JPH05233494A - 通信ソフトウェア構成方式 - Google Patents

通信ソフトウェア構成方式

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JPH05233494A
JPH05233494A JP4069532A JP6953292A JPH05233494A JP H05233494 A JPH05233494 A JP H05233494A JP 4069532 A JP4069532 A JP 4069532A JP 6953292 A JP6953292 A JP 6953292A JP H05233494 A JPH05233494 A JP H05233494A
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JP
Japan
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protocol
operating system
supervisor
communication software
function
Prior art date
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Pending
Application number
JP4069532A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Arisawa
純一 有沢
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NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Software Kyushu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性,保守性を向上できると共に、通信ソ
フトウェアの機能差をなくすことができ、異なるオペレ
ーティングシステムの下で容易に実装が行える通信ソフ
トウェア構成方式を提供する。 【構成】 オペレーティングシステム2の機能の違いを
吸収し、一定のインタフェースを提供するスーパバイザ
4と、このスーパバイザ4の下でプロトコルに従ったデ
ータの作成を行うプロトコルマシン5とから通信ソフト
ウェアを構成することにより、オペレーティングシステ
ム2毎にスーパバイザ4のみを作成すれば、プロトコル
マシン5については共通なものが使用できるため、異な
るオペレーティングシステムの下で稼働するシステムへ
の実装が容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は異なるオペレーティング
システム(OS)の下で容易に実装が行える通信ソフト
ウェア構成方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にコンピュータシステムはオペレー
ティングシステムの管理の下にあり、通信ソフトウェア
もオペレーティングシステムの管理の下で動作する。ま
た、オペレーティングシステムには種々のものが存在
し、提供する機能にも差異が存在する。
【0003】従って、通信ソフトウェアを新たに作成す
る場合は、対象となるコンピュータシステムのオペレー
ティングシステムの機能を考慮に入れ、オペレーティン
グシステム毎に作成を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
はオペレーティングシステム毎に通信ソフトウェアを作
成しなければならなかったため、次のような欠点が指摘
されていた。
【0005】複数のオペレーティングシステムを対象
とする場合、各通信ソフトウェアにおける共通部分が少
なく、生産性が良くない。
【0006】保守に際しても、個々のオペレーティン
グシステム用の通信ソフトウェアを対象としなければな
らないため、保守性も良くない。
【0007】オペレーティングシステムの提供する機
能により通信ソフトウェアに機能差が生じてしまい、均
質なものとできない。
【0008】本発明は上記の点に鑑み提案されたもので
あり、その目的とするところは、生産性,保守性を向上
できると共に、通信ソフトウェアの機能差をなくすこと
ができ、異なるオペレーティングシステムの下で容易に
実装が行える通信ソフトウェア構成方式を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、オペレーティングシステムの下で稼働する
システムに実装される通信ソフトウェアにおいて、オペ
レーティングシステムの機能の違いを吸収し、一定のイ
ンタフェースを提供するスーパバイザと、このスーパバ
イザの下でプロトコルに従ったデータの作成を行うプロ
トコルマシンとから通信ソフトウェアを構成するように
している。
【0010】
【作用】本発明の通信ソフトウェア構成方式にあって
は、オペレーティングシステムの機能の違いを吸収し、
一定のインタフェースを提供するスーパバイザと、この
スーパバイザの下でプロトコルに従ったデータの作成を
行うプロトコルマシンとから通信ソフトウェアを構成す
ることにより、オペレーティングシステム毎にスーパバ
イザのみを作成すれば、プロトコルマシンについては共
通なものが使用できるため、異なるオペレーティングシ
ステムの下で稼働するシステムへの実装が容易に行え
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は本発明の通信ソフトウェア構成方式
を適用したネットワークシステムの一実施例を示す構成
図である。
【0013】図1において、本実施例は、本発明の特徴
部分を含む自システム1と、ネットワーク6を介して接
続された相手側システム7とから構成されている。
【0014】自システム1内には、総合的な管理を行う
オペレーティングシステム2と、通信機能を利用するプ
