JP2003088700A - 衣類仕上げ装置 - Google Patents

衣類仕上げ装置

Info

Publication number
JP2003088700A
JP2003088700A JP2001283262A JP2001283262A JP2003088700A JP 2003088700 A JP2003088700 A JP 2003088700A JP 2001283262 A JP2001283262 A JP 2001283262A JP 2001283262 A JP2001283262 A JP 2001283262A JP 2003088700 A JP2003088700 A JP 2003088700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
bag
clothes
bags
dry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001283262A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeharu Nakamoto
重陽 中本
Takaaki Kusaka
貴晶 日下
Setsuko Osada
攝子 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001283262A priority Critical patent/JP2003088700A/ja
Publication of JP2003088700A publication Critical patent/JP2003088700A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類をしわなく引っ張り、形を整える機能を
充実させて、アイロン掛けよりも容易で、しわ伸ばしと
乾燥ができる衣類仕上げ装置を提供することである。 【解決手段】 衣類を被着させる人体形状の全体あるい
は部分を形どった通気性の異なる複数枚の袋からなる乾
燥袋5と、前記複数枚の袋に空気を送風する1台以上の
送風手段6を有して、前記複数枚の袋5は、前記送風手
段6が送風する空気によって膨張させたとき、その外容
積が対象衣類の内容積よりも大きくなり得る寸法であ
り、対象衣類に応じて、乾燥袋5の通気性を変えること
によって、多様な種類の衣類に対して、乾燥性能と形状
・寸法の安定を確保しながら、十分なしわ伸ばし機能が
実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭で使用す
る衣類仕上げ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衣類仕上げ装置の例として、アイロンが
考えられる。綿やウールなどの乾いた衣類の繊維は分子
レベルでは水素結合によって結合して固定されおり、繊
維同士が自由に動かなず、しわも取れにくいが、吸湿す
ることによってこの水素結合が解けて、繊維同士の移動
が自由になり、しわが取れやすくなる。アイロン掛けで
は、ミストやスチームで衣類の繊維に湿気を加える。湿
気を与えてしわが取れやすい状態にして、アイロンで衣
類を引っ張りながら、押さえつけて、繊維のしわを伸ば
し、形を整えるとともに、この整形された状態を保つた
めに、高温で湿気をとばして乾燥させて仕上げる。アイ
ロン掛けは、人が付きっきりで時間と手間がかかり、立
体的な面の仕上げは難しく、一般使用者がアイロン掛け
作業を敬遠する要因となっている。アイロン掛け作業に
代わり、時間と手間と難しさを軽減して、しわを伸ばす
衣類仕上げ装置が望まれている。
【0003】これを実現するものとして、衣類仕上げの
一つである乾燥を主に行い、さらに、しわも伸びる衣類
乾燥機について記述する。例えば、特開平10−241
99号公報に記載されるようなものである。図14は前
記公報に記載された衣類乾燥機を示すものである。図に
おいて、熱源(図示せず)と送風手段(図示せず)を有
する人体形態の乾燥機本体1に、適度の通気性を有する
衣類の形状をした乾燥袋2を被着し、対象衣類3をさら
に被着して、本体1の首部から吸気した空気を、熱源と
送風手段によって温風として、下方から吐出し、衣類乾
燥袋2を膨らませて、衣類の内側から外側に温風を通す
ことによって、この対象衣類3を乾燥させるとともに、
乾燥袋2の膨らみによって、対象衣類3の形を整え、そ
のしわを低減するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の衣類乾燥機では、衣類仕上げの一つである乾燥機能
は十分に実現できるが、衣類のしわ伸ばし機能に対して
は、不十分である。すなわち、通気性のある乾燥袋に空
気を送風することによって、乾燥袋の膨らみで被着させ
た衣類のしわを伸ばし、同時に、空気の通過で衣類の乾
燥を行うものであるため、所定内に乾燥を終えるために
送風量を多くした場合、乾燥袋が膨らみ過ぎると、ウー
ルのニットのセータなどは、濡れて伸びた状態で乾燥す
るとそのまま形状が固定されるため、洗う前よりも大き
いサイズで仕上がってしまうという不具合が生じる。ウ
ールのニットのセータなどはのしわは比較的伸びやすい
ので送風量を少なくして、膨らみを弱くしてもしわは伸
びるが、一方、綿のワイシャツのように、着じわや洗濯
後のしわが比較的に付きやすく、取れにくい、いわゆ
る、きついしわが付いた衣類の場合は、膨らみによる引
張力を高める必要があり、送風量を多くするなどの対応
が必要である。衣類のしわ伸ばしには、衣類によって膨
らませる条件を変えるため、送風量を変える必要がある
にもかかわらず、乾燥には、膨らみ条件にかかわらず、
送風量を所定以上確保することが必要となり、二律背反
する条件が存在する。
