JPH05231439A - クラッチ・アセンブリとそのフライホイール及び圧力板 - Google Patents
クラッチ・アセンブリとそのフライホイール及び圧力板Info
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- JPH05231439A JPH05231439A JP4311160A JP31116092A JPH05231439A JP H05231439 A JPH05231439 A JP H05231439A JP 4311160 A JP4311160 A JP 4311160A JP 31116092 A JP31116092 A JP 31116092A JP H05231439 A JPH05231439 A JP H05231439A
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- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/70—Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 摩擦クラッチの従動板アセンブリの重量を最
低に保ち、かつ摩擦クラッチの係合時に生ずる過渡的ト
ルク衝撃の量を制限することにある。 【構成】 1対の摩擦リング25,35を、それぞれフ
ライホイール11と圧力板13とに取付け、これ等の間
の従動板アセンブリ20に係合可能にする。各摩擦リン
グは、一方の面に固定した第1の摩擦エレメント27,
37と反対側の面に固定した第2の摩擦エレメント2
8,38とを持つ剛性の裏当て板26,36を備えてい
る。第1の摩擦エレメントを低い摩擦係数を持つ材料で
形成するが、第2の摩擦エレメントを高い摩擦係数を持
つ材料で形成する。各摩擦リングを、フライホイールと
圧力板との間の制限した相対回転運動を許容するように
保持する。摩擦クラッチの係合時には、第2の摩擦エレ
メントは従動板アセンブリに急速に係合して、各摩擦リ
ングを初めにフライホイール及び圧力板に対して回転さ
せる。
低に保ち、かつ摩擦クラッチの係合時に生ずる過渡的ト
ルク衝撃の量を制限することにある。 【構成】 1対の摩擦リング25,35を、それぞれフ
ライホイール11と圧力板13とに取付け、これ等の間
の従動板アセンブリ20に係合可能にする。各摩擦リン
グは、一方の面に固定した第1の摩擦エレメント27,
37と反対側の面に固定した第2の摩擦エレメント2
8,38とを持つ剛性の裏当て板26,36を備えてい
る。第1の摩擦エレメントを低い摩擦係数を持つ材料で
形成するが、第2の摩擦エレメントを高い摩擦係数を持
つ材料で形成する。各摩擦リングを、フライホイールと
圧力板との間の制限した相対回転運動を許容するように
保持する。摩擦クラッチの係合時には、第2の摩擦エレ
メントは従動板アセンブリに急速に係合して、各摩擦リ
ングを初めにフライホイール及び圧力板に対して回転さ
せる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にクラッチ、こと
にフライホイールと圧力板との間の従動板アセンブリに
係合するように、それぞれフライホイールと圧力板とに
取付けられた回転可能な摩擦リングを持つ摩擦クラッチ
に関する。
にフライホイールと圧力板との間の従動板アセンブリに
係合するように、それぞれフライホイールと圧力板とに
取付けられた回転可能な摩擦リングを持つ摩擦クラッチ
に関する。
【0002】
【発明の背景】クラッチは、エンジン・クランク軸のよ
うな回転動力源を変速機のような従動機構に選択的に連
結するのに車両に使われることの多いよく知られている
装置である。典型的にはクラッチのカバーは、エンジン
・クランク軸の端部に取付けたフライホイールに、これ
と一緒に回転するように連結してある。圧力板は、フラ
イホイールとクラッチ・カバーとの間に配置してある。
圧力板は、フライホイール及びクラッチ・カバーに一緒
に回転するように連結してあるが、これ等に対して軸線
方向に動くことができる。シフト・レバー・アセンブリ
は、圧力板を軸線方向で前後に選択的に動かすように設
けてある。
うな回転動力源を変速機のような従動機構に選択的に連
結するのに車両に使われることの多いよく知られている
装置である。典型的にはクラッチのカバーは、エンジン
・クランク軸の端部に取付けたフライホイールに、これ
と一緒に回転するように連結してある。圧力板は、フラ
イホイールとクラッチ・カバーとの間に配置してある。
圧力板は、フライホイール及びクラッチ・カバーに一緒
に回転するように連結してあるが、これ等に対して軸線
方向に動くことができる。シフト・レバー・アセンブリ
は、圧力板を軸線方向で前後に選択的に動かすように設
けてある。
【0003】クラッチ内には圧力板とフライホイールと
の間に従動板アセンブリを配置してある。この従動板ア
センブリは、クラッチの出力軸に取付けてある。この出
力軸は又変速機への入力軸である。圧力板をフライホイ
ールに向かい動かすときは、従動板アセンブリは、圧力
板とフライホイールとの間に摩擦を伴って係合しクラッ
チの出力軸をフライホイール、カバー及び圧力板と一緒
