JPH05228631A - ホットワイヤー用ガイドチップの水冷アダプター - Google Patents
ホットワイヤー用ガイドチップの水冷アダプターInfo
- Publication number
- JPH05228631A JPH05228631A JP17665591A JP17665591A JPH05228631A JP H05228631 A JPH05228631 A JP H05228631A JP 17665591 A JP17665591 A JP 17665591A JP 17665591 A JP17665591 A JP 17665591A JP H05228631 A JPH05228631 A JP H05228631A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide tip
- adapter
- hole
- hot wire
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 軸体5の軸心にホットワイヤー91を通す貫通
孔56を開設し、該孔の先端にガイドチップ取付用のネジ
穴52を形成し、貫通孔56を包囲して環状の空間6を形成
し、該空間6に連通して冷却水供給パイプ3及び冷却水
排水パイプ4を接続する。アダプター1が冷却され、該
アダプター1を介してガイドチップ7が奪熱され温度上
昇が抑えられる。 【効果】 ガイドチップの温度上昇が抑えられる結果、
ガイドチップの温度変化による膨張或は収縮は小さくな
り、ワイヤー挿通孔の変形は小さくて済み、長時間の使
用にもホットワイヤーを円滑に供給できる。
孔56を開設し、該孔の先端にガイドチップ取付用のネジ
穴52を形成し、貫通孔56を包囲して環状の空間6を形成
し、該空間6に連通して冷却水供給パイプ3及び冷却水
排水パイプ4を接続する。アダプター1が冷却され、該
アダプター1を介してガイドチップ7が奪熱され温度上
昇が抑えられる。 【効果】 ガイドチップの温度上昇が抑えられる結果、
ガイドチップの温度変化による膨張或は収縮は小さくな
り、ワイヤー挿通孔の変形は小さくて済み、長時間の使
用にもホットワイヤーを円滑に供給できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MAG溶接において、
ホットワイヤー用ガイドチップを冷却するためのアダプ
ターに関するものである。
ホットワイヤー用ガイドチップを冷却するためのアダプ
ターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示す如く、ホットワイヤーMAG
溶接は、メインノズル(8)からシールドガスG及びワイ
ヤー状消耗電極(9)を供給し、メインノズルの側方に設
けたガイドチップ(7)から溶接プールPに向けてホット
ワイヤー(91)を供給し、消耗電極(9)と母材Mとの間及
びホットワイヤー(91)と母材Mとの間に電流を流して溶
接を行なうものである。
溶接は、メインノズル(8)からシールドガスG及びワイ
ヤー状消耗電極(9)を供給し、メインノズルの側方に設
けたガイドチップ(7)から溶接プールPに向けてホット
ワイヤー(91)を供給し、消耗電極(9)と母材Mとの間及
びホットワイヤー(91)と母材Mとの間に電流を流して溶
接を行なうものである。
【0003】ホットワイヤーMGA溶接は、ホットワイ
ヤー(91)を用いない通常のMAG溶接に比べて、高速溶
接が可能、入熱が低く溶接による歪は小、隅肉ビードの
脚長増大、ビード整形が可能、溶着金属の成分調整が可
能等の効果を有している。
ヤー(91)を用いない通常のMAG溶接に比べて、高速溶
接が可能、入熱が低く溶接による歪は小、隅肉ビードの
脚長増大、ビード整形が可能、溶着金属の成分調整が可
能等の効果を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ホットワイヤーMAG
にて連続溶接を行なうと、溶融プールPにホットワイヤ
ー(91)を供給案内するためのガイドチップ(7)が溶接ア
ークによって加熱膨張し、溶接停止時は自然冷却によっ
て収縮し、これらの繰り返しによって、チップ挿通孔(7
2)に変形を来してホットワイヤー(91)が通り難くなり、
50〜100時間の使用でガイドチップ(7)の交換を余
儀なくされた。
にて連続溶接を行なうと、溶融プールPにホットワイヤ
ー(91)を供給案内するためのガイドチップ(7)が溶接ア
ークによって加熱膨張し、溶接停止時は自然冷却によっ
て収縮し、これらの繰り返しによって、チップ挿通孔(7
2)に変形を来してホットワイヤー(91)が通り難くなり、
50〜100時間の使用でガイドチップ(7)の交換を余
儀なくされた。
【0005】又、ガイドチップ(7)をホルダー(70)に取
付けるためのネジ面(71)も熱変形して、ガイドチップの
交換に支障が生じた。
付けるためのネジ面(71)も熱変形して、ガイドチップの
交換に支障が生じた。
【0006】更に、溶接スパッタがガイドチップ(7)に
多量に付着する問題があった。本発明は、上記問題を解
決できるガイドチップ用の水冷アダプターを明らかにす
るものである。
多量に付着する問題があった。本発明は、上記問題を解
決できるガイドチップ用の水冷アダプターを明らかにす
