JPH0523200Y2 - - Google Patents

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JPH0523200Y2
JPH0523200Y2 JP1987118419U JP11841987U JPH0523200Y2 JP H0523200 Y2 JPH0523200 Y2 JP H0523200Y2 JP 1987118419 U JP1987118419 U JP 1987118419U JP 11841987 U JP11841987 U JP 11841987U JP H0523200 Y2 JPH0523200 Y2 JP H0523200Y2
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shirt
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porous layer
press
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ヤイシヤツや作業衣等のシヤツを
プレス仕上げするシヤツプレス機に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来のシヤツプレス機は、シヤツのサイズ変化
に対応するため、第1図及び第2図に示すように
胴立1の両側に膨張収縮自在な空気袋3,3を備
えており、胴立1に被せたシヤツAを空気袋3,
3を膨張させて緊張させたのち、その前後面を一
対の熱板6,6′で圧着してプレス仕上げを行な
う。
このプレス作業において、空気袋3,3の膨張
によりシヤツの前身頃が大きく開いた状態で熱板
6,6′の圧着を行なうと、シヤツが崩れた形状
で成形されて極めて悪い仕上りになる。このた
め、従来の胴立1には、シヤツの前身頃が開き過
ぎないように、前身頃の下部を固定する前押え具
が取付けられている。
この種の前押え具には、通常、T字形の板バネ
が用いられており、これは、板バネの下端を胴立
の下部に固着して、その上端がバネ力によりシヤ
ツを胴立に押さえて前身頃を固定する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上記のごとき構造の前押え具におい
ては、熱板の圧着時、前押え具が移動せずシヤツ
を押付けたままの状態で残るために、前押え具が
熱板の圧着と同時にプレスされてしまい、その圧
着跡がシヤツに付いて均一な仕上りが得られない
という問題がある。
また、上記の構造では、胴立にシヤツを被せる
場合に、手で前押え具を胴立から離しながら、シ
ヤツの前身頃部を、胴立と前押え具との間に挾み
込む必要があるため、作業に手間がかかる問題が
ある。
この考案は、上記の従来の前押え具における問
題を解決し、シヤツの均一なプレス仕上り面が得
られると共に、シヤツの取付け操作が簡単なシヤ
ツプレス機を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記の問題を解決するために、胴
立のシヤツの前身頃下部に対向する表面部分に多
孔質層を設けると共に、胴立の内部に、前記多孔
質層に連通する吸気通路を設け、上記多孔質層の
表面を摩擦抵抗の大きな粗面で形成し、上記多孔
質層以外の胴立の表面を多孔質層より摩擦抵抗の
小さな面で形成した構成とするものである。
〔作用〕
上記のように構成されるシヤツプレス機におい
ては、吸気通路からの空気の吸引作用により、シ
ヤツの前身頃を胴立表面に吸着して固定する。こ
のため、熱板で圧着した場合、胴立表面が均一な
圧着面になるので、プレス跡が残らず、シヤツ表
面は均一に仕上げられる。
また、胴立の吸着面を、摩擦抵抗の大きな粗面
とすることにより、シヤツのすべりが抑えられて
吸着力が強まり、シヤツは確実に固定される。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図、第2図及び第6図に示すように、機台
2上には、空気吸引器4と固定軸5が取付けられ
ており、この固定軸5の外周に回転筒7が回転可
能に装着されている。
この回転筒7の外側には、上記空気吸引器4に
ホース8を介して接続した吸気箱9が、パツキン
材9aを介して回転可能に連結しており、回転筒
7には、吸気箱9内に連通する複数の開口10が
設けられている。
また、回転筒7の上部には、第1図、第5図及
び第6図に示すように屈曲した中空の腕11を介
して中空の回転枠12が固定され、その回転枠1
2の両端に、回転枠12に対して直角に交差する
一対の中空の支持枠13,13が連設されてお
り、この支持枠13,13は、回転軸7に連結し
たエアシリンダ14の作動により180°回転して交
互にプレス位置Cに移動するようになつている。
また、上記支持枠13,13の上部には、両側
に一対の空気袋3,3を装置された胴立1,1が
前後面を向かい合わせて立設されている。
上記胴立1は、第3図に示すように、加熱室a
のすき間をあけて平行に配設される硬質の芯板1
5と、その芯板15の外側を取り囲む金属網16
とをその両者間に若干の空間bが形成されるよう
に、多数のスプリング17と多孔板18を介して
支承させ、さらに上記金属網16の外側に通気性
のあるマツト材19で被つたもので、マツト材1
9内部の無数の通気孔が胴立1の表面と、芯板1
5と、金属網16間の空間を連通させている。
一方、胴立1の前側表面には、第1図乃至第4
図に示すように、胴立1の被せたシヤツAの前身
頃下部に対向する部分に、表面をざらつかせた当
て布20が取付けられている。この当て布20
は、表面が胴立1の他の圧着表面より摩擦抵抗係
数の大きなものを用い、通気性のある織布などが
使用される。
また、第3図に示すように、胴立1の内部の芯
板15,15間の加熱室aと、芯板15と金属網
16間の空間bには、上記当て布20の形状に沿
つて周囲壁21が設けられ、この周囲壁21に囲
まれた内側に、胴立内部の他の部分と隔離された
吸気通路22が形成されている。この吸気通路2
2内の芯板15aには、全体に多数の通気孔23
が形成されている。上記の吸気通路22は、第3
図及び第4図に示すように、下部の開口24を通
して支持枠13内部に連通しており、さらに、回
転枠12と腕11、回転筒7を通して空気吸引器
4と接続する吸気箱9内に連通している。
