JPH05233040A - 数値制御装置 - Google Patents
数値制御装置Info
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- JPH05233040A JPH05233040A JP3477392A JP3477392A JPH05233040A JP H05233040 A JPH05233040 A JP H05233040A JP 3477392 A JP3477392 A JP 3477392A JP 3477392 A JP3477392 A JP 3477392A JP H05233040 A JPH05233040 A JP H05233040A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- turret
- correction data
- mounting direction
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 精度の高い工具補正データを得られ、精度の
高い加工が行える数値制御装置を提供する。 【構成】 工具装着方向判別部12により割り出された
刃物タレット割り出し面の工具装着方向を工具装着方向
記憶部13を参照して判別し、加工プログラムに指示さ
れた刃物台タレット割り出し面の工具装着方向を工具装
着方向判別部12により判別された工具装着方向により
工具補正データ保存部5から該当する工具補正データを
工具補正データ選択部14により選択し、工具補正デー
タ選択部14により選択された工具補正データに基づき
工具補正演算を工具位置補正演算部3により行う。これ
により、同じ工具を刃物台タレットに側面加工方向また
は正面加工方向に装着して使用する場合に、工具番号と
工具補正番号を同じ番号にして、作業上のミスを低減す
る。また、工具の装着方向を意識する必要が無くなり、
プログラマの負担を軽減する。
高い加工が行える数値制御装置を提供する。 【構成】 工具装着方向判別部12により割り出された
刃物タレット割り出し面の工具装着方向を工具装着方向
記憶部13を参照して判別し、加工プログラムに指示さ
れた刃物台タレット割り出し面の工具装着方向を工具装
着方向判別部12により判別された工具装着方向により
工具補正データ保存部5から該当する工具補正データを
工具補正データ選択部14により選択し、工具補正デー
タ選択部14により選択された工具補正データに基づき
工具補正演算を工具位置補正演算部3により行う。これ
により、同じ工具を刃物台タレットに側面加工方向また
は正面加工方向に装着して使用する場合に、工具番号と
工具補正番号を同じ番号にして、作業上のミスを低減す
る。また、工具の装着方向を意識する必要が無くなり、
プログラマの負担を軽減する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工具を正面方向および
側面方向に取り付けられる刃物台タレットを有する工作
機械を制御する数値制御装置に関する。
側面方向に取り付けられる刃物台タレットを有する工作
機械を制御する数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工具はその長さや大きさが異なるため、
工作機械に装着した際の刃先位置は基準位置(例えば、
基準工具の刃先位置など)に対してズレがある。図5
は、工具21を刃物台タレット20上に、加工物の正面
を加工する方向に装着した場合と、工具21を加工物の
側面を加工する方向に装着した場合の刃先位置の基準位
置(基準工具22の刃先位置)からのズレを示す。ここ
で、工具21を側面加工方向に装着した場合のズレ量は
X軸方向がXa,Z軸方向がZa,正面加工方向に装着
した場合のズレ量はX軸方向がXb,Z軸方向がZbで
ある。これらのズレ量を補正データとしてあらかじめ数
値制御装置に保存しておき、加工時に、加工プログラム
に指令された工具補正番号に対応する補正データを取り
出して、それぞれの工具位置を補正している。これを、
工具補正機能と呼んでいる。図4は、従来の数値制御装
置の構成を示すブロック図である。数値制御装置は、加
工プログラムを保存する加工プログラム保存部1を有し
ており、加工プログラム保存部1には、加工プログラム
保存部1より加工プログラムを1ブロックずつ読み出し
てその内容を解釈し工具移動指令を工具位置補正演算部
3へ出力すると共に工具補正番号指令を工具補正データ
選択部4へ出力するプログラム解釈部2が接続されてい
る。そして、工具補正データ選択部4には、工具補正デ
ータ入力部9により予め入力された図7に示すような工
具補正データを保存する工具補正データ保存部5が接続