に回転させる。このようにしてクラッチが係合し、エン
ジンから変速機に動力を伝え、車両を駆動する。圧力板
をフライホイールから遠ざかる向きに動かすときは、従
動板アセンブリは、このような摩擦係合の状態から解放
され、この駆動連結状態を断つ。クラッチは係合が離脱
し、歯車シフト作用を変速機内に生じさせる。
の間に従動板アセンブリを配置してある。この従動板ア
センブリは、クラッチの出力軸に取付けてある。この出
力軸は又変速機への入力軸である。圧力板をフライホイ
ールに向かい動かすときは、従動板アセンブリは、圧力
板とフライホイールとの間に摩擦を伴って係合しクラッ
チの出力軸をフライホイール、カバー及び圧力板と一緒
に回転させる。このようにしてクラッチが係合し、エン
ジンから変速機に動力を伝え、車両を駆動する。圧力板
をフライホイールから遠ざかる向きに動かすときは、従
動板アセンブリは、このような摩擦係合の状態から解放
され、この駆動連結状態を断つ。クラッチは係合が離脱
し、歯車シフト作用を変速機内に生じさせる。
【0004】変速機には、これへの入力軸に取付けた普
通の同期装置(synchronizer)を設けるこ
とが多い。同期装置は1つ又は複数の摩擦面を設けてあ
る。クラッチの係合が離脱し、シフト作用を生じようと
するときは、同期装置の摩擦面は選定した変速機歯車に
形成した対応面に係合して入力軸及び選定した歯車の回
転速度を同期させる。このような速度同期化は、シフト
作用中に歯車歯の望ましくない衝突を防ぐのに必要であ
る。変速機内の種種の回転歯車の慣性が比較的大きいの
で、同期装置は、シフト作用を生じようとするときに変
速機の入力軸の回転速度を主として変え、選定した変速
機歯車の回転速度に対応するようにする。
通の同期装置(synchronizer)を設けるこ
とが多い。同期装置は1つ又は複数の摩擦面を設けてあ
る。クラッチの係合が離脱し、シフト作用を生じようと
するときは、同期装置の摩擦面は選定した変速機歯車に
形成した対応面に係合して入力軸及び選定した歯車の回
転速度を同期させる。このような速度同期化は、シフト
作用中に歯車歯の望ましくない衝突を防ぐのに必要であ
る。変速機内の種種の回転歯車の慣性が比較的大きいの
で、同期装置は、シフト作用を生じようとするときに変
速機の入力軸の回転速度を主として変え、選定した変速
機歯車の回転速度に対応するようにする。
【0005】しかし前記したように従動板アセンブリ
は、通常、変速機の入力軸にこれと一緒に回転するよう
に取付けてある。従って選択した変速機歯車との摩擦を
伴う係合中に、同期装置に加わる慣性荷重は、入力軸の
重量と、従動板アセンブリの重量との和により定まる。
すなわち従動板アセンブリの重量は、従動板アセンブリ
の回転慣性、従って変速機の作用における重要な要因で
ある。従って同期装置の摩耗を減らし、或はシフト作用
の全状態を改良するのに、従動板アセンブリの重量を最
低に保つことが望ましい。
は、通常、変速機の入力軸にこれと一緒に回転するよう
に取付けてある。従って選択した変速機歯車との摩擦を
伴う係合中に、同期装置に加わる慣性荷重は、入力軸の
重量と、従動板アセンブリの重量との和により定まる。
すなわち従動板アセンブリの重量は、従動板アセンブリ
の回転慣性、従って変速機の作用における重要な要因で
ある。従って同期装置の摩耗を減らし、或はシフト作用
の全状態を改良するのに、従動板アセンブリの重量を最
低に保つことが望ましい。
【0006】
【発明の概要】本発明は、従動板アセンブリの回転慣性
を最低に保つ改良された構造の摩擦クラッチに係わる。
この摩擦クラッチは、使用中に従動板アセンブリに摩擦
を伴って係合するのに適するフライホイール及び圧力板
を備えている。フライホイール及び圧力板にはそれぞ
れ、これ等の間の従動板アセンブリに係合するように1
対の摩擦リングを取付けてある。各摩擦リングは、一方
の面に固定した第1の摩擦エレメントと反対面に固定し
た第2の摩擦エレメントとを持つ剛性の裏当て板を備え
ている。第1の摩擦エレメントは、比較的低い摩擦係数
を持つ材料で形成してあるが、第2の摩擦エレメント
は、比較的高い摩擦係数を持つ材料で形成してある。各
摩擦リングを、フライホイールと圧力板とに保持すると
共に、フライホイールと摩擦板との間の制限した相対回
転運動を許容する手段を設けてある。クラッチを係合さ
せると、第2の摩擦エレメントが従動板アセンブリに迅
速に係合し、摩擦リングを初めにフライホイール及び摩
擦板に対して回転させる。この初期係合が終ると、従動
板アセンブリ及び摩擦リングはすべて1つのユニットと
してフライホイール及び圧力板と一緒に回転する。
を最低に保つ改良された構造の摩擦クラッチに係わる。
この摩擦クラッチは、使用中に従動板アセンブリに摩擦
を伴って係合するのに適するフライホイール及び圧力板
を備えている。フライホイール及び圧力板にはそれぞ
れ、これ等の間の従動板アセンブリに係合するように1
対の摩擦リングを取付けてある。各摩擦リングは、一方
の面に固定した第1の摩擦エレメントと反対面に固定し
た第2の摩擦エレメントとを持つ剛性の裏当て板を備え
ている。第1の摩擦エレメントは、比較的低い摩擦係数
を持つ材料で形成してあるが、第2の摩擦エレメント