るものである。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明の水冷アダプターは、軸
心にホットワイヤー(91)を通す貫通孔(56)を開設した軸
体(5)の該貫通孔(56)の先端にガイドチップ取付用のネ
ジ穴(52)を形成し、軸体(5)の中央部に貫通孔(56)を包
囲して空間(6)を形成し、軸体(5)の外面に該空間(6)
に連通して冷却水供給パイプ(3)及び冷却水排水パイプ
(4)を接続している。
心にホットワイヤー(91)を通す貫通孔(56)を開設した軸
体(5)の該貫通孔(56)の先端にガイドチップ取付用のネ
ジ穴(52)を形成し、軸体(5)の中央部に貫通孔(56)を包
囲して空間(6)を形成し、軸体(5)の外面に該空間(6)
に連通して冷却水供給パイプ(3)及び冷却水排水パイプ
(4)を接続している。
【0008】
【作用及び効果】アダプター(1)にガイドチップ(7)を
接続し、冷却水供給パイプ(3)からアダプター(1)内に
冷却水を供給する。
接続し、冷却水供給パイプ(3)からアダプター(1)内に
冷却水を供給する。
【0009】アダプター(1)が冷却され、該アダプター
(1)を介してガイドチップ(7)が奪熱され温度上昇が抑
えられる。
(1)を介してガイドチップ(7)が奪熱され温度上昇が抑
えられる。
【0010】ガイドチップ(7)の温度上昇が抑えられる
結果、ガイドチップ(7)の温度変化による膨張或は収縮
は小さくなり、ワイヤー挿通孔(72)の変形は小さくて済
み、長時間の使用にもホットワイヤー(91)を円滑に供給
できる。又、ガイドチップ(7)とアダプター(1)のネジ
係合部の変形も抑えられ、ガイドチップの交換にも支障
は生じない。
結果、ガイドチップ(7)の温度変化による膨張或は収縮
は小さくなり、ワイヤー挿通孔(72)の変形は小さくて済
み、長時間の使用にもホットワイヤー(91)を円滑に供給
できる。又、ガイドチップ(7)とアダプター(1)のネジ
係合部の変形も抑えられ、ガイドチップの交換にも支障
は生じない。
【0011】更に、ガイドチップ(7)が効果的に冷却さ
れて、溶接スパッタとの温度差が大となり、スパッタが
ガイドチップ(7)に付着しても金属的結合とはならず、
簡単に掻き落とすことができる。
れて、溶接スパッタとの温度差が大となり、スパッタが
ガイドチップ(7)に付着しても金属的結合とはならず、
簡単に掻き落とすことができる。
【0012】
【実施例】ガイドチップ(7)は銅製であって、外径約6
mmで先細に形成され先端の直径は約4mm、全長40〜1
00mm、軸心に直径約1.5mmのワイヤー挿通孔(72)を
開設し、基端外周にネジ面(71)を形成している。
mmで先細に形成され先端の直径は約4mm、全長40〜1
00mm、軸心に直径約1.5mmのワイヤー挿通孔(72)を
開設し、基端外周にネジ面(71)を形成している。
【0013】水冷アダプター(1)は、筒部材(2)に軸体
(5)を嵌着して形成され、筒部材(2)及び軸体(5)は、
加工性、強度、熱伝導性、導電性を考慮して真鍮にて形
成されている。
(5)を嵌着して形成され、筒部材(2)及び軸体(5)は、
加工性、強度、熱伝導性、導電性を考慮して真鍮にて形
成されている。
【0014】軸体(5)は軸心に直径約2.5mmの貫通孔
(56)を開設し、該孔の先端部にガイドチップ取付用のネ
ジ穴(52)を形成している。
(56)を開設し、該孔の先端部にガイドチップ取付用のネ
ジ穴(52)を形成している。
【0015】軸体(5)の基端側にフランジ(53)及びネジ
軸(54)を突設し、先端部とフランジ(53)との間は小径軸
部(56)に形成されている。
軸(54)を突設し、先端部とフランジ(53)との間は小径軸
部(56)に形成されている。
【0016】筒部材(2)の外周には冷却水供給パイプ
(3)および冷却水排水パイプ(4)が接続されている。
(3)および冷却水排水パイプ(4)が接続されている。
【0017】筒部材(2)に軸体(5)を嵌合し、先端面及
び筒部材(2)と軸体(5)のフランジ(53)の当接部をロウ
付け固定する。
び筒部材(2)と軸体(5)のフランジ(53)の当接部をロウ
付け固定する。
【0018】軸体(5)の小径軸部(56)と筒部材(2)との
間に空間(6)が形成され、前記2つのパイプ(3)(4)が
該空間(6)に連通している。
間に空間(6)が形成され、前記2つのパイプ(3)(4)が
該空間(6)に連通している。
【0019】然して、アダプター(1)にガイドチップ
(7)を接続し、冷却水供給パイプ(3)からアダプター
(1)内に冷却水を供給する。
(7)を接続し、冷却水供給パイプ(3)からアダプター
(1)内に冷却水を供給する。
【0020】アダプター(1)が冷却され、該アダプター
(1)を介してガイドチップ(7)が奪熱され温度上昇が抑
えられる。
(1)を介してガイドチップ(7)が奪熱され温度上昇が抑
えられる。
【0021】ガイドチップ(7)の温度上昇が抑えられる
結果、ガイドチップ(7)の温度の変化による膨張或は収
縮も小さくなり、ワイヤー挿通孔の変形は小さくて済
み、長時間の使用にもワイヤーを円滑に供給できる。
結果、ガイドチップ(7)の温度の変化による膨張或は収
縮も小さくなり、ワイヤー挿通孔の変形は小さくて済
み、長時間の使用にもワイヤーを円滑に供給できる。
【0022】1日当り約20時間の稼動で、従来3日で
ガイドチップ(7)の交換を余儀なくされていたものが、
1年程度は交換の必要がなくなり、大幅に寿命を延ばす
ことができた。
ガイドチップ(7)の交換を余儀なくされていたものが、
1年程度は交換の必要がなくなり、大幅に寿命を延ばす
ことができた。
【0023】又、ガイドチップ(7)とアダプター(1)の
ネジ係合部の変形も抑えられ、ガイドチップ(7)の交換
にも支障は生じない。
ネジ係合部の変形も抑えられ、ガイドチップ(7)の交換
にも支障は生じない。
【0024】更に、ガイドチップ(7)が効果的に冷却さ
れて、溶接スパッタとの温度差が大となり、スパッタが
ガイドチップ(7)に付着しても金属的結合とはならず、
簡単に掻き落とすことができる。
れて、溶接スパッタとの温度差が大となり、スパッタが
ガイドチップ(7)に付着しても金属的結合とはならず、
簡単に掻き落とすことができる。
【0025】本発明は上記実施例の構成に限定されるこ
とはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が
可能である。
とはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が
可能である。
【図1】アダプターの断面図である。
【図2】筒部材の断面図である。
【図3】軸体の断面図である。
【図4】ホットワイヤーMAG溶接の説明図である。
(1) アダプター (3) 冷却水供給パイプ (4) 冷却水排水パイプ (5) 軸体 (6) 環状空間
Claims (1)
- 【請求項1】 軸心にホットワイヤー(91)を通す貫通孔
(56)を開設した軸体(5)の該貫通孔(56)の先端にガイド
チップ取付用のネジ穴(52)を形成し、軸体(5)に貫通孔
(56)を包囲して空間(6)を形成し、軸体(5)の外面に該
空間(6)に連通して冷却水供給パイプ(3)及び冷却水排
水パイプ(4)を接続したホットワイヤー用ガイドチップ
の水冷アダプター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17665591A JPH05228631A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | ホットワイヤー用ガイドチップの水冷アダプター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17665591A JPH05228631A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | ホットワイヤー用ガイドチップの水冷アダプター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05228631A true JPH05228631A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=16017380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17665591A Withdrawn JPH05228631A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | ホットワイヤー用ガイドチップの水冷アダプター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05228631A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109689268A (zh) * | 2016-07-08 | 2019-04-26 | 挪威钛公司 | 用于金属焊接的流体冷却的接触末端组件 |
US11241753B2 (en) | 2016-07-08 | 2022-02-08 | Norsk Titanium As | Contact tip contact arrangement for metal welding |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP17665591A patent/JPH05228631A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109689268A (zh) * | 2016-07-08 | 2019-04-26 | 挪威钛公司 | 用于金属焊接的流体冷却的接触末端组件 |
JP2019525843A (ja) * | 2016-07-08 | 2019-09-12 | ノルスク・チタニウム・アーエスNorsk Titanium As | 金属溶接用の流体冷却式コンタクトチップ組立体 |
US11241753B2 (en) | 2016-07-08 | 2022-02-08 | Norsk Titanium As | Contact tip contact arrangement for metal welding |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |