JP2000156805A - ドーム型ビデオカメラ装置 - Google Patents

ドーム型ビデオカメラ装置

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JP2000156805A
JP2000156805A JP10330387A JP33038798A JP2000156805A JP 2000156805 A JP2000156805 A JP 2000156805A JP 10330387 A JP10330387 A JP 10330387A JP 33038798 A JP33038798 A JP 33038798A JP 2000156805 A JP2000156805 A JP 2000156805A
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dome
video camera
lens
output terminal
lens barrel
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JP10330387A
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Satoshi Okuno
聡 奥野
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Original Assignee
Sony Corp
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Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニター出力端子の断線の危険が皆無であ
り、そのモニター出力端子に接続したモニター出力ケー
ブルによってレンズの方位調整作業が阻害されることが
ないようにすること。 【解決手段】 筒型本体2の前面に鏡筒71をユニバー
サルジョイント機構4を介して3軸方向に回転調整自在
に取り付け、その筒型本体2の前面に脱着可能に取り付
けたドーム型カバー5で鏡筒71の可動領域の外周を覆
い、その筒型本体2の側面にモニター出力端子9を横向
きに取り付けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、威嚇を目的とせ
ず、建物の天井や壁等に目立たないように設置されて、
できるだけ監視を気づかせないようにしながら、監視用
途に使用されるドーム型ビデオカメラ装置の技術分野に
属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、病院、ホテル、デパート等に
おける安全の確保やサービス性の向上等を目的として、
これらの建物の天井や壁等に目立たないように設置し
て、映像及び集音によって監視を行うようにしたドーム
型ビデオカメラ装置がある。この種、従来のドーム型ビ
デオカメラ装置は、筒型本体の前面にレンズ及びCCD
(撮像素子)を収納した鏡筒を角度調整機構を介して3
軸方向に回転調整自在に取り付けると共に、集音用マイ
クやモニター出力端子を取り付け、筒型本体の前面にア
クリル樹脂等によって成形されたドーム型カバーを脱着
可能に取り付けて、そのドーム型カバーで鏡筒の可動領
域の外周を覆っている。そして、筒型本体はABS樹脂
等によって成形された筒型本体内の前面側に角度調整機
構を取り付けた板金製の前面側シャーシが組み込まれ、
筒型本体内の背面側には監視室のモニターとの間を接続
する同軸ケーブルの接続部が設けられている背面側シャ
ーシが組み込まれ、筒型本体内の前面側シャーシと背面
側シャーシとの間には回路基板が組み込まれている。
【0003】そして、このドーム型ビデオカメラ装置を
建物の天井や壁等に設置する際には、まず、監視室のモ
ニターテレビとの間を接続する同軸ケーブルを筒型本体
の背面の接続部に接続した後、集音用マイクを希望する
方向に向けるようにして、筒型本体の大まかな取付位置
を設定して、この筒型本体を背面側シャーシによって天
井や壁等にネジ止めして固定する。次に、レンズの方位
(方向及び角度)を角度調整機構によって希望する方位
に調整し、レンズのズーム及びフォーカスを調整して、
モニター画像を見ながら撮影方向及び撮影範囲を設定す
る。この際、モニター出力端子にモニター出力ケーブル
を用いて携帯型モニターテレビを接続して、その携帯型
モニターテレビを見ながら設置現場にて撮影方向及び撮
影範囲を確認しながら設定することができる。そして、
最後に、ドーム型カバーを筒型本体の前面に取り付けて
防塵を行い、一連の設置作業を終了する。
【0004】そして、従来のドーム型ビデオカメラ装置
の角度調整機構は、鏡筒の基端(レンズ前面とは反対
側)の外周に鏡筒ホルダーを挿入して、その鏡筒を鏡筒
ホルダーに対して光軸の周りの方向である1軸方向に約
130°の角度で回転調整自在に取り付け、そのレンズ
ホルダーをレンズホルダー基台の上部に光軸に対して直
角な方向である2軸方向に中心から約75°の対称角度
で回転調整自在に取り付け、そのレンズホルダー基台を
筒型本体内の前面側シャーシに2軸方向に対して直角な
方向である3軸方向に約60°の角度で回転調整自在に
取り付けて、3軸をほぼ櫓型に組み立てた3軸独立方式
の角度調整機構を構成していた。なお、モニター出力端
子がレンズホルダー基台に下向きに取り付けられて、そ
のンズホルダー基台と一緒に回転されるように構成され
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のドーム
型ビデオカメラ装置では、角度調整機構のレンズホルダ
ー基台にモニター出力端子を下向きに取り付けて、その
モニター出力端子をレンズホルダー基台と一緒に回転す
るように構成していたために、そのモニター出力端子と
回路基板とを接続しているリード線が回路素子等に引っ
かかって断線し易かったり、そのモニター出力端子にモ
ニター出力ケーブルを接続した場合に、鏡筒がそのモニ
ター出力ケーブルに干渉して、レンズの方位調整作業が
阻害され易い等の問題があった。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、モニター出力端子の断線の危険が
皆無であり、そのモニター出力端子に接続したモニター
出力ケーブルによってレンズの方位調整作業が阻害され
ることがないようにしたドーム型ビデオカメラ装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のドーム型ビデオカメラ装置は、筒型本体の
前面に鏡筒をユニバーサルジョイント機構を介して3軸
方向に回転調整自在に取り付け、その筒型本体の前面に
脱着可能に取り付けたドーム型カバーで鏡筒の可動領域
の外周を覆い、その筒型本体の側面にモニター出力端子
を横向きに取り付けたものである。
【0008】上記のように構成された本発明のドーム型
ビデオカメラ装置は、モニター出力端子を筒型本体の側
面に横向きに取り付けたので、そのモニター出力端子を
筒型本体内の回路基板に実装して固定することができ
る。そして、モニター出力ケーブルを鏡筒及びユニバー
サルジョイント機構に何等干渉されることがない横側方
