JP2897876B2 - 符号データ伸張処理方式 - Google Patents
符号データ伸張処理方式Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、CCITTにて勧告されたMH・MR・M2R符号化
方式等の圧縮データを伸張処理する際に用いられるもの
で、特に圧縮イメージデータを伸張処理してイメージを
生成する際に必要な領域のみ選択的にイメージを生成す
る処理機能を有して、圧縮イメージデータの伸張処理を
高速に実行できるようにした符号データ伸張処理方式に
関する。
方式等の圧縮データを伸張処理する際に用いられるもの
で、特に圧縮イメージデータを伸張処理してイメージを
生成する際に必要な領域のみ選択的にイメージを生成す
る処理機能を有して、圧縮イメージデータの伸張処理を
高速に実行できるようにした符号データ伸張処理方式に
関する。
(従来の技術) 従来、CCITTにて勧告された、MH・MR・M2R等の符号化
方式により圧縮された二値化イメージの圧縮コードを伸
張処理してイメージを生成する場合、必要とするイメー
ジ領域がその一部であっても全コードを一旦伸張してイ
メージデータを生成し、そこから必要な領域のみを切り
出していた。
方式により圧縮された二値化イメージの圧縮コードを伸
張処理してイメージを生成する場合、必要とするイメー
ジ領域がその一部であっても全コードを一旦伸張してイ
メージデータを生成し、そこから必要な領域のみを切り
出していた。
即ち、従来では第4図に示すように、二値イメージを
圧縮してつくられたコードデータ01を伸張処理してイメ
ージデータ02を生成し、作業用メモリ上に展開する。次
にこの作業用メモリに展開されたイメージから必要な領
域03を切り出し、CRT等の表示エリア04へ転送する。
圧縮してつくられたコードデータ01を伸張処理してイメ
ージデータ02を生成し、作業用メモリ上に展開する。次
にこの作業用メモリに展開されたイメージから必要な領
域03を切り出し、CRT等の表示エリア04へ転送する。
このような従来の処理手段に於いては、伸張処理した
イメージデータ02のうち、少なくとも図中の線05より上
のイメージをメモリ上に展開しなくてはならない。従っ
て切り出しの対象となる必要な領域を外れた不要領域に
ついてもイメージ生成処理を行なわなければならない。
イメージデータ02のうち、少なくとも図中の線05より上
のイメージをメモリ上に展開しなくてはならない。従っ
て切り出しの対象となる必要な領域を外れた不要領域に
ついてもイメージ生成処理を行なわなければならない。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来の技術に於いては、不必要な領域もメモ
リ上に一旦展開するため、必要な領域がたとえ極く僅か
であっても、少なくとも第4図に示すイメージ02のう
ち、線05より上の領域のイメージをメモリに書き込む時
間より処理時間を短くすることはできない。
リ上に一旦展開するため、必要な領域がたとえ極く僅か
であっても、少なくとも第4図に示すイメージ02のう
ち、線05より上の領域のイメージをメモリに書き込む時
間より処理時間を短くすることはできない。
この発明は上記実情に鑑みなされたもので、圧縮コー
ドを伸張してイメージデータを生成する際に必要な領域
のみイメージデータを生成し、無駄なイメージを生成し
ないようにして高速な切り出し伸張処理を実現した符号
データ伸張処理方式を提供することを目的とする。
ドを伸張してイメージデータを生成する際に必要な領域
のみイメージデータを生成し、無駄なイメージを生成し
ないようにして高速な切り出し伸張処理を実現した符号
データ伸張処理方式を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、コードデータからランレングスを得る回路
と、現在のライン位置とラインごとのランレングスの和
から現在の座標を求め、その座標が必要な領域にあるか
否かを判定する回路と、必要な領域に対してのみイメー
ジデータを生成する回路とを設けて、必要な領域のイメ
ージのみを生成し、無駄(不要)なイメージを生成しな