は、比較的高い摩擦係数を持つ材料で形成してある。各
摩擦リングを、フライホイールと圧力板とに保持すると
共に、フライホイールと摩擦板との間の制限した相対回
転運動を許容する手段を設けてある。クラッチを係合さ
せると、第2の摩擦エレメントが従動板アセンブリに迅
速に係合し、摩擦リングを初めにフライホイール及び摩
擦板に対して回転させる。この初期係合が終ると、従動
板アセンブリ及び摩擦リングはすべて1つのユニットと
してフライホイール及び圧力板と一緒に回転する。
【0007】本発明の種種の目的及び利点は、添付図面
による好適な実施例についての以下の詳しい説明から明
らかである。
による好適な実施例についての以下の詳しい説明から明
らかである。
【0008】
【実施例】図1には車両に使用するようにしたばね付勢
式の摩擦クラッチ[spring−loaded fr
iction clutch]10を例示してある。摩
擦クラッチ10の一般的な構造及び作用は当業者には明
らかである。本発明の説明に必要な摩擦クラッチ10の
部分だけについて説明する。摩擦クラッチ10は、車両
のエンジンのクランク軸(図示してない)又は類似の回
転エネルギ源に連結するフライホイール11を備えてい
る。従って車両エンジンによるクランク軸の回転運動に
よりフライホイール11の対応する回転運動が生ずる。
式の摩擦クラッチ[spring−loaded fr
iction clutch]10を例示してある。摩
擦クラッチ10の一般的な構造及び作用は当業者には明
らかである。本発明の説明に必要な摩擦クラッチ10の
部分だけについて説明する。摩擦クラッチ10は、車両
のエンジンのクランク軸(図示してない)又は類似の回
転エネルギ源に連結するフライホイール11を備えてい
る。従って車両エンジンによるクランク軸の回転運動に
よりフライホイール11の対応する回転運動が生ずる。
【0009】カバー12は、フライホイール11と一緒
に回転するようにフライホイール11に連結してある。
圧力板13は、フライホイール11とカバー12との間
に配置してある。圧力板13をカバー12と一緒に回転
するようにカバー12に連結すると共に圧力板13をカ
バー12に対し軸線方向に動かせるように普通の手段
(図示してない)を設けてある。圧力板13をフライホ
イール11に対し近づき又遠ざかる向きに選択的に動か
すように作動機構を設けてある。この作動機構は、軸線
方向に可動な解放保持アセンブリ15と、複数個のレバ
ー16(2個だけしか示してない)とを備えている。当
業界によく知られている方式では、解放保持アセンブリ
15の軸線方向の運動により、レバー16の枢動運動、
従って係合位置及び非係合位置の間の圧力板13の軸線
方向運動が生ずる。
に回転するようにフライホイール11に連結してある。
圧力板13は、フライホイール11とカバー12との間
に配置してある。圧力板13をカバー12と一緒に回転
するようにカバー12に連結すると共に圧力板13をカ
バー12に対し軸線方向に動かせるように普通の手段
(図示してない)を設けてある。圧力板13をフライホ
イール11に対し近づき又遠ざかる向きに選択的に動か
すように作動機構を設けてある。この作動機構は、軸線
方向に可動な解放保持アセンブリ15と、複数個のレバ
ー16(2個だけしか示してない)とを備えている。当
業界によく知られている方式では、解放保持アセンブリ
15の軸線方向の運動により、レバー16の枢動運動、
従って係合位置及び非係合位置の間の圧力板13の軸線
方向運動が生ずる。
【0010】複数個の傾斜ばね17(1個だけしか示し
てない)は、カバー12と解放保持アセンブリ15との
間に延びている。各傾斜ばね17は、解放保持アセンブ
リ15[と従って圧力板13と]をフライホイール11
及び係合位置に向かって付勢する。解放保持アセンブリ
15及び圧力板13を、傾斜ばね17の係合離脱位置へ
の付勢作用に逆って、フライホイール11から遠ざかる
向きに選択的に動かすように、シフト・レバー・アセン
ブリ(図示してない)又は類似の手段を設けてある。
てない)は、カバー12と解放保持アセンブリ15との
間に延びている。各傾斜ばね17は、解放保持アセンブ
リ15[と従って圧力板13と]をフライホイール11
及び係合位置に向かって付勢する。解放保持アセンブリ
15及び圧力板13を、傾斜ばね17の係合離脱位置へ
の付勢作用に逆って、フライホイール11から遠ざかる
向きに選択的に動かすように、シフト・レバー・アセン
ブリ(図示してない)又は類似の手段を設けてある。
【0011】従動板アセンブリ20は、フライホイール
11と圧力板13との間に配置してある。従動板アセン
ブリ20は、ハブ21と、制限した相対回転運動ができ
るようにハブ21に取付けた支持板22と、ハブ21及
び支持板22の間に連結した複数個のばね23(1個だ
けしか例示してない)とを備えている。ハブ21は、摩
擦クラッチ10の出力軸(図示してない)にこれら一緒
に回転するようにスプラインにより又はその他の方法で
連結してある。よく知られているようにばね23は、エ
ンジンから伝わるねじり振動を減衰させると共に、なお
ハブ21と支持板22との間を駆動作用を伴って連結す
るように作用する。すなわち圧力板13をフライホイー
