JPH05232385A - マクロレンズを備えた顕微鏡 - Google Patents

マクロレンズを備えた顕微鏡

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JPH05232385A
JPH05232385A JP4035110A JP3511092A JPH05232385A JP H05232385 A JPH05232385 A JP H05232385A JP 4035110 A JP4035110 A JP 4035110A JP 3511092 A JP3511092 A JP 3511092A JP H05232385 A JPH05232385 A JP H05232385A
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清文 渡辺
Ikuo Toufukuji
幾夫 東福寺
Hiroshi Nagata
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、巨視像と微視像の観察を連続的且つ
効率よく行うことができるマクロレンズを備えた顕微鏡
を提供する。 【構成】本発明は、基台1から垂直に延出された支柱3
上に設けられ、巨視系と微視系との切換えを行う巨視光
学装置5と、巨視光学装置5上に設けられた接眼レンズ
装置7とを備える。基台1には、ピント合わせ用ハンド
ル9が設けられ、ハンドル9を操作することでステージ
11が光軸方向に上下動される。巨視光学装置5は、光
路切換装置13と、巨視系対物レンズ15と、巨視系レ
ンズ17と、を備え、光路切換装置13に設けられた光
路切換つまみ19を操作することで、微視系光路と巨視
系光路との切換えを行なう。ステージ11は、ステージ
基底部と、ステージ基底部に沿ってY方向に移動可能に
構成され、スライドガラス等の試料が載置可能なステー
ジ本体とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巨視像及び微視像の観
察が選択的に行えるマクロレンズを備えた顕微鏡に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の顕微鏡として、特開昭4
9−60748号公報(以下、従来例1と称する)に開
示された巨視鏡−顕微鏡組合せ体が知られている。
【0003】この巨視鏡−顕微鏡組合せ体は、ハウジン
グに固定された共通の観視管と、巨視系光学路を有する
巨視結像光学系と、微視系光学路を有する微視結像光学
系と、を備えており、可動の光偏向装置によって、観視
管に対して巨視系光学路または微視系光学路が選択的に
接続される。
【0004】また、特開平2−141601号公報(以
下、従来例2と称する)に開示された標準試料及び位置
補正方法を適用することによって、例えば、STM装置
と光学顕微鏡との組合せ、あるいは、STM装置とSE
Mとの組合せ等の複数の測定手段の相対位置が補正さ
れ、試料の多面的な観察、測定、分析が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1、2は、マクロレンズで観察する場合、ステージ上の
プレパラートをマクロレンズの下のステージに乗せ変え
る手間がかかるため効率が悪いという問題がある。
【0006】また、従来例1、2では、マクロレンズで
観察した画像と、顕微鏡対物レンズで観察した画像との
位置関係の対応については、一切、考慮されていないと
いう問題がある。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされ、その目的は、巨視像と微視像の観察を連続
的且つ効率よく行うことができるマクロレンズを備えた
顕微鏡を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のマクロレンズを備えた顕微鏡は、試
料に接近させて巨視像を取得可能なマクロレンズを有す
る巨視結像光学系と、顕微鏡対物レンズを有する微視結
像光学系と、前記巨視結像光学系と微視結像光学系との
切換を行う切換手段と、この切換手段によって切換えら
れた光学系に対して前記試料を移動可能なステージとを
備える。
【0009】
【作用】本発明は、切換手段によって巨視結像光学系又
は微視結像光学系に切換えられたとき、ステージを移動
させることによって、ステージ上の試料は、切換えられ
た光学系上にセットされる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例に係るマクロレ
ンズを備えた顕微鏡について、図1及び図2を参照して
