JPH05231154A - 筒内噴射式内燃機関 - Google Patents
筒内噴射式内燃機関Info
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- JPH05231154A JPH05231154A JP4039594A JP3959492A JPH05231154A JP H05231154 A JPH05231154 A JP H05231154A JP 4039594 A JP4039594 A JP 4039594A JP 3959492 A JP3959492 A JP 3959492A JP H05231154 A JPH05231154 A JP H05231154A
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- fuel
- wall surface
- bottom wall
- plug
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B23/00—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
- F02B23/08—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition
- F02B23/10—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition with separate admission of air and fuel into cylinder
- F02B23/104—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition with separate admission of air and fuel into cylinder the injector being placed on a side position of the cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
- F02F3/26—Pistons having combustion chamber in piston head
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B23/00—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
- F02B23/08—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition
- F02B23/10—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition with separate admission of air and fuel into cylinder
- F02B2023/103—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition with separate admission of air and fuel into cylinder the injector having a multi-hole nozzle for generating multiple sprays
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B23/00—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
- F02B23/08—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition
- F02B23/10—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition with separate admission of air and fuel into cylinder
- F02B2023/108—Swirl flow, i.e. the axis of rotation of the main charge flow motion is vertical
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/12—Other methods of operation
- F02B2075/125—Direct injection in the combustion chamber for spark ignition engines, i.e. not in pre-combustion chamber
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Abstract
(57)【要約】
【目的】 未燃ＨＣの発生を抑制すると共に点火栓がく
すぶるのを阻止する。 【構成】 ピストン２の頂面上に浅皿部７と深皿部９と
を形成する。浅皿部７と深皿部９の接続部に深皿部９の
周辺方向に向けて延びる断面Ｌ字形の段部１０を形成
し、段部１０の底壁面と深皿部９の接続部にプラグポケ
ット１１を形成する。機関中負荷運転時に燃料噴射弁６
から段部１０の底壁面内縁に向けて燃料Ｆ1，Ｆ2 を噴
射する。段部１０の底壁面の巾を噴射燃料Ｆ1 ，Ｆ2 の
衝突位置からプラグポケット１１に向けて徐々に増大さ
せる。
すぶるのを阻止する。 【構成】 ピストン２の頂面上に浅皿部７と深皿部９と
を形成する。浅皿部７と深皿部９の接続部に深皿部９の
周辺方向に向けて延びる断面Ｌ字形の段部１０を形成
し、段部１０の底壁面と深皿部９の接続部にプラグポケ
ット１１を形成する。機関中負荷運転時に燃料噴射弁６
から段部１０の底壁面内縁に向けて燃料Ｆ1，Ｆ2 を噴
射する。段部１０の底壁面の巾を噴射燃料Ｆ1 ，Ｆ2 の
衝突位置からプラグポケット１１に向けて徐々に増大さ
せる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は筒内噴射式内燃機関に関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】ピストン頂面上に浅皿部を形成すると共
に浅皿部の底壁面上の一部に深皿部を形成し、浅皿部と
深皿部の接続部に深皿部の周辺方向に向けて延びる断面
Ｌ字形の段部を形成し、この段部の底壁面と深皿部の接
続部にプラグポケットを形成し、機関中負荷運転時にプ
ラグポケットから深皿部の周辺方向に間隔を隔てた段部
底壁面の内縁に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁を具備
すると共に段部底壁面内縁に衝突した燃料がプラグポケ
ットに向かうように燃料噴射弁の噴射方向を定め、プラ
グポケット内に形成された混合気を点火栓により着火せ
しめるようにした筒内噴射式内燃機関が本出願人により
提案されている（特願平２−２１０４６０号参照）。こ
の内燃機関では段部の底壁面がその全周に亘って比較的
巾広の一様な巾を有する。
に浅皿部の底壁面上の一部に深皿部を形成し、浅皿部と
深皿部の接続部に深皿部の周辺方向に向けて延びる断面
Ｌ字形の段部を形成し、この段部の底壁面と深皿部の接
続部にプラグポケットを形成し、機関中負荷運転時にプ
ラグポケットから深皿部の周辺方向に間隔を隔てた段部
底壁面の内縁に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁を具備
すると共に段部底壁面内縁に衝突した燃料がプラグポケ
ットに向かうように燃料噴射弁の噴射方向を定め、プラ
グポケット内に形成された混合気を点火栓により着火せ
しめるようにした筒内噴射式内燃機関が本出願人により
提案されている（特願平２−２１０４６０号参照）。こ
の内燃機関では段部の底壁面がその全周に亘って比較的
巾広の一様な巾を有する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
に段部底壁面をその全周に亘って比較的巾広に形成して
おくと段部底壁面の内縁に衝突して反射した噴射燃料が
段部から飛び出してしまう。このように段部から飛び出
した燃料は深皿部の外部に極めて稀薄な混合気を形成す
るがこのような稀薄な混合気には火炎が伝播せず、斯く
してこの混合気は燃焼せしめられることなく燃焼室から
排出されるので多量の未燃ＨＣが発生するという問題を
生ずる。
に段部底壁面をその全周に亘って比較的巾広に形成して
おくと段部底壁面の内縁に衝突して反射した噴射燃料が
段部から飛び出してしまう。このように段部から飛び出
した燃料は深皿部の外部に極めて稀薄な混合気を形成す
