JPH0522609A - 二値画像データ切出し方式 - Google Patents

二値画像データ切出し方式

Info

Publication number
JPH0522609A
JPH0522609A JP3183689A JP18368991A JPH0522609A JP H0522609 A JPH0522609 A JP H0522609A JP 3183689 A JP3183689 A JP 3183689A JP 18368991 A JP18368991 A JP 18368991A JP H0522609 A JPH0522609 A JP H0522609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
code
binary image
reference line
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3183689A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2818323B2 (ja
Inventor
Masayoshi Murayama
正佳 村山
Fumitaka Sato
文孝 佐藤
Shigehiro Kajiwara
茂弘 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3183689A priority Critical patent/JP2818323B2/ja
Publication of JPH0522609A publication Critical patent/JPH0522609A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2818323B2 publication Critical patent/JP2818323B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】大サイズの二値画像からであっても高速に画像
の部分切出しを行なうことを可能とする。 【構成】二値画像圧縮伸張処理装置10は、全画像を所
定のライン数毎に分割して得られる各領域(部分イメー
ジ)毎に、開始ラインの参照ラインイメージデータと、
コードデータにおける開始ライン先頭の符号の開始バイ
ト位置,ビット位置とを中間スタートテーブルに格納す
る。画像の部分切出しを行なう際には、切出し域に最も
直前の領域の開始ラインの参照ラインデータと符号開始
位置ビット位置を読出して、それぞれ参照ライン画像メ
モリ27、ポインタバッファ24に設定し、コードデー
タを中間スタートテーブルに格納されたバイト位置から
解読回路14によって解読することにより、高速に画像
の部分切出しを行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二値画像圧縮伸張処理
装置等において適用される、大サイズの画像データから
一部切出しを行なう二値画像データ切出し方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】大量の二値イメージを扱う二値画像圧縮
伸張処理装置では、データ転送の高速化などのために二
値イメージを符号化して扱う場合が多い。この種、装置
に用いられる代表的な符号化方式としては、MH(Modi
fied Huffman)方式、MR(Modified READ )方式、M
MR(Modified MR )方式がある。
【0003】従来では、このような符号化方式によって
符号化された二値画像から部分的なイメージの切出しを
行なう場合には、符号化されたコード(符号)データを
全て伸張し、元の画像に展開した後に、所望する部分を
切出していた。
【0004】また、別の方法としては、特公昭63−3
3350号に示されるように、画像データの一次元ライ
ンを利用して、複数のセグメントに分割し、そのセグメ
ントの開始一次元ラインに対応するコードの先頭アドレ
スを記憶するテーブルを作成し、そのテーブルを利用し
て画像の途中から伸張する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、元の画
像に展開した後に画像の切出しを行なう方法では、直接
関係のない画像までも多量に展開しなければならず、元
の画像のサイズが大きくなるに従い伸張処理に時間がか
かり、また画像メモリの容量も膨大なものが必要となる
という問題があった。
【0006】また、二値画像をセグメントに分割して各
セグメントの先頭ラインを一次元の符号化方式で符号化
する特公昭63−33350号に示す方法では、全ライ
ンが複数のラインに相関のある符号化方式で符号化する
MMR方式に対応できなかった。さらに、MR方式を用
いて符号化する際、各セグメントの先頭ラインを二次元
の符号化方式で符号化した場合には対応できなかった。