ル11に向かい動かすときは、従動板アセンブリ20
は、これ等の間に摩擦を伴って係合し、従動板アセンブ
リ20(及び出力軸)をフライホイール11、カバー1
2及び圧力板13と共に回転させる。以上述べた摩擦ク
ラッチ10の構造は当業界には普通のものである。
11と圧力板13との間に配置してある。従動板アセン
ブリ20は、ハブ21と、制限した相対回転運動ができ
るようにハブ21に取付けた支持板22と、ハブ21及
び支持板22の間に連結した複数個のばね23(1個だ
けしか例示してない)とを備えている。ハブ21は、摩
擦クラッチ10の出力軸(図示してない)にこれら一緒
に回転するようにスプラインにより又はその他の方法で
連結してある。よく知られているようにばね23は、エ
ンジンから伝わるねじり振動を減衰させると共に、なお
ハブ21と支持板22との間を駆動作用を伴って連結す
るように作用する。すなわち圧力板13をフライホイー
ル11に向かい動かすときは、従動板アセンブリ20
は、これ等の間に摩擦を伴って係合し、従動板アセンブ
リ20(及び出力軸)をフライホイール11、カバー1
2及び圧力板13と共に回転させる。以上述べた摩擦ク
ラッチ10の構造は当業界には普通のものである。
【0012】図2に明らかなように支持板22に面する
フライホイール11の表面には円形の凹入区域11aを
形成してある。第1の摩擦リング25は、フライホイー
ル11の凹入区域11a内に配置してある。第1の摩擦
リング25は、一方の面に固定した第1の摩擦エレメン
ト27[中央の裏当て板26とフライホイール11との
間]と、反対側の面に固定した第2の摩擦エレメント2
8[裏当て板26と支持板22との間]とを持つ中央の
裏当て板26を備えている。
フライホイール11の表面には円形の凹入区域11aを
形成してある。第1の摩擦リング25は、フライホイー
ル11の凹入区域11a内に配置してある。第1の摩擦
リング25は、一方の面に固定した第1の摩擦エレメン
ト27[中央の裏当て板26とフライホイール11との
間]と、反対側の面に固定した第2の摩擦エレメント2
8[裏当て板26と支持板22との間]とを持つ中央の
裏当て板26を備えている。
【0013】裏当て板26は、鋼のような強い剛性の材
料で形成するのがよい。第1の摩擦エレメント27は、
比較的低い摩擦係数を持つ材料で形成するのがよい。た
とえば第1の摩擦エレメント27は、0.25ないし
0.35の範囲の摩擦係数を持つ普通のセラミック材、
有機質、又は金属質主成分の(metallic ba
sed)クラッチ・フエ−シング材料で形成すればよ
い。第2の摩擦エレメント28は比較的高い摩擦係数を
持つ材料で形成するのがよい。たとえば第2の摩擦エレ
メント28は0.70又はそれ以上の範囲の摩擦係数を
持つ普通のゴム主成分の(rubber based)
クラッチ・フエーシング材料で形成すればよい。
料で形成するのがよい。第1の摩擦エレメント27は、
比較的低い摩擦係数を持つ材料で形成するのがよい。た
とえば第1の摩擦エレメント27は、0.25ないし
0.35の範囲の摩擦係数を持つ普通のセラミック材、
有機質、又は金属質主成分の(metallic ba
sed)クラッチ・フエ−シング材料で形成すればよ
い。第2の摩擦エレメント28は比較的高い摩擦係数を
持つ材料で形成するのがよい。たとえば第2の摩擦エレ
メント28は0.70又はそれ以上の範囲の摩擦係数を
持つ普通のゴム主成分の(rubber based)
クラッチ・フエーシング材料で形成すればよい。
【0014】第1の摩擦リング25を、フライホイール
11の凹入区域11a内に保持すると共にこれ等の間に
相対回転運動が得られるようにする手段を設けてある。
図示の実施例では環状の保持板30を、このための複数
のねじファスナ31(1個だけしか示してない)により
フライホイール11に固定してある。保持板30の半径
方向の最も内方の部分は、第1の摩擦リング25の裏当
て板26の半径方向の最も外側の部分上に延びている。
従って第1の摩擦リング25は、フライホイール11の
凹入区域11a内に保持してある。しかし保持板30
は、フライホイール11に対する第1の摩擦リング25
の回転運動を妨げない。保持板30は裏当て板26に係
合して、第1の摩擦エレメント27をフライホイール1
1の表面に押圧するようにするのがよい。すなわち保持
板30は、フライホイール11に対する第1の摩擦リン
グ25の相対運動を妨げないが、第1の摩擦エレメント
26のフライホイール11に対する係合により生ずる摩
擦がこのような相対回転運動に抵抗する傾向がある。こ
の摩擦を伴う係合の目的については後述する。
11の凹入区域11a内に保持すると共にこれ等の間に
相対回転運動が得られるようにする手段を設けてある。
図示の実施例では環状の保持板30を、このための複数
のねじファスナ31(1個だけしか示してない)により
フライホイール11に固定してある。保持板30の半径
方向の最も内方の部分は、第1の摩擦リング25の裏当
て板26の半径方向の最も外側の部分上に延びている。
従って第1の摩擦リング25は、フライホイール11の
凹入区域11a内に保持してある。しかし保持板30
は、フライホイール11に対する第1の摩擦リング25
