JPH05223944A - 個人線量測定器 - Google Patents

個人線量測定器

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Publication number
JPH05223944A
JPH05223944A JP4025586A JP2558692A JPH05223944A JP H05223944 A JPH05223944 A JP H05223944A JP 4025586 A JP4025586 A JP 4025586A JP 2558692 A JP2558692 A JP 2558692A JP H05223944 A JPH05223944 A JP H05223944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
radiation
work
remaining
working time
Prior art date
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Pending
Application number
JP4025586A
Other languages
English (en)
Inventor
Toichi Murakami
統一 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4025586A priority Critical patent/JPH05223944A/ja
Publication of JPH05223944A publication Critical patent/JPH05223944A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、作業者自身が被っている作
業環境線量率に基づき計画線量到達までの時間を算出
し、作業環境線量率の変化から残り作業時間が変化した
場合でも、警報音の変化により残り作業時間を確認で
き、作業効率の向上を図ることができる個人線量測定器
を提供することにある。 【構成】 本発明に係る個人放射線測定器は、作業者が
被る被曝線量率を計測する放射線検出器1と、この被曝
線量率に対応した作業時間を計測する時間計測器2と、
この時間計測器2と前記放射線検出器1とから入力され
た信号により残りの作業時間を演算する演算処理回路3
と、この演算処理回路3から入力された信号に基づいて
残りの作業時間に応じた警報音を発する警報発生器4と
から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所などの管
理区域内で作業を行う際に利用する個人線量測定器に関
する。
【0002】
【従来の技術】高線量当量率の作業場所においては、過
剰被曝を防止するために、時間監視員又は時間管理用装
置を配備して時間管理を実施している。この時間管理
は、作業場所の代表的な環境線量当量率より、作業者の
計画線量当量到達までに要する時間(以下「作業計画時
間」という。)を算出し、時間監視員が実際の作業時間
(以下「実作業時間」という。)を計測しながら実作業
時間が作業計画時間に到達した時点で、作業場所からの
退域を勧告している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の個人線量管理方
法によれば、作業計画時間算定の基準が作業場所の代表
的環境線量率であるため、実際に作業者が被っている作
業環境線量率と若干異なっている。このため作業可能時
間は短めに設定され、作業効率の低下を招いている。ま
た時間監視員または時間管理用装置を配備する必要があ
るため、時間監視員自身が被曝する可能性もあり、また
時間管理用装置を設置する場合にはその設置する空間を
必要とするため、作業場所が狭くなり作業性が悪くなる
といった課題があった。
【0004】本発明は上記の点を考慮してなされたもの
で、作業者自身が被っている作業環境線量率に基づき計
画線量到達までに予測される作業時間を算出すると共
に、時間監視員または時間管理用装置を配備することな
く、作業者自身が時間管理を行える機能を有する個人線
量測定器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、放射線管理区域内で作業を行う
作業者が被る被曝線量率を計測する放射線検出手段と、
この被曝線量率に対応した作業時間を計測する時間計測
手段と、この時間計測手段と前記放射線検出手段とから
入力された信号により残りの作業時間を演算する演算手
段と、この演算手段から入力された信号に基づいて残り
の作業時間に応じた警報音を発生する警報発生手段とか
ら成ることを特徴とする個人線量測定器を提供する。
【0006】
【作用】このように構成することにより、管理区域内で
作業を行う作業者が被る被曝線量率は放射線検出手段に
より検知され電気信号として出力される。この被曝線量
率に対応した作業時間が時間計測手段により計測され電
気信号として出力される。前記の放射線検出手段と時間
計測手段とからの信号が演算手段に入力されて、積算線
量が演算され、残りの作業時間が算出される。この残り
の作業時間に相当する信号が警報発生手段に入力され
て、残りの作業時間に応じた警報音を発生し、管理区域
内で作業を行う作業者に知らせて作業場所からの退域を
促すことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の実施例の構成図であ
り、図2は、図1の構成図に基づき具体化した個人線量
測定器の鳥瞰図である。
【0008】管理区域内で作業を行う作業者が被る被曝
線量率は放射線検出手段である放射線検出器1により計
測される。この放射線検出器1は、ガイガーミュラ管又
は半導体検出器等が使用され、測定線量は電気信号1a
として取出すことができる。また前記被曝線量率に対応
した作業時間を計測できる時間計測手段である時間計測
器2が併設されている。この計測された作業時間は、電