【0007】本発明は前記のような点に鑑みてなされた
もので、大サイズの二値画像からであっても高速に画像
の部分切出しを行なうことが可能な二値画像データ切出
し方式を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、二値画像の圧
縮伸張を行なうシステムにおいて、二値画像を所定のラ
イン数毎に分割して得られる複数の領域のそれぞれにつ
いて、前記領域の開始ラインに対応する参照ラインのイ
メージデータと前記二値画像が圧縮された際のコードデ
ータにおける前記開始ラインの先頭の符号位置を示すデ
ータとを対応づけて記憶するための符号位置データ記憶
手段を具備し、前記二値画像中の部分的な画像を切出す
際に、前記符号位置データ記憶手段に記憶されたデータ
をもとに画像を生成するように構成するものである。
【0009】また本発明は、二値画像のデータをもとに
してコードデータを生成する圧縮処理、またはコードデ
ータをもとにして二値画像を生成する伸張処理を実行す
る二値画像圧縮伸張処理手段と、前記二値画像圧縮伸張
処理手段による処理によって得られたデータをもとに、
前記二値画像を所定のライン数毎に分割して得られる複
数の領域のそれぞれについて、前記領域の開始ラインに
対応する参照ラインのイメージデータと前記二値画像が
圧縮された際のコードデータにおける前記開始ラインの
先頭の符号位置を示すデータとを対応づけて記憶するた
めの符号位置データ記憶手段と、前記二値画像圧縮伸張
処理手段において扱われるコードデータを記憶するため
のコードデータ記憶手段とを具備し、前記二値画像圧縮
伸張処理手段において前記二値画像中の部分的な画像を
切出す際に、前記符号位置データ記憶手段に記憶された
データをもとに、コードデータ記憶手段に記憶されたコ
ードデータを切り出し、伸張することによって画像を生
成するように構成するものである。
【0010】特に、二値画像圧縮伸張処理手段は、切り
出し域に最も近い直前の領域の開始ラインに対応する参
照ラインのイメージデータを設定する参照ライン設定手
段と、前記参照ライン設定手段によって設定された参照
ラインに対応する開始ラインの先頭の符号位置を設定す
る符号位置設定手段とを具備し、前記コードデータ記憶
手段に記憶されたコードデータを、前記符号位置設定手
段によって設定された符号位置まで読み飛ばし、開始位
置以降のコードデータについて前記参照ライン設定手段
に設定された参照ラインのイメージデータを参照して伸
張することによって部分的な画像を生成するものであ
る。
【0011】また、前記二値画像圧縮伸張処理手段は、
切り出し域に最も近い直前の領域の開始ラインに対応す
る参照ラインのイメージデータを設定する参照ライン設
定手段と、前記参照ライン設定手段によって設定された
参照ラインに対応する開始ラインの先頭の符号位置を設
定する符号位置設定手段とを具備し、前記コードデータ
記憶手段に記憶されたコードデータを、前記符号位置設
定手段によって設定された符号位置から読出し、前記参
照ライン設定手段に設定された参照ラインのイメージデ
ータを参照して伸張することによって部分的な画像を生
成するものである。
【0012】また、二値画像圧縮伸張処理手段は、分割
された二値画像の各領域のライン数を保持するためのラ
イン数保持手段と、処理されたコードデータのバイト数
を計数するバイト数計数手段と、処理を始めるべきコー
ドの先頭ビット位置を示すビット位置保持手段と、処理
対象とするラインに対応する参照ラインのイメージデー
タを保持する参照ライン保持手段と、処理されたライン
数を計数するライン数計数手段とを具備し、伸張処理の
際に、前記ライン数計数手段によって計数された伸張処
理の対象とするライン数が、前記ライン数保持手段に保
持されたライン数に達したときに、圧縮処理と同様にイ
メージデータと符号位置を示すデータを前記符号位置デ
ータ記憶手段に記憶するものである。
【0013】また、二値画像圧縮伸張処理手段は、分割
された二値画像の各領域のライン数を保持するためのラ
イン数保持手段と、処理されたコードデータのバイト数
を計数するバイト数計数手段と、処理を始めるべきコー
ドの先頭ビット位置を示すビット位置保持手段と、処理
対象とするラインに対応する参照ラインのイメージデー
タを保持する参照ライン保持手段と、処理されたライン
数を計数するライン数計数手段とを具備し、圧縮処理の
際に、前記ライン数計数手段によって計数された圧縮処
理の対象とするライン数が、前記ライン数保持手段に保
持されたライン数に達したときに、前記参照ライン保持
手段に保持されたイメージデータと、前記バイト数計数
手段によって計数されたバイト数及び前記ビット位置保
持手段に保持された先頭ビット位置によって示される符
号位置を示すデータを、前記符号位置データ記憶手段に
記憶するものである。
【0014】
【作用】このような構成によれば、領域の開始ラインに
