JPH05224274A - カメラレンズ及びフィルタ・アダプタ構体並びに磁気取付け体 - Google Patents
カメラレンズ及びフィルタ・アダプタ構体並びに磁気取付け体Info
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- JPH05224274A JPH05224274A JP4268592A JP26859292A JPH05224274A JP H05224274 A JPH05224274 A JP H05224274A JP 4268592 A JP4268592 A JP 4268592A JP 26859292 A JP26859292 A JP 26859292A JP H05224274 A JPH05224274 A JP H05224274A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B11/00—Filters or other obturators specially adapted for photographic purposes
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/02—Bodies
- G03B17/12—Bodies with means for supporting objectives, supplementary lenses, filters, masks, or turrets
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Blocking Light For Cameras (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 カメラレンズをカメラレンズ構体１４にある
ヘリカル取付け部２２に収容し、カメラレンズの焦点調
節に際しヘリカル取付け体が円周方向に回転しないよう
にし、付加器具を該カメラレンズ構体に磁気リングを用
いて磁気結合させるようにした。 【効果】 偏光フィルタやマットボックスのような特殊
効果器具を円周方向に静止させたままで、焦点合せがで
きる。フィルタや特殊効果器具はカメラに確実に取付け
られ且つ取付け、取外しが迅速容易で、多くの付加器具
をいくつでも付加することができる。
ヘリカル取付け部２２に収容し、カメラレンズの焦点調
節に際しヘリカル取付け体が円周方向に回転しないよう
にし、付加器具を該カメラレンズ構体に磁気リングを用
いて磁気結合させるようにした。 【効果】 偏光フィルタやマットボックスのような特殊
効果器具を円周方向に静止させたままで、焦点合せがで
きる。フィルタや特殊効果器具はカメラに確実に取付け
られ且つ取付け、取外しが迅速容易で、多くの付加器具
をいくつでも付加することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラレンズ及びフィ
ルタ・アダプタの構体に関し、もっと詳しくいえば、レ
ンズに取付けるフィルタや特殊効果器具を回転させるこ
となくカメラの焦点調節ができるカメラレンズ構体と、
カメラレンズに取付ける特殊効果器具や付加フィルタを
容易に取付け、取外しできるフィルタ・アダプタ構体と
に関するものである。
ルタ・アダプタの構体に関し、もっと詳しくいえば、レ
ンズに取付けるフィルタや特殊効果器具を回転させるこ
となくカメラの焦点調節ができるカメラレンズ構体と、
カメラレンズに取付ける特殊効果器具や付加フィルタを
容易に取付け、取外しできるフィルタ・アダプタ構体と
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ビデオ及び写真制作では、光学フィルタ
やマットボックスのような、カメラのレンズ端に取付け
る器具を用いて特殊効果を作り出すことが多い。例え
ば、写真又はビデオ画像を変化させたり、強調したりす
るのに各種タイプのカラーフィルタを用いることがあ
る。例えば、カラー補正フィルタは、光源を現在使用中
の特定のカラーフィルムに適合させるものである。中性
密度フィルタはレンズに入る光を減らし、偏光フィルタ
は、太陽に対する該フィルタの方位に応じてカメラに入
る強い光を制限する。ガラスやプラスチック・フィルタ
に傷つけた線により光源から星や閃光の効果を作る場
合、これを星光又は線引きフィルタと呼んでいる。
やマットボックスのような、カメラのレンズ端に取付け
る器具を用いて特殊効果を作り出すことが多い。例え
ば、写真又はビデオ画像を変化させたり、強調したりす
るのに各種タイプのカラーフィルタを用いることがあ
る。例えば、カラー補正フィルタは、光源を現在使用中
の特定のカラーフィルムに適合させるものである。中性
密度フィルタはレンズに入る光を減らし、偏光フィルタ
は、太陽に対する該フィルタの方位に応じてカメラに入
る強い光を制限する。ガラスやプラスチック・フィルタ
に傷つけた線により光源から星や閃光の効果を作る場
合、これを星光又は線引きフィルタと呼んでいる。
【０００３】これらの特殊効果フィルタや器具の多くを
互いに一緒に使うことは、珍しくない。例えば、偏光フ
ィルタを強い光の制限に用いると共に、使用中の特定タ
イプのカラーフィルムに対象物への照明を合せるのにカ
ラー変換フィルタを用いている。これら２つのフィルタ
の外に、星や閃光を作成するのに星光フィルタを用いる
こともある。上記の例から分かるように、幾つかのビデ
オ及び写真の制作にはフィルタを組合せて同時に使用す
る必要がある。また、色々なショット（撮影）のため色
々な器具の組合せが必要であり、カメラマンや写真家は
次のショットに対する準備を迅速に行う必要がある。
互いに一緒に使うことは、珍しくない。例えば、偏光フ
ィルタを強い光の制限に用いると共に、使用中の特定タ
イプのカラーフィルムに対象物への照明を合せるのにカ
ラー変換フィルタを用いている。これら２つのフィルタ
の外に、星や閃光を作成するのに星光フィルタを用いる
こともある。上記の例から分かるように、幾つかのビデ
オ及び写真の制作にはフィルタを組合せて同時に使用す
る必要がある。また、色々なショット（撮影）のため色
々な器具の組合せが必要であり、カメラマンや写真家は
次のショットに対する準備を迅速に行う必要がある。
【０００４】現在、カメラにレンズやフィルタを取付け
るのに２つの方法がある。最も普通の方法は、図１のＡ
に示すネジ付きフィルタのようにネジで取付ける方法で
ある。ネジによる取付けは、各器具をネジで結合するた
めにフィルタやレンズの各端縁に小さなネジ溝を設ける