ログラム3と、通信ソフトウェアを構成するスーパバイ
ザ4およびプロトコルマシン5とを含んでいる。
【0015】図2はスーパバイザ4の内部構成の例を示
したものであり、オペレーティングシステム2から送信
情報および受信情報を受信するプロトコル受信手段41
と、このプロトコル受信手段41の受信した情報をプロ
トコルマシン5に通知するプロトコル通知手段42と、
プロトコルマシン5からプロトコルに従ったデータの送
信要求を受信するプロトコル送信要求受信手段43と、
オペレーティングシステム2にプロトコルに従ったデー
タの送信を行うプロトコル送信手段44と、プロトコル
マシン5からのメモリ取得要求に応じ、オペレーティン
グシステム2に当該機能が存在する場合にはその機能を
利用し、存在しない場合には自らメモリ取得を行うメモ
リ提供手段45と、プロトコルマシン5からのタイマ利
用要求に応じ、オペレーティングシステム2に当該機能
が存在する場合にはその機能を利用し、存在しない場合
には自らタイマ機能を提供するタイマ提供手段46とを
備えている。
【0016】以下、上記の実施例の動作を場合を分けて
説明する。
【0017】(1)初期処理 ネットワーク6を利用して通信を行う場合、プロトコル
マシン5においてプロトコルに従ったデータを作成する
ためにメモリを必要とする場合があり、そのような場合
にはネットワーク6を介して通信を行う前に、プロトコ
ルマシン5はスーパバイザ4に対してメモリの取得要求
を行う。このメモリ取得要求はオペレーティングシステ
ム2の違いに関係なく、一定のインタフェースに基づい
て行われる。
【0018】スーパバイザ4のメモリ提供手段45はこ
のメモリ取得要求を受け、オペレーティングシステム2
にメモリ取得サービスを行う機能が存在する場合にはそ
の機能を利用してメモリの取得を行う。
【0019】また、オペレーティングシステム2にその
ような機能が存在しない場合、メモリ提供手段45は自
らメモリ取得を行う。例えば、スーパバイザ4はその起
動時にプロトコルマシン5が利用するメモリを準備して
おき、プロトコルマシン5からメモリ取得要求が行われ
た場合に、既に準備しておいたメモリをプロトコルマシ
ン5に提供する。
【0020】一方、ネットワーク6を利用して通信を行
う場合、プロトコルマシン5において経時的な処理を行
うためにタイマの利用を必要とする場合があり、そのよ
うな場合、プロトコルマシン5はスーパバイザ4に対し
てタイマの利用要求を行う。このタイマ利用要求はオペ
レーティングシステム2の違いに関係なく、一定のイン
タフェースに基づいて行われる。
【0021】スーパバイザ4のタイマ提供手段46はこ
のタイマ利用要求を受け、オペレーティングシステム2
にタイマサービスを行う機能が存在する場合にはその機
能を利用してタイマの設定を行う。
【0022】また、オペレーティングシステム2にその
ような機能が存在しない場合、タイマ提供手段46は自
らタイマ機能を提供し、プロトコルマシン5からの要求
に応じて、スーパバイザ4内部で実現したタイマを使用
可能な状態とする。
【0023】(2)送信処理 必要な初期設定が行われた後、自システム1のプログラ
ム3からの要求に応じ、ネットワーク6を介して相手側
システム7にデータを送信する場合の処理は次のように
して行われる。なお、この場合の大まかな信号の流れを
図3に示す。
【0024】先ず、送信側のプログラム3は送信情報を
組み立て、送信要求をオペレーティングシステム2に対
してS1で示すような流れで行う。
【0025】スーパバイザ4のプロトコル受信手段41
はオペレーティングシステム2がプログラム3から受け
取った送信情報をS2で示すような流れで取得する。こ
の送信情報には取得元情報が添付されており、この場
合、オペレーティングシステム2からスーパバイザ4に
対して通知される送信情報の取得元情報はプログラム3
を示すものとなる。
【0026】スーパバイザ4のプロトコル通知手段42
はプロトコル受信手段41がオペレーティングシステム
2から取得した送信情報をS3で示すような流れでプロ
トコルマシン5に通知する。この送信情報にも取得元情
報が添付されており、この場合、スーパバイザ4からプ
ロトコルマシン5に対して通知される送信情報の取得元
情報はプログラム3を示すものである。なお、この通知
はオペレーティングシステム2の違いに関係なく、一定
のインタフェースに基づいて行われる。
【0027】プロトコルマシン5は受け取った送信情報
を利用して相手側システム7に対して送信するデータを
作成する。この際、初期処理で取得したメモリが利用さ
れる場合がある。
【0028】プロトコルマシン5は作成したデータの送
信要求をS4で示す流れでスーパバイザ4に行い、スー
パバイザ4はその要求をプロトコル送信要求受信手段4
3により受け付ける。なお、この要求には送信相手先の
指定が伴われており、この場合は相手側システム7を示
すものとなっている。また、この要求はオペレーティン
グシステム2の違いに関係なく、一定のインタフェース
に基づいて行われる。
【0029】スーパバイザ4のプロトコル送信手段44
はプロトコル送信要求受信手段43により受け取ったデ
ータを、通信相手先を示す送信先情報を伴って、S5で
示す流れでオペレーティングシステム2に送信する。な
お、通信相手先は相手側システム7である。
【0030】オペレーティングシステム2は基本的な通
信機能に基づき、ネットワーク6を介してS6で示す流
れで指定された相手側システム7にプロトコルに従った
データを送信する。
【0031】(3)受信処理 次に、相手側システム7から送信されてきたデータをネ
ットワーク6を介して自システム1で受信する場合の処
理は次のようにして行われる。なお、この場合の大まか
な信号の流れを図4に示す。
【0032】先ず、相手側システム7がプロトコルに従
ったデータをネットワーク6を介して自システム1に送
信し、R1で示す流れで自システム1に達すると、自シ
ステム1のオペレーティングシステム2は基本的な通信