対応する参照ラインのイメージデータとコードデータに
おける開始ラインの先頭の符号位置を示すデータとが対
応づけて記憶されるので、部分的な画像の切り出しを行
なう際、すなわち所望する切り出し域に対応するイメー
ジデータの伸張を行なう際に、参照ラインのイメージデ
ータを参照することができるので、MR方式、MMR方
式を用いることができる。
【0015】特に、圧縮伸張処理手段では、符号位置設
定手段によって設定された符号位置まで前記コードデー
タ記憶手段に記憶されたコードデータを読み飛ばし、不
要なデータの伸張処理を行なわないようにしたことで、
切り出し処理が高速化される。
【0016】また、前記コードデータ記憶手段に記憶さ
れたコードデータを任意の位置から読み出せる場合に、
圧縮伸張処理手段では、符号位置設定手段によって設定
された符号位置から前記コードデータ記憶手段に記憶さ
れたコードデータを読み出すことによって、不要なデー
タの伸張処理を行なわないようにし、さらに切り出し処
理を高速化できる。
【0017】さらに、前記符号位置データ記憶手段に
は、二値画像圧縮伸張処理手段に設けられたライン数保
持手段、バイト数計数手段、ビット位置保持手段、参照
ライン保持手段、ライン数計数手段の内容に基づいて、
圧縮処理の際に、参照ラインのイメージデータ、及び開
始ラインの先頭の符号位置を示すデータが記憶される。
さらに、二値画像が既に符号化されている場合には、伸
張処理時の際に、ライン数保持手段、バイト数計数手
段、ビット位置保持手段、参照ライン保持手段、ライン
数計数手段の内容に基づいて、参照ラインのイメージデ
ータ、及び開始ラインの先頭の符号位置を示すデータが
記憶される。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は同実施例に係わる二値画像データ切出し
方式を適用するシステムにおける二値画像圧縮伸張処理
装置の構成を示すブロック図である。図1に示すよう
に、二値画像圧縮伸張処理装置10は、変化点検出回路
12、解読回路14、生成回路16、I/Oレジスタ群
18、バイトカウンタ20、ラインカウンタ22、ポイ
ンタバッファ24,26、及び参照ライン画像メモリ2
7により構成され、システムバス28を介してCPU
(図示せず)に接続されている。
【0019】本システムは、二値画像圧縮伸張処理装置
10に対して画像伸張時に与えられるコードデータ、及
び後述する中間スタートテーブル50(符号位置データ
記憶手段)としての情報等を格納するための記憶装置
(図示せず)が設けられている。また、画像圧縮の対象
とする画像データは、例えばITV等の画像入力装置
(図示せず)によって本システムに入力されるものとす
る。
【0020】変化点検出回路12は、参照ライン画像メ
モリ27に格納された復号化、あるいは符号化の対象と
しているラインの直前のライン(参照ライン)の画像デ
ータから変化点の検出を行なうものである。
【0021】解読回路14は、画像伸張時には符号(コ
ードデータ)を入力し、画像圧縮時には画像データを入
力して、データの解読を行なうものである。
【0022】生成回路16は、変化点検出回路12によ
って検出された変化点、及び解読回路14によって解読
された結果に基づいて、画像伸張時には画像データを生
成し、画像圧縮時にはコードデータを生成するものであ
る。
【0023】I/Oレジスタ群18は、同装置における
圧縮伸張処理に用いられる各種データを保持するもの
で、その中には画像を複数の分割領域に分割するための
ライン数nを設定するためのレジスタ(ライン数保持手
段)を含んでいる。
【0024】バイトカウンタ20は、画像伸張時、コー
ドデータの先頭バイトからコードデータのバイト数のカ
ウントを行なうものである。ポインタバッファ24は、
伸張処理時、解読回路14に対してコードデータにおけ
る解読を始めるべきコードの先頭ビット位置を示すもの
である。
【0025】ラインカウンタ22は、圧縮,伸張処理を
1ライン分実行する毎に、I/Oレジスタ群18中に設
定された分割領域内のライン数nまでカウントを行なう
ものである。ポインタバッファ26は、圧縮処理時、生
成回路16に対してコードデータにおけるコードをつな
ぎ合せるべき先頭のビット位置を示すものである。
【0026】次に、同実施例におけるデータ構造につい
て説明する。図2に原画に対応させた画像データ30の
概念図を示している。図3に図2に示す画像データ30
に対応する二次元的に配置したコードデータ40の概念
図を示している。さらに図4に画像の圧縮、または伸張
処理の際に生成され、部分的な画像切出しを行なう場合
に用いられる中間スタートテーブル50の概念図を示し
ている。
【0027】図2に示す画像データ30は、nライン毎
に複数の分割領域30−1,30−2,…に分割されて
いる。図3に示すコードデータ40は、図2に示す画像
データ30に対応づけて示している。一般に、符号化さ
