JPH05223955A - 指針式時計の実装構造 - Google Patents
指針式時計の実装構造Info
- Publication number
- JPH05223955A JPH05223955A JP5718792A JP5718792A JPH05223955A JP H05223955 A JPH05223955 A JP H05223955A JP 5718792 A JP5718792 A JP 5718792A JP 5718792 A JP5718792 A JP 5718792A JP H05223955 A JPH05223955 A JP H05223955A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- press
- positioning boss
- timepiece
- main plate
- mounting structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electromechanical Clocks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 指針式時計の実装構造において、時計部品の
実装スペースが広くなり、高密度実装を可能にするとと
もに、小型化をも図ることができるようにする。 【構成】 文字板20の下面に突設された足ピン21が
地板1に設けられた圧入穴14に圧入されることにより
地板1に文字板20が取り付けられる指針式時計の実装
構造において、地板1の下面にステータ3、リセットレ
バー11、および輪列受13などの時計部品を位置決め
する位置決め用ボス12を突設し、この位置決め用ボス
12に地板1の上面から圧入穴14を設けることによ
り、位置決め用ボス12と圧入穴16とを地板1の同一
個所に設置する。
実装スペースが広くなり、高密度実装を可能にするとと
もに、小型化をも図ることができるようにする。 【構成】 文字板20の下面に突設された足ピン21が
地板1に設けられた圧入穴14に圧入されることにより
地板1に文字板20が取り付けられる指針式時計の実装
構造において、地板1の下面にステータ3、リセットレ
バー11、および輪列受13などの時計部品を位置決め
する位置決め用ボス12を突設し、この位置決め用ボス
12に地板1の上面から圧入穴14を設けることによ
り、位置決め用ボス12と圧入穴16とを地板1の同一
個所に設置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は指針式時計の実装構造
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】指針式時計のアナログムーブメントは、
一般に、合成樹脂製の地板の上面に文字板が、下面にリ
セットレバー、ステータ、輪列受などの時計部品が組み
付けられている。すなわち、このアナログムーブメント
では、文字板の下面に足ピンを突設し、この足ピンを地
板に設けられた圧入穴に圧入することにより、地板の上
面に文字板を取り付け、また地板の下面に位置決め用ボ
スを突設し、この位置決め用ボスでリセットレバー、ス
テータ、輪列受などの時計部品を地板の下面に位置決め
している。
一般に、合成樹脂製の地板の上面に文字板が、下面にリ
セットレバー、ステータ、輪列受などの時計部品が組み
付けられている。すなわち、このアナログムーブメント
では、文字板の下面に足ピンを突設し、この足ピンを地
板に設けられた圧入穴に圧入することにより、地板の上
面に文字板を取り付け、また地板の下面に位置決め用ボ
スを突設し、この位置決め用ボスでリセットレバー、ス
テータ、輪列受などの時計部品を地板の下面に位置決め
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなアナログムーブメントでは、文字板の時字に影響を
及ぼさない位置に足ピンを設けなければならず、この足
ピンが圧入する圧入穴付近の地板を足ピンの圧入力に耐
えられるような肉厚部に形成する必要があり、しかもこ
の肉厚部を避けて位置決め用ボスを設けなければならな
いため、圧入穴および位置決め用ボスの設置個所が制約
を受け、時計部品の実装スペースが制約されて狭くな
り、高密度実装ができないとともに、時計全体の小型化
をも図ることができないという問題がある。この発明は
上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、時計部品の実装スペースが広くなり、高密度実装
を可能にするとともに、小型化をも図ることのできる指
針式時計の実装構造を提供することである。
うなアナログムーブメントでは、文字板の時字に影響を
及ぼさない位置に足ピンを設けなければならず、この足
ピンが圧入する圧入穴付近の地板を足ピンの圧入力に耐
えられるような肉厚部に形成する必要があり、しかもこ
の肉厚部を避けて位置決め用ボスを設けなければならな
いため、圧入穴および位置決め用ボスの設置個所が制約
を受け、時計部品の実装スペースが制約されて狭くな
り、高密度実装ができないとともに、時計全体の小型化
をも図ることができないという問題がある。この発明は
上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、時計部品の実装スペースが広くなり、高密度実装
を可能にするとともに、小型化をも図ることのできる指
針式時計の実装構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、文字板の下面に突設された足ピンが地
板の上面に設けられた圧入穴に圧入されることにより地
板に文字板が取り付けられる指針式時計の実装構造にお
いて、地板の下面に時計部品の位置決めをする位置決め
用ボスを突設し、この位置決め用ボスに地板の上面から
圧入穴を設けたことを特徴とする。
