JPH0522763Y2 - - Google Patents

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JPH0522763Y2
JPH0522763Y2 JP12620788U JP12620788U JPH0522763Y2 JP H0522763 Y2 JPH0522763 Y2 JP H0522763Y2 JP 12620788 U JP12620788 U JP 12620788U JP 12620788 U JP12620788 U JP 12620788U JP H0522763 Y2 JPH0522763 Y2 JP H0522763Y2
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refrigerant
pipe
header pipe
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車用冷房装置に用いられ、冷媒
を凝縮する凝縮器に関する。
(従来の技術) この種の凝縮器において、一対のヘツダパイプ
間に偏平チユーブとフインとを交互に積層して、
一方のヘツダパイプから直線状の偏平チユーブに
て他方のヘツダパイプへ冷媒を流す所謂PF(パラ
レルフロー)コンデンサが知られている。PFコ
ンデンサは偏平チユーブを蛇行させて流すサーペ
インタイプのコンデンサに比較して熱交換効率に
優れ熱容量が大きく凝縮器の冷媒容量を少なくで
きるため、凝縮器のみならず冷房装置全体を小さ
くすることができるという利点がある。
(考案が解決しようとする課題) 一方、自動車の急加速時等にエンジンの回転数
が急上昇した場合には、コンプレツサの回転数が
急上昇すると、低圧側の圧力が低下して外部均圧
型の膨張弁が絞られる方向に動かされるので絞り
の拡大と共に供給冷媒の増加で高圧の冷媒が溜ま
るようになる。
このためレシーバタンクから高圧側パイプを介
してコンデンサーにまで冷媒液が溜まることがあ
る。このようにコンデンサの一部に液冷媒が溜ま
ると凝縮期における熱交換効率が著しく低下し、
高圧側圧力の上昇が更に高まり、安全性確保のた
め設けられている高圧カツトスイツチが働いてコ
ンプレツサが自動的にオフ(OFF)されてしま
い、冷房装置が停止してしまうという不都合があ
る。
従つて、急加速時にコンデンサにおける熱交換
効率の著しい低下を防止することが望まれてい
る。
このような方法としてレシーバタンクまたはコ
ンデンサ全体を大きくして冷媒容量を大きくする
ことが考えられるが、この場合には装置全体が大
型化するという問題点がある。
そこで、この考案は装置全体を大型にすること
なく、急加速時における熱交換効率の著しい低下
を防止できる凝縮器の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案にかかる凝縮器は、互いに対向して配
され夫々が複数に仕切られた一対のヘツダパイプ
と、該ヘツダパイプ間に接続された多数の直線状
偏平チユーブと、各偏平チユーブ間に介在された
冷却フインとを備え、冷媒が偏平チユーブとヘツ
ダパイプとを順次通過して凝縮される蛇行流路を
形成の凝縮器において、前記ヘツダパイプの出口
側部分の太さがヘツダパイプの他の部分より太く
形成されていることを特徴とする。
(作用) 従つて、急加速時にコンプレツサの回転数が増
加した場合等に、液冷媒が増加してコンデンサの
出口側にまで至つても、ヘツダパイプの出口側部
分が太く形成されておりその容量が大きくなつて
いるから、液冷媒はコンデンサのヘツダパイプに
おける出口側部分のみに留まるからコンデンサ全
体における熱交換効率の低下を防止することがで
きる。更に、ヘツダパイプの一部のみを太く形成
する構成としているから、装置全体を大型にする
ことがない。
(実施例) 以下に添付図面を参照にしてこの考案の実施例
を詳細に説明する。
第2図はこの考案にかかる凝縮器としてのコン
デンサ1を備えた車両用冷房装置2を示してい
る。この車両用冷房装置2では、コンプレツサ3
によつて高圧に圧縮された冷媒は高圧パイプ9を
介してコンデンサ1に供給され、放熱されて液化
される。液化した冷媒はコンデンサ1からリキツ
ドタンク5、外部均圧型の膨張弁6を経由してエ
バポレータ7に噴射されて空気を冷却し、冷媒は
低圧パイプ10を介して再びコンプレツサ3に循
環するようになつている。
コンプレツサ3はベルト8にてエンジンの出力
プーリ(図示せず)に接続されており、急加速時
等にエンジンの回転数が増加するとコンプレツサ
の回転数も増加するようになつている。
コンプレツサ3には、図示していないがカツト
オフ装置が設けられており、高圧側パイプ9の圧
力が所定の値を越えると自動的に停止させて安全
確保を図るようになつている。
一方、この考案にかかるコンデンサ1は第1図
に示すように、互いに対向して配しされた一方の
ヘツダパイプ11と他方のヘツダパイプ12とを
備えている。
一方のヘツダパイプ11は、直径約23mmの円筒
形状で一様の断面積を有する一体のパイプ形状に
形成されているが、仕切り壁13により上下に入
口ヘツダ部14と流路反転ヘツダ部15とが形成
されている。入口ヘツダ部14には、コンプレツ
サ3に接続の高圧側パイプ9に接続されて高圧の
冷媒が供給されるいる入口継手16が取り付けら
れている。
他方のヘツダパイプ12は上述の一方のヘツダ
パイプ11と同様な長さ寸法に形成されており、
その途中で上下に2分され、上部に流路反転ヘツ
ダ部17が下部に出口ヘツダ部18が形成されて
いる。他方のヘツダパイプ12の流路反転ヘツダ
部17は、前述の一方のヘツダパイプ11と同様
な断面積を有する寸法に形成され、即ち、直径約
23mmの円筒形状に形成されている。出口ヘツダ部
18は他のヘツダ部14,15,17より太い寸
法に形成されており、この実施例では直径約38mm
の円筒形状に形成されている。出口ヘツダ部18
の容量は、直径約23mmで一様に形成されて従来よ
りも約90c.c.程度余分の容積を有している。
尚、他方のヘツダパイプ12において、流路反
転ヘツダ部17と出口ヘツダ部18とは一体に形
成してもまたは別体であつてもよい。
出口ヘツダ部18の下端部には、低圧側パイプ