れたデータは、同じ長さの画像データを符号化してもデ
ータの内容によって長さが異なるので、符号化されたデ
ータ上では、各分割領域40−1,40−2,…の先頭
位置(先頭位置0,1,2,…)には規則性がない。
【0028】図4に示す中間スタートテーブル50に
は、図2に示す画像データ30中の各分割領域30−
1,30−2,…の先頭ラインに対応する参照ライン
と、図3に示す各分割領域40−1,40−2,…の先
頭位置(コード開始位置)を示すコードデータ40中に
おける先頭からのバイト位置とそのバイト内のビット位
置とが対応づけられて格納されるものである。なお、第
1の分割領域30−1の先頭ライン(符号化ライン)に
対応する参照ラインのイメージデータは、全てのビット
が白を示す“0”であるものとする。
【0029】中間スタートテーブル50では、画像デー
タ30中の分割領域と、それぞれに対応するコードデー
タを1対1に対応させている。従って、例えば圧縮画像
データから部分的に画像を切出す際に、画像データ30
において切出したい部分画像を含む分割領域が判れば、
コードデータ40における該当分割領域のコード開始位
置を中間スタートテーブル50より参照してくることに
より、そのアドレスから復号化を開始し必要なライン数
の復号化が完了すれば、そこで復号化を打ち切れば必要
なデータの効率の良い切出しができる。
【0030】次に、同実施例の動作について説明する。
【0031】ここでは、二値画像圧縮伸張処理装置10
における、部分的な伸張処理(部分画像の切出し)の動
作を図1乃至図4を参照しながら説明する。
【0032】まず、図4に示す中間スタートテーブル5
0の作成方法について説明する。はじめに、I/Oレジ
スタ群18がアクセスされて、画像データ30における
分割領域内のライン数nが設定される。中間スタートテ
ーブル50は、元のデータが画像データの場合には画像
圧縮時に、元のデータがコードデータの場合には最初の
画像伸張時に作成される。
【0033】画像データ、またはコードデータが二値画
像圧縮伸張処理装置10(の解読回路14)に入力され
ると、圧縮処理、または伸張処理を順次実行する。この
時、1ライン分の処理を実行する毎に、ラインカウンタ
22において処理したライン数をカウントする。また、
作成されたコードデータのバイト数(圧縮時)、あるい
は入力されたコードデータのバイト数(伸張時)が、バ
イトカウンタ20によってカウントされる。
【0034】ラインカウンタ22のカウント値が予め設
定されたライン数(n)分の処理が終了したことを示す
値に達すると、二値画像圧縮伸張処理装置10は、CP
U割り込みを発生する。圧縮時には、ポインタバッファ
26の内容は、次のラインのコードをつなぎ合わせるべ
き先頭のビット位置を示している。また、伸張時には、
ポインタバッファ24の内容は、次のラインの解読を始
めるべきコードの先頭ビット位置(コード開始位置)を
示している。
【0035】ここで、CPUからのI/O命令により、
参照ラインデータ、及びバイトカウンタ20、ポインタ
バッファ26の内容(圧縮時)、あるいはポインタバッ
ファ24の内容(伸張時)が、システムバス28を介し
て読み込まれる。
【0036】システム側では、二値画像圧縮伸張処理装
置10から読み込んだデータを中間スタートテーブル5
0に順次記憶する。ここで、参照ラインデータは、次の
処理対象とする分割領域に先頭ラインに対応する参照ラ
インのイメージデータとなっている。この参照ラインの
イメージデータと、コードデータ40中における先頭か
らのバイト位置とそのバイト内のビット位置とが対応づ
けられる。なお、中間スタートテーブル50に記憶され
た内容に対応した圧縮伸張処理に伴うコードデータ40
も保持される(図3参照)。
【0037】その後、二値画像圧縮伸張処理装置10に
おける処理を再開させる。そして、前記処理を画像デー
タ全体に対して続けて行なうことによって、全画像中の
各分割領域に関する中間スタートテーブル50が作成さ
れる。
【0038】次に、中間スタートテーブル50を用いて
部分的な伸張処理(部分画像の切出し)を行なう具体的
な動作について説明する。
【0039】画像データの切出し伸張を行なう際には、
コードデータ40、及び中間スタートテーブル50から
データを読出して実行する。ここでは、所望する切出し
領域に最も近い手前の分割領域から伸張処理を行なう。
このため、まず伸張処理開始前に、分割領域先頭のライ
ンに対応する参照ラインのイメージデータと、このデー
タに対応するコード開始位置が中間スタートテーブル5
0から読み出される。
【0040】読み出されたデータは、システムバス28
を介して二値画像圧縮伸張処理装置10に与えられる。
二値画像圧縮伸張処理装置10では、CPUによるI/
O命令によって、参照ラインのイメージデータが参照ラ
イン画像メモリ27に格納され、コード開始位置を示す
バイト位置,同バイト内のビット位置がそれぞれバイト
