JPH05231449A - カーテン開閉用プーリ一体型両方向クラッチ - Google Patents

カーテン開閉用プーリ一体型両方向クラッチ

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JPH05231449A
JPH05231449A JP4031660A JP3166092A JPH05231449A JP H05231449 A JPH05231449 A JP H05231449A JP 4031660 A JP4031660 A JP 4031660A JP 3166092 A JP3166092 A JP 3166092A JP H05231449 A JPH05231449 A JP H05231449A
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JP
Japan
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cam
clutch
pulley
motor
shaft
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JP4031660A
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English (en)
Inventor
Shin Arai
伸 荒井
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Tosoh Corp
Original Assignee
Toso KK
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Publication date
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】モータと手引きのいずれによってもカーテンを
開閉することができるカーテン装置に使用する機械式両
方向クラッチであって、モータを停止時に瞬時逆転しな
くても、直ちにカーテンを手で開閉することができるも
のを提供する。 【構成】モータ10の回転軸11に直結したカム軸12にカム
原動部13を形成し、カム軸12にカム本体20を相対回動可
能に取付け、そのカム本体にそのカム原動部と係合する
カム従動部23を設け、カム軸12にカーテンの開閉紐を巻
回するプーリ溝31を設けたプーリ本体30を遊嵌し、カム
本体20とプーリ本体30にクラッチとして係合するクラッ
チ凹部24とクラッチ凸部34を設け、そのクラッチ凹部24
とクラッチ凸部34を分離させる方向に弾圧する戻しばね
25を設け、モータ始動時にカム軸12に対しカム本体20が
一方へ相対回動すると、クラッチ凹部24とクラッチ凸部
34は結合してクラッチが入り、モータ10が停止すると、
戻しばね25の反発力によりクラッチが切れるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータでも手引きでも
カーテンを開閉することができるカーテン開閉装置に使
用するプーリ一体型の機械式両方向クラッチの改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】カーテン開閉装置に使用する機械式両方
向クラッチは、特開平1−317408号によって公知
である。この公知クラッチは、垂直に設置したモータの
回転軸に連結した回転カムと、この回転カムとの間に適
宜な隙間をあけて同軸上に設けたドラム部を有するプー
リ本体と、前記隙間に介在した複数個の回転体と、これ
らの回転体を傾動可能として回転自在に保持するガイド
ホイールとを備え、前記回転カムの、前記ドラム部の内
周面と対向する面には所定角度以上の相対回転により前
記回転体の傾き角を変化させ前記ドラム部に押圧して前
記モータの回転力を前記プーリ本体に伝達するカム部を
設け、前記プーリ本体にはカーテンの開閉用紐を巻回す
るプーリ溝を設けたことを特徴としていた。
【0003】この公知クラッチは、モータの回転時に回
転体が半径方向に傾動又は移動して回転カムとドラム部
の間にくさび状に入り込み、モータの回転力をプーリ本
体に伝達し、モータの停止時には回転体が逆方向に傾動
又は移動してプーリ本体の自由な回転を可能にしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公知クラッチは、
モータの停止時にそれまでに回転していた方向とは逆の
方向に瞬時逆回転させないと、回転体が回転カムとドラ
ム部の間から解放されないため、プーリ本体が自由に回
転せず、その結果、カーテンを手で開閉する操作が不能
になるおそれがあった。しかし、モータを停止時に瞬時