必要がある。この取付け方法は、フィルタやレンズをカ
メラに物理的に堅固に取付けうるが、器具の取外し、取
付けが容易ではない。例えば、ネジ溝にごみが入り、ネ
ジの性能が落ちることがある。また、レンズ及びフィル
タの外側のケーシング材料の膨張係数により、器具が収
縮したり膨張したりする。たとえネジ取付け部が物理的
に変形したり汚れたりしなくても、使用者にとって小さ
なネジ溝を一緒に合せてうまくねじ込むのは難しいこと
が多い。また、ねじ込みミスも発生し易く、ネジ山やネ
ジ溝を傷める虞れがある。したがって、ネジで取付ける
レンズやフィルタは、取付けや取外しに時間がかかる。
このため、差込み（bayonet)取付け法が考案された。し
かし、ネジ取付け部品が、メーカーに関係なくどんな単
一レンズレフレックス（１眼レフ）カメラにも合うのに
対し、差込み取付け部品のメーカーは少しずつ違った方
式を採用し、そのためフィルタやレンズの互換性がなく
なっている。よって、カメラの外側に付加する器具の安
定性、着脱の容易性を与える取付け方式が要望されてい
る。
るのに２つの方法がある。最も普通の方法は、図１のＡ
に示すネジ付きフィルタのようにネジで取付ける方法で
ある。ネジによる取付けは、各器具をネジで結合するた
めにフィルタやレンズの各端縁に小さなネジ溝を設ける
必要がある。この取付け方法は、フィルタやレンズをカ
メラに物理的に堅固に取付けうるが、器具の取外し、取
付けが容易ではない。例えば、ネジ溝にごみが入り、ネ
ジの性能が落ちることがある。また、レンズ及びフィル
タの外側のケーシング材料の膨張係数により、器具が収
縮したり膨張したりする。たとえネジ取付け部が物理的
に変形したり汚れたりしなくても、使用者にとって小さ
なネジ溝を一緒に合せてうまくねじ込むのは難しいこと
が多い。また、ねじ込みミスも発生し易く、ネジ山やネ
ジ溝を傷める虞れがある。したがって、ネジで取付ける
レンズやフィルタは、取付けや取外しに時間がかかる。
このため、差込み（bayonet)取付け法が考案された。し
かし、ネジ取付け部品が、メーカーに関係なくどんな単
一レンズレフレックス（１眼レフ）カメラにも合うのに
対し、差込み取付け部品のメーカーは少しずつ違った方
式を採用し、そのためフィルタやレンズの互換性がなく
なっている。よって、カメラの外側に付加する器具の安
定性、着脱の容易性を与える取付け方式が要望されてい
る。
【０００５】フィルタをネジで直接取付けるのに代わる
方法は、フィルタをフィルタ・アダプタでカメラレンズ
に取付けることである。図１のＢに、ステップアップ・
ダウン・リング、コーキン（Cokin)ユニバーサル・フィ
ルタ・ホルダ及びフィルタ・フードより成るフィルタ・
アダプタを示す。ステップアップ・ダウン・リングは、
カメラレンズの特定のネジに選んだフィルタを適合させ
るものである。コーキン・ユニバーサル・フィルタ・ホ
ルダは、４９〜５８ｍｍのネジをもつレンズに適合する
ものである。このホルダは、正方形又は円形の両方のフ
ィルタを収容するもので、一時に１以上のフィルタを取
付けることができる。レンズ（フィルタ）フードは、フ
ィルタ及びレンズを直射日光から遮蔽するために上記ホ
ルダに取付けられることがある。この構成は、フィルタ
が必要でなく特殊効果器具も不要の場合、アダプタ構体
を全部取外さねばならない欠点がある。また、色々な使
用レンズに適合する種々のステップアップ・ダウン・リ
ングが必要である。カメラマンや写真家にとっては、フ
ィルタを迅速容易に取替えうることが望ましい。
方法は、フィルタをフィルタ・アダプタでカメラレンズ
に取付けることである。図１のＢに、ステップアップ・
ダウン・リング、コーキン（Cokin)ユニバーサル・フィ
ルタ・ホルダ及びフィルタ・フードより成るフィルタ・
アダプタを示す。ステップアップ・ダウン・リングは、
カメラレンズの特定のネジに選んだフィルタを適合させ
るものである。コーキン・ユニバーサル・フィルタ・ホ
ルダは、４９〜５８ｍｍのネジをもつレンズに適合する
ものである。このホルダは、正方形又は円形の両方のフ
ィルタを収容するもので、一時に１以上のフィルタを取
付けることができる。レンズ（フィルタ）フードは、フ
ィルタ及びレンズを直射日光から遮蔽するために上記ホ
ルダに取付けられることがある。この構成は、フィルタ
が必要でなく特殊効果器具も不要の場合、アダプタ構体
を全部取外さねばならない欠点がある。また、色々な使
用レンズに適合する種々のステップアップ・ダウン・リ
ングが必要である。カメラマンや写真家にとっては、フ
ィルタを迅速容易に取替えうることが望ましい。
【０００６】焦点調節を行うとき現在のカメラレンズの
動作では、補助（付加）フィルタや特殊効果器具が取付
けられていれば、これらを含む筒状のもの全体が回転す
る。カメラレンズに取付けるフィルタや特殊効果器具の
中には、適切な機能を果すためには円周方向に静止して
いなければならないものがある。例えば、偏光フィルタ
は、適切な効果を得るには静止していなければならな
い。太陽に対して直角をなす偏光フィルタで取った屋外
像は、太陽に対し直角でない偏光フィルタで取った像に
比べて、青空が暗くまぶしさが減少している。重畳した
図形効果を望む場合、カメラレンズの端部にマットボッ
クスを取付けてもよい。マットボックスは、撮影又は記
録した像の一部を遮断し、あとでその像の上に図形を重
ね易くするものである。ビデオテープレコーダや写真に
偏光フィルタ又はマットボックスのどちらを使う場合に
も、焦点合せに問題がある。
動作では、補助（付加）フィルタや特殊効果器具が取付
けられていれば、これらを含む筒状のもの全体が回転す
る。カメラレンズに取付けるフィルタや特殊効果器具の
中には、適切な機能を果すためには円周方向に静止して
いなければならないものがある。例えば、偏光フィルタ
は、適切な効果を得るには静止していなければならな
い。太陽に対して直角をなす偏光フィルタで取った屋外
像は、太陽に対し直角でない偏光フィルタで取った像に
比べて、青空が暗くまぶしさが減少している。重畳した
図形効果を望む場合、カメラレンズの端部にマットボッ
クスを取付けてもよい。マットボックスは、撮影又は記
録した像の一部を遮断し、あとでその像の上に図形を重
ね易くするものである。ビデオテープレコーダや写真に
偏光フィルタ又はマットボックスのどちらを使う場合に
も、焦点合せに問題がある。
【０００７】カメラのフィルム上に映っている像が鮮明
であれば、撮影しようとしている像の焦点が合っている
と考えられている。カメラレンズとフィルムの間の距離
が焦点距離と定義されている。一般的には、焦点距離を
変えてカメラの焦点を合せている。レンズ全体の焦点を
合せる際、レンズ機構全体をフィルムに対し近づけたり
遠ざけたりする。レンズがフィルムから動く実際の距離
は、レンズのタイプによって変わる。レンズ全体の焦点
調節ほど一般的ではないが、前方要素焦点調節（front
cell focusing)では、前方要素（front element)を恒久
的に無限大に焦点を合せ、カメラ本体から最も離れた後
方要素のみをレンズに対して前進又は後退させている。
この場合、無限大とはカメラから少なくとも３０ｍの点
をいう。
であれば、撮影しようとしている像の焦点が合っている
と考えられている。カメラレンズとフィルムの間の距離
が焦点距離と定義されている。一般的には、焦点距離を
変えてカメラの焦点を合せている。レンズ全体の焦点を
合せる際、レンズ機構全体をフィルムに対し近づけたり
遠ざけたりする。レンズがフィルムから動く実際の距離
は、レンズのタイプによって変わる。レンズ全体の焦点
調節ほど一般的ではないが、前方要素焦点調節（front
cell focusing)では、前方要素（front element)を恒久
的に無限大に焦点を合せ、カメラ本体から最も離れた後
方要素のみをレンズに対して前進又は後退させている。
この場合、無限大とはカメラから少なくとも３０ｍの点
をいう。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上述した問題から分か
るように、本発明の第１の課題は、付加器具がカメラレ
ンズに確実に取付けられ、しかも種々のフィルタやレン
ズに対して両立性があり、且つ着脱が容易なフィルタ及
び特殊効果器具取付け方式を提供することである。
るように、本発明の第１の課題は、付加器具がカメラレ
ンズに確実に取付けられ、しかも種々のフィルタやレン
ズに対して両立性があり、且つ着脱が容易なフィルタ及
び特殊効果器具取付け方式を提供することである。
【０００９】本発明の第２の課題は、付加器具を円周方
向に静止させながらレンズの焦点合せを可能とすること
である。
向に静止させながらレンズの焦点合せを可能とすること
である。
【００１０】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によるカ
メラレンズ及びフィルタ・アダプタ構体は、ビデオや写
真カメラ、特にフィルタ及び特殊効果器具を使用するカ
メラに適用するものである。該カメラレンズ及びフィル
タ・アダプタ構体は、既存のカメラにネジ取付け部によ
り取付ける。フィルタ及び特殊効果器具すなわち外部カ
メラ付加器具は、カメラレンズ及びフィルタ・アダプタ
構体の端部に磁気結合によって取付けることができる。
カメラレンズ及びフィルタ・アダプタ構体の端部にある
磁気リングは、付加器具に対する取付け部となる。各外
部カメラ付加器具は、それぞれの器具の両端部に磁気リ
ングを有し、これら両端部は磁気的に反対方向に分極さ
れる。
メラレンズ及びフィルタ・アダプタ構体は、ビデオや写
真カメラ、特にフィルタ及び特殊効果器具を使用するカ
メラに適用するものである。該カメラレンズ及びフィル
タ・アダプタ構体は、既存のカメラにネジ取付け部によ
り取付ける。フィルタ及び特殊効果器具すなわち外部カ
メラ付加器具は、カメラレンズ及びフィルタ・アダプタ
構体の端部に磁気結合によって取付けることができる。
カメラレンズ及びフィルタ・アダプタ構体の端部にある
磁気リングは、付加器具に対する取付け部となる。各外
部カメラ付加器具は、それぞれの器具の両端部に磁気リ
ングを有し、これら両端部は磁気的に反対方向に分極さ
れる。
【００１１】外部カメラ付加器具は、該器具の磁気リン
グをカメラレンズ及びフィルタ・アダプタ構体の磁気リ
ングの極めて近くに置くことにより、カメラレンズ及び
フィルタ・アダプタ構体に取付ける。この方式は、付加
器具の迅速、容易且つ確実な取付けを可能とし、写真家
が必要な多くの付加器具を次々に追加（縦続結合）する
ことができる。カメラレンズ及びフィルタ・アダプタ構
体はまた、紫外線を遮断する天光フィルタ（skylight f
ilter)を具え、強い光を弱め、カメラレンズを保護す
る。
グをカメラレンズ及びフィルタ・アダプタ構体の磁気リ
ングの極めて近くに置くことにより、カメラレンズ及び
フィルタ・アダプタ構体に取付ける。この方式は、付加
器具の迅速、容易且つ確実な取付けを可能とし、写真家
が必要な多くの付加器具を次々に追加（縦続結合）する
ことができる。カメラレンズ及びフィルタ・アダプタ構
体はまた、紫外線を遮断する天光フィルタ（skylight f
ilter)を具え、強い光を弱め、カメラレンズを保護す
る。
【００１２】本カメラレンズ及びフィルタ・アダプタ構
体では、該構体の端部に取付けたフィルタ及び特殊効果
器具を回転させることなく、焦点調節が行える。複数の
レンズがヘリカル（らせん状）取付け体の中に収めら
れ、焦点調節中、ヘリカル取付け体は、円周方向に静止
したまま前後方向に動くだけである。カメラレンズ及び
フィルタ・アダプタ構体にある手動焦点調節リングは、
ヘリカル取付け体を動かして焦点距離が変わるように回
転する。したがって、カメラレンズ及びフィルタ・アダ
プタ構体に取付けられたマットボックスや偏光フィルタ
のような、円周方向に静止したままでなければならない
外部付加器具を、焦点合せの間円周方向に静止状態に保
持する。
体では、該構体の端部に取付けたフィルタ及び特殊効果
器具を回転させることなく、焦点調節が行える。複数の
レンズがヘリカル（らせん状）取付け体の中に収めら
れ、焦点調節中、ヘリカル取付け体は、円周方向に静止
したまま前後方向に動くだけである。カメラレンズ及び
フィルタ・アダプタ構体にある手動焦点調節リングは、
ヘリカル取付け体を動かして焦点距離が変わるように回
転する。したがって、カメラレンズ及びフィルタ・アダ
プタ構体に取付けられたマットボックスや偏光フィルタ
のような、円周方向に静止したままでなければならない
外部付加器具を、焦点合せの間円周方向に静止状態に保
持する。
【００１３】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明する。図２は、
本発明により改良されたカメラレンズ及びフィルタ・ア
ダプタ構体の好適な具体例を示す。本カメラレンズ構体
１４は、標準の一眼レフ（ＳＬＲ）カメラ１０に、レン
ズ取付け部１６をネジ穴１２にねじ込んで取付ける。本
カメラレンズ構体１４の基筒（base barrel)１８は、焦
点調節中カメラに対し静止したままである。ヘリカル取
付け体２２は、カメラ操作用の複数のレンズを収容す
る。手動焦点調節リング２０は、基筒１８と同じ直径で
ある。ヘリカル取付け体２２は、基筒１８及び手動焦点
調節リング２０の中に差込む。焦点合せの際、ヘリカル
取付け体２２は基筒１８内を前後に動き、手動焦点調節
リング２０は、後述のようにヘリカル取付け体２２の周
りを回転する。手動焦点調節リング２０を反時計方向に
回転させると、ヘリカル取付け体２２が前方に動き、焦
点距離が長くなる。反対に、手動焦点調節リング２０を
時計方向に回転させると、ヘリカル取付け体２２が後退
する。
本発明により改良されたカメラレンズ及びフィルタ・ア
ダプタ構体の好適な具体例を示す。本カメラレンズ構体
１４は、標準の一眼レフ（ＳＬＲ）カメラ１０に、レン
ズ取付け部１６をネジ穴１２にねじ込んで取付ける。本
カメラレンズ構体１４の基筒（base barrel)１８は、焦
点調節中カメラに対し静止したままである。ヘリカル取
付け体２２は、カメラ操作用の複数のレンズを収容す
る。手動焦点調節リング２０は、基筒１８と同じ直径で
ある。ヘリカル取付け体２２は、基筒１８及び手動焦点
調節リング２０の中に差込む。焦点合せの際、ヘリカル
取付け体２２は基筒１８内を前後に動き、手動焦点調節
リング２０は、後述のようにヘリカル取付け体２２の周
りを回転する。手動焦点調節リング２０を反時計方向に
回転させると、ヘリカル取付け体２２が前方に動き、焦
点距離が長くなる。反対に、手動焦点調節リング２０を
時計方向に回転させると、ヘリカル取付け体２２が後退
する。
【００１４】図２において、カメラレンズ構体１４にア
ダプタ磁気リング２４が配されている。フィルタ２８も
磁気取付けリング２６を有するが、この磁気取付けリン
グは反対方向に分極されている。したがって、フィルタ
２８は、単に磁気取付けリング２６をアダプタ磁気リン
グ２４のごく近くに置くだけで、カメラレンズ構体に付
加することができる。アダプタ磁気リング２４と磁気取
付けリング２６は磁気的に逆方向に分極されているの
で、フィルタ２８とカメラレンズ構体１４とは一体に磁
気結合される。
ダプタ磁気リング２４が配されている。フィルタ２８も
磁気取付けリング２６を有するが、この磁気取付けリン
グは反対方向に分極されている。したがって、フィルタ
２８は、単に磁気取付けリング２６をアダプタ磁気リン
グ２４のごく近くに置くだけで、カメラレンズ構体に付
加することができる。アダプタ磁気リング２４と磁気取
付けリング２６は磁気的に逆方向に分極されているの
で、フィルタ２８とカメラレンズ構体１４とは一体に磁
気結合される。
【００１５】図２では、磁気取付けリング２６を円筒状
で円形パラメータをもつものとして示したが、当業者に
は、該磁気取付け部の形状が円筒状に限られないことが
分かるであろう。例えば４角の端部をもつ外部カメラ付
加器具は、４角のパラメータをもつ磁気取付け部を含む
ことになろう。フィルタ３２のような補助フィルタも、
カメラレンズ構体に付加することができる。所望によ
り、同様にして補助フィルタを幾つでも付加できる。フ
ィルタをカメラレンズ構体１４に磁気的に取付けること
により、取外そうとするフィルタを磁気結合力に打勝つ
よう単に引張るだけで容易に取外すことが可能となる。
で円形パラメータをもつものとして示したが、当業者に
は、該磁気取付け部の形状が円筒状に限られないことが
分かるであろう。例えば４角の端部をもつ外部カメラ付
加器具は、４角のパラメータをもつ磁気取付け部を含む
ことになろう。フィルタ３２のような補助フィルタも、
カメラレンズ構体に付加することができる。所望によ
り、同様にして補助フィルタを幾つでも付加できる。フ
ィルタをカメラレンズ構体１４に磁気的に取付けること
により、取外そうとするフィルタを磁気結合力に打勝つ
よう単に引張るだけで容易に取外すことが可能となる。
【００１６】互換性のあるフィルタをもつ一眼レフ（Ｓ
ＬＲ）カメラでは、通常、そのレンズ構体の中に穴があ
る。好適な実施例では、この穴は本発明の理解にとって
必要でないので、穴をカメラレンズ構体の一部として示
していない。しかし、基筒１８は標準タイプのどんな穴
にも取付けられるものであり、それは当業者には明らか
であろう。
ＬＲ）カメラでは、通常、そのレンズ構体の中に穴があ
る。好適な実施例では、この穴は本発明の理解にとって
必要でないので、穴をカメラレンズ構体の一部として示
していない。しかし、基筒１８は標準タイプのどんな穴
にも取付けられるものであり、それは当業者には明らか
であろう。
【００１７】図３は、本発明のカメラレンズ構体の断面
図である。この図には、本発明に用いるヘリカル取付け
体２２の断面が詳しく示されている。レンズ要素３４及
び３６は、１対の簡単な対称凹凸レンズを成す。この凹
凸レンズ対は簡単なカメラレンズを構成しているが、多
くのレンズ対より成る他のもっと複雑なレンズをヘリカ
ル取付け体２２に取付けてもよい。例えばマクロ及び望
遠レンズは多くのレンズ対より成っている。本発明を１
対の対称凹凸レンズについて説明したが、その説明によ
り、当業者にはもっと複雑なレンズ構成を含むヘリカル
取付け体の多くの変形、変更は明らかであろう。
図である。この図には、本発明に用いるヘリカル取付け
体２２の断面が詳しく示されている。レンズ要素３４及
び３６は、１対の簡単な対称凹凸レンズを成す。この凹
凸レンズ対は簡単なカメラレンズを構成しているが、多
くのレンズ対より成る他のもっと複雑なレンズをヘリカ
ル取付け体２２に取付けてもよい。例えばマクロ及び望
遠レンズは多くのレンズ対より成っている。本発明を１
対の対称凹凸レンズについて説明したが、その説明によ
り、当業者にはもっと複雑なレンズ構成を含むヘリカル
取付け体の多くの変形、変更は明らかであろう。
【００１８】図４は、図３のヘリカル取付け体２２の背
面図である。ＳＬＲカメラ本体に対してヘリカル取付け
体２２が自由に動けるのは、前後方向だけである。円周
方向の運動は、基筒１８に設けられた保持棒４６，４８
によって阻止される。保持棒４６及び４８は、ヘリカル
取付け体２２にある穴３８及び４０に差込まれる。図３
において、ヘリカル取付け体２２には雄ネジ４２があ
り、手動焦点調節リング２０に加えられる円周方向の力
を前後運動に変える。本発明の好適実施例では、全レン
ズ焦点調節を開示している。すなわち、レンズ要素３４
及び３６は共にカメラレンズ構体１４の焦点調節時に動
くが、レンズ要素３６のみヘリカル取付け体２２内に収
容される前方要素焦点調節に変換することは、当業者に
とって容易であろう。
面図である。ＳＬＲカメラ本体に対してヘリカル取付け
体２２が自由に動けるのは、前後方向だけである。円周
方向の運動は、基筒１８に設けられた保持棒４６，４８
によって阻止される。保持棒４６及び４８は、ヘリカル
取付け体２２にある穴３８及び４０に差込まれる。図３
において、ヘリカル取付け体２２には雄ネジ４２があ
り、手動焦点調節リング２０に加えられる円周方向の力
を前後運動に変える。本発明の好適実施例では、全レン
ズ焦点調節を開示している。すなわち、レンズ要素３４
及び３６は共にカメラレンズ構体１４の焦点調節時に動
くが、レンズ要素３６のみヘリカル取付け体２２内に収
容される前方要素焦点調節に変換することは、当業者に
とって容易であろう。
【００１９】図３にはまた、基筒１８が詳しく示されて
いる。同図において、保持リング４４は、手動焦点調節
リング２０の舌状部５０がヘリカル取付け体２２の基筒
１８から離れるのを阻止するストッパとなる。保持リン
グ４４及び舌状部５０の構造により、手動焦点調節リン
グ２０は円周方向に自由に回転することができる。手動
焦点調節リング２０は、前後方向に動くことはできな
い。基筒１８にある保持棒４６，４８及びヘリカル取付
け体２２にある穴３８，４０は前述したようにヘリカル
取付け体２２が円周方向に回転するのを阻止している。
また、図３に示すように、雌ネジ５２は、ヘリカル取付
け体２２の雄ネジ４２と対をなし、手動焦点調節リング
２０からの回転力をヘリカル取付け体２２の前後方向の
運動に変える。
いる。同図において、保持リング４４は、手動焦点調節
リング２０の舌状部５０がヘリカル取付け体２２の基筒
１８から離れるのを阻止するストッパとなる。保持リン
グ４４及び舌状部５０の構造により、手動焦点調節リン
グ２０は円周方向に自由に回転することができる。手動
焦点調節リング２０は、前後方向に動くことはできな
い。基筒１８にある保持棒４６，４８及びヘリカル取付
け体２２にある穴３８，４０は前述したようにヘリカル
取付け体２２が円周方向に回転するのを阻止している。
また、図３に示すように、雌ネジ５２は、ヘリカル取付
け体２２の雄ネジ４２と対をなし、手動焦点調節リング
２０からの回転力をヘリカル取付け体２２の前後方向の
運動に変える。
【００２０】図５は、図２のカメラレンズ構体１４の使
用状態を示す斜視図である。動作において、カメラマン
がレンズの焦点を合わせたい場合、手動焦点調節リング
２０を時計方向又は反時計方向に回転させる。手動焦点
調節リング２０を時計方向に回すと、ヘリカル取付け体
２２は後方すなわちＳＬＲカメラ１０方向に動き、反時
計方向に回すと、ヘリカル取付け体２２は前方すなわち
ＳＬＲカメラ１０から離れる方向に動く。ヘリカル取付
け体２２の運動は、前方向にせよ後方向にせよ、焦点距
離を変化させ、これにより、カメラマンはＳＬＲカメラ
１０内の感光フィルム上に焦点を合せることができる。
手動焦点調節リング２０が回転すると、該リング２０上
の雌ネジ５２がヘリカル取付け体２２の雄ネジ４２に前
後方向の力を加える。ヘリカル取付け体２２は回転しな
いので、偏光フィルタやマットボックスをヘリカル取付
け体２２に取付けることができ、レンズ要素３４及び３
６の焦点合せをしても、特殊効果器具が取付けられてい
る円周位置に影響を与えない。
用状態を示す斜視図である。動作において、カメラマン
がレンズの焦点を合わせたい場合、手動焦点調節リング
２０を時計方向又は反時計方向に回転させる。手動焦点
調節リング２０を時計方向に回すと、ヘリカル取付け体
２２は後方すなわちＳＬＲカメラ１０方向に動き、反時
計方向に回すと、ヘリカル取付け体２２は前方すなわち
ＳＬＲカメラ１０から離れる方向に動く。ヘリカル取付
け体２２の運動は、前方向にせよ後方向にせよ、焦点距
離を変化させ、これにより、カメラマンはＳＬＲカメラ
１０内の感光フィルム上に焦点を合せることができる。
手動焦点調節リング２０が回転すると、該リング２０上
の雌ネジ５２がヘリカル取付け体２２の雄ネジ４２に前
後方向の力を加える。ヘリカル取付け体２２は回転しな
いので、偏光フィルタやマットボックスをヘリカル取付
け体２２に取付けることができ、レンズ要素３４及び３
６の焦点合せをしても、特殊効果器具が取付けられてい
る円周位置に影響を与えない。
【００２１】好適な実施例では、図５に示すように、カ
メラレンズ構体１４に天光フィルタ５４を含める。天光
フィルタの主な目的は、紫外線を濾過してもやもや及び
過度の光沢を減らすことである。天光フィルタ５４は、
擦傷を減らしてレンズを保護するため、常にカメラレン
ズに付けていることが多い。このため、カメラレンズ構
体１４は、これに特殊効果器具を付加しない場合でも、
有益である。
メラレンズ構体１４に天光フィルタ５４を含める。天光
フィルタの主な目的は、紫外線を濾過してもやもや及び
過度の光沢を減らすことである。天光フィルタ５４は、
擦傷を減らしてレンズを保護するため、常にカメラレン
ズに付けていることが多い。このため、カメラレンズ構
体１４は、これに特殊効果器具を付加しない場合でも、
有益である。
【００２２】図６は、本発明に適合するフィルタを示す
斜視図である。同図に、ＳＬＲカメラ１０に対する改良
されたカメラレンズ構体１４並びに外部カメラ付加フィ
ルタ２８及び３２を示す。アダプタ磁気リング２４は、
ＳＬＲカメラに複数の付加フィルタを磁気結合する手段
を与える。好適な実施例には、外部カメラ器具の全パラ
メータを含む磁気リングを示したが、他の外部カメラ器
具を取付けるのに完全磁気リングは必要でないことが分
かるであろう。例えば、フィルタ３２の磁気取付け部５
８は、磁気取付け用として４つに分割した磁石片しか有
しない。同様に、種々の磁気取付け配置を用いうること
は、当業者に明らかであろう。アダプタ磁気リング２４
は、磁界が該リングから前面に垂直な面内に発するよう
に分極してある。その磁界は、前面から離れる方向に進
む。フィルタ２８の前方磁気取付けリング２６は、アダ
プタ磁気リング２４と反対方向に分極され、磁気取付け
リング３０及びアダプタ磁気リング２４からの磁界を吸
引させる。同様に、フィルタ２８の後方磁気取付けリン
グ３０は、フィルタ３２の前方磁気取付けリング５６の
分極と反対方向に分極される。好適実施例におけるすべ
てのフィルタ及び特殊効果器具は、前方に同じ様に磁気
分極された取付けリングを有し、後方にも同様に分極さ
れた取付けリングを有するので、所望により幾らでも多
くの付加器具を改良されたカメラレンズ構体に付加する
ことができる。
斜視図である。同図に、ＳＬＲカメラ１０に対する改良
されたカメラレンズ構体１４並びに外部カメラ付加フィ
ルタ２８及び３２を示す。アダプタ磁気リング２４は、
ＳＬＲカメラに複数の付加フィルタを磁気結合する手段
を与える。好適な実施例には、外部カメラ器具の全パラ
メータを含む磁気リングを示したが、他の外部カメラ器
具を取付けるのに完全磁気リングは必要でないことが分
かるであろう。例えば、フィルタ３２の磁気取付け部５
８は、磁気取付け用として４つに分割した磁石片しか有
しない。同様に、種々の磁気取付け配置を用いうること
は、当業者に明らかであろう。アダプタ磁気リング２４
は、磁界が該リングから前面に垂直な面内に発するよう
に分極してある。その磁界は、前面から離れる方向に進
む。フィルタ２８の前方磁気取付けリング２６は、アダ
プタ磁気リング２４と反対方向に分極され、磁気取付け
リング３０及びアダプタ磁気リング２４からの磁界を吸
引させる。同様に、フィルタ２８の後方磁気取付けリン
グ３０は、フィルタ３２の前方磁気取付けリング５６の
分極と反対方向に分極される。好適実施例におけるすべ
てのフィルタ及び特殊効果器具は、前方に同じ様に磁気
分極された取付けリングを有し、後方にも同様に分極さ
れた取付けリングを有するので、所望により幾らでも多
くの付加器具を改良されたカメラレンズ構体に付加する
ことができる。
【００２３】好適な実施例では、すべての磁気リングに
使用する磁性金属はサマリウム・コバルトであるが、類
似の強磁性特性を示すどんな希土類金属を用いてもよ
い。本発明に用いるサマリウム・コバルトは、フィルタ
及び特殊効果器具をカメラに結合するのに十分な強さで
あるが、人間のごく小さい力でこれらの器具を引離せる
程度のそんなに強くない磁気結合を与えてくれる。この
ような結合特性を与えるサマリウム・コバルト磁気リン
グは、小さいサイズで十分にフィルタ、フィルタ・アダ
プタ又は特殊効果器具の端部に、これらの器具のサイズ
を変えることなく取付けることができる。また、アダプ
タ磁気リング２４及びフィルタ２８，３２のすべての磁
気取付けリングは、これらのリングがレンズ要素３４，
３６の光路を遮らないように取付けられる。
使用する磁性金属はサマリウム・コバルトであるが、類
似の強磁性特性を示すどんな希土類金属を用いてもよ
い。本発明に用いるサマリウム・コバルトは、フィルタ
及び特殊効果器具をカメラに結合するのに十分な強さで
あるが、人間のごく小さい力でこれらの器具を引離せる
程度のそんなに強くない磁気結合を与えてくれる。この
ような結合特性を与えるサマリウム・コバルト磁気リン
グは、小さいサイズで十分にフィルタ、フィルタ・アダ
プタ又は特殊効果器具の端部に、これらの器具のサイズ
を変えることなく取付けることができる。また、アダプ
タ磁気リング２４及びフィルタ２８，３２のすべての磁
気取付けリングは、これらのリングがレンズ要素３４，
３６の光路を遮らないように取付けられる。
【００２４】図７は、本発明による独立操作型フィルタ
・アダプタ構体の例を示す斜視図である。独立操作型フ
ィルタ・アダプタ構体６０は、該アダプタの構体の一端
に、標準の５０ｍｍレンズに取付けるネジ取付け部６４
を含む。ステップアップ・ダウン・リング６６は、非標
準サイズのレンズをフィルタ・アダプタ構体６０に適応
させることができる。上記アダプタ構体はまた、フィル
タ及び特殊効果器具に対する取付け部となるアダプタ磁
気リング６２を含む。付加フィルタをカメラレンズ構体
１４に付加するのと同様に、付加器具の磁気取付けリン
グをアダプタ磁気リング６２のごく近くに置くことによ
り、フィルタ及び特殊効果器具をフィルタ・アダプタ構
体６０に付加することができる。該アダプタ構体６０
は、特殊効果器具やフィルタをそれらの器具の取付けを
確実に維持しながら速やかに着脱できる手段を与える。
また、該アダプタ構体６０は、カメラのレンズを保護
し、写真やビデオテープにおいて強い光を弱める天光フ
ィルタ６８を有する。天光フィルタ６８による紫外線か
らの保護のため、付加的なフィルタや特殊効果器具がな
くても、フィルタ・アダプタ構体６０の使用は有益であ
る。
・アダプタ構体の例を示す斜視図である。独立操作型フ
ィルタ・アダプタ構体６０は、該アダプタの構体の一端
に、標準の５０ｍｍレンズに取付けるネジ取付け部６４
を含む。ステップアップ・ダウン・リング６６は、非標
準サイズのレンズをフィルタ・アダプタ構体６０に適応
させることができる。上記アダプタ構体はまた、フィル
タ及び特殊効果器具に対する取付け部となるアダプタ磁
気リング６２を含む。付加フィルタをカメラレンズ構体
１４に付加するのと同様に、付加器具の磁気取付けリン
グをアダプタ磁気リング６２のごく近くに置くことによ
り、フィルタ及び特殊効果器具をフィルタ・アダプタ構
体６０に付加することができる。該アダプタ構体６０
は、特殊効果器具やフィルタをそれらの器具の取付けを
確実に維持しながら速やかに着脱できる手段を与える。
また、該アダプタ構体６０は、カメラのレンズを保護
し、写真やビデオテープにおいて強い光を弱める天光フ
ィルタ６８を有する。天光フィルタ６８による紫外線か
らの保護のため、付加的なフィルタや特殊効果器具がな
くても、フィルタ・アダプタ構体６０の使用は有益であ
る。
【００２５】以上、本発明の実施例を詳細に説明した
が、本発明は、これらの実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲内において種々の変形、変更をしう
るものである。
が、本発明は、これらの実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲内において種々の変形、変更をしう
るものである。
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば、フィルタや特殊効果器
具のような付加器具をカメラレンズに確実に取付けると
共に、種々のフィルタやレンズに対して両立性があって
着脱容易な取付け方式を提供できる。また、本発明によ
れば、付加器具を円周方向に静止させながらレンズの焦
点合せを可能とする効果がある。
具のような付加器具をカメラレンズに確実に取付けると
共に、種々のフィルタやレンズに対して両立性があって
着脱容易な取付け方式を提供できる。また、本発明によ
れば、付加器具を円周方向に静止させながらレンズの焦
点合せを可能とする効果がある。
【図１】従来の取付け例を示す斜視図である。
【図２】本発明によるカメラレンズ及びフィルタ・アダ
プタ構体を示す斜視図である。
プタ構体を示す斜視図である。
