JPH05224130A - 顕微鏡の光源装置 - Google Patents

顕微鏡の光源装置

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Publication number
JPH05224130A
JPH05224130A JP2520492A JP2520492A JPH05224130A JP H05224130 A JPH05224130 A JP H05224130A JP 2520492 A JP2520492 A JP 2520492A JP 2520492 A JP2520492 A JP 2520492A JP H05224130 A JPH05224130 A JP H05224130A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat
light source
outer cover
layer
external cover
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Withdrawn
Application number
JP2520492A
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English (en)
Inventor
Hajime Takahashi
一 高橋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外カバーの表面温度が局部的に過熱されるのを
防止できる顕微鏡の光源装置を提供することにある。 【構成】熱伝導率が低く、かつ温度放射率が高い材料か
らなる外カバー3、外カバー3内に配設され、光源5を
収納する内枠4を備えた顕微鏡の光源装置において、内
枠4の外壁面と対向する外カバー3の内壁面の少なくと
も一部に、表面の温度放射率が低い特性の材料層9を形
成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外カバー内に配設さ
れ、光源を収納する内枠を備えた顕微鏡の光源装置装置
に係り、特に外カバーの壁面構造を改良したものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡の光源装置の一例として、
本出願人は既に実願平2ー117384号明細書で示す
自然対流空冷式光源装置を提案した。図3は、この種の
光源装置の構成を示す断面図であり、顕微鏡本体1の背
面側下部には自然対流空冷式光源装置2が取付けられて
いる。この光源装置2は、図4に示すように外カバー3
と内枠4と光源5とから構成されている。内枠4は底板
8に空気を取り込むため及び可視光の直接光の漏光防止
のための下部フィン6が設けられ、かつ上板10には自
然対流式による空気の逃げのため及び可視光の直接光の
漏光防止のための上部フィン7が設けられている。
【0003】前記外カバー3は、ポリカーボネート等の
熱伝導率の小さいプラスチック系の材料で形成し、外カ
バー3の表面温度の著しい上昇を抑制するようにしてい
た。一方、従来光源の反射器の一例として、特開昭61
ー225709号公報で示すように、可視光を反射し、
かつ赤外光を透過させる技術思想が公知であるが、可視
光がほとんどなく、かつ波長の長い熱に対する対策が行
われていないのが、現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4の従来の光源装置
では、外カバー3はプラスチック系素材を使用すること
により、外カバー3の表面温度上昇を防止し、外カバー
3に人間等の手が仮に触れても火傷しないように工夫が
なされている。
【0005】しかし、図4に示す光源装置2は、内枠4
の内壁は、光源5の光が直接当たるため、フレア除去の
目的でアルミニュウム板上に、艶消しの黒色塗装が施さ
れている。このため、内枠4は、光源5から発生する熱
を非常によく吸収し、内枠4は高温になっている。この
内枠4の熱は、外カバー3の内壁にほとんどが放射によ
って伝わっている。従って、内枠4が外カバー3と近接
するような場合、外カバー3の表面温度が局所的に温度
上昇することがある。これは、外カバー3が形成されて
いるプラスチック系素材の放射率が高いためであり、内
枠4から放射される熱が、輻射熱として外カバー3に吸
収されるためであるからである。また、外カバー3の熱
伝導率が小さいため、その一箇所が集中的に熱を吸収す
ると、なかなか周囲に熱が伝わらないからである。本発
明は、外カバーの表面温度が局部的に過熱されるのを防
止できる顕微鏡の光源装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、熱伝導率が低く、かつ温度放射率が高い材料
からなる外カバーと、この外カバー内に配設され、光源
を収納する内枠を備えた顕微鏡の光源装置において、前
記内枠の外壁面と対向する前記外カバーの内壁面の少な
くとも一部に、表面の温度放射率が低い特性の材料層を
形成したものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、外カバーの内壁面に、表面の
温度放射率が低い特性の材料層を形成したので、内枠か
ら放出される熱のうち、外カバーの温度上昇を低減で
き、さらに局所的な温度上昇を防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の顕微鏡の光源装置の一実
施例を示す部分断面図であり、図4の従来装置と異なる
点は、内枠4の外壁面と対向する外カバー3の内壁面の
少なくとも一部に、表面の温度放射率が低い特性の材料
層9を形成した点である。
【0009】この材料層9は、図2に示すように、複数
の素材を組み合わせ、熱反射層9aと熱伝達層9bを形
成したものである。熱反射層9aは、耐火レンガの粉末
を、熱伝導率が良好な接着剤をボンデイングとして金属
板に塗布したもの、あるいは有色セラミックを金属板に
溶射したものを用いる。熱伝達層9bは、金属板の表面
に酸化膜を形成したものを用いる。
【0010】このように構成したものにおいて、光源1
によって熱せられた内枠4から放出された熱は、熱放射
率の小さい熱反射層9aによって反射、散乱され、ここ
で反射しきれない熱は、熱伝導率の高い性質を有する熱
伝達層9bにより短時間のうちに熱を拡散する。この場
合、熱伝達層9bが酸化膜で形成されているので、波長
の長い遠赤外線による熱を良好に吸収される。これによ
って、熱伝達層9bの背後にある熱伝達率の低い外カバ
ー3における熱拡散が行われ、この結果過熱、局所的な
温度上昇の防止が可能になる。
【0011】前記熱反射層9aは、鏡面のような表面の
方が熱を反射するが、内枠4が完全に光を遮光できない
ことや、反射した熱が再び内枠4に戻されることから内
枠4の温度がさらに上昇することから、熱反射層9aの
表面はできるだけ凹凸を形成した素材を使用することが
望ましい。
【0012】以上述べた実施例によれば、外カバー3の
内壁に、熱伝達層9bと熱反射層9aを形成するだけ
で、内枠4からの熱の反射、拡散が行われ、外カバー3
の過熱、表面温度の均一化が、簡単な構成で安価に行え
るので、実用性が高い。
【0013】前述の表面の温度放射率が低い特性の材料
層9は、前述の実施例に限定されず、内枠4の外壁面と
対向する外カバー3の内壁面の少なくとも一部に、表面
の温度放射率が低い特性の材料層を形成する構成であれ
ば、どんな構成であってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、外カバー
の表面温度が局部的に過熱されるのを防止できる顕微鏡
の光源装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の顕微鏡の光源装置の一実施例の概略構
成を示す部分断面図。
【図2】図1の実施例の要部のみを拡大して示す概念
図。
【図3】従来の光源装置を備えた顕微鏡の光源装置の概
略構成を示す部分断面図。
【図4】図3の光源装置のみを拡大して示す断面図。
【符号の説明】
1…顕微鏡本体、2…光源装置、3…外カバー、4…内
枠、5…光源、6,7…フィン、8…底板、9…表面の
温度放射率が低い特性の材料層、10…上板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱伝導率が低く、かつ温度放射率が高い
    材料からなる外カバーと、この外カバー内に配設され、
    光源を収納する内枠を備えた顕微鏡の光源装置におい
    て、 前記内枠の外壁面と対向する前記外カバーの内壁面の少
    なくとも一部に、表面の温度放射率が低い特性の材料層
    を形成したことを特徴とす顕微鏡の光源装置。
JP2520492A 1992-02-12 1992-02-12 顕微鏡の光源装置 Withdrawn JPH05224130A (ja)

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JP2520492A JPH05224130A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 顕微鏡の光源装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2520492A JPH05224130A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 顕微鏡の光源装置

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JPH05224130A true JPH05224130A (ja) 1993-09-03

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ID=12159426

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2520492A Withdrawn JPH05224130A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 顕微鏡の光源装置

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