また、第4図に示すように、支持枠13の内部
には、送風機(図示略)に接続した給気管25が
挿通しており、その端部は二又に分かれてそれぞ
れ空気袋3,3の下部に連通している。また、加
熱室aには、蒸気入口26と出口27が設けられ
ており、入口26から吹き出された蒸気は加熱室
a内部を循環した後、出口27から回収される。
機台2の上部には、第1図に示すように、プレ
ス位置にきた胴立1の前後面に対向して一対の熱
板6,6′が配置されており、その両熱板6,
6′は、機台2上に設けた開閉機構28の駆動に
より胴立1の前後面に圧着される。
この実施例は上記のような構成であり、プレス
作業中は、空気吸引器4を常に作動させて、吸気
通路22内の空気を吸引しておく。この状態で、
プレス位置Cにない胴立1′にシヤツAを被せる
と、シヤツAの前身頃下部は、吸気通路22の吸
引作用により当て布20に吸着されて固定され
る。この場合、シヤツAは粗面の当て布20表面
に吸着されるために、すべりが防止され、強い力
で胴立1に引き込まれる。
次に、給気管25から高圧空気を空気袋3,3
に吹き込み、それ等を膨張させてシヤツAを緊張
させる。このとき、シヤツAの前身頃下部が胴立
に固定されているので、シヤツAは、前身頃の開
き過ぎが防止されて、正しい形状に緊張され、表
面のしわが引き延ばされる。
ついで、回転筒7を回転させて胴立1をプレス
位置Cに移動させるが、この場合、シヤツAは、
前身頃が固定されているので、移動の際の風圧で
めくれたりせず、胴立1に被せた状態が維持され
る。そして、胴立1がプレス位置Cに停止した時
点で、熱板6,6′を胴立1に圧着させてプレス
仕上げを行なう。このプレスの際、シヤツの前身
頃に従来のように前押え具がなく、又、胴立の圧
着面が平坦な面であるので、シヤツにはプレス跡
がつかず、均一で美しい面に仕上げられる。
なお、上記のプレス作業中、胴立1内の加熱室
aには、蒸気を吹き込んでおく。この蒸気は、シ
ヤツAから蒸発して水分を一時マツト材19内部
に含ませ、この水分を蒸発させることにより、シ
ヤツの乾燥を早める。
プレス仕上げが終了すると、熱板6,6′が開
くと共に、回転枠12が180°回転して他方の胴立
1がプレス位置Cに移動し、上記と同様のプレス
工程を繰り返す。
なお、胴立1全体にわたつて吸気通路を設け、
胴立1に被せたシヤツ全体を胴立表面に吸着する
ようにすると、シヤツへの固定力は増大するが、
シヤツ全体を一度に吸着した場合、シヤツ全体が
均一に吸着されず、部分的にしわが寄つたり、形
が崩れた状態でセツトされ易いという欠点があ
る。これに対して、シヤツの前身頃に対向する部
分だけを吸着するようにすれば、上記のような問
題が生じず、シヤツを正しくセツトすることがで
きる。
また、この考案では、シヤツの前身頃に対向す
る部分のみ粗面布を取付けたが、これは、胴立1
の圧着面表面全体を摩擦係数の大きな布で覆つた
場合は、表面のすべりが悪くなつてシヤツを被せ
にくくなるという不具合が生じるからである。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のように構成して、シヤツの
前身頃を空気吸引により胴立表面に吸着して固定
するようにしたので、従来のような前押え具が不
要になり、シヤツの均一で美しいプレス仕上りを
得ることができる。
また、シヤツの前身頃は、多孔質層に当てるだ
けで吸着されて固定されるので、従来のようにシ
ヤツを胴立と前押え具との間に挾み込む作業が不
要になり、作業性が向上する。
また、多孔質層の表面を摩擦抵抗の大きな粗面
で形成し、シヤツのすべりを抑えたので、空気吸
引による吸着力を強くでき、シヤツを確実に固定
することができる。
加えて、多孔質層以外の胴立表面を摩擦抵抗の
小さい面で形成し、シヤツを胴立に被せる際のす
べり性をよくしたので、胴立に対するシヤツのセ
ツトを容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るシヤツプレス機の側面
図、第2図は同上の−線から見た一部破断正
面図、第3図は胴立の側断面図、第4図は胴立と
支持枠の連結部を示す一部破断正面図、第5図は
同上のシヤツプレス機の平面図、第6図は回転筒
内部を示す一部破断面図である。 1……胴立、6,6′……熱板、20……当て
布、22……吸気通路、A……シヤツ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヤツの胴部を胴立に被せ、そのシヤツの前後
    面を熱板で圧着してプレス仕上げするシヤツプレ
    ス機において、上記胴立のシヤツの前身頃下部に
    対向する表面部分に、多孔質層を設けると共に、
    胴立の内部に、前記多孔質層に連通する吸気通路
    を設け、上記多孔質層の表面を摩擦抵抗の大きな
    粗面で形成し、上記多孔質層以外の胴立の表面を
    多孔質層より摩擦抵抗の小さな面で形成したこと
    を特徴とするシヤツプレス機。
JP1987118419U 1987-07-30 1987-07-30 Expired - Lifetime JPH0523200Y2 (ja)

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JP1987118419U JPH0523200Y2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30

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JP1987118419U JPH0523200Y2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30

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JPS6424000U JPS6424000U (ja) 1989-02-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63206295A (ja) * 1987-02-24 1988-08-25 有限会社 三幸社 縦型プレス仕上げ機の裾固定装置

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