JPH0522520U - ズボン類の保持バンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紐状索体による伸縮自在な構造とにより、使
用時の着脱を極めて簡便に行うことができ、また用事に
際して動作の如何にかかわらず確実に保持することがで
きるようにする。 【構成】 紐状索体の長手方向の少なくとも一部に、ゴ
ム等による伸縮部材を連設し、且つ該索体の両端部附近
の対向面に一対の連着手段を有して構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、駅、公園、その他、大衆の利用する公衆トイレ等にあって一時使用 するズボン類の保持バンドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の保持バンドとしては、その用事の際の専用のものが市販に全く 見当らず、ズボン、スラックス或いはキュロット等の裾が床面に触れて汚れたり して不快を感ずるのをなくすために、その都度、通常の洗濯バサミ或いは輪ゴム 等の使用により裾を留めて代行している現状にあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような従来の既成による利用のものにあっては、前者の場 合に留め跡を残すこととなり、また後者においては靴先からの着脱操作に至極煩 わしさを招くこととなった。

【０００４】 本考案は従来のこれら問題に対処してなされたものであり、伸縮自在な紐状索 体による使用時での輪状態に連着する保持バンドとなすことにより、その都度の 着脱を極めて簡便に行うことができ、且つ用事の際の動作の如何にかかわらず確 実に保持することのできるズボン類の保持バンドを提案することを目的とするも のである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記目的を達成するため、紐状索体の長手方向の少なくとも一部に、 伸縮部材を連設し、且つ該索体の両端部附近の対向面に一対の連着手段を有して 構成したズボン類の保持バンドを要旨とするものである。

【０００６】

【作用】 本考案はこのように構成されているため、使用時に予めズボン類の裾或いは太 股部附近の周りに保持バンドを巻き付けて両端部を連着して輪状となすことによ り、用事の際の動作の如何にかかわらず裾部の下がりをなくして確実に保持する こととなり、また紐状の索体によりその都度の着脱を極めて簡便に行うことがで きるのである。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すれば、図１は本考案のズボン類 の保持バンドの展開時の平面図、図２は図１の正面図、図３は他の実施例の図１ 相当図であって、(1) は紐状索体であり、その長手方向の少なくとも一部にゴム 等の弾性体による伸縮部材(2) を接着或いは鋲着(4)(4') （図１）等して介在連 設し、且つ該索体の両端部附近の対向面に、使用時に輪状態となるようマジック テープ（図１）、ホック、フック或いはボタン等からなる一対の連着手段(3)(3' ) を有して構成するものである。

【０００８】 尚索体(1) を図３に示すように、その全体をゴム等による伸縮部材(2) として 形成することもできる。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように本考案による保持バンドは、前記紐状索体(1) を伸縮自在 として形成して使用時に輪状態となるよう連着手段(3)(3') を設けたことにより 構成するため、その着脱を極めて簡便に行うことができ、且つ用事の際の動作の 如何にかかわらず確実に保持することができる極めて有用なズボン類の保持バン ドである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のズボン類の保持バンドの展開時の平面
図である。

【図２】図１の正面図である。

【図３】他の実施例の図１相当図である。

【図４】巻き付け状態を示す正面図である。

【符号の説明】

１ 索体 ２ 伸縮部材 ３、３′ 連着手段

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 紐状索体(1) の長手方向の少なくとも一
   部に、伸縮部材(2)を連設し、且つ該索体の両端部附近
   の対向面に一対の連着手段(3)(3') を有して構成したこ
   とを特徴とするズボン類の保持バンド。