおけるコンタクト接点部の整列装置

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