JPH05228404A - 高圧ノズル - Google Patents

高圧ノズル

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JPH05228404A
JPH05228404A JP3463492A JP3463492A JPH05228404A JP H05228404 A JPH05228404 A JP H05228404A JP 3463492 A JP3463492 A JP 3463492A JP 3463492 A JP3463492 A JP 3463492A JP H05228404 A JPH05228404 A JP H05228404A
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JP
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pressure
air
pressure nozzle
flow
pipe
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JP3463492A
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Inventor
Yoshihiro Koresawa
義弘 是澤
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KORESAWA TEKKOSHO KK
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KORESAWA TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体の供給側よりも高速かつ高圧で騒音少な
いエアカーテン流として噴出し得る高圧ノズルを提供す
る。 【構成】 加圧流体を吐出するスリット状の噴出口4を
形成した外管3内に加圧流体の供給を受ける内管2が収
容され、この内管2と外管3との間隙が横断面において
広い領域5,7,9および狭い領域6,8を有し、前記
内管2には広い領域5に臨む開口部2Cを形成して、こ
の開口部2Cから前記外管3の排出口4までの間に狭い
領域が少くとも1箇所設けられてなることを特徴として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加圧流体を噴出する高
圧ノズルに係り、特に、高圧空気をスリット状の噴出口
から幕状に噴出させる高圧ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】乾燥装置、例えば外食産業で利用される
食器類を乾燥させる食器乾燥装置では、温風を食器類に
吹きつけて乾燥させるのにノズルが用いられている。
【0003】このノズルは、低圧のもので複数のシロッ
コファン等によって供給される多量の温風を乾燥室内に
噴出させ、これによる雰囲気にて食器類を強制乾燥させ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外食産業で使
用される食器類を多量に取り扱うための食器かごや大型
容器等のように、補強や水切りのために格子状等の凹凸
を一体形成したものであると、凹部の隅角部や食器類の
重なり部等に溜め込まれた液滴または溜まり液状態のす
すぎ液を充分に乾燥しきるのが困難で、完全な強制乾燥
には時間が掛かっている。このような食器は、食品衛生
上、定期的に洗浄することが義務付けられているが、洗
浄後にすすぎ液が付着したまま放置されていると、これ
がかえって雑菌繁殖の原因となるので、長い時間を費や
しながらの完全な強制乾燥が要求されている。
【0005】そこで、高圧ノズルを用いて温風を高速流
にて吹きつけて強制乾燥を行い、前記のような隅角部の
液滴や溜まり液を吹き飛ばして効率よく強制乾燥するこ
とを試みた。
【0006】しかし高圧ノズルにて、前記のような被乾
燥物を強制乾燥させると、高圧ノズルから噴き出される
高速空気流の噴き出し域が狭いために、被乾燥物の全域
に高速空気流を吹きつけることが困難で、短時間での完
全な強制乾燥にはやはり時間が掛かる。
【0007】また従来の前記複数のシロッコファンを用
いてノズルから多量の空気流を噴き出す場合や、前記従
来の高圧ノズルを用いると、騒音が90ホーン程度にも
達して騒音郊外の原因ともなり問題である。
【0008】以上の点に鑑み、被乾燥物が通過する通路
を横断するような膜流エア、いわゆるエアカーテン流を