カウンタ20,ポインタバッファ24に設定される。
【0041】伸張処理が起動され、コードデータ40が
解読回路14に入力されると、1バイトの入力毎にバイ
トカウンタ20がカウントダウンされる。入力されたコ
ードデータは、バイトカウンタ20の値が「0」になる
間、読み飛ばされる。すなわち、切出しの対象とする画
像が含まれる分割領域以前の不要なコードデータについ
ては伸張処理を行なわない。順次コードデータが入力さ
れて、バイトカウンタ20の値が「0」になると、所望
する伸張を始めるべき領域の先頭のコードデータを含む
バイトが取り込まれていることになる。そして、ポイン
タバッファ24は、同バイト内の解読開始位置を示して
いる。
【0042】また、コードデータ40を任意の位置から
読み出せる場合には、伸張処理が起動された際に、バイ
トカウンタ20で示されているコードデータ40のバイ
ト位置からデータを入力しても良い。これにより、分割
領域以前の不要なコードデータを読み飛ばす時間を、さ
らに短縮することができる。
【0043】ここで、変化点検出回路12は、符号化ラ
イン(分割領域の先頭ライン)に対応する参照ラインの
変化点の検出を、参照ライン画像メモリ27に格納され
た参照ラインデータをもとに行なう。一方、解読回路1
4は、ポインタバッファ24の内容によって示される解
読開始位置から解読を行なう。生成回路16は、変化点
検出回路12における変化点の検出結果、及び解読回路
14における解読結果に応じて画像の生成を行なう。
【0044】以下、入力されるコードデータについて順
次画像の生成を行なう。ここでの伸張処理は、切出しの
対象とする部分画像が含まれる分割領域のみについて行
なう。また、一つの分割領域の途中で必要なライン数の
復号化が完了すれば、そこで伸張処理を打ち切る。
【0045】このようにして、画像をnライン毎に分割
して得られる複数の分割領域のそれぞれについて、先頭
ラインに対応する参照ラインのイメージデータとコード
開始位置を示す情報とが対応づけられて中間スタートテ
ーブル50に格納される。
【0046】このため、部分画像の切出しを行なう際に
は、中間スタートテーブル50に格納されたコード開始
位置が示す情報をもとに、部分画像を含む分割領域につ
いてのみ伸張処理を行なう。
【0047】この方式では、直接関係のない多量の画像
について伸張処理を行わないために、効率的に部分画像
の切出しが実行できると共に、膨大な画像メモリの容量
を必要としない。また、中間スタートテーブル50に
は、コード開始位置を示す情報と対応づけて参照ライン
のイメージデータが格納されているので、このデータを
用いることによってMMR方式を用いて符号化を行なう
システムにも対応できる。また、MR方式においても、
分割領域の開始ラインを一次元ラインに限る必要がな
い。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像の圧
縮時、または伸張時に、符号化された画像データに対す
る、画像の部分切出しのできる参照ラインのイメージデ
ータとコード開始位置を示す情報を格納するので、この
情報を用いることによって高速に画像の部分切出しを行
なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる二値画像データ切出
し方式を適用するシステムにおける二値画像圧縮伸張処
理装置の構成を示すブロック図。
【図2】原画に対応させた画像データの概念図。
【図3】図2に示す画像データに対応する二次元的に配
置したコードデータの概念図。
【図4】中間スタートテーブルの概念図である。
【符号の説明】
10…二値画像圧縮伸張処理装置(二値画像圧縮伸張処
理手段)、12…変化点検出回路、14…解読回路、1
6…生成回路、18…I/Oレジスタ群、20…バイト
カウンタ(バイト数計数手段)、22…ラインカウンタ
(ライン数計数手段)、24,26…ポインタバッファ
(ビット位置保持手段)、27…参照ライン画像メモリ
(参照ライン保持手段)、28…システムバス。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二値画像の圧縮伸張を行なうシステムに
    おいて、 前記二値画像を所定のライン数毎に分割して得られる複
    数の領域のそれぞれについて、前記領域の開始ラインに
    対応する参照ラインのイメージデータと前記二値画像が
    圧縮された際のコードデータにおける前記開始ラインの
    先頭の符号位置を示すデータとを対応づけて記憶するた
    めの符号位置データ記憶手段を具備し、 前記二値画像中の部分的な画像を切出す際に、前記符号
    位置データ記憶手段に記憶されたデータをもとに画像を
    生成することを特徴とする二値画像データ切出し方式。
  2. 【請求項2】 二値画像の圧縮伸張を行なうシステムに
    おいて、 二値画像のデータをもとにしてコードデータを生成する
    圧縮処理、またはコードデータをもとにして二値画像を
    生成する伸張処理を実行する二値画像圧縮伸張処理手段
    と、 前記二値画像圧縮伸張処理手段による処理によって得ら
    れたデータをもとに、前記二値画像を所定のライン数毎
    に分割して得られる複数の領域のそれぞれについて、前
    記領域の開始ラインに対応する参照ラインのイメージデ
    ータと前記二値画像が圧縮された際のコードデータにお
    ける前記開始ラインの先頭の符号位置を示すデータとを
    対応づけて記憶するための符号位置データ記憶手段と、 前記二値画像圧縮伸張処理手段において扱われるコード
    データを記憶するためのコードデータ記憶手段と、 を具備し、 前記二値画像圧縮伸張処理手段において前記二値画像中
    の部分的な画像を切出す際に、前記符号位置データ記憶
    手段に記憶されたデータをもとに、コードデータ記憶手
    段に記憶されたコードデータを切り出し、伸張すること
    によって画像を生成することを特徴とする二値画像デー
    タ切出し方式。
  3. 【請求項3】 前記二値画像圧縮伸張処理手段は、 切り出し域に最も近い直前の領域の開始ラインに対応す
    る参照ラインのイメージデータを設定する参照ライン設
    定手段と、 前記参照ライン設定手段によって設定された参照ライン
    に対応する開始ラインの先頭の符号位置を設定する符号
    位置設定手段とを具備し、 前記コードデータ記憶手段に記憶されたコードデータ
    を、前記符号位置設定手段によって設定された符号位置
    まで読み飛ばし、開始位置以降のコードデータについて
    前記参照ライン設定手段に設定された参照ラインのイメ
    ージデータを参照して伸張することによって部分的な画
    像を生成することを特徴とする第2請求項記載の二値画
    像データ切出し方式。
  4. 【請求項4】 前記二値画像圧縮伸張処理手段は、 切り出し域に最も近い直前の領域の開始ラインに対応す
    る参照ラインのイメージデータを設定する参照ライン設
    定手段と、 前記参照ライン設定手段によって設定された参照ライン
    に対応する開始ラインの先頭の符号位置を設定する符号
    位置設定手段とを具備し、 前記コードデータ記憶手段に記憶されたコードデータ
    を、前記符号位置設定手段によって設定された符号位置
    から読出し、前記参照ライン設定手段に設定された参照
    ラインのイメージデータを参照して伸張することによっ
    て部分的な画像を生成することを特徴とする第2請求項
    記載の二値画像データ切出し方式。
  5. 【請求項5】 二値画像圧縮伸張処理手段は、 分割された二値画像の各領域のライン数を保持するため
    のライン数保持手段と、 処理されたコードデータのバイト数を計数するバイト数
    計数手段と、 処理を始めるべきコードの先頭ビット位置を示すビット
    位置保持手段と、 処理対象とするラインに対応する参照ラインのイメージ
    データを保持する参照ライン保持手段と、 処理されたライン数を計数するライン数計数手段と、 を具備し、 伸張処理の際に、前記ライン数計数手段によって計数さ
    れた伸張処理の対象とするライン数が、前記ライン数保
    持手段に保持されたライン数に達したときに、前記参照
    ライン保持手段に保持されたイメージデータと、前記バ
    イト数計数手段によって計数されたバイト数及び前記ビ
    ット位置保持手段に保持された先頭ビット位置によって
    示される符号位置を示すデータを、前記符号位置データ
    記憶手段に記憶することを特徴とする第2請求項記載の
    二値画像データ切出し方式。
  6. 【請求項6】 二値画像圧縮伸張処理手段は、 分割された二値画像の各領域のライン数を保持するため
    のライン数保持手段と、 処理されたコードデータのバイト数を計数するバイト数
    計数手段と、 処理を始めるべきコードの先頭ビット位置を示すビット
    位置保持手段と、 処理対象とするラインに対応する参照ラインのイメージ
    データを保持する参照ライン保持手段と、 処理されたライン数を計数するライン数計数手段と、 を具備し、 圧縮処理の際に、前記ライン数計数手段によって計数さ
    れた圧縮処理の対象とするライン数が、前記ライン数保
    持手段に保持されたライン数に達したときに、前記参照
    ライン保持手段に保持されたイメージデータと、前記バ
    イト数計数手段によって計数されたバイト数及び前記ビ
    ット位置保持手段に保持された先頭ビット位置によって
    示される符号位置を示すデータを、前記符号位置データ
    記憶手段に記憶することを特徴とする第2請求項記載の
    二値画像データ切出し方式。
JP3183689A 1990-07-31 1991-06-28 二値画像データ切出し方式 Expired - Fee Related JP2818323B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3183689A JP2818323B2 (ja) 1990-07-31 1991-06-28 二値画像データ切出し方式

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-201539 1990-07-31
JP20153990 1990-07-31
JP3183689A JP2818323B2 (ja) 1990-07-31 1991-06-28 二値画像データ切出し方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0522609A true JPH0522609A (ja) 1993-01-29
JP2818323B2 JP2818323B2 (ja) 1998-10-30

Family

ID=26502025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3183689A Expired - Fee Related JP2818323B2 (ja) 1990-07-31 1991-06-28 二値画像データ切出し方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2818323B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008091967A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Brother Ind Ltd 画像形成システム、画像形成装置、及び複写装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008091967A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Brother Ind Ltd 画像形成システム、画像形成装置、及び複写装置
US8259362B2 (en) 2006-09-29 2012-09-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming system, image forming apparatus and copying apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2818323B2 (ja) 1998-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR870008446A (ko) 2진 데이타 압축·신장 처리 장치
US5623556A (en) System and method of extracting binary image data
US20090074314A1 (en) Decoding variable lenght codes in JPEG applications
JP2818323B2 (ja) 二値画像データ切出し方式
JPH033566A (ja) 圧縮データの復号方法
JP3130721B2 (ja) 2値画像圧縮伸張処理システム及び2値画像切出し方法
JPH0522573A (ja) 二値画像データ切出し編集方式
JPH0522574A (ja) 二値画像データ切出し方式
JP3417684B2 (ja) 画像処理装置
JP2897876B2 (ja) 符号データ伸張処理方式
JPH07184063A (ja) 2値画像圧縮システム
JPH09246988A (ja) 復号装置及びその方法
JPH09307456A (ja) 可変長符号復号装置及び方法
JPH0628150A (ja) プログラム容量圧縮方法
JPH05276396A (ja) 画像情報処理装置
JPH0388005A (ja) 数値制御装置
JPH06303439A (ja) イメージデータ処理装置
JPS59161174A (ja) 画像処理装置
JPH08274999A (ja) 画像データ処理方法および画像処理装置
JPH06225123A (ja) 画像データの高速復元方法
JPS63269623A (ja) 圧縮デ−タデコ−ド装置
JP2002044461A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JPH10209878A (ja) データ展開装置
JPH0793497A (ja) 携帯型電子装置
JPH0887398A (ja) 符号化、復号化方式及び情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees