JPH05232642A - 改良写真漂白組成物及び改良写真処理方法 - Google Patents

改良写真漂白組成物及び改良写真処理方法

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JPH05232642A
JPH05232642A JP4313052A JP31305292A JPH05232642A JP H05232642 A JPH05232642 A JP H05232642A JP 4313052 A JP4313052 A JP 4313052A JP 31305292 A JP31305292 A JP 31305292A JP H05232642 A JPH05232642 A JP H05232642A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 効率のよいしかも効果的な微生物分解性の漂
白溶液を提供する。 【構成】 本発明の好ましい漂白組成物は、(a)漂白
剤としてメチルイミノ二酢酸の第二鉄錯塩を有し、さら
に(b)1リットル当り少くとも0.9モルの酢酸、
(c)1リットル当り15〜35gの臭化カリウムを含
有し、(d)pHは2.5〜4.0であり、従来技術の漂
白組成物を改良するものである。本発明には、(i)ア
ルキルイミノ二酢酸、例えば、メチルイミノ二酢酸を含
み、(ii)そのpHが3.5〜4.5であり、(iii )第
二鉄の量が1リットル当り2〜16gの漂白液の相乗漂
白相互作用についての知見が含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漂白剤としてアルキル
イミノ二酢酸、例えば、メチルイミノ二酢酸の第二鉄錯
塩を含有する写真漂白組成物に関する。本発明はまたか
かる組成物を用いる写真処理法に関する。
【0002】
【従来の技術】Fysonの米国特許第4,294,5
05号明細書は、アルキルイミノ二酢酸の第二鉄錯塩を
用いる漂白組成物及び漂白定着組成物並びに方法につい
て開示している。本発明はFysonの組成物及び方法
を改良するものである。すなわち、本発明は写真材料中
の金属銀を漂白するための溶液及び方法からなるもので
ある。
【0003】米国特許第5,061,608号は漂白に
より誘起される色素形成を抑制するための酢酸、プロピ
オン酸およびコハク酸の使用を開示している。本発明の
好ましい実施態様においては、この組成物のアルキルイ
ミノ二酢酸部分を環境中に存在する微生物により少くと
もかなりの程度まで代謝作用で変化させることができる
ので、微生物分解性である。微生物分解性であるため
に、メチルイミノ二酢酸は本発明の好ましい成分であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明により解決しよ
うとする課題は効率のよいしかも効果的な微生物分解性
の漂白溶液を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題は、写真材料の
処理方法であって、漂白組成物がメチルイミノ二酢酸を
含み、そのpHが2.5〜4.0であることを特徴とする
漂白組成物を用いて前記写真材料を漂白することからな
る方法により解決される。この方法では、漂白組成物は
さらに1リットル当り少くとも0.35モル、好ましく
は少くとも0.7モル、最も好ましくは少くとも0.9
モルの酢酸、プロピオン酸又はコハク酸を含有すること
が好ましく、これらの酸は漂白により誘起される色素ス
テインを低減させるのに役立つ。本発明では、かかる酸
類は“ステイン低減性”酸類と称される。この実施態様
において、漂白組成物が1リットル当り15〜35gの
臭化カリウムを更に含有することも好ましい。
【0006】処理方法に関連する別の態様において、前
記課題は、アルキルイミノ二酢酸(例えば、メチルイミ
ノ二酢酸)の第二鉄錯塩を含む漂白組成物を用いて写真
材料を漂白することからなる写真材料の処理方法であっ
て、前記組成物が1リットル当り2〜16g、更に好ま
しくは13gの第二鉄を含有しそのpHが3.5〜4.5
である処理方法により解決される。ここに述べたこの組
成物及び方法は、図1により具体的に示される進歩性の