【0005】本発明は、洗濯・脱水後の濡れた衣類ある
いは乾いた衣類で、多様な種類のものに対して、乾燥性
能と形状・寸法の安定を確保しながら、十分なしわ伸ば
し機能を実現し、アイロン掛けよりも容易で、上記従来
の衣類乾燥機よりもしわ伸ばし機能を向上させた衣類仕
上げ装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の衣類仕上げ装置は、衣類を被着させ
る人体形状の全体あるいは部分を形どった通気性の異な
る複数枚の袋からなる乾燥袋と、前記複数枚の袋に空気
を送風する1台以上の送風手段を有して、前記複数枚の
袋は、前記送風手段が送風する空気によって膨張させた
とき、その外容積が対象衣類の内容積よりも大きくなり
得るものであり、寸法が伸びやすく、しわも伸びやすい
衣類の仕上げ乾燥には通気性の大きい袋を使用し、所定
の風量を送風しても膨らみが弱い(内部空気圧力が小さ
い)ため、被着した衣類が膨らみ過ぎずにしわを伸ばす
ことができると共に、一定の風量の空気が衣類を通過す
るため、乾燥も早い。比較的寸法が安定して変形しにく
く、しわのきつい衣類の仕上げ乾燥には通気性の小さい
袋を使用し、所定の風量を送風すれば、より強く膨らむ
(内部空気圧力が大きくなる)ため、被着した衣類のし
わをより強く伸ばすことができ、一定の風量の空気が衣
類を通過するため、乾燥も早い。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、衣類を
被着させる人体形状の全体あるいは部分を形どった通気
性の異なる複数枚の袋からなる乾燥袋と、前記複数枚の
袋に空気を送風する1台以上の送風手段を有して、前記
複数枚の袋は、前記送風手段が送風する空気によって膨
張させたとき、その外容積が対象衣類の内容積よりも大
きくなり得るものであり、ウールのニットのセータなど
の寸法が伸びやすく、しわも伸びやすい衣類の仕上げ乾
燥には通気性の大きい袋を使用し、所定の風量を送風し
ても膨らみが弱い(内部空気圧力が小さい)ため、被着
した衣類が膨らみ過ぎずにしわを伸ばすことができると
共に、一定の風量の空気が衣類を通過するため、乾燥も
早い。比較的寸法が安定して変形しにくく、しわのきつ
い綿のワイシャツなどの衣類の仕上げ乾燥には通気性の
小さい袋を使用し、所定の風量を送風すれば、より強く
膨らむ(内部空気圧力が大きくなる)ため、被着した衣
類のしわをより強く伸ばすことができ、一定の風量の空
気が衣類を通過するため、乾燥も早い。多様な種類の衣
類に対して、乾燥性能と形状・寸法の安定を確保しなが
ら、十分なしわ伸ばし機能を実現できる。
【0008】請求項2に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の乾燥袋に、袋を複数枚順に重ねて被着させるた
めの開閉自在の開口部を設けたもので、衣類に合わせて
膨らませる袋を容易に入れ替えることができ、多様な種
類の衣類に対して、乾燥性能と形状・寸法の安定を確保
しながら、十分なしわ伸ばし機能を実現することができ
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の乾燥袋が、外側ほど通気性が大きい順に複数の
袋を重ねた構成を有し、各袋内に個別に送風できる風路
を有し、各風路を複数の送風手段に接続したもので、衣
類に合わせて袋を入れ替える手間が省けて、送風手段を
切り換えるだけで、多様な種類の衣類に対して、乾燥性
能と形状・寸法の安定を確保しながら、十分なしわ伸ば
し機能を実現することができる。
【0010】請求項4に記載の発明は、乾燥袋が、外側
ほど通気性が大きい順に複数の袋を重ねた構成を有し、
各袋内に個別に送風できる風路を有し、1台の送風手段
からの空気を各風路に切り換える切換手段を有するもの
で、衣類に合わせて袋を入れ替える手間が省けて、送風
手段1台で切換手段を切り換えるだけで、多様な種類の
衣類に対して、乾燥性能と形状・寸法の安定を確保しな
がら、十分なしわ伸ばし機能を実現することができる。
【0011】請求項5に記載の発明は、乾燥袋が、外側
ほど通気性が大きい順に複数の袋を重ねた構成を有し、
最も内側の袋に送風手段からの空気を供給する風路を設
け、内側の袋に開閉自在の開口部を設け、外側の袋に対
して内側の袋を通してのみ空気を供給する構成としたも
ので、各袋内に送風できる風路を個別に設ける必要がな
く、送風手段1台で、内側の袋の開口部の開閉によっ
て、外側の袋に空気を供給して膨らませることができ、
多様な種類の衣類に対して、乾燥性能と形状・寸法の安
定を確保しながら、十分なしわ伸ばし機能を実現するこ
とができる。
【0012】請求項6に記載の発明は、乾燥袋を、複数
の袋の間に強制的に空隙を設けるための通気性を有する
スペーサを設けたものである。複数の袋を重ねて使用
し、外側の袋のみを膨らませた場合に、内側の通気性の
小さい袋が、外側の通気性の大きい袋に張り付いて、通
風を妨げることがないように、袋間に空間を確保するも
ので、衣類に合わせて膨らませた袋の通気性を所定通り
のものにして、多様な種類の衣類に対して、乾燥性能と
形状・寸法の安定を確保しながら、十分なしわ伸ばし機
能を実現することができる。
【0013】請求項7に記載の発明は、乾燥袋の人体形
状を形どった袋の通気性が一様ではなく部分的に異なる
構成を有しており、被着する衣類の乾きにくい部位に相
当する位置の通気性を部分的に大きくすることによっ
て、この部分を通過する風量を多くすることによって乾
燥むらを少なくして、通気性が一様な袋よりも乾燥を早
くすることができる。さらに、単一の袋によって膨らみ
方を小さく調整する方式の場合には、袋への送風量を少
なくすることによって対応することになり、袋の通気性
を部分的に変えても、全体の送風量が減っているため、
通気性を大きくした部分を通過する風量も少なく、乾き