い機能をもつ構成としたことにより、高速な切り出し伸
張処理を実行する。
と、現在のライン位置とラインごとのランレングスの和
から現在の座標を求め、その座標が必要な領域にあるか
否かを判定する回路と、必要な領域に対してのみイメー
ジデータを生成する回路とを設けて、必要な領域のイメ
ージのみを生成し、無駄(不要)なイメージを生成しな
い機能をもつ構成としたことにより、高速な切り出し伸
張処理を実行する。
(作用) 本発明は、コードを解読してランレングスを得たとこ
ろで、それが必要な領域内であるか否かを判断し、領域
の外であればイメージデータを生成せずに次のコードの
解読にかかり、領域の中である場合に於いてのみイメー
ジデータの生成を行なうものである。
ろで、それが必要な領域内であるか否かを判断し、領域
の外であればイメージデータを生成せずに次のコードの
解読にかかり、領域の中である場合に於いてのみイメー
ジデータの生成を行なうものである。
圧縮コードは、通常の文字や線画より成る絵の場合、
その大きさは緊張後のイメージデータと比較して、数分
の1以下の大きさである。
その大きさは緊張後のイメージデータと比較して、数分
の1以下の大きさである。
必要な領域以外の処理時間はイメージを生成しないこ
とによりコードデータを解読しランレングスを生成する
時間のみになる。これが特に効果を発揮する場合として
マルチウィンドウ表示を行なう場合があげられる。
とによりコードデータを解読しランレングスを生成する
時間のみになる。これが特に効果を発揮する場合として
マルチウィンドウ表示を行なう場合があげられる。
マルチウィンドウ表示に於いて、ウィンドウ内にイメ
ージを表示するとき、ウィンドウ内のスクロールやウィ
ンドウの移動等によって、新たに画面上に現れる部分を
表示する必要が生じる。その一例を第3図に示す。この
場合、表示されているイメージの一画面分のデータを別
のメモリ上に展開しておくことはメモリ容量を多く必要
とするため得策ではない。そのため、もとの圧縮コード
を伸張し、表示に必要な部分のみを切り出す必要が生じ
る。この場合、全画面を伸張するのでは時間がかかり、
ウィンドウの変化から表示までの反応が遅くなるという
問題がある。そこで必要な部分のみを伸張すれば、処理
時間は短縮され、反応が速くなる。
ージを表示するとき、ウィンドウ内のスクロールやウィ
ンドウの移動等によって、新たに画面上に現れる部分を
表示する必要が生じる。その一例を第3図に示す。この
場合、表示されているイメージの一画面分のデータを別
のメモリ上に展開しておくことはメモリ容量を多く必要
とするため得策ではない。そのため、もとの圧縮コード
を伸張し、表示に必要な部分のみを切り出す必要が生じ
る。この場合、全画面を伸張するのでは時間がかかり、
ウィンドウの変化から表示までの反応が遅くなるという
問題がある。そこで必要な部分のみを伸張すれば、処理
時間は短縮され、反応が速くなる。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
第1図に於いて、1はMH,MR,M2R等の二値イメージを
符号化した圧縮コード、2は同圧縮コード1からランレ
ングス及びその色(黒/白)を得るランレングス発生回
路、3は同ランレングス発生回路2の出力情報(ランレ
ングス及びその色)である。4は上記ランレングス発生
回路2の出力情報(ランレングス及びその色)を受け
て、現在生成されたランレングスが予め指定された必要
な領域内にあるか否かを判定する領域判定回路であり、
ランレングスから現在処理中のコードより得られるイメ
ージの座標を決定し、その座標が上記必要な領域内にあ
るか否かを判定する。5及び6はそれぞれ上記領域判定
回路4の出力情報であり、このうち、5は領域内である
ことを判定したとき“真”(“T")となる領域判定出力
信号、6は同領域判定出力信号5が“真”(“T")のと
き領域内のランレングスと色を表わす有効ランレングス
である。7は上記領域判定出力信号5が“真”(“T")
のとき、有効ランレングス6のランレングスと色に応じ
たイメージデータ8を出力するイメージ生成回路であ
る。9は同イメージ生成回路7で生成されたイメージデ
ータ8を格納するイメージメモリである。
符号化した圧縮コード、2は同圧縮コード1からランレ
ングス及びその色(黒/白)を得るランレングス発生回
路、3は同ランレングス発生回路2の出力情報(ランレ
ングス及びその色)である。4は上記ランレングス発生
回路2の出力情報(ランレングス及びその色)を受け
て、現在生成されたランレングスが予め指定された必要
な領域内にあるか否かを判定する領域判定回路であり、
ランレングスから現在処理中のコードより得られるイメ
ージの座標を決定し、その座標が上記必要な領域内にあ
るか否かを判定する。5及び6はそれぞれ上記領域判定
回路4の出力情報であり、このうち、5は領域内である
ことを判定したとき“真”(“T")となる領域判定出力
信号、6は同領域判定出力信号5が“真”(“T")のと
き領域内のランレングスと色を表わす有効ランレングス
である。7は上記領域判定出力信号5が“真”(“T")
のとき、有効ランレングス6のランレングスと色に応じ
たイメージデータ8を出力するイメージ生成回路であ
る。9は同イメージ生成回路7で生成されたイメージデ
ータ8を格納するイメージメモリである。
第2図は必要な領域のイメージを例示したもので、同
図(a)に示す21は一画面分のイメージ、同図(b)に
示す22は上記イメージ21の中の必要な領域のイメージで
ある。
図(a)に示す21は一画面分のイメージ、同図(b)に
示す22は上記イメージ21の中の必要な領域のイメージで
ある。
第1表は上記第1図に於いて、上記第2図(a)に示
すイメージ21から、同図(b)に示す必要な領域のイメ
ージ22を切出して出力する際の動作を説明するためのも
ので、コードの内容と領域判定回路4より出力される領
域判定出力5及び有効ランレングス6の内容との対応を
示している。
すイメージ21から、同図(b)に示す必要な領域のイメ
ージ22を切出して出力する際の動作を説明するためのも
ので、コードの内容と領域判定回路4より出力される領
域判定出力5及び有効ランレングス6の内容との対応を
示している。
ここで上記第1図及び第2図と第1表を参照して本発
明の一実施例に於ける動作を説明する。
明の一実施例に於ける動作を説明する。
MH・MR・M2R等の二値イメージデータを符号化した圧
縮コード1はバス経由でランレングス発生回路2に入力
される。ランレングス発生回路2は上記入力された圧縮
コードをもとにランレングス及びその色が(白か黒か)
の情報を出力する。
縮コード1はバス経由でランレングス発生回路2に入力
される。ランレングス発生回路2は上記入力された圧縮
コードをもとにランレングス及びその色が(白か黒か)
の情報を出力する。
領域判定回路4は、入力したランレングスが必要な領
域内にあるか否かを判定する。
域内にあるか否かを判定する。
ここで、必要な領域外であれば“偽”(“F")の領域
判定信号5を出力する。又、領域内であれば“真”
(“T")の領域判定信号5を出力し、かつ領域内に含ま
れるランレングスおよびその色を示す有効ランレングス
6を出力する。この領域判定信号5と有効ランレングス
6はイメージ生成回路7に供給される。
判定信号5を出力する。又、領域内であれば“真”
(“T")の領域判定信号5を出力し、かつ領域内に含ま
れるランレングスおよびその色を示す有効ランレングス
6を出力する。この領域判定信号5と有効ランレングス
6はイメージ生成回路7に供給される。
イメージ生成回路7は、領域判定信号5が“真”
(“T")であれば、有効ランレングス6に相当するラン
レングスと色のイメージデータ8を出力する。
(“T")であれば、有効ランレングス6に相当するラン
レングスと色のイメージデータ8を出力する。
このイメージデータはイメージメモリ9に書込まれ
る。
る。
第2図は展開抽出対象となるイメージの例であり、第
1表はその際の必要な領域22を切り出す場合の動作対応
表である。
1表はその際の必要な領域22を切り出す場合の動作対応
表である。
ここで、第2図(a)に示すイメージ21の各画素に位
置情報として、X,Y座標を付与する。即ち、同図の左上
の画素の座標は(0,0)、右上の画素の座標は(19,
0)、左上の座標は(0,5)、右下の座標は(19,5)であ
る。同様に第2図(b)に示す必要な領域のイメージ22
の左上の画素の座標は(5,2)、右上の画素の座標は(1
5,2)、左下の座標は(5,3)、右下の座標は(15,3)で
ある。ランレングス発生回路2に入力する圧縮コードデ
ータは、MR符号化方式で圧縮されたものであると仮定す
る。さらに、この圧縮コードデータは、ランレングス発
生回路2に1つずつ順次入力されるものとする。第1表
のCODE NO.の数値は、この圧縮コードデータがランレン
グス発生回路2に入力する順番を示している。また、第
1表に示されている「色・ランレングス」とは、圧縮コ
ードデータが示している色情報とランレングスを示して
いる。即ち、ランレングス発生回路2が入力した圧縮コ
ードデータをデコードすることによりこの色情報とラン
レングスを得る。
置情報として、X,Y座標を付与する。即ち、同図の左上
の画素の座標は(0,0)、右上の画素の座標は(19,
0)、左上の座標は(0,5)、右下の座標は(19,5)であ
る。同様に第2図(b)に示す必要な領域のイメージ22
の左上の画素の座標は(5,2)、右上の画素の座標は(1
5,2)、左下の座標は(5,3)、右下の座標は(15,3)で
ある。ランレングス発生回路2に入力する圧縮コードデ
ータは、MR符号化方式で圧縮されたものであると仮定す
る。さらに、この圧縮コードデータは、ランレングス発
生回路2に1つずつ順次入力されるものとする。第1表
のCODE NO.の数値は、この圧縮コードデータがランレン
グス発生回路2に入力する順番を示している。また、第
1表に示されている「色・ランレングス」とは、圧縮コ
ードデータが示している色情報とランレングスを示して
いる。即ち、ランレングス発生回路2が入力した圧縮コ
ードデータをデコードすることによりこの色情報とラン
レングスを得る。
まず、1番目の圧縮コードデータがランレングス発生
回路2に入力するされた場合を考える。この1番目の圧
縮コードデータは、色が「白」で、そのランレングスが
「20」であることを示している。具体的には、この圧縮
コードデータは、「0001000」である。ランレングス発
生回路2は、この入力した圧縮コードデータをデコード
することにより、色が「白」でランレングスが「20」の
情報を得るので、これを領域判定回路4へ出力する。領
域判定回路4は、この入力した情報から、ランレングス
が「元のイメージ21の座標(0,0)の位置から始まり右
方向に20個の画素であり、この20個の画素のうち、最後
の画素の座標が(19,0)」であることを解析する。この
解析で得たランレングスの最後の画素の座標を第1表に
示す。つぎに、領域判定回路4は、この解析で得たラン
レングスがイメージ22の領域内にあるか否かを判定す
る。具体的には、必要な領域のイメージ22の左端のX座
標「5」、右端のX座標「15」、上端のY座標「2」と
下端のY座標「3」とに基づいて判定する。解析して得
たランレングスが、座標(0,0)から始まり座標(19,
0)で終了する20個の画素であることから、このランレ
ングスは必要な領域内に含まれない(存在しない)こと
を判定する。領域判定回路4はこの判定の結果から、
“偽”(“F")の領域判定信号5を出力する。このとき
領域判定回路4は有効ランレングス6として「0」を出
力する。尚、領域判定回路4は解析の結果得られた上記
最後の画素の座標値、この場合には(19,0)を次の領域
判定に使用するために記憶しておく。イメージ生成回路
7は、入力した領域判定信号5が“偽”(“F")のた
め、イメージデータ8を生成しない。以後同様に第7番
目の圧縮コードデータまでは、デコードしても必要な領
域の外にあるため、イメージ生成回路7はイメージデー
タ8を生成しない。
回路2に入力するされた場合を考える。この1番目の圧
縮コードデータは、色が「白」で、そのランレングスが
「20」であることを示している。具体的には、この圧縮
コードデータは、「0001000」である。ランレングス発
生回路2は、この入力した圧縮コードデータをデコード
することにより、色が「白」でランレングスが「20」の
情報を得るので、これを領域判定回路4へ出力する。領
域判定回路4は、この入力した情報から、ランレングス
が「元のイメージ21の座標(0,0)の位置から始まり右
方向に20個の画素であり、この20個の画素のうち、最後
の画素の座標が(19,0)」であることを解析する。この
解析で得たランレングスの最後の画素の座標を第1表に
示す。つぎに、領域判定回路4は、この解析で得たラン
レングスがイメージ22の領域内にあるか否かを判定す
る。具体的には、必要な領域のイメージ22の左端のX座
標「5」、右端のX座標「15」、上端のY座標「2」と
下端のY座標「3」とに基づいて判定する。解析して得
たランレングスが、座標(0,0)から始まり座標(19,
0)で終了する20個の画素であることから、このランレ
ングスは必要な領域内に含まれない(存在しない)こと
を判定する。領域判定回路4はこの判定の結果から、
“偽”(“F")の領域判定信号5を出力する。このとき
領域判定回路4は有効ランレングス6として「0」を出
力する。尚、領域判定回路4は解析の結果得られた上記
最後の画素の座標値、この場合には(19,0)を次の領域
判定に使用するために記憶しておく。イメージ生成回路
7は、入力した領域判定信号5が“偽”(“F")のた
め、イメージデータ8を生成しない。以後同様に第7番
目の圧縮コードデータまでは、デコードしても必要な領
域の外にあるため、イメージ生成回路7はイメージデー
タ8を生成しない。
次に、第8番目の圧縮コードデータについて検討す
る。ランレングス発生回路2は入力した第8番目の圧縮
コードデータをデコードすることにより、色が「黒」で
ランレングスが「4」の情報を得るので、これを領域判
定回路4へ出力する。領域判定回路4はこの入力した情
報から、入力したランレングスが「元のイメージ21の座
標(3,2)の位置から始まり右方向に4個の画素であ
り、この4個の画素のうち、最後の画素の座標が(6,
2)」であることを解析する。領域判定回路4はこの解
析の結果から、必要な領域のイメージ22の上端のY座標
「2」と下端のY座標「3」と入力したランレングスの
Y座標「2」とに基づいて、入力したランレングスのY
座標は必要な領域内であると判定する。また、領域判定
回路4はこの解析の結果から、必要な領域のイメージ22
の左端のX座標「5」と右端のX座標「15」と入力した
ランレングスのX座標「3」〜「6」とに基づいて、入
力したランレングスは必要な領域のイメージ22の左端の
X座標「5」の左の位置(即ち、座標(3,2))から始
まり左端のX座標「5」の右の位置(即ち、座標(6,
2))で終了することがわかり、入力したランレングス
のX座標の一部は必要な領域内であると判定する。領域
判定回路4はこのような判定結果から領域判定信号5と
して“真”(“T")を出力する。この時、有効ランレン
グス6は、次のような演算により求める。即ち、入力し
たランレングスの右端位置のX座標値「6」から必要な
領域のイメージ22の左端のX座標値「5」を引き算し、
その結果にプラス1(+1)する。この演算結果(6−
5+1=2)から領域判定回路4は有効ランレングス6
として、黒の画素が2つであることを示すデータを出力
する。イメージ生成回路7は、入力した領域判定信号5
が“真”(“T")のため、イメージデータ8として入力
した有効ランレングス6に応じた黒の画素を2つ生成し
てイメージメモリ9へ出力する。以後同様に、第9番目
から第14番目の圧縮コードデータについて、領域判定回
路4が判定した結果は、第1表に示した通りである。
る。ランレングス発生回路2は入力した第8番目の圧縮
コードデータをデコードすることにより、色が「黒」で
ランレングスが「4」の情報を得るので、これを領域判
定回路4へ出力する。領域判定回路4はこの入力した情
報から、入力したランレングスが「元のイメージ21の座
標(3,2)の位置から始まり右方向に4個の画素であ
り、この4個の画素のうち、最後の画素の座標が(6,
2)」であることを解析する。領域判定回路4はこの解
析の結果から、必要な領域のイメージ22の上端のY座標
「2」と下端のY座標「3」と入力したランレングスの
Y座標「2」とに基づいて、入力したランレングスのY
座標は必要な領域内であると判定する。また、領域判定
回路4はこの解析の結果から、必要な領域のイメージ22
の左端のX座標「5」と右端のX座標「15」と入力した
ランレングスのX座標「3」〜「6」とに基づいて、入
力したランレングスは必要な領域のイメージ22の左端の
X座標「5」の左の位置(即ち、座標(3,2))から始
まり左端のX座標「5」の右の位置(即ち、座標(6,
2))で終了することがわかり、入力したランレングス
のX座標の一部は必要な領域内であると判定する。領域
判定回路4はこのような判定結果から領域判定信号5と
して“真”(“T")を出力する。この時、有効ランレン
グス6は、次のような演算により求める。即ち、入力し
たランレングスの右端位置のX座標値「6」から必要な
領域のイメージ22の左端のX座標値「5」を引き算し、
その結果にプラス1(+1)する。この演算結果(6−
5+1=2)から領域判定回路4は有効ランレングス6
として、黒の画素が2つであることを示すデータを出力
する。イメージ生成回路7は、入力した領域判定信号5
が“真”(“T")のため、イメージデータ8として入力
した有効ランレングス6に応じた黒の画素を2つ生成し
てイメージメモリ9へ出力する。以後同様に、第9番目
から第14番目の圧縮コードデータについて、領域判定回
路4が判定した結果は、第1表に示した通りである。
最後に第15番目の圧縮コードデータについて検討す
る。ランレングス発生回路2は入力した第15番目の圧縮
コードデータをデコードすることにより、色が「黒」で
ランレングスが「5」の情報を得るので、これを領域判
定回路4へ出力する。領域判定回路4はこの入力した情
報から、入力したランレングスが「元のイメージ21の座
標(12,3)の位置から始まり右方向に5個の画素であ
り、この5個の画素のうち、最後の画素の座標が(16,
3)」であることを解析する。領域判定回路4はこの解
析の結果から、必要な領域のイメージ22の上端のY座標
「2」と下端のY座標「3」と入力したランレングスの
Y座標「2」とに基づいて、入力したランレングスのY
座標は必要な領域内であると判定する。また、領域判定
回路4はこの解析の結果から、必要な領域のイメージ22
の左端のX座標「5」と右端のX座標「15」と入力した
ランレングスのX座標「12」〜「16」とに基づいて、入
力したランレングスは必要な領域のイメージ22の右端の
X座標「15」の左の位置(即ち、座標(12,3))から始
まり右端のX座標「15」の右の位置(即ち、座標(16,
3))で終了することがわかり、入力したランレングス
のX座標の一部は必要な領域内であると判定する。領域
判定回路4はこのような判定結果から領域判定信号5と
して“真”(“T")を出力する。この時、有効ランレン
グス6は、次のような演算により求める。必要な領域の
イメージ22の右端のX座標値「15」から1つ前の圧縮コ
ードデータ(この場合、第14番目)を領域判定回路4が
解析して得たランレングスの最後の画素の座標のX座標
値(この場合、「11」)を引き算する。この演算結果
(15−11=4)から領域判定回路4は有効ランレングス
6として、黒の画素が4つであることを示すデータを出
力する。イメージ生成回路7は、入力した領域判定信号
5が“真”(“T")のため、イメージデータ8として入
力した有効ランレングス6に応じた黒の画素を4つ生成
してイメージメモリ9へ出力する。以上説明した動作を
実行することにより、第2図(b)に示す必要な領域の
イメージだけを得ることができる。
る。ランレングス発生回路2は入力した第15番目の圧縮
コードデータをデコードすることにより、色が「黒」で
ランレングスが「5」の情報を得るので、これを領域判
定回路4へ出力する。領域判定回路4はこの入力した情
報から、入力したランレングスが「元のイメージ21の座
標(12,3)の位置から始まり右方向に5個の画素であ
り、この5個の画素のうち、最後の画素の座標が(16,
3)」であることを解析する。領域判定回路4はこの解
析の結果から、必要な領域のイメージ22の上端のY座標
「2」と下端のY座標「3」と入力したランレングスの
Y座標「2」とに基づいて、入力したランレングスのY
座標は必要な領域内であると判定する。また、領域判定
回路4はこの解析の結果から、必要な領域のイメージ22
の左端のX座標「5」と右端のX座標「15」と入力した
ランレングスのX座標「12」〜「16」とに基づいて、入
力したランレングスは必要な領域のイメージ22の右端の
X座標「15」の左の位置(即ち、座標(12,3))から始
まり右端のX座標「15」の右の位置(即ち、座標(16,
3))で終了することがわかり、入力したランレングス
のX座標の一部は必要な領域内であると判定する。領域
判定回路4はこのような判定結果から領域判定信号5と
して“真”(“T")を出力する。この時、有効ランレン
グス6は、次のような演算により求める。必要な領域の
イメージ22の右端のX座標値「15」から1つ前の圧縮コ
ードデータ(この場合、第14番目)を領域判定回路4が
解析して得たランレングスの最後の画素の座標のX座標
値(この場合、「11」)を引き算する。この演算結果
(15−11=4)から領域判定回路4は有効ランレングス
6として、黒の画素が4つであることを示すデータを出
力する。イメージ生成回路7は、入力した領域判定信号
5が“真”(“T")のため、イメージデータ8として入
力した有効ランレングス6に応じた黒の画素を4つ生成
してイメージメモリ9へ出力する。以上説明した動作を
実行することにより、第2図(b)に示す必要な領域の
イメージだけを得ることができる。
上記各ランレングスがイメージ生成回路7の出力バス
幅より大きい場合、イメージデータの出力は1バスサイ
クルで済まないため、本発明の方式による処理が有効と
なる。
幅より大きい場合、イメージデータの出力は1バスサイ
クルで済まないため、本発明の方式による処理が有効と
なる。
尚、本発明は、例えば光ファリングシステムの表示装
置等、圧縮コードの伝送よりも伸張速度の方が重要視さ
れる装置に於いて広く適用可能である。
置等、圧縮コードの伝送よりも伸張速度の方が重要視さ
れる装置に於いて広く適用可能である。
[発明の効果] 以上詳記したように本発明の符号データ伸張処理方式
によれば、二値イメージを圧縮してつくられたコードデ
ータから、もとのイメージの色とランレングスを得る回
路と、同回路より得られたランレングスの総和から現在
処理中のコードより得られるイメージの座標を決定し、
同座標が領域内にあるか否かを判定して、上記領域内に
あるイメージのみの色とランレングスを得る回路と、同
回路により得られるランレングスから対応する二値イメ
ージを生成する回路とを備えて、必要な領域のイメージ
のみを生成し、無駄(不要)なイメージを生成しない機
能をもつ構成としたことにより、圧縮イメージの高速な
切り出し伸張処理が実現される。
によれば、二値イメージを圧縮してつくられたコードデ
ータから、もとのイメージの色とランレングスを得る回
路と、同回路より得られたランレングスの総和から現在
処理中のコードより得られるイメージの座標を決定し、
同座標が領域内にあるか否かを判定して、上記領域内に
あるイメージのみの色とランレングスを得る回路と、同
回路により得られるランレングスから対応する二値イメ
ージを生成する回路とを備えて、必要な領域のイメージ
のみを生成し、無駄(不要)なイメージを生成しない機
能をもつ構成としたことにより、圧縮イメージの高速な
切り出し伸張処理が実現される。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
上記実施例の動作を説明するための、必要な領域のイメ
ージを例示したもので、同図(a)は一画面分のイメー
ジ例、同図(b)は上記一画面分のイメージの中の必要
な領域のイメージ例を示す図、第3図は本発明の適用例
を説明するためのもので、マルチウィンドウ表示に於け
るウィンドウ内のイメージ表示処理例を示す図、第4図
は従来のイメージ生成処理動作を説明するための図であ
る。 1……圧縮コード、2……ランレングス発生回路、3…
…ランレングス発生回路の出力情報(ランレングス及び
その色)、4……領域判定回路、5,6……領域判定回路
の出力情報(5……領域判定出力信号、6……有効ラン
レングス)、7……イメージ生成回路、8……イメージ
データ、9……イメージメモリ、21……一画面分のイメ
ージ、22……必要な領域のイメージ。
上記実施例の動作を説明するための、必要な領域のイメ
ージを例示したもので、同図(a)は一画面分のイメー
ジ例、同図(b)は上記一画面分のイメージの中の必要
な領域のイメージ例を示す図、第3図は本発明の適用例
を説明するためのもので、マルチウィンドウ表示に於け
るウィンドウ内のイメージ表示処理例を示す図、第4図
は従来のイメージ生成処理動作を説明するための図であ
る。 1……圧縮コード、2……ランレングス発生回路、3…
…ランレングス発生回路の出力情報(ランレングス及び
その色)、4……領域判定回路、5,6……領域判定回路
の出力情報(5……領域判定出力信号、6……有効ラン
レングス)、7……イメージ生成回路、8……イメージ
データ、9……イメージメモリ、21……一画面分のイメ
ージ、22……必要な領域のイメージ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 11/04 G06F 15/66 330J
Claims (1)
- 【請求項1】二値イメージを圧縮して作られたコードデ
ータから、所望の座標値を持つ領域のイメージを得るデ
ータ伸張処理方式であって、 上記コードデータから元のイメージの色とランレングス
を得るランレングス発生手段と、 このランレングス発生手段より得られるランレングスか
ら現在処理中のコードより得られるイメージの座標値を
決定し、この決定した座標値と上記所望の領域の座標値
とに基づいて、上記領域内にあるイメージだけの色とラ
ンレングスを得る領域判定手段と、 この領域判定手段より得られる色とランレングスから対
応する二値イメージを生成するイメージ生成手段とを具
備してなることを特徴とする符号データ伸張処理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10351288A JP2897876B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 符号データ伸張処理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10351288A JP2897876B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 符号データ伸張処理方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01273485A JPH01273485A (ja) | 1989-11-01 |
JP2897876B2 true JP2897876B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=14356015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10351288A Expired - Fee Related JP2897876B2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 符号データ伸張処理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2897876B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04347781A (ja) * | 1991-05-24 | 1992-12-02 | Mitsubishi Electric Corp | イメージデータ表示方式 |
JP4554663B2 (ja) * | 2007-11-22 | 2010-09-29 | アドバンスド・マスク・インスペクション・テクノロジー株式会社 | パターン検査装置及びパターン検査方法 |
-
1988
- 1988-04-26 JP JP10351288A patent/JP2897876B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01273485A (ja) | 1989-11-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |