JPH05231785A - 熱伝導ジョイント - Google Patents
熱伝導ジョイントInfo
- Publication number
- JPH05231785A JPH05231785A JP8261792A JP8261792A JPH05231785A JP H05231785 A JPH05231785 A JP H05231785A JP 8261792 A JP8261792 A JP 8261792A JP 8261792 A JP8261792 A JP 8261792A JP H05231785 A JPH05231785 A JP H05231785A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- conductor
- chamber
- insulator
- transfer
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- Pending
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱伝導体のジョイントにおいて、熱を下から
上にしか伝えない、電気で言えばダイオードに変わるも
のである。 【構成】 送熱伝導体(1)から断熱部(3)を介して
受熱伝導体(2)に熱を伝えるとき、断熱部(3)の両
側にパッキン(5)を入れフランジ(4)で上下から締
めて、断熱部(3)の内側には適量の媒介液を入れて熱
交換室(11)を作る。
上にしか伝えない、電気で言えばダイオードに変わるも
のである。 【構成】 送熱伝導体(1)から断熱部(3)を介して
受熱伝導体(2)に熱を伝えるとき、断熱部(3)の両
側にパッキン(5)を入れフランジ(4)で上下から締
めて、断熱部(3)の内側には適量の媒介液を入れて熱
交換室(11)を作る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】熱が一方向にしか伝わりにくい
(電気で言えばダイオードに変わるもの)熱伝導ジョイ
ントに関するものである。
(電気で言えばダイオードに変わるもの)熱伝導ジョイ
ントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱伝導体は熱を伝えるだけであっ
たため、例えば自動車のエンジンの温度を計るのに、銅
線を使用して計器の所まで熱を伝えていたが、熱を伝導
するジョイントに関してはなかった。
たため、例えば自動車のエンジンの温度を計るのに、銅
線を使用して計器の所まで熱を伝えていたが、熱を伝導
するジョイントに関してはなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では熱を伝
導するジョイントが無かったため、熱伝導体の一部を暖
めると、熱伝導体全体が暖まり、また熱伝導体の一部が
冷えると熱伝導体の全体も冷えていた。そこで、本発明
の熱伝導ジョイントは、送熱伝導体(1)から熱交換室
(11)を介して受熱伝導体(2)に熱を伝えるため
に、熱交換室(11)の中に媒介液(水またはフロン液
等)を入れて、下から上の一方向にしか熱が伝わらな
い、熱伝導ジョイントを提供するものである。
導するジョイントが無かったため、熱伝導体の一部を暖
めると、熱伝導体全体が暖まり、また熱伝導体の一部が
冷えると熱伝導体の全体も冷えていた。そこで、本発明
の熱伝導ジョイントは、送熱伝導体(1)から熱交換室
(11)を介して受熱伝導体(2)に熱を伝えるため
に、熱交換室(11)の中に媒介液(水またはフロン液
等)を入れて、下から上の一方向にしか熱が伝わらな
い、熱伝導ジョイントを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における熱伝導ジョイントは、送熱伝導体
(1) が断熱部(3)を介して受熱伝導体(2)に熱
を伝えるために、断熱部(3)の両側にパッキン(5)
を入れて、それらをフランジ(4)で上下から締めて、
断熱部(3)の内側には適量の媒介液を入れて熱交換室
(11)を作ることで目的を達成した。
に、本発明における熱伝導ジョイントは、送熱伝導体
(1) が断熱部(3)を介して受熱伝導体(2)に熱
を伝えるために、断熱部(3)の両側にパッキン(5)
を入れて、それらをフランジ(4)で上下から締めて、
断熱部(3)の内側には適量の媒介液を入れて熱交換室
(11)を作ることで目的を達成した。
【0005】
【作用】本発明の熱伝導ジョイントの送熱伝導体(1)
を加熱すると、断熱部(3)の内側に媒介液を適量入
て、熱交換室(11)とした媒介液は蒸気に変わり、温
度と圧力が上がる。そこで、受熱伝導体(2)は熱交換
室(11)の中を冷却することで図3のように対流が起
こる。結果的には送熱伝導体(1)から受熱伝導体
(2)に熱を伝えたことになる。そして、送熱伝導体
(1)が冷えたときは、熱交換室(11)の中の蒸気が
媒介液に変わり、下の送熱伝導体(1)の方に溜まり対
流が起こらないため、図4のように気体が受熱伝導体
(2)を保温する。
を加熱すると、断熱部(3)の内側に媒介液を適量入
て、熱交換室(11)とした媒介液は蒸気に変わり、温
度と圧力が上がる。そこで、受熱伝導体(2)は熱交換
室(11)の中を冷却することで図3のように対流が起
こる。結果的には送熱伝導体(1)から受熱伝導体
(2)に熱を伝えたことになる。そして、送熱伝導体
(1)が冷えたときは、熱交換室(11)の中の蒸気が
媒介液に変わり、下の送熱伝導体(1)の方に溜まり対
流が起こらないため、図4のように気体が受熱伝導体
(2)を保温する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図2を参照
して説明する。 (イ)本発明を風呂に使用した場合、バーナ(7)で加
熱された加熱部(6)は熱伝導の良い物質(銀や銅等)
によって送熱伝導体(1)に伝わり、断熱部(3)の中
の熱交換室(11)が介して受熱伝導体(2)に伝わる
とき、熱交換室(11)の中に溜まった媒介液は、下の
送熱伝導体(1)で暖められ蒸気になって温度と圧力が
上がる。次に、水(10)によって冷えた浴槽(9)
は、受熱伝導体(2)に冷えた温度を伝えて、図3のよ
うに熱交換室(11)に対流が起こり、結果的には浴槽
(9)が温もり、水(10)が湯になる。 (ロ)風呂釜(8)のバーナ(7)を止めると図4のよ
うに、加熱部(6)は冷えて送熱伝導体(1)に伝わ
る。すると、熱交換室(11)の中の蒸気は媒介液に変
わり、下の送熱伝導体(1)の方に溜まる。上の浴槽
(9)は暖まった湯〔水(10)〕の熱が受熱伝導体
(2)に伝わり、暖まった温度は上に溜まるため、対流
がおこらないので保温される。したがって、断熱部
(3)には保温性の良いもの(セラミックやステンレス
等)を使う。 (ハ) また、普通の循環式の風呂では、火を止めて風
呂釜(8)が冷えると、対流が起こり風呂全体が冷えて
いた。そこで、熱伝導ジョイントを使用すると、普通に
暖まり(ロ)で説明したように冷えにくく、また風呂釜
の熱交換パイプの内側に水垢等がたまって掃除が困難で
あったが、熱伝導体を使った浴槽(9)では掃除が簡単
にできる。
して説明する。 (イ)本発明を風呂に使用した場合、バーナ(7)で加
熱された加熱部(6)は熱伝導の良い物質(銀や銅等)
によって送熱伝導体(1)に伝わり、断熱部(3)の中
の熱交換室(11)が介して受熱伝導体(2)に伝わる
とき、熱交換室(11)の中に溜まった媒介液は、下の
送熱伝導体(1)で暖められ蒸気になって温度と圧力が
上がる。次に、水(10)によって冷えた浴槽(9)
は、受熱伝導体(2)に冷えた温度を伝えて、図3のよ
うに熱交換室(11)に対流が起こり、結果的には浴槽
(9)が温もり、水(10)が湯になる。 (ロ)風呂釜(8)のバーナ(7)を止めると図4のよ
うに、加熱部(6)は冷えて送熱伝導体(1)に伝わ
る。すると、熱交換室(11)の中の蒸気は媒介液に変
わり、下の送熱伝導体(1)の方に溜まる。上の浴槽
(9)は暖まった湯〔水(10)〕の熱が受熱伝導体
(2)に伝わり、暖まった温度は上に溜まるため、対流
がおこらないので保温される。したがって、断熱部
(3)には保温性の良いもの(セラミックやステンレス
等)を使う。 (ハ) また、普通の循環式の風呂では、火を止めて風
呂釜(8)が冷えると、対流が起こり風呂全体が冷えて
いた。そこで、熱伝導ジョイントを使用すると、普通に
暖まり(ロ)で説明したように冷えにくく、また風呂釜
の熱交換パイプの内側に水垢等がたまって掃除が困難で
あったが、熱伝導体を使った浴槽(9)では掃除が簡単
にできる。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、下から上
にだけ熱を伝えるもので、送熱伝導体(1)と受熱伝導
体(2)の間に熱交換室(11)を設け、中に媒介液を
適量入れることで、送熱伝導体(1)を加熱したとき
は、蒸気になって高温を受熱伝導体(2)に伝え、送熱
伝導体(1)が冷えたときは媒介液となって下に溜ま
り、上の受熱伝導体(2)の熱を保温する。電気で言え
ばダイオードに変わるものである。
にだけ熱を伝えるもので、送熱伝導体(1)と受熱伝導
体(2)の間に熱交換室(11)を設け、中に媒介液を
適量入れることで、送熱伝導体(1)を加熱したとき
は、蒸気になって高温を受熱伝導体(2)に伝え、送熱
伝導体(1)が冷えたときは媒介液となって下に溜ま
り、上の受熱伝導体(2)の熱を保温する。電気で言え
ばダイオードに変わるものである。
【図1】図は本発明の半断面図である。
【図2】図は本発明の実施例で示すところの模式図であ
る。
る。
【図3】図は加熱したときの熱伝導ジョイントの模式断
面図である。
面図である。
【図4】図は加熱していないときの熱伝導ジョイントの
模式断面図である。
模式断面図である。
1 送熱伝導体 2 受熱伝導体 3 断熱部 4 フランジ 5 パッキン 6 加熱部 7 バーナ 8 風呂釜 9 浴槽 10 水 11 熱交換室
Claims (1)
- 【請求項1】 送熱伝導体(1)から断熱部(3)を
介して受熱伝導体(2)に熱を伝えるために、断熱部
(3)の内側に媒介液を適量入れて熱交換室(11)と
したことを特徴とする熱伝導ジョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8261792A JPH05231785A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 熱伝導ジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8261792A JPH05231785A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 熱伝導ジョイント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05231785A true JPH05231785A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=13779433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8261792A Pending JPH05231785A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | 熱伝導ジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05231785A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998017788A1 (fr) * | 1996-10-22 | 1998-04-30 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Nouvelle alcool-deshydrogenase secondaire, procede pour preparer cette enzyme et procede pour preparer des alcools et des cetones en utilisant cette enzyme |
-
1992
- 1992-02-20 JP JP8261792A patent/JPH05231785A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998017788A1 (fr) * | 1996-10-22 | 1998-04-30 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Nouvelle alcool-deshydrogenase secondaire, procede pour preparer cette enzyme et procede pour preparer des alcools et des cetones en utilisant cette enzyme |
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