にくい部位の乾燥を早くする効果は減少するが、被着す
る衣類に対応して、送風量を略一定に保ち、全体として
の通気性が個々に違う複数の袋によって膨らみ方を調整
する本発明の場合には、その効果が大きい。従って、多
様な種類の衣類に対して、乾燥性能と形状・寸法の安定
を確保しながら、十分なしわ伸ばし機能を実現すること
ができる。
【0014】請求項8に記載の発明は、送風手段はファ
ンとモータを具備し、袋への送風量を所定の値に制御す
る制御手段を有するもので、通気性の異なる複数の袋を
入れ替えても、送風量が略一定に保つことができ、乾燥
性能を略一定することができる。 従って、多様な種類
の衣類に対して、乾燥性能と形状・寸法の安定を確保し
ながら、十分なしわ伸ばし機能を実現することができ
る。
【0015】請求項9に記載の発明は、衣類を被着させ
る人体形状の全体あるいは部分を形どった乾燥袋と、乾
燥袋よりも通気性が大きくて乾燥袋に被着した衣類をさ
らに覆い被す外装袋と、前記乾燥袋と外装袋に空気を送
風する1台以上の送風手段を有して、前記乾燥袋は、対
象衣類を被着させた状態で前記送風手段が送風する空気
によって膨張させたとき、その外容積が対象衣類の内容
積よりも大きくなり得る寸法であり、前記外装袋は、前
記送風手段が送風する空気によって膨張させたとき、そ
の内容積が対象衣類の外容積よりも大きくなる寸法であ
る。乾燥袋に衣類を被着させ、さらに外装袋で全体を包
むように覆い、送風手段によって乾燥袋と外装袋を同時
に膨らませる。乾燥袋の膨らみ調整は、送風手段の送風
量によって行い、乾燥性能は外装袋に送風する空気によ
って行う。乾燥袋からの通過空気量が多い場合には、外
装袋内に送風する空気の量は少なくてよく、膨らみ方の
調整のため、乾燥袋からの通過空気量を少なくした場合
には、外装袋内に送風する空気の量で、これを補う風量
を送風する。乾燥性能を損なわずに、衣類の種類に応じ
て内部の乾燥袋の膨らみを調整することができ、多様な
種類の衣類に対して、乾燥性能と形状・寸法の安定を確
保しながら、十分なしわ伸ばし機能を実現することがで
きる。
【0016】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて説明する。図1は本実施例の外観図、図2は本実
施例の乾燥袋を装着した時の外観図、図3は本実施例の
構成を示す部分断面図である。従来例と共通の部分は同
一の番号を付して詳しい説明は省略する。
【0017】図において、4は本体、5は通気性を有し
て対象衣類3の形状に合わせるとともにそれよりも大き
い寸法に形成した人体形状の1部を形どった乾燥袋で、
通気性の異なる複数枚の袋からなる。6は乾燥袋5を膨
らませるとともに空気を乾燥袋5の内部から外部に向け
て送風する送風手段である。7は対象衣類3を支持する
ハンガー、8は、一端が送風手段6に接続され、他端が
乾燥袋5内部に開口した風路兼ハンガー7の支持部材で
ある。9は風路8内に配設され、送風手段6から送られ
る空気を加熱する加熱手段であり、乾燥仕上げ時には、
送風手段6が送風する空気を温風にして乾燥袋5の内側
に吹き出す。10は各手段をコントロールする制御手段
である。送風手段6はモータとシロッコファンからな
る。
【0018】洗濯・脱水後の濡れた衣類またはミストや
スチームで吸湿した対象衣類3を乾燥袋5に被着して送
風手段6を作動させる。送風手段6からの空気が加熱手
段9で温風となり、乾燥袋5を膨らませ、さらに、袋5
の内側から外側に抜けて対象衣類3に当たる。乾燥袋5
とともに膨れた対象衣類3はその引張力でしわが伸ばさ
れる。その後は特に手をかけることなく、対象衣類3が
乾燥すれば、しわが伸びた状態で仕上がる。
【0019】前記複数枚の袋は、前記送風手段6が送風
する空気によって膨張させたとき、その外容積が対象衣
類3の内容積よりも大きくなり得る寸法であり、ウール
のニットのセータなどの寸法が伸びやすく、しわも伸び
やすい衣類の仕上げ乾燥には通気性の大きい袋を使用
し、所定の風量を送風しても膨らみが弱い(内部空気圧
力が小さい)ため、被着した衣類が膨らみ過ぎることな
くしわを伸ばすことができると共に、略一定の風量の空
気が衣類を通過するため、乾燥も早い。また、比較的寸
法が安定して変形しにくく、しわのきつい綿のワイシャ
ツなどの衣類の仕上げ乾燥には通気性の小さい袋を使用
し、所定の風量を送風すれば、より強く膨らむ(内部空
気圧力が大きくなる)ため、被着した衣類のしわをより
強く伸ばすことができ、略一定の風量の空気が衣類を通
過するため、乾燥も早い。また、複数個の送風手段を通
気性の異なる袋に合わせて用いれば、送風量を所定の値
にすることがより容易となる。
【0020】以上のように構成された衣類仕上げ装置に
おいて、通気性の異なる袋を複数枚有し、送風手段6を
1台以上使用することによって、多様な種類の衣類に対
して、乾燥性能と形状・寸法の安定を確保しながら、十
分なしわ伸ばし機能を実現できる。また、送風空気を加
熱手段9によって温風にすることで、濡れた(湿った)
衣類の乾燥時間を短くしてより短時間に仕上げることが
できる。
【0021】なお、本実施例では、乾燥袋が2枚の場合
を例示したが、衣類の種類に合わせて3枚以上を設けて
も同様である。また、送風手段6はモータだけでなくエ
ンジンでもよく、またシロッコファンだけでなくターボ
ファン、軸流ファン、クロスフローファンなどでもよ
く、原動機やファンの種類を限定するものではない。ま
た、図では対象衣類3を上着とした場合を例示している
がズボンやスカートでも同様である。また、加熱手段9
は空気を加熱するニクロムヒータやセラミックヒータな
どの電気ヒータや、ガスや石油の燃焼を利用したもの
や、ヒートポンプ方式の加熱手段でもよい。
