JPH05227639A - 被覆シートへの示温剤塗布方法 - Google Patents
被覆シートへの示温剤塗布方法Info
- Publication number
- JPH05227639A JPH05227639A JP4059601A JP5960192A JPH05227639A JP H05227639 A JPH05227639 A JP H05227639A JP 4059601 A JP4059601 A JP 4059601A JP 5960192 A JP5960192 A JP 5960192A JP H05227639 A JPH05227639 A JP H05227639A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- covering sheet
- sensitive paint
- heat
- sheet
- cover sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Processing Of Terminals (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被覆シート上に示温剤を水玉模様に塗布する
方法を提供する。 【構成】 示温剤２を含む液体を、分離を避けるために
循環させながら噴霧ポンプ７に導く。一方、示温剤２を
塗布すべきシート１を水平に配置し、前記の噴霧ポンプ
７による噴出位置を前記被覆シート１より所定の距離ｘ
離れた所定の高さｈの位置に設定して、示温剤２を含む
液体を噴出角度０をもって水平に放射噴霧させる。この
ようにすると示温剤２を含む液体の霧滴は放物線状に飛
翔して前記被覆シート１上に適宜間隔をもって均一に付
着し、これによって示温剤２の被覆シート１上への水玉
模様状塗布が容易にできる。
方法を提供する。 【構成】 示温剤２を含む液体を、分離を避けるために
循環させながら噴霧ポンプ７に導く。一方、示温剤２を
塗布すべきシート１を水平に配置し、前記の噴霧ポンプ
７による噴出位置を前記被覆シート１より所定の距離ｘ
離れた所定の高さｈの位置に設定して、示温剤２を含む
液体を噴出角度０をもって水平に放射噴霧させる。この
ようにすると示温剤２を含む液体の霧滴は放物線状に飛
翔して前記被覆シート１上に適宜間隔をもって均一に付
着し、これによって示温剤２の被覆シート１上への水玉
模様状塗布が容易にできる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は被覆シートへの示温剤
塗布方法、さらに一般的に言えば、液状剤をシート上に
水玉模様状に均一に散布塗布する方法に関するものであ
る。
塗布方法、さらに一般的に言えば、液状剤をシート上に
水玉模様状に均一に散布塗布する方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図３に示すように、通信ケーブル３Ａ，
３Ｂを接続する場合、その接続部３はそこを外部からの
浸水や機械的外力から守るために、図２に示すような合
成樹脂の被覆シート１によって被覆密閉されるのが普通
である。この場合、被覆シート１としては形状記憶性を
持たせてこれにより常温においては収縮して接続部３を
固く覆い、また同時に通信ケーブル３Ａ，３Ｂに強く密
着するような適宜の合成樹脂シートを加熱状態で装着す
る工法が採られている。被覆シート１は両端縁に耳部１
Ａ，１Ｂを有し、実際の作業としては被覆シート１は接
続部３を覆った後にこれらの耳部１Ａ，１Ｂをクリップ
４によって合体して、トーチなどを用いケーブル３Ａ，
３Ｂに収縮密着する部位を主として加熱するのである。
なお被覆シート１としては形状記憶性のものではなく、
単に加熱収縮する性質を持たせるべく２軸延伸したポリ
エチレン等のシートを使用する場合もある。
３Ｂを接続する場合、その接続部３はそこを外部からの
浸水や機械的外力から守るために、図２に示すような合
成樹脂の被覆シート１によって被覆密閉されるのが普通
である。この場合、被覆シート１としては形状記憶性を
持たせてこれにより常温においては収縮して接続部３を
固く覆い、また同時に通信ケーブル３Ａ，３Ｂに強く密
着するような適宜の合成樹脂シートを加熱状態で装着す
る工法が採られている。被覆シート１は両端縁に耳部１
Ａ，１Ｂを有し、実際の作業としては被覆シート１は接
続部３を覆った後にこれらの耳部１Ａ，１Ｂをクリップ
４によって合体して、トーチなどを用いケーブル３Ａ，
３Ｂに収縮密着する部位を主として加熱するのである。
なお被覆シート１としては形状記憶性のものではなく、
単に加熱収縮する性質を持たせるべく２軸延伸したポリ
エチレン等のシートを使用する場合もある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】被覆シート１は形状記
憶性のものであれ、あるいは加熱収縮性のものであれ、
このようにその適切な位置を一様に加熱することが接続
部被覆工程中の重要な操作となる。このため従来、所要
温度までの加熱が達成されたならば色が変化してそれを
知らせる、いわゆる示温塗料が塗布され、その変色を加
熱作業完了の目安とすることが行われている。示温剤２
を実際に被覆シート１に塗布する場合、べた塗りする必
要はなく、加熱範囲内で適宜間隔をもって均一に分布す
る小円形スポット状の塗布、俗に言えば水玉模様に付着
させればよく、このことはまた塗料節約の視点からも好
ましいわけである。しかしながらこのような水玉模様塗
布は言うほどに容易ではなく、たとえば図４に示すよう
に噴霧ポンプ７に拡散ノズル８を取り付けて被覆シート
１の表面に向けて示温剤２を放射噴霧するやり方では、
示温剤２が拡散ノズル８直下の中心部に偏ってしまう欠
点があるなど、これまでに簡単で確実な塗布方法が確率
されていなかった。
憶性のものであれ、あるいは加熱収縮性のものであれ、
このようにその適切な位置を一様に加熱することが接続
部被覆工程中の重要な操作となる。このため従来、所要
温度までの加熱が達成されたならば色が変化してそれを
知らせる、いわゆる示温塗料が塗布され、その変色を加
熱作業完了の目安とすることが行われている。示温剤２
を実際に被覆シート１に塗布する場合、べた塗りする必
要はなく、加熱範囲内で適宜間隔をもって均一に分布す
る小円形スポット状の塗布、俗に言えば水玉模様に付着
させればよく、このことはまた塗料節約の視点からも好
ましいわけである。しかしながらこのような水玉模様塗
布は言うほどに容易ではなく、たとえば図４に示すよう
に噴霧ポンプ７に拡散ノズル８を取り付けて被覆シート
１の表面に向けて示温剤２を放射噴霧するやり方では、
示温剤２が拡散ノズル８直下の中心部に偏ってしまう欠
点があるなど、これまでに簡単で確実な塗布方法が確率
されていなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は上述のような
問題点を解決するためになされたものであって、示温剤
を含む液体を循環させながら噴霧ポンプに導く工程と、
前記示温剤を塗布すべき被覆シートを水平に配置する工
程と、前記噴霧ポンプによる噴出位置を前記被覆シート
より所定の距離離れた所定の高さの位置に置いて、噴出
角度０をもって水平に放射噴霧させる工程とを有し、前
記示温剤を含む液体の霧滴を放物線状に飛ばして前記被
覆シート上に付着させることを特徴とする被覆シートへ
の示温剤塗布方法である。
問題点を解決するためになされたものであって、示温剤
を含む液体を循環させながら噴霧ポンプに導く工程と、
前記示温剤を塗布すべき被覆シートを水平に配置する工
程と、前記噴霧ポンプによる噴出位置を前記被覆シート
より所定の距離離れた所定の高さの位置に置いて、噴出
角度０をもって水平に放射噴霧させる工程とを有し、前
記示温剤を含む液体の霧滴を放物線状に飛ばして前記被
覆シート上に付着させることを特徴とする被覆シートへ
の示温剤塗布方法である。
【０００５】
【作用】噴出される示温剤を含む液体の霧滴は、噴出位
置によって個々の霧滴の初速度もわずかづつ異なり、ま
た各霧滴の大きさおよび形状もわずかづつ異なる結果各
霧滴に及ぼす空気抵抗も相違し、このため各霧滴の射程
距離はある範囲内においてわずかづつ相違する。この結
果示温剤は被覆シート上に水玉模様状に分散到達する。
置によって個々の霧滴の初速度もわずかづつ異なり、ま
た各霧滴の大きさおよび形状もわずかづつ異なる結果各
霧滴に及ぼす空気抵抗も相違し、このため各霧滴の射程
距離はある範囲内においてわずかづつ相違する。この結
果示温剤は被覆シート上に水玉模様状に分散到達する。
【０００６】
【実施例】この発明のひとつの実施例を図１について説
明する。まず示温剤２を塗布すべき被覆シート１は図示
のように水平に配置する。噴霧ポンプ７に拡散ノズル８
を取り付けた噴霧放射装置はこの被覆シート１から水平