ある実施態様である。
【0007】前記課題はまた、アルキルイミノ二酢酸
(例えば、メチルイミノ二酢酸)の第二鉄錯塩を含む組
成物であって、1リットル当り2〜25gの第二鉄を含
有しそのpHが3.5〜4.5の組成物により解決され
る。
【0008】前記課題はまたイミノ二酢酸、例えば、メ
チルイミノ二カルボン酸の第二鉄錯塩を含み、そのpHが
2.5〜4.0である組成物によっても解決される。
【0009】本発明組成物はさらに、1リットル当り少
くとも0.35、好ましくは少くとも0.7、最も好ま
しくは少くとも0.9モル〜0.9モルの酢酸、プロピ
オン酸、コハク酸又はそれらの酸の混合物、及び1リッ
トル当り15〜35gの臭化カリウムを含有するのが好
ましい。
【0010】
【好ましい実施態様についての記載】先に示したよう
に、本発明成分はアルキルイミノ二酢酸である。このタ
イプの適切な酸類は先に引用したFysonの特許に記
載されている。好ましくはこのタイプの酸はメチルイミ
ノ二酢酸及びエチルイミノ二酢酸から選択される。好ま
しい酸はメチル化合物である。
【0011】アルキルイミノ二酢酸は第二鉄錯塩として
用いられる:さらに具体的には、この酸はナトリウム、
カリウム又はアンモニウム塩の錯塩として用いられる。
錯塩の鉄部分及びイミノ二酢酸部分は化学量論比で組成
物に存在する必要はない。第二鉄に対する酸のモル比は
1:1〜5:1であるのが好ましい。さらに好ましい実
施態様において、比は第二鉄イオン1モル当り二酢酸2
〜3モルである。
【0012】臭化カリウムは任意の有効量を用いること
ができ、有用量は典型的に1リットル当り少くとも0.
1モル、好ましくは1リットル当り少くとも0.25モ
ルである。ハロゲン化カリウムは銀イオンをハロゲン化
銀へ転化する。
【0013】水溶性脂肪族カルボン酸類が本発明の漂白
溶液に有用である。米国特許第5,061,608号
(前出)に記載されているように、漂白により引起され
る色素形成の結果として発生する、望ましくない青色D
minの増加を防止するのに十分な量のカルボン酸類を
1種又はそれ以上用いる。実施例からわかるように、こ
れらの酸類はイミノ機能を有しない。
【0014】ステイン低減剤として役立つ水溶性脂肪族
カルボン酸は任意の有効量用いることができ、有用量は
典型的に1リットル当り少くとも0.35モル、最も好
ましくは1リットル当り少くとも0.9モルである。酸
の有効濃度は米国特許第5,061,608号に例示さ
れている。一般的にいえば、前記酸の溶解度限界以下の
有効量を用いる。
【0015】本発明の漂白溶液は、好ましくはpHが2.
5〜4.0の酸性水溶液である。前記の一実施態様にお
いては、pHは3.5〜4.5である。
【0016】先に示したように、一般的にいえば、鉄は
1リットル当り2〜25g存在する。2g/Lの低レベ
ルは通常カラー印画紙を漂白するのに用いる。10〜2
5gのレベルは通常、迅速漂白作用が望ましい場合に用
いる。鉄13g/Lのレベルは通常、カラー反転材料を
漂白するのに用いる。
【0017】本発明を具体的に説明するために、メチル
イミノ二酢酸(MIDA)を含有する一連の漂白液を調
製した。これらの漂白液及びその性能の比較を以下の表
に示す。この表の漂白液1及び2は先に引用したFys
on特許に従って調製したものの具体的漂白液で、酢酸
が添加されている。これらの漂白液は本発明の一部とは
考えていない。
【0018】表中のすべての漂白液は、表示した濃度と
するのに十分な量の硝酸第二鉄、MIDA、及び酢酸を
(蒸留水に)添加することにより調製した。漂白液がア
ンモニウムイオン又はカリウムイオンを含有しているか
どうかにより(表の第2カラム参照)、臭化イオンを臭
化カリウム又は臭化アンモニウムとして調製物に添加し
た。MIDAとの第二鉄イオン錯体のカリウム塩又はア
ンモニウム塩を生成するために十分なカリウムイオン又
はアンモニアイオンを得るために、必要量の水酸化アン
モニウム又は炭酸カリウムを反応混合物に添加した。更
に、表に示す値のpHに漂白溶液を調整することが必要な
場合には後者の二種類の物質を用いた。(この点につい
ては、漂白液が表の第2カラムに示されているようにカ
リウムを含む場合には臭化カリウムを用い、アンモニウ