逆転するためには、特別な制御回路が必要であり、コス
トが高くなるという問題があった。
【0005】本発明はこの問題を解決するためになされ
たものであり、その目的とするところは、モータを停止
時に瞬時逆転させなくても、プーリ本体が確実に自由に
なるプーリ一体型両方向クラッチを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明が採用する手段は、モータの回転軸に連結し
たカム軸に、カーテン開閉紐を巻回するプーリ溝を備え
たプーリ本体を遊嵌し、カム軸にカム原動部を形成し、
そのカム原動部に係合するカム従動部をカム本体に形成
し、カム本体をカム軸に相対回転可能に取付け、そのカ
ム本体とプーリ本体にクラッチとして結合可能なクラッ
チ凸部及び凹部を設け、モータ始動時にカム軸とカム本
体が相対回動すると、カム原動部がカム従動部を介して
カム本体を一方に変位させてクラッチを入れ、カム本体
を常にクラッチが切れる方向に弾圧する戻しばねを設
け、その戻しばねによってモータ停止後にクラッチが切
れるようにしたことにある。
【0007】カム本体をカムケースに取付け、そのカム
ケースをカム軸に摩擦抵抗によってモータ始動時に相対
回動、すなわちスリップするように取付けてもよい。
又、戻しばねによってカム本体をカム軸に対してスリッ
プさせてもよい。
【0008】
【作用】モータを始動すると、カム軸は回転するが、始
めカム本体はスリップするため、カム軸とカム本体の間
に相対回動が生ずる。その結果、カム原動部がカム従動
部を介してにカム本体を外半径方向又は軸方向に変位さ
せる。カム本体の外端にはクラッチとして結合するクラ
ッチ凸部又の一方は凹部が形成され、その外端が変位す
る側にはプーリ本体の内周面又は端面が位置し、そこに
クラッチ凹部又は凸部の他方が設けられるから、カム本
体とプーリ本体は一体結合してクラッチが入る。クラッ
チが入ると、カム本体は変位できないから、スリップは
せずカム軸と一体回転する。その結果、プーリ本体にモ
ータの回転が伝達され、カーテンはモータによって開閉
する。
【0009】カム本体を戻しばねが常にクラッチを切る
方向に弾圧しているから、モータの停止後、カム本体は
戻しばねによって元の位置に戻され、クラッチ凸部と凹
部の結合は分離しクラッチは切れる。カム本体が相対回
動とは関係なく、変位可能な場合や、モータの回転軸が
少し空転可能な場合、モータ停止と同時に戻しばねによ
ってクラッチが切れ、カーテンを手で自由に開閉するこ
とできる。又、カーテンをモータが開閉していた方向に
引く場合、カム本体は戻しばねの反発力によりモータ始
動時とは逆方向に相対回動して元の位置に戻るから、ク
ラッチは直ちに切れ、カーテンを手で引くことができ
る。モータ停止時にカム本体が元に戻らない場合、カー
テンをモータが開閉していた方向とは逆方向に引くとク
ラッチは切れないが、一度少し反対に引いてから逆方向
に引くと、クラッチは直ちに切れるので、手引き操作に
支障を生ずることはない。
【0010】
【実施例】本発明を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。図1及び図2に示す第1実施例は、垂直に設置した
モータ10の回転軸11に直結するカム軸12と、そのカム軸
に相対回動可能に外嵌したカムケース21と、そのカムケ
ースの上にのせたプーリ本体30を有する。ここで、モー
タに減速機を組合せた場合、モータの回転軸11は減速機
の出力軸である。カム軸12はモータ側の根元が太く、先
端側が細い二段軸であり、根元軸部14に弦面からなるカ
ム原動部13を形成する。
【0011】カムケース21は2枚の円板を隙間があくよ
うに連結した構造であり、その左右2個のレバー状のカ
ム本体20を軸心について対称に配置する。カム本体20の
1端部をカムケース21にピン22を介して揺動自在に軸止
めし、中央部の内面にカム原動部13と係合する突起状の
カム従動部23を一体に形成する。カム本体20の他端部の
外面にクラッチ凸部24を一体に形成する。左右のカム本
体20の一端と他端の間にコイルスプリングの戻しばね25
をかけ、カム従動部23を常に軸心側へ弾圧する。カム軸
12がカムケース21すなわちカム本体20に対して一方へ回
動すると、カム原動部13がカム従動部23を開き、クラッ
チ凸部24はカムケース21の側周面から外方へ突出する。
カム軸12がカム本体20に対して逆方向に回動すると、戻
しばね25によってカム従動部23が閉じ、クラッチ凸部24
をカムケース21の側周面の内方に引込ませる。
【0012】プーリ本体30はカム軸12の細い先端軸部15
に遊嵌する。プーリ本体30にはカーテンの開閉紐を巻回
するプーリ溝31を備えたプーリ部32と、そのプーリ部か
ら軸方向モータ側に延長するスリーブ33を一体に設け
る。スリーブ33はカムケース21を内包し、端面にはプー