【図３】図２のカメラレンズ構体の断面図である。
【図４】図３のヘリカル取付け体の背面図である。
【図５】図２の構体の使用状態を示す外観図である。
【図６】外部カメラ付加フィルタの例を示す斜視図であ
る。
る。
【図７】独立操作型フィルタ・アダプタの例を示す斜視
図である。
図である。
２８，３２ （外部カメラ）付加器具 ３４，３６ レンズ要素 ２４ アダプタ磁気リング ２６，５６ 前方磁気取付けリング ３０ 後方磁気取付けリング ２２ ヘリカル取付け体 ２０ 手動焦点調節リング ５４，６８ 天光フィルタ １８ 基筒 ４６，４８ 保持棒 ３８，４０ 穴 ４２ 雄ネジ ５２ 雌ネジ ４４ 保持リング ５０ 舌状部 １４ カメラレンズ構体 ６０ フィルタ・アダプタ
Claims (36)
- 【請求項１】 外部カメラ付加器具をカメラレンズ構体
に取付けるための磁気取付け体であって、 外側パラメータ、内側パラメータ、器具取付け面及びカ
メラ取付け面を有し、該カメラ取付け面は上記カメラレ
ンズ構体に結合され、且つ、磁界が上記器具取付け面に
垂直な面内に発するように磁気的に分極されたアダプタ
磁気リングと、 前方磁気取付けリング及び後方磁気取付けリングを有
し、これら前方及び後方磁気取付けリングは外径及び内
径を有し、この外径は上記アダプタ磁気リングの上記外
側パラメータにほぼ等しく、上記内径は上記アダプタ磁
気リングの上記内側パラメータにほぼ等しく、上記前方
磁気取付けリングは上記アダプタ磁気リングと逆方向に
磁気的に分極され、上記後方磁気取付けリングは上記ア
ダプタ磁気リングと同一方向に磁気的に分極され、これ
により上記付加器具を上記カメラレンズ構体の近くに置
いたとき上記付加器具と上記カメラレンズ構体とが磁気
的に結合されるようにされた付加器具とを具えた磁気取
付け体。 - 【請求項２】 上記付加器具は複数の付加器具を含む請
求項１の磁気取付け体。 - 【請求項３】 上記複数の付加器具は上記カメラレンズ
構体と磁気的に結合され、上記付加装置が縦続結合され
る請求項２の磁気取付け体。 - 【請求項４】 上記複数の付加装置はマットボックスを
含む請求項２の磁気取付け体。 - 【請求項５】 上記複数の付加装置は光学フィルタを含
む請求項２の磁気取付け体。 - 【請求項６】 上記アダプタ磁気リングはサマリウム・
コバルトより成る請求項２の磁気取付け体。 - 【請求項７】 上記磁気取付けリングはサマリウム・コ
バルトより成る請求項２の磁気取付け体。 - 【請求項８】 上記カメラレンズ構体は、 上記カメラレンズ構体をカメラ本体に結合する標準的結
合手段と、 複数のレンズ要素と、 外殻、内殻及び光路を有し、該光路は上記内殻によって
形成される孔内の上記複数のレンズ要素を通過するよう
に構成されたヘリカル取付け体と、 上記カメラレンズ構体に上記ヘリカル取付け体を取付け
るためのヘリカル取付け体結合手段と、 手動焦点調節リングと、 上記手動焦点調節リングの回転が上記ヘリカル取付け体
を上記カメラ本体に関して前後方向に動かすが、上記複
数の付加器具を回転させない非回転焦点調節手段とを具
える請求項２の磁気取付け体。 - 【請求項９】 上記カメラレンズ構体をカメラ本体に結
合する上記の標準的結合手段はネジ取付け体である請求
項８のカメラレンズ構体。 - 【請求項１０】 上記ヘリカル取付け体は、その内部に
天光フィルタが埋込まれ、該フィルタは、上記光路を通
過する電磁エネルギから紫外線輻射光を消去するもので
ある請求項８のカメラレンズ構体。 - 【請求項１１】 上記ヘリカル取付け体結合手段は、外
筒及び内筒を有する基筒より成り、上記ヘリカル取付け
体は、その外殻が上記基筒の上記内筒より僅かに小さく
なるように、上記基筒内に差込まれた請求項８のカメラ
レンズ構体。 - 【請求項１２】 上記の非回転焦点調節手段は、外側ケ
ーシング、内側ケーシング及び該内側ケーシングに設け
られた雌ネジをもつ上記手動焦点調節リングを含み、該
手動焦点調節リングの外側ケーシングの直径は上記基筒
の上記外筒にほぼ等しく、上記ヘリカル取付け体は、上
記手動焦点調節リングの上記雌ネジに対応する雄ネジを
有し、上記手動焦点調節リングを時計方向に回転させる
とき、上記ヘリカル取付け体を上記カメラ本体から遠ざ
ける方向に動かすようにした請求項１１のカメラレンズ
構体。 - 【請求項１３】 上記の非回転焦点調節手段は、１対の
保持棒、保持リング、１対の穴及び舌状部を更に具え、
上記保持棒は上記基筒の上記内筒に結合され、上記穴は
上記ヘリカル取付け体の上記外殻に設けられ、上記保持
棒は上記穴内に差込まれ、これにより上記ヘリカル取付
け体が円周方向に動かないようにされ、上記舌状部は上
記外側ケーシング及び上記内側ケーシング間の上記手動
焦点調節リングの端部と結合され、上記保持リングは上
記外筒及び上記内筒間で上記基筒の端部と結合され、上
記舌状部は上記保持リング内に差込まれ、これにより上
記手動焦点調節リングが上記カメラ本体に関し前後方向
に動かないようにされた請求項１２のカメラレンズ構
体。 - 【請求項１４】 上記カメラレンズの焦点調節の際に外
部カメラ付加器具が回転しないカメラレンズ構体であっ
て、 上記カメラレンズ構体をカメラ本体に結合する標準的結
合手段と、 複数のレンズ要素と、 外殻、内殻、光路を有し、該光路は上記内殻により形成
される孔内の複数のレンズ要素を通過するよう構成され
たヘリカル取付け体と、 上記ヘリカル取付け体を上記カメラレンズ構体に取付け
るためのヘリカル取付け体結合手段と、 手動焦点調節リングと、 上記手動焦点調節リングの回転が上記ヘリカル取付け体
を上記カメラ本体に関し前後方向に動かすが、上記複数
の付加器具を回転させないように、上記カメラレンズ構
体の焦点合せを行うための非回転焦点調節手段とを具え
たカメラレンズ構体。 - 【請求項１５】 上記カメラレンズ構体をカメラ本体に
結合するための標準的結合手段はネジ取付け体である請
求項１４のカメラレンズ構体。 - 【請求項１６】 上記ヘリカル取付け体はその内部に天
光フィルタが埋込まれ、該天光フィルタは、上記光路を
通過する電磁エネルギから紫外線輻射光を消去するもの
である請求項１４のカメラレンズ構体。 - 【請求項１７】 上記ヘリカル取付け体結合手段は外筒
及び内筒をもつ基筒より成り、上記ヘリカル取付け体
は、その外殻が上記基筒の上記内筒より僅かに小さくな
るように上記基筒内に差込まれた請求項１４のカメラレ
ンズ構体。 - 【請求項１８】 上記の非回転焦点調節手段は外側ケー
シング、内側ケーシング及び該内側ケーシングに設けら
れた雌ネジをもつ上記手動焦点調節リングを含み、該手
動焦点調節リングの外側ケーシングの直径は上記基筒の
上記外筒にほぼ等しく、上記ヘリカル取付け体は、上記
手動焦点調節リングの上記雌ネジに対応する雄ネジを有
し、上記手動焦点調節リングを時計方向に回転させると
き、上記ヘリカル取付け体を上記カメラ本体の方向に動
かし、上記手動焦点調節リングを反時計方向に回転させ
るとき、上記ヘリカル取付け体を上記カメラ本体から離
れる方向に動かすようにした請求項１７のカメラレンズ
構体。 - 【請求項１９】 上記の非回転焦点調節手段は１対の保
持棒、保持リング、１対の穴及び舌状部を具え、上記保
持棒は上記基筒の上記内筒と結合され、上記穴は上記ヘ
リカル取付け体の上記外殻に設けられ、上記保持棒は上
記穴内に差込まれ、これにより上記ヘリカル取付け体が
円周方向に動かないようにされ、上記舌状部は上記外側
ケーシング及び上記内側ケーシング間で上記手動焦点調
節リングの端部と結合され、上記保持リングは上記外筒
及び上記内筒間で上記基筒の端部と結合され、上記舌状
部は上記保持リング内に差込まれ、これにより上記手動
焦点調節リングが上記カメラ本体に関し前後方向に動か
ないようにされた請求項１８のカメラレンズ構体。 - 【請求項２０】 上記カメラレンズ構体は、 ほぼ円形の外側パラメータ、ほぼ円形の内側パラメー
タ、器具取付け面及びカメラ取付け面を有し、該カメラ
取付け面は上記カメラレンズ構体と結合され、上記器具
取付け面に垂直な面内に磁界を発するように磁気的に分
極されたアダプタ磁気リングと、 前方磁気取付けリング及び後方磁気取付けリングを有
し、これら前方及び後方磁気取付けリングはほぼ円形の
外径及びほぼ円形の内径を有し、この外径は上記アダプ
タ磁気リングの上記外側パラメータとほぼ等しく、上記
内径は上記アダプタ磁気リングの上記内側パラメータと
ほぼ等しく、上記前方磁気取付けリングは上記アダプタ
磁気リングと逆方向に磁気的に分極され、上記後方磁気
取付けリングは上記アダプタ磁気リングと同一方向に磁
気的に分極され、これにより上記付加器具を上記カメラ
レンズ構体の近くに置いたとき上記付加器具と上記カメ
ラレンズ構体とが磁気的に結合されるようにされた付加
器具とを更に具えた請求項１４のカメラレンズ構体。 - 【請求項２１】 上記付加器具は更に複数の付加器具を
含む請求項２０の磁気取付け体。 - 【請求項２２】 上記複数の付加器具は磁気結合により
上記カメラレンズ構体に縦続結合される請求項２１の磁
気取付け体。 - 【請求項２３】 上記複数の付加器具はマットボックス
を含む請求項２１の磁気取付け体。 - 【請求項２４】 上記複数の付加器具は光学フィルタを
含む請求項２１の磁気取付け体。 - 【請求項２５】 上記アダプタ磁気リングはサマリウム
・コバルトより成る請求項２１の磁気取付け体。 - 【請求項２６】 上記磁気取付け体はサマリウム・コバ
ルトより成る請求項２１の磁気取付け体。 - 【請求項２７】 外部カメラ付加器具を複数のカメラレ
ンズに取付けるためのフィルタ・アダプタであって、 外殻、内殻、入力端、出力端をもち、その内殻が電磁波
を自由に通す光路に対する外郭をなす導光体と、 上記導光体の上記入力端を上記複数のカメラレンズに結
合する標準的結合手段と、 円形の外側パラメータ、円形の内側パラメータ及び器具
取付け面を有し、上記外側パラメータが上記導光体の上
記外殻とほぼ等しい直径を有し、上記内側パラメータが
上記導光体の上記内殻とほぼ等しい直径を有するよう
に、上記導光体の上記出力端に取付けられ、上記導光体
の上記外殻と結合され、且つ、上記器具取付け面に垂直
な面内において磁界が発するように磁気的に分極された
アダプタ磁気リングと、 前方磁気取付けリング及び後方磁気取付けリングを有
し、これら前方及び後方磁気取付けリングはほぼ円形の
外径及びほぼ円形の内径を有し、上記外径が上記アダプ
タ磁気リングの上記外側パラメータにほぼ等しく、上記
内径が上記アダプタ磁気リングの上記内側パラメータに
ほぼ等しく、上記前方磁気取付けリングは上記アダプタ
磁気リングと反対方向に磁気的に分極され、上記後方磁
気取付けリングは上記アダプタ磁気リングと同一方向に
磁気的に分極され、これにより上記付加器具が上記カメ
ラレンズ構体の近くに置かれたときに上記カメラレンズ
構体と磁気的に結合されるようにした付加器具とを具え
たフィルタ・アダプタ。 - 【請求項２８】 付加器具を複数のカメラレンズに取付
ける請求項２７のフィルタ・アダプタであって、 上記フィルタ・アダプタは更に天光フィルタを含み、該
天光フィルタは、上記導光体内に埋込まれ上記光路を通
過する電磁エネルギから紫外線輻射光を消去するもので
あるフィルタ・アダプタ。 - 【請求項２９】 上記付加器具が更に複数の付加器具を
含む請求項２７のフィルタ・アダプタ。 - 【請求項３０】 上記複数の付加器具は上記フィルタ・
アダプタ構体と磁気的に結合され、これにより上記複数
の付加器具が縦続結合される請求項２９のフィルタ・ア
ダプタ。 - 【請求項３１】 上記複数の付加器具がマットボックス
を含む請求項２９のフィルタ・アダプタ。 - 【請求項３２】 上記複数の付加器具が光学フィルタを
含む請求項２９のフィルタ・アダプタ。 - 【請求項３３】 付加器具を複数のカメラレンズに取付
ける請求項２９のフィルタ・アダプタであって、上記結
合手段がネジ取付け体を有するフィルタ・アダプタ。 - 【請求項３４】 付加器具を複数のカメラレンズに取付
ける請求項２９のフィルタ・アダプタであって、上記結
合手段が更にリング・アダプタを含み、該リング・アダ
プタは上記ネジ取付け体を上記複数のカメラレンズに適
応させるものであるフィルタ・アダプタ。 - 【請求項３５】 付加器具を複数のカメラレンズに取付
ける請求項２９のフィルタ・アダプタであって、上記ア
ダプタ磁気リングがサマリウム・コバルトより成るフィ
ルタ・アダプタ。 - 【請求項３６】 外部カメラ付加器具を複数のカメラレ
ンズに取付ける請求項２９のフィルタ・アダプタであっ
て、上記磁気取付けリングがサマリウム・コバルトより
成るフィルタ・アダプタ。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US775700 | 1991-10-10 | ||
| US07/775,700 US5208624A (en) | 1991-10-10 | 1991-10-10 | Camera lens and filter adapter assembly |
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