の回転運動を妨げない。保持板30は裏当て板26に係
合して、第1の摩擦エレメント27をフライホイール1
1の表面に押圧するようにするのがよい。すなわち保持
板30は、フライホイール11に対する第1の摩擦リン
グ25の相対運動を妨げないが、第1の摩擦エレメント
26のフライホイール11に対する係合により生ずる摩
擦がこのような相対回転運動に抵抗する傾向がある。こ
の摩擦を伴う係合の目的については後述する。
【0015】円形の凹入区域13aは又、支持板22の
方に向く圧力板13の表面に形成してある。第2の摩擦
リング35は、圧力板13の凹入区域13a内に配置し
てある。第2の摩擦リング35は、第1の摩擦リング2
5と同じ構造を持つように形成するのがよい。すなわち
第2の摩擦リング35は、一方の面に固定した第1の摩
擦エレメント37[中央の裏当て板36及び圧力板13
の間]と、反対側の面に固定した第2の摩擦エレメント
38[裏当て板36及び支持板22の間]とを持つ中央
裏当て板36を備えている。裏当て板36、第1の摩擦
エレメント37及び第2の摩擦エレメント38は、前記
した裏当て板26、第1の摩擦エレメント27及び第2
の摩擦エレメント28と同じ材料で形成するのがよい。
方に向く圧力板13の表面に形成してある。第2の摩擦
リング35は、圧力板13の凹入区域13a内に配置し
てある。第2の摩擦リング35は、第1の摩擦リング2
5と同じ構造を持つように形成するのがよい。すなわち
第2の摩擦リング35は、一方の面に固定した第1の摩
擦エレメント37[中央の裏当て板36及び圧力板13
の間]と、反対側の面に固定した第2の摩擦エレメント
38[裏当て板36及び支持板22の間]とを持つ中央
裏当て板36を備えている。裏当て板36、第1の摩擦
エレメント37及び第2の摩擦エレメント38は、前記
した裏当て板26、第1の摩擦エレメント27及び第2
の摩擦エレメント28と同じ材料で形成するのがよい。
【0016】第2の摩擦リング35を圧力板13の凹入
区域13a内に保持すると共にこれ等の間に相対回転運
動ができるようにする手段を設けてある。図示の実施例
では、圧力板13に、このために各ねじファスナ41
(1個だけしか示してない)により複数の保持クリップ
40を締付けてある。各保持クリップ40は、第2の摩
擦リング35の裏当て板36の半径方向の最も外側の部
分上に延びる部分を備えている。従って第2の摩擦リン
グ35は、圧力板13の凹入区域13a内に保持してあ
る。しかし保持クリップ40は、圧力板13に対する第
2の摩擦リング35の回転運動を妨げない。保持クリッ
プ40は、裏当て板36に係合して、第1の摩擦エレメ
ント37を圧力板13の表面に押圧するようにするのが
よい。すなわち保持クリップ40は、圧力板13に対す
る第2の摩擦リング35の回転運動を妨げないが、圧力
板13に対する第1の摩擦エレメント36の係合により
生ずる摩擦はこのような相対回転運動に抵抗する傾向が
ある。この摩擦を伴う係合の目的については後述する。
区域13a内に保持すると共にこれ等の間に相対回転運
動ができるようにする手段を設けてある。図示の実施例
では、圧力板13に、このために各ねじファスナ41
(1個だけしか示してない)により複数の保持クリップ
40を締付けてある。各保持クリップ40は、第2の摩
擦リング35の裏当て板36の半径方向の最も外側の部
分上に延びる部分を備えている。従って第2の摩擦リン
グ35は、圧力板13の凹入区域13a内に保持してあ
る。しかし保持クリップ40は、圧力板13に対する第
2の摩擦リング35の回転運動を妨げない。保持クリッ
プ40は、裏当て板36に係合して、第1の摩擦エレメ
ント37を圧力板13の表面に押圧するようにするのが
よい。すなわち保持クリップ40は、圧力板13に対す
る第2の摩擦リング35の回転運動を妨げないが、圧力
板13に対する第1の摩擦エレメント36の係合により
生ずる摩擦はこのような相対回転運動に抵抗する傾向が
ある。この摩擦を伴う係合の目的については後述する。
【0017】作動時には、フライホイール11と圧力板
13とは使用中に一緒に回転し、圧力板13はフライホ
イール11に対し軸線方向に近づき又遠ざかる向きに動
かされ、摩擦クラッチ10を係合させ又係合を離脱させ
る。摩擦クラッチ10の係合を離脱させるときは、第1
及び第2の摩擦リング25,35は、それぞれフライホ
イール11及び圧力板13と共に回転する。圧力板13
をフライホイール11に向かって動かし、摩擦クラッチ
10を係合させると、支持板22はそれぞれ摩擦リング
25,35の各第2の摩擦エレメント28,38に係合
する。前記したように第2の摩擦エレメント28,38
は、比較的高い摩擦係数を持つ材料で形成されている。
従って支持板22は、圧力板13を係合位置に動かすと
きは、第2の摩擦エレメント28,38に迅速に係合す
る。
13とは使用中に一緒に回転し、圧力板13はフライホ
イール11に対し軸線方向に近づき又遠ざかる向きに動
かされ、摩擦クラッチ10を係合させ又係合を離脱させ
る。摩擦クラッチ10の係合を離脱させるときは、第1
及び第2の摩擦リング25,35は、それぞれフライホ
イール11及び圧力板13と共に回転する。圧力板13
をフライホイール11に向かって動かし、摩擦クラッチ
10を係合させると、支持板22はそれぞれ摩擦リング
25,35の各第2の摩擦エレメント28,38に係合
する。前記したように第2の摩擦エレメント28,38
は、比較的高い摩擦係数を持つ材料で形成されている。
従って支持板22は、圧力板13を係合位置に動かすと
きは、第2の摩擦エレメント28,38に迅速に係合す
る。
【0018】しかし前記したように第1及び第2の摩擦
リング25,35は、フライホイール11及び圧力板1
3に対して回転することを許容される。従って支持板2
2を、第2の摩擦エレメント28,38に摩擦を伴って
係合させるときは、摩擦リング25,35は、初めには
フライホイール11及び圧力板13に対して回転する。
摩擦クラッチ10を係合させたときに、この相対回転に
より支持板22を、フライホイール11及び圧力板13
の回転速度まで徐徐に加速して、過渡的トルク衝撃(t
ransient torque shock)が生じ
ないようにする。
リング25,35は、フライホイール11及び圧力板1
3に対して回転することを許容される。従って支持板2
2を、第2の摩擦エレメント28,38に摩擦を伴って
係合させるときは、摩擦リング25,35は、初めには
フライホイール11及び圧力板13に対して回転する。
摩擦クラッチ10を係合させたときに、この相対回転に
より支持板22を、フライホイール11及び圧力板13
の回転速度まで徐徐に加速して、過渡的トルク衝撃(t
ransient torque shock)が生じ
ないようにする。
【0019】各摩擦リング25,35のそれぞれフライ
ホイール11及び圧力板35に対する摩擦を伴う係合に
より、これ等の間の相対回転運動の量は小さい。保持リ
ング30及び保持クリップ40により生ずる摩擦力は、
摩擦リング25,35がフライホイール11及び圧力板
13に対して1回転の約半分だけしか回転しないように
十分に大きいのがよい。この初期係合及び相対回転が完
了した後、支持板22及び摩擦リング25,35はすべ
て、摩擦クラッチ10が実質的に係合離脱するまで1つ
のユニットとして一緒に回転する。
ホイール11及び圧力板35に対する摩擦を伴う係合に
より、これ等の間の相対回転運動の量は小さい。保持リ
ング30及び保持クリップ40により生ずる摩擦力は、
摩擦リング25,35がフライホイール11及び圧力板
13に対して1回転の約半分だけしか回転しないように
十分に大きいのがよい。この初期係合及び相対回転が完
了した後、支持板22及び摩擦リング25,35はすべ
て、摩擦クラッチ10が実質的に係合離脱するまで1つ
のユニットとして一緒に回転する。
【0020】前記した構造には従来の構造に勝った幾つ
かの利点がある。第1に摩擦リング25,35は、それ
ぞれフライホイール11及び圧力板13に取付けられ、
従来のように支持板22は取付けてない。すなわち支持
板22の重量[従って従動板アセンブリ20の回転慣
性]は減らすことが望ましい。第2に摩擦リング25,
35は、保持リング30及び保持クリップ40により生
ずる摩擦力により制限されるが、それぞれフライホイー
ル11及び圧力板13に対して回転することができる。
この制限された相対回転運動により、摩擦クラッチ10
の係合時に生ずる過渡的トルク衝撃の量を制限する。従
って摩擦クラッチ10の急速な係合により起る摩擦クラ
ッチ10又はこれに連結された変速機(図示してない)
の損傷のおそれが減る。第3に、摩擦クラッチ10の係
合により生ずる熱は、フライホイール11及び圧力板1
3の各表面上で支持板22から遠ざけられている。フラ
イホイール11及び圧力板13は、典型的には比較的及
きい金属体で形成されるから、これ等は放熱部として良
好に作用しこのような発生熱を運転中は散逸させる。
かの利点がある。第1に摩擦リング25,35は、それ
ぞれフライホイール11及び圧力板13に取付けられ、
従来のように支持板22は取付けてない。すなわち支持
板22の重量[従って従動板アセンブリ20の回転慣
性]は減らすことが望ましい。第2に摩擦リング25,
35は、保持リング30及び保持クリップ40により生
ずる摩擦力により制限されるが、それぞれフライホイー
ル11及び圧力板13に対して回転することができる。
この制限された相対回転運動により、摩擦クラッチ10
の係合時に生ずる過渡的トルク衝撃の量を制限する。従
って摩擦クラッチ10の急速な係合により起る摩擦クラ
ッチ10又はこれに連結された変速機(図示してない)
の損傷のおそれが減る。第3に、摩擦クラッチ10の係
合により生ずる熱は、フライホイール11及び圧力板1
3の各表面上で支持板22から遠ざけられている。フラ
イホイール11及び圧力板13は、典型的には比較的及
きい金属体で形成されるから、これ等は放熱部として良
好に作用しこのような発生熱を運転中は散逸させる。
【0021】本発明による作動の原理及びモードをその
好適な実施例について説明し例示したが、本発明はその
精神を逸脱しないで種種の変化変型を行うことができる
のはもちろんである。たとえば第1の摩擦リング25
は、例示した保持リング30の代りに複数個の保持クリ
ップ40によりフライホイール11に保持できる。同様
に第2の摩擦リング35は、例示した複数の保持クリッ
プ40の代りに保持リング30により圧力板13に保持
できる。
好適な実施例について説明し例示したが、本発明はその
精神を逸脱しないで種種の変化変型を行うことができる
のはもちろんである。たとえば第1の摩擦リング25
は、例示した保持リング30の代りに複数個の保持クリ
ップ40によりフライホイール11に保持できる。同様
に第2の摩擦リング35は、例示した複数の保持クリッ
プ40の代りに保持リング30により圧力板13に保持
できる。
【図1】本発明による摩擦クラッチの縦断面図である。
【図2】図1に例示した摩擦クラッチの一部分の拡大縦
断面図である。
断面図である。
10 摩擦クラッチ 11 フライホイール 12 カバー 13 圧力板 20 従動板アセンブリ 25 第1の摩擦リング 30 保持手段(保持板) 35 第2の摩擦リング 40 保持手段(保持クリップ)
Claims (21)
- 【請求項1】 (イ)回転するのに適するフライホイー
ルと、(ロ)このフライホイールに、これと一緒に回転
するように取付けたカバーと、(ハ)前記フライホイー
ルと前記カバーとの間に配置され、このカバーと一緒に
回転し、かつこのカバーに対し係合位置と係合離脱位置
との間で軸線方向に移動するように、前記カバーに連結
した圧力板と、(ニ)第1の摩擦リングと、(ホ)この
第1の摩擦リングを前記フライホイールと前記圧力板と
のうちの一方に保持すると共に、これ等の間の相対回転
運動を許容する保持手段と、(ヘ)第2の摩擦リング
と、(ト)この第2の摩擦リングを前記フライホイール
と前圧力板とのうちの他方に保持する保持手段と、
(チ)前記の第1及び第2の摩擦リングの間に配置さ
れ、前記圧力板が前記係合位置にあるときに、前記第1
及び第2の摩擦リングに摩擦を伴って係合するのに適す
る従動板アセンブリと、を包含するクラッチ・アセンブ
リ。 - 【請求項2】 前記フライホイールに凹入区域を形成
し、前記第1の摩擦リングを、前記凹入区域に対して回
転するように、この凹入区域内に配置した、請求項1の
クラッチ・アセンブリ。 - 【請求項3】 前記圧力板に凹入区域を形成し、前記第
1の摩擦リングを、前記凹入区域に対して回転するよう
に、この凹入区域内に配置した、請求項1のクラッチ・
アセンブリ。 - 【請求項4】 前記第1の摩擦リングに、1対の互いに
対向する面を持つ裏当て板と、その第1の面に固定した
第1の摩擦エレメントと、その第2の面に固定され、前
記従動板アセンブリに摩擦を伴って係合するように位置
させた第2の摩擦エレメントとを設けた、請求項1のク
ラッチ・アセンブリ。 - 【請求項5】 前記第1の摩擦エレメントを、前記第2
の摩擦エレメントを形成する材料の摩擦係数より低い摩
擦係数を持つ材料で形成した、請求項4のクラッチ・ア
センブリ。 - 【請求項6】 前記第1の摩擦エレメントを、0.25
ないし0.35の範囲の摩擦係数を持つ材料で形成し
た、請求項4のクラッチ・アセンブリ。 - 【請求項7】 前記第2の摩擦エレメントを、0.70
より大きいか又はこれに等しい摩擦係数を持つ材料で形
成した、請求項4のクラッチ・アセンブリ。 - 【請求項8】 前記第1の摩擦リングを保持する前記保
持手段に、前記フライホイールと前記圧力板とのうちの
一方に固定した保持板を設け、この保持板が前記第1の
摩擦リングに係合して、この第1の摩擦リングを、前記
フライホイールと前記圧力板とのうちの前記一方に保持
すると共に、これ等の間の相対回転運動を許容するよう
にした、請求項1のクラッチ・アセンブリ。 - 【請求項9】 前記第1の摩擦リングを保持する前記保
持手段に、前記フライホイールと前記圧力板とのうちの
前記一方に固定した複数個の保持クリップを設け、これ
等の保持クリップが前記第1の摩擦リングに係合して、
この第1の摩擦リングを、前記フライホイールと前記圧
力板とのうちの前記一方に保持すると共に、これ等の間
の相対回転運動を許容するようにした、請求項1のクラ
ッチ・アセンブリ。 - 【請求項10】 前記第2の摩擦リングを前記フライホ
イールと前記圧力板とのうちの他方に保持する保持手段
により、これ等の間の相対回転運動を許容するようにし
た、請求項1のクラッチ・アセンブリ。 - 【請求項11】 前記フライホイールと前記圧力板とに
それぞれ凹入区域を形成し、前記第1及び第2の摩擦リ
ングを、前記各凹入区域に対して回転するように、この
各凹入区域内に配置した、請求項10のクラッチ・アセ
ンブリ。 - 【請求項12】 前記第1及び第2の各摩擦リングに、
互いに対向する1対の面を持つ裏当て板と、その第1の
面に固定した第1の摩擦エレメントと、その第2の面に
固定した第2の摩擦エレメントとを設け、前記第2の摩
擦エレメントを、前記従動板アセンブリに摩擦を伴って
係合するように位置させた、請求項10のクラッチ・ア
センブリ。 - 【請求項13】 前記第1の摩擦エレメントを、前記第
2の摩擦エレメントを形成する材料の摩擦係数より低い
摩擦係数を持つ材料で形成した、請求項12のクラッチ
・アセンブリ。 - 【請求項14】 前記第1の摩擦エレメントを、0.2
5ないし0.35の範囲の摩擦係数を持つ材料で形成し
た、請求項12のクラッチ・アセンブリ。 - 【請求項15】 前記第2の摩擦エレメントを、0.7
