JPH05223915A - 移動物体の3次元位置検出システム - Google Patents

移動物体の3次元位置検出システム

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Publication number
JPH05223915A
JPH05223915A JP2520392A JP2520392A JPH05223915A JP H05223915 A JPH05223915 A JP H05223915A JP 2520392 A JP2520392 A JP 2520392A JP 2520392 A JP2520392 A JP 2520392A JP H05223915 A JPH05223915 A JP H05223915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmitter
phase difference
dimensional
moving object
dimensional position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2520392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Chiba
元 千葉
Koji Osada
長田耕治
Toyokatsu Sato
佐藤豊勝
Kazuhiro Sato
佐藤和浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP2520392A priority Critical patent/JPH05223915A/ja
Publication of JPH05223915A publication Critical patent/JPH05223915A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】管理者が事務所内にいながら全作業員をはじめ
とする移動物体の3次元位置をリアルタイムで把握す
る。 【構成】複数の移動物体2、3に取り付けられる発信機
5と、3次元空間に配設される複数の受信機A〜Hと、
各発信機5の発信タイミングを時分割し、かつ、識別符
号を付加する手段と、発信機5と受信機A〜H間との位
相差を3箇所以上で測定する手段と、前記位相差から発
信機5の位置を算出する手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設工事現場や工場内
における作業員、ロボット、車両等の移動物体の位置を
3次元的に検出可能にするシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】建設工事現場や工場の管理者の業務は、
作業員の安全管理が大きなウエイトを占め、そのため
に、従来、管理者が現場の巡視を適宜行ったり、現場内
の数箇所にITVカメラを設置して、事務所のTVモニ
タで作業員、ロボット、車両等の移動物体の監視を行う
といった方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現場内
の全作業員の位置を一度に把握する有効な手段は知られ
ていない。すなわち上記従来の方式においては、移動物
体の動向を抽出してモニタリングし、その位置座標を求
めるのが困難であり、また、一般のテレビカメラでは夜
間、降雨時等における情報量が激減するという問題を有
し、さらに、複数のテレビカメラで得た情報を一つに合
成することが困難であるという問題を有している。
【0004】一方、こうしてテレビカメラで得た画像を
画像処理することにより、人間の動向のモニタリングを
行うシステムの開発が進められているが、建設工事現場
や工場といったレベルでは実用化するまでには到ってい
ない。
【0005】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、管理者が事務所内にいながら全作業員をはじめとす
る移動物体の3次元位置をリアルタイムで把握すること
ができる移動物体の3次元位置検出システムを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の移動
物体の3次元位置検出システムは、複数の移動物体2、
3に取り付けられる発信機5と、3次元空間に配設され
る複数の受信機A〜Hと、各発信機5の発信タイミング
を時分割し、かつ、識別符号を付加する手段と、発信機
5と受信機A〜H間との位相差を3箇所以上で測定する
手段と、前記位相差から発信機5の位置を算出する手段
とを備えることを特徴とする。なお、上記構成に付加し
た番号は、理解を容易にするために図面と対比させるた
めのもので、これにより本発明の構成が何ら限定される
ものではない。
【0007】
【作用】本発明においては、3次元空間内の移動物体か
ら、一定の持続した電波が発せられているとすると、こ
の電波を2つの固定点において受信してそれぞれの受信
電波の位相差を求めることにより、2つの地点の距離差
を求め、これを3箇所以上で算出した後、3つの式を解
くことにより、移動物体の座標を決定することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の移動物体の3次元位置検出シス
テムの1実施例を示す構成図、図2は位置検出の処理の
流れを説明するための図、図3および図4は本発明に係
わる3次元測位原理を説明するための図である。
【0009】図3において、X,Y,Zの座標が設定さ
れた3次元空間を考え、この空間中の或る点a(Xa
a,Za )から、一定の持続した電波が発せられてい
るとすると、この電波を固定点A、B、Cにおいて受信
してそれぞれの受信電波の位相差を求めることにより、
AaとBa、AaとCa、BaとCaの距離差を求める
ことができる。
【0010】例えば、図4に示すように、A点とB点と
の受信電波の位相差がπ/10とし、周波数が30MH
zとすると、AaとBaの距離差は、 (3×108/30×106)×(π/10)/2π=
0.5mとなる。
【0011】このAaとBa、AaとCa、BaとCa
の距離差をそれぞれC1 、C2、C3とすると、点aは下
記の3式に示す回転双曲面上に存在することになり、こ
の3式を解くことにより、3つの回転双曲面の交点であ
る点a(Xa,Ya,Za )の座標を決定することができ
る。
【0012】
【数1】
【0013】この原理に基づいて、設定する3次元空間
を建築工事現場とし、a点を発信機を持った移動物体、
A、B、C点を受信アンテナとすれば、移動物体の位置
を演算することが可能となる。実際には、移動物体は複
数であるため、各発信機の発信タイミングを時分割し、
かつ、識別符号を付加することにより対応するものであ
る。そして、各受信点でのデータをコンピュータへオン
ラインで送り、各発信点の座標を求め、適当なフォーマ
ットでの表示を行うことにより、対象とする移動物体の
リアルタイムのモニタリングを行うことができる。ま
た、電波を利用するため夜間でも使用でき、さらに、降
雨に関してもUHF以下の周波数帯域であれば問題な
い。
【0014】図1は前記3次元測位原理を応用した本発
明の移動物体の3次元位置検出システムの1実施例を示
している。図1は鉄骨組み方中の建築工事現場を示し、
建築工事現場1内では、複数の作業員2と車両または作
業ロボット3が従事している。作業員2のヘルメットと
車両または作業ロボット3には、発信機5が取り付けら
れている。
【0015】各発信機5は、水晶時計を内蔵し適切な間
隔でずらして発信を行い、また、信号の最初にはFSK
(周波数偏位キーイング)やPSK(位相偏位キーイン
グ)等による識別記号を付加しておく。このようにして
多数の移動物体の個々のリアルタイムとみなせる位置検
出を行うことができる。なお、移動物体の識別方法とし
ては、親局を設置して親局から各移動物体に割り当てら
れたオブジェクトコードを送信し、自分のコードを受信
した移動物体のみが発信を行い、受信側で識別する方法
を採用してもよい。
【0016】建築工事現場1内の各所には、受信機A〜
Hが配置される。使用電波は、現場の一般的な広さの範
囲を考慮すると、VHF、UHF帯が適当である。な
お、現場においては、ある受信機のアンテナに対する死
角が殆どの場合で存在するため、また、電波の反射、回
折等が距離差測定の誤差要因になるため、距離差の測定
を3箇所以上で行い測定精度を向上させる必要がある。
従って、なるべく多くの受信アンテナを適当な場所に設
置するのが好ましい。
【0017】各受信機A〜Hは、同軸ケーブル6により
複数の中継局7に接続され、ここで信号処理が行われ
る。中継局7は、現場事務所8内に配設されるコンピュ
ータ9に接続され、コンピュータ9には、記録用ディス
ク10およびCRT11が接続される。
【0018】コンピュータ9においては、中継局7から
伝送されてくる発信機5の番号を識別し、図4で説明し
たように発信機5と受信機との2点間の位相差を測定
し、このうち最適な位相差の出る線を抽出し、次に、位
相差から距離差を算出した後、発信機5の発信点の座標
を算出する。次に、CRT表示・記録処理を行い、記録
用ディスク10およびCRT11に出力する。
【0019】図2は本発明における位置検出の処理の流
れを説明するための図である。3次元空間内に移動物体
が100あり、発信機の番号がn=1〜100まで割り
当てられているとすると、番号nの発信機毎に受信可能
なアンテナが受信を行い、その前記した発信点座標の演
算処理、表示、記録を行い、以下、n=1〜100の発
信機について処理を行うものである。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、複数の移動物体に取り付けられる発信機と、3
次元空間に配設される複数の受信機と、各発信機の発信
タイミングを時分割し、かつ、識別符号を付加する手段
と、前記発信機と受信機間との位相差を3箇所以上で測
定する手段と、前記位相差から発信機の位置を算出する
手段とを備えるため、管理者が事務所内にいながら全作
業員をはじめとする移動物体の3次元位置をリアルタイ
ムで把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動物体の3次元位置検出システムの
1実施例を示す構成図
【図2】位置検出の処理の流れを説明するための図
【図3】本発明に係わる3次元測位原理を説明するため
の図
【図4】本発明に係わる3次元測位原理を説明するため
の図
【符号の説明】
1…3次元空間、2、3…移動物体、5…発信機、A〜
H…受信機
フロントページの続き (72)発明者 佐藤和浩 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の移動物体に取り付けられる発信機
    と、3次元空間に配設される複数の受信機と、各発信機
    の発信タイミングを時分割し、かつ、識別符号を付加す
    る手段と、前記発信機と受信機間との位相差を3箇所以
    上で測定する手段と、前記位相差から発信機の位置を算
    出する手段とを備えることを特徴とする移動物体の3次
    元位置検出システム。
JP2520392A 1992-02-12 1992-02-12 移動物体の3次元位置検出システム Pending JPH05223915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2520392A JPH05223915A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 移動物体の3次元位置検出システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2520392A JPH05223915A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 移動物体の3次元位置検出システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05223915A true JPH05223915A (ja) 1993-09-03

Family

ID=12159396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2520392A Pending JPH05223915A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 移動物体の3次元位置検出システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05223915A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6288761B1 (en) 1998-08-04 2001-09-11 Nec Corporation Backlight of liquid crystal display having subsidiary electro-luminescence lamp

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6288761B1 (en) 1998-08-04 2001-09-11 Nec Corporation Backlight of liquid crystal display having subsidiary electro-luminescence lamp

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