説明する。
【0011】図1に示すように、本実施例の顕微鏡は、
基台1と、この基台1から垂直に延出された支柱3と、
この支柱3上に設けられ、巨視系と微視系との切換えを
行う巨視光学装置5と、この巨視光学装置5上に設けら
れた接眼レンズ装置7と、を備えている。
【0012】また、基台1には、ピント合わせ用ハンド
ル9が設けられており、このハンドル9を操作すること
によって、ステージ11が光軸方向に上下動可能に構成
されている。
【0013】巨視光学装置5は、光路切換装置13と、
巨視系対物レンズ15と、巨視系レンズ17と、を備え
ている。なお、巨視系レンズ17は、レンズ交換可能に
構成することができると共に、ズーム機能を備えて構成
させることもできる。
【0014】光路切換装置13には、光路切換つまみ1
9が設けられており、この光路切換つまみ19を操作す
ることによって、微視系光路と巨視系光路との切換えが
行われる。
【0015】図1及び図2に示すように、本実施例に適
用されたステージ11は、ステージ基底部21と、この
ステージ基底部21に沿って図中矢印Y方向に摺動可能
に構成され、スライドガラス等の試料(図示しない)が
載置可能なステージ本体23と、を備えている。
【0016】このステージ本体23は、Y方向のステー
ジ調節ハンドル25を備えていると共に、レボルバ2に
装着された微視系対物レンズ4を介して形成される微視
光学系の光軸Aから巨視光学系の光軸Bにまで亘って延
出されており、ステージ調節ハンドル25を操作するこ
とによって、試料を載置させたままで、巨視系と微視系
との観察の切換えが行えるように構成されている。以
下、本実施例のマクロレンズを備えた顕微鏡の動作につ
いて図1及び図2を参照して説明する。
【0017】微視系の観察から巨視系へ切換える場合、
光路切換つまみ19を操作して、巨視系光路に切換え
る。次に、ステージ調節ハンドル25を介してステージ
本体23上に載置された試料を巨視系光路上に移動させ
る。このとき双方の光学系で焦点の高さが異なる場合に
は、ピント合わせ用ハンドル9を操作して、焦点合わせ
を行うことができる。
【0018】また、巨視系の観察から微視系へ切換える
場合、光路切換つまみ19を操作して、微視系光路に切
換える。次に、ステージ調節ハンドル25を介してステ
ージ本体23上に載置された試料を微視系光路上に移動
させる。この場合も、双方の光学系で焦点の高さが異な
る場合には、ピント合わせ用ハンドル9を操作して、焦
点合わせを行うことができる。
【0019】このように本実施例のマクロレンズを備え
た顕微鏡は、試料をステージ本体23に載置させたまま
で、巨視系及び微視系の双方の光学系での観察を行うこ
とができる。この結果、巨視光学系によるスライドガラ
ス全体に亘る極低倍率の観察から、微視光学系による対
物レンズ40倍といった高倍率の観察まで、連続的且つ
効率よく行うことができる。次に、本発明の第2の実施
例に係るマクロレンズを備えた顕微鏡について、図3を
参照して説明する。本実施例の場合、ステージ11の構
成であるステージ本体23には、ステージ調節ハンドル
25とは別に、更に、ステージ移動レバー27が設けら
れている。
【0020】また、ステージ本体23には、ステージ基
底部21に対する相対的な移動距離を規定する移動部2
9が設けられている。なお、この移動距離は、微視光学
系の光軸Aと巨視光学系の光軸Bとの間の距離に一致し
ている。
【0021】このため、ステージ移動レバー27を介し
てステージ本体23をステージ基底部21に対して図中
矢印S方向にいっぱいに引けば、ステージ本体23上に
載置された試料は、巨視光学系の光軸B上に位置付けら
れ、また、ステージ移動レバー27を介してステージ本
体23をステージ基底部21に対して図中矢印S方向と
は反対方向にいっぱいに押せば、ステージ本体23上に
載置された試料は、微視光学系の光軸A上に位置付けら
れる。
【0022】本実施例の場合、ステージ移動レバー27
を操作して、微視光学系又は巨視光学系に試料をセット
し、ピント合わせ用ハンドル9を介して焦点合わせを行
った後、ステージ調節ハンドル25を操作することによ
って、双方の光学系で連続的且つ効率よく試料の観察を
行うことができる。更に、ステージ調節ハンドル25を
操作しなければ、双方の光学系で試料の同一箇所の観察
が、試料の位置合わせを行うことなく連続的且つ効率よ
く行うことができる。
【0023】次に、本発明の第3の実施例に係るマクロ
レンズを備えた顕微鏡について、図4を参照して説明す
る。なお、本実施例の説明に際し、第1の実施例と同一
の構成には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0024】本実施例の顕微鏡の特徴は、微視光学系と
巨視光学系で焦点の高さ、即ち試料面に対する焦点位置
がずれている場合、簡単にピント合わせが行えるように
構成されたステージ11を備えている点にある。他の構
成は、上述した実施例と同様であるため、以下の説明で
は、このステージ11の構成・作用・効果についてのみ
説明する。
【0025】図4の(a)、(b)に示すように、本実
施例の顕微鏡に設けられたステージ11は、支柱3から
延出したステージ支持部31上を、図中矢印P方向に移
動可能に構成されている。
【0026】特に、図4の(b)に示すように、ステー
ジ支持部31上には、ステージ11の移動方向を規制す
る一対のレール33が、図中矢印P方向に沿って設けら
れており、これら一対のレール33上にステージ11が
移動可能に設けられている。
【0027】これら一対のレール33は、ステージ11
の水平移動距離が微視光学系の光軸Aと巨視光学系の光
軸Bとの間の距離に一致するように、その長さが規定さ
れて構成されている。また、一対のレール33の傾斜角
度は、ステージ11を微視光学系側に移動させたとき、
ステージ11上の試料に対して微視光学系の焦点が整合
され、且つ、ステージ11を巨視光学系側に移動させた
とき、ステージ11上の試料に対して巨視光学系の焦点
が整合されるように規定されて構成されている。
【0028】また、ステージ11には、ステージ移動つ
まみ35が設けられており、このステージ移動つまみ3
5を操作することによって、ステージ11は、図中矢印
P方向に光軸A、Bの間を移動される。
【0029】なお、ピント合わせは、ピント合わせ用ハ
ンドル9を操作して、ステージ支持部31を図中矢印T
方向に上下させることによって、ステージ11を移動さ
せて行われる。以下、本実施例の顕微鏡の動作について
図4を参照して説明する。
【0030】微視系の観察から巨視系の観察へ切換える
場合、光路切換つまみ19を操作して、巨視系光路に切
換える。次に、ステージ移動つまみ35を操作して、ス
テージ11を巨視光学系側まで移動させる。この段階で
は、ピントはほぼ合っている。ピントの微調節は、ピン
ト合わせ用ハンドル9を操作し、ステージ支持部31を
上下に微動させて行われる。
【0031】巨視系の観察から微視系の観察へ切換える
場合、光路切換つまみ19を操作して、微視系光路に切
換える。次に、ステージ移動つまみ35を操作して、ス
テージ11を微視光学系側まで移動させる。この段階で
は、ピントはほぼ合っている。ピントの微調節は、ピン
ト合わせ用ハンドル9を操作し、ステージ支持部31を
上下に微動させて行われる。なお、このときの微調節
は、微視光学系で対物レンズ4を交換した際の微調節程
度で足りる。
【0032】本実施例の顕微鏡は、上述した各実施例の
効果に加えて、更に、巨視光学系と微視光学系とでのピ
ント合わせの調節が不要となと共に、双方の光学系で試
料の同一箇所の観察が、試料の位置合わせを行うことな
く連続的且つ効率よく行うことができる。
【0033】次に、本発明の第4の実施例に係るマクロ
レンズを備えた顕微鏡について、図5を参照して説明す
る。なお、本実施例の説明に際し、第1の実施例と同一
の構成には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0034】通常の透過光式顕微鏡では、コンデンサ4
1を用いて下から光を照射している。しかし、巨視光学
系にコンデンサを適用することは難しく、別の光源が必
要であった。
【0035】本実施例の特徴は、上述した通常の顕微鏡
の構成に加えて、巨視光学系で観察する位置、即ち、巨
視光学系の光軸B上に高周波光源37が内蔵されたステ
ージ11が適用されている点にある。なお、ステージ1
1は、このステージ上に載置された試料43が巨視光学
系の光軸Bと微視光学系の光軸Aとの間を移動できるよ
うに構成されている。高周波光源37が内蔵されている
ステージ11の部分には、半透明のアクリル板又はすり
ガラス等で構成された透過部材39が設けられている。
【0036】巨視系の観察では、高周波光源37から透
過部材39を介して透過光を試料に照射させることによ
って、通常の蛍光灯に比べてちらつきのない均一の光を
試料43に照射させることができる。なお、微視系の観
察は、通常の顕微鏡と同様に、コンデンサ41を用いて
行われる。本実施例の場合も、その効果は、上述した実
施例と同様であるため、説明は省略する。
【0037】次に、本発明の第5の実施例に係るマクロ
レンズを備えた顕微鏡について、図6を参照して説明す