達成するために、文字板の下面に突設された足ピンが地
板の上面に設けられた圧入穴に圧入されることにより地
板に文字板が取り付けられる指針式時計の実装構造にお
いて、地板の下面に時計部品の位置決めをする位置決め
用ボスを突設し、この位置決め用ボスに地板の上面から
圧入穴を設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】この発明によれば、時計部品を位置決めする位
置決め用ボスに文字板の足ピンが圧入する圧入穴を設け
たので、位置決め用ボスと圧入穴とが地板の同一個所に
設けられることになり、このため時計部品の実装スペー
スが広くなり、高密度実装が可能になるとともに、小型
化をも図ることが可能となる。
置決め用ボスに文字板の足ピンが圧入する圧入穴を設け
たので、位置決め用ボスと圧入穴とが地板の同一個所に
設けられることになり、このため時計部品の実装スペー
スが広くなり、高密度実装が可能になるとともに、小型
化をも図ることが可能となる。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して、この発明の一
実施例を説明する。
実施例を説明する。
【0007】図3は地板に時計部品を組み付けた底面図
である。この図において、1は合成樹脂製の地板であ
る。この地板1の下面(図3では表面)における右上側
にはステップモータのコイル部材2、ステータ3、およ
びロータ4などが配置され、中心付近には輪列機構の二
番車5および日ノ裏車6などが配置され、左側中間には
時刻修正機構の巻真7およびツヅミ車8などが配置さ
れ、下側には電池収納部9が設けられている。また、ス
テータ3上には、輪列機構を避けて、一端がツヅミ車8
に連結され、他端が電池収納部9に到達して、巻真7の
操作に応じてリセットピン10に接離する金属製のリセ
ットレバー11が配置されている。そして、このリセッ
トレバー11とステータ3とが重なる個所の地板1に
は、位置決め用ボス12が設けられている。
である。この図において、1は合成樹脂製の地板であ
る。この地板1の下面(図3では表面)における右上側
にはステップモータのコイル部材2、ステータ3、およ
びロータ4などが配置され、中心付近には輪列機構の二
番車5および日ノ裏車6などが配置され、左側中間には
時刻修正機構の巻真7およびツヅミ車8などが配置さ
れ、下側には電池収納部9が設けられている。また、ス
テータ3上には、輪列機構を避けて、一端がツヅミ車8
に連結され、他端が電池収納部9に到達して、巻真7の
操作に応じてリセットピン10に接離する金属製のリセ
ットレバー11が配置されている。そして、このリセッ
トレバー11とステータ3とが重なる個所の地板1に
は、位置決め用ボス12が設けられている。
【0008】位置決め用ボス12は、図2(A)に示す
ように、地板1の下面から突出して設けられ、ステータ
3の位置決め孔3aおよびリセットレバー11の位置決
め孔11a内に挿入され、下端部が輪列受13の位置規
制凹部13aに嵌着され、これによりステータ3、リセ
ットレバー11、および輪列受13の水平方向(地板1
の面方向)の位置決めをするとともに、輪列受13の上
下方向(地板1の厚み方向)の位置決めをする構造にな
っている。また、この位置決め用ボス12には地板1の
上面から圧入穴14が設けられている。この圧入穴14
は上端縁がテーパ状に形成されたほぼ円形状の凹部であ
り、その内面の上部側には一対の平面状の上側圧接部1
5が対向して設けられているとともに、下部側にも一対
の平面状の下側圧接部16が対向して設けられている。
この場合、下側圧接部16は図2(B)に示すように上
側圧接部15よりも内側へ突出しており、これにより下
側圧接部16間の間隔が上側圧接部15間の間隔よりも
狭く形成されている。
ように、地板1の下面から突出して設けられ、ステータ
3の位置決め孔3aおよびリセットレバー11の位置決
め孔11a内に挿入され、下端部が輪列受13の位置規
制凹部13aに嵌着され、これによりステータ3、リセ
ットレバー11、および輪列受13の水平方向(地板1
の面方向)の位置決めをするとともに、輪列受13の上
下方向(地板1の厚み方向)の位置決めをする構造にな
っている。また、この位置決め用ボス12には地板1の
上面から圧入穴14が設けられている。この圧入穴14
は上端縁がテーパ状に形成されたほぼ円形状の凹部であ
り、その内面の上部側には一対の平面状の上側圧接部1
5が対向して設けられているとともに、下部側にも一対
の平面状の下側圧接部16が対向して設けられている。
この場合、下側圧接部16は図2(B)に示すように上
側圧接部15よりも内側へ突出しており、これにより下
側圧接部16間の間隔が上側圧接部15間の間隔よりも
狭く形成されている。
【0009】一方、地板1の上面には、図1に示すよう
に、文字板20が取り付けられている。文字板20の下
面には地板1の圧入穴14に上方より圧入する足ピン2
1が突出して設けられている。この足ピン21は、くび
れ部22の下部に圧入穴14の内径とほぼ同じ大きさの
円柱状の圧入部23が形成され、この圧入部23が圧入
穴14に圧入するときに、内面の各圧接部15、16を
変形させて圧入される構造になっている。
に、文字板20が取り付けられている。文字板20の下
面には地板1の圧入穴14に上方より圧入する足ピン2
1が突出して設けられている。この足ピン21は、くび
れ部22の下部に圧入穴14の内径とほぼ同じ大きさの
円柱状の圧入部23が形成され、この圧入部23が圧入
穴14に圧入するときに、内面の各圧接部15、16を
変形させて圧入される構造になっている。
【0010】このように、このアナログムーブメントで
は、地板1に設けられた位置決め用ボス12でステータ
3、リセットレバー11、および輪列受13の水平方向
の位置決めをするとともに、輪列受13の上下方向の位
置決めをすることができ、しかも位置決め用ボス12に