されており、工具補正データ選択部4は、プログラム解
釈部2から送られる工具補正番号指令に従って工具補正
データ保存部5から対応する工具補正データを取り出し
て工具位置補正演算部3へ出力するようになっている。
また、工具位置補正演算部3には、工具移動指令に基づ
く制御軸の制御位置を演算する制御軸演算部6が接続さ
れており、制御軸演算部6には、サーボモータ8を制御
するサーボ制御部7が接続されている。なお、刃物台タ
レット及び複数の工具を保持する工具マガジンから工具
を刃物台タレットに供給する工具交換装置(以下ATC
と称す)を有する数値制御旋盤において、刃物台タレッ
トは、一般的に工具を側面加工方向及び正面加工方向の
いずれにも装着できる様な構造になっている。図6にそ
の刃物台タレットの一例を示す。この8角刃物台タレッ
トにおいては、その割り出し面T1,T3,T5,T7
が工具を側面加工方向に装着するための割り出し面であ
り、割り出し面T2,T4,T6,T8が工具を正面加
工方向に装着するための割り出し面である。この刃物台
タレットにおいて、図5に示すように、所定の工具21
を側面加工方向用割り出し面であるT1に装着した場合
のズレ量(Xa,Za)を工具補正番号01として、正
面加工方向割り出し面であるT2に装着した場合のズレ
量(Xb,Zb)を工具補正番号11として、工具補正
データ保存部に保存する(図8参照)。次に動作につい
て説明する。プログラム解釈部2は、加工プログラム保
存部1より加工プログラムを1ブロックずつ読み出して
その内容を解釈し、工具移動指令を工具位置補正演算部
3に、工具補正番号指令を工具補正データ選択部4に送
る。工具補正データ選択部4は、送られてきた工具補正
番号に従って、工具補正データ保存部5から対応する工
具補正データを取り出して、工具位置補正演算部3に送
る。なお、工具補正データ保存部5には、あらかじめ工
具補正データ入力部9より工具補正毎に工具補正データ
が入力保存されており、旋盤用数値制御装置における工
具補正データ保存部5の場合には、図8に示すように、
各工具補正番号毎にX軸方向の工具補正データとZ軸方
向の工具補正データが保存されている。工具位置補正演
算部3は、プログラム解釈部2より送られてきた工具移
動指令値に、工具補正データ選択部4より送られてきた
工具補正データを加えて実際の制御位置を算出し、制御
軸演算部6に送る。それから、制御軸演算部6は、送ら
れてきた制御位置に基づいて演算を行い、その演算結果
をサーボ制御部7に送る。サーボ制御部7は、その演算
結果を受けてサーボモータ8を制御する。
工作機械に装着した際の刃先位置は基準位置(例えば、
基準工具の刃先位置など)に対してズレがある。図5
は、工具21を刃物台タレット20上に、加工物の正面
を加工する方向に装着した場合と、工具21を加工物の
側面を加工する方向に装着した場合の刃先位置の基準位
置(基準工具22の刃先位置)からのズレを示す。ここ
で、工具21を側面加工方向に装着した場合のズレ量は
X軸方向がXa,Z軸方向がZa,正面加工方向に装着
した場合のズレ量はX軸方向がXb,Z軸方向がZbで
ある。これらのズレ量を補正データとしてあらかじめ数
値制御装置に保存しておき、加工時に、加工プログラム
に指令された工具補正番号に対応する補正データを取り
出して、それぞれの工具位置を補正している。これを、
工具補正機能と呼んでいる。図4は、従来の数値制御装
置の構成を示すブロック図である。数値制御装置は、加
工プログラムを保存する加工プログラム保存部1を有し
ており、加工プログラム保存部1には、加工プログラム
保存部1より加工プログラムを1ブロックずつ読み出し
てその内容を解釈し工具移動指令を工具位置補正演算部
3へ出力すると共に工具補正番号指令を工具補正データ
選択部4へ出力するプログラム解釈部2が接続されてい
る。そして、工具補正データ選択部4には、工具補正デ
ータ入力部9により予め入力された図7に示すような工
具補正データを保存する工具補正データ保存部5が接続
されており、工具補正データ選択部4は、プログラム解
釈部2から送られる工具補正番号指令に従って工具補正
データ保存部5から対応する工具補正データを取り出し
て工具位置補正演算部3へ出力するようになっている。
また、工具位置補正演算部3には、工具移動指令に基づ
く制御軸の制御位置を演算する制御軸演算部6が接続さ
れており、制御軸演算部6には、サーボモータ8を制御
するサーボ制御部7が接続されている。なお、刃物台タ
レット及び複数の工具を保持する工具マガジンから工具
を刃物台タレットに供給する工具交換装置(以下ATC
と称す)を有する数値制御旋盤において、刃物台タレッ
トは、一般的に工具を側面加工方向及び正面加工方向の
