JPH05229862A - Pc版の製造法 - Google Patents

Pc版の製造法

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JPH05229862A
JPH05229862A JP4030871A JP3087192A JPH05229862A JP H05229862 A JPH05229862 A JP H05229862A JP 4030871 A JP4030871 A JP 4030871A JP 3087192 A JP3087192 A JP 3087192A JP H05229862 A JPH05229862 A JP H05229862A
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JP
Japan
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mortar
cement
plate
sand
ratio
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JP4030871A
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JP2817495B2 (ja
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Chiyandora Sateishiyu
チャンドラ サティシュ
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/10Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 寸法安定性に優れた薄肉のPC版を製造する
ための方法を提供する。 【構成】 まず、モルタル材料である水、砂及びセメン
トの割合を、水セメント比を25%以下、且つ砂セメン
ト比を重量比で1以上に設定する。そしてこのモルタル
材料に、高性能減水剤と、シリカフューム等のポゾラン
活性作用を有する超微粉末混和剤とを加える。このよう
にして調製したモルタル材料を混練して、モルタルを作
成する。その後、このモルタルを型枠に打設する。打設
後養生してPC版を得る。このように、砂セメント比を
できる限り大きくして砂の割合を多くすることにより、
乾燥収縮を起こすセメント水和物の、モルタル中に占め
る割合を低減させることができ、乾燥収縮に伴うPC版
の反り等を防止して寸法安定性を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モルタルを使用した薄
肉のPC版の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、外装材などに使用されるPC版
は、その強度上の制約から、厚みが160mm程度のも
のが設計・施工されている。
【0003】ところで、近年曲げ強度150kgf/cm2
上の超高強度コンクリートが開発され、それを利用する
ことによって薄肉のPC版の設計が可能となっており、
PC版の軽量化を図る意味で、その実用化が期待されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、表面仕上げ
を伴う薄肉のPC版では、製造後大気中に放置すると、
乾燥にともなって表面と裏面の収縮差を原因として、版
自体に反りが生ずるという問題があった。
【0005】本発明は、上述したような従来の課題に鑑
みて創案されたものであり、その目的は、寸法安定性に
優れた薄肉のPC版を製造するための方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、水セメント比
を25%以下とし、且つ砂セメント比を重量比で1以上
として、これに高性能減水剤とポゾラン活性作用を有す
る超微粉末混和剤とを加えて混練したモルタルを使用し
て製造することを特徴とする。
【0007】また本発明は、上記モルタルを凝結終了ま
で常温で養生した後、60℃〜95℃の温度雰囲気で8
時間以上湿潤状態で養生して製造することを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明の作用について述べると、砂セメント比
をできる限り大きくして砂の割合を多くすることによ
り、乾燥収縮を起こすセメント水和物の、モルタル中に
占める割合を低減させ、乾燥収縮に伴うPC版の反り等
を防止して寸法安定性を確保する。
【0009】次に、モルタルを凝結終了まで常温で養生
した後、60℃以上の温度雰囲気で8時間以上湿潤状態
で養生することによって、セメントの水和反応を促進
し、混練時の水をすべてセメント水和物中の結合水に変
換させる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係るPC版の製造法及びそ
れに基づく実験例を、添付図面に従って詳細に説明す
る。
【0011】まず、モルタル材料である水、砂及びセメ
ントの割合を、水セメント比を25%以下、且つ砂セメ
ント比を重量比で1以上に設定する。そしてこのモルタ
ル材料に、高性能減水剤と、シリカフューム等のポゾラ
ン活性作用を有する超微粉末混和剤とを加える。このよ
うにして調製したモルタル材料を混練して、モルタルを
作成する。その後、このモルタルを型枠に打設する。打
設後養生してPC版を得る。このように、砂セメント比
をできる限り大きくして砂の割合を多くすることによ
り、乾燥収縮を起こすセメント水和物の、モルタル中に
占める割合を低減させることができ、乾燥収縮に伴うP
C版の反り等を防止して寸法安定性を確保できる。
【0012】必要な場合にはさらに、上記モルタルを凝
結終了まで常温で養生し、これに引き続いて、60℃〜
95℃の温度雰囲気で8時間以上、一般的な蒸気養生と
は異なる、湿潤状態で養生してPC版を得る。このよう
な養生を施工することにより、セメントの水和反応を促
進でき、混練時の水をすべてセメント水和物中の結合水
に変換させることができて、この点からも乾燥収縮に伴
うPC版の反り等を防止して寸法安定性を確保できる。
【0013】混練時の水をすべてセメント水和物中の結
合水に変換させることは、図1に示すように、水セメン
ト比が40%以下のものであれば、長期間養生してセメ
ントを完全に水和させることができれば理論上可能であ
るが、特にここで特定した25%以下の低水セメント比
では、上記の養生によって、ごく短期間に自由水をなく
すことができることが明らかとなった。この養生によっ
てモルタル中には、大気中に放置する際に乾燥していく
自由水が含まれてはいないため、乾燥に伴なう収縮を著
しく低減することができ、寸法安定性に優れたPC版を
製造することができる。
【0014】表1には、上述した異なる砂セメント比及
び異なる養生条件で作成したモルタルの乾燥収縮状態の
実験結果が示されている。この表1から明らかなよう
に、砂セメント比を高めることで乾燥収縮の少ない、寸
法安定性に優れたPC版を製造することができる。
【0015】
【表1】 さらに、上記のように砂セメント比を高めると共に、且
つ上記所定の水セメント比で80℃の温度雰囲気で8時
間以上湿潤状態で養生することで、さらに乾燥収縮の少
ない、寸法安定性に優れたPC版を製造することができ
る。
【0016】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、水セメン
ト比を25%以下とし、且つ砂セメント比を重量比で1
以上として、これに高性能減水剤とポゾラン活性作用を
有する超微粉末混和剤とを加えて混練したモルタルを使
用して製造することとして、砂セメント比をできる限り
大きくして砂の割合を多くするようにしたので、乾燥収
縮を起こすセメント水和物の、モルタル中に占める割合
を低減させることができ、乾燥収縮に伴うPC版の反り
等を防止して寸法安定性を確保できる。
【0017】また、前記モルタルを凝結終了まで常温で
養生した後、60℃〜95℃の温度雰囲気で8時間以上
湿潤状態で養生して製造することとしたので、25%以
下の低水セメント比では、上記の養生によってごく短期
間にセメントの水和反応を促進でき、混練時の水をすべ
てセメント水和物中の結合水に変換させることができ
て、この点からも乾燥収縮に伴うPC版の反り等を防止
して寸法安定性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPC版の製造法を説明するため
の、セメント硬化体中の水セメント比と成分容積の割合
との関係を示すグラフである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C04B 28/02 24:00 2102−4G 22:06) A 2102−4G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水セメント比を25%以下とし、且つ砂
    セメント比を重量比で1以上として、これに高性能減水
    剤とポゾラン活性作用を有する超微粉末混和剤とを加え
    て混練したモルタルを使用して製造することを特徴とす
    るPC版の製造法。
  2. 【請求項2】 上記モルタルを凝結終了まで常温で養生
    した後、60℃〜95℃の温度雰囲気で8時間以上湿潤
    状態で養生して製造することを特徴とする請求項1記載
    のPC版の製造法。
JP4030871A 1992-02-18 1992-02-18 Pc版の製造法 Expired - Lifetime JP2817495B2 (ja)

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JPH05229862A true JPH05229862A (ja) 1993-09-07
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