地板1の上面から設けられた圧入穴14に文字板20の
足ピン21を圧入することにより、地板1の上面に文字
板20を取り付けることができ、特に、地板1の下面に
設けられた位置決め用ボス12に文字板20の足ピン2
1が圧入する圧入穴14を設けたので、位置決め用ボス
12と圧入穴14とが地板1の同一個所に設置されるこ
とになり、このためステータ3、リセットレバー11、
および輪列受13などの時計部品の実装スペースが広く
なり、高密度実装が可能になるとともに、ムーブメント
全体の小型化をも図ることが可能となる。
は、地板1に設けられた位置決め用ボス12でステータ
3、リセットレバー11、および輪列受13の水平方向
の位置決めをするとともに、輪列受13の上下方向の位
置決めをすることができ、しかも位置決め用ボス12に
地板1の上面から設けられた圧入穴14に文字板20の
足ピン21を圧入することにより、地板1の上面に文字
板20を取り付けることができ、特に、地板1の下面に
設けられた位置決め用ボス12に文字板20の足ピン2
1が圧入する圧入穴14を設けたので、位置決め用ボス
12と圧入穴14とが地板1の同一個所に設置されるこ
とになり、このためステータ3、リセットレバー11、
および輪列受13などの時計部品の実装スペースが広く
なり、高密度実装が可能になるとともに、ムーブメント
全体の小型化をも図ることが可能となる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、地板の下面側に配置される時計部品を位置決めする
位置決め用ボスに文字板の足ピンが圧入する圧入穴を設
けたので、位置決め用ボスと圧入穴とが地板の同一個所
に設置されることになり、このため時計部品の実装スペ
ースが広くなり、高密度実装が可能になるととともに、
時計全体の小型化をも図ることができる。
ば、地板の下面側に配置される時計部品を位置決めする
位置決め用ボスに文字板の足ピンが圧入する圧入穴を設
けたので、位置決め用ボスと圧入穴とが地板の同一個所
に設置されることになり、このため時計部品の実装スペ
ースが広くなり、高密度実装が可能になるととともに、
時計全体の小型化をも図ることができる。
【図1】この発明の一実施例を示す要部拡大断面図。
【図2】図1の地板に文字板を取り付ける前の状態を示
し、(A)はその要部拡大断面図、(B)は圧入穴の平
面図。
し、(A)はその要部拡大断面図、(B)は圧入穴の平
面図。
【図3】地板の下面に時計部品を配置した状態を示す底
面図。
面図。
1 地板 3 ステータ 11 リセットレバー 12 位置決め用ボス 13 輪列受 14 圧入穴 20 文字板 21 足ピン
Claims (3)
- 【請求項1】 文字板の下面に突設された足ピンが地板
に設けられた圧入穴に圧入されることにより、前記地板
の上面に前記文字板が取り付けられる指針式時計の実装
構造において、 前記地板には下面側に配置される時計部品の位置決めを
する位置決め用ボスが下側に突設され、この位置決め用
ボスには前記地板の上面から前記圧入穴が設けられてい
ることを特徴とする指針式時計の実装構造。 - 【請求項2】 前記位置決め用ボスは、前記地板の下面
側に配置されるリセットレバー、ステータ、輪列受など
の前記時計部品の水平方向の位置決めをすることを特徴
とする請求項1記載の指針式時計の実装構造。 - 【請求項3】 前記位置決め用ボスは、前記地板の下側
に配置される輪列受の上下方向の位置決めをすることを
特徴とする請求項1記載の指針式時計の実装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5718792A JPH05223955A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 指針式時計の実装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5718792A JPH05223955A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 指針式時計の実装構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05223955A true JPH05223955A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=13048493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5718792A Pending JPH05223955A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 指針式時計の実装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05223955A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3273311A1 (fr) * | 2016-07-20 | 2018-01-24 | ETA SA Manufacture Horlogère Suisse | Dispostif d'affichage |
-
1992
- 1992-02-12 JP JP5718792A patent/JPH05223955A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3273311A1 (fr) * | 2016-07-20 | 2018-01-24 | ETA SA Manufacture Horlogère Suisse | Dispostif d'affichage |
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