JPH0522396A - 電話機 - Google Patents

電話機

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Publication number
JPH0522396A
JPH0522396A JP3193580A JP19358091A JPH0522396A JP H0522396 A JPH0522396 A JP H0522396A JP 3193580 A JP3193580 A JP 3193580A JP 19358091 A JP19358091 A JP 19358091A JP H0522396 A JPH0522396 A JP H0522396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
telephone
reception
wire
amplifier
Prior art date
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Pending
Application number
JP3193580A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Iwashita
義信 岩下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP3193580A priority Critical patent/JPH0522396A/ja
Publication of JPH0522396A publication Critical patent/JPH0522396A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話機において、側音レベルの発生を抑え、
通話品質の向上を図る。 【構成】 2線/4線変換部を送受信用可変減衰器2
4、28と、送受信用検波部23、27とから構成し、
送受信用検波部23、27からの信号を比較器29によ
って比較し、その差信号によって制御信号発生器30か
ら減衰率を増減させる制御信号を送受信用可変減衰器2
4、28に送り、選択的に送話音声と、受話音声とを切
り替えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電話機の構造を図4〜図6に示
す。図4は通常の電話機の基本構成を説明するものであ
る。電話機は送話と受話を行なうため4線であるが、電
話回線が2線であるため、電話機B内に2線/4線変換
部1が設けられている。そして、2線/4線変換部1に
は、ハンドセット2のマイク3からの音声信号が増幅器
4を介して電話回線5に入り、インピーダンスの不整合
により反射してハンドセット2のスピーカ6に増幅器7
を介してもどってくるのを防止するため、抵抗とコンデ
ンサとで構成されたバランシングネットワーク(防側音
回路)を組み込んだブリッジ回路が設けられ、このブリ
ッジ回路内のバランシングネットワークにより電話回線
5のインピーダンスと整合させ、反射レベル(側音レベ
ルともいう)を抑えている。これにより、電話回線5を
介してつながる電話機Aとの間で、支障なく2者間通話
が行なわれる。なお、図4において符号8で示すのはダ
イヤラー部、符号9で示すものはトーンリンガー部であ
る。
【0003】しかして、この種の電話機を用いて3者間
以上の通話を行なう場合、通常図5に示すように、複数
の電話機B、C、Dのブランチ接続が行なわれる。
【0004】また、3者間以上の通話が可能なコードレ
ス電話機においても親機内に同様の2線/4線変換部及
び接続回路が設けられている。図6は、この種のコード
レス電話機の従来構造を示したもので、図6において、
図4、図5と同一部分には同一符号を付し、その説明は
省略する。図6に示す例は1台の親機Bに対して子機が
10、11と2台設けられたコードレス電話機である。
親機Bは、子機10、11にそれぞれ対応する無線送受
信部12、13を有するとともにハンドセット2を有し
ており、またこれらにそれぞれ接続された3つの2線/
4線篇幹部も有している。このコードレス電話機はマイ
コン14の制御を受け、スイッチ15を制御して通話モ
ードに対応した通話を行なう。なお、電力はAC電源1
6から供給を受ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電話機は通常の電話機及びコードレス電話機の
いずれもが2線/4線変換部1において電話回線5のイ
ンピーダンスと整合させる構成であるため、ブランチ接
続される電話機の数や通話時に同時に使用されている電
話機の数によって各電話機から見た場合の電話回線5の
インピーダンスが異なり、インピーダンスの不整合が生
じる。このため、通話時の側音レベルの発生を抑えるこ
とができず、通話品質が悪くなると言う問題点があっ
た。この発明は上述した事情に鑑みなされたもので、そ
の目的とするところは、側音レベルの発生を抑え、通話
品質を向上させた電話機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明においては上述
した目的を達成するために、2線/4線変換回路とし
て、送信系回路中に音声信号を検波する検波手段を設け
るとともに受信系回路中に音声信号を減衰する可変減衰
手段を設け、且つ前記検波手段のの検波出力に基づいて
送話中か否かを判別し、送話中であると判別したとき、
前記可変減衰手段の減衰量を増大させる制御手段を設け
てなる2線/4線変換回路を内蔵させたことを要点とす
る。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を説明するもの
で、2線/4線変換部19の詳細を示してある。ハンド
セット20のマイク21からの音声信号は増幅器22を
介して送信用検波部23と送信用可変減衰器24に入力
される。送信用検波部23は音声信号を検波し、その振
幅に比例する検波電圧を発生する。スピーカ25の前段
にも増幅器26を介して受信用検波部27及び受信用可
変増幅器28が接続されている。2つの検波部23、2
7の出力は比較器29に入力され、両者の検波電圧の差
分が比較器29から出力されて、2つの可変減衰器2
4、28に接続された制御信号発生装置30に入力され
る。
【0008】制御信号発生装置30は、比較器29から
の信号により、送話時には送信用可変減衰器24の減衰
量が小さくなり、受信用可変減衰器28の減衰量が大き
くなるように制御する。受話時にはその逆の制御を行な
う。送信する音声信号は送信用増幅器31を介して電話
回線32に送りだされるが、送信用増幅器31は受信用
可変減衰器28の前段にある受信用増幅器33に接続さ
れている。
【0009】次に、以上のように構成された2線/4線
変換部19の動作につき説明する。送話時には、マイク
21からの音声信号が増幅器22、送信用検波部23を