る。なお、本実施例の説明に際し、第1の実施例と同一
の構成には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0038】本実施例の顕微鏡の特徴は、鏡筒45とレ
ボルバ2との間の光路上に巨視光学系ユニット47が装
着されており、共通の光路を用いて巨視系の観察と微視
系の観察とが行える点にある。巨視光学系ユニット47
は、その内部に巨視系レンズ17を備えていると共に、
この巨視系レンズ17が図中矢印W方向に移動可能に構
成されている。巨視系レンズ17の移動は、巨視光学系
ユニット47に設けられた切換つまみ49を操作するこ
とによって行われる。また、レボルバ2には、微視系対
物レンズ4の他に、巨視系対物レンズ15が着脱自在に
取り付けられている。
【0039】図6の(a)に示すように、微視系の観察
では、切換つまみ49を操作して、巨視系レンズ17を
光路から回避させると共に、レボルバ2を回転させて微
視系対物レンズ4を光路上にセットさせる。そして、ス
テージ11を光軸方向に上下させてピント合わせを行
う。この結果、接眼レンズ51及び対物レンズ4を介し
てステージ11上の試料43に対する微視系観察が行わ
れる。
【0040】図6の(b)に示すように、巨視系の観察
では、切換つまみ49を操作して、巨視系レンズ17を
光路上に位置付けると共に、レボルバ2を回転させて巨
視系対物レンズ15を光路上にセットさせる。そして、
ステージ11を光軸方向に上下させてピント合わせを行
う。この結果、接眼レンズ51から巨視系レンズ17及
び巨視系対物レンズ15を介してステージ11上の試料
43に対する巨視系観察が行われる。
【0041】本実施例の顕微鏡は、共通の光路を用いて
巨視像と微視像の観察を連続的且つ効率よく行うことが
できると共に、ステージ11の移動が不要となるため、
作動部の構成が少なくなり、顕微鏡をシンプル且つ低コ
ストな構成にできる。更に、双方の光学系で試料の同一
箇所の観察が、試料の位置合わせを行うことなく連続的
且つ効率よく行うことができる。次に、本発明の第6の
実施例に係るマクロレンズを備えた顕微鏡について、図
7及び図8を参照して説明する。図7には、上述した各
実施例に示された顕微鏡を電動制御するための制御機構
のブロック図が示されている。
【0042】なお、制御機構は、顕微鏡本体内に組込み
あるいは外部に設けることができ、CPUからの指令に
よって、顕微鏡の各動作系を制御できるように構成され
ている。なお、本実施の場合、制御機構が適用された顕
微鏡としては、例えば、図1に示された顕微鏡を基に、
以下、説明する。
【0043】図7に示すように、制御機構は、巨視光学
系と微視光学系との光路切換スイッチ(図示しない)が
ONされた際にCPU57にその信号を出力する入力装
置53と、例えばステージ11の水平及び垂直移動量等
の所定のデータが記憶されたメモリ55と、を備えてお
り、CPU57から出力された信号によって光路切換5
9、ステージ移動61、ピント調節63、倍率変更65
等が制御可能に構成されている。なお、メモリ55は、
ROM又は外部記憶装置によって構成されている。
【0044】特に、本実施例の制御機構が適用された顕
微鏡では、光路切換時におけるステージ11の移動及び
上下動の制御に特徴を有しており、上下動については、
巨視光学系及び微視光学系相互の焦点位置の高さの違い
に合わせて制御され、その移動量は固定されている。つ
まりオートフォーカス機能による微調節とは意味合いが
異なる。以下、本実施例の顕微鏡の動作について図7と
共に図8のフローチャートを参照して説明する。
【0045】図7及び図8に示すように、現在巨視系の
観察が行われている際に、微視系の観察に切換える場
合、光路切換スイッチ(図示しない)をONする
(S1 )。このときのON信号は入力装置53を介して
CPU57に出力され、巨視光学系への切換か否かが判
断される(S2 )。この場合、微視光学系への切換であ
るため、メモリ55からCPU57に微視光学系への移
動データが出力される(S3 )。CPU57は、出力さ
れた移動データを基に、ステージ11(図1参照)のY
方向移動(S4 )及びピント合わせのためのステージ1
1のZ方向移動(S5 )を制御する。
【0046】このような微視系の観察が行われている際
に、巨視系の観察に切換える場合、光路切換スイッチを
ONする(S1 )。このときのON信号は入力装置53
を介してCPU57に出力され、巨視光学系への切換か
否かが判断される(S2 )。この場合、巨視光学系への
切換であるため、メモリ55からCPU57に巨視光学
系への移動データが出力される(S6 )。CPU57