0より高いか又はこれに等しい摩擦係数を持つ材料で形
成した、請求項12のクラッチ・アセンブリ。 - 【請求項16】 クラッチ・アセンブリに使用するのに
適するフライホイールにおいて、(イ)本体と、(ロ)
摩擦リングと、(ハ)この摩擦リングを前記本体に保持
すると共にこれ等の間の相対回転運動を許容するように
した保持手段と、を包含するフライホイール。 - 【請求項17】 前記摩擦リングを保持する前記保持手
段に、前記本体に固定した保持板を設け、この保持板が
前記摩擦リングに係合して、この摩擦リングを前記本体
に保持すると共にこれ等の間の相対回転運動を許容する
ようにした、請求項16のフライホイール。 - 【請求項18】 前記摩擦リングを保持する前記保持手
段に、前記本体に固定した複数個の保持クリップを設
け、これ等の保持クリップが前記摩擦リングに係合し
て、この摩擦リングを前記本体に保持すると共に、これ
等の間の相対回転運動を許容するようにした、請求項1
6のフライホイール。 - 【請求項19】 クラッチ・アセンブリに使用するのに
適する圧力板において、(イ)本体と、(ロ)摩擦リン
グと、(ハ)この摩擦リングを前記本体に保持すると共
にこれ等の間の相対回転運動を許容するようにした保持
手段と、を包含する圧力板。 - 【請求項20】 前記摩擦リングを保持する前記保持手
段に、前記本体に固定した保持板を設け、この保持板が
前記摩擦リングに係合して、この摩擦リングを前記本体
に保持すると共に、これ等の間の相対回転運動を許容す
るようにした、請求項19の圧力板。 - 【請求項21】 前記摩擦リングを保持する前記保持手
段に、前記本体に固定した複数個の保持クリップを設
け、これ等の保持クリップが前記摩擦リングに係合し
て、この摩擦リングを前記本体に保持すると共にこれ等
の間の相対回転運動を許容するようにした、請求項19
の圧力板。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/794,076 US5154683A (en) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | Clutch having rotatable friction rings |
US794076 | 1991-11-19 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05231439A true JPH05231439A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=25161626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4311160A Pending JPH05231439A (ja) | 1991-11-19 | 1992-10-28 | クラッチ・アセンブリとそのフライホイール及び圧力板 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5154683A (ja) |
JP (1) | JPH05231439A (ja) |
KR (1) | KR930010400A (ja) |
CA (1) | CA2078952A1 (ja) |
DE (1) | DE4238255A1 (ja) |
FR (1) | FR2683875A1 (ja) |
MX (1) | MX9206609A (ja) |
TW (1) | TW218407B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017147990A1 (zh) * | 2016-03-02 | 2017-09-08 | 扬州维邦园林机械有限公司 | 离合-刹车装置 |
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1992
- 1992-09-04 TW TW081107021A patent/TW218407B/zh active
- 1992-09-23 CA CA002078952A patent/CA2078952A1/en not_active Abandoned
- 1992-10-28 JP JP4311160A patent/JPH05231439A/ja active Pending
- 1992-11-12 DE DE4238255A patent/DE4238255A1/de not_active Withdrawn
- 1992-11-17 MX MX9206609A patent/MX9206609A/es unknown
- 1992-11-18 FR FR9213867A patent/FR2683875A1/fr not_active Withdrawn
- 1992-11-18 KR KR1019920021656A patent/KR930010400A/ko not_active Application Discontinuation
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