リ本体カバー35を取付ける。スリーブ33の内周面にカム
本体20のクラッチ凸部24と係合するクラッチ凹部34を一
体に設ける。プーリ部32はカムケース21の上面のり、そ
の間の摩擦力はカム軸12がカムケース21を回転させると
きの回転抵抗となる。したがって、図3に示すように、
モータが回転すると、回転方向には関係なくカムケース
21はスリップし、カム軸12のカム原動部13がカム従動部
23を介してカム本体20を外半径方向に押出すから、その
クラッチ凸部24がカムケース21の側周面から突出し、ス
リーブ33のクラッチ凹部34と係合し、クラッチが入る。
その結果、プーリ本体30にモータの回転が伝達されてカ
ーテンがモータによって開閉する。
【0013】モータが停止したとき、戻しばね25の力が
十分強ければ、カム本体20を内方に揺動させてクラッチ
凸部24をクラッチ凹部34から引き抜くから、クラッチは
外れる。このとき、カム従動部23によってカム原動部13
すなわちカム軸12はモータの回転方向とは逆の方向にわ
ずかであるが回動する。クラッチが切れるとカーテンは
手で自由に開閉することができる。戻しばね25の力がモ
ータを逆転させる程強くないときは、モータが停止して
も、直ちにクラッチは外れないが、手でカーテンをモー
タが開閉していた方向に少し引くと、カムケース21はモ
ータ始動時とは逆方向にスリップするから、カム本体20
は内方に揺動し、クラッチ凸部24は凹部34から外れクラ
ッチが切れる。すなわち、モータ停止後、モータが開閉
していた方向へは直ちに手でカーテンを開閉することが
できる。モータが開閉していた方向とは逆の方向へ開閉
するときは、一度、カーテンをモータが開閉したいた方
向へ引いてクラッチを外し、それから逆の方向へ引けば
よい。
【0014】図4及び図5に示す第2実施例は、モータ
の回転軸に直結するカム軸12と、そのカム軸の先端軸部
15に回動自在に外嵌したカムケース21と、そのカムケー
ス21に設けた直径方向のスリット27と、そのスリットに
摺動自在に挿入した左右2個のキー状のカム本体20と、
そのカムケースに回動自在に外嵌したプーリ本体30とを
有する。カムケース21の上面に摩擦板26がのり、その摩
擦板はモータケースに固定した図外のホルダに回動自在
に支持される。プーリ溝31を備えたプーリ本体30の内周
面に半径方向のクラッチ凹部34を設け、そのクラッチ凹
部34にカム本体20の外端に形成したクラッチ凸部24を出
入自在に挿入する。カム軸12の根元軸部14の周面にカム
原動部13を形成し、そのカム原動部にカム本体20の内端
面のカム従動部23を係合させる。カム軸12の回動に対し
てカムケース21がスリップすると、プーリ本体30はスリ
ット27を出入する。
【0015】カムケース21のプーリ本体30にはまる側周
面には環状溝28が設けられ、その溝にゴムリングの戻し
ばね25をはめる。戻しばね25はカム本体20のクラッチ凸
部24に設けた溝29に掛け、カム本体20を常にカム軸12に
弾圧する。モータが回転してカム軸12が回動するとき、
カム軸12はカム本体20を介してカムケース21とその上の
摩擦板26を共に回転させようとするが、静止している摩
擦板26とプーリ本体30の間の摩擦が抵抗となるから、図
6に示すように、回転始めにカム軸12とカムケース21の
間にスリップが生ずる。このスリップによってカム原動
部13はカム従動部23を介してカム本体20を戻しばね25に
抗して半径方向に突出させ、その外端のクラッチ凸部24
をプーリ本体30の凹部34に挿入するからクラッチが入
る。その結果、カム軸12、カムケース21、プーリ本体30
は一体となって回転し、カーテンがモータによって開閉
する。モータ始動時に、カムケース21とプーリ本体の間
の摩擦力によってカムケース21がカム軸に対してスリッ
プする場合は、摩擦板26を特に設ける必要はない。モー
タが停止したとき、戻しばね25が比較的強力であれば、
その反発力でカム従動体のカム本体20がカム原動部のカ
ム軸12すなわちモータを少し回動させて内方へ変位し、
クラッチ凸部25がプーリ本体30のクラッチ凹部34から抜
けるから、クラッチが切れ、カーテンは手で自由に開閉
することができる。戻しばねにクラッチを切る反発力が
ない場合は、手でカーテンを一度モータが開閉していた
方向へ少し引くと、クラッチ凹部24はプーリ本体30のク
ラッチ凹部34から抜け、クラッチが切れる。したがっ
て、カーテンは自由に手で開閉することができる。
【0016】図7及び図8のクラッチは第3実施例であ
り、カム軸12はモータの回転軸に直結する。カム軸12に
直径方向に貫通するピン状のカム原動部13を設ける。カ
ム軸12に円筒状のカム本体20を遊嵌してカムピン13と係
合する下端周面は山形カム斜面のカム従動部23である。
