JPH05233810A - 領域抽出方法 - Google Patents

領域抽出方法

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Publication number
JPH05233810A
JPH05233810A JP4036081A JP3608192A JPH05233810A JP H05233810 A JPH05233810 A JP H05233810A JP 4036081 A JP4036081 A JP 4036081A JP 3608192 A JP3608192 A JP 3608192A JP H05233810 A JPH05233810 A JP H05233810A
Authority
JP
Japan
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image
contour line
edge strength
area
threshold value
Prior art date
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Pending
Application number
JP4036081A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Iwata
雅彦 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP4036081A priority Critical patent/JPH05233810A/ja
Publication of JPH05233810A publication Critical patent/JPH05233810A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理において、操作者の負担を軽減し、
所望の領域を簡易に効率よく切り出す。 【構成】 画像メモリに記憶された原画像をディスプレ
イモニタに表示し(101)、表示中の輪郭線を包含す
るように、ポインティングデバイスによって指示・入力
された粗輪郭線内の原画像画素について、エッジ強度を
求め(102,103)、そのエッジ強度を参照して、
予め設定されたしきい値以下のエッジ強度を持つ画素を
削除対象とし、削除可能な画素がなくなるまで中心線抽
出処理を適用し、しきい値を大きくしながら、最終的に
線幅1画素の細線化結果が得られるまで、粗輪郭線に対
する中心線抽出処理を繰返して適用し(104〜10
9)、得られた細線化結果を輪郭線とする部分画像を原
画像中の抽出領域とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像中から特定の領域
を抽出する方法に関し、特に操作者の負担を軽減するの
に好適な領域抽出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像の合成や編集において、処理
の対象となる領域を特定することを目的として、次のよ
うな方法で領域の抽出が行なわれている。 操作者が抽出したい領域の輪郭を座標入力手段を用い
て指定する。 座標入力手段で指定した代表画素と類似の色または濃
度値を持つ隣接画素群を領域として抽出する。 なお、従来の抽出処理については、例えば、「画像解析
ハンドブック、東京大学出版会(1991)、第689
頁〜706頁」において述べられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法では、人
間が画素単位で正確に指定しなけばならないため、操作
者の負担が非常に大きいという問題がある。また、上記
の方法では、多数の色または濃度値を持つ画素から構
成される領域を抽出する場合、多数の代表画素を指定し
なければならず、その都度、代表画素とどの程度類似し
た色または濃度値を持つ画素群を1つの領域とみなすか
を決めるパラメータを操作者が指定する必要があり、操
作が煩雑になるという問題がある。本発明の目的は、こ
のような問題点を改善し、操作者の負担を軽減して、所
望の領域を簡易に効率よく切り出すことのできる領域抽
出方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の領域抽出方法は、画像を記憶する手段(例
えば、画像メモリおよび2値画像メモリ)と、画像を表
示する手段(例えば、ディスプレイモニタ)と、画像中
の任意の座標を指示・入力する手段(例えば、ポインテ
ィングデバイス)とを備えた画像処理装置において、上
記記憶手段に記憶された原画像を上記表示手段に表示
し、表示中の輪郭線を包含するように、上記入力手段に
よって指示・入力された領域(所定の太さを持つ粗輪郭
線)内の原画像の画素について、エッジ強度を求め、そ
のエッジ強度を参照して、予め設定されたしきい値以下
のエッジ強度を持つ画素を削除対象とし、削除可能な画
素がなくなるまで中心線抽出処理を適用し、しきい値を
段階的に大きくしながら、最終的に線幅1画素の細線化
結果が得られるまで、粗輪郭線に対する中心線抽出処理
を繰返して適用し、得られた細線化結果を輪郭線とする
部分画像を原画像中の抽出領域とすることに特徴があ
る。具体的には、図2に示すように、操作者が抽出すべ
き領域の輪郭線を内側に含むような特定の太さを持つ粗
輪郭線20を入力し、原画像中の粗輪郭線20が重なっ
た画素についてエッジ強度を求め、粗輪郭線20を構成
する各画素のうち、予め設定したしきい値以下のエッジ
強度を持つ画素のみを削除対象として、エッジ強度がし
