JPH05226275A - レーザアニール装置 - Google Patents

レーザアニール装置

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JPH05226275A
JPH05226275A JP2531592A JP2531592A JPH05226275A JP H05226275 A JPH05226275 A JP H05226275A JP 2531592 A JP2531592 A JP 2531592A JP 2531592 A JP2531592 A JP 2531592A JP H05226275 A JPH05226275 A JP H05226275A
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JP
Japan
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sample
laser
laser beam
peripheral edge
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP2531592A
Other languages
English (en)
Inventor
Mineichi Sakai
峰一 酒井
Tetsuo Fujii
哲夫 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP2531592A priority Critical patent/JPH05226275A/ja
Publication of JPH05226275A publication Critical patent/JPH05226275A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、特に周縁部において膜剥がれが生
じないようにした、例えばSOI基板の製造工程におい
て多結晶シリコン層をアニールし、単結晶化するレーザ
アニール装置を提供することである。 【構成】アニールすべき試料21はX・Yテーブル22上に
設置し、この試料21に対してレーザ光源241 、242 から
のレーザビームを、光学系251 、252 、ビーム合成器2
6、レンズ28を介して集光し照射する。試料21のレーザ
ビームの通路となる上方には、試料21の周縁部を覆う額
縁状の減光板30を設置するもので、この減光板30によっ
て、試料の周縁ではエネルギー強度が小さく、中央に向
かってエネルギー強度が増大されるエネルギー分布が設
定されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばSOI(Silic
on On Insulator)基板を構成するために、絶縁膜上に形
成された多結晶シリコンを単結晶化するアニール工程に
用いられるレーザアニール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁膜上の多結晶シリコン層をアニール
によって単結晶化し、シリコン単結晶層を形成するSO
I技術において、電子ビームやレーザ光を用いてアニー
ルすることが行われている。
【0003】具体的には、図4の(A)に示すように、
単結晶シリコンの基板11の面上に絶縁膜12を形成すると
共に、この絶縁膜12上に多結晶シリコン層13を形成し、
この多結晶シリコン層13にレーザビームを同図の(B)
で示すように走査してアニールを行わせる。
【0004】この場合、絶縁膜12に対して単結晶シリコ
ン基板11と多結晶シリコン層13とを結合する窓14を開口
形成して、多結晶シリコン層13と単結晶基板11とを直接
的に結合し、アニールによってこの窓14の開口部からエ
ピタキシャル成長が行われるようにして、多結晶シリコ
ン層を単結晶シリコン層とする。
【0005】この様にして絶縁膜上に単結晶層を形成す
るに際して、レーザエネルギーを大きくすることによっ
て阻大結晶粒が得られるようになるものであるが、レー
ザエネルギーを一定値以上に大きくすると、基板からの
膜剥がれが生ずる。
【0006】この様な膜剥がれの問題に対する対策とし
ては、例えば膜剥がれを生じない程度の低いレーザエネ
ルギーを設定することであるが、これでは良質の単結晶
シリコン層を形成することが困難となる。また、例えば
特開平2−181419号で示されるように、試料の周
縁部にレーザ光を投下しないマスクを設定することが考
えられている。しかし、試料の外周縁に全くレーザ光が
照射されないようにしたのではこの周縁部で結晶化が行
われず、多結晶領域が残存するようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な点に鑑みなされたもので、絶縁膜上の多結晶シリコン
層の全てが単結晶化されるようにすると共に、この単結
晶化されたシリコン層において、特に周縁部において膜
剥がれが生じないようにして、良質のSOI基板が製造
できるようにしたレーザアニール装置を提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレーザア
ニール装置は、テーブル上に設置された試料に対してレ
ーザ光源からのレーザビームを走査させるようにするも
のであり、この場合前記テーブル上の試料に対する前記
レーザビームの通路部に減光板を設定するようにしてい
るもので、この減光板は前記試料の外周縁に沿って設定
され、減光量が外周部から内周部に至るにしたがって減
少されるように構成している。
【0009】
【作用】この様に構成されるレーザアニール装置におい
ては、試料に周縁部において照射されるレーザエネルギ
ーが小さく設定される。したがって、この周縁部におけ
る結晶粒の阻大化が抑制されるようになり、基板からの
膜剥がれの発生が効果的に抑制され、信頼性の高い例え
ばSOI基板が製造できるようになる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1はその構成を示すもので、アニールすべ
き試料21はX・Yテーブル22上に設置されるもので、こ
のX・Yテーブルは図示しない駆動機構によってX方向
およびY方向に、試料21を載置した状態で移動制御され
るものである。
【0011】また、それぞれレーザ電源231 および232
によってそれぞれ駆動されるレーザ光源241 および242
が設けらる。これらレーザ光源241 および242 でそれぞ
れ発生されたレーザビームは、光学系251 および252 を
介して反射鏡261 および262で構成されるビーム合成器2
6に導かれて合成され、反射鏡27に集められる。この合
成されたレーザビームは、レンズ28によってテーブル22
上の試料21面上に集光して照射されるようになる。29は
試料21に照射されるレーザビームを観測する観測系であ
る。
【0012】ここで、X・Yテーブル22は、試料21を載
置した状態でX方向に往復駆動されると共に、このX方
向の移動動作の1周期にテーブルを所定量Y方向に移動
させるXおよびY方向の移動制御が行われるもので、レ
ンズ28を介して照射されるレーザビームが、図4の
(B)で示したように試料21の面上でXおよびYの面走
査が行われ、レーザビームが試料面21面上で均等に照射
されるようにしている。
【0013】そして、この様にテーブル22上に設定され
る試料21の上方のレーザビーム通路に、減光板30を設置
するもので、レーザビームはこの減光板30部分を通過し
て試料21に照射されるようにする。
【0014】この減光板30は、図2の(A)に示すよう
に、フィルタ素材を試料21の外周縁部に対応した額縁状
とされるようにして構成される。この減光板30は、試料
21の端部の真上でレーザビームの透過度が40〜60%
となるように設定されるもので、試料21の中心に向かう
にしたがって薄くなるように構成して、ビーム透過度が
増大されるようにしている。
【0015】すなわち、試料21に照射されるレーザビー
ムの強度は、図2の(B)に示すように周縁端部におけ
るビーム強度は低く設定され、試料21の内方に向かうに
したがって増大され、試料21の中央の主要部においては
充分なレーザエネルギーが照射されるようにしている。
したがって、この試料21の周縁部においてビーム強度が
低く設定されるものであるため、このレーザビームによ
るアニールによって構成された周縁部のシリコン単結晶
層は、シリコン基板から剥がれ難い状態となって、信頼
性の高い例えばSOI基板が製造されるようになる。
【0016】この様に構成されるレーザアニール装置
は、試料構造等において変更のないものであるため、従
来の装置において使用された試料がそのまま使える。し
たがって、試料作成工程等に変更を加える必要はない。
【0017】上記実施例においては、減光板30をフィル
タ素材によって構成し、その厚さを変えるようにしてレ
ーザビームの透過量を制御したが、図3の(A)で示す
ように透明基板35の表面に減光膜36を形成し、この減光
膜36によるビーム透過度を徐々に変化させるように構成
することができる。例えば、基板35の表面に形成した膜
の材質によって、ビーム反射率が徐々に変化されるよう
に構成する。具体的には、基板35の上にSi O2 膜と、
Si 3 4 膜とを組み合わせた減光膜36を形成するもの
で、レーザビームの波長にしたがって適宜選定される。
【0018】また、図3の(B)で示すように表面に凹
凸37が形成されたガラスによって減光板30を構成するこ
とが考えられる。すなわち、レーザビームがこのガラス
板の表面の凹凸37で反射されて、試料21に達するレーサ
ビームが減少されるようにしているもので、その反射率
を変化させることで、試料21に達するレーザビームエネ
ルギーの強度分布が設定されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るレーザアニール装置
を説明するための構成図。
【図2】(A)は上記実施例で使用される減光板を説明
し、(B)はこの減光板を介して試料に達するビーム強
度分布を示す図。
【図3】(A)および(B)はそれぞれ減光板の例を説
明する図。
【図4】(A)はレーザアニールによってシリコン単結
晶を作る手段を説明する図、(B)はレーザビーム走査
を説明する図。
【符号の説明】
21…試料、22…X・Yテーブル、231 、232 …レーザ電
源、241 、242 …レーザ光源、28…レンズ(集光)、30
…減光板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アニールすべき試料が載置されたテーブ
    ルと、 レーザ電源によって駆動され、アニール用レーザビーム
    を発生するレーザ光源と、 このレーザ光源からのレーザビームを、前記テーブル上
    の試料面に照射する光学装置と、 この光学装置から出力される前記レーザビームを、前記
    テーブル上の試料面に走査するビーム走査手段と、 前記テーブル上の試料に対する前記レーザビームの通路
    部に設定された減光板とを具備し、 前記減光板は前記試料の外周縁に沿って設定されるもの
    で、減光量が外周部から内周部に至るにしたがって減少
    されるように構成したことを特徴とするレーザアニール
    装置。
JP2531592A 1992-02-12 1992-02-12 レーザアニール装置 Pending JPH05226275A (ja)

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JP2531592A JPH05226275A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 レーザアニール装置

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JPH05226275A true JPH05226275A (ja) 1993-09-03

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JP2531592A Pending JPH05226275A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 レーザアニール装置

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JP (1) JPH05226275A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5995476A (en) * 1996-12-06 1999-11-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pick-up apparatus
WO2004086489A1 (en) * 2003-03-13 2004-10-07 Samsung Electronics Co. Ltd. System and method of silicon crystallization
US7879700B2 (en) 2003-02-25 2011-02-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Crystallization apparatus and method of amorphous silicon

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