は、出力された移動データを基に、ステージ11(図1
参照)のY方向移動(S4 )及びピント合わせのための
ステージ11のZ方向移動(S5 )を制御する。
【0047】なお、本実施例において、光路切換は手動
によって行うことも可能であり、手動による切換終了
後、CPU57へ移動データを出力させるように構成す
ることもできる。
【0048】本実施例の顕微鏡では、光学系の切換に対
応してステージ11の移動及び上下動が自動制御されて
いるため、巨視像と微視像の観察の連続性及び効率性が
更に助長される。また、図1に示された顕微鏡に用いら
れたステージ11でも、高精度な移動及び上下動が達成
できる。
【0049】
【発明の効果】本発明は、切換手段によって切換えられ
た光学系に対して、試料をステージに載置させたままで
移動させて、巨視像と微視像の観察を連続的且つ効率よ
く行うことができる。この結果、巨視光学系によるスラ
イドガラス全体に亘る極低倍率の観察から、微視光学系
による高倍率の観察まで、連続的且つ効率よく行うこと
ができる。更に、双方の光学系で試料の同一箇所の観察
が、試料の位置合わせを行うことなく連続的且つ効率よ
く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るマクロレンズを備
えた顕微鏡の全体の構成を概略的に示す側面図。
【図2】図1に示す顕微鏡に設けられたステージを拡大
して示す斜視図。
【図3】本発明の第2の実施例に係るマクロレンズを備
えた顕微鏡の構成であるステージを拡大して示す斜視図
であって、(a)は、ステージ本体がステージ基底部に
対していっぱいに押された状態を示す図、(b)は、ス
テージ本体がステージ基底部に対していっぱいに引かれ
た状態を示す図。
【図4】(a)は、本発明の第3の実施例に係るマクロ
レンズを備えた顕微鏡の全体の構成を概略的に示す側面
図、(b)は、その上面図。
【図5】本発明の第4の実施例に係るマクロレンズを備
えた顕微鏡に適用されたステージの部分の構成を拡大し
て示す図。
【図6】本発明の第5の実施例に係るマクロレンズを備
えた顕微鏡の全体の構成を概略的に示す図であって、
(a)は微視系の観察が行われている状態を示す図、
(b)は巨視系の観察が行われている状態を示す図。
【図7】本発明の第6の実施例に係るマクロレンズを備
えた顕微鏡に適用された制御機構のブロック図。
【図8】図7に示す制御機構の動作を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…基台、3…支柱、5…巨視光学装置、7…接眼レン
ズ装置、9…ピント合わせ用ハンドル、11…ステー
ジ、13…光路切換装置、15…巨視系対物レンズ、1
7…巨視系レンズ、19…光路切換つまみ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料に接近させて巨視像を取得可能なマ
    クロレンズを有する巨視結像光学系と、 顕微鏡対物レンズを有する微視結像光学系と、 前記巨視結像光学系と微視結像光学系との切換を行う切
    換手段と、 この切換手段によって切換えられた光学系に対して前記
    試料を移動可能なステージとを具備するマクロレンズを
    備えた顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記ステージは、巨視結像光学系及び微
    視結像光学系で前記試料の同一部分が観察可能に、その
    移動量を規制する移動部を具備していることを特徴とす
    る請求項1に記載のマクロレンズを備えた顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記ステージは、巨視結像光学系での観
    察時に、透過光を前記試料に照明可能な高周波光源を具
    備していることを特徴とする請求項1に記載のマクロレ
    ンズを備えた顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記巨視結像光学系及び微視結像光学系
    は、夫々、前記切換手段によって、共通の観察光路を経
    て巨視像及び微視像を観察可能に構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載のマクロレンズを備えた顕微
    鏡。
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Cited By (8)

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