カム本体20にベース41を外嵌してカム本体20を案内する
と共にカム本体20の下限位置を規定する。ベース41は図
外のモータケース又はブラケットに固定するか、又はカ
ム軸12に固定してそれと一体回転させる。カム本体の上
端面にクラッチ凸部24又は凹部を形成する。カム軸12の
上端部にプーリ溝31を備えたプーリ本体30を相互回動自
在に外嵌し、クリップで抜け止めする。プーリ本体30の
下面にカム本体20のクラッチ凸部24又は凹部と係合する
クラッチ凹部34又は凸部を一体に設ける。カム軸12に戻
しばね25としてのコイルスプリングを外嵌し、その下端
をカム本体20に設けたばね受座37にかける。戻しばね25
の上端はプーリ本体30に設けたばね受座36にかけ、カム
本体20を常に下方に弾圧する。したがって、モータの停
止中、カム本体20はベース41側へ押し下げられ、カム原
動部13はカム従動部23の頂上に達する。モータを始動す
ると、図8の右半に示すように、入力軸12が回転し、カ
ムピン13はカム本体20を一体に回転させようとするが、
カム本体20は静止中のプーリ本体30に接する戻しばね25
との摩擦により始めはスリップする。その結果、カム原
動部13はカム従動部23を介してカム本体20を押し上げる
から、カム本体20のクラッチ凸部24はプーリ本体30のク
ラッチ凹部34にはまり、クラッチが入る。クラッチが入
ると、カム本体20はそれより上昇できないから、スリッ
プせずにカム軸とプーリ本体30が一体回転し、カーテン
を開閉する。モータが停止すると、図8の左半に示すよ
うに、戻しばね25がカム本体20を押し下げ、カム本体20
のクラッチ凸部24をプーリ本体30のクラッチ凹部34から
分離させてクラッチを切るから、プーリ本体30は解放さ
せる。したがって、カーテンを手で自由に開閉すること
ができる。このとき、戻しばね25の上端とプーリ本体30
の間の摩擦は小さいので、カーテン手引き操作の支障に
はならない。
【0017】図9に示す第4実施例は、第3実施例のプ
ーリ本体30とベース41の位置を逆にしたものである。戻
しばね25はカム本体20を常に上方のベース41側に弾圧す
る。モータが回転すると、図の左半に示すように、カム
原動部13がカム本体20のカム従動部23を介してカム本体
20を戻しばね25に抗して押し下げ、カム本体20のクラッ
チ凹部24をプーリ本体30の上面のクラッチ凸部34にはめ
込んでクラッチを入れる。クラッチが入るとプーリ本体
30はモータによって回転し、カーテンが開閉する。モー
タを停止すると、図の右半に示すように、戻しばね25が
カム本体20をカム原動部13に沿うカム従動部23を介して
押し上げ、カム本体20のクラッチ凹部24をプーリ本体30
のクラッチ凸部34から引き抜き、クラッチが切れるか
ら、プーリ本体30は自由になり、カーテンを手で開閉す
ることができる。
【0018】
【発明の効果】上記のとおり、本発明のクラッチは、モ
ータの回転軸に直結したカム軸に、カム本体及びプーリ
本体をそれぞれ相対回動可能に設け、カム軸にカム原動
部をそれと係合するカム従動部をカム本体にそれぞれ設
け、クラッチとして結合するクラッチ凸部とクラッチ凹
部の一方をカム本体に他方をプーリ本体にそれぞれ設
け、前記カム本体が前記カム軸に対して一方向へ相対回
動すると、カム原動部がカム従動部を介してカム本体を
プーリ本体側へ変位させ、それによって前記クラッチ凸
部と前記クラッチ凹部が結合してクラッチが入り、逆方
向に相対回動すると前記凸部と前記凹部が分離してクラ
ッチが切れる両方向クラッチであり、前記カム本体を常
に前記逆方向に相対回動させる戻しばねを有する方式で
あるから、従来のモータを停止時に瞬時逆転させない
と、カーテンを自由に手で開閉することができないおそ
れがあったカム軸とプーリ本体の間に回転体を介在させ
た方式とは異なり、モータ停止後、カーテンを自由に手
で開閉することが可能であり、モータ瞬時逆転のための
特別な制御回路を必要としないという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の第1実施例のクラッチを備えたカー
テンセットの要部を部分的に断面で示す正面図、
【図2】は第1実施例のII−II線に沿う断面図、クラッ
チは切れた状態を示す、
【図3】は図2に相当する図であり、クラッチは入った
状態を示す。
【図4】は第2実施例の図1に相当する図であり、クラ
ッチは入った状態を示す図、
【図5】は図4のV−V線に添う断面図、クラッチは切
れた状態を示す。
【図6】は図5に相当する図であり、クラッチは入った
状態を示す。
【図7】は第3実施例の図1に相当する図、
【図8】は第3実施例の縦断面図、
【図9】は第4実施例の縦断面図、
【符号の説明】
10:モータ、11:回転軸、12:カム軸、13:カム原動
