JPH0523382U - 有極形電磁接触器 - Google Patents

有極形電磁接触器

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JPH0523382U
JPH0523382U JP7764391U JP7764391U JPH0523382U JP H0523382 U JPH0523382 U JP H0523382U JP 7764391 U JP7764391 U JP 7764391U JP 7764391 U JP7764391 U JP 7764391U JP H0523382 U JPH0523382 U JP H0523382U
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JP
Japan
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movable iron
yoke
movable
iron piece
electromagnetic contactor
Prior art date
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Pending
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JP7764391U
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English (en)
Inventor
将人 野中
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有極形電磁接触器の動作特性を安定させると
ともに、その動作特性の調整を容易かつ適確に達成す
る。 【構成】 補助ヨーク15,16に対する可動鉄片13
の動作位置を調整する調整体21がヨーク9に装着さ
れ、上記調整体21により、上記可動鉄片13と補助ヨ
ーク15,16との間の動作ギヤツプGが所定値に保持
されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、多段切換機能をもつた有極形電磁接触器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の有極形電磁接触器として、図3で示すものが知られている。 同図において、ベ−ス1には、電磁石装置2と、この電磁石装置2で往復駆動 される可動絶縁台3と、この可動絶縁台3で開閉操作される接触機構部4とが装 着されている。 上記電磁石装置2を構成する電磁石5は、コイルスプール6に電磁コイル7を 巻装して構成され、上記コイルスプール6の軸孔6aに可動鉄心8が挿通されて いる。上記可動鉄心8の両端部8a,8bは、コ字状の第1ヨーク9の中央片9 aと、この第1ヨーク9の両側片9b,9cの先端部に固定された平板状の第2 ヨーク10とにそれぞれ設定された導磁性の軸受部材11,12に、軸方向(矢 印Y1,Y2方向)へ移動可能に支持されている。
【0003】 また、上記可動鉄心8の両端部8a,8bには、第1および第2の可動鉄片1 3,14が互いに平行に軸方向へ直交させて固定されるとともに、両可動鉄片1 3,14の間には各補助ヨーク15,16が上記コイル7の外周に位置して軸方 向へ所定間隔を存し互いに平行に配設されている。さらに、第1ヨーク9の両側 片9b,9cと各補助ヨーク15,16との間には、永久磁石17,18が互い に圧着状態で固定されている。
【0004】 上記可動鉄片13には可動絶縁台3の突片3aが係止され、この可動絶縁台3 が上記可動鉄心8の軸移動にともなつて、これに装着された接触機構部4を開閉 させるように構成されている。上記可動絶縁台3とヨーク9の中央片9aとの間 には、円錐コイル状の復帰スプリング19が介装されて、上記可動絶縁台3に常 時復帰方向(矢印Y1方向)へばね力が付勢されている。 また、上記ヨーク9の中央片9aと第1の可動鉄片13との間には、板ばね部 材20が介装されて、上記第1の可動鉄片13に常時動作方向(矢印Y2方向) へばね力が付勢されて、上記第1の可動鉄片13と補助ヨーク16との間に所定 の動作ギヤツプを保持している。
【0005】 上記構成において、電磁コイル7が無励磁状態であると、復帰スプリング19 のばね力で可動絶縁台3が図示のように矢印Y1方向へ変移して、図4の(A) で示すように、上記可動絶縁台3に装着された接触機構部4の可動接点4aが、 ベ−ス1に装着された上記接触機構部4の常閉固定接点4bに接触保持されてい る。 このとき、第1の可動鉄片13は補助ヨーク15,16に対して所定の動作ギ ヤツプGを保持するとともに、第2の可動鉄片14は上記補助ヨーク15,16 に対し当接もしくは近接して、永久磁石17,18からの磁束の流れで上記補助 ヨーク15,16に磁気的に吸引されている。 すなわち、上記永久磁石17,18からの磁束は、補助ヨーク15,16,第 2の可動鉄片14,可動鉄心8の他端部8b,軸受部材12,第2ヨーク10お よび第1ヨーク9の両側片9b,9cを流れて、上記第2の可動鉄片14が補助 ヨーク15,16に吸引されている。
【0006】 この状態において、上記電磁コイル7を励磁して、第1の可動鉄片13を上記 永久磁石17,18にもとづく補助ヨーク15,16の磁極(N極)に対して異 極(S極)に、第2の可動鉄片14を補助ヨーク15,16の磁極に対して同極 (N極)に磁化すると、これらの磁気的な吸引と反発動作により、図4の(B) で示すように、上記可動鉄心8は復帰スプリング20のばね力に抗して矢印Y2 方向へ変移し、上記可動絶縁台3に装着された可動接点4aが、ベ−ス1に装着 された常開固定接点4cに接触保持される。
【0007】 このとき、第1の可動鉄片13は補助ヨーク15,16に対し当接もしくは近 接し、第2の可動鉄片14は上記補助ヨーク15,16に対し離間する。 すなわち、上記電磁コイル7からの磁束は、鉄心8,軸受部材12,第2ヨー ク10,第1ヨーク9の両側片9b,9c,永久磁石17,18,補助ヨーク1 5,16,第1の可動鉄片13からなる磁気回路をこの順に流れて、上記第1の 可動鉄片13が補助ヨーク15,16に吸引される。 上記電磁コイル7の励磁を解除すると、上記可動鉄心8は復帰スプリング19 のばね力で矢印Y1方向へ変移し、図4の(A)で示す状態に復帰する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記構成によれば、第1の可動鉄片13と補助ヨーク15,16と の間の動作ギヤツプGが、ヨーク9の中央片9aと第1の可動鉄片13との間に 介装された板ばね部材20のばね力で保持されているから、この種の有極形電磁 接触器の動作特性が不安定であるばかりでなく、その動作特性を調整することが きわめて困難である。 すなわち、上記動作ギヤツプGは、復帰スプリング19と板ばね部材20との ばね力で調整されるものであり、両ばね力の調整が適性になされないと、その間 隔が一定しないため、上記電磁コイル7を励磁した場合、たとえば、上記動作ギ ヤツプGが大き過ぎると、第1の可動鉄片13が補助ヨーク15,16に吸引さ れず、動作不能となる。
