JPH05233017A - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JPH05233017A
JPH05233017A JP3504792A JP3504792A JPH05233017A JP H05233017 A JPH05233017 A JP H05233017A JP 3504792 A JP3504792 A JP 3504792A JP 3504792 A JP3504792 A JP 3504792A JP H05233017 A JPH05233017 A JP H05233017A
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JP
Japan
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write
programmable controller
range
program
data
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JP3504792A
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Inventor
Naonori Kikuchi
直典 菊池
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プログラマブルコントローラのユーザメモリ
中に格納されたシーケンスプログラムの修正を容易且つ
安全確実に行う。 【構成】 制御対象10の入力情報を受ける入力インタ
フェース7と、制御対象10を制御する演算結果を出力
する出力インタフェース7と、シーケンスプログラムを
記憶するユーザメモリ5と、演算結果のデータを記憶す
るデータメモリ6と、シーケンスプログラムに基づいて
演算を行うCPU2を有するプログラマブルコントロー
ラ1に、ユーザメモリ5への書込禁止範囲を設定するス
イッチ17と、シーケンスプログラムの修正時にこの書
込み禁止範囲と修正部分のアドレス値とを比較する比較
器16と、比較結果が一致せず且つCPU2からの書込
み命令があったときのみユーザメモリ5への書込み処理
を行う論理ゲート19とを設け、ユーザメモリ5内のシ
ーケンスプログラムの部分プロテクトを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプログラマブルコントロ
ーラに係り、特に、ユーザメモリ,データメモリに格納
されている制御プログラム,データの部分修正を行うの
に好適なプログラマブルコントローラとそのプログラミ
ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プログラマブルコントローラでは、制御
プログラムやデータを格納したユーザメモリ等にプロテ
クトを掛け、誤操作による書込みやノイズ等によってこ
れ等の内容が変化しないようにしている。このプロテク
トは、従来、メモリエリアを規定するアドレスバス信号
と該メモリエリアの性格を決定するアドレスモード信号
の双方をアドレスとする書換可能メモリと該メモリの出
力により上記メモリエリアのアクセスを許可及び禁止を
制御する書込制御回路を設けたメモリ装置によって行わ
れている。
【0003】また、デバッグ時にはメモリ空間をアドレ
スバス信号によつて適当なメモリエリアに分割するため
のアドレスデコーダ回路の出力により所望のメモリエリ
アのアクセス禁止または許可を行い、デバッグ終了後は
書換可能メモリに上記アドレスバス信号及びアドレスモ
ード信号をアドレスとして書き込まれた信号により上記
メモリエリアへのアクセス許可及び禁止信号を行う方式
がある。
【0004】尚、従来技術に関連するものとして、例え
ば、特開昭60−231245号等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のプログラマブル
コントローラは、上述したように、制御プログラム及び
データ格納エリアに対してプロテクトを掛ける場合、適
当なエリアに分割し、そのエリア毎に行うようになって
おり、ユーザ(プログラム作成者)が意図するエリアを
細かくプロテクトすることが不可能であった。
【0006】また、後でプログラムを変更,修正するこ
とのない場合には有効であるが、そうでない場合は、書
換可能メモリのデータを書換えるという手間がかかると
共に、プログラム修正に際し、プログラムステップ数の
増減による処理ができないという欠点があった。このた
め、従来のプログラマブルコントローラは、制御プログ
ラム等の部分修正を行う点について、使い勝手が悪いと
いう問題がある。
【0007】本発明の目的は、制御プログラム等の部分
修正を安全且つ確実に行うことのできる使い勝手の優れ