るがこのような稀薄な混合気には火炎が伝播せず、斯く
してこの混合気は燃焼せしめられることなく燃焼室から
排出されるので多量の未燃ＨＣが発生するという問題を
生ずる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明によれば、ピストン頂面上に浅皿部を形成す
ると共に浅皿部の底壁面上の一部に深皿部を形成し、浅
皿部と深皿部の接続部に深皿部の周辺方向に向けて延び
る断面Ｌ字形の段部を形成し、この段部の底壁面と深皿
部の接続部にプラグポケットを形成し、プラグポケット
から深皿部の周辺方向に間隔を隔てた段部底壁面の内縁
に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁を具備すると共に段
部底壁面内縁に衝突した燃料がプラグポケットの方に向
かうように燃料噴射弁の噴射方向を定め、プラグポケッ
ト内に形成された混合気を点火栓により着火せしめるよ
うにした筒内噴射式内燃機関において、段部底壁面の巾
を噴射燃料衝突位置からプラグポケットに向けて徐々に
増大せしめるようにしている。
めに本発明によれば、ピストン頂面上に浅皿部を形成す
ると共に浅皿部の底壁面上の一部に深皿部を形成し、浅
皿部と深皿部の接続部に深皿部の周辺方向に向けて延び
る断面Ｌ字形の段部を形成し、この段部の底壁面と深皿
部の接続部にプラグポケットを形成し、プラグポケット
から深皿部の周辺方向に間隔を隔てた段部底壁面の内縁
に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁を具備すると共に段
部底壁面内縁に衝突した燃料がプラグポケットの方に向
かうように燃料噴射弁の噴射方向を定め、プラグポケッ
ト内に形成された混合気を点火栓により着火せしめるよ
うにした筒内噴射式内燃機関において、段部底壁面の巾
を噴射燃料衝突位置からプラグポケットに向けて徐々に
増大せしめるようにしている。
【０００５】
【作用】噴射燃料衝突位置における段部底壁面の巾がプ
ラグポケット周りに比べて狭く形成されているので段部
底壁面内縁に衝突して反射した燃料は段部の周壁面に衝
突し、段部から飛び出すことが抑制される。
ラグポケット周りに比べて狭く形成されているので段部
底壁面内縁に衝突して反射した燃料は段部の周壁面に衝
突し、段部から飛び出すことが抑制される。
【０００６】
【実施例】図１から図３を参照すると、１はシリンダブ
ロック、２はシリンダブロック１内で往復動するピスト
ン、３はシリンダヘッド、４は燃焼室、５はシリンダヘ
ッド３内壁面の中央部に配置された点火栓、６はシリン
ダヘッド３内壁面の周縁部に配置された燃料噴射弁６を
夫々示す。なお、図１から図３には示していないがシリ
ンダヘッド３内壁面上には吸気弁と排気弁とが配置され
ており、更に吸気ポートは吸気弁から燃焼室４内に流入
する吸入空気流によって燃焼室４内にシリンダ軸線周り
の旋回流が発生するように構成されている。
ロック、２はシリンダブロック１内で往復動するピスト
ン、３はシリンダヘッド、４は燃焼室、５はシリンダヘ
ッド３内壁面の中央部に配置された点火栓、６はシリン
ダヘッド３内壁面の周縁部に配置された燃料噴射弁６を
夫々示す。なお、図１から図３には示していないがシリ
ンダヘッド３内壁面上には吸気弁と排気弁とが配置され
ており、更に吸気ポートは吸気弁から燃焼室４内に流入
する吸入空気流によって燃焼室４内にシリンダ軸線周り
の旋回流が発生するように構成されている。
【０００７】図１から図４に示すようにピストン２の頂
面上には浅皿部７が形成され、この浅皿部７の周壁面８
はピストン２頂面の周縁部に沿って円形に延びている。
一方、浅皿部７の底壁面の一部には図１に示す平面図に
おいて円形の輪郭形状を有する深皿部９が形成され、こ
の深皿部９は燃料噴射弁６の下方から点火栓５の下方ま
で延びている。また、浅皿部９の底壁面と深皿部９との
接続部には断面Ｌ字形の段部１０が形成される。なお、
前述したように燃焼室４内にはシリンダ軸線回りの旋回
流が発生せしめられ、この旋回流によって深皿部９内に
は図１において矢印Ｓで示すような旋回流が発生する。
面上には浅皿部７が形成され、この浅皿部７の周壁面８
はピストン２頂面の周縁部に沿って円形に延びている。
一方、浅皿部７の底壁面の一部には図１に示す平面図に
おいて円形の輪郭形状を有する深皿部９が形成され、こ
の深皿部９は燃料噴射弁６の下方から点火栓５の下方ま
で延びている。また、浅皿部９の底壁面と深皿部９との
接続部には断面Ｌ字形の段部１０が形成される。なお、
前述したように燃焼室４内にはシリンダ軸線回りの旋回
流が発生せしめられ、この旋回流によって深皿部９内に
は図１において矢印Ｓで示すような旋回流が発生する。
【０００８】点火栓５下方の段部１０の底壁面と深皿部
９との接続部には部分球形状をなすプラグポケット１１
が形成され、このプラグポケット１１から旋回流Ｓの上
流方向に向けて深皿部９の周辺方向に延びる燃料ガイド
溝１２が深皿部９の周壁面上端部に形成される。段部１
０は図１に示す平面図において深皿部９に対し燃料噴射
弁６とは反対側に偏心した円形状の輪郭形状を有し、従
って段部１０の底壁面の巾はプラグポケット１１から旋
回流Ｓの上流側に向かうに従って次第に狭くなる。ま
た、図２および図３に示されるように段部１０の周壁面
は下向きの円弧状をなす凹状断面から形成されている。
９との接続部には部分球形状をなすプラグポケット１１
が形成され、このプラグポケット１１から旋回流Ｓの上
流方向に向けて深皿部９の周辺方向に延びる燃料ガイド
溝１２が深皿部９の周壁面上端部に形成される。段部１
０は図１に示す平面図において深皿部９に対し燃料噴射
弁６とは反対側に偏心した円形状の輪郭形状を有し、従
って段部１０の底壁面の巾はプラグポケット１１から旋
回流Ｓの上流側に向かうに従って次第に狭くなる。ま
た、図２および図３に示されるように段部１０の周壁面
は下向きの円弧状をなす凹状断面から形成されている。
【０００９】図５は燃料噴射弁６からの燃料噴射量と燃
料噴射時期を示している。なお、図５においてＬは機関
負荷を示しており、θＳ，θＥは夫々噴射開始時期と噴
射完了時期を示している。図５からわかるように機関負
荷ＬがＬ1 よりも小さい機関低負荷運転時には圧縮行程
未期に噴射量Ｑ2 だけ燃料噴射が行われる。一方、機関
負荷ＬがＬ1 とＬ2 の間の機関中負荷運転時には吸気行
程中に噴射量Ｑ1 だけ燃料噴射が行われ、圧縮行程末期
に噴射量Ｑ2 だけ燃料噴射が行われる。即ち、機関中負
荷運転時には吸気行程と圧縮行程末期の２回に分けて燃
料噴射が行われる。また、機関負荷ＬがＬ2 よりも大き
い機関高負荷運転時には吸気行程中に噴射量Ｑ1 だけ燃
料噴射が行われる。
料噴射時期を示している。なお、図５においてＬは機関
負荷を示しており、θＳ，θＥは夫々噴射開始時期と噴
射完了時期を示している。図５からわかるように機関負
荷ＬがＬ1 よりも小さい機関低負荷運転時には圧縮行程
未期に噴射量Ｑ2 だけ燃料噴射が行われる。一方、機関
負荷ＬがＬ1 とＬ2 の間の機関中負荷運転時には吸気行
程中に噴射量Ｑ1 だけ燃料噴射が行われ、圧縮行程末期
に噴射量Ｑ2 だけ燃料噴射が行われる。即ち、機関中負
荷運転時には吸気行程と圧縮行程末期の２回に分けて燃
料噴射が行われる。また、機関負荷ＬがＬ2 よりも大き
い機関高負荷運転時には吸気行程中に噴射量Ｑ1 だけ燃
料噴射が行われる。
【００１０】図１から図３は機関低負荷運転時において
圧縮行程末期に行われる燃料噴射を示している。図１か
ら図３に示される実施例では燃料噴射弁６からは２方向
に向けて燃料噴射Ｆ1 ，Ｆ2 が行われる。これらの燃料
Ｆ1 ，Ｆ2 はプラグポケット１１に対し旋回流Ｓの上流
側に位置する燃料ガイド溝１２の底壁面部に向けて噴射
され、このとき各燃料Ｆ1 ，Ｆ2 は旋回流Ｓの下流方向
に向けて燃料ガイド溝１２に斜めに衝突する。従ってこ
のとき燃料ガイド溝１２に衝突した燃料は気化しつつ燃
料ガイド溝１２により案内されて慣性力によりプラグポ
ケット１１に向かう。次いでこの燃料はプラグポケット
１１内に流入してプラグポケット１１内に混合気を形成
し、この混合気が点火栓５によって着火せしめられる。
圧縮行程末期に行われる燃料噴射を示している。図１か
ら図３に示される実施例では燃料噴射弁６からは２方向
に向けて燃料噴射Ｆ1 ，Ｆ2 が行われる。これらの燃料
Ｆ1 ，Ｆ2 はプラグポケット１１に対し旋回流Ｓの上流
側に位置する燃料ガイド溝１２の底壁面部に向けて噴射
され、このとき各燃料Ｆ1 ，Ｆ2 は旋回流Ｓの下流方向
に向けて燃料ガイド溝１２に斜めに衝突する。従ってこ
のとき燃料ガイド溝１２に衝突した燃料は気化しつつ燃
料ガイド溝１２により案内されて慣性力によりプラグポ
ケット１１に向かう。次いでこの燃料はプラグポケット
１１内に流入してプラグポケット１１内に混合気を形成
し、この混合気が点火栓５によって着火せしめられる。
【００１１】一方、図６および図７は機関中負荷運転時
における吸気行程噴射Ｑ1 を示している。このときには
各燃料Ｆ1 ，Ｆ2 は図６および図７に示されるように段
部１０の周壁面１３と浅皿部７との接続部、又は浅皿部
７上に向けて噴射される。この噴射燃料Ｆ1 ，Ｆ2 は燃
焼室４内に拡散して燃焼室４内に稀薄混合気を形成す
る。
における吸気行程噴射Ｑ1 を示している。このときには
各燃料Ｆ1 ，Ｆ2 は図６および図７に示されるように段
部１０の周壁面１３と浅皿部７との接続部、又は浅皿部
７上に向けて噴射される。この噴射燃料Ｆ1 ，Ｆ2 は燃
焼室４内に拡散して燃焼室４内に稀薄混合気を形成す
る。
【００１２】図８から図１０は機関中負荷運転時におけ
る圧縮行程噴射Ｑ2 を示している。このときには燃料Ｆ
1 ，Ｆ2 は燃料ガイド溝１２と段部１０の底壁面の接続
部に向けて噴射される。このとき燃料ガイド溝１２に衝
突した燃料は燃料ガイド溝１２により案内されてプラグ
ポケット１１内に送り込まれる。一方、このとき段部１
０の底壁面に衝突した一部の燃料は段部１０の底壁面上
で反射し、一部の燃料は液状燃料の形で段部１０の周壁
面１３に向かい、一部の燃料は衝突時に気化せしめられ
る。
る圧縮行程噴射Ｑ2 を示している。このときには燃料Ｆ
1 ，Ｆ2 は燃料ガイド溝１２と段部１０の底壁面の接続
部に向けて噴射される。このとき燃料ガイド溝１２に衝
突した燃料は燃料ガイド溝１２により案内されてプラグ
ポケット１１内に送り込まれる。一方、このとき段部１
０の底壁面に衝突した一部の燃料は段部１０の底壁面上
で反射し、一部の燃料は液状燃料の形で段部１０の周壁
面１３に向かい、一部の燃料は衝突時に気化せしめられ
る。
【００１３】図８および図９からわかるように本発明に
よる実施例では噴射燃料Ｆ1 ，Ｆ2の衝突位置における
段部１０の底壁面の巾は狭く形成されており、従って段
部１０の底壁面上で反射した燃料は段部１０から上方に
飛び出すことなく段部１０の周壁面１３に衝突すること
になる。一方、前述したように段部１０の周壁面１３は
下向きの円弧状をなす凹状断面形状を有しており、従っ
て段部１０の内壁面１３に衝突した燃料は下方に反射し
て段部１０の内壁面１３の外周部に向かうことになる。
従って段部１０の内壁面１３の内縁に衝突した大部分の
燃料は段部１０から上方に飛び出すことなく段部１０の
底壁面の外周部に集まることになる。
よる実施例では噴射燃料Ｆ1 ，Ｆ2の衝突位置における
段部１０の底壁面の巾は狭く形成されており、従って段
部１０の底壁面上で反射した燃料は段部１０から上方に
飛び出すことなく段部１０の周壁面１３に衝突すること
になる。一方、前述したように段部１０の周壁面１３は
下向きの円弧状をなす凹状断面形状を有しており、従っ
て段部１０の内壁面１３に衝突した燃料は下方に反射し
て段部１０の内壁面１３の外周部に向かうことになる。
従って段部１０の内壁面１３の内縁に衝突した大部分の
燃料は段部１０から上方に飛び出すことなく段部１０の
底壁面の外周部に集まることになる。
【００１４】段部１０の底壁面の外周部に集まった燃料
は図８の矢印Ｘで示されるように噴射の慣性力により段
部１０の周壁面１３に沿ってプラグポケット１１の方に
向かう。ところで図８および図１０からわかるようにプ
ラグポケット１１周りの段部１０の底壁面の巾はかなり
広くなっており、従ってプラグポケット１１と段部１０
の周壁面１３間に位置する段部１０の底壁面の巾も広く
なっている。従って矢印Ｘで示すように段部１０の周壁
面１３により案内されて段部１０の底壁面上を流れる燃
料はプラグポケット１１内に流入することなくプラグポ
ケット１１の側方を通過することになる。従ってこの燃
料が点火栓５に付着することがなく、斯くして点火栓５
がくすぶるのを阻止することができることになる。ま
た、この燃料はプラグポケット１１により捕獲されるこ
となく段部１０の底壁面の広い範囲に亘って流れていく
ので空気利用率が高められることになる。なお、プラグ
ポケット１１内の混合気が点火栓５によって着火される
とこれが着火源となって燃焼室４内に形成された稀薄混
合気が燃焼せしめられる。
は図８の矢印Ｘで示されるように噴射の慣性力により段
部１０の周壁面１３に沿ってプラグポケット１１の方に
向かう。ところで図８および図１０からわかるようにプ
ラグポケット１１周りの段部１０の底壁面の巾はかなり
広くなっており、従ってプラグポケット１１と段部１０
の周壁面１３間に位置する段部１０の底壁面の巾も広く
なっている。従って矢印Ｘで示すように段部１０の周壁
面１３により案内されて段部１０の底壁面上を流れる燃
料はプラグポケット１１内に流入することなくプラグポ
ケット１１の側方を通過することになる。従ってこの燃
料が点火栓５に付着することがなく、斯くして点火栓５
がくすぶるのを阻止することができることになる。ま
た、この燃料はプラグポケット１１により捕獲されるこ
となく段部１０の底壁面の広い範囲に亘って流れていく
ので空気利用率が高められることになる。なお、プラグ
ポケット１１内の混合気が点火栓５によって着火される
とこれが着火源となって燃焼室４内に形成された稀薄混
合気が燃焼せしめられる。
【００１５】一方、機関高負荷運転時には図６および図
７に示されるように段部１０の周壁面と浅皿部７との接
続部、又は浅皿部７上に向けて吸気行程中に燃料Ｆ1 ，
Ｆ2が噴射され、これら噴射燃料によって燃焼室４内に
形成された均一混合気が点火栓５によって着火せしめら
れる。図１１から図１３は別の実施例を示す。この実施
例は燃料Ｆ1 ，Ｆ2 に加えて更にプラグポケット１１に
対し旋回流Ｓの下流側に燃料Ｆ3 を噴射するようにした
場合を示している。この実施例では段部１０は図１１に
示す平面図において楕円状の輪郭形状を有し、更にこの
段部１０は楕円の長径が燃料噴射弁６とプラグポケット
１１とを線Ｓｉ線上に位置するように配置される。この
実施例においても機関中負荷運転時には燃料Ｆ1 ，Ｆ2
は燃料ガイド溝１２と段部１０の底壁面との接続部に向
けて噴射されると共に、燃料Ｆ3 は深皿部９と段部１０
の底壁面との接続部に向けて噴射され、段部１０の底壁
面の巾は噴射燃料Ｆ1 ，Ｆ2 ，Ｆ 3 の衝突位置からプラ
グポケット１１に向けて徐々に広くなるように形成され
ている。
７に示されるように段部１０の周壁面と浅皿部７との接
続部、又は浅皿部７上に向けて吸気行程中に燃料Ｆ1 ，
Ｆ2が噴射され、これら噴射燃料によって燃焼室４内に
形成された均一混合気が点火栓５によって着火せしめら
れる。図１１から図１３は別の実施例を示す。この実施
例は燃料Ｆ1 ，Ｆ2 に加えて更にプラグポケット１１に
対し旋回流Ｓの下流側に燃料Ｆ3 を噴射するようにした
場合を示している。この実施例では段部１０は図１１に
示す平面図において楕円状の輪郭形状を有し、更にこの
段部１０は楕円の長径が燃料噴射弁６とプラグポケット
１１とを線Ｓｉ線上に位置するように配置される。この
実施例においても機関中負荷運転時には燃料Ｆ1 ，Ｆ2
は燃料ガイド溝１２と段部１０の底壁面との接続部に向
けて噴射されると共に、燃料Ｆ3 は深皿部９と段部１０
の底壁面との接続部に向けて噴射され、段部１０の底壁
面の巾は噴射燃料Ｆ1 ，Ｆ2 ，Ｆ 3 の衝突位置からプラ
グポケット１１に向けて徐々に広くなるように形成され
ている。
【００１６】なお、これまで述べた実施例では段部１０
の底壁面の巾がプラグポケット１１に向けて連続的に除
々に広くなるように形成されているが、段階的に除々に
広くなるように形成してもよい。
の底壁面の巾がプラグポケット１１に向けて連続的に除
々に広くなるように形成されているが、段階的に除々に
広くなるように形成してもよい。
【００１７】
【発明の効果】燃料が段部底壁面の内縁に向けて噴射さ
れたときに燃料が段部から飛び出すことが抑制されるの
で未燃ＨＣの発生を抑制することができる。また、段部
に噴射された燃料がプラグポケット内に流入することな
く段部底壁面の全体に分散するので点火栓がくすぶるの
を阻止しつつ空気利用率を高めることができる。
れたときに燃料が段部から飛び出すことが抑制されるの
で未燃ＨＣの発生を抑制することができる。また、段部
に噴射された燃料がプラグポケット内に流入することな
く段部底壁面の全体に分散するので点火栓がくすぶるの
を阻止しつつ空気利用率を高めることができる。
【図１】ピストンの平面図である。
【図２】図１のII−II線に沿ってみた内燃機関の側面断
面図である。
面図である。
【図３】図１のIII −III 線に沿ってみた内燃機関の側
面断面図である。
面断面図である。
【図４】ピストンの斜視図である。
【図５】燃料噴射量と燃料噴射時期を示す線図である。
【図６】吸気行程噴射時を示すピストン頂面の平面図で
ある。
ある。
【図７】図６のVII −VII 線に沿ってみた内燃機関の側
面断面図である。
面断面図である。
【図８】中負荷運転時における圧縮行程噴射を示すピス
トン頂面の平面図である。
トン頂面の平面図である。
【図９】図８のIX−IX線に沿ってみた内燃機関の側面断
面図である。
面図である。
【図１０】図8 のＸ−Ｘ線に沿ってみた内燃機関の側面
断面図である。
断面図である。
【図１１】別の実施例を示すピストン頂面の平面図であ
る。
る。
【図１２】図１１のXII −XII 線に沿ってみた内燃機関
の側面断面図である。
の側面断面図である。
【図１３】図１１のXIII−XIII線に沿ってみた内燃機関
の側面断面図である。
の側面断面図である。
２…ピストン ５…点火栓 ６…燃料噴射弁 ７…浅皿部 ９…深皿部 １０…段部 １１…プラグポケット １２…燃料ガイド溝
Claims (1)
- 【請求項１】 ピストン頂面上に浅皿部を形成すると共
に浅皿部の底壁面上の一部に深皿部を形成し、浅皿部と
深皿部の接続部に深皿部の周辺方向に向けて延びる断面
Ｌ字形の段部を形成し、該段部の底壁面と深皿部の接続
部にプラグポケットを形成し、プラグポケットから深皿
部の周辺方向に間隔を隔てた該段部底壁面の内縁に向け
て燃料を噴射する燃料噴射弁を具備すると共に該段部底
壁面内縁に衝突した燃料がプラグポケットの方に向かう
ように燃料噴射弁の噴射方向を定め、プラグポケット内
に形成された混合気を点火栓により着火せしめるように
した筒内噴射式内燃機関において、上記段部底壁面の巾
を噴射燃料衝突位置からプラグポケットに向けて徐々に
増大せしめるようにした筒内噴射式内燃機関。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4039594A JPH05231154A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 筒内噴射式内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4039594A JPH05231154A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 筒内噴射式内燃機関 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05231154A true JPH05231154A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=12557437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4039594A Pending JPH05231154A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 筒内噴射式内燃機関 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05231154A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012021512A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Isuzu Motors Ltd | エンジンの燃焼室構造 |
| JP2013068144A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Hino Motors Ltd | 内燃機関のピストン |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP4039594A patent/JPH05231154A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012021512A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Isuzu Motors Ltd | エンジンの燃焼室構造 |
| JP2013068144A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Hino Motors Ltd | 内燃機関のピストン |
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