【0022】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて説明する。図4は本実施例の乾燥袋5の構成を示
す外観図である。実施例1と共通の部分は同一の番号を
付して詳しい説明は省略する。
【0023】図において、5a、5bは通気性の異なる
袋で、順に重ねて使用できるようにファスナーによって
開閉自在の開口部を設けている。ウールのニットのセー
タなどの寸法が伸びやすく、しわも伸びやすい衣類の仕
上げ乾燥には、内側の通気性が大きい乾燥袋5aのみを
使用する。所定の風量を送風しても膨らみが弱い(内部
空気圧力が小さい)ため、被着した衣類が膨らみ過ぎる
ことなくしわを伸ばすことができると共に、略一定の風
量の空気が衣類を通過するため、乾燥も早い。一方、比
較的寸法が安定して変形しにくく、しわのきつい綿のワ
イシャツなどの衣類の仕上げ乾燥には通気性の小さい乾
燥袋5bを5aの上に重ねて被着使用し、所定の風量を
送風すれば、5aを通過した空気で、乾燥袋5bがより
強く膨らむ(内部空気圧力が大きくなる)ため、被着し
た衣類のしわをより強く伸ばすことができ、略一定の風
量の空気が衣類を通過するため、乾燥も早い。
【0024】以上のように本実施例においては、衣類に
合わせて膨らませる乾燥袋を容易に入れ替えることがで
き、多様な種類の衣類に対して、乾燥性能と形状・寸法
の安定を確保しながら、十分なしわ伸ばし機能を実現す
ることができる。
【0025】なお、本実施例では、乾燥袋が2枚の場合
を例示したが、衣類の種類に合わせて3枚以上を設けて
も同様であり、袋を2枚に限定するものではない。
【0026】(実施例3)次に本発明の第3の実施例に
ついて説明する。図5、図6は本実施例の構成を示す部
分断面図である。実施例1、2と共通の部分は同一の番
号を付して詳しい説明は省略する。
【0027】図において、乾燥袋5が、外側の通気性が
大きい袋5cと内側の通気性が小さい袋5dの2つの袋
を重ねた構成を有し、各袋内に個別に送風できる風路8
cと8dを有し、各風路を複数の送風手段6cと6dに
接続したものである。11はハンガー7を支持するポー
ルである。乾燥仕上げ時には、乾燥袋5cと5dを重ね
た状態でその上から対象衣類3を被着させる。比較的寸
法が安定して変形しにくく、しわのきつい綿のワイシャ
ツなどの衣類の仕上げ乾燥には、図5に示すように、送
風手段6dを作動させ、通気性の小さい乾燥袋5dに空
気を送り、これを膨らませる。図の矢印のように所定の
風量を送風すれば、乾燥袋5dが膨らみ、さらに、乾燥
袋5dを通過した空気で、乾燥袋5cも膨らみ、しわを
伸ばすように対象衣類を内側から押し広げる。乾燥袋5
dは通気性が小さいため、より強く膨らむ(内部空気圧
力が大きくなる)ため、被着した衣類のしわをより強く
伸ばすことができ、略一定の風量の空気が衣類を通過す
るため、乾燥も早い。一方、ウールのニットのセータな
どの寸法が伸びやすく、しわも伸びやすい衣類の仕上げ
乾燥には、図6に示すように、外側の通気性が大きい乾
燥袋5cのみを膨らませるため、送風手段6cを作動さ
せる。乾燥袋5cは通気性が大きいため、所定の風量を
送風しても膨らみが弱い(内部空気圧力が小さい)た
め、被着した衣類が膨らみ過ぎることなくしわを伸ばす
ことができると共に、略一定の風量の空気が衣類を通過
するため、乾燥も早い。
【0028】以上の構成のように本実施例においては、
衣類に合わせて通気性の異なる袋を入れ替える手間が省
けて、送風手段6を切り換えるだけで、多様な種類の衣
類に対して、乾燥性能と形状・寸法の安定を確保しなが
ら、十分なしわ伸ばし機能を実現することができる。
【0029】なお、本実施例では、乾燥袋が2枚、送風
手段が2台の場合を例示したが、衣類の種類に合わせて
これ以上を設けても同様である。また、本実施例では、
送風手段6c、6dを1台ずつ作動させているが、送風
量が調整できるものにおいては、同時に作動させてもよ
い。
【0030】(実施例4)次に本発明の第4の実施例に
ついて説明する。図7は本実施例の構成を示す部分断面
図である。実施例1、2、3と共通の部分は同一の番号
を付して詳しい説明は省略する。
【0031】図において、乾燥袋5が、外側ほど通気性
が大きい順に5cと5dの袋を重ねた構成を有し、各袋
内に個別に送風できる風路13を有し、1台の送風手段
6からの空気を各風路に切り換える切換手段12を有す
るものである。切換手段12は、軸を中心に回転可能な
開閉弁とモータなどの回転手段からなる。乾燥仕上げ時
には、乾燥袋5cと5dを重ねた状態でその上から対象
衣類3を被着させる。比較的寸法が安定して変形しにく
く、しわのきつい綿のワイシャツなどの衣類の仕上げ乾
燥には、図7に示すように、切換手段12を作動させて
乾燥袋5d側風路を開口し、送風手段6を作動さる。通
気性の小さい袋5dに空気を送り、これを膨らませる。
図の矢印のように所定の風量を送風すれば、乾燥袋5d
が膨らみ、さらに、乾燥袋5dを通過した空気で、乾燥
袋5cも膨らみ、しわを伸ばすように対象衣類を内側か
ら押し広げる。乾燥袋5dは通気性が小さいため、より
強く膨らむ(内部空気圧力が大きくなる)ため、被着し
た衣類のしわをより強く伸ばすことができ、略一定の風
量の空気が衣類を通過するため、乾燥も早い。一方、ウ
ールのニットのセータなどの寸法が伸びやすく、しわも
伸びやすい衣類の仕上げ乾燥には、外側の通気性が大き
い乾燥袋5cのみを膨らませるため、切換手段12を作
動させ乾燥袋5c側風路を開口し、送風手段6を作動さ
る。乾燥袋5cは通気性が大きいため、所定の風量を送
風しても膨らみが弱い(内部空気圧力が小さい)ため、
被着した衣類が膨らみ過ぎることなくしわを伸ばすこと
ができると共に、略一定の風量の空気が衣類を通過する
ため、乾燥も早い。
【0032】以上の構成のように本実施例においては、
衣類に合わせて袋を入れ替える手間が省けて、送風手段