にｘの距離のところの、高さｈの位置に噴出点がくるよ
うに配置する。このとき噴出角度は水平方向とするが、
拡散ノズル８のため実際には水平方向に対して上下に微
小な角度だけ振れて放射される霧滴はあり得る。示温剤
２は適宜の液体による懸濁液とするが、母液と分離しや
すい傾向があるため常にある程度の攪拌運動を与えつつ
循環させるのが好ましく、このため図示のように示温剤
タンク５からポンプ６によって噴霧ポンプ７に送り、残
余の液は再び示温剤タンク５に戻して循環させる回路が
構成される。
明する。まず示温剤２を塗布すべき被覆シート１は図示
のように水平に配置する。噴霧ポンプ７に拡散ノズル８
を取り付けた噴霧放射装置はこの被覆シート１から水平
にｘの距離のところの、高さｈの位置に噴出点がくるよ
うに配置する。このとき噴出角度は水平方向とするが、
拡散ノズル８のため実際には水平方向に対して上下に微
小な角度だけ振れて放射される霧滴はあり得る。示温剤
２は適宜の液体による懸濁液とするが、母液と分離しや
すい傾向があるため常にある程度の攪拌運動を与えつつ
循環させるのが好ましく、このため図示のように示温剤
タンク５からポンプ６によって噴霧ポンプ７に送り、残
余の液は再び示温剤タンク５に戻して循環させる回路が
構成される。
【０００７】初速度ｖ0 をもって水平に放射された示温
剤２の霧滴の到達距離、つまり射程は真空中では周知の
ように射出高さｈの平方根と初速度ｖ0 との積に比例す
る値であるが、実際には空気の抵抗があるため上式によ
り算出される通りにはならずに、各霧滴の大きさならび
に形状によってその霧滴が受ける空気抵抗の違いだけ多
様に変化する。しかしこれら変化の範囲はもちろん噴霧
ポンプ７によって生成される霧滴の大きさおよび形状等
の変化の範囲にとどまるゆえにある程度の範囲内に限定
される。したがって上記の距離ｘや噴出高さｈ、あるい
は噴霧ポンプ７の噴霧圧力を適宜設定しておけば、各霧
滴の射程を図１の点Ａと点Ｂとの間に調整することは可
能である。すなわち、被覆シート１上に示温剤２の霧滴
が均一に分散散布されてその面上に塗布される状態を容
易に実現させることができる。
剤２の霧滴の到達距離、つまり射程は真空中では周知の
ように射出高さｈの平方根と初速度ｖ0 との積に比例す
る値であるが、実際には空気の抵抗があるため上式によ
り算出される通りにはならずに、各霧滴の大きさならび
に形状によってその霧滴が受ける空気抵抗の違いだけ多
様に変化する。しかしこれら変化の範囲はもちろん噴霧
ポンプ７によって生成される霧滴の大きさおよび形状等
の変化の範囲にとどまるゆえにある程度の範囲内に限定
される。したがって上記の距離ｘや噴出高さｈ、あるい
は噴霧ポンプ７の噴霧圧力を適宜設定しておけば、各霧
滴の射程を図１の点Ａと点Ｂとの間に調整することは可
能である。すなわち、被覆シート１上に示温剤２の霧滴
が均一に分散散布されてその面上に塗布される状態を容
易に実現させることができる。
【０００８】
【発明の効果】この発明によれば、噴出される示温剤を
含む液体の霧滴は、噴出位置によって個々の霧滴の初速
度もわずかづつ異なり、また各霧滴の大きさおよび形状
もわずかづつ異なる結果各霧滴に及ぼす空気抵抗も相違
し、このため各霧滴の射程距離はある範囲内においてわ
ずかづつ相違し、したがってこの結果示温剤を被覆シー
ト上に水玉模様状に分散到達させて所望の示温剤塗布を
容易に行うことができ、また同時に示温剤の使用量を節
減することもできる効果がある。
含む液体の霧滴は、噴出位置によって個々の霧滴の初速
度もわずかづつ異なり、また各霧滴の大きさおよび形状
もわずかづつ異なる結果各霧滴に及ぼす空気抵抗も相違
し、このため各霧滴の射程距離はある範囲内においてわ
ずかづつ相違し、したがってこの結果示温剤を被覆シー
ト上に水玉模様状に分散到達させて所望の示温剤塗布を
容易に行うことができ、また同時に示温剤の使用量を節
減することもできる効果がある。
【図１】この発明の一実施例工程を示す側面図である。
【図２】この発明が適用される被覆シートを示す斜視図
である。
である。
【図３】この発明が適用される一例である通信ケーブル
接続部を示す側断面図である。
接続部を示す側断面図である。
【図４】従来の塗布方法の一例を示す簡略側面図であ
る。
る。
１ 被覆シート ２ 示温剤 ７ 噴霧ポンプ ８ 拡散ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０２Ｇ 1/14 7028−5Ｇ // Ｂ２９Ｃ 63/40 9155−4Ｆ