たプログラマブルコントローラとそのプログラミング装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、制御対象の
入力情報を受ける入力部と、制御対象を制御する演算結
果を出力する出力部と、制御プログラムを記憶する第1
記憶部と、前記演算結果を記憶する第2記憶部と、前記
制御プログラムに基づいて演算を行う中央演算処理部を
有するプログラマブルコントローラにおいて、第1記憶
部または第2記憶部への書込禁止範囲を設定する手段
と、前記制御プログラムまたは第2記憶部の格納データ
の修正時に前記書込み禁止範囲と修正部分のアドレス値
とを比較する比較手段と、比較結果が一致せず且つ前記
中央演算処理装置からの書込み命令があったときのみ前
記第1記憶部または第2記憶部への書込み処理を行う手
段を設けることで、達成される。
【0009】上記目的はまた、上記のプログラマブルコ
ントローラに接続されるプログラミング装置であって、
修正部分のアドレス値と書込み禁止範囲とを比較し修正
部分が書込み禁止範囲の内容を変更する場合にはエラー
処理を行う手段と、修正部分が書込み禁止範囲の内容を
変更しない場合には修正内容を第1記憶部または第2記
憶部に転送する手段を設けることで、達成される。
【0010】
【作用】部分修正を行う場合には、先ず、変更してはな
らない範囲を書込み禁止範囲として設定する。これによ
り、書込み命令が中央演算処理装置から出力されても比
較手段からアドレス一致が出力されている間は第1記憶
部,第2記憶部への実際の書込みは禁止される。このた
め、大事なプログラムやデータの破壊は回避される。ま
た、プログラミング装置では、編集したプログラムやデ
ータを第1記憶部,第2記憶部(プログラマブルコント
ローラ側)の書込み禁止範囲へ転送する処理はエラー処
理となり、書込み禁止範囲へのデータ書込みは回避さ
れ、また、オペレータはそのことを容易に知ることが可
能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の第1実施例に係るプログラマ
ブルコントローラの構成図である。このプログラマブル
コントローラ1は、論理演算,算術演算,その他各部の
制御を行う中央演算処理部(CPU)2と、CPU2の
制御する内容・手順を記憶したシステムプログラムメモ
リ(ROM)3と、アドレスデコーダ4と、使用者のシ
ーケンスプログラムを格納する書換え可能なユーザメモ
リ5と、シーケンスプログラムに基づいた演算結果を記
憶する書換え可能なデータメモリ6と、制御対象10に
対して情報のやりとりを行う入出力インターフェース7
と、複数のアドレス線8と、複数のデータ線9と、使用
者がシーケンスプログラムを入力するときに使用するプ
ログラム機器12との間の伝送を行う伝送インターフェ
ース11と、ユーザメモリ5を選択するときに使用する
制御線13と、ユーザメモリ5からの情報をCPU2が
受け取るときに使用する制御線14とを備える。
【0012】更に、プログラマブルコントローラ1は、
書込制御線15と、比較器16と、データ設定スイッチ
17と、比較結果の出力線18と、論理ゲート19とを
備える。本実施例では、ユーザメモリ5にのみ任意の書
込み禁止範囲を設定するものであり、オペレータがデー
タ設定スイッチ17にて設定したユーザメモリ5のアド
レス値に対し、図5に示す様に、ユーザメモリ5の先頭
からそのアドレス値までの範囲を書込み禁止にし、ある
いは、そのアドレス値から以後の範囲を書込み禁止にす
るものである。CPU2がユーザメモリ5に書込み命令
を出力するために制御線15に“L”信号を出力し、且
つこのとき、比較器16がその書込みアドレス値が書込
み禁止範囲に一致していないことを示す“L”信号を出
力線18に出力したとき、論理ゲート19はユーザメモ
リ5のWRITE端子に書込みを指示する“L”信号を
出力する。これ以外のときには、書込み不可を示す
“H”信号が論理ゲート19からWRITE端子に出力
される。従って、書込み禁止範囲と書込みアドレスとが
一致して比較器16から出力線18に“H”信号が出力
されているときにはユーザメモリ5への書込みは禁止さ
れる。
【0013】図2は、本発明の第2実施例に係るプログ
ラマブルコントローラの構成図である。本実施例では、
図1に示す第1実施例に較べて、アドレス比較機能を1
つ付加してある。つまり、アドレスバス8のアドレス値
とデータ設定スイッチ21の設定値との比較を行う比較
器20を付加し、この比較器20の出力を出力線22を
介し3入力の論理ゲート19に入力している。その他の
構成は第1実施例と同じである。この実施例では、ユー
ザメモリ5の書込み禁止範囲の上限値を設定スイッチ1
7で設定し、下限値を設定スイッチ21で設定するよう
になっている。
【0014】図3は、本発明の第3実施例に係るプログ
ラマブルコントローラの構成図である。本実施例では、
図1の第1実施例に較べて、アドレス比較機能としての
比較器20とデータ設定スイッチ21を付加し、この比
較器20から出力線22に出力される信号とCPU2か
らの書込み命令とを論理ゲート23にて論理判断し、デ
ータメモリ6のデータ書込みを制御するようになってい
る。つまり、本実施例では、ユーザメモリ5とデータメ
モリ6の両方に書込み禁止範囲を設定できるようにして
いる。その他の構成は第1実施例と同じである。
【0015】図4は、本発明の第4実施例に係るプログ
ラマブルコントローラの構成図である。本実施例では、
図1の第1実施例におけるデータ設定スイッチ17の代
わりにラッチ回路25を用い、ユーザメモリ5内に格納
されているプロテクトアドレス値がデータバス9に出力
され電源投入時等にアドレスデコーダ4がラッチ信号2
6をラッチ回路25に出力したときに、プロテクトアド
レス値がラッチ回路25にラッチされる。比較器16は
このプロテクトアドレス値とアドレスバス8上のアドレ
ス値とを比較し、書込み禁止範囲であるか否かを判断す
る。その他の構成は第1実施例と同じである。
【0016】図6は、プログラマブルコントローラ1の
システムメモリ3内に格納され、編集・修正した制御プ
ログラムがプログラミング装置12から転送されて来た
ときにCPU2により実行される制御手順を示すフロー
チャートである。この制御においては、先ず転送されて
くる編集プログラムが一括して転送されてくるのか或い
は一行づつ逐次転送されてくるのかを判定する。一括転
送でない場合には逐次送られてくる部分のアドレスがプ
ロテクト範囲内であるか否かを判定し、プロテクト範囲
内であればエラー処理を行う。プロテクト範囲内でなけ
れば、転送されてきた部分のプログラムをユーザメモリ
5内の該当アドレス領域に上書きしてメモリ5の内容を
変更する。
【0017】一括転送の場合には、全部の制御プログラ
ムがシリアルデータとしてプログラマブルコントローラ
に送られてくる。そこで、送られてくるデータの区切り
毎に受信されたか否かを判定し、受信したデータのアド
レス値がプロテクト範囲内であるか否かを判定し、プロ
テクト範囲内の場合には書込み禁止のため何もせずに次
の区切りのデータの受信を待機する。プロテクト範囲外
の場合つまり書込み可能な範囲のデータであれば、その
データをメモリに格納する。そして、一連のデータの受
信を終了したか否かを判定し、全データを受信した場合
には処理を終了する。
【0018】プログラミング装置12を使用してプログ
ラマブルコントローラ1内のユーザメモリ5あるいはデ
ータメモリ6の内容を修正するモードとして、図15に
示すオフラインモード(プログラミング装置12がプロ
グラマブルコントローラ1と接続されていないモード)
と、図16に示すオンラインモード(プログラミング装
置12がプログラマブルコントローラ1に接続されてい
るモード)と、図17に示すダイレクトモード(プログ
ラミング装置12のキー操作にてプログラマブルコント
ローラ1のメモリの内容を逐次変更するモード)の3種
類がある。
【0019】ダイレクトモードでは、プログラミング装
置12のキー操作を行ってシーケンスプログラム(ユー
ザメモリ5の内容)を変更すると、キー操作した内容が
プログラマブルコントローラ1に受信され、図6の「一
括転送」否定のルート(逐次処理)に入り、編集・修正
部分のアドレス値がユーザメモリのプロテクト範囲外で
あれば該当エリアの内容が書換えられる。プロテクト範
囲内の場合には、プログラマブルコントローラ1本体が
キー操作を受け付けずにエラー処理となる。
【0020】また、図8に示す制御プログラムをプログ
ラミング装置12に内蔵させ、この制御プログラムによ
りデータ(編集・修正プログラム)の転送を行うことで
もよい。この制御プログラムを実行するには、転送する
シーケンスプログラム内に当該プログラムのプロテクト
範囲の上限設定命令(例えばFUNA)と下限設定命令
(例えばFUNB)を例えば図12に示す様に書込んで
おく。そして、オペレータからのキー入力を待機し、キ
ー入力がある場合にはそのキー入力により変更されるプ
ログラム部分のアドレスがプロテクト範囲下限設定命令
FUNBより以前にあるか否かを判定し、以前の場合に
はそのキー入力を有効(当該変更部分のプログラマブル
コントローラへの転送を行う。)にする。以前にFUN
Bがない場合には次に以前に上限設定命令FUNAがあ
るか否かを判定し、ある場合にはそのキー入力を無効に
してエラー処理を行い、ない場合にはそのキー入力を有
効にする。
【0021】オフラインモード,オンラインモードで
は、プログラミング装置12内において自由にシーケン
スプログラムの内容を変更することができる。しかし、
変更後のシーケンスプログラムをプログラマブルコント
ローラ1側に一括転送すると、プロテクト範囲内の内容