6を1台で切換手段12を切り換えるだけで、多様な種
類の衣類に対して、乾燥性能と形状・寸法の安定を確保
しながら、十分なしわ伸ばし機能を実現することができ
る。
【0033】なお、本実施例では、乾燥袋が2枚の場合
を例示したが、衣類の種類に合わせてこれ以上を設けて
も同様である。また、本実施例では、切換手段12によ
って、送風手段6からの空気が、いずれか一方に送風さ
れるように完全に開閉した状態で作動させているが、各
乾燥袋への送風量が調整できるように、切換手段12の
動作を開閉途中で止めて、乾燥袋5c、5dの両方に送
風されるように作動させてもよい。
【0034】(実施例5)次に本発明の第5の実施例に
ついて説明する。図8、図9は本実施例の構成を示す部
分断面図である。実施例1、2、3、4と共通の部分は
同一の番号を付して詳しい説明は省略する。
【0035】図において、乾燥袋5が、外側ほど通気性
が大きい順に5cと5dの袋を重ねた構成を有し、内側
の乾燥袋5dに送風手段6からの空気を供給する風路1
4を設け、内側の乾燥袋5dに開閉自在の開口部15を
設け、外側の乾燥袋5cに対して内側の乾燥袋5dを通
してのみ空気を供給する構成としたものである。開口部
15は、軸を中心に回転可能な開閉弁とモータなどの回
転手段からなる。
【0036】乾燥仕上げ時には、乾燥袋5cと5dを重
ねた状態でその上から対象衣類3を被着させる。ウール
のニットのセータなどの寸法が伸びやすく、しわも伸び
やすい衣類の仕上げ乾燥には、図に示すように、開口部
15を作動させて乾燥袋5dを大きく開口する。送風手
段6を作動さると、通気性の小さい袋5dに空気が送ら
れるが、開口部15開いているためほとんど膨らむこと
がなく、乾燥袋5cのみを膨らませる。図の矢印のよう
に所定の風量を送風すれば、開口部15をを通過した空
気で、乾燥袋5cが膨らみ、しわを伸ばすように対象衣
類を内側から押し広げる。乾燥袋5cは通気性が大きい
ため、所定の風量を送風しても膨らみが弱い(内部空気
圧力が小さい)ため、被着した衣類が膨らみ過ぎること
なくしわを伸ばすことができると共に、略一定の風量の
空気が衣類を通過するため、乾燥も早い。一方、比較的
寸法が安定して変形しにくく、しわのきつい綿のワイシ
ャツなどの衣類の仕上げ乾燥には、開口部15を閉じ、
送風手段6を作動さると、内側の通気性の小さい乾燥袋
5dが膨らみ、さらに外側の通気性が大きい乾燥袋5c
も膨らんで、被着した対象衣類3を内側から押し広げ
る。乾燥袋5dは通気性が小さいため、より強く膨らむ
(内部空気圧力が大きくなる)ため、被着した衣類のし
わをより強く伸ばすことができ、略一定の風量の空気が
衣類を通過するため、乾燥も早い。
【0037】以上の構成のように本実施例においては、
各袋内に送風できる風路を個別に設ける必要がなく、送
風手段6の1台と、内側の乾燥袋の開口部12の開閉に
よって、外側の乾燥袋に空気を供給して膨らませること
ができる。また、図9に示すように、対象衣類3の裾の
長さに合わせて乾燥袋の裾の長さを調整する場合にも、
風路14が1本だけなので処理し易い。従って、多様な
種類の衣類に対して、乾燥性能と形状・寸法の安定を確
保しながら、十分なしわ伸ばし機能を実現することがで
きる。
【0038】なお、本実施例では、乾燥袋が2枚の場合
を例示したが、衣類の種類に合わせてこれ以上を設けて
も同様である。また、本実施例では、開口部15は、軸
を中心に回転可能な開閉弁とモータなどの回転手段から
なるとしたが、手動で開閉する場合はファスナーなどの
開閉構成でもよい。
【0039】(実施例6)次に本発明の第6の実施例に
ついて説明する。図10は本実施例の構成を示す乾燥袋
の部分断面図である。実施例1、2、3、4、5と共通
の部分は同一の番号を付して詳しい説明は省略する。
【0040】図において、乾燥袋5の5cと5dの間に
強制的に空隙を設けるための通気性を有するスペーサ1
6を肩部から袖部の範囲に設けたものである。スペーサ
16は、図11に示すように乾燥袋よりも通気性の大き
い剛性の高いプラスチックのネット状のシート16a、
16bを両面に設けて、シート間の距離を確保するため
のプラスチックの支持部材16cからなる。
【0041】乾燥仕上げ時には、乾燥袋5cと5dを重
ねた状態でその上から対象衣類3を被着させる。乾燥袋
5や対象衣類3は、ハンガー7によって支持されるた
め、衣類や袋の自重によって、特に肩部や袖部で、袋同
士がくっつきやすい。
【0042】本実施例の構成では、スペーサ16が、乾
燥袋の袋間に空間を確保するもので、複数の袋を重ねて
使用し、外側の乾燥袋5cのみを膨らませた場合に、内
側の通気性の小さい乾燥袋5dが、外側の通気性の大き
い乾燥袋5cに張り付いて、通風を妨げるようなことが
なく、衣類に合わせて膨らませた袋の通気性を所定通り
のものにする。従って、多様な種類の衣類に対して、乾
燥性能と形状・寸法の安定を確保しながら、十分なしわ
伸ばし機能を実現することができる。
【0043】なお、本実施例では、乾燥袋が2枚場合を
例示したが、衣類の種類に合わせてこれ以上の枚数を設
けても同様である。また、スペーサ16の位置は肩・袖
部に限定するものではなく、胸、腰部など内側の袋が外
側に張り付いて外側の袋の通気性に影響を与える部分に
設けるものである。さらに、スペーサ16は、連続発泡
樹脂でも、立体的に成型された樹脂繊維でも、金属繊維
の塊でもよく、材質や形状を限定するものではない。
【0044】(実施例7)次に本発明の第7の実施例に
ついて説明する。図12は本実施例の構成を示す乾燥袋
の部分外観図である。実施例1、2、3、4、5、6と
共通の部分は同一の番号を付して詳しい説明は省略す
る。
【0045】図において、乾燥袋5の人体形状を形どっ
た袋の通気性が一様ではなく、内側の通気性の小さい袋