からモニター出力端子に接続することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したドーム型
ビデオカメラ装置の実施の形態を図を参照しながら、以
下の順序で説明する。 (1) ・・・ ドーム型ビデオカメラ装置の概要説明 (2) ・・・ 筒型本体の説明 (3) ・・・ 光学ブロックの説明 (4) ・・・ ユニバーサルジョイント機構の説明 (5) ・・・ ドーム型カバーの説明 (6) ・・・ ユニバーサルジョイント機構の取付用
ストッパーの説明 (7) ・・・ ドーム型ビデオカメラ装置の取付け作
業と、その際のモニター出力端子の使い方の説明 (8) ・・・ ドーム型カバーの成形装置の説明 (9) ・・・ ビデオカメラ装置の応用例の説明
【0010】(1) ・・・ ドーム型ビデオカメラ装
置の概要説明 まず、図1〜図9によってドーム型ビデオカメラ装置の
概要を説明すると、ビデオカメラ装置の一例であるドー
ム型ビデオカメラ装置1は、筒型本体2と、その筒型本
体2内の前面側に取り付けられて、光学ブロック3を3
軸方向に回転調整自在に支持する単一構造からなるユニ
バーサルジョイント機構4と、筒型本体2の前面2aに
脱着可能に取り付けられたドーム型カバー5等を備えて
いる。
【0011】そして、このドーム型ビデオカメラ装置1
の直径D=105mm以下及び高さH=96.6mm以
下に構成されていて、前述した従来のドーム型ビデオカ
メラ装置の直径=約120mm及び高さ=約105mm
に比べて大幅に縮小された小型、軽量なドーム型ビデオ
カメラ装置1に構成されている。そして、筒型本体2の
側面における正面2bには集音用マイク6が取り付けら
れていて、その正面2bにはこのドーム型ビデオカメラ
装置1の正面位置を表示する表示部である製造会社名等
のロゴマーク7が表示されている。また、筒型本体2の
側面における裏面2cには、方形状の窓穴8が開口され
ていて、その窓穴8内にモニター出力端子9及びモニタ
ー画像微調整スイッチ10、その他のスイッチやボリュ
ーム等が横向きに配置されている。そして、この窓穴8
は図9に示したスライド式のシャッター11によって開
閉自在に構成されている。また、筒型本体2の背面2d
には監視室のモニターテレビとの間を接続する同軸ケー
ブル(図示せず)の接続部である同軸ケーブルターミナ
ル12が取り付けられているが、図3に示したように、
このドーム型ビデオカメラ装置1を天井や壁等14に取
り付けた際に、この同軸ケーブルターミナル12はその
天井や壁等14の穴15内に埋め込まれることになる。
従って、この同軸ケーブルターミナル12はこのドーム
型ビデオカメラ装置1の高さH=96.6mm以下には
含まれていない。
【0012】そして、このドーム型ビデオカメラ装置1
は、ユニバーサルジョイント機構4の3軸方向の回転中
心Oが光学ブロック3の光軸F上の1点であって、ドー
ム型カバー5の内側球面5aの中心上に配置されてい
て、光学ブロック3をそのユニバーサルジョイント機構
4によって回転中心Oの周りに3軸方向である矢印X、
Y、Z方向に旋回運動(首振り運動)させることができ
るように構成されている。そして、特に、このドーム型
ビデオカメラ装置1を天井14に取り付けた時の垂直基
準Pに対する光学ブロック3の正面方向への最大回転角
度θが72°と非常に大きな角度範囲に設定されてい
る。また、ユニバーサルジョイント機構4の回転中心O
をドーム型カバー5の内側球面5aの中心上に配置した
ことにより、光学ブロック3を3軸方向に回転調整する
際に、光学ブロック3の先端のレンズ301とドーム型
カバー5の内側球面5aとの間の隙間Gを一定に保つこ
とができ、その隙間Gが変化することによる撮影画像の
歪みを防止することができるように構成されている。
【0013】(2) ・・・ 筒型本体の説明 次に、図1、図7〜図9、図15〜図20によって、筒
型本体2について説明すると、この筒型本体2は、筒型
ケース21と、その筒型ケース21内に組み込まれたシ
ャーシであるメインシャーシ22と、前面側カバー23
と、背面側シャーシであるシャーシ蓋板24と、両面基
板で構成された信号処理基板25及び電源基板26から
なる2枚の回路基板等を備えている。そして、筒型ケー
ス21はモールド部品(ABS樹脂等の成形品)で円筒
状に成形されていて、その軸方向の両端には前面側開口
21aと背面側(天井側)開口21bが形成されてい
る。そして、前面側開口21aの外周にリング状のカバ
ー取付部31が一体成形されている。
【0014】そして、この筒型ケース21の正面の内側
で、前面側開口21aの近傍位置には集音穴35が横向
きに開口されていて、その集音穴35の内側にはマイク
保持部36が一体成形されている。そして、この筒型ケ
ース21の裏面に方形状の窓穴8が形成されていて、そ
の窓穴8の内側で背面側開口21b側にシャッターガイ
ド37が内周に沿った円弧状に一体成形されている。そ
して、この筒型ケース21の内側に挿入されてその内周
に沿った円弧状に形成されたシャッター11における筒
型ケース軸方向の両端を上記シャッターガイド37と後
述する前面側カバー23に一体成形された円弧状のシャ
ッターガイド38によって案内しながら、筒型ケース2
1の内周に沿って円弧状にスライドすることによって窓
穴8を開閉することができるスライド式シャッター構造
が構成されている。そして、この筒型ケース21の背面
側開口21bの内周の3等分位置には、位置決め穴兼用
のネジ挿通穴に構成された長穴39を有する2つの共締
め用突起40と、ネジ挿通穴41を有する1つの共締め
用突起41とからなる合計3つの共締め用突起40、4
1が一体成形されている。
【0015】次に、メインシャーシ22は、アルミニウ
ム合金その他の導電性を有する金属でダイキャスト成形
されたものであって、中央リング状部51と、その中央
リング状部51の外周の3等分位置から外方に放射状に
延びる3つのアーム部52及び1つのアーム部53と、
3つのアーム部52の先端の背面から筒型ケース21の
軸方向に沿ってその背面側開口21b側へ平行状に延び
る2つの位置決めピン54と1つの基板載置ピン55が
一体成形されている。そして、合計4つのアーム部5
2、53の背面で、これらの先端近傍位置及び先端に筒
型ケース21の軸方向における高さが低い合計4つの基
板載置台56が一体成形されていて、2つの位置決めピ
ン54の先端近傍位置の外周側と1つの基板載置ピン5
5の先端に筒型ケース21の軸方向における高さが高い
合計3つの基板載置台57が一体成形されている。
【0016】そして、信号処理基板25がその外側の3
つの位置決め穴58によって合計3つの位置決めピン5
4及び基板載置台55に挿入されて合計4つの基板載置
台56に合計4つの止ネジ59によってネジ止めされて
いる。そして、電源基板26がその外周側に形成された
2つの位置決め穴60によって2つの位置決めピン54
の先端に挿入されて、合計3つの基板載置台57に合計
3つの止ネジ61によってネジ止めされている。このよ
うに、2枚の回路基板である信号処理基板25と電源基
板26を筒型ケース21内に2段に組み込むことによっ
て、筒型ケース21の直径を小さくしながら、回路基板
全体の面積を十分に拡大することができる。なお、これ
ら信号処理基板25と電源基板26はフレキシブルプリ
ント基板によって接続されている。
【0017】この際、筒型ケース21の2つの共締め用
突起40に断面形状がほぼコ字状に形成された2つのア
ーム接続用板バネ62が嵌合されていて、電源基板26
をその板バネ62の内側に当接し、その板バネ62の外
側に板金によって円板状に形成されたシャーシ蓋板24
を当接する。そして、2つの位置決めピン54の先端を
これら板バネ62を貫通するようにして2つの共締め用
突起40の長穴39を挿通してシャーシ蓋板24の外周
の2つの位置決め穴兼用のネジ挿通穴である長穴63に
内側から挿通する。そして、合計3つの止ネジ61をシ
ャーシ蓋板24の2つの長穴63及び外周のもう1つの
ネジ挿通穴64から挿入して、合計3つの共締め用突起
40、42の長穴39及びネジ挿通穴41を挿通して合
計3つの基板載置台56、57上にネジ止めすることに
よって、合計3つの基板載置台56、57とシャーシ蓋
板24との間で、電源基板26と合計3つの共締め用突
起40、41と、合計2つの板バネ62をサンドイッチ
状に挟み込むようにして、これらを共締めしている。従
って、信号処理基板25と電源基板26は筒型ケース2
1内にその軸方向に2段状(階段状)で、かつ、その軸
方向に対して直角状に組み込まれていて、筒型ケース2
1の背面側開口21bはシャーシ蓋板24によって閉塞
されている。そして、信号処理基板25と電源基板26
が導電性を有するメインシャーシ22と2つの板バネ6
2を介してシャーシ蓋板24にアース接続されている。
【0018】そして、集音用マイク6は信号処理基板2
5の前面側にリード線6a及びコネクターを介して接続
されていて、筒型ケース21のマイク保持部36内に横
向きで脱着可能に保持されている。また、モニター出力
端子9は信号処理基板25の前面側の外周位置にその信
号処理基板25のマウント面と平行に実装(半田ディッ
プ)されて、窓穴8内に配置されている。また、モニタ
ー画像微調整用スイッチ10等はシャーシ蓋板24の前
面側に取り付けられたスイッチスタンド10aに取り付
けられて窓穴8内に配置されている。また、同軸ケーブ
ルターミナル12はシャーシ蓋板24の背面(外面)に
取り付けられている。
【0019】(3) ・・・ 光学ブロックの説明 次に、図1、図9〜図14によって、光学ブロック3に
ついて説明すると、モールド部品で成形された鏡筒71
の先端71aの内部に複数の組み合わせレンズからなる
バリフォーカルレンズ等のレンズ72が収納されてい
て、基端71b側で、レンズ72の光軸F上には後述す
るユニバーサルジョイント機構4の球状部91が脱着可
能に連結されている。そして、この球状部91の外周が
球面91aに構成され、内部が中空部91bに構成され
ている。そして、その球状部91の中空部91b内で光
軸F上にCCDユニット74が組み込まれている。この
CCDユニット74は撮像素子であるCCD75と、C
CDホルダー76と、CCD基板77と、オプチカルロ
ーパスフィルター78と、シールゴム79等によって構
成されていて、球状部91の後述するレンズホルダー1
01の内部に2本の止ネジ80によってネジ止めされて
いる。そして、鏡筒71の先端71a側の外周にはフォ
ーカスリング81及びズームレバー82が取り付けられ
ている。また、鏡筒71の基端71b側の外周部には凸
状部83が一体成形されていて、その凸状部83の内部
にはオートアイリスモータ84が組み込まれている。そ
して、その凸状部83の正面83aにはモニター画像の
天地方向を表示するための表示部である製造会社名等の
ロゴマーク85が表示されている。そして、CCDユニ
ット74のCCD基板77の背面の中央(光軸F上)に
取り付けられたコネクター86から引き出されたハーネ
スである信号ケーブル87及びオートアイリスモータ8
4のコネクター88から引き出されたハーネスである信
号ケーブル89が球状部91の中央を挿通して後方(メ
インシャーシ24)側へ引き出されている。
【0020】(4) ・・・ ユニバーサルジョイント
機構の説明 次に、図9〜図14によって、ユニバーサルジョイント
機構4について説明すると、このユニバーサルジョイン
ト機構4は鏡筒71の基端71bにネジ止めされた球状
部91と、メインシャーシ22の中央リング部22aの
前面側に同心円筒状に一体成形された筒型基台92と、
その筒型基台92の内周面の先端である球状部受台93
と、アルミニウム合金等のダイキャスト部品で構成され
外周の一部に角度調整用の切欠き94が形成された角度
調整リング95と、球状部91を球状部受台93に角度
調整リング95を介して圧着するように締結する締結リ
ング96を備えたボールジョイント機構97に構成され
ている。そして、球状部91は金属の鋳造部品で構成さ
れた中空状のレンズホルダー101とホルダーカバー1
02との2部品を光軸F方向に2分割した構造に構成さ
れていて、これらレンズホルダー101とホルダーカバ
ー102は分割面に形成された環状嵌合部103部分で
光軸Fの方向から相互に嵌合され、2本の止ネジ104
によって脱着可能に結合されている。そして、球状部9
1をレンズホルダー101とホルダーカバー102の2
部品で構成して、これらを2本の止ネジ104によって
脱着可能に結合することによって中空部91b内のCC
Dユニット74の組立及び分解を容易に行える。そし
て、球状部受台93の直径及び角度調整リング95の前
端側の内周に一体成形された内周フランジ95aの内径
が球状部91の外周の球面91aの直径より小さく構成
されている。そして、締結リング96の内周に内周ネジ
(雌ネジ)105が形成され、メインシャーシ22の中
央リング部51の前面側で筒型基台92の外周位置に同
心円筒状に一体成形された円筒部106の外周に外周ネ
ジ(雄ネジ)107が形成されている。
【0021】そして、締結リング96の内周ネジ104
をメインシャーシ22の外周ネジ107にネジ込んで、
後方側である矢印a方向に締めつけることにより、その
締結リング96の前端側の内周に一体成形された内周フ
ランジ96aで角度調整リング95の後端側の外周に一
体成形された外周フランジ95bを矢印a方向に押す。
すると、その角度調整リング95の内周フランジ95a
が球状部91のレンズホルダー101の外周(球面91
a)を矢印a方向に押し、その球状部91のホルダーカ
バー102の外周(球面91a)が球状部受台93に矢
印a方向から圧着されて固定されるように構成されてい
る。そして、この締結リング96によるボールジョイン
ト機構97の締結状態で、球状部91の球面91aの中
心が光軸F上で、ドーム型カバー5の内側球面5aの中
心上に配置された回転中心Oに固定されるように構成さ
れている。
【0022】そして、このボールジョイント機構97に
よれば、締結リング96を前方側である矢印b方向に少
し緩めることによって、球状部91の外周の球面91a
を球状部受台93上でスライドさせるようにして、鏡筒
71を回転中心Oの周りに矢印X、Y、Z方向の3軸方
向に360°に旋回運動(首振り運動)させることがで
きるように構成されている。ちなみに、矢印X方向がパ
ン方向であり、矢印Y方向がチルト方向であり、矢印Z
方向が旋回方向となる。そして、鏡筒71を矢印X方向
へ角度調整する際に、その鏡筒71を角度調整リング9
5の切欠き94内に挿入することによって、鏡筒71の
矢印X方向の調整角度θを大きな72°に実現すること
ができるように構成されている。
【0023】なお、鏡筒71の後方に引き出された2つ
の信号ケーブル87、89はホルダーカバー102の後
端側の中央に形成された円形穴108から後方に引き出
され、信号処理基板25の前面の中央に実装されて筒型
基台92内の中央に配置されている2つのコネクター1
09、110に長さ的な余裕を持たせて接続されてい
る。従って、鏡筒71を矢印X、Y方向に角度調整する
際は勿論のこと、矢印Z方向に1回転する程度であれ
ば、これらの信号ケーブル87、89に捩れ等による断
線は全く発生しない。
【0024】そして、図10〜図13に示すように、鏡
筒71の基端71bと球状部91の前側の側面であるレ
ンズホルダー101との結合面がその球状部91の球面
91aに沿ったテーパー面115、116に構成されて
いて、その基端71bとレンズホルダー101とが合計
4本の締結ネジである止ネジ117によってそのテーパ
ー面115、116において脱着可能に締結されてい
る。しかも、この際、合計4本の止ネジ117はテーパ
ー面115、116に対して直角状に挿入されて、光軸
F上の1点O1 で交わる放射状のネジ中心線P1 に沿っ
て傾けられている。従って、鏡筒71の基端71aと球
状部91との結合部分(いわゆる球状部91の付根部
分)118の直径を十分に小さくすることができること
から、その球状部91自体の直径を十分に小さくするこ
とができて、ボールジョイント機構97全体の小型化を
達成することができると共に、鏡筒71の調整角度の拡
大をも達成することができた。つまり、基端71bとレ
ンズホルダー101との結合面を光軸Fに対して直角状
に形成して、光軸Fと平行な4本のネジ117によって
基端71bとレンズホルダー101を結合しようとした
場合には、基端71bの外周にフランジを形成する必要
があって、その結合部分118の直径が拡大されてしま
う。そして、結合部分118の直径が拡大されると、鏡
筒71の角度調整時に、その結合部分118が角度調整
リング95に干渉されて、その調整角度が制限されてし
まうので、やむなく球状部91の直径を拡大する必要が
生じて、ボールジョイント機構97全体が大型化してし
まうことになる。
【0025】そして、放射状のネジ中心線P1 に沿って
締結される合計4本の止ネジ117によってテーパー面
115、116部分で基端71bとレンズホルダー10
1を締結することによって、光軸Fの周りに均等な締結
力を発生させることができて、そのテーパー面115、
116による自動調整作用によって、CCD75とレン
ズ72の光軸Fとのセンターリングを正確に行えると共
に、CCD75の撮像面とレンズ72の合焦面の平行度
を高精度に設定することができる。なお、これら両テー
パー面115、116間にはCCD75の天地の方向を
設定するための位置決め部119が形成されていて、基
端71bとレンズホルダー101とを円周上の1点で正
確に位置決めして結合することができる。
【0026】そして、図11、図13及び図14に示す
ように、レンズホルダー101のテーパー面113の外
周でオートアイリスモータ84の後方近傍位置にはオー
トアイリスモータ84から引き出された信号ケーブル8
9を球状部91の内部に挿通するための切欠き121が
形成されていて、その切欠き121の外側領域には蓋1
22が脱着可能に取り付けられている。そして、この蓋
122はその内側の両側に平行状に一体成形した一対の
内側リブ123をレンズホルダー101の切欠き121
の内側の両側に形成された一対の溝状部125と、これ
ら一対の溝状部125の内側間に形成された凹部125
内に矢印b方向から挿入して係合した後、そのレンズホ
ルダー101の後部に環状嵌合部103によって矢印b
方向から嵌合されて2本の止ネジ104によって結合さ
れるホルダーカバー102の内側に一体成形された一対
の内側リブ126の先端を蓋122の後端の内側に係合
させることによって止ネジを使用することなく、切欠き
121内に脱着可能に取り付けられている。そして、こ
の蓋122の外周の前端側の両側には一対の凸部127
が一体成形されている。従って、切欠き121内に挿通
された信号ケーブル89の外側を蓋122で覆うことが
できる上に、鏡筒71の回転及び角度調整時に、蓋12
2の外周が角度調整リング95の切欠き94のエッジ部
分に干渉されることがあっても、その蓋122の外周の
凸部127が信号ケーブル89より速くその切欠き94
のエッジ部分に衝突して逃げることができるので、信号
ケーブル89がその切欠き94のエッジ部分に引っかけ
られて断線してしまうことを未然に防止することがで
き、高い安全性を確保できる。
【0027】(5) ・・・ ドーム型カバーの説明 次に、図27〜図29によって、ドーム型カバー5につ
いて説明すると、このドーム型カバー5は光透過性を有
するモールド部品(アクリル樹脂の射出成形品)で成形
されたものであって、開口端5cの直径D11=100.
2mmで、高さH11=52.8mmのドーム型(半球形
状)に構成されている。そして、このドーム型カバー5
の内側球面5aの半径R1 =47.1mmに構成され、
外側球面5bの半径R2 =49.0mmに構成されてい
て、その内側球面5aの中心O11が外側球面5bの中心
O12に対して開口端5cの外側へ約0.5mmのオフセ
ット量OSにオフセットされている。従って、このドー
ム型カバー5は開口端5c部分の肉厚T11=約1.9m
mに構成され、中央部(頂点部)5d部分の肉厚T12=
約2.4mmに構成されている。そして、その開口端5
c部分には高さH12=約8.8mm幅で全周に沿った変
肉部5eが形成されている。この変肉部5eは幅W11=
約8mmで、深さD11=約0.8mmで、ピッチ角θ11
=約15°の多数の凹み5fによって構成されている。
そして、図27に太い2点鎖線で示した領域が光学有効
部5fに構成されている。
【0028】そして、このドーム型カバー5をアクリル
樹脂によって射出成形する理由としては、アクリル樹脂
が光学レンズに近い、光屈折率1.5を有し、光透過率
が90%以上と高いことが挙げられる。また、アクリル
樹脂によってドーム型カバー5を射出成形することによ
って、成形効率が良い上に、精度の良い鏡面仕上げに成
形することができる。但し、このドーム型ビデオカメラ
装置1が威嚇を目的とせず、できるだけ監視を気づかせ
ないようにしながら、監視用途に使用されることから、
内部の光学ブロック3が目立ちにくいように半透明に仕
上げられるのが望ましい。そこで、一般的には、このド
ーム型カバー5をアクリル樹脂によって射出成形する際
に、カーボン材料を混入して、光透過率を調整するよう
なスモーク仕上げされることが多いが、その他にも、ハ
ーフミラー仕上げと称されるものがあり、これはドーム
型カバー5の外側球面5bである表面にアルミニウム等
の金属粉をコーティングする反射防止コーティングであ
り、その場合の光透過率、光反射率及び光吸収率はそれ
ぞれ33%程度に仕上げるのが一般的である。そして、
金属粉による反射防止コーティングは帯電防止コーティ
ングを兼用することになり、静電気の帯電によるホコリ
の付着を防止できる。
【0029】ところで、このドーム型カバー5を筒型本
体2の前面2aに脱着可能に取り付けるために、図27
〜図29に示すように、そのドーム型カバー5の開口端
5cの外周の3等分位置に3つの突片5gが一体成形さ
れていて、その開口端5cの内周で、3つの突片5gの
内側には各一対、合計6つの位置決め用凹み5h、5i
が隣接された状態に成形されている。そして、図9、図
16、図18及び図20に示すように、筒型ケース21
の前端側開口21aの外周にリング状に一体成形された
カバー取付部31の内周の3等分位置には3つの切欠き
32が成形されていて、その切欠き32の時計回り方向
の端部の内側には突片嵌合溝33が成形されている。そ
して、その筒型ケース21の前端側開口21aの内周面
で、3つの切欠き32の内側相当位置には3つのカバー
位置決め用リブ34が一体成形されている。
【0030】そこで、筒型ケース21の前面側開口21
aへドーム型カバー5を取り付ける時には、ドーム型カ
バー5の3つの突片5gを筒型ケース21の3つの切欠
き32に同時に挿入するようにして、そのドーム型カバ
ー5の開口端5cをカバー取付部31の内側に軸方向
(矢印a方向)から挿入すると、3つの位置決め用リブ
34が3つの凹み5h内に相対的に挿入される。次に、
ドーム型カバー5をカバー取付部31内で時計回り方向
である矢印c方向に回転すると、3つの突片5gが3つ
の突片嵌合溝33内に嵌合されると同時に、3つの位置
決め用リブ34がその弾性に抗して3つの凹み5hに隣
接された3つの凹み5i側へ乗り越えるようにして係合
されて、これら3つの位置決め用リブ34によってドー
ム型カバー5の反時計回り方向の回転が禁止されて、ド
ーム型カバー5がその時計回り方向の回転位置でそのま
ま筒型ケース21に保持されることになる。なお、ドー
ム型カバー5を筒型ケース21から取り外す際には取り
付け時の逆に、ドーム型カバー5を反時計回り方向であ
る矢印d方向に回転して、3つの突片5gを3つの突片
嵌合溝33から3つの切欠き32内へ反時計回り方向に
抜き取ると、3つの位置決め用リブ34がその弾性に抗
して3つの凹み5iから3つの凹み5h内へ乗り越え
る。そこで、3つの突片5gを3つの切欠き32から抜
き取るようにして、ドーム型カバー5をカバー取付部3
1から軸方向(矢印b方向)に引き抜けば良い。
【0031】(6) ・・・ ユニバーサルジョイント
機構の取付用ストッパーの説明 次に、図9、図21及び図22によって、ユニバーサル
ジョイント機構4の取付用ストッパー131について説
明すると、このストッパー131は金属や合成樹脂等に
よってほぼL型形状に成形されていて、メインシャーシ
22の1つのアーム部52の前面側にスプリングワッシ
ャー132付の止ネジ33によって矢印e、f方向に回
転自在に取り付けられている。一方、ユニバーサルジョ
イント機構(ボールジョイント機構97)4の締結リン
グ96の外周面にはストッパー係合部である軸方向の幅
が大きい環状溝134が形成されている。
【0032】そして、図10及び図11で説明したよう
に、ユニバーサルジョイント機構4の締結リング96を
内周ネジ105によってメインシャーシ22の外周ネジ
107に捩じ込んで、鏡筒71の球状部91を球状部受
台93に圧着して固定する際には、ストッパー131を
ドライバー等で押してスプリングワッシャー132の摩
擦力に抗して止ネジ133の周りに図21に1点鎖線で
示す位置まで矢印e方向に回転して逃がしておく。そし
て、締結リング96による球状部91の締結後に、スト
ッパー131をドライバー等で押してスプリングワッシ
ャー132の摩擦力に抗して止ネジ133の周りに図2
1で実線で示す位置まで矢印f方向に回転復帰させて、
そのストッパー131の先端131aを締結リング96
の環状溝134内に係合し、かつ、その先端131aを
環状溝134内で締結リング96の外周面に圧着させて
おく。すると、このストッパー131によって締結リン
グ96の緩み止め機能が発生し、振動等による締結リン
グ96の自然緩みを未然に防止することができる。
【0033】そして、このようなストッパー131をメ
インシャーシ22に取り付けておくことによって、ドー
ム型ビデオカメラ装置1を天井14等に下方から設置す
る際、筒型本体2を天井14等にネジ止めした後、鏡筒
71の方位を設定するために、ユニバーサルジョイント
機構4の締結リング95に誤って緩め過ぎたために、そ
の締結リング95の内周ネジ105がメインシャーシ2
2の外周ネジ107から離脱してしまうようなことがあ
っても、このストッパー131の先端131aがメイン
シャーシ22からの締結リング96の下方への脱落を未
然に防止することができる。従って、ドーム型ビデオカ
メラ装置1の天井14等への取付け作業中に、鏡筒71
を誤って自重落下して破損してしまうような不詳事態を
未然に防止することができて、そのドーム型ビデオカメ
ラ装置1の天井14等への取付け作業等の安全性を飛躍
的に向上することができる。
【0034】なお、図23及び図24はストッパー13
1の変形例を示したものであって、メインシャーシ22
のアーム部52の前面でストッパー131の取付位置の
外側位置にストッパーガイド135を筒型ケース21の
軸方向と平行状に一体成形して、そのストッパーガイド
135の内側に後方(矢印a方向)に進むに従って締結
リング96の外周に近づくような斜面136を形成して
いる。そして、ストッパー131をメインシャーシ22
のアーム部52の前面に取り付けた止ネジ133の外周
で、そのストッパー131とアーム部52との間に捩り
コイルバネ137を挿入して、その捩りコイルバネ13
7の両端137a、137bをストッパー131とスト
ッパーガイド135に係止している。そして、その捩り
コイルバネ137による圧縮反発力によってストッパー
131をメインシャーシ22に対して前方側である矢印
b方向へスライド付勢すると共に、捩り反発力によって
ストッパー131を外周側である矢印e方向に回転付勢
している。
【0035】従って、このストッパー131の変形例に
よれば、止ネジ133を矢印b方向へ緩めると、ストッ
パー131が捩りコイルバネ137によってストッパー
ガイド135の斜面136に沿って案内されるようにし
て、図23及び図24に1点鎖線で示す離間位置へ矢印
b方向に押し出されながら、矢印e方向へ回転して逃げ
る。次に、ユニバーサルジョイント機構4の締結リング
96をその内周ネジ105によってメインシャーシ22
の外周ネジ107に捩じ込んで取り付けた後、止ネジ1
33をドライバーによって矢印a方向に締めつけて行く
と、ストッパー131が捩りコイルバネ137に抗して
ストッパーガイド135の斜面136に沿って案内され
て、図23及び図24に実線で示す係合位置まで矢印a
方向に押し込まれながら、矢印f方向に回転されて、そ
のストッパー131の先端131aが締結リング96の
環状溝134内に自動的に係合される。従って、止ネジ
133をドライバーによって矢印a、b方向に締めつけ
又は緩めるだけで、ストッパー131を締結リング96
に対する係合位置と離間位置との間で矢印e、f方向に
自動的に移動調整することができて、ユニバーサルジョ
イント機構4の組立て作業を高効率に行うことができ
る。
【0036】なお、図1、図7〜図9に示すように、モ
ールド部品(ABS樹脂等の成形品)で円板状に成形さ
れた前面側カバー23がその中央に形成された円形穴2
3aによって外周ネジ107の外周に挿入されると共