ム漂白液を調製する場合には臭化アンモニウムを用い
た。)
【0019】試験データはEastman Kodak
Company,Rochester,New Yo
rk,USA製の3種類のカラーネガティブフィルムを
用いて得た。これら3種類のフィルムはGold 40
0,Ektar 125及びKodacolor II
(表中では“5035”として示す)である。
【0020】Gold 400フィルムについて測定し
たヌケ時間(clearancetime)は120秒
未満であり、この値は満足できるものと思われる。ヌケ
時間は、時間の平方根に対する赤外線Dmax ste
pを最小二乗法で解析することにより得た(表中、秒で
示した値は、最小二乗法解析に基づき、時間の平方根に
対する値を二乗することにより得た。)
【0021】青色Dmin値は、当該技術水準に従って
Ektar 125フィルムについて測定した。
【0022】周知のように、インドアニリンシアン色素
は、逆pH依存性を有する良好なオキシダントである。し
たがって、pHが低下すると第一鉄アミノ酢酸錯塩との交
叉酸化がおこり、その結果ロイコシアン色素(LCD)
(又はシアンロイコ色素)が生成する。この生成は、当
該技術分野において知られているように、漂白液での処
理を長くすれば逆方向へ進ませることができる。表中の
−0.50〜−0.60の値は“制御された状態にあ
り”、すなわち満足できるものである。
【0023】説明の目的のために表を参照すると、Go
ld 400フィルムについての赤色記録は、漂白液1
を用いて60秒又は90秒処理したものは満足できるも
のではなかった。しかしながら、180秒では満足でき
る結果が得られた。
【0024】
【表1】
【0025】比較の結果は以下のとおりである:漂白液
#2と比較した漂白液#1は、Fyson特許に記載さ
れているキレート対鉄の範囲を示すものである。漂白液
#3はpH4で漂白速度がより速いという利点を示し、こ
れは明らかにFysonを超えている。漂白液#4は、
キレート対鉄の比を更に最適化した状態で臭化物及びpH
を低下させても、臭化物及びキレート対鉄の比が高いも
のと同等である。これは、我々の配合物の中で可能な最
適なものを示している。漂白液#5は、漂白液#3の鉄
及び臭化物を低下させたものであり、漂白液#6はキレ
ート対鉄の比をより最適にした配合物である。漂白液#
7は、Foster及びStephen(米国特許出願
番号第469,102号、前出)に先に記載されている
方法を用いて、漂白により誘起される色素形成を低減さ
せるために酢酸レベルを高くしたものである。漂白液#
8は漂白液#7をカリウムに代えたものである。漂白液
#9は、Fysonにより開示された範囲の臭化物レベ
ルで、漂白液#8の臭化物を高くしたものであるが、利
点は得られていない。
【0026】本発明の漂白液は、漂白組成物において有
用であることが当該技術分野において知られている他の
添加物、例えば、金属イオン封鎖剤、亜硫酸塩、及びア
ミノポリカルボン酸の非キレート塩を含有してよい。
【0027】本発明組成物は漂白液であり、漂白−定着
液ではなく、したがって定着剤を実質的に含まない。本
明細書において用いるものとしての用語“漂白液”は漂
白−定着液を排除する意図である。
【0028】本発明の漂白溶液は、ネガティブ−ポジテ
ィブ処理又はカラー反転処理に用いる写真フィルムをは
じめとする写真要素のカラー処理において特に有用であ
る。有用な処理としては3工程処理……発色現像工程、
漂白工程及び定着工程からなるもの……及び6工程処理
……フィルムを第1現像液、反転浴、発色現像液、コン
ディショナー浴、漂白浴及び定着浴中で処理するものが
挙げられる。前記の処理は典型的に、第一芳香族アミノ
カラー現像主薬を含有する発色現像液を用いて行う。こ
れらの発色現像主薬はよく知られており、各種のカラー
写真処理において広く用いられている。これらとしては
アミノフェノール類及びp−フェニレンジアミン類が挙
げられる。
【0029】アミノフェノール現像主薬の例としてはo
−アミノフェノール、p−アミノフェノール、5−アミ
ノ−2−ヒドロキシトルエン、2−アミノ−3−ヒドロ
キシトルエン、2−ヒドロキシ−3−アミノ−1,4−
ジメチルベンゼン等が挙げられる。