5dの袖部先端5eは部分的に通気性が大きい。乾燥袋
5はは、織物の布で袋状に縫製したものである。縦糸、
横糸の太さや織り目の詰まり具合などで通気性が異な
る。上記袖部先端のように袋の通気性を部分的変化させ
るには、使用糸の太さや織り方を変えた布を別途使用し
て縫い合わせる方法や、均一な布で作った袋に、必要箇
所に後加工で穴を開け、穴の数や大きさで通気性を変え
る方法や、均一な布で作った袋に、必要箇所に後加工で
コーティング剤で布面をコートして、コートする面積や
パターンを変えることで通気性を変える方法などがあ
る。また、織物の布を用いず、可とう性のあるシートを
縫製したり成型したりしたものでもよい。
【0046】以上の構成のように本実施例において、通
気性を変えた5eの部分は、被着する衣類がワイシャツ
などの場合には、乾きにくいカフス部に相当する位置の
通気性を大きくしているものである。このことによっ
て、この部分を通過する風量が多くなって、通気性が一
様な袋よりも乾燥を早くすることができる。さらに、単
一の袋によって膨らみ方を小さく調整する方式の場合に
は、袋への送風量を少なくすることによって対応するこ
とになり、袋の通気性を部分的に変えても、全体の送風
量が減っているため、通気性を大きくした部分を通過す
る風量も少なく、乾きにくい部位の乾燥を早くする効果
は減少するが、被着する衣類に対応して、送風量を略一
定に保ち、全体としての通気性が異なる複数の袋によっ
て膨らみ方を調整する本発明の場合には、その効果が大
きい。従って、多様な種類の衣類に対して、乾燥性能と
形状・寸法の安定を確保しながら、十分なしわ伸ばし機
能を実現することができる。
【0047】なお、本実施例では、乾燥袋が2枚場合を
例示したが、衣類の種類に合わせてこれ以上の枚数を設
けても同様である。また、通気性を部分的に変える部位
は、襟部や前立て部など対象衣類によって設定するもの
で、袖部先端に限定するものではなく、さらに、通気性
を部分的に変える袋は、内側の袋のみに限定するもので
はなく、複数の袋の同一部の通気性を同様に変化させる
方が効果が大きい。
【0048】(実施例8)次に本発明の第8の実施例に
ついて説明する。実施例1、2、3、4、5、6、7と
共通の部分は同一の番号を付して詳しい説明は省略す
る。
【0049】図3、図7、図8、図9における送風手段
6はファンとモータを具備し、ファンの回転数制御な
ど、乾燥袋5への送風量を所定の値に制御するための制
御手段10を有する。送風手段5の負荷となる乾燥袋の
通気性が変わると、送風手段6の送風量と圧力の特性に
よっては、送風量が大きく変化する場合があるため、送
風能力のある、つまり、所定の圧損に対しても十分な風
量が出せる送風手段を使用して、乾燥袋の通気性の違い
による負荷の変動に応じて、回転数を変化させて、送風
量を略一定に維持する。
【0050】以上の構成のように本実施例においては、
通気性の異なる複数の袋を入れ替えても、送風量を所定
の値に制御する制御手段10によって送風量が略一定に
保つことができ、乾燥性能を略一定にすることができ
る。 従って、多様な種類の衣類に対して、乾燥性能と
形状・寸法の安定を確保しながら、十分なしわ伸ばし機
能を実現することができる。
【0051】(実施例9)次に本発明の第9の実施例に
ついて説明する。図13は本実施例の構成を示す部分断
面図である。実施例1、2、3、4、5、6、7、8と
共通の部分は同一の番号を付して詳しい説明は省略す
る。
【0052】図において、衣類を被着させる人体形状の
全体あるいは部分を形どった乾燥袋5と、乾燥袋5より
も通気性が大きくて乾燥袋5に被着した衣類をさらに覆
い被す外装袋17と、前記乾燥袋5と外装袋17に空気
を送風する2台の送風手段6a、6bを有して、前記乾
燥袋5は、対象衣類を被着させた状態で前記送風手段6
bが送風する空気によって膨張させたとき、その外容積
が対象衣類3の内容積よりも大きくなり得る寸法であ
り、前記外装袋17は、前記送風手段6aが送風する空
気によって膨張させたとき、その内容積が対象衣類3の
外容積よりも大きくなる寸法である。乾燥袋5に対象衣
類3を被着させ、さらに外装袋17で全体を包むように
覆い、送風手段6によって乾燥袋5と外装袋17を同時
に膨らませる。乾燥袋5の膨らみ調整は、送風手段6b
の送風量によって行い、乾燥性能は外装袋17に送風す
る空気によって行う。
【0053】以上の構成のように本実施例においては、
乾燥袋5からの通過空気量が多い場合には、外装袋17
内に送風する空気の量は少なくてよく、膨らみ方の調整
のため、乾燥袋5からの通過空気量を少なくした場合に
は、外装袋17内に送風する空気の量で、これを補う風
量を送風する。乾燥性能を損なわずに、衣類の種類に応
じて内部の乾燥袋の膨らみを調整することができ、多様
な種類の衣類に対して、乾燥性能と形状・寸法の安定を
確保しながら、十分なしわ伸ばし機能を実現することが
できる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜8に記載の発
明によれば、衣類を被着させる人体形状の全体あるいは
部分を形どった通気性の異なる複数枚の袋からなる乾燥
袋と、前記複数枚の袋に空気を送風する1台以上の送風
手段を有して、前記複数枚の袋は、前記送風手段が送風
する空気によって膨張させたとき、その外容積が対象衣
類の内容積よりも大きくなり得る寸法であり、寸法が伸
びやすく、しわも伸びやすい衣類の仕上げ乾燥には通気
性の大きい袋を使用し、所定の風量を送風しても膨らみ
が弱い(内部空気圧力が小さい)ため、被着した衣類が
膨らみ過ぎずにしわを伸ばすことができると共に、一定
の風量の空気が衣類を通過するため、乾燥も早い。比較
的寸法が安定して変形しにくく、しわのきつい衣類の仕
上げ乾燥には通気性の小さい袋を使用し、所定の風量を