介して比較器29へ入力される。このとき、比較器29
の入力は当然送信用検波部23側が大きくなるので、比
較器29はそれに対応した出力を出す。これにより、制
御信号発生装置3は適正な応答時間で送信用可変減衰器
24の減衰量を減少させるように制御し、マイク側の音
声信号は適正なレベルで送信用増幅器31を介して電話
回線32へと送りだされる。なお、送信用増幅器31か
ら増幅されて電話回線32へと送りだされた音声信号
は、受信用増幅器33にも入力され、増幅されて受信用
可変減衰器28に入力されるが、このとき、受信用可変
減衰器28の減衰量は、制御信号発生器30からの制御
信号により増大される方向に制御されているので、音声
信号はスピーカ25側へ漏れてこない程度に抑えられ
る。
【0010】一方、マイク21側からの信号がなくなる
と、送信用検波部23の出力が下がり、相対的に受信用
検波部27の出力が大きくなるので、制御信号発生装置
30は送信用可変減衰器24の減衰量を大きく、受信用
可変減衰器28の減衰量を小さくする制御を行なう。こ
れにより、相手方の音声が拡大され、受話が行なわれ
る。このようにして、インピーダンスの整合という方法
を用いず、自分が話しをしているときは、相手方の声を
小さくし、自分が話さないときは、相手方の声を大きく
するという会話の形式によって2線/4線の変換を行な
っているため、ブランチ接続等により、電話機の台数が
増大してインピーダンスが変化しても、通話品質の低下
は生じない。また、図6に示したコードレス電話機にお
いては親機B内に設けられている3つの2線/4線変換
部1をそれぞれこの会話形式の2線/4線変換回路に変
換することにより、ブランチ接続の場合と同様、インピ
ーダンスが変化しても通話品質の低下は生じない。な
お、受信用増幅器33としてALC(自動レベル調整)
機能を有するものを用いれば、電話機あるいは子機の増
設等による信号レベルの変化の影響を受けない構造にす
ることもできる。
【0011】ところで、送信用増幅器31、及び受信用
増幅器33はより具体的には図2に示すように構成され
ている。すなわち、送信用増幅器31の出力はゲイン設
定用抵抗R1を介して受信用増幅器33の(−)端子に
接続され、さらに出力抵抗R2を介して受信用増幅器3
3の(+)端子に接続されている。なお、図中、他の諸
元を説明すると、Vsは送信端電圧、Vs′は送信用増
幅器の出力端電圧、Vs″は電話回線側へ伝えられる電
圧、V0は電話回線側送信電圧、V0′は受信用増幅器の
入力端電圧、V0″は受信端電圧、R0は電話回線側の出
力インピーダンスである。
【0012】図2に示す構成において、受信端電圧
0″は次式で表される。
【数1】 ここで、R0=R2ならV0となり、Vs成分はでてこな
い。すなわち、送受信間の信号の分離が完全にできるこ
とになる。しかし、ブランチ接続の場合はこの条件が満
たされていないため、Vs成分が現れてくるが、図2に
示す構成では数式1が示すように引き算された成分が現
れくるので、送受信間の信号レベルの変化の影響が軽減
されることになるいう効果がある。
【0013】ところで、図3はこの発明の他の実施例を
説明するもので、図中、図1と同一部分には同一符号を
付してある。この実施例にあっては、比較器29に受信
用検波部27に代えて基準電圧信号発生器34を接続し
てある。このような構造を採用すると、マイク側の音声
信号レベルを検出して、基準電圧発生器34の基準値と
比較して、スピーカ側の音声信号の減衰量を制御するこ
とができ、前述した実施例と同様な効果が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電話機に内蔵される2線/4線変換回路の構成を、
送信系回路中に音声信号を検波する検波手段を設けると
ともに受信系回路中に音声信号を減衰する可変減衰手段
を設け、且つ前記検波手段のの検波出力に基づいて送話
中か否かを判別し、送話中であると判別したとき、前記
可変減衰手段の減衰量を増大させる制御手段を設けた構
成とし、側音発生防止抑圧をインピーダンスの整合に依
らずに行なっているので、ブランチ接続された複数の電
話機あるいはコードレス電話機を用いての2者間通話や
3者間以上の多者間通話を高品質で行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における2線/4線変換部
のブロック図。
【図2】この発明の一実施例における送、受信用増幅器
のブロック図。
【図3】この発明の他の実施例における2線/4線変換
部のブロック図。
【図4】従来の通常の電話機を説明するブロック図。
【図5】従来の電話機のブランチ接続を説明するブロッ
ク図。
【図6】従来のコードレス電話機の構成を説明するブロ
ック図。
【符号の説明】
19 2線/4線変換部 21 マイク 23 送信用検波部 24 送信用可変減衰器 25 スピーカ 27 受信用検波部 28 受信用可変減衰器 29 比較器 30 制御信号発生装置 31 送信用増幅器 32 電話回線 33 受信用増幅器 34 基準信号発生器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 送信系回路中に音声信号を検波する検波
    手段を設けるとともに受信系回路中に音声信号を減衰す
    る可変減衰手段を設け、且つ前記検波手段のの検波出力
    に基づいて送話中か否かを判別し、送話中であると判別
    したとき、前記可変減衰手段の減衰量を増大させる制御
    手段を設けてなる2線/4線変換回路を内蔵したことを
    特徴とする電話機。
JP3193580A 1991-07-09 1991-07-09 電話機 Pending JPH0522396A (ja)

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JP3193580A JPH0522396A (ja) 1991-07-09 1991-07-09 電話機

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JP3193580A JPH0522396A (ja) 1991-07-09 1991-07-09 電話機

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JPH0522396A true JPH0522396A (ja) 1993-01-29

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ID=16310366

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JP3193580A Pending JPH0522396A (ja) 1991-07-09 1991-07-09 電話機

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