形成し、これを被乾燥物が通過することにより被乾燥物
の全域に温風を吹きつけて強制乾燥を行うことも試み
た。
【0009】このようなエアカーテン流を形成するノズ
ルは従来、例えばクリーン室や恒温室等の一定の雰囲気
条件を維持するような領域の、人や物が出入りする出入
り口にエアカーテン流を形成するのに用いられ、前記領
域とこの領域外との空気の流通を遮断するといったこと
が行われている。
【0010】しかし前記のような空気の流通の遮断は、
これを充分に行うことをさほど要求されず、比較的低圧
のものしか提供されていないし、使用されていない。
【0011】このため被乾燥物全域への空気流の吹きつ
けが可能であっても、被乾燥物の凹部の隅角部や重なり
部に付着し、あるいは溜まっている液滴や溜まり液を吹
き飛ばすのは困難であるし、エアカーテン流の速度分布
が一定せず場所によっては乾燥能力が大きく不足し、短
時間での完全な強制乾燥には不十分なものである。
【0012】そして圧縮空気源を高圧化したりするだけ
では効率が悪く、圧縮空気源の容量が勢い増大するし、
騒音も著しくなるので、実用には向かない。またノズル
の構造を複雑にして高圧化を図るのでは効果につき過ぎ
問題である。
【0013】本発明は、前記強制乾燥に充分な高速エア
カーテン流を効率よく、騒音少なく発生することができ
るように簡易に改良され、安価で前記のような問題を解
消することができる高圧ノズルを提供することを課題と
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を達成するため、加圧流体を吐出するスリット状の
噴出口を形成した外管内に加圧流体の供給を受ける内管
が収容されて円周方向一部で開口し、この内管と外管と
の間隙が横断面において前記内管の開口の位置から前記
噴出口に至るまでに広い領域および狭い領域を交互に設
けたことを特徴としている。
【0015】
【作用】本発明の高圧ノズルは、内管に流体が供給され
ると、内管の開口部から内管と外管との間の間隙に流出
し、この間隙の横断面における広い領域と、狭い領域と
を交互に通過し、スリット状の噴出口に至って噴き出
す。この際、流体は内管の狭い開口部から流出して広い
領域に入るときに、流速を低下しながら静圧の増大のも
とに均圧化され、密度分布が均等化する。またこの流体
は間隙の広い領域から狭い領域を通過するとき、均圧、
均等密度な状態から絞られ、整流されながら均一な速度
分布の高速流とされる。
【0016】そしてこれが交互に行われた後、スリット
状の噴出口で最後に絞られて、効率よく圧力低下なしに
幅方向に均圧で速度分布にムラのない高速幕状流となっ
て吐出される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0018】図1は高圧ノズルの横断面図、図2は高圧
ノズルの縦断面図である。
【0019】この高圧ノズル1は、内管2と外管3とか
らなるもので、流体として高温高圧のエアを発生する高
圧エア発生装置40からの供給エアを受けて洗浄後の食
器類やかご等を乾燥処理する乾燥装置50に装備される
構成となっている。
【0020】前記内管2は横断面が円形で、図2に示す
如く一端部2aに雌ネジが螺切され、他端部2bは閉塞
されている。この内管2の中央部の上面には、長さ方向
に複数箇所の開口部2cが形成されている。この開口部
2cは断面がテーパ状で、内管2に圧送されてきた高圧
エアを外管3内に拡散させるようになっている。
【0021】前記外管3は横断面が略方形で、下部には
長さ方向に沿ってスリット状の噴出口4を形成してお
り、高圧かつ高速のエアを幕状のカーテン流として噴出
させる。この外管3は、両端部3a,3bを内管2の外
側面に固着してこの内管2を収容しており、内管2との
間に間隙5〜9を生じさせている。
【0022】この間隙5〜9は、円形の内管2と方形の
外管3とにより、横断面において広い領域5,7,9お
よび狭い領域6,8を有している。第1の広い領域5に
は内管2の開口部2cが臨み、第3の広い領域9に噴出
口4が臨むようになっている。そして、第1の広い領域
5から第3の広い領域9までの間には、左右に分岐する
ことによって第1の狭い領域6、第2の広い領域7およ
び第2の狭い領域8が形成されている。
【0023】図3は高圧エア発生装置40の概略構成図
である。
【0024】この高圧エア発生装置40は、ターボコン
プレッサ11が主体となっており、レシーバタンク43
を備えている。ターボコンプレッサ11は、タービン車
12を収容したタービン13と、前記タービン車12と
軸14によって直結されたブロワ車15を収容したブロ
ワ16との組合せになっている。
【0025】前記軸14は、油圧軸受17によってター
ビン13とブロワ16との間の部分が軸受されている。
油圧軸受17はオイルポンプ18によってオイルタンク
19内のオイルを圧送し、軸14を供給オイルによりフ
ローティングさせ、超高速にて回転可能としている。
【0026】オイル供給管21の途中には、オイルフィ
ルタ22、オイル供給管21の途中からオイルタンク1
9への分岐管路23の途中にオイル流量調節弁24と圧
力計24aが設けられている。
【0027】ターボコンプレッサ11のタービン13
は、その給気側に圧縮空気源としてのターボファン31
が接続されている。このターボファン31は、モータ3
2によって駆動され、フィルタ33を通じて吸引した新
鮮空気を所定圧、所定流量にてタービン13に供給す
る。これにより、このタービン13のタービン車12
は、所定の超高速で回転駆動される。そして、このター
ビン車12の回転は、軸14を介してブロワ16のブロ
ワ車15とともに同体的に回転する。
【0028】タービン13およびブロワ16は、軸14
に組み付け、モータ等の駆動源にて駆動することができ
る。このタービン13の排気口34は、ブロワ16の給
気口35と管路36によって接続されている。ブロワ1
6の給気口35との接続部には、フィルタケース37が
設けられている。このフィルタケース37内には、給気
口35の上流側と下流側とを仕切るフィルタ38が設け
られている。37aはフィルタケース37の過剰空気排
出口である。
【0029】ブロワ16は前記減圧した吸引空気を自身
が可能な上限圧まで断熱圧縮して排出することができ、
吸引空気が前記のように減圧されていることによって前
記断熱圧縮時の昇圧を大きくとることができる。従っ
て、吸引空気は、タービン13からの排出空気よりも大
幅に昇温した高圧空気となって排出される。
【0030】前記レシーバタンク43は、ブロワ16の
排出口41に接続された給気管42の途中に設けられて
いる。このレシーバタンク43は、底部内に遠心分離式
のオイルミストセパレータ44を設けている。給気管4
2の上流側42aは、このオイルミストセパレータ44
にブロワ16からの無菌空気を吹き込むように、レシー
バタンク43の底部に接続されている。
【0031】給気管42の下流側42bは、レシーバタ
ンク43のフィルタ45を通過し終えた無菌空気が流出
するように、レシーバタンク43の上部に接続され、レ
シーバタンク43内の空気取出口42cがフィルタ46
側に開口している。
【0032】給気管42の下流側42bの端部は、前記
高圧ノズル1を備えた乾燥装置50に接続されており、
高圧エアを乾燥室内に噴出させて、洗浄後の食器類を強
制乾燥できるようになっている。
【0033】46は装置全体の動作制御部であるインバ
ータであり、装置の運転初期と終了時期とにスローアッ
プ運転およびスローダウン運転を行って急激な圧力変化
等による危険や装置の損傷を回避する制御を行う。ま
た、被乾燥物を乾燥装置50に搬送して洗浄し、乾燥さ
せる一連の作業を自動制御するようになっている。
【0034】図4および図5は乾燥装置の概要構成図で
ある。
【0035】この乾燥装置50は、装置本体Bにバーコ
ンベア51、ドレンパン55および高圧ノズル101〜
103を配設し、容器洗浄装置AからローラコンベアC
によって送り込まれる洗浄後の各種容器、例えば、食器
用の容器や買物かごあるいは蓋等の被乾燥物Dを受入
れ、これをバーコンベア51によって受載し、搬送しな
がら乾燥させるようになっている。
【0036】バーコンベア51は、装置本体Bのフレー
ムF内のほぼ中間高さ位置に取り付けられ、両側のチェ
ン52間に多数のバー53を架設し、これに被乾燥物D
を受載する。また、このバーコンベア51は、インバー
タ制御を受けるギヤードモータ54に連結され、被乾燥
物Dの大きさ、形状および濡れ具合に応じた所望の速度
で駆動される。そして、このバーコンベア51の下に
は、被乾燥物Dから落下しあるいは吹き飛ばされる液
や、各部に結露して伝い落ちもしくは自然落下する液滴
を受けるドレンパン55が設けられている。ドレンパン
55の最下部には、ドレンを排出するドレン管56が設
けられ、開閉弁によって適時に開閉されるようになって
いる。
【0037】上側高圧ノズル101,102および下側
高圧ノズル103は、バーコンベア51の搬送経路部の
上側搬送方向の2箇所と、バーコンベア51の下側の前
記2箇所の中心となる1箇所とに、これを横断する向き
で設けられている。
【0038】上側高圧ノズル101,102は、バーコ
ンベア51の表面の側にスリット状の噴出口4を向けて
いる。また、下側高圧ノズル103は、バーコンベア5
1の表面の側に噴出口4を向けてそれぞれ設けられ、図
4および図5に示す矢印の方向に高速エアカーテン流G
を吹き付けるようにしてある。なお、57はバーコンベ
ア51の搬送面の両側に設けられた被乾燥物Dおよび気
流をバーコンベア51の領域内に案内するサイドガイド
である。
【0039】装置本体BのフレームF上には、前記高温
エア発生器40からの高温、高圧のエアを各高圧ノズル
101〜103に給気マニホーホルド58を通じて分配
するヘッダ60が設けられている。
【0040】次に、動作について説明する。
【0041】まず、高圧エア発生装置40のターボコン
プレッサ11を運転し、高温、高圧のエアを発生させ
る。この高圧エアは、レシーバタンク43から給気管4
2の下流側42bより上側高圧ノズルおよび下側高圧ノ
ズル101〜103に圧送される。これら高圧ノズル1
01〜103の内管2に高圧エアが供給されると、内管
2の狭い開口部2cから第1の広い領域5に流出する。
【0042】このとき、高圧エアは流速が低下しながら
漸次拡散することによって静圧の増大のもとに均圧化さ
れ均等な密度分布とされる。そして、この高圧エアが第
1の広い領域5から第1の狭い領域6を通過するとき、
均圧、均等密度の状態から絞られて流速を増しながら整
流され均一な高速流とされる。
【0043】つぎに、第2の広い領域7を通過すると
き、均一な高速流である流体が再び流速が低下しながら
再度の静圧の増大のもとに均圧化され、均等な高密度分
布状態とされる。続いて、第2の狭い領域8を通過する
とき、前記さらに均圧化され、均等密度とされた状態か
ら再び絞られて、より一層均圧で速度分布にムラのない
高速流とされる。
【0044】この後、第3の広い領域9に達すると、今
一度流速が低下しながら静圧の増大のもとに圧力および
密度の均等化が図られ、次いでスリット状の各噴出口4
から噴出するときに、充分な圧力の均圧および均等密度
の状態から最終的に絞られ、速度分布にムラのない充分
に高速で遠方まで流速が衰えないエアカーテン流を効率
よく吐出することができ、騒音も従来に比し半減させる
ことはできる。この高速エアカーテン流は、各ノズルの
噴出口4から騒音なくバーコンベア51側に噴出され
る。
【0045】このバーコンベア51によって搬送されて
くる被乾燥物Dは、図4に示す如く搬送方向の上流側に
ある上側高圧ノズル101からの高速エアカーテン流
G、下側高圧ノズル102からの高速エアカーテン流
G、搬送方向の下流側にある上側高圧ノズル103から
の高速エアカーテン流Gに順次浴される。
【0046】ここで、各高速エアカーテン流Gは、バー
コンベア51を横断する向きとなっており、被乾燥物D
の表面を充分横断する状態で被乾燥物Dが通過してその
搬送方向の全長に及び、被乾燥物Dの全面にくまなく吹
き付けられる。このため、少ないノズル数による騒音の
少ないエアの吹き付けにて、被乾燥物Dの上面には2
回、下面には1回の高速エアカーテン流Gによる細部に
まで到る数滴に吹き飛ばしを伴う乾燥をそれぞれ全面に
施すことができる。
【0047】また、2つの上側高圧ノズル101,10
2の間隔が被乾燥物Dの搬送方向の最小寸法以下とされ
ており、2つの上側高圧ノズル101,102の間に位
置する下側高圧ノズル103からの高温のエアカーテン
流Gを吹き付けられている間、被乾燥物Dは前記2つの
上側高圧ノズル101,102の少なくとも一方からの
高速エアカーテン流Gを吹き付けられることになる。こ
のため、被乾燥物Dが下側高圧ノズル103からの高速
エアカーテン流Gの吹き付けによってバーコンベア51
上より吹き飛ばされるようなことを回避することができ
る。
【0048】以上のように、この高圧ノズルを備える
と、騒音を65ホーン程度に減衰させることが可能とな
り、騒音公害等の問題を回避することができた。また、
食器類等の被乾燥物Dに洗浄後のすすぎ液が付着するこ
となく充分乾燥され、雑菌の繁殖も防止された。
【0049】図6は高圧ノズルの他の実施例を示す縦断
面図である。
【0050】この高圧ノズル10は、図1および図2に
示す実施例と基本的構成が同一であり、横断面が略方形
の外管3に内管2の開口部2c側に向けた突出部3cを
形成している。これにより、この高圧ノズル10は、内
管2に供給される高圧エアが開口部2cから第1の広い
領域5に流出するとき、突出部3cによって渦流の発生
なく第1の狭い領域6側に導かれる。このため、高圧エ
アの整流作用が高められ、噴出口4からより騒音少なく
吐噴出される。
【0051】なお、上記実施例の高圧ノズルは、流体と
して高圧エアを噴出させる場合について説明したが、高
圧液体を噴出させるノズルとして用いることができるこ
とは勿論である。
【0052】なお、前記実施例では高圧空気源としてタ
ーボブロワを用いたが、これに限定されるものではな
く、リングブロワやシロッコファン等、知られる種々の
ものを適宜選択して使用することができる。
【0053】また内管と外管との間の間隙の横断面にお
ける広い領域と狭い領域とは、内管の開口部から外管の
噴出口までの間に少なくとも交互に位置するように設け
られればよく、その繰り返し回数は必要に応じて設定さ
れる。
【0054】また前記実施例では内管と外管との間の間
隙に内管の開口部から噴き出される空気流が、2方向に
分流して噴出口にて合流し噴き出されるようになってい
て、この合流によってさらに効率よく圧力保証を行うは
できるが、これに限られるものではなく1方向に案内す
るようにしてもよい。この場合空気流の合流による圧力
保証はないが、1方向通路の長さと前記広い領域と狭い
領域との通過回数を増大しやすく、これによる圧力保証
と均圧化および均等密度化をより有利に達成することが
できる。
【0055】さらに前記内管と外管との間の間隙の広い
領域と狭い領域との断面形状は、内管と外管との横断面
形状によってどのようにも設計することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高圧ノズ
ルは、内管に流体が供給されると、内管の開口部から内
管と外管との間の間隙に流出し、この間隙の横断面にお
ける広い領域と、狭い領域とを交互に通過し、スリット
状の噴出口に至って噴き出すが、流体は内管の狭い開口
部から流出して広い領域に入るときに、流速を低下しな
がら静圧の増大のもとに均圧化され、密度分布が均等化
し、また間隙の広い領域から狭い領域を通過するとき、
均圧、均等密度な状態から絞られ、整流されながら均一
な速度分布の高速流とされ、これが交互に行われた後、
スリット状の噴出口で最後に絞られて、効率よく圧力低
下なしに幅方向に均圧で速度分布にムラのない高速幕状
流となって吐出されるので、速度分布にバラツキがなく
充分に高速で遠くまで減速しにくく種々の用途に有効な
膜状流を効率よく吐出することができ騒音も大幅に低減
することができる。しかも、適宜な横断面形状をした内
管と外管との組み合わせによって簡易に制作でき安価に
供し得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る高圧ノズルの横断面図で
ある。
【図2】高圧ノズルの縦断面図である。
【図3】高圧エア発生装置の概略構成図である。
【図4】乾燥装置の概略構成図である。
【図5】高圧ノズルの他の実施例を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
2 内管 2c 開口部 3 外管 4 噴出口 5,7,9 広い領域 6,8 狭い領域
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る高圧ノズルの横断面図で
ある。
【図2】高圧ノズルの縦断面図である。
【図3】高圧エア発生装置の概略構成図である。
【図4】乾燥装置の概略構成図である。
【図5】高圧ノズルの他の実施例を示す横断面図であ
る。
【図6】 高圧ノズルの他の実施例を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】 2 内管 2c 開口部 3 外管 4 噴出口 5,7,9 広い領域 6,8 狭い領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧流体を吐出するスリット状の噴出口
    を形成した外管内に加圧流体の供給を受ける内管が収容
    されて円周方向一部で開口し、この内管と外管との間隙
    が横断面において前記内管の開口の位置から前記噴出口
    に至るまでに広い領域および狭い領域を交互に設けたこ
    とを特徴とする高圧ノズル。
JP3463492A 1992-02-21 1992-02-21 高圧ノズル Pending JPH05228404A (ja)

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ID=12419841

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