部、20:カム本体、23:カム従動部、24:クラッチ凸部
(凹部)、25:戻しばね、30:プーリ本体、31:プーリ
溝、34:クラッチ凹部(凸部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ(10)の回転軸(11)に連結したカ
    ム軸(12)と、前記カム軸に回転自在に外嵌したプーリ
    本体(30)と、前記カム軸に設けたカム原動部(13)
    と、前記カム軸に少なくとも部分回動可能にかつ前記プ
    ーリ本体に係合可能に設けたカム本体(20)と、前記カ
    ム本体に前記カム原動部と係合可能に設けたカム従動部
    (23)と、前記カム本体と前記プーリ本体のそれぞれの
    係合部分にクラッチとして結合しかつ分離するように形
    成したクラッチ凹部(24)及び凸部(34)と、前記クラ
    ッチ凹部と前記クラッチ凸部を分離させる方向に弾圧す
    る戻しばね(25)とからなり、前記モータの始動時に前
    記カム軸が前記カム本体に対して部分回動すると、前記
    カム原動部が前記カム従動部を介して前記カム本体を前
    記戻しばねに抗して前記プーリ本体側へ変位させて前記
    クラッチ凹部及び凸部を結合させ、前記カム本体が変位
    すると、前記モータの停止後に前記戻しばねが前記クラ
    ッチ凹部及び凸部を分離させるようにしたことを特徴と
    してなるカーテン開閉用プーリ一体型両方向クラッチ。
  2. 【請求項2】前記カム軸(12)にカムケース(21)を回
    動可能に外嵌し、前記カムケースの上面にプーリ本体
    (30)をのせて摩擦接触させ、前記プーリ本体に前記カ
    ムケースの外周を覆うスリーブ(33)を一体に設け、前
    記カムケースに左右2本のレバー状のカム本体(20)を
    軸心について対称に配置し、前記カム本体の1端部を前
    記カムケースに軸着して前記カム本体を水平揺動自在に
    支持し、前記カム軸の前記カム本体と係合する部分に弦
    面状のカム原動部(13)を形成し、前記カム本体の前記
    カム原動部と係合する部分に突起状のカム従動部(23)
    を形成し、前記カム本体の他端部にクラッチ凸部(24)
    を形成し、前記スリーブの内周面に前記クラッチ凸部と
    係合するクラッチ凹部(34)を形成し、前記カム本体の
    一方の1端部と他方の他端部の間にそれぞれ戻しばね
    (25)をかけてその弾性反発力により前記カム従動部を
    前記カム原動部に係合させると共に前記クラッチ凸部を
    前記クラッチ凹部から引抜くようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のカーテン開閉用プーリ一体型両方向ク
    ラッチ。
  3. 【請求項3】前記カム軸(12)に円筒形のカムケース
    (21)を回動可能に外嵌し、プーリ本体(30)を前記カ
    ムケースに回動自在に外嵌し、前記プーリ本体の内周面
    にクラッチ凹部(34)を設け、前記カムケースに設けた
    半径方向のスリット(27)にカム本体(20)を半径方向
    に出入自在にはめ、前記カム本体の内端をカム従動部
    (23)に外端をクラッチ凸部(24)にそれぞれ形成し、
    前記カム本体にそれを内半径方向へ弾圧するリンク状戻
    しばね(25)を外嵌し、前記カム軸の前記カム従動部に
    係合する部分に斜面状のカム原動部(13)を形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のカーテン開閉用プーリ一
    体型両方向クラッチ。
  4. 【請求項4】前記カム軸(12)に円筒状のカム本体(2
    0)を遊嵌し、前記カム本体の上端面又は下端面に山形
    斜面のカム従動部(23)を設け、前記カム軸に前記カム
    従動部と係合するピン状のカム原動部(13)を設け、プ
    ーリ本体と前記カム本体の間に前記カム原動部及び従動
    部(13、23)を係合させる方向に弾圧する戻しばね(2
    5)を設け、前記プーリ本体と前記カム本体の相体する
    端面にクラッチ凹部及び凸部(24、34)を設けたことを
    特徴とする請求項1記載のカーテン開閉用プーリ一体型
    両方向クラッチ。
JP4031660A 1992-02-19 1992-02-19 カーテン開閉用プーリ一体型両方向クラッチ Pending JPH05231449A (ja)

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Cited By (9)

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