いずれにも装着できる様な構造になっている。図6にそ
の刃物台タレットの一例を示す。この8角刃物台タレッ
トにおいては、その割り出し面T1,T3,T5,T7
が工具を側面加工方向に装着するための割り出し面であ
り、割り出し面T2,T4,T6,T8が工具を正面加
工方向に装着するための割り出し面である。この刃物台
タレットにおいて、図5に示すように、所定の工具21
を側面加工方向用割り出し面であるT1に装着した場合
のズレ量(Xa,Za)を工具補正番号01として、正
面加工方向割り出し面であるT2に装着した場合のズレ
量(Xb,Zb)を工具補正番号11として、工具補正
データ保存部に保存する(図8参照)。次に動作につい
て説明する。プログラム解釈部2は、加工プログラム保
存部1より加工プログラムを1ブロックずつ読み出して
その内容を解釈し、工具移動指令を工具位置補正演算部
3に、工具補正番号指令を工具補正データ選択部4に送
る。工具補正データ選択部4は、送られてきた工具補正
番号に従って、工具補正データ保存部5から対応する工
具補正データを取り出して、工具位置補正演算部3に送
る。なお、工具補正データ保存部5には、あらかじめ工
具補正データ入力部9より工具補正毎に工具補正データ
が入力保存されており、旋盤用数値制御装置における工
具補正データ保存部5の場合には、図8に示すように、
各工具補正番号毎にX軸方向の工具補正データとZ軸方
向の工具補正データが保存されている。工具位置補正演
算部3は、プログラム解釈部2より送られてきた工具移
動指令値に、工具補正データ選択部4より送られてきた
工具補正データを加えて実際の制御位置を算出し、制御
軸演算部6に送る。それから、制御軸演算部6は、送ら
れてきた制御位置に基づいて演算を行い、その演算結果
をサーボ制御部7に送る。サーボ制御部7は、その演算
結果を受けてサーボモータ8を制御する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の数値制御装置
は、以上のように構成されているので、同一の工具を側
面加工方向にも装着可能な場合には、一本の工具に対し
て2つの工具補正番号を使用していたので、ATC付き
旋盤のように多数の工具を使用する場合には、その工具
補正データの数も膨大になり、管理が煩わしいという問
題があった。また、通常、工具補正番号は工具番号と同
じ番号にした方が作業上のミスが少なくなるが、上述し
たように一本の工具を側面加工方向にも正面加工方向に
も装着可能な場合には、同一工具であるにも関わらず異
なった工具補正番号を使用せねばならないため、加工プ
ログラム作成時には、工具を側面加工方向・正面加工方
向のいずれに装着しているかを常に意識せねばならず、
プログラマにとって負担になっていた。そこで、この問
題点を解消するものとして本出願人は、特願平3ー17
4026を既に提案している。この特許は、工具を側面
加工方向または正面加工方向のいずれか一方に装着した
場合の工具補正データを保存しておき、工具が他方に装
着された場合には、保存されている工具補正データのX
軸方向データとZ軸方向データを入れ換えて新たに工具
補正データを求め、工具位置補正に使用するものであ
る。しかし、同一工具であっても、側面加工に使用する
場合と正面加工に使用する場合では、工具に対して切削
力のかかる方向が異なるため、単に両軸のデータを入れ
換えただけでは、精度の高い工具補正データは得られ
ず、ひいては精度の高い加工が行えないという欠点があ
った。この発明は、上記のような課題を解消するために
なされたもので、精度の高い工具補正データを得られ、
精度の高い加工が行える数値制御装置を提供することを
目的とするものである。
は、以上のように構成されているので、同一の工具を側
面加工方向にも装着可能な場合には、一本の工具に対し
て2つの工具補正番号を使用していたので、ATC付き
旋盤のように多数の工具を使用する場合には、その工具
補正データの数も膨大になり、管理が煩わしいという問
題があった。また、通常、工具補正番号は工具番号と同
じ番号にした方が作業上のミスが少なくなるが、上述し
たように一本の工具を側面加工方向にも正面加工方向に
も装着可能な場合には、同一工具であるにも関わらず異
なった工具補正番号を使用せねばならないため、加工プ
ログラム作成時には、工具を側面加工方向・正面加工方
向のいずれに装着しているかを常に意識せねばならず、
プログラマにとって負担になっていた。そこで、この問
題点を解消するものとして本出願人は、特願平3ー17
4026を既に提案している。この特許は、工具を側面
加工方向または正面加工方向のいずれか一方に装着した
場合の工具補正データを保存しておき、工具が他方に装
着された場合には、保存されている工具補正データのX