送風すれば、より強く膨らむ(内部空気圧力が大きくな
る)ため、被着した衣類のしわをより強く伸ばすことが
でき、一定の風量の空気が衣類を通過するため、乾燥も
早い。
【0055】請求項9に記載の発明によれば、通気性の
異なる複数の袋を使用し、通気性の小さい袋を乾燥袋と
して対象衣類の内側に設け、乾燥袋に衣類を被着させ、
さらに通気性の大きい袋を外装袋として、全体を包むよ
うに覆うもので、送風手段によって乾燥袋と外装袋を同
時に膨らませるが、乾燥袋の膨らみ調整は、送風手段の
送風量によって行い、乾燥性能は外装袋に送風する空気
によって行う。乾燥性能を損なわずに、衣類の種類に応
じて内部の乾燥袋の膨らみを調整することができ、多様
な種類の衣類に対して、乾燥性能と形状・寸法の安定を
確保しながら、十分なしわ伸ばし機能を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である衣類仕上げ装置の
外観図
【図2】本発明の第1の実施例である衣類仕上げ装置の
乾燥袋を装着した場合の外観図
【図3】本発明の第1の実施例である衣類仕上げ装置の
本体構成を示す部分断面図
【図4】本発明の第2の実施例である衣類仕上げ装置の
乾燥袋の構成をします外観図
【図5】本発明の第3の実施例である衣類仕上げ装置の
構成を示す部分断面図
【図6】本発明の第3の実施例である衣類仕上げ装置の
構成を示す部分断面図
【図7】本発明の第4の実施例である衣類仕上げ装置の
構成を示す部分断面図
【図8】本発明の第5の実施例である衣類仕上げ装置の
構成を示す部分断面図
【図9】本発明の第5の実施例である衣類仕上げ装置の
構成を示す部分断面図
【図10】本発明の第6の実施例である衣類仕上げ装置
の乾燥袋の部分断面図
【図11】本発明の第6の実施例のスペーサの構成を示
す断面図
【図12】本発明の第7の実施例である衣類仕上げ装置
の乾燥袋の構成を示す部分外観図
【図13】本発明の第9の実施例である衣類仕上げ装置
の構成を示す部分断面図
【図14】従来の衣類乾燥機の全体構成を示す外観図
【符号の説明】
3 対象衣類 4 本体 5、5a、5b、5c、5d 乾燥袋 5e 通気性変化部 6、6a、6b、6c、6d 送風手段 8、8a、8b、8c、8d、13、14 風路 9 加熱手段 9 クリップ 10 制御手段 12 切換手段 15 開口部 16 スペーサ 16a、16b シート 17 外装袋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長田 攝子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類を被着させる人体形状の全体あるい
    は部分を形どった通気性の異なる複数枚の袋からなる乾
    燥袋と、前記複数枚の袋に空気を送風する1台以上の送
    風手段を備えて、前記複数枚の袋は、対象衣類を被着さ
    せた状態で前記送風手段が送風する空気によって膨張さ
    せたとき、その外容積が対象衣類の内容積よりも大きく
    なり得る衣類仕上げ装置。
  2. 【請求項2】 乾燥袋は、袋を複数枚順に重ねて被着さ
    せるための開閉自在の開口部を設けた請求項1に記載の
    衣類仕上げ機。
  3. 【請求項3】 乾燥袋は、複数の袋を外側から通気性が
    大きい順に重ねた構成とし、各袋内に個別に送風できる
    風路を備え、各風路を複数の送風手段に接続した請求項
    1に記載の衣類仕上げ機。
  4. 【請求項4】 乾燥袋は、複数の袋を外側から通気性が
    大きい順に重ねた構成とし、各袋内に個別に送風できる
    風路を有し、1台の送風手段からの空気を各風路に切り
    換える切換手段を有する請求項1に記載の衣類仕上げ
    機。
  5. 【請求項5】 乾燥袋は、複数の袋を外側から通気性が
    大きい順に重ねた構成とし、最も内側の袋に送風手段か
    らの空気を供給する風路を備え、各内側の袋に開閉自在
    の開口部を備えた請求項1または2に記載の衣類仕上げ
    機。
  6. 【請求項6】 乾燥袋は、複数の袋の間に空隙を確保す
    る通気性を有するスペーサを設けた請求項2〜5のいず
    れか1項に記載の衣類仕上げ機。
  7. 【請求項7】 乾燥袋は、部分的に通気性を変化させた
    構成を有する請求項2〜6のいずれか1項に記載の衣類
    仕上げ機。
  8. 【請求項8】 送風手段はファンとモータを具備し、袋
    への送風量を所定の値に制御する制御手段を有する請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の衣類仕上げ機。
  9. 【請求項9】 衣類を被着させる人体形状の全体あるい
    は部分を形どった乾燥袋と、乾燥袋よりも通気性が大き
    くて乾燥袋に被着した衣類を覆い被す外装袋と、前記乾
    燥袋と外装袋に空気を送風する1台以上の送風手段を備
    え、前記乾燥袋は、対象衣類を被着させた状態で前記送
    風手段が送風する空気によって膨張させたとき、その外
    容積が対象衣類の内容積よりも大きくなり得るものであ
    り、前記外装袋は、前記送風手段が送風する空気によっ
    て膨張させたとき、その内容積が対象衣類の外容積より
    も大きくなる請求項2〜8のいずれか1項に記載の衣類
    仕上げ装置。
JP2001283262A 2001-09-18 2001-09-18 衣類仕上げ装置 Pending JP2003088700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001283262A JP2003088700A (ja) 2001-09-18 2001-09-18 衣類仕上げ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001283262A JP2003088700A (ja) 2001-09-18 2001-09-18 衣類仕上げ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003088700A true JP2003088700A (ja) 2003-03-25

Family

ID=19106773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001283262A Pending JP2003088700A (ja) 2001-09-18 2001-09-18 衣類仕上げ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003088700A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011052154A1 (ja) * 2009-10-27 2011-05-05 パナソニック株式会社 衣類乾燥機および洗濯乾燥機
JP2011092234A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Panasonic Corp 衣類乾燥機
JP2014239741A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 三菱電機株式会社 衣類ケア装置
CN107761341A (zh) * 2016-08-17 2018-03-06 青岛海尔洗衣机有限公司 一种干衣机
WO2018130039A1 (zh) * 2017-01-16 2018-07-19 青岛海尔洗衣机有限公司 一种便于收纳的快速干衣机
WO2018218581A1 (zh) * 2017-06-01 2018-12-06 深圳市峰岩科技创新有限公司 便携快干装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011052154A1 (ja) * 2009-10-27 2011-05-05 パナソニック株式会社 衣類乾燥機および洗濯乾燥機
JP2011092234A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Panasonic Corp 衣類乾燥機
JP2014239741A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 三菱電機株式会社 衣類ケア装置
CN107761341A (zh) * 2016-08-17 2018-03-06 青岛海尔洗衣机有限公司 一种干衣机
CN107761341B (zh) * 2016-08-17 2021-03-26 青岛胶南海尔洗衣机有限公司 一种干衣机
WO2018130039A1 (zh) * 2017-01-16 2018-07-19 青岛海尔洗衣机有限公司 一种便于收纳的快速干衣机
WO2018218581A1 (zh) * 2017-06-01 2018-12-06 深圳市峰岩科技创新有限公司 便携快干装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3931630B2 (ja) 衣類仕上げ装置
US5555648A (en) Portable device for drying and removing wrinkles from clothing
CN107761341B (zh) 一种干衣机
WO2018033001A1 (zh) 一种快速干衣装置
CN108315986B (zh) 一种自动控制快速干衣机及控制方法
EP0095781B1 (en) Method of drying and shaping clothing and body-shaped bag used therefor
RU2321694C2 (ru) Устройство для удерживания материала при сушке
JP2003088700A (ja) 衣類仕上げ装置
JP2004524069A (ja) 分割された風袋によりシャツを平滑整形するための装置
CN108315987B (zh) 一种便于收纳的快速干衣机
US20090083989A1 (en) Flow-dividing device of blowing model for drying and ironing out clothing
US6041517A (en) Method and related blowing model for drying and synchronously ironing out clothing by using a blowing model
KR200478685Y1 (ko) 열풍 셔츠 다림기
JP2003010598A (ja) 衣類仕上げ装置
JP2000051585A (ja) 簡易衣類乾燥装置
CN201713705U (zh) 干衣定型气囊
JP3744101B2 (ja) 衣類仕上げ装置
EP0096080B1 (en) Method of drying and shaping clothing and body-shaped bag used therefore
JP2003199996A (ja) 衣類仕上げ装置
JP2003199998A (ja) 衣類仕上げ装置
JP2003199994A (ja) 衣類仕上げ装置
JP2002346296A (ja) 衣類仕上げ装置
JP3931629B2 (ja) 衣類仕上げ装置
JP2004517701A (ja) シャツを平滑整形するための装置
JPH09173699A (ja) 衣類仕上げ装置