JP3036630U - サポーター及びこれと組み合わせて使用するパッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 膝や肘の屈伸時に違和感が少なく、かつ、パ
ッドを任意位置に取りつけることが可能なサポーター及
びこれと組み合わせたパッドを提供すること。 【解決手段】 膝や肘の屈伸時の違和感を少なくするた
めに、本考案ではサポーターをＸ字形に成形し、その表
面のほぼ全面に雌型の面状ファスナを縫着すると共に裏
面の一方の先端部にそれぞれ雄型の面状ファスナを縫着
した。また、パッドを任意位置に取りつけることを可能
とするために、椀形のパッドの裏面に雄型の面状ファス
ナを数個縫着した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、膝あるいは肘などに用いるサポーター及び該サポーターと組み合わ せて使用する膝や肘などを保護するためのパッドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

本考案と関連する従来技術としては、特開平８−１９４６４９号、特開平７− ２１３５４４号、実用登録第３０２２９０号がある。

【０００３】 ここに特開平８−１９４６４９号は円筒形の膝サポーター横方向に複数枚の羽 根を取りつけ、１枚宛サポーターに巻き回して固着するというものである。

【０００４】 特開平７−２１３５４４号はサポーター本体の正面部の裏面に膝蓋骨の周囲に 接する蓋骨当て部を突設することにより、平面状で巻き付けてサポーターを固着 するというものである。

【０００５】 実用登録第３０２２９０号は伸縮弾性素材から成る略方形、楕円形又は円形の 基布と、基布のほぼ中央部に設けられかつ膝頭を遊嵌する孔又は窪みを中央部に 備えた柔軟な緩衝用パッドと、基布の周囲に設けられたファスナ片とから構成さ れるものである。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

特開平８−１９４６４９号に係る発明は円筒形のサポーターで膝全体を覆って しまうので、屈伸時に違和感があるという欠点がある。

【０００７】 特開平７−２１３５４４号に係る発明も円筒形のサポーターで膝全体を覆って しまうので屈伸時に違和感があるという欠点がある。

【０００８】 実用登録第３０２２９０号はサポーターで膝全体を覆ってしまうので屈伸時に 違和感があるという欠点があると共に、パッドがサポーターと一体形成されてい ることから、パッドを好みの位置に取りつけることができないという欠点がある 。

【０００９】 そこで本考案は膝や肘の屈伸時に違和感が少なく、かつ、パッドを任意位置に 取りつけることが可能なサポーター及びこれと組み合わせたパッドを提供するこ とを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】

膝や肘の屈伸時の違和感を少なくするために、本考案ではサポーターをＸ字形 に成形し、その表面のほぼ全面に雌型の面状ファスナを縫着すると共に裏面の一 方の先端部にそれぞれ雄型の面状ファスナを縫着した。また、パッドを任意位置 に取りつけることを可能とするために、椀形のパッドの裏面に雄型の面状ファス ナを数個縫着した。以下、係る解決手段がいかなる作用を有するかを図面を参照 しながら述べる。

【００１１】 図３は本考案に係るサポーター（１）の背面図である。Ｘ字形のサポーター（ １）の裏面の交差部分を膝裏あるいは肘裏に当て、サポーター（１）の先端部を 膝側あるいは肘側に回す。そしてサポーター（１）の表面の雌型の面状ファスナ （２）と裏面の先端部分に設けた雄型の面状ファスナ（３）を接合することでサ ポーター（１）を膝あるいは肘に取りつけるのである。かようにＸ字形のサポー ター（１）を膝あるいは肘に取りつけるので、図２に示すように膝あるいは肘に はサポーター（１）が被さらず、よって膝や肘の屈伸時に違和感が少ないのであ る。

【００１２】 また、サポーター（１）の表面はその全面が雌型の面状ファスナ（２）で形成 されており、一方パッド（４）の裏面には雄型の面状ファスナ（５）が縫着され ていることから、膝あるいは肘に取りつけたサポーター（１）の任意位置にパッ ド（４）を取りつけることが可能となるのである（図１参照）。

【００１３】

【考案の実施の形態】

以下、考案の好ましい実施の形態につき図面を参照しながら述べる。

【００１４】 図３は本考案に係るサポーター（１）の背面図である。サポーター（１）はＸ 字形に成形してあり、その表面には、ほぼその全面に雌型の面状ファスナ（２） が縫着してある。サポーター（１）の裏面の一方の二つの先端部には雄型の面状 ファスナ（３）がそれぞれ縫着してある。

【００１５】 図４はパッド（４）の背面図であり、図５は同Ａ−Ａ断面図である。パッド（ ４）は椀形に形成してあり、その裏面には雄型の面状ファスナ（５）が数ケ所縫 着してある。該雄型の面状ファスナ（５）はパッド（４）に直接縫着してもよい が、パッド（４）の裏面に伸縮性のある素材例えばゴムベルトによる突設部を設 け、該突設部に雄型の面状ファスナ（５）を縫着すれば膝や肘の動きにたいする 違和感がより少ないものとすることができる。

【００１６】

【考案の効果】

本考案はサポーターを膝や肘に巻き付けた場合に、膝や肘がサポーターで覆わ れてしまうことがないので屈伸時に違和感が少ない。

【００１７】 また、サポーターとパッドが別々に構成されているので膝や肘の動きによるパ ッドのずれが少なく、また、パッドを好みの位置に取りつけることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の使用状態を示す正面図。

【図２】 サポーター（１）を膝に巻き付けた状態を示
す正面図。

【図３】 サポーター（１）の背面図。

【図４】 パッド（４）の背面図。

【図５】 パッド（４）のＡ−Ａ断面図。

【符号の説明】

１・・サポーター ２・・雌型面状ファスナ ３・・雄型面状ファスナ ４・・パッド ５・・雄型面状ファスナ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 サポーター（１）をＸ字形に成形し、そ
   の表面の全面に雌型の面状ファスナ（２）を縫着すると
   共に、その裏面の一方の先端部にそれぞれ雄型の面状フ
   ァスナ（３）を縫着したこと、及び椀形のパッドの裏面
   に数ケ所の雄型の面状ファスナ（５）を縫着したことを
   特徴とするサポーター及びこれと組み合わせて使用する
   パッド。