軸方向データとZ軸方向データを入れ換えて新たに工具
補正データを求め、工具位置補正に使用するものであ
る。しかし、同一工具であっても、側面加工に使用する
場合と正面加工に使用する場合では、工具に対して切削
力のかかる方向が異なるため、単に両軸のデータを入れ
換えただけでは、精度の高い工具補正データは得られ
ず、ひいては精度の高い加工が行えないという欠点があ
った。この発明は、上記のような課題を解消するために
なされたもので、精度の高い工具補正データを得られ、
精度の高い加工が行える数値制御装置を提供することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するためになされたものであり、刃物台タレットの
各割り出し面が、加工物の正面を加工する方向に工具を
装着する割り出し面であるか、加工物の側面を加工する
方向に工具を装着する割り出し面であるかを各割り出し
面(番号)毎に記憶する工具装着方向記憶部と、工具を
刃物台タレットに正面加工方向に装着したときの工具補
正データである正面工具補正データおよび側面加工方向
に装着したときの工具補正データである側面工具補正デ
ータを各工具補正番号毎に保存する工具補正データ保存
部と、割り出された刃物タレット割り出し面の工具装着
方向を工具装着方向記憶部を参照して判別する工具装着
方向判別部と、加工プログラムに指示された工具補正番
号と工具装着方向判別部により判別された工具装着方向
により工具補正データ保存部から該当する工具補正デー
タを選択する工具補正データ選択部と、工具補正データ
選択部により選択された工具補正データに基づき工具補
正演算を行う工具位置補正演算部とを備えることを特徴
とするものである。
解決するためになされたものであり、刃物台タレットの
各割り出し面が、加工物の正面を加工する方向に工具を
装着する割り出し面であるか、加工物の側面を加工する
方向に工具を装着する割り出し面であるかを各割り出し
面(番号)毎に記憶する工具装着方向記憶部と、工具を
刃物台タレットに正面加工方向に装着したときの工具補
正データである正面工具補正データおよび側面加工方向
に装着したときの工具補正データである側面工具補正デ
ータを各工具補正番号毎に保存する工具補正データ保存
部と、割り出された刃物タレット割り出し面の工具装着
方向を工具装着方向記憶部を参照して判別する工具装着
方向判別部と、加工プログラムに指示された工具補正番
号と工具装着方向判別部により判別された工具装着方向
により工具補正データ保存部から該当する工具補正デー
タを選択する工具補正データ選択部と、工具補正データ
選択部により選択された工具補正データに基づき工具補
正演算を行う工具位置補正演算部とを備えることを特徴
とするものである。
【0005】
【作用】上述構成に基づき、ATC付旋盤のように多数
の工具を使用し、同じ工具を刃物台タレットに側面加工
方向にも正面加工方向にも装着して使用する場合に、工
具番号と工具補正番号を同じ番号にして、作業上のミス
を低減する。また、加工プログラム作成時にも、工具を
側面加工方向、正面加工方向のいずれに装着しているか
を意識して工具補正番号指令をする必要はないので、プ
ログラマの負担を軽減する。
の工具を使用し、同じ工具を刃物台タレットに側面加工
方向にも正面加工方向にも装着して使用する場合に、工
具番号と工具補正番号を同じ番号にして、作業上のミス
を低減する。また、加工プログラム作成時にも、工具を
側面加工方向、正面加工方向のいずれに装着しているか
を意識して工具補正番号指令をする必要はないので、プ
ログラマの負担を軽減する。
【0006】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。図1は、本発明の一実施例に係る数値制御装置の
構成を示すブロック図である。なお、図4と同一構成部
分には同一符号を付して説明を省略する。本実施例の数
値制御装置は、刃物台タレット10より割り出し面番号
を入力される刃物台タレット制御部11を有しており、
刃物台タレット制御部11には、各割り出し面に対する
工具装着方向を記憶する工具装着方向記憶部13を参照
して刃物台タレット10より入力される割り出し面番号
に対応する工具装着方向を判別する工具装着方向判別部
12が接続されており、工具装着方向判別部12は工具
補正データ選択部14に接続されている。また、工具補
正データ保存部5には、予め工具補正データ入力部9よ
り工具補正番号毎に、工具を刃物台タレットに正面加工
方向に装着した時の工具補正データである正面工具補正
データと、側面加工方向に装着した時の工具補正データ
である側面工具補正データが入力保存されている。工具
補正データ保存部5には、図2に示すように工具補正番
号毎に正面工具補正データと側面工具補正データが保存
されており、図5に示すように所定の工具21を側面加
工方向用割り出し面であるT1に装着した場合のズレ量
(Xa,Za)も、正面加工方向用割り出し面であるT
2に装着した場合のズレ量(Xb,Zb)も、同じ工具
補正番号01として保存されている。また、工具装着方
向記憶部13には、刃物台タレットの各割り出し面が、
加工物の正面を加工する方向に工具を装着する割り出し
面であるか、加工物の側面を加工する方向に工具を装着
する割り出し面であるかが各割り出し面(番号)毎に記
憶されている。
する。図1は、本発明の一実施例に係る数値制御装置の
構成を示すブロック図である。なお、図4と同一構成部
分には同一符号を付して説明を省略する。本実施例の数
値制御装置は、刃物台タレット10より割り出し面番号
を入力される刃物台タレット制御部11を有しており、
刃物台タレット制御部11には、各割り出し面に対する
工具装着方向を記憶する工具装着方向記憶部13を参照
して刃物台タレット10より入力される割り出し面番号
に対応する工具装着方向を判別する工具装着方向判別部
12が接続されており、工具装着方向判別部12は工具
補正データ選択部14に接続されている。また、工具補
正データ保存部5には、予め工具補正データ入力部9よ
り工具補正番号毎に、工具を刃物台タレットに正面加工
方向に装着した時の工具補正データである正面工具補正
データと、側面加工方向に装着した時の工具補正データ
である側面工具補正データが入力保存されている。工具
補正データ保存部5には、図2に示すように工具補正番
号毎に正面工具補正データと側面工具補正データが保存
されており、図5に示すように所定の工具21を側面加
工方向用割り出し面であるT1に装着した場合のズレ量
(Xa,Za)も、正面加工方向用割り出し面であるT
2に装着した場合のズレ量(Xb,Zb)も、同じ工具
補正番号01として保存されている。また、工具装着方
向記憶部13には、刃物台タレットの各割り出し面が、
加工物の正面を加工する方向に工具を装着する割り出し
面であるか、加工物の側面を加工する方向に工具を装着
する割り出し面であるかが各割り出し面(番号)毎に記
憶されている。
【0007】図6に示す8角刃物台タレットの場合、そ
の工具装着方向記憶部13には、図3に示すように、各
割り出し面に対する工具装着方向が「0」または「1」
で記憶されている。次に、本実施例の作用について説明
する。プログラム解釈部2は、加工プログラム保存部1
より加工プログラムを1ブロックづつ読み出してその内
容を解釈し、工具移動指令を工具位置補正演算部3に、
工具補正番号指令を工具補正データ選択部14に送る。
この際、刃物台タレット制御部11は、刃物台タレット
10より送られる割り出し面番号を入力して工具装着方
向判別部12に送り、工具装着方向判別部12は、送ら
れてきた割り出し面番号を基にその割り出し面が側面加
工方向割り出し面か、正面加工方向割り出し面かを工具
装着方向記憶部13に記憶されているデータより判別し
て工具補正データ選択部14へ送る。例えば、工具装着
方向判別部12は、図3に示すように、側面加工方向は
「0」、正面加工方向は「1」として工具補正データ選
択部14へ送る。そして、工具補正データ選択部14
は、プログラム解釈部2より送られてきた工具補正番号
と、工具装着方向判別部12より送られてきた割り出し
面の加工方向(「0」または「1」)に従って、工具補
正データ保存部5から対応する工具補正データを取り出
して工具位置補正演算部3に送る。例えば、工具補正番
号が「01」かつ工具装着方向が「0」すなわち側面加
工方向の場合、側面加工補正データ(Xa,Za)を工
具位置補正演算部3に送る。そして、工具位置補正演算
部3は、プログラム解釈部2より送られてきた工具移動
指令値に、工具補正データ選択部14より送られてきた
工具補正データ(Xa,Za)を加えて実際の制御位置
を算出し、制御軸演算部6に送る。それから、制御軸演
算部6は、送られてきた制御位置に基づいて演算を行
い、その演算結果をサーボ制御部7に送り、サーボ制御
部7は、その演算結果を受けてサーボモータ8を制御す
る。
の工具装着方向記憶部13には、図3に示すように、各
割り出し面に対する工具装着方向が「0」または「1」
で記憶されている。次に、本実施例の作用について説明
する。プログラム解釈部2は、加工プログラム保存部1
より加工プログラムを1ブロックづつ読み出してその内
容を解釈し、工具移動指令を工具位置補正演算部3に、
工具補正番号指令を工具補正データ選択部14に送る。
この際、刃物台タレット制御部11は、刃物台タレット
10より送られる割り出し面番号を入力して工具装着方
向判別部12に送り、工具装着方向判別部12は、送ら
れてきた割り出し面番号を基にその割り出し面が側面加
工方向割り出し面か、正面加工方向割り出し面かを工具
装着方向記憶部13に記憶されているデータより判別し
て工具補正データ選択部14へ送る。例えば、工具装着
方向判別部12は、図3に示すように、側面加工方向は
「0」、正面加工方向は「1」として工具補正データ選
択部14へ送る。そして、工具補正データ選択部14
は、プログラム解釈部2より送られてきた工具補正番号
と、工具装着方向判別部12より送られてきた割り出し
面の加工方向(「0」または「1」)に従って、工具補
正データ保存部5から対応する工具補正データを取り出
して工具位置補正演算部3に送る。例えば、工具補正番
号が「01」かつ工具装着方向が「0」すなわち側面加
工方向の場合、側面加工補正データ(Xa,Za)を工
具位置補正演算部3に送る。そして、工具位置補正演算
部3は、プログラム解釈部2より送られてきた工具移動
指令値に、工具補正データ選択部14より送られてきた
工具補正データ(Xa,Za)を加えて実際の制御位置
を算出し、制御軸演算部6に送る。それから、制御軸演
算部6は、送られてきた制御位置に基づいて演算を行
い、その演算結果をサーボ制御部7に送り、サーボ制御
部7は、その演算結果を受けてサーボモータ8を制御す
る。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
工具装着方向記憶部により刃物台タレットの各割り出し
面が、加工物の正面を加工する方向に工具を装着する割
り出し面であるか、加工物の側面を加工する方向に工具
を装着する割り出し面であるかを各割り出し面(番号)
毎に記憶し、工具補正データ保存部により工具を刃物台
タレットに正面加工方向に装着したときの工具補正デー
タである正面工具補正データおよび側面加工方向に装着
したときの工具補正データである側面工具補正データを
各工具補正番号毎に保存し、工具装着方向判別部により
割り出された刃物台タレット割り出し面の工具装着方向
を工具装着方向記憶部を参照して判別し、加工プログラ
ムに指示された工具補正番号と工具装着方向判別部によ
り判別された工具装着方向により工具補正データ保存部
から該当する工具補正データを工具補正データ選択部に
より選択し、工具補正データ選択部により選択された工
具補正データに基づき工具補正演算を工具位置補正演算
部により行うように構成したので、同じ工具を刃物台タ
レットに側面加工方向にも正面加工方向にも装着して使
用する場合に、工具番号と工具補正番号を同じ番号にし
て、作業上のミスを低減することができ、また精度の高
い工具補正データを得られ、精度の高い加工が行うこと
ができ、更に加工プログラム作成時に、工具を側面加工
方向、正面加工方向のいずれに装着しているかを意識し
て工具補正番号指令をする必要が無くなり、プログラマ
の負担を軽減することができる。
工具装着方向記憶部により刃物台タレットの各割り出し
面が、加工物の正面を加工する方向に工具を装着する割
り出し面であるか、加工物の側面を加工する方向に工具
を装着する割り出し面であるかを各割り出し面(番号)
毎に記憶し、工具補正データ保存部により工具を刃物台
タレットに正面加工方向に装着したときの工具補正デー
タである正面工具補正データおよび側面加工方向に装着
したときの工具補正データである側面工具補正データを
各工具補正番号毎に保存し、工具装着方向判別部により
割り出された刃物台タレット割り出し面の工具装着方向
を工具装着方向記憶部を参照して判別し、加工プログラ
ムに指示された工具補正番号と工具装着方向判別部によ
り判別された工具装着方向により工具補正データ保存部
から該当する工具補正データを工具補正データ選択部に
より選択し、工具補正データ選択部により選択された工
具補正データに基づき工具補正演算を工具位置補正演算
部により行うように構成したので、同じ工具を刃物台タ
レットに側面加工方向にも正面加工方向にも装着して使
用する場合に、工具番号と工具補正番号を同じ番号にし
て、作業上のミスを低減することができ、また精度の高
い工具補正データを得られ、精度の高い加工が行うこと
ができ、更に加工プログラム作成時に、工具を側面加工
方向、正面加工方向のいずれに装着しているかを意識し
て工具補正番号指令をする必要が無くなり、プログラマ
の負担を軽減することができる。
【図1】本発明に係る数値制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】本発明に係る補正データを示す図である。
【図3】本発明に係る割り出し面に対する工具装着方向
を示す図である。
を示す図である。