は全く変更されず、プロテクト範囲外の内容のみが変更
される。オペレータがプロテクト範囲を明確に意識して
プロテクト範囲外のみを変更したときは問題無いが、誤
ってプロテクト範囲内の部分を変更した場合には図7に
示す様な問題が生じてしまう。
【0022】図7(a)において、シーケンスプログラ
ムがイ)ロ)ハ)ニ)ホ)で構成されており、イ)ロ)
ハ)がプロテクト範囲内であるとする。そして、オペレ
ータがプログラミング装置12内にてロ)部分を削除
し、これをプログラマブルコントローラ1側に一括転送
したとする。削除した部分以後のプログラムは繰り上が
るので、ユーザメモリ5に上書きされるシーケンスプロ
グラムはイ)ハ)ニ)ホ)となりプロテクト範囲部分に
上書きされる範囲はイ)ハ)ニ)となる。プロテクト範
囲内は書換え不可のため、ニ)部分は上書きされないこ
とになる。つまり、書換え後のユーザメモリ5の内容
は、イ)ロ)ハ)ホ)となり、ニ)部分が欠如したプロ
グラムとなってしまう。これでは、プログラマブルコン
トローラの正常な動作が期待できない。
【0023】図7(b)において、イ)ロ)ハ)ニ)に
て構成されるシーケンスプログラムがユーザメモリ5に
格納されており、プロテクト範囲をイ)ロ)ハ)とす
る。このプログラムをプログラミング装置に読み出し、
プログラミング装置12内にて、イ)とロ)の間にト)
を挿入し、これをプログラマブルコントローラ1側に一
括転送する場合を考える。イ)ロ)ハ)ニ)の上にイ)
ト)ロ)ハ)ニ)を上書きするのであるが、イ)ロ)
ハ)は書換えられないので、ニ)の格納領域のみ書換え
ることになる。この書換え部分のプログラミング装置側
のプログラムはハ)ニ)であるため、書換え後のユーザ
メモリには、ハ)の部分を二重に持つことになる。この
状態でも、プログラマブルコントローラの正常な動作は
期待できない。
【0024】これらの不具合は、シーケンスプログラム
内に上述したようなプロテクト範囲上限設定命令FUN
Aと下限設定命令FUNBを設け、プログラミング装置
12によるシーケンスプログラム編集時にこれらの命令
FUNA,FUNBによりプロテクト範囲をCPUが自
動的に知りプロテクト範囲内の編集時にはその編集のキ
ー入力を無効にすることで対処可能となる。
【0025】ユーザメモリの或るアドレスから以後の範
囲をプロテクトすることも可能である。この場合、ユー
ザメモリの前半部分がユーザに開放されたエリアである
ためそのエリアの先頭から、図9に示す様に、ユーザの
プログラムを書込む。このユーザに開放されたエリア全
体にプログラムが書込まれれば、プロテクト範囲のプロ
グラムと連続する。未使用エリアが生じた場合には、図
9(a)に示す様にNOP(ノーオペレーション)命令
を格納する。これにより、ユーザがシーケンスプログラ
ムを挿入するときNOP命令を書換えることで可能とな
る。また、NOP命令を使用しない場合には、図9
(b)に示す様に、ユーザ開放プログラムの最後尾から
プロテクトプログラムの先頭にJMP(ジャンプ)命令
を設け、未使用エリアをCPUが読んで実行しないよう
にする。図9(a)において、ユーザプログラムの一部
を削除した場合には、削除した範囲にNOP命令を格納
することで対処する。
【0026】図2に示すプログラマブルコントローラに
おいて、図10に示すプロテクト範囲外の未使用領域例
えば領域“1”にダイレクトモードでプログラムを追加
する場合、この追加されたユーザプログラムはサブルー
チン化されるようになっている。また、このエリア
“1”のプログラムを削除する場合、図9と同様にNO
P命令が格納される。オフライン,オンラインモードで
プログラムを修正し一括転送する場合、プロテクト範囲
内は書換えることはできない。従って、前述と同様にユ
ーザメモリに格納されたプログラムがユーザの意図した
動作をしなくなると困るので、前述と同様にプロテクト
範囲上限設定命令FUNA,プロテクト範囲下限設定命
令FUNBをプログラム中に書込んでおく。また、図8
の制御プログラムをプログラミング装置12側に設けて
おく。
【0027】図11は、上述したサブルーチン化を行う
か否かを制御するプログラムの制御手順を示すフローチ
ャートであり、プログラマブルコントローラ本体側に設
けられるものである。先ず、プロテクト範囲の上限を経
過したか否かを判定する。経過している場合には、次に
上限設定命令FUNAを受信したか否かを判定し、受信
していない場合つまり図10に示すプロテクト範囲に重
なる部分のユーザプログラムを受信している場合には受
信したプログラムをサブルーチン化してプロテクト範囲
以下の未使用エリアに格納する。FUNAを受信してい
る場合には次にプロテクト下限を経過するのを待機す
る。
【0028】プロテクト上限を経過したか否かの判定で
経過していない場合にもFUNAを受信したか否かを判