【0030】特に有用な第一芳香族アミノ発色現像主薬
はp−フェニレンジアミン類及び特にN,N−ジアルキ
ル−p−フェニレンジアミン類であって、そのアルキル
基又は芳香族核は置換されていても非置換であってもよ
い。有用なp−フェニレンジアミン発色現像主薬の例と
しては以下のものがある:
【0031】N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミ
ン一塩酸塩、4−N,N−ジエチル−2−メチルフェニ
レンジアミン一塩酸塩、4−(N−エチル−N−2−メ
タンスルホニルアミノエチル)−2−メチルフェニレン
ジアミンセスキ硫酸塩一水和物、4−(N−エチル−N
−2−ヒドロキシエチル)−2−メチル−2−フェニレ
ンジアミン硫酸塩、4−N,N−ジエチル−2,2′−
メタンスルホニルアミノ−エチルフェニレンジアミン塩
酸塩等。
【0032】第一芳香族アミノ発色現像主薬に加えて、
発色現像液は典型的に各種の他の剤、例えば、pHを調整
するためのアルカリ類、臭化物、ヨウ化物、ベンジルア
ルコール、酸化防止剤、カブリ防止剤、可溶化剤、蛍光
増白剤等を含有する。
【0033】写真発色現像組成物は、7以上のpH、最も
典型的には9〜13の範囲のアルカリ性作動水溶液の状
態で用いる。必要なpHを得るため、これらには1種又は
それ以上の周知のそして広く使用されているpH緩衝剤、
例えば、アルカリ金属炭酸塩又はリン酸塩が含まれてい
る。炭酸カリウムがpH緩衝剤として特に有用である。
【0034】ネガティブ−ポジティブ処理及びカラー反
転処理の両者において、定着液はすべてのハロゲン化銀
を、乳剤層から拡散する溶解性銀錯塩へ転化する。写真
要素層内に残留する定着液は次の水洗工程で除去され
る。アンモニウムチオ硫酸塩及びアルカリ金属チオ硫酸
塩、例えば、チオ硫酸ナトリウム及びチオ硫酸カリウム
をはじめとするチオ硫酸塩が定着剤として特に有用であ
る。定着液の他の成分としては保恒剤及び金属イオン封
鎖剤が挙げられる。
【0035】ハロゲン化銀乳剤層、又はそれに隣接する
層中にカプラー類を含むカラーネガティブ写真要素につ
いて使用するための処理で商業的に重要なものは、以下
の処理浴を以下の順で用いる:発色現像浴、洗浄(任
意)浴、漂白浴、定着浴、洗浄浴及び安定化剤浴。本発
明によれば、かかる処理を、本明細書中に先に記載した
新規な漂白液を用いて行う。
【0036】ハロゲン化銀乳剤層、又はそれに隣接する
層中にカプラー類を含むカラー反転写真要素と共に使用
するための処理で商業的に重要なものは、以下の処理浴
を以下の順で用いる:第1現像浴、洗浄、反転浴、発色
現像液、予備浴(コンディショナー又は予備漂白)、漂
白、定着、洗浄及び安定剤。この処理では、第一現像液
が露光されたハロゲン化銀を還元して金属銀とし;反転
浴が第一現像後に残留しているハロゲン化銀を核化し;
発色現像液が核化したハロゲン化銀を金属銀に転化しそ
して色素画像を形成し;漂白液がすべての金属銀をハロ
ゲン化銀に転化し、定着液がハロゲン化銀を溶解性銀錯
塩に転化し、これらの錯塩は要素から洗い流され、次い
で安定液が画像色素の安定性を改善する。前記の予備浴
は漂白工程の効果を高め及び/又は色素安定性を改良す
るのに役立つ。本発明によれば、かかる処理を、本明細
書中に先に記載した新規な漂白液を用いて行う。
【0037】本発明の新規な漂白液は任意の広範囲の各
種写真要素と共に用いることができる。有用な写真要素
及びそれらの製造方法についての詳細については、Rese
archDisclosure, Item 17643, Vol.176, 1978年12月、I
ndustrial Opportunities Ltd. 刊行、Homewell, Havan
t Hampshire, P09 IEF 、英国を参考にすることができ
る。
【0038】本発明の新規な漂白液を用いて処理する写
真要素に存在する感光層は感光材料として任意の慣用の
ハロゲン化銀、例えば、塩化銀、臭化銀、臭ヨウ化銀、
塩臭化銀、塩ヨウ化銀、塩臭ヨウ化銀及びそれらの混合
物を含むことができる。これらの層は慣用の添加物を含
むことができ、そして任意の写真支持体、例えば、硝酸
セルロースフィルム、酢酸セルロースフィルム、ポリビ