機能に基づいてそれを受信する。
【0033】スーパバイザ4のプロトコル受信手段41
はオペレーティングシステム2が相手側システム7から
受け取った受信情報をR2で示すような流れで取得す
る。この受信情報には取得元情報が添付されており、こ
の場合、オペレーティングシステム2からスーパバイザ
4に対して通知される情報の取得元情報は相手側システ
ム7を示すものとなる。
【0034】スーパバイザ4のプロトコル通知手段42
はプロトコル受信手段41がオペレーティングシステム
2から取得した受信情報をR3で示すような流れでプロ
トコルマシン5に通知する。この受信情報にも取得元情
報が添付されており、この場合、スーパバイザ4からプ
ロトコルマシン5に対して通知される受信情報の取得元
情報は相手側システム7を示すものである。なお、この
通知はオペレーティングシステム2の違いに関係なく、
一定のインタフェースに基づいて行われる。
【0035】プロトコルマシン5は通知された受信情報
に基づき、プログラム3に渡すデータを作成する。
【0036】プロトコルマシン5は作成したデータの送
信要求をR4で示す流れでスーパバイザ4に行い、スー
パバイザ4はその要求をプロトコル送信要求受信手段4
3により受け付ける。なお、この要求には送信相手先の
指定が伴われており、この場合はプログラム3を示すも
のとなっている。また、この要求はオペレーティングシ
ステム2の違いに関係なく、一定のインタフェースに基
づいて行われる。
【0037】スーパバイザ4のプロトコル送信手段44
はプロトコル送信要求受信手段43により受け取ったデ
ータを、相手先を示す送信先情報を伴って、R5で示す
流れでオペレーティングシステム2に送信する。なお、
相手先はプログラム3である。
【0038】オペレーティングシステム2はスーパバイ
ザ4から受け取ったデータを指定された受信側のプログ
ラム3にR6で示すような流れで送信する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信ソフ
トウェア構成方式にあっては、通信ソフトウェアをスー
パバイザとプロトコルマシンとに分けたので、次のよう
な効果がある。
【0040】複数のオペレーティングシステムを対象
とする場合であっても、オペレーティングシステム毎に
スーパバイザのみを作成すれば、プロトコルマシンにつ
いては共通に使用でき、また、プロトコルマシンはオペ
レーティングシステムを意識することなくスーパバイザ
の提供するインタフェースのみを考慮して作成すればよ
いため、生産性が大幅に向上する。
【0041】プロトコルマシンの保守は共通に行える
ため、保守性も向上する。
【0042】スーパバイザによりオペレーティングシ
ステムの機能差が吸収されるため、通信ソフトウェアの
機能差がなくなり、均質なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信ソフトウェア構成方式を適用した
ネットワークシステムの一実施例を示す構成図である。
【図2】図1におけるスーパバイザの詳細の例を示す図
である。
【図3】実施例の動作の説明図である。
【図4】実施例の動作の説明図である。
【符号の説明】
1……自システム 2……オペレーティングシステム 3……プログラム 4……スーパバイザ 41…プロトコル受信手段 42…プロトコル通知手段 43…プロトコル送信要求受信手段 44…プロトコル送信手段 45…メモリ提供手段 46…タイマ提供手段 5……プロトコルマシン 6……ネットワーク 7……相手側システム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレーティングシステムの下で稼働す
    るシステムに実装される通信ソフトウェアにおいて、 オペレーティングシステムの機能の違いを吸収し、一定
    のインタフェースを提供するスーパバイザと、 このスーパバイザの下でプロトコルに従ったデータの作
    成を行うプロトコルマシンとから通信ソフトウェアを構
    成することを特徴とした通信ソフトウェア構成方式。
  2. 【請求項2】 スーパバイザは、 オペレーティングシステムから送信情報および受信情報
    を受信するプロトコル受信手段と、 このプロトコル受信手段の受信した情報をプロトコルマ
    シンに通知するプロトコル通知手段と、 プロトコルマシンからプロトコルに従ったデータの送信
    要求を受信するプロトコル送信要求受信手段と、 オペレーティングシステムにプロトコルに従ったデータ
    の送信を行うプロトコル送信手段とを備えたことを特徴
    とする請求項1記載の通信ソフトウェア構成方式。
  3. 【請求項3】 スーパバイザは、 プロトコルマシンからのメモリ取得要求に応じ、オペレ
    ーティングシステムに当該機能が存在する場合にはその
    機能を利用し、存在しない場合には自らメモリ取得を行
    うメモリ提供手段と、 プロトコルマシンからのタイマ利用要求に応じ、オペレ
    ーティングシステムに当該機能が存在する場合にはその
    機能を利用し、存在しない場合には自らタイマ機能を提
    供するタイマ提供手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1または2記載の通信ソフトウェア構成方式。
JP4069532A 1992-02-19 1992-02-19 通信ソフトウェア構成方式 Pending JPH05233494A (ja)

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JP4069532A JPH05233494A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 通信ソフトウェア構成方式

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