20に接続される出口継手21が取り付けられて
おり、冷却された冷媒がリキツドタンクに供給さ
れるようになつている。
ヘツダパイプ11,12間には多数の偏平チユ
ーブ23が介在されており、入口ヘツダ部14と
流路反転ヘツダ部17との間には第1の偏平チユ
ーブ群23a,流路反転ヘツダ部17,15間に
は第2の偏平チユーブ群23b、流路反転ヘツダ
部15と出口ヘツダ部18には第3の偏平チユー
ブ23cが設けられており、冷媒を順次蛇行して
流すようになつている。尚、偏平チユーブ23間
には波板状のコルゲートフイン24が介在されて
冷媒の凝縮が促進されている。
以上の構成により、コンプレツサ3はエンジン
の回転により駆動され、エバポレータ7から導出
される気体状冷媒を加圧する。加圧された冷媒
は、コンデンサ1に導入され熱交換されて凝縮さ
れる。そして、コンデンサ1を通過後の液冷媒
は、レシーバタンク5に収納され、レーシーバタ
ンク5から膨張弁6にてエバポレータに噴射され
てこれを冷却する。
コンデンサ1では、第1図に示すように、入口
継手16から流入された気体状冷媒は入口ヘツダ
部14にて第1の偏平チユーブ23aに分配され
て第1の流路反転ヘツダ部17に搬送される。流
路反転ヘツダ部17からは第2の偏平チユーブ2
3bを介して流路反転ヘツダ部15に供給され、
反転されて第3の偏平チユーブ23cにて出口ヘ
ツダ部18に移動して出口継手21から排出され
る。
そして、エンジンを急加速した場合には、コン
プレツサ3の回転数が増大し、低圧パイプ10が
低下するので膨張弁6は絞り方向に作用し、供給
冷媒の増加とあいまつて高圧パイプ9内の冷媒が
増加する。そして、ついにはレシーバタンク5か
らコンデンサ1にまで冷媒液が溜まつてしまう。
しかしながら、コンデンサ1の出口ヘツダ部1
8は他のヘツダ部に比較してパイプ径を太くし
て、この部分における容量を大きくしているか
ら、たとえレシーバタンク5に収納しきれなくな
つた液冷媒がコンデンサ1に到達しても、出口ヘ
ツダ部18に充分に収納できるから、液冷媒をコ
ンデンサの出口ヘツダ部18にて阻止しここで溜
めることができる。従つて、凝縮器において実質
的に熱交換に寄与する偏平チユーブ23にまで溜
まらず、実質的なコンデンサの能力に影響を及ぼ
すことがほとんどないので、熱交換効率の著しい
る低下を防止することができる。
この場合、通常のコンデンサ容量が270c.c.程度
であるが、出口ヘツダ部の容量のみを約90c.c.程度
増加させるものでありコンデンサ全体を大型にす
ることなく冷媒容量の増加により熱容量を増加さ
せることができる。
(考案の効果) この考案によれば、凝縮器のヘツダパイプの出
口側部分を他の部分より太い寸法として出口側部
分の容積を大きくしているから、たとえ液冷媒が
コンデンサ側に溜まるようになつても、液冷媒を
出口部分に溜め凝縮器に殆ど影響を与えることが
ないから、急加速時における熱交換効率の低下を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる凝縮器の正面図、第
2図は冷媒の循環回路を示した概略構成図であ
る。 1……コンデンサ(凝縮器)、11……一方の
ヘツダパイプ、12……他方のヘツダパイプ、1
8……出口ヘツダ部、23……偏平チユーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに対向して配され夫々が複数に仕切られた
    一対のヘツダパイプと、該ヘツダパイプ間に接続
    された多数の直線状偏平チユーブと、各偏平チユ
    ーブ間に介在された冷却フインとを備え、冷媒が
    偏平チユーブとヘツダパイプとを順次通過して凝
    縮される蛇行流路を形成の凝縮器において、前記
    ヘツダパイプの出口側部分の太さがヘツダパイプ
    の他の部分より太く形成されていることを特徴と
    する凝縮器。
JP12620788U 1988-09-27 1988-09-27 Expired - Lifetime JPH0522763Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12620788U JPH0522763Y2 (ja) 1988-09-27 1988-09-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12620788U JPH0522763Y2 (ja) 1988-09-27 1988-09-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0248765U JPH0248765U (ja) 1990-04-04
JPH0522763Y2 true JPH0522763Y2 (ja) 1993-06-11

Family

ID=31377512

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JP12620788U Expired - Lifetime JPH0522763Y2 (ja) 1988-09-27 1988-09-27

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JP (1) JPH0522763Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999058908A1 (fr) * 1998-05-13 1999-11-18 Zexel Corporation Echangeur de chaleur

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999058908A1 (fr) * 1998-05-13 1999-11-18 Zexel Corporation Echangeur de chaleur

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Publication number Publication date
JPH0248765U (ja) 1990-04-04

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