Claims (1)
- 【請求項１】 示温剤（２）を含む液体を循環させなが
ら噴霧ポンプ（７）に導く工程と、前記示温剤（２）を
塗布すべき被覆シート（１）を水平に配置する工程と、
前記噴霧ポンプ（７）による噴出位置を前記被覆シート
（１）より所定の距離（ｘ）離れた所定の高さ（ｈ）の
位置に置いて、噴出角度０をもって水平に放射噴霧させ
る工程とを有し、前記示温剤（２）を含む液体の霧滴を
放物線状に飛ばして前記被覆シート（１）上に付着させ
ることを特徴とする被覆シートへの示温剤塗布方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4059601A JPH05227639A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 被覆シートへの示温剤塗布方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4059601A JPH05227639A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 被覆シートへの示温剤塗布方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05227639A true JPH05227639A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=13117938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4059601A Pending JPH05227639A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 被覆シートへの示温剤塗布方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05227639A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020522313A (ja) * | 2017-06-06 | 2020-07-30 | プーマ エス イーＰｕｍａ Ｓｅ | 靴、特に運動靴を製造するための方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6120207A (ja) * | 1984-07-06 | 1986-01-29 | Hitachi Ltd | 磁気記録ヘツド |
| JPS6120208A (ja) * | 1984-07-05 | 1986-01-29 | Tdk Corp | 磁気ヘツド |
| JPS63107775A (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-12 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 噴霧状ウレタン材料の凸凹仕上げ塗布層 |
-
1992
- 1992-02-14 JP JP4059601A patent/JPH05227639A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6120208A (ja) * | 1984-07-05 | 1986-01-29 | Tdk Corp | 磁気ヘツド |
| JPS6120207A (ja) * | 1984-07-06 | 1986-01-29 | Hitachi Ltd | 磁気記録ヘツド |
| JPS63107775A (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-12 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 噴霧状ウレタン材料の凸凹仕上げ塗布層 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020522313A (ja) * | 2017-06-06 | 2020-07-30 | プーマ エス イーＰｕｍａ Ｓｅ | 靴、特に運動靴を製造するための方法 |
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