JPH0522483U - フオークリフトの作業機浮上り防止装置 - Google Patents

フオークリフトの作業機浮上り防止装置

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JPH0522483U
JPH0522483U JP5672691U JP5672691U JPH0522483U JP H0522483 U JPH0522483 U JP H0522483U JP 5672691 U JP5672691 U JP 5672691U JP 5672691 U JP5672691 U JP 5672691U JP H0522483 U JPH0522483 U JP H0522483U
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lifting
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岸夫 今井
裕規 斎藤
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Sanyo Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックホー等の作業機を取付けて作業を行う
場合に、作業機に地盤等から作用する反力等によって作
業機が浮き上がることを防止し、作業の安定を図る。 【構成】 作業機であるバックホー17または昇降枠1
4にL字形の浮上り防止片3を取付け、昇降シリンダ1
3で昇降枠14を上昇させることにより、マスト下端2
aに浮上り防止片3が係合するようにする。昇降シリン
ダ13は、通常の単動式のものであり、上昇方向にのみ
駆動力が得られるものである。このように浮上り防止片
3を係合させることにより、バックホー17のバケット
20で掘削を行うときに、地盤の反力でバックホー17
が昇降枠14と共にマスト2に沿って浮き上がることが
防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、フォークリフトにバックホーや高所作業台等の作業機を取付ける 場合に使用するフォークリフトの作業機浮上り防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、工場等において、日常の作業とは別に、バックホーや高所作業台等が必 要になる場合がある。例えば、工場のレイアウト変更に伴う溝掘りをバックホー で行いたい場合や、天井における照明器具のランプ交換に高所作業台を使用した い場合等である。
【0003】 しかし、これらの作業は頻度が少ないため、バックホーや高所作業台を有する 専用の作業車両を準備しておくと、不経済であるばかりでなく、保管場所も必要 になるなどの不都合が生じる。
【0004】 そのため、本出願人は、工場や物流現場では何処にでもあるフォークリフトを 利用し、バックホーや高所作業台等をマストの昇降枠に交換可能に設置するもの を提案した。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
バックホーによる作業では、掘削時にバケットに地盤面から大きな反力が作用 し、この反力によって、バックホーが取付けられている昇降枠に上昇力が作用す る。 フォークリフトのマストに設置される昇降用のシリンダは、一般に単動式のシ リンダが用いられていて、フォーク等の作業機が取付けられる昇降枠の下降は、 この作業機等の自重により行われる。
【0006】 このように単動式のシリンダが使用されるため、前記のように昇降枠に大きな 上昇力が作用すると、昇降枠が浮き上がるという支障が生じる。昇降枠に作用す る上昇力は、バケットを中心とした半径のモーメントとして作用するため、昇降 枠の上昇範囲は限られるが、このような昇降枠の浮き上がりにより、バックホー による作業が行い難くなるという問題点がある。 なお、昇降枠に取付ける作業機として高所作業台等を使用した場合にも、高所 作業台がマストに対して浮き上がり方向に拘束されないために、安定性が悪いと いう問題点がある。
【0007】 この考案の目的は、作業機の浮き上がりが防止できて、安定した作業が行える 簡単な構成のフォークリフトの作業機浮上り防止装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案の作業機浮上り防止装置は、フォークリフトのマストに設置されて昇 降駆動される昇降枠、またはこの昇降枠に取付けられる作業機に、昇降枠の上昇 に伴ってマストの所定箇所に係合する浮上り防止片を設けたものである。
【0009】
【作用】
この構成によると、昇降枠を上昇させることにより、浮上り防止片がマストの 所定箇所、例えば下端に係合し、それ以上の上昇が阻止される。このように昇降 枠の上昇を拘束した状態で作業が行え、安定して作業が行える。
【0010】
【実施例】
この考案の一実施例を図1および図2に基づいて説明する。まず、概略を説明 すると、この作業機浮上り防止装置は、フォークリフト1のマスト2の下端2a に係合するL字形の浮上り防止片3を、マスト2の昇降枠14に取付けられるバ ックホー17に取付けたものである。
【0011】 フォークリフト1は車輪4および運転台5を備えた車体6のフレーム7に、マ スト2を支軸8でチルト自在に設置したものである。マスト2は、復動式のマス トチルトシリンダ9を介してフレーム7のブラケット10に連結してあり、マス トチルトシリンダ9の駆動によりチルト角度の調整が自在である。
【0012】 マスト2は、マスト本体11の内側に昇降マスト12を昇降自在に設置した2 段マストであり、昇降マスト12はマスト本体11に設置した昇降シリンダ13 により昇降駆動される。昇降シリンダ13は単動式のものである。昇降枠14は 、昇降マスト12にガイドローラ14aを介して昇降自在に設置され、かつ昇降 マスト12の動滑車15に吊り索16で吊持されており、昇降シリンダ13の伸 縮によりその伸縮量の2倍の高さを昇降する。
【0013】 昇降枠14は、フォーク等の各種の作業機を取り替え自在に取付けるものであ り、図示の例では作業機としてフォークの代わりにバックホー17が取付けてあ る。バックホー17は、ブーム18にアーム19を介してバケット20を取付け たものであり、各部分を駆動するブーム昇降シリンダ21,アームシリンダ22 ,およびバケットシリンダ23を備えている。ブーム18は、旋回台24を介し て作業機本体25に水平旋回自在に設置してあり、作業機本体25に設けたブー ム旋回シリンダ26により正逆に旋回駆動される。なお作業機本体25は、昇降 枠14に取付けたフォーク(図示せず)に取付けるようにしても良い。
【0014】 前記浮上り防止片3は、作業機本体25の左右に一対設けられ、各々上端部が 作業機本体25にピンまたはボルト等の接続具27で着脱可能に取付けられてい る。浮上り防止片3は、詳しくはマスト2のマスト本体11の下端に係合する。
【0015】 図2はフォークリフト1およびバックホー17の油圧回路を示す。ポンプ28 で吐出した作動油は、各々電磁弁からなる切換弁29,30を介してバケットシ リンダ23とブーム旋回シリンダ26に切換供給され、前記切換弁29から切換 弁31,32を介して、ブーム昇降シリンダ21とアームシリンダ22に切換供 給される。マストチルトシリンダ9は、前記切換弁29,31および切換弁33 を介して油圧供給される。切換弁33に戻り油のドレンタンク34が接続してあ る。フォークリフト1の油圧配管部分と、バックホー17の油圧配管部分とは、 着脱自在なカップリング(図示せず)で接続される。なお、図1の昇降シリンダ 13への油圧供給は、図2と別経路の油圧経路で行われる。
【0016】 この構成によると、バックホー17による作業を行うときは、昇降シリンダ1 3により昇降枠14を下降端から若干上昇させ、図1に示すように浮上り防止片 3をマスト2の下端2aに係合させる。この状態で、マストシリンダ13の油圧 系をロックし、あるいは油圧負荷状態を維持する。
【0017】 このように、浮上り防止片3をマスト下端2aに係合させた状態でバックホー 17の作業を行うことにより、掘削時にバックホー17のバケット20に地盤の 反力が作用しても、バックホー17が昇降枠14と共にマスト2に沿って浮き上 がることが防止される。そのため、バックホー17による掘削作業が安定して行 える。
【0018】 また、浮上り防止片3のマスト下端2aへの係合は、昇降枠14を上昇させる 昇降シリンダ13を利用して行うため、浮き上がり防止用の専用の駆動手段を必 要とせず、簡単な構成で安定した浮き上がり防止が行える。
【0019】 なお、浮上り防止片3は昇降枠14に取付けても良いが、この実施例のように バックホー17に取付けた場合は、バックホー17を昇降枠14から取り外した ときに、バックホー17を立ち姿勢に置くためのスタンドとして浮上り防止片3 を利用することができる。しかも、作業機を交換する場合は、バックホー17ご と浮上り防止片3を着脱すれば良く、浮上り防止片3を昇降枠14に対して着脱 する必要がない。
【0020】 また、前記実施例はフォークリフト1の作業機としてバックホー17を取付け た場合を説明したが、この考案の作業機浮上り防止装置は、その他種々の作業機 を取付けて使用する場合に利用できる。
【0021】 例えば、図3に示すように、作業機として高所作業台38を取付ける場合にも 、浮上り防止片3による安定支持が行える。高所作業台38は、テレスコープ状 の昇降駆動装置39とガイドフレーム40とを有するものであり、マスト2の昇 降枠14に取付けたフォーク41にソケット状の基台42で着脱可能に取付けら れる。浮上り防止片3は昇降枠14に取付けてある。
【0022】 この構成の場合、高所作業台38は、浮上り防止片3による係合のためにマス ト2と一体の固定状態になる。そのため、マスト2によって高所作業台38の支 持が得られ、倒れに対する安定性が向上する。
【0023】 また、前記実施例では浮上り防止片3をマスト2の下端2aに係合させるよう にしたが、マスト2の中間高さでマスト2の左右の柱部を接合する横桟などに浮 上り防止片3を係合させるようにしてもよい。 さらに、前記各実施例では浮上り防止片3をバックホー17等の作業機または 昇降枠14に固定状態に取付けるようにしたが、浮上り防止片3はこれら作業機 等に対して角度変更自在または着脱自在としても良い。これにより、浮上り防止 片3がマスト2に係合しない状態で昇降枠14を上昇させることができ、作業機 をマスト2の高位置で使用することも可能になる。
【0024】 また、この作業機浮上り防止装置は、フォークリフト1の走行状態で使用する 作業機、例えばバケットローダ等の作業機を使用する場合にも適用できる。
【0025】
【考案の効果】
この考案の作業機浮上り防止装置は、フォークリフトのマストに設置されて昇 降駆動される昇降枠、またはこの昇降枠に取付けられる作業機に、昇降枠の上昇 に伴ってマストの所定箇所に係合する浮上り防止片を設けたものであるため、作 業機の浮き上がりを防止して安定した作業が行える。また、昇降枠を上昇させる 駆動力を利用して浮き上がり防止を行うため、浮き上がり防止用の専用の駆動手 段を必要とせず、簡単な構成で安定した浮き上がり防止が行えるという効果があ
【提出日】平成4年9月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【考案の効果】
この考案の作業機浮上り防止装置は、フォークリフトのマストに設置されて 昇降駆動される昇降枠、またはこの昇降枠に取付けられる作業機に、昇降枠の上 昇に伴ってマストの所定箇所に係合する浮上り防止片を設けたものであるため、 作業機の浮き上がりを防止して安定した作業が行える。また、昇降枠を上昇させ る駆動力を利用して浮き上がり防止を行うため、浮き上がり防止用の専用の駆動 手段を必要とせず、簡単な構成で安定した浮き上がり防止が行えるという効果が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかる作業機浮上り防止
装置を装備したフォークリフトの側面図である。
【図2】その油圧回路図である。
【図3】同フォークリフトに高所作業台を取付けた例の
側面図である。
【符号の説明】
1…フォークリフト、2…マスト、3…浮上り防止片、
4…車輪、9…マストチルトシリンダ、13…昇降シリ
ンダ、14…昇降枠、17…バックホー、38…高所作
業台
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月11日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかる作業機浮上り防止
装置を装備したフォークリフトの側面図である。
【図2】その油圧回路図である。
【図3】同フォークリフトに高所作業台を取付けた例の
側面図である。
【符号の説明】 1…フォークリフト、2…マスト、3…浮上り防止片、
4…車輪、9…マストチルトシリンダ、13…昇降シリ
ンダ、14…昇降枠、17…バックホー、38…高所作
業台

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マストに設置されて昇降駆動される昇降
    枠、またはこの昇降枠に取付けられる作業機に、前記昇
    降枠の上昇に伴って前記マストの所定箇所に係合する浮
    上り防止片を設けたフォークリフトの作業機浮上り防止
    装置。
JP5672691U 1991-06-24 1991-06-24 フォークリフトの作業機浮上り防止装置 Expired - Lifetime JP2527632Y2 (ja)

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