に、筒型ケース21の前面側開口21aの内側に軸方向
から挿入されて、その前面側カバー23がメインシャー
シ22の3つのアーム部52の前面に3本の止ネジ65
によって脱着可能にネジ止めされる。従って、ストッパ
ー131はこの前面側カバー23の内側に閉塞されてい
る。そして、この前面側カバー23の背面側の外周で1
80°対向位置に2本のネジ挿入筒23bが筒型ケース
21の軸方向と平行に一体成形されている。そして、こ
れら2本のネジ挿入筒23bはシャーシ蓋板24にほぼ
当接することができる長さに形成されていて、そのシャ
ーシ蓋板24の外周で、これら2本のネジ挿入筒23b
と同位相位置は2つのネジ挿通穴66が形成されてい
る。従って、ドーム型ビデオカメラ装置1を天井14等
に下方から取り付ける際、2本の止ネジ67をドライバ
ーによって2つのネジ挿入筒23b内に下方から挿入し
て、これら2本の止ネジ67をシャーシ蓋板24の2つ
のネジ挿通穴66に下方から容易に挿通することがで
き、これら2本の止ネジ67によって筒型本体2を天井
14等へ簡単にネジ止めすることができる。
【0037】(7) ・・・ ドーム型ビデオカメラ装
置1の天井等への取付け作業と、その際のモニター出力
端子の使い方の説明 ここで、ドーム型ビデオカメラ装置1を天井14等への
取付け方法を説明すると、まず、ドーム型ビデオカメラ
装置1の梱包を解いて、ドーム型カバー5を筒型本体2
から取り外す。この状態で、ユニバーサルジョイント機
構4(ボールジョイント機構97)の締結リング96は
締結状態となっていて、光学ブロック3は角度調整リン
グ95の切欠き94内に挿入された状態でロックされて
いる。
【0038】そこで、監視室のモニターテレビとの間を
接続する同軸ケーブルを筒型本体2のシャーシ蓋板24
上の同軸ケーブルターミナル12に接続した後、その筒
型本体2の背面(天井面)2dを天井14等に下方から
当てがい、その筒型本体2の正面2aのロゴマーク7を
撮影したい方向に向けると、集音用マイク6が撮影した
い方向に設定される。そこで、ドライバーによって2本
の止ネジ67を筒型本体2の下方から2本のネジ挿入ガ
イド23bに順次挿入して、これら2本の止ネジ67に
よってシャーシ蓋板24を天井14等に締結して筒型本
体2を天井14等に固定する。
【0039】次に、ユニバーサルジョイント機構4の締
結リング96を少し緩めて光学ブロック3のロックを解
除するが、ストッパー131によって締結リング96の
脱落が防止されているので、締結リング96を安心して
緩めることができる。そして、その光学ブロック3のロ
ック解除後に、鏡筒71の方位(方向及び角度)を設定
する。この際、鏡筒71を回転中心Oの周りに矢印X、
Y、Z方向で示すあらゆる方向に大きな角度で自由に回
転調整することができるので、その鏡筒71の方位の設
定を素速く、かつ、容易に行うことができる。なお、鏡
筒71の角度を調整する際には、その鏡筒71を角度調
整リング95の切欠き94内に挿入した状態で調整すれ
ば、その角度の調整角度θを大きな範囲内でスムーズに
調整することができる。そして、鏡筒71の方位の設定
後に、その鏡筒71の外周の凸状部83の正面83aの
ロゴマーク85の天地方向を確認しながら、そのロゴマ
ーク85を水平に調整すると、鏡筒71が光軸Fの周り
に回転調整されて、撮影する画像の天地方向が正しく設
定される。そこで、この後に、鏡筒71の凸状部83等
を手で押さえるようにして、鏡筒71の回転を防止しな
がら、ユニバーサルジョイント機構4の締結リング96
を締結して、光学ブロック3をロックする。
【0040】そして、この後に、鏡筒71の外周のフォ
ーカスリング81及びズームレバー82を回転調整し
て、撮影範囲の設定及び合焦を行い、その設置現場で、
撮影方向、撮影範囲及び合焦状態の確認を行うことがで
きる。即ち、図25に示すように、筒型本体2が天井1
4等の穴15内に埋め込まれるように取り付けられる際
には(但し、この時には図示省略した天井埋込み器具を
使用してドーム型ビデオカメラ装置1を取り付けること
になる)、L型プラグ141を有するモニター出力ケー
ブル142を使用して、そのL型プラグ141を筒型本
体2の裏面2cのモニター出力端子9に横方向から差し
込み、そのモニター出力ケーブル142を変換コネクタ
ーケーブル(図示せず)等を介して携帯型モニターテレ
ビ143に接続して、モニター画像をその携帯型モニタ
ーテレビ143に映し出して、撮影方向、撮影範囲及び
合焦状態の確認を行うことができる。なお、この際、ド
ーム型ビデオカメラ装置1周辺で発生する音の集音状況
も集音用マイク76を通してその携帯型モニターテレビ
143のスピーカで聞くことができる。
【0041】この際、L型プラグ141を筒型本体2の
横向きのモニター出力端子9に横方向から差し込むよう
にして、モニター出力ケーブル142をその筒型本体2
の横側方位置で下方に垂らすことができるので、光学ブ
ロック3の方位を微調整する際に、そのモニター出力ケ
ーブル142が光学ブロック3に干渉する等、作業に邪
魔になる心配か全くなく、その方位の微調整作業を容易
に行うことができる。なお、モニター出力端子9を信号
処理基板25にマウント面と平行に半田ディップしてあ
るので、そのモニター出力端子9にプラグを抜き差しす
る際に、信号処理基板25が破損される危険が少ない。
【0042】なお、図26に示すように、筒型本体2が
天井面下に設置される場合には、モニター出力端子9が
天井14等より下方に配置されるので、ストレート型プ
ラグ144を有するモニター出力ケーブル145を使用
することができ、同様にして携帯型モニターテレビ14
3によって撮影方向、撮影範囲及び合焦状態を確認する
ことができる。そして、この後に、ドーム型カバー5を
筒型本体2のカバー取付部31の内側に挿入して取り付
け、ドーム型ビデオカメラ装置1の天井14等への設置
作業を終了する。この際、ドーム型カバー5の開口端5
cをカバー取付部31の内側に挿入して取り付けるの
で、ホコリ等がドーム型カバー5内に侵入しにくく、そ
のドーム型カバー5内がホコリ等で汚染されて撮影画像
が不鮮明になることを未然に防止できる。
【0043】(8) ・・・ ドーム型カバーの成形装
置の説明 次に、図30〜図33によって、ドーム型カバー5のア
クリル樹脂による射出成形装置151について説明する
と、この射出成形装置151にはサイドゲート方式の成
形金型が使用されていて、キャビ側金型(固定金型)1
52とコア側金型(可動金型)153間に形成されたド
ーム型キャビティ154のパーティング面(分割面)の
横側部で、ドーム型カバー5の外周の3つの突片5gの
1つに相当する位置に幅W21=約8mmで、厚さT21=
約2mmの太く、厚いサイドゲート156が形成されて
いる。そして、そのパーティング面に沿って溶融樹脂の
流れを遅くするための入れ子157が挿入されていて、
この入れ子157の厚さT22=約8mmに構成されてい
る。そして、ドーム型キャビティ154のコア側球面1
54a及びキャビ側球面154bが共に鏡面仕上げされ
ていて、これらの半径R21、R22及び中心O21、O22の
オフセット量OSが図27〜図29で説明したドーム型
カバー5の内側球面5a及び外側球面5bの半径R11、
R12及び中心O11、O12のオフセット量OSと同寸法及
