JPH0523057A - 自然除湿される温室 - Google Patents

自然除湿される温室

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Publication number
JPH0523057A
JPH0523057A JP3206191A JP20619191A JPH0523057A JP H0523057 A JPH0523057 A JP H0523057A JP 3206191 A JP3206191 A JP 3206191A JP 20619191 A JP20619191 A JP 20619191A JP H0523057 A JPH0523057 A JP H0523057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous film
greenhouse
roof
wall
waterproof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3206191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Chikamori
芳裕 近森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Gore Tex Inc
Original Assignee
Japan Gore Tex Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Gore Tex Inc filed Critical Japan Gore Tex Inc
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Publication of JPH0523057A publication Critical patent/JPH0523057A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Greenhouses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温室、ビニールハウスなどの内分の高湿度空
気中から湿気を有効に除去して、ハウス内の作業者に不
快感を与えず、また作物表面などに結露を生じないよう
にする。 【構成】 温室等ハウスの屋根、壁、窓などの一部に防
水通気性の多孔質フイルムを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温室、ビニールハウスの
ように高温、高湿度環境下においてその自然除湿手段を
提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】温室、ビニールハウスのように高温、高
湿度環境下にある室内の除湿方法としては空調機を使用
することが一般に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】温室、ビニールハウス
などでは室内の気温が室外よりも上昇し、植物から発生
する蒸気、土壌より発生する蒸気が充満して飽和状態に
近くなり、湿度が常に90%以上にもなって室内の作業
者に不快感を与え、又、作物の表面に結露を生じ病害な
どが多発するといった問題も存在する。
【0004】このような高温、高湿度環境による問題点
を解消するために従来から採用されているのは空調機を
使用して室内の湿度をコントロールすることであるが、
これには設備的なコストが必要であることは勿論、温室
やビニールハウスの場合には24時間休みなく稼動させ
ることになり非常のコストが高くなるので、実際の温室
やビニールハウスにおいて空調機が取付けられることは
極めて稀であり、従って蒸気の如き問題点は何ら解決さ
れていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
実情に鑑み、検討を重ねて創案されたものであって、以
下の如くである。
【0006】(1)温室の屋根、壁、窓などの一部に防
水通気性の多孔質フィルムを用いることを特徴とする自
然除湿される温室。
【0007】(2)防水通気性の多孔質フィルムがポリ
オテトラフルオロエチレンの延伸多孔質フィルムである
こと特徴とする(1)に記載の自然除湿される温室。
【0008】(3)防水性を有する多孔質フィルムがポ
リオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエーテル系、ポ
リ塩化ビニル系、セルロース系の何れかであることを特
徴とする(1)に記載の自然除湿される温室。
【0009】
【作用】高温、高湿度環境である温室の屋根、壁、窓な
どの一部に防水性、透湿性(通気性)を兼備した多孔質
フィルムを適用し、その片面は室内の空気に、他面は外
気に接触するようにすることで、室内外の水蒸気圧の差
によって湿気のみが温室内から温室外へ排出されことに
なる。
【0010】多孔質フィルムは防水性を有するので、屋
根、壁、窓などの一部として使用して外気と直接接触す
る場合にも雨水等の浸入を阻止することができる。
【0011】多孔質フィルムの片面又は両面に通気性の
保護層を形成すれば強度、耐久性が著しく向上する。
【0012】多孔質フィルムと保護層との接着は接着剤
または熱融着などの方法により、点的あるいは線的に行
い、接着部分による通気性・透湿性の減少を最少限度に
することが可能である。
【0013】
【実施例】本発明によるものの具体的な実施態様を添付
する図面に示すものについて説明すると以下の通りであ
る。
【0014】即ち、図1は本発明をビニールハウスの屋
根部分に適用した場合の外観を示す斜面図であって、ビ
ニールハウスの骨組みとなるフレーム1、ビニールシー
ト2、多孔質フィルム3により構成されている。
【0015】フレーム1及びビニールシート2はそれぞ
れ従来から使用されているものをそのまま採用してかま
わない。多孔質フィルム3とビニールシート2との接続
は接着剤による接着、熱融着、フレーム1部分での機械
的な挟み込みなどが採用できる。多孔質フィルムとして
は、多孔質ポリオレフィン、多孔質ポリウレタンなどが
使用でき、より好ましくは延伸多孔質ポリテトラフルオ
ロエチレンを採用するべきである。この多孔質フィルム
は単独で使用してもよいが、強度及び耐久性の向上のた
めに片面または両面に通気性の保護布をラミネートする
ことがより好ましい。
【0016】保護布は通気性を有し且つ強度・耐久性の
あるものであればよく、例えば、織物、編物、不織布、
押出し成形品のネット、多数の貫通穴を有するフィルム
などが採用可能である。多孔質フィルムと保護布のラミ
ネートは接着剤、熱融着などにより行われるが、接着部
分においては通気性(透湿性)が失われることになるの
で全面接着は行わず、点的または線的に部分接着を行う
ようにする。接着面積は10〜80%程度であれば通気
性(透湿性)に対する阻害は問題とならない。
【0017】多孔質フィルム3は図示のようにビニール
ハウスやガラス張り温室の屋根や側壁の1部分に使用す
る。なぜなら、多孔質フィルム3はビニールシート2や
ガラスよりも透光性が低く且つ通気性も有しているの
で、ビニールハウスや温室の場合これをあまりに広く採
用すると採光性および温度が低下し過ぎてしまい、育成
中の作物の成長を阻害してしまい、また、コストも高く
なり経済的でないからである。
【0018】従って、多孔質フィルム3の使用場所及び
使用面積(屋根、壁の全表面積に対する割合)は原則的
には任意の選択によってよいものであるが、上記の如き
事情から、使用場所としてはより水蒸気圧の高くなって
いる屋根部分あるいは壁の上部が好ましく、使用面積と
しては、透光性、水蒸気透過量、ヒートロス、コスト、
およびビニールハウスや温室の場合には植物や土壌から
発生する水蒸気量などを考慮してこれらのバランスから
1〜50%、より好ましくは1〜10%とするのがよ
い。
【0019】図1に示したものは、ビニールハウスの屋
根部分に使用面積10%として透湿度25000g/m
2 ・24hr(JIS L 1099 B法)のポリテ
トラフルオロエチレン延伸多孔質とポリプロピレン不織
布のラミネートシートによる多孔質フィルム3を採用し
たものであり、ビニールシート2と多孔質フィルム3と
の接続は両者の接続面でビニールシートを熱により溶か
すことによる融着によって行った。
【0020】このような多孔質フィルム3を使用しない
場合にはビニールハウス内の湿度が夜間には常に100
%となり、ハウス内壁面や作物上に多量の結露が発生し
たのに対し、多孔質フィルム3を採用することによりハ
ウス内の湿度は夜間でも70〜80%前後に抑えられ、
ハウスの内壁面や作物上の結露もほどんど認められなく
なった。
【0021】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、空
調機などの機械的設備を用いずに高湿度環境の室内から
湿気を外気に放出して湿度低下を図ることが可能であ
り、特別な動力を使用することもなく除湿作用を行うこ
とができ、従って、工業的に効果の大きな発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるビニールハウスの1例を説明する
斜面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 ビニールシート 3 多孔質フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温室の屋根、壁、窓などの一部に防水通
    気性の多孔質フィルムを用いることを特徴とする自然除
    湿される温室。
  2. 【請求項2】 防水通気性の多孔質フィルムがポリオテ
    トラフルオロエチレンの延伸多孔質フィルムであること
    特徴とする請求項1に記載の自然除湿される温室。
  3. 【請求項3】 防水性を有する多孔質フィルムがポリオ
    レフィン系、ポリウレタン系、ポリエーテル系、ポリ塩
    化ビニル系、セルロース系の何れかであることを特徴と
    する請求項1に記載の自然除湿される温室。
JP3206191A 1991-07-24 1991-07-24 自然除湿される温室 Pending JPH0523057A (ja)

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JP3206191A JPH0523057A (ja) 1991-07-24 1991-07-24 自然除湿される温室

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JP3206191A JPH0523057A (ja) 1991-07-24 1991-07-24 自然除湿される温室

Publications (1)

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JPH0523057A true JPH0523057A (ja) 1993-02-02

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ID=16519318

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JP3206191A Pending JPH0523057A (ja) 1991-07-24 1991-07-24 自然除湿される温室

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JP (1) JPH0523057A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110402722A (zh) * 2018-04-27 2019-11-05 温州市紫霞山铁皮石斛种植有限公司 一种通气保温的铁皮石斛种植大棚

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000829