JPH05223911A - 磁場を検知するicを用いたセンサ - Google Patents

磁場を検知するicを用いたセンサ

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JPH05223911A
JPH05223911A JP4024061A JP2406192A JPH05223911A JP H05223911 A JPH05223911 A JP H05223911A JP 4024061 A JP4024061 A JP 4024061A JP 2406192 A JP2406192 A JP 2406192A JP H05223911 A JPH05223911 A JP H05223911A
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JP
Japan
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substrate
magnetic field
magnetic
sensor
metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4024061A
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English (en)
Inventor
Masashi Sugimoto
雅司 杉本
Yoshimitsu Yamazoe
良光 山添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁場を検知するIC1を用いたセンサにおい
て、簡単な構造で、バイアス用磁場の空間的ばらつきを
抑えたものを実現する。 【構成】基板2が磁性金属を含んでいる。 【効果】基板材料を磁性金属製とすることにより、ポー
ルピースなどの磁気回路を構成する部品は不要になるの
で、部品コストが低下し、組立工程数も低下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁場を検知するICを
用いたセンサの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁場を検知するICは、例えばホール素
子や磁気抵抗素子(以下ホール素子を想定する。)を使
用している。このICは、回転する磁性体から発生する
磁場の変化に基づき回転数を検出することができるの
で、エンジンのイグニションタイミングの制御やアンチ
ロックブレーキシステムなどに用いることができる。
【0003】特に、ICにバイアス用マグネットとポー
ルピースとを組合せたとき、広範囲の強さの磁場を検出
できる。この構造を図2を用いて説明すると、非磁性基
板21にIC1を設置し、その側に抵抗、コンデンサな
どの電気部品3を設置している。そして、IC1を、磁
性材料である鉄心を馬蹄形に成形した軟鉄又は低炭素鋼
製のポールピース51で囲い、ポールピース51の外側
から円柱状のバイアス用磁石4を当接させている。
【0004】この構造であれば、バイアス用磁石4は、
ポールピース51を介して同じ強さの磁場をホール素子
に提供する。ポールピース51を使用するのは、磁場の
強さの空間的ばらつきを抑え、均一にするためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の構造の磁場を検
知するIC1を用いたセンサでは、ポールピース51を
磁石4とIC1との間に設けなければならず、部品点数
の増加や、ポールピース51のセッティングに手間がか
かるという問題があった。そこで、本発明の目的は、上
述の技術的課題を解決し、簡単な構造を用いてバイアス
用の磁場のばらつきを抑え、均一にすることができるセ
ンサを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの請求項1記載の磁場を検知するICを用いたセンサ
は、基板が磁性金属を含んでいるものである。
【0007】
【作用】前記の構成によれば、磁性金属を含む基板が、
バイアス用の磁場のばらつきを抑え均一にするポールピ
ースの役割を果たす。
【0008】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は、磁場を検知するICを用いたセンサの
側面図であって、磁場を検知するIC1と、抵抗、コン
デンサなどの電気部品3とを基板2に設置し、基板2の