【図4】従来の数値制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図5】同一工具を刃物台タレット上の異なる装着面に
装着した状態を示す図である。
装着した状態を示す図である。
【図6】刃物台タレットを示す図である。
【図7】従来の工具補正データ保存部の補正データテー
ブルを示す図である。
ブルを示す図である。
【図8】従来の補正データを示す図である。
1 加工プログラム保存部 2 プログラム解釈部 3 工具位置補正演算部 4 工具補正データ選択部 5 工具補正データ保存部 6 制御軸演算部 7 サーボ制御部 8 サーボモータ 9 工具補正データ入力部 10 刃物台タレット 11 刃物台タレット制御部 12 工具装着方向判別部 13 工具装着方向記憶部
Claims (1)
- 【請求項1】 工具を正面方向または側面方向に取り付
け得ると共に複数の工具を装着して旋回動作を行うこと
により所望の工具を切削位置に割り出して加工を行う刃
物台タレットを備える工作機械を制御する数値制御装置
において、 刃物台タレットの各割り出し面が、加工物の正面を加工
する方向に工具を装着する割り出し面であるか、加工物
の側面を加工する方向に工具を装着する割り出し面であ
るかを各割り出し面(番号)毎に記憶する工具装着方向
記憶部と、 工具を刃物台タレットに正面加工方向に装着したときの
工具補正データである正面工具補正データおよび側面加
工方向に装着したときの工具補正データである側面工具
補正データを各工具補正番号毎に保存する工具補正デー
タ保存部と、 割り出された刃物タレット割り出し面の工具装着方向を
工具装着方向記憶部を参照して判別する工具装着方向判
別部と、 加工プログラムに指示された工具補正番号と工具装着方
向判別部により判別された工具装着方向により工具補正
データ保存部から該当する工具補正データを選択する工
具補正データ選択部と、 工具補正データ選択部により選択された工具補正データ
に基づき工具補正演算を行う工具位置補正演算部と、 を備えることを特徴とする数値制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3477392A JPH05233040A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 数値制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3477392A JPH05233040A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 数値制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05233040A true JPH05233040A (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=12423623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3477392A Pending JPH05233040A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 数値制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05233040A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000141164A (ja) * | 1998-11-04 | 2000-05-23 | Hitachi Seiki Co Ltd | 数値制御方法および装置 |
JP7340126B1 (ja) * | 2023-01-27 | 2023-09-06 | ヤマザキマザック株式会社 | 旋盤、旋盤加工システム、及び、旋盤の刃先位置推定方法 |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP3477392A patent/JPH05233040A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000141164A (ja) * | 1998-11-04 | 2000-05-23 | Hitachi Seiki Co Ltd | 数値制御方法および装置 |
JP7340126B1 (ja) * | 2023-01-27 | 2023-09-06 | ヤマザキマザック株式会社 | 旋盤、旋盤加工システム、及び、旋盤の刃先位置推定方法 |
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