JPH05228826A - 二重構造バレル槽 - Google Patents

二重構造バレル槽

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Publication number
JPH05228826A
JPH05228826A JP7235292A JP7235292A JPH05228826A JP H05228826 A JPH05228826 A JP H05228826A JP 7235292 A JP7235292 A JP 7235292A JP 7235292 A JP7235292 A JP 7235292A JP H05228826 A JPH05228826 A JP H05228826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
barrel
polishing
double
inner tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7235292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisamine Kobayashi
久峰 小林
Keiichi Nonobe
圭一 野々部
Hiroaki Ito
広明 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tipton Manufacturing Corp
Original Assignee
Tipton Manufacturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tipton Manufacturing Corp filed Critical Tipton Manufacturing Corp
Priority to JP7235292A priority Critical patent/JPH05228826A/ja
Publication of JPH05228826A publication Critical patent/JPH05228826A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 この発明は、研磨中にマスから研磨屑を分離
して外槽内へ保有させることを目的としたものである。 【構成】 外槽内に、側壁に研磨屑の通過孔を有する内
槽を設置した二重構造バレル槽。内槽は外槽内へ着脱自
在に設置した二重構造バレル槽。内槽は外槽内へ複数個
設置した二重構造バレル槽。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、研磨屑の自動排出を
目的とした二重構造バレル槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バレル槽の一部に通気部を設け、
研磨粉などが排出できるようにしたバレル槽が知られて
いた(特開昭57−75775号)。
【0003】
【発明により解決すべき課題】前記、従来のバレル槽
は、乾式研磨材を使用した場合に、バレル槽内に発生す
る高圧高湿空気と研磨粉を研磨作業中にバレル槽外へ自
動排出するようにしたものであるが、排出された研磨粉
は、バレル研磨機の周辺へ飛散し、作業環境が悪化する
問題点があり、これを解決するためには、強力な集塵装
置が必要であった。また前記、従来のバレル槽は、湿式
研磨に使用できない問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明は、バレ
ル槽を内外二重構造にすることによって、前記従来の問
題点を解決したのである。
【0005】即ち、この発明は、回転バレル研磨機又は
遊星旋回式バレル研磨機に用いるバレル槽において、側
壁に研磨屑の通過孔を有する内槽を、外槽内へ設置した
ことを特徴とする二重構造バレル槽である。また、内槽
は外槽内に着脱自在に設置したものである。次に内槽
は、外槽内に複数個設置したものである。更に透過孔
は、内槽壁へ均等に分布するように多数穿設したもので
ある。
【0006】前記、内槽外壁と、外槽内壁との間の間隙
は、研磨屑が移動するのに支障がない程度(例えば10
mm以上)である必要がある。
【0007】また前記透過孔は、必ずしも内槽壁全域
に、穿設する必要なく、研磨屑を有効に排出できれば目
的を達成することができる。従って透過孔を内槽周全域
に設ける場合もあるが、一側壁又は複数側壁に設けるこ
とができる。また通過孔の直径は2mm〜10mmが一
般的であるが、工作物及び研磨材の種類により著しく変
る場合もある。
【0008】
【作用】この発明は、外槽内へ、側壁に多数の通過孔を
有する内槽を設置した二重構造のバレル槽にしたので、
研磨作業中に研磨材粉、切削粉、研磨材の小片、摩耗し
た研磨材等の研磨屑が内槽の通過孔から内槽と外槽との
隙間へ排出され、該研磨屑は、外槽の内壁面を移動す
る。
【0009】次に、内槽と外槽とを着脱自在に設置した
場合には、内槽を外槽から取り外し、研磨屑と分離され
た工作物と研磨材とを取り出すことができる。また内槽
を取り外し、外槽のみにすれば、通常のバレル槽として
使用することもできる。
【0010】次に、外槽内へ内槽を複数個設置した場合
には、精密部品を各内槽内に1個宛隔離して研磨でき
る。また複数種の工作物を同時に研磨することができ
る。
【0011】
【実施例1】この発明の実施例を図1、2、3、4に基
づいて説明する。
【0012】即ち、内面にライニングを施した周壁に通
過孔2、2を穿設した六角筒状の内槽1を六角筒状の外
槽3内へ、所定の間隙を保ち、かつ同軸に架設する。前
記内槽1の左右両端は、六角形の側板4と蓋板6で閉塞
し、前記側板4と蓋板6の外形は、前記外槽3内へ嵌入
し、かつ外槽3の内側へ嵌着できる寸法にしてある。従
って内槽1と外槽3とは着脱可能であるが、外槽3と一
体的に回転できることになる。
【0013】前記内槽1の材質に特別の制約はないけれ
ども、ポリウレタン、ポリ塩化ビニールもしくは、ステ
ンレス鋼が好適である。図中16は回転軸である。
【0014】前記、外槽蓋5及び蓋板6を開け、内槽1
内へ工作物7と研磨材8とを装入し、必要に応じ水及び
コンパウンドを必要量装入した後、蓋板6と外槽蓋5を
装着してバレル槽を回転もしくは遊星旋回運動を与える
と、マス(工作物と研磨材の混合物)は、図4中矢示A
のように流動し、工作物は研磨される。そこで工作物表
面の研磨による切削粉、バリ及び研磨材の摩耗粉、小片
などの研磨屑15が分離されて、図4中矢示Bのように
内槽1と外槽3との隙間へ落下する。一旦落下した研磨
屑15は、外槽3の内壁面に沿って矢示Cのように移動
するため、内槽内へ逆もどりすることは殆どない。かく
て研磨が終了したならば外槽蓋5を外し、内槽1を取り
出し、蓋板6を外してマスを排出する。また外槽3内へ
たまった研磨屑15は、内槽1を取り出した後排除す
る。前記実施例においては、内外槽共に六角筒状にした
が、八角筒状又は円筒状にすることもできる。前記蓋板
6は突部6aを嵌挿しているが、他の構造にすることも
できる。
【0015】
【実施例2】図5、6について他の実施を説明する。
【0016】即ち、真中に仕切板11を設けた六角筒状
の内槽10a、10b、10c、10dの両端開口部1
2、12を円盤状側板13、13で閉蓋すると共に、該
円盤状側板13、13間へ内槽10a、10b、10
c、10dを等間隔に架設して一体化し、外槽9内へ嵌
入する。図中17は回転軸である。
【0017】このようにすると小室14、14を外槽9
内へ8個設ける事ができ、各小室14、14内へ精密部
品を1個宛隔離して研磨したり、複数種の工作物を同時
に研磨することも出来る。この実施例を回転バレル研磨
機に使用する場合は、内槽10a、10b、10c、1
0dの中心軸が外槽9の中心軸より偏芯している分だけ
余分に遠心力が掛るため、回転スピードが高速にならな
いように注意する必要がある。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、外槽内へ側壁に通過
孔を有する内槽を設置した二重構造のバレル槽としたの
で、研磨作業中に内槽の通過孔から研磨屑を外槽内へ排
出して外槽内へためることができる。従って、研磨中に
発生した研磨粉、バリ及び研磨材の小片などの研磨屑が
マスから分離される為に、工作物の表面仕上げ状態が一
層良好になる効果がある。また湿式研磨においては、研
磨中に生じたヘドロが内槽と外槽の間に堆積しているた
めに、内槽を取り出した際に内部にヘドロがなく、研磨
終了後の工作物の洗滌作業がきわめて容易となり、かつ
研磨効率も良好となる効果がある。
【0019】然して、研磨中に研磨粉等の飛散による作
業環境の汚染なく、また工場内における集塵その他空気
清浄に要する費用も低減できる効果がある。更に研磨
後、研磨材から磨耗して小さくなった研磨小片を取り除
く研磨材選別作業も不用になるなどの諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の側面図。
【図2】同じく正面図。
【図3】同じく内槽の斜視図。
【図4】同じく作業時の状態を示す断面図。
【図5】同じく他の実施例の縦断側面図。
【図6】同じく図5中A−A断面図。
【符号の説明】
1 内槽 2 通過孔 3 外槽 4 側板 5 外槽蓋 6 蓋板 7 工作物 8 研磨材 9 外槽 10a、10b、10c、10d 内槽

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転バレル研磨機又は遊星旋回式バレル
    研磨機に用いるバレル槽において、側壁に研磨屑の通過
    孔を有する内槽を、外槽内へ設置したことを特徴とする
    二重構造バレル槽。
  2. 【請求項2】 内槽は外槽内に着脱自在に設置したこと
    を特徴とする請求項1記載の二重構造バレル槽。
  3. 【請求項3】 内槽は外槽内に複数個設置したことを特
    徴とする請求項1又は2記載の二重構造バレル槽。
  4. 【請求項4】 通過孔は、内槽壁へ均等に分布するよう
    に多数穿設したことを特徴とする請求項1記載の二重構
    造バレル槽。
JP7235292A 1992-02-21 1992-02-21 二重構造バレル槽 Pending JPH05228826A (ja)

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JP7235292A JPH05228826A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 二重構造バレル槽

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR100824372B1 (ko) * 2007-11-15 2008-04-22 (주)에코청진 블록들의 낙하 충돌에 의한 블록 모서리부의 손상흠집가공장치
JP2009018361A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Kobe Steel Ltd 走行金属線条体の伸線用潤滑剤除去装置
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CN104308714A (zh) * 2014-10-23 2015-01-28 湖南尔康正阳药用胶囊有限公司 一种用于生产空心胶囊的抛光机
JP2020093321A (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 シチズンファインデバイス株式会社 セラミックボール製造装置およびその製造方法

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