【0009】 この考案は上記課題を解消するためになされたもので、動作特性を安定させる するとともに、その動作特性の調整が容易な有極形電磁接触器を提供することを 目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案による有極形電磁接触器は、補助ヨークに対する可動鉄片の動作位置 を調整する調整体が、環状の磁気回路を形成するヨークに装着されていることを 特徴とする。
【0011】
【作用】 上記構成によれば、調整体により、上記可動鉄片と補助ヨークとの間の動作ギ ヤツプが容易に調整され、動作特性が安定する。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説明する。 図1は、この考案による有極形電磁接触器の一例を示し、同図において、図3 と同一部分には同一の符号を付して、その詳しい説明を省略する。 図1において、図3で示した従来のものと相違する点は、補助ヨーク15,1 6に対する第1の可動鉄片13の動作位置を調整する調整体21が、第1のヨー ク9の中央片9aに装着されていることにある。
【0013】 すなわち、上記調整体21は、第1ヨーク9の中央片9aに形成されたねじ孔 9dにねじ込まれる、たとえばねじ体から構成され、その先端部を環状のばね部 材の透孔に挿通させて、第1の可動鉄片13に接離可能に当接させるように構成 されている。 上記構成において、電磁コイル7が無励磁状態であると、上記復帰スプリング 19のばね力で可動絶縁台3が矢印Y1方向へ変移して、図2の(A)で示すよ うに、上記可動絶縁台3に装着された接触機構部4の可動接点4aが、ベ−ス1 に装着された上記接触機構部4の常閉固定接点4bに接触保持されている。 このとき、上記調整体21を調整することにより、その先端面で上記第1の可 動鉄片13を押圧し、上記可動鉄片13と補助ヨーク15,16との間の動作ギ ヤツプGが容易に調整される。
【0014】 この状態において、上記電磁コイル7を励磁して、第1の可動鉄片13を上記 永久磁石17,18にもとづく補助ヨーク15,16の磁極(N極)に対して異 極(S極)に、第2の可動鉄片14を補助ヨーク15,16の磁極に対して同極 (N極)に磁化すると、これらの磁気的な吸引と反発動作により、図2の(B) で示すように、上記可動鉄心8は復帰スプリング20のばね力に抗して矢印Y2 方向へ変移し、上記可動絶縁台3に装着された可動接点4aが、ベ−ス1に装着 された常開固定接点4cに接触保持される。 ところで、上記構成によれば、調整体21により、上記可動鉄片13と補助ヨ ーク15,16との間の動作ギヤツプGが、所定値に保持されて安定するから、 上記電磁コイル7を励磁した場合、第1の可動鉄片13が補助ヨーク15,16 に適確に吸引され、動作特性が安定する。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、調整体の調整による簡単に構成で、 補助ヨークに対する可動鉄片の動作位置を調整して、動作特性を安定させるとと もに、その動作特性の調整が容易な有極形電磁接触器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による有極形電磁接触器の一例を示す
断面図である。
【図2】動作を説明するための概略的な断面図である。
【図3】従来の有極形電磁接触器の断面図である。
【図4】従来例の動作を説明するための概略的な断面図
である。
【符号の説明】
3 可動絶縁台 4 接触機構部 5 電磁石 8 可動鉄心 8a,8b 鉄心の両端部 9,10 ヨーク 13,14 可動鉄片 15,16 補助ヨーク 17,18 永久磁石 19 復帰スプリング 21 調整体 G 動作ギヤツプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石に可動鉄心を軸移動可能に挿通し
    て一方向へ常時ばね力を付勢するとともに、上記鉄心の
    両端部にそれぞれ可動鉄片を固定し、これら各可動鉄片
    に対向させて環状の磁気回路を形成するヨークを設定
    し、上記各可動鉄片を吸引する永久磁石を上記ヨークに
    固定し、上記永久磁石の先端部に固定された補助ヨーク
    が上記各可動鉄片に接離可能に配設され、上記電磁石の
    励磁と励磁解除で上記鉄心を往復移動させて、可動絶縁
    台に装着された接触機構部を開閉させる有極形電磁接触
    器において、上記補助ヨークに対する可動鉄片の動作位
    置を調整する調整体を上記ヨークに装着して、上記可動
    鉄片と補助ヨークとの間の動作ギヤツプを上記調整体で
    調整するように構成したことを特徴とする有極形電磁接
    触器。
JP7764391U 1991-08-30 1991-08-30 有極形電磁接触器 Pending JPH0523382U (ja)

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JP7764391U JPH0523382U (ja) 1991-08-30 1991-08-30 有極形電磁接触器

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JPH0523382U true JPH0523382U (ja) 1993-03-26

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JP (1) JPH0523382U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023119957A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29 オムロン株式会社 電磁継電器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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