定し、FUNAを受信していないときはプロテクト上限
になるまで受信したプログラムを未使用領域に格納す
る。FUNAを受信しているときはプロテクト範囲上限
までNOP命令を格納し、前記のプロテクト下限経過ま
での待機を行う。
【0029】プロテクトの下限を経過したときは、次に
FUNBを受信するまで待機し、FUNBを受信したと
きは受信したプログラムを未使用領域に全部格納して本
制御プログラムを終了する。
【0030】図3に示すプログラマブルコントローラ
は、データメモリの内容の部分プロテクトを可能にする
実施例である。この実施例は、設定アドレスに対しデー
タメモリ6の前半部分あるいは後半部分をプロテクトす
るものである。尚、ユーザメモリの部分プロテクトと同
様に複数のアドレスを設定することで、図10の様なプ
ロテクトを行うこともできることはいうまでもなく、ま
た、図12の様に上限設定命令FUNA,下限設定命令
FUNBをプログラム中に書込んでおいて制御すること
も同様である。
【0031】図4に示すプログラマブルコントローラ
は、データ設定をラッチ回路25にて行うものである。
ユーザメモリ5内には、プロテクト範囲を指定するアド
レスデータが設定されており、このアドレスデータが、
電源投入時にデータバス9に出力される。そして、この
アドレスデータがデータバス9に確定した後、アドレス
デコーダ4からラッチ信号26がラッチ回路25に出力
される。これにより、データバス9上のアドレスデータ
がラッチ回路25にラッチされ、比較器16にてアドレ
スバス8上のアドレスの値と比較される。以後の動作は
前述した実施例と同様である。この実施例で、前述した
プロテクト範囲上限設定命令FUNA,下限設定命令F
UNBを使用してプログラム一括転送を実行する場合、
図13に示す制御手順をプログラマブルコントローラ本
体側に内蔵させておくことで、プロテクト範囲の設定ア
ドレスを再設定することが可能となり、プログラミング
装置12内のユーザプログラムと同一のプログラムをユ
ーザメモリ5へ格納することが可能となる。しかし、こ
のとき、プログラミング装置12内に、図8に示す制御
手順を内蔵し、プロテクト範囲内を変更できないように
しておく必要がある。図13において、先ず、プロテク
トアドレスは下限であるか否かを判定し、下限の場合に
はFUNBを受信したか否かを判定する。FUNBを受
信していない場合には受信したプログラムをユーザメモ
リ5に格納する。FUNBを受信した場合には、プロテ
クト範囲の下限アドレスを再設定してプログラムをユー
ザメモリに格納し、全プログラムの格納を待って本制御
手順を終了する。プロテクトアドレスが下限でない場合
には、FUNAを受信したか否かを判定し、FUNAを
受信していないときは受信したプログラムをユーザメモ
リ5に格納する。FUNAを受信したときはプロテクト
範囲上限アドレスを再設定してプログラムをユーザメモ
リ5に格納し、全プログラムの格納を待って本制御手順
を終了する。
【0032】図4のプログラマブルコントローラにおい
て、プロテクト範囲の上限と下限を設定できる場合に
は、図14に示す制御手順をプログラマブルコントロー
ラ本体側に内蔵させることで、プログラムの一括転送が
可能となる。図14において、先ず、FUNAを受信し
たか否かを判定する。FUNAを受信していないときは
受信したプログラムをユーザメモリに格納する。FUN
Aを受信したときは、プロテクト範囲の上限を再設定し
てプログラムをユーザメモリに格納する。そして、FU
NBを受信したか否かを判定し、FUNBを受信してい
ないときは受信したプログラムをユーザメモリに格納す
る。FUNBを受信したときはプロテクト範囲の下限を
再設定し、全プログラムの格納を行い、本制御手順を終
了する。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザメモリに格納さ
れたユーザプログラムやデータメモリに格納されたデー
タを部分的にプロテクトすることが可能となるので、顧
客プログラムあるいはデータの基本的な部分でエンドユ
ーザによって変更されると困る箇所を確実に保護するこ
とができる。このため、プログラムやデータの修正が容
易となり、プログラマブルコントローラの使い勝手が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るプログラマブルコン
トローラの構成図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るプログラマブルコン
トローラの構成図である。
【図3】本発明の第3実施例に係るプログラマブルコン
トローラの構成図である。
【図4】本発明の第4実施例に係るプログラマブルコン
トローラの構成図である。
【図5】ユーザメモリの前半にプロテクト範囲を設定し
た例を示す図である。
【図6】第1実施例のプログラマブルコントローラ内に
格納した制御手順を示すフローチャートである。
【図7】プロテクト範囲にかかる修正を行ったときの不
具合を説明する図である。
【図8】プログラミング装置側に格納した制御手順を示
すフローチャートである。
【図9】プロテクト範囲前にあるフリーエリアに格納す
るとき使用するNOP命令,ジャンプ命令の説明図であ
る。
【図10】ユーザメモリの中間にプロテクト範囲を設定
した例を示す図である。
【図11】第2実施例のプログラマブルコントローラ内
に格納した制御手順を示すフローチャートである。
【図12】データメモリのプロテクト範囲の上限,下限
をユーザメモリ内に記述する例を示す図である。
【図13】第4実施例のプログラマブルコントローラ内
に格納した制御手順を示すフローチャートである。
【図14】第4実施例のプログラマブルコントローラ内
に格納した別の制御手順を示すフローチャートである。
【図15】オフラインモードの説明図である。
【図16】オンラインモードの説明図である。
【図17】ダイレクトモードの説明図である。
【符号の説明】
1…プログラマブルコントローラ本体、2…CPU、5
…ユーザメモリ、6…データメモリ、12…プログラミ
ング装置、16,20…比較器、17,21…データ設
定スイッチ、19,23…論理ゲート、25…ラッチ回
路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象の入力情報を受ける入力部と、
    制御対象を制御する演算結果を出力する出力部と、制御
    プログラムを記憶する第1記憶部と、前記演算結果を記
    憶する第2記憶部と、前記制御プログラムに基づいて演
    算を行う中央演算処理部を有するプログラマブルコント
    ローラにおいて、第1記憶部への書込禁止範囲を設定す
    る手段と、前記制御プログラムの修正時に前記書込み禁
    止範囲と修正部分のアドレス値とを比較する比較手段
    と、比較結果が一致せず且つ前記中央演算処理装置から
    の書込み命令があったときのみ前記第1記憶部への書込
    み処理を行う手段を備えることを特徴とするプログラマ
    ブルコントローラ。
  2. 【請求項2】 制御対象の入力情報を受ける入力部と、
    制御対象を制御する演算結果を出力する出力部と、制御
    プログラムを記憶する第1記憶部と、前記演算結果を記
    憶する第2記憶部と、前記制御プログラムに基づいて演
    算を行う中央演算処理部を有するプログラマブルコント
    ローラにおいて、第2記憶部への書込禁止範囲を設定す
    る手段と、該第2記憶部の格納データの修正時に前記書
    込み禁止範囲と修正部分のアドレス値とを比較する比較
    手段と、比較結果が一致せず且つ前記中央演算処理装置
    からの書込み命令があったときのみ前記第2記憶部への
    書込み処理を行う手段を備えることを特徴とするプログ
    ラマブルコントローラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のプログ
    ラマブルコントローラに接続されるプログラミング装置
    であって、修正部分のアドレス値と書込み禁止範囲とを
    比較し修正部分が書込み禁止範囲の内容を変更する場合
    にはエラー処理を行う手段と、修正部分が書込み禁止範
    囲の内容を変更しない場合には修正内容を第1記憶部ま
    たは第2記憶部に転送する手段とを備えることを特徴と
    するプログラミング装置。
JP3504792A 1992-02-21 1992-02-21 プログラマブルコントローラ Pending JPH05233017A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997014082A1 (fr) * 1995-10-09 1997-04-17 Fanuc Ltd Procede d'edition de donnees sequentielles
JP2005227873A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Fanuc Ltd プログラマブル・シーケンス制御装置
JP2010277143A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd プログラマブルコントローラ、データ書き込み方法、及び受信モジュール
JP2016053806A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 ファナック株式会社 周辺機器を安全に制御する機能を有する工作機械

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