JPH0523310Y2 - - Google Patents

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JPH0523310Y2
JPH0523310Y2 JP1700888U JP1700888U JPH0523310Y2 JP H0523310 Y2 JPH0523310 Y2 JP H0523310Y2 JP 1700888 U JP1700888 U JP 1700888U JP 1700888 U JP1700888 U JP 1700888U JP H0523310 Y2 JPH0523310 Y2 JP H0523310Y2
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core pin
mold
electromagnetic coil
magnet
tip
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は射出成形用金型に関するものであ
る。
(ロ) 従来の技術 光フアイバーコネクタ部品あるいはLSI製造装
置のボンデイングキヤピラリ等には中心に20〜
300μmの微細な空孔が設けられている。この空孔
は部品外径に対して極めて高い同心度が要求され
ている。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 このような空孔を有するセラミツクス製品を射
出成形法で製造しようとすると、その中子ピンの
直径Dはμmオーダーと極めて細く、しかも中子
ピンの長さLは数十mmとなり、いわゆるL/Dの
大きい孔を加工する必要が生じてくる。セラミツ
クス部品を射出成形するには、一般に流動性の低
い材料を用いて比較的高圧で金型内に射出する必
要があり、このような条件の下でL/Dの極めて
大きい中子ピンの同心度を保持するのは甚だ困難
であるという問題点があつた。本考案は、このよ
うな課題を解決することを目的としている。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案は、中子ピン先端部を囲むように磁石を
設けると共に、中子ピンを電磁石コイルを用いて
磁化することにより、上記課題を解決する。すな
わち、本考案は、固定側金型と、可動側金型と、
両金型によつて形成されるキヤビテイ内に設けら
れる中子ピンとを有しており、金型内には中子ピ
ン先端を囲むように磁石が設けられると共に、中
子ピン本体側を囲むように電磁石コイルが設けら
れており、中子ピンは電磁石コイルに通電してい
るときのみ磁性を示す材料からなることを特徴と
する射出成形用金型である。
(ホ) 作用 磁石は中子ピン側を例えばN極となるように配
置し、電磁石コイルは通電したとき中子ピンの先
端側が同じ磁極、例えばN極となるように配置し
ておく。電磁石コイルに通電すると、中子ピンの
先端はN極となり、磁石のN極から離れようとす
る力が働き、この位置を保持しようとする。この
状態で、射出成形を行なうと、セラミツクス材料
が流入する際に中子ピンを動かそうとする力が働
いても、元の位置を保持しようとするので、キヤ
ビテイ内径に対する、中子ピンの同心度を精度よ
く維持することができる。
(ヘ) 実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。第1図において、固定側金型1に対接
して可動側金型2が設けられている。固定側金型
1には製品の外形に合わせてキヤビテイ3が設け
られている。可動側金型2にはキヤビテイ3内に
射出材料を送るゲート5が設けられている。可動
側金型2を貫通してキヤビテイ3内に中子ピン4
が設けられている。固定側金型1には中子ピン4
の先端部4aを囲むように永久磁石6が設けられ
ている。永久磁石6はリング状の磁石とするのが
一般的であり、その内径はキヤビテイ3の内径と
所望の同心度をもつて取り付けられているものと
する。磁石6は必要に応じて、電磁石構造のもの
とすることができる。固定側金型1内には中子ピ
ン4の本体側4bを囲むようにコイル室7が設け
られており、コイル室7内には電磁石コイル8が
設けられている。電磁石コイル8の両端部は図示
しない電源部に接続されている。中子ピン4は電
磁石コイル8に通電したときのみ磁性を示す材
料、たとえば純鉄で形成されている。この中子ピ
ン4を磁石で形成するのは、金型内に挿入すると
きに、近傍にある磁性体の影響を受けて曲げら
れ、折損の原因となるので、好ましくない。
次に、この実施例の作用を説明する。
リング状の永久磁石6は例えば内径側がN極、
外径側がS極となつているものとする。一方、図
示しない電源部から電磁石コイル8に通電する
と、中子ピン4の先端部4aはN極に、根元側4
cはS極に磁化されるものとする。このとき、先
端部4aは永久磁石6のN極から遠ざかろうと
し、結果的には先端部4aは永久磁石6の内径と
同心を保とうとする力が働く。この状態でゲート
5を通してセラミツクス材料をキヤビテイ3内に
射出し、保圧工程を経て、電磁石コイル8への通
電を断ち、可動側金型2を移動させて中子ピン4
を埋設したまま製品原形であるグリーン成形体を
固定側金型1から離脱させ、その後、中子ピン4
を引き抜くことにより、グリーン成形体を取り出
し、脱脂工程などを経て製品を得る。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によれば、セ
ラミツクス原料を射出する際、中子ピンが磁力に
より、キヤビテイと同心度を維持しようとする力
を受けるので、L/Dの大きい微細孔を有する製
品を精度よく成形することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の射出成形用金型の要部を示す
部分断面図である。 1……固定側金型、2……可動側金型、3……
キヤビテイ、4……中子ピン、4a……先端部、
4b……本体側、4c……根元側、5……ゲー
ト、6……永久磁石、7……コイル室、8……電
磁石コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定側金型と、可動側金型と、両金型によつて
    形成されるキヤビテイ内に設けられる中子ピンと
    を有しており、金型内には中子ピン先端を囲むよ
    うに磁石が設けられると共に、中子ピン本体側を
    囲むように電磁石コイルが設けられており、中子
    ピンは電磁石コイルに通電しているときのみ磁性
    を示す材料からなることを特徴とする射出成形用
    金型。
JP1700888U 1988-02-13 1988-02-13 Expired - Lifetime JPH0523310Y2 (ja)

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JPH01125617U JPH01125617U (ja) 1989-08-28
JPH0523310Y2 true JPH0523310Y2 (ja) 1993-06-15

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