ニルアセタールフィルム、ポリカーボネートフィルム、
ポリスチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、ポリマー被覆紙等に被覆することができる。
【0039】先に示したように、第二鉄塩、例えば硫酸
第二鉄又は硝酸第二鉄をイミノ二酢酸又はそのような酸
の混合物と反応させることによりアミノポリカルボン酸
の第二鉄錯塩を漂白液中にその場で生成させるのが一般
に都合がよい。
【0040】写真漂白液中にアンモニウムイオンが存在
するのは環境上望ましくないので、好ましい実施態様に
おいて、本発明の漂白液はアンモニウム塩を含まない
か、又は少くとも実質的に含まない。
【0041】本発明を、その好ましい実施態様を特に参
考にして述べてきた。当業者は先の詳細な記載に基づい
て、特許請求の範囲又は精神を逸脱することなく多くの
置換え又は変更を行うことができる。
【0042】
【追加の実施態様】前記漂白組成物がさらに1リットル
当り少くとも0.35モルのステイン低減性カルボン酸
を含有することを特徴とする特許請求した方法。
【0043】前記漂白組成物がさらに1リットル当り1
5〜35gの臭化カリウムを含有することを特徴とする
特許請求した方法。
【0044】1リットル当り少くとも0.35モルの酢
酸、及び1リットル当り15〜35gの臭化カリウムを
更に含んでなる特許請求した方法。
【0045】
【発明の効果】本発明では、部分的に当該技術分野にお
いてこれまで考えられなかったpHレベルが用いられ、そ
して低レベルの鉄及び特定レベルのpHで予期せざる相乗
的漂白相互作用が達せられるとの知見も得た。したがっ
て、本発明は当該技術分野における著しい進歩と考えら
れる。さらに、本発明によれば、よく知られた容易に入
手できる材料を用いて、現在の漂白性能レベルを達成で
きる。その結果、本発明は工業界に容易に適応可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄及び低pH間の相乗作用を示す。この相乗作用
は本発明の知見の重要部分をなすものである。この相乗
作用は鉄含有量が1リットル当り2〜16g、さらに好
ましくは2〜13gである場合に得られる。図中、CL
Tは用いられた漂白液のヌケ時間であり、Feは漂白液
調製物中の鉄の総レベルである。図によれば、鉄が高い
レベルの場合、CLTは比較的pHに左右されないが、鉄
が低レベルの場合、pHは有意の影響力を有する。図に示
した漂白効果はカラー反転フィルム及びカラー反転処理
を用いて得たものである。カラーネガティブ材料及び処
理を用いた場合も同様の結果が得られる。
フロントページの続き (72)発明者 メアリー エレン クレバー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,ウエスト ベンド ドライ ブ 63

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀写真材料の処理方法であっ
    て、前記方法が、漂白組成物を用いて前記材料を漂白す
    ることを含んでなり、前記漂白組成物がメチルイミノ二
    酢酸を含有し、そしてそのpHが2.5〜4.0であるこ
    とを特徴とする処理方法。
  2. 【請求項2】 ハロゲン化銀写真材料の処理方法であっ
    て、前記方法が漂白剤を用いて前記材料を漂白すること
    を含んでなり、前記漂白組成物がメチルイミノ二酢酸の
    第二鉄錯塩を含んでなり、前記組成物が1リットル当り
    第二鉄を2〜16g含有し、そのpHが3.5〜4.5で
    あることを特徴とする処理方法。
  3. 【請求項3】 メチルイミノ二酢酸の第二鉄錯塩を含ん
    でなる水性ハロゲン化銀写真漂白組成物であって、前記
    組成物が1リットル当り第二鉄を2〜16g含有し、そ
    のpHが3.5〜4.5である組成物。
  4. 【請求項4】 1リットル当りメチルイミノ二カルボン
    酸の第二鉄錯塩を2〜25g含んでなり、そのpHが2.
    5〜4.0である水性ハロゲン化銀写真漂白組成物。
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