きい値より大きければ、削除せずに残し、しきい値を段
階的に大きくしながら繰返し中心線抽出処理を行ない、
最終的に線幅1画素の細線化結果を得る。そして、その
細線化結果を原画像中の輪郭線とする部分画像を抽出領
域とする。
【0005】
【作用】本発明においては、操作者は抽出すべき領域の
輪郭線を粗くなぞるだけであり、画素単位の細かい指定
や色または濃度値ごとの領域抽出をする必要はない。ま
た、原画像のエッジ強度を参照しながら中心線抽出処理
を適用することによって、エッジが強い部分に関しては
エッジの尾根線に沿い、エッジが弱い部分に関しては操
作者が指示した通りの輪郭線に沿うという性質を持つ輪
郭線が得られ、目的の領域を効率よく抽出できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図3は、本発明の一実施例における画像処理装置の
構成図である。図3において、10は画像処理装置、1
1は、領域抽出のための全ての演算および制御を行なう
処理ユニット、12は、1画素当りRGB各256階調
を持つカラー画素を記憶する画像メモリ、13は、画像
メモリ12と同一の画素数を持ち、1画素当り1ビット
の2値画像を記憶する2値画像メモリ、14は、画像メ
モリ12に記憶された画像データを画像として表示する
と同時に、2値画像メモリ13に記憶された2値画像デ
ータのうち、値が1の画素を半透明の特定色で表示する
ディスプレイモニタ、15は、画像中の任意の座標を入
力するためのポインティングデバイスである。
【0007】図1は、本発明の一実施例における領域抽
出方法の概略を示すフローチャートである。本実施例の
画像処理装置10は、図1に示す処理を行ない、各処理
内容は以下に示す通りである。 (処理101:原画像表示)まず、画像メモリ12に記
憶された原画像をディスプレイモニタ14に表示する。
この場合、2値画像メモリ13の値を全て0に初期化し
ておく。 (処理102:粗輪郭線入力)操作者は、表示されてい
る原画像中の抽出したい領域の輪郭線を、ポインティン
グデバイス15を用いて粗くなぞりながら、図2に示し
た粗輪郭線20を指定する。このポインティングデバイ
ス15の軌跡は特定の太さを持ち、軌跡内の画素に対す
る2値画像メモリ13の値を1に設定することによっ
て、粗輪郭線20は、ディスプレイモニタ14上の原画
像に重ねて特定色で半透明表示される。つまり、図2に
示したように、操作者は、目的の輪郭線が粗輪郭線20
の内側に含まれるように、粗輪郭線20を指定する。こ
こで、粗輪郭線20の表示色は、予め特定しておくか、
原画像の色に応じて粗輪郭線20が識別し易いように、
途中で変更できるようにしてもよい。また、ポインティ
ングデバイス15の軌跡の太さは、予め特定しておく
か、抽出したい領域の輪郭線の複雑さに応じて、粗輪郭
線20を指定し易いように変更できるようにしてもよ
い。 (処理103:エッジ強度算出)次に、原画像中で粗輪
郭線20が重なった部分の画素のエッジ強度を計算す
る。すなわち、2値画像メモリ1の値が1の画素に対応
する画像メモリ12上の画素に関して、RGBごとにエ
ッジ強度を求め、その最大値をその画素のエッジ強度と
する。例えば、エッジ強度の算出にSobelのオペレ
ータを用い、各画素のエッジ強度の範囲をそれぞれ0か
ら255とする。なお、Sobelのオペレータについ
ては、例えば、「画像解析ハンドブック、東京大学出版
会(1991)、第553頁」において詳細に述べられ
ている。こうして得られた原画像のエッジ強度を参照し
ながら、処理105〜109において、中心線抽出処理
を複数回適用して最終的に粗輪郭線20を線幅1画素ま
で細線化するが、その前に処理104を行なう。 (処理104:中心線抽出処理回数Nおよびしきい値T
iの設定)粗輪郭線20の細線化を始める前に、中心線
抽出処理の適用回数Nおよびエッジ強度に関する(N−
1)個のしきい値Ti(i=1,2,…,N−1)を決
定する。但し、N≧2,0≦T1<T2<…<TN-1<2
55とする。NおよびTiの値は、予め特定値を設定し
ておき、必要に応じてそれらの少なくとも一つの値を操
作者が変更できるようにしてもよい。なお、一般の操作
者は、上記の特定値を用いれば、簡単に領域抽出を行な
うことができるが、さらに、本発明の概要を理解してい
る操作者は、対象としている原画像および抽出したい領
域の状況に応じて、意図した領域により近い領域をより
効率よく抽出できるように、NおよびTiの値を選択す
ることもできる。具体的なNおよびTiの決め方の例
は、まずNを決定し、エッジ強度の範囲である0から2
55までをほぼN等分するように各Tiを決定する。例
えば、N=3,T1=85,T2=170とする。 (処理106:エッジ強度Ti以下の画素を対象とした
中心線抽出処理)本実施例の中心線抽出処理には、Hi
lditchの手法を用いる。これは、端点および孤立
点の保存、連結性の保存等、いくつかの制約条件の下で
画素を削除しながら効率よく2値画像の中心線を得るも
のである。なお、Hilditchの手法については、
例えば、「画像解析ハンドブック、東京大学出版会(1
991)、第578頁」において詳細に述べられてい
る。これにより、粗輪郭線20を構成する画素のうち、
原画像のエッジ強度がしきい値Ti(i=1,2,…,
N−1)以下の画素を削除対象として、それぞれ削除可
能な画素がなくなるまで、中心線抽出処理を適用する。
そして、この中心線抽出処理を、しきい値をT1からTN
-1まで順に大きくしながら、(N−1)回繰り返す。例
えば、N=3,T1=85,T2=170の場合、2値画
像メモリ13の値が1の画素のうち、まず、原画像のエ
ッジ強度がT1(=85)以下の画素のみを削除対象と
して、中心線抽出処理を適用する。すなわち、通常の中
心線抽出処理では削除すべき画素でも、エッジ強度がT
1より大きければ、削除せずに残すようにする。ここ
で、削除した画素の2値画像メモリ13の値は0に設定
する。この後、削除可能な画素がなくなった時点で、し
きい値T1に対する中心線抽出処理を終了する。次に、
削除されなかった残りの画素のうち、エッジ強度がT2
(=170)以下の画素を削除の対象として、同様に中
心線抽出処理を適用し、削除可能な画素がなくなった時
点で、しきい値T2に対する中心点抽出処理を終了す
る。 (処理109:未削除の画素を対象とした中心線抽出処
理)しきい値TN-1に対する処理が終了しても、削除さ
れずに残った全ての画素を対象に中心線抽出処理を適用
し、最終的に線幅1画素の細線化結果を得る。そして、
原画像中の細線化結果を輪郭線とする部分画像を抽出領
域とする。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、操作者の負担を軽減
し、簡便な入力方法を用いて、自動的に効率よく所望の
領誠を抽出することができる。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における領域抽出方法の概略
を示すフローチャートである。
【図2】本発明の領域抽出方法で用いる粗輪郭線を示す
図である。
【図3】本発明の一実施例における画像処理装置の構成
図である。
【符号の説明】
10 画像処理装置 11 処理ユニット 12 画像メモリ 13 2値画像メモリ 14 ディスプレイモニタ 15 ポインティングデバイス 20 粗輪郭線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を記憶する手段と、画像を表示する
    手段と、画像中の任意の座標を指示・入力する手段とを
    備えた画像処理装置の領域抽出方法において、上記記憶
    手段に記憶された原画像を上記表示手段に表示し、表示
    中の輪郭線を包含するように、上記入力手段によって指
    示・入力された領域内の原画像の画素についてエッジ強
    度を求め、該エッジ強度を参照して、予め設定されたし
    きい値以下のエッジ強度を持つ画素を削除対象とし、最
    終的に線幅1画素の細線化結果が得られるまで、しきい
    値を段階的に大きくしながら、該指示・入力領域に対す
    る中心線抽出処理を繰返し適用し、得られた細線化結果
    を輪郭線とする部分画像を原画像中の抽出領域とするこ
    とを特徴とする領域抽出方法。
JP4036081A 1992-02-24 1992-02-24 領域抽出方法 Pending JPH05233810A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4036081A JPH05233810A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 領域抽出方法

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JP4036081A JPH05233810A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 領域抽出方法

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JPH05233810A true JPH05233810A (ja) 1993-09-10

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ID=12459793

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JP4036081A Pending JPH05233810A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 領域抽出方法

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JP (1) JPH05233810A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6542639B2 (en) 1997-08-22 2003-04-01 Fujitsu Limited Region extraction apparatus, region extraction method and computer readable recording medium
JP2009244567A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Brother Ind Ltd メロディライン特定システムおよびプログラム

Cited By (2)

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US6542639B2 (en) 1997-08-22 2003-04-01 Fujitsu Limited Region extraction apparatus, region extraction method and computer readable recording medium
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