び同方向にオフセットされている。そして、コア側金型
153における入れ子157の内側位置にはパーティン
グ面155に沿って厚さT23=約8.8mmの変肉加工
部158が形成されていて、入れ子157の内周には3
つの突片加工部159が形成されている。従って、ドー
ム型キャビティ154のパーティング面側154cが狭
空隙に構成されていて、中央部(頂点部)側154dが
広空隙に構成されている。そして、入れ子157のキャ
ビティ側に厚さT24が約0.02mmの複数のガスベン
ド160が放射状に形成されている。なお、ガスベンド
160をサイドゲート156の反対側の位置であるサイ
ドゲート対向位置162に集中的に配置することもでき
る。
【0044】この射出成形装置151は以上のように構
成されていて、射出ノズル(図示せず)から射出された
アクリル樹脂の溶融樹脂MPがランナー161を通りサ
イドゲート156からドーム型キャビティ154内に流
入して、充填し、冷却すると言う成形サイクルによって
図27〜図29で説明した構造及び形状のドーム型カバ
ー5を成形することができる。
【0045】この際、サイドゲート156を厚く、太く
したことによって、成形サイクルを90秒程度まで十分
に長くすることが可能になり、ピンゲート方式の成形金
型のように、ゲート固化の心配がなく、溶融樹脂MPの
流入速度を十分に遅くすることができる。従って、残留
応力が少ないドーム型カバー5を高精度に成形すること
ができる。また、ドーム型キャビティ154内に溶融樹
脂MPを充填した後も、ゲートが固化しにくいので、サ
イドゲート156からドーム型キャビティ154内に十
分な圧力をかけながら、ドーム型キャビティ154内の
溶融樹脂を除去することができる。従って、ドーム型キ
ャビティ154の形状が正確に転写されたドーム型カバ
ー5を高精度に成形することができて、歪み等の変形が
ない高品質のドーム型カバー5を成形することができ
る。なお、厚く、太い1点ゲートを採用したことによ
り、ウエルドラインも発生せず、画像歪みの発生しない
ドーム型カバー5を成形することができる。
【0046】そして、ドーム型キャビティ154のコア
側球面154a及びキャビ側球面154bの半径R21、
R22のオフセットによって、そのドーム型キャビティ1
54のパーティング面側154cを狭空隙にし、中央部
側154dを広空隙に形成したことによって、このドー
ム型キャビティ154内に流入された溶融樹脂MPの流
れを、パーティング面155に沿って流れる速度より、
中央部側154dに迂回される速度を速くすることがで
きて、ドーム型キャビティ154内にガス溜りり現象が
発生しなくなる。また、パーティング面155に沿って
入れ子157を組み込み、複数のガスベンド160を形
成したので、ドーム型キャピティ154内への溶融樹脂
MPの流入に伴い、ドーム型キャビティ154内のガス
を複数のガスベンド160からスムーズに逃がすことが
できて、ドーム型キャビティ154内にガス溜り現象が
発生しなくなる。更に、ドーム型キャビティ154のパ
ーティング面に沿って変肉加工部158を形成して、そ
のドーム型キャビティ154内のパーティング面155
に沿って流れる溶融樹脂MPの速度を、中央部側154
dへ迂回される速度より遅くすることにより、その中央
部側154dに迂回された溶融樹脂MPがサイドゲート
対向位置162に到達する時間より、パーティング面1
55に沿って流れる溶融樹脂MPがサイドゲート対向位
置162に到達する時間よりも遅くすることができて、
このドーム型キャビティ154内のサイドゲート対向位
置162側にガス溜りが発生しなくなる。
【0047】以上の結果、この射出成形装置151によ
れば、ドーム型カバー5の射出成形時に、図32の
(A)〜(D)に示すように、サイドゲート156から
ドーム型キャビティ154内に流入された溶融樹脂MP
がパーティング方向155に沿って周方向の両側方から
サイドゲート対向位置162に到達する速度V1 より、
中央部側154dを迂回してサイドゲート対向位置16
2に到達する速度V2 を速くすることができる。従っ
て、ドーム型キャビティ154内に発生するガスを溶融
樹脂MPの流入方向の先端面MP1 でサイドゲート対向
位置162までスムーズに、しかも、完全に押し出すよ
うにして逃がすことができて、ドーム型キャビティ15
4内にガス溜りを発生させないので、ガス溜りの発生に
よるガス焼け不良を未然に防止できる。
【0048】即ち、図33の(A)〜(D)は、ドーム
型カバー5の射出成形時に発生し易いガス焼け不良を解
説した図面であり、サイドゲート156からドーム型キ
ャピティ154内へ流入された溶融樹脂MPが中央部側
154dを迂回してサイドゲート対向位置162に到達
する速度V2 より、パーティング面155に沿って周方
向の両側方からサイドゲート対向位置162に到達する
速度V1 が速い場合には、図33の(A)〜(C)に示
すように、パーティング面155に沿って両側を流れる
溶融樹脂MPがサイドゲート対向位置162に先に到達
して融合した後に、中央部側154dを迂回した溶融樹
脂MPがサイドゲート対向位置162に到達して融合さ
れようとして、図33の(C)に示すように、ドーム型
キャビティ154内のサイドゲート対向位置162の近
傍位置に溶融樹脂MPによって封じ込まれたガス溜り1
63が発生してしまう。そして、このガス溜り163は
図33の(D)に示すように、溶融樹脂MPの圧力によ
って縮小されるものの加熱、燃焼されるガス焼け164
を発生し、ドーム型カバー5が不良品となる。
【0049】(9) ・・・ ビデオカメラ装置の応用
例の説明 次に、図34によって、ビデオカメラ装置の応用例につ
いて説明すると、前述した光学ブロック3が、内部にレ
ンズ72を収納した鏡筒71の基端71bに球状部91
を形成して、その球状部91内にCCDユニット74を
収納しているので、図34に示すように、その光学ブロ
ック3をデジタルビデオカメラやテレビ電話等のビデオ
カメラ装置171のボディ172に球状部91によって
矢印X、Y、X方向の3軸方向に回転調整自在に取り付
け、鏡筒71の向きをその3軸方向に自由に向けること
ができるようにすると共に、図34に1点鎖線で示すよ
うにその鏡筒71をボディ172内にコンパクトに折り
畳んで収納することができるようにした便利なビデオカ
メラ装置171を実現することができる。
【0050】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、本発明はドーム型ビデオカメラ装置に限
定されることなく、その他各種のビデオカメラ装置に適
用可能である。また、ドーム型カバーはドーム型ビデオ
カメラ装置のみに適用されることなく、各種の機器に適
用可能である。また、上記した実施の形態では、ユニバ
ーサルジョイント機構において、球状部を可動側に配置
し、球状部受台を固定側に配置したが、その逆の配置を
採用することも可能である。
【0051】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のドーム
型ビデオカメラ装置は、次のような効果を奏することが
できる。
【0052】請求項1は、モニター出力端子を筒型本体
の側面に横向きに取り付けるようにしたので、そのモニ
ター出力端子を筒型本体内の回路基板に実装して固定す
ることができ、モニター出力ケーブルを鏡筒及びユニバ
ーサルジョイント機構に何等干渉されることがない横側
方からモニター出力端子に接続することができるように
したので、鏡筒の角度調整を行う際にモニター出力端子
が一緒に可動されることがない。従って、モニター出力
端子が回路基板に対して断線される危険が全くなく、高
い安全性を確保することができる。しかも、横向きのモ
ニター出力端子にモニター出力ケーブルを横方向から接
続するので、そのモニター出力ケーブルが鏡筒及びユニ
バーサルジョイント機構に干渉されることもない。従っ
て、ドーム型ビデオカメラ装置の設置現場で、撮影方向
及び撮影範囲を携帯型モニターテレビを利用して確認す
る作業を安全、かつ、容易に行えて、作業性が著しく向
上する。
【0053】請求項2は、L型プラグを有するモニター
出力ケーブルをモニター出力端子に横方向から接続する
ことができるので、ドーム型ビデオカメラ装置を天井等
に埋め込むようにして設置する場合でも、撮影方向及び
撮影範囲を設置現場で容易に確認することができる。
【0054】請求項3は、筒型本体の側面に形成した窓
穴内にモニター出力端子及びモニター画像微調整スイッ
チを配置し、その窓穴をシャッターで開閉できるように
したので、防塵性及びデザイン性に優れたドーム型ビデ
オカメラ装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したドーム型ビデオカメラ装置の
実施の形態を説明する全体の斜視図である。
【図2】同上のドーム型ビデオカメラ装置で、筒型本体
からドーム型カバーを分解して示した斜視図である。
【図3】同上のドーム型ビデオカメラ装置を天井等に取
り付けた時の正面図である。
【図4】同上のドーム型ビデオカメラ装置の右側面図で
ある。
【図5】同上のドーム型ビデオカメラ装置の左側面図で
ある。
【図6】同上のドーム型ビデオカメラ装置の背面図であ
る。
【図7】同上のドーム型ビデオカメラ装置のドーム型カ
バーを外した状態の下面図である。
【図8】同上のドーム型ビデオカメラ装置の上面図であ
る。
【図9】同上のドーム型ビデオカメラ装置の縦断面側面
図である。
【図10】同上のドーム型ビデオカメラ装置におけるユ
ニバーサルジョイント機構(ボールジョイント機構)部
分を説明する図13のA−A矢視での拡大断面図であ
る。
【図11】同上のドーム型ビデオカメラ装置におけるユ
ニバーサルジョイント機構(ボールジョイント機構)部
分を説明する図13のB−B矢視での拡大断面図であ
る。
【図12】同上のドーム型ビデオカメラ装置における光
学ブロックの鏡筒部分を説明する正面図及び側面図であ
る。
【図13】同上のドーム型ビデオカメラ装置における光
学ブロックの球状部を説明する正面図及び側面図であ
る。
【図14】同上のドーム型ビデオカメラ装置におけるオ
ートアイリスモータの信号ケーブル挿通用切欠き部分の
構造を説明する図13のC−C矢視での拡大断面図及び
D−D矢視での断面図である。
【図15】同上のドーム型ビデオカメラ装置における筒
型本体の縦断面側面図である。
【図16】同上の筒型本体の前面側を説明する図15の
E−E矢視での正面図である。
【図17】同上の筒型本体の背面側を説明する図15の
F−F矢視での背面図であって、シャーシ蓋板を外した
状態の図面である。
【図18】同上の筒型本体内の図16のG−G矢視での
断面側面図である。
【図19】同上の筒型本体内の図16のH−H矢視での
断面側面図である。
【図20】同上のドーム型ビデオカメラ装置における筒
型本体に対するドーム型カバーの取付け部を説明する一
部切欠き正面図である。
【図21】同上のドーム型ビデオカメラ装置における締
結リングのストッパーを説明する正面図である。
【図22】同上のストッパーを説明する一部切欠き側面
図である。
【図23】同上のストッパーの変形例を説明する正面図
である。
【図24】同上のストッパーを説明する図23のI−I
矢視での断面側面図である。
【図25】同上のドーム型ビデオカメラ装置におけるモ
ニター出力端子に携帯型モニターテレビをL型プラグを
使って接続した様子を説明する一部切欠き側面図であ
る。
【図26】同上のドーム型ビデオカメラ装置におけるモ
ニター出力端子に携帯型モニターテレビをストレート型
プラグを使って接続した様子を説明する一部切欠き側面
図である。
【図27】同上のドーム型ビデオカメラ装置におけるド
ーム型カバーを説明する側面図である。
【図28】同上のドーム型カバーを説明する上面図であ
る。
【図29】同上のドーム型カバーを説明する図28のJ
−J矢視での断面側面図である。
【図30】同上のドーム型カバーの射出成形装置を説明
する縦断面側面図である。
【図31】同上の射出成形装置の上面図である。
【図32】同上の射出成形装置によるドーム型カバーの
射出成形時のガス抜き作用を説明する斜視図である。
【図33】一般的な射出成形装置によるドーム型カバー
の射出成形時に発生するガス焼け現象を説明する斜視図
である。
【図34】ビデオカメラ装置の応用例を説明する斜視図
である。
【符号の説明】
1はドーム型ビデオカメラ装置、2は筒型本体、4はユ
ニバーサルジョイント機構、8は窓穴、9はモニター出
力端子、10はモニター画像微調整スイッチ、11はシ
ャッター、25は信号処理基板、141はL型プラグ、
142はモニター出力ケーブル、143は携帯型モニタ
ーテレビである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月3日(2000.3.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒型本体と、 上記筒型本体の前面にユニバーサルジョイント機構を介
    して3軸方向に回転調整自在に取り付けられた鏡筒と、 上記筒型本体の前面に脱着可能に取り付けられて上記鏡
    筒の可動領域の外周を覆う光透過性を有するドーム型カ
    バーと、 上記筒型本体の側面に横向きに取り付けられたモニター
    出力端子を備えたことを特徴とするドーム型ビデオカメ
    ラ装置。
  2. 【請求項2】筒型本体と、 上記筒型本体の前面にユニバーサルジョイント機構を介
    して3軸方向に回転調整自在に取り付けられた鏡筒と、 上記筒型本体の前面に脱着可能に取り付けられて上記鏡
    筒の可動領域の外周を覆う光透過性を有するドーム型カ
    バーと、 上記筒型本体の側面に配置されたモニター出力端子と、 上記モニター出力端子に挿抜可能なL型プラグを有する
    モニター出力ケーブルを備えたことを特徴とするドーム
    型ビデオカメラ装置。
  3. 【請求項3】筒型本体と、 上記筒型本体の前面にユニバーサルジョイント機構を介
    して3軸方向に回転調整自在に取り付けられた鏡筒と、 上記筒型本体の前面に脱着可能に取り付けられて上記鏡
    筒の可動領域の外周を覆う光透過性を有するドーム型カ
    バーと、 上記筒型本体の側面に形成された窓穴内に配置されたモ
    ニター出力端子及びモニター画像微調整スイッチと、 上記窓穴を開閉するシャッターを備えたことを特徴とす
    るドーム型ビデオカメラ装置。
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