気信号2aとして取出すことができる。前記電気信号1
a,2aは演算手段である演算処理回路3に入力され
る。この演算処理回路3において、入力された電気信号
1a,2aに基づいて、積算線量が演算され、残りの作
業時間が算出される。この算出された残りの作業時間が
電気信号3aに変換されて警報発生手段である警報発生
器4に入力される。この警報発生器4からは、残りの作
業時間に応じた警報音が発生し、管理区域内で作業を行
う作業者に知らせて、必要に応じて作業場所からの退域
を促すことができる。また前記電気信号3aは表示部5
にも入力され線量率及び残り作業時間を確認することが
できる。
【0009】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。放射線検出器1からの電気信号1
aと時間計測器2からの電気信号2aを予め設定された
時間間隔dt 毎にサンプリングする。ある時点dt 時間
内の線量dD(tn )と、作業開始からその時点までの
積算線量Ds (tn )を求める。これらの演算処理は演
算処理回路3によって行われる。
【0010】
【数1】 Ds (tn )=dD(tn )+dD(tn-1 )+…+dD(t1 )…(1) また、この時点tn における線量率R(tn )を求め
る。
【0011】
【数2】 R(tn )=dD(tn )/dt ……(2) 次に、この時点tn において、計画線量Dp に対する残
りの作業時間Tr (tn )を算出する。
【0012】
【数3】 Tr (tn )=(Dp −Ds (tn ))/R(tn ) ……(3) 算出された残りの作業時間Tr に応じて電気信号3aを
警報発生器4に入力し、警報音を下記の間隔で発生させ
る。
【0013】
【表1】
【0014】このように本実施によれば、作業者自身の
被曝線量に基づいて残り作業時間を算出し、その長短に
応じて警報音を発生させる構成としている。このため、
作業環境線量率の変化により、残り作業時間が変化した
場合でも、警報音の間隔の変化により作業者自身に認知
させることができる。また従来のように実際の作業可能
時間よりも短めの作業時間の設定ではなく、各作業実績
に応じた効率的な時間管理が実施できる。更に、残り作
業時間の長短により警報音が変化するので、計画線量に
到達する前に作業の引継ぎ、作業終了の準備ができ、作
業効率の向上を図ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る個人
放射線測定器によれば、作業者自身が被っている作業環
境線量率に基づき計画線量到達までの時間を算出してい
るので、作業環境線量率の変化により、残り作業時間が
変化した場合でも、警報音の変化により残り作業時間の
長短を認知することができるので、作業効率の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である個人線量測定器の構成
図。
【図2】図1に示した個人線量測定器を一部切欠いて示
す鳥瞰図。
【符号の説明】
1…放射線検出器 2…時間計測器 3…演算処理回路 4…警報発生器 5…表示部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線管理区域内で作業を行う作業者が
    被る被曝線量率を計測する放射線検出手段と、この被曝
    線量率に対応した作業時間を計測する時間計測手段と、
    この時間計測手段と前記放射線検出手段とから入力され
    た信号により残りの作業時間を演算する演算手段と、こ
    の演算手段から入力された信号に基づいて残りの作業時
    間に応じた警報音を発生する警報発生手段とから成るこ
    とを特徴とする個人線量測定器。
JP4025586A 1992-02-13 1992-02-13 個人線量測定器 Pending JPH05223944A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4025586A JPH05223944A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 個人線量測定器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4025586A JPH05223944A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 個人線量測定器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05223944A true JPH05223944A (ja) 1993-09-03

Family

ID=12170023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4025586A Pending JPH05223944A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 個人線量測定器

Country Status (1)

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JP (1) JPH05223944A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005253801A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Toshiba Corp X線診断装置およびx線診断装置のデータ処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005253801A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Toshiba Corp X線診断装置およびx線診断装置のデータ処理方法

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