JPH0522827U - ボルト・ナツト用防錆キヤツプ - Google Patents

ボルト・ナツト用防錆キヤツプ

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JPH0522827U
JPH0522827U JP7881191U JP7881191U JPH0522827U JP H0522827 U JPH0522827 U JP H0522827U JP 7881191 U JP7881191 U JP 7881191U JP 7881191 U JP7881191 U JP 7881191U JP H0522827 U JPH0522827 U JP H0522827U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
nut
rust preventive
packing
bolts
Prior art date
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Pending
Application number
JP7881191U
Other languages
English (en)
Inventor
一正 浅野
悟 郡司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0522827U publication Critical patent/JPH0522827U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】長期間経過中に、ナットが緩み方向に回転して
も、防錆キャップによるナットまたはボルトの防錆をよ
く持続できるボルト・ナット用防錆キャップを提供す
る。 【構成】ナット又はボルト頭部に嵌合されるキャップ本
体の開口端に鍔部を設け、該鍔部の下面にパッキングを
埋着し、キャップ本体内に防錆コンパウンドを入れたこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はナット又はボルト頭部を防錆する場合に使用する防錆キャップに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
ナット又はボルト頭部を防錆するのに、図2に示すようにキャップ本体11’ の開口端に鍔部12’を設け、キャップ本体11’内に防錆コンパウンド3’を 入れた防錆キャップA’のキャップ本体11’を木ハンマ−等を使用してナット 4’又はボルト頭部に嵌合し、パッキング2’を鍔部12’と座面5’との間に 装着することが公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
汎用のボルト・ナットの締結構造においては、長期間経過後、締め付けの緩み が往々にして避けられない。
【0004】 このボルト・ナットの緩みは、温度変化、振動等のためにボルトに作用する張 力とモ−メントとの釣合い条件が変化し、この変化におけるモ−メントの変化分 に応じてナットが回転する結果である。
【0005】 而るに、上記の防錆キャップにおいては、キャップ本体11’がナット4’に 強固に嵌合されているから、ナット4’が回転すればキャップA’もナット4’ と共に回転し、パッキング2’と鍔部12’との間、パッキング2’と座面5’ との間の摩擦が大なる場合、パッキング2’が相当大きく剪断変形し、上記温度 変化、振動等も相乗的に作用してパッキング2’が鍔部12’と座面5’との間 から脱出する畏れがある。
【0006】 かかるもとでは、防錆キャップA’内の防錆コンパウンド3’の漏出、外部か ら防錆キャップA’内への浸水が惹起され、ボルト・ナットの防錆を持続するこ とは困難である。
【0007】 本考案の目的は長期間経過中に、ナットが緩み方向に回転しても、防錆キャッ プによるナットまたはボルトの防錆をよく持続できるボルト・ナット用防錆キャ ップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のボルト・ナット用防錆キャップはナット又はボルト頭部に嵌合される キャップ本体の開口端に鍔部を設け、該鍔部の下面にパッキングを埋着し、キャ ップ本体内に防錆コンパウンドを入れたことを特徴とする構成である。
【0009】
【作用】
ナットと共にキャップが回転しても、パッキングを鍔部に埋着してあるからパ ッキングの脱出を防止でき、キャップ内を充分水密に保持でき、キャップ内防錆 コンパウンドのキャップ外への漏出、外部水のキャップ内への浸水をよく排除で きる。
【0010】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例を説明する。 図1は本考案の実施例を示す断面図である。
【0011】 図1において、1は合成樹脂製のキャップであり、キャップ本体11と鍔部1 2とからなり、キャップ本体11の開口端に鍔部12を一体に形成してある。キ ャップ本体11の内郭寸法は、キャップ本体11をナット又はボルト頭部に強固 に嵌合し得るように、ナット又はボルト頭部の外郭寸法よりやや小さくしてある 。キャップ1の材質としては、上記の嵌合力を強くするために弾性率の高い合成 樹脂、例えば、強化ポリプロピレンを使用してある。
【0012】 2は鍔部12の下面側に埋着したパッキングであり、ネオプレンゴム、ニトリ ルゴム、シリコンゴム等の耐油性、防水性に優れたものを使用することが好まし い。
【0013】 3はキャップ1内に充填した防錆コンパウンドであり、気化性防錆剤例えば、 高粘性ナフテン系、パラフィン系防錆剤を使用することが好ましい。
【0014】 図2は本考案の防錆キャップの使用状態を示し、木ハンマ−を使用してキャッ プ本体11をナット4に嵌合し、パッキング2を座面5に緊圧してある。
【0015】 図2において、長期間の経過中にナット4が緩み方向に回転し、このナット4 と共にキャップ1が回転しても、パッキング2を鍔部12に埋着してあるから、 パッキング2と座面5との摩擦力が大であっても、鍔部12と座面5との間から パッキング2が脱出するのを防止できる。従って、防錆コンパウンド3の漏出、 キャップ1内への外部水の浸水をよく回避でき、ボルト・ナットの防錆を良好に 持続できる。
【0016】 なお、図示の使用状態はナット4に対するものであるが、ボルト頭部に本考案 の防錆キャップを嵌合することもできる。
【0017】
【考案の効果】
本考案の防錆キャップは上述した通りの構成であり、キャップがナットと共に 回転し、温度変化や振動等が顕著であってもパッキングの脱出を防止でき、キャ ップ内の水密性をよく保持でき、キャップ内防錆コンパウンドの漏出、外部水の キャップ内への浸水を充分に排除できるから、長期にわたって良好な防錆を維持 できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】上記実施例の使用状態を示す断面図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 キャップ 11 キャップ本体 12 鍔部 2 パッキング 3 防錆コンパウンド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナット又はボルト頭部に嵌合されるキャッ
    プ本体の開口端に鍔部を設け、該鍔部の下面にパッキン
    グを埋着し、キャップ本体内に防錆コンパウンドを入れ
    たことを特徴とするボルト・ナット用防錆キャップ。
JP7881191U 1991-09-02 1991-09-02 ボルト・ナツト用防錆キヤツプ Pending JPH0522827U (ja)

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JP7881191U JPH0522827U (ja) 1991-09-02 1991-09-02 ボルト・ナツト用防錆キヤツプ

Publications (1)

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JPH0522827U true JPH0522827U (ja) 1993-03-26

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ID=13672232

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JP7881191U Pending JPH0522827U (ja) 1991-09-02 1991-09-02 ボルト・ナツト用防錆キヤツプ

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JP (1) JPH0522827U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100964916B1 (ko) * 2009-09-15 2010-06-23 주식회사 비씨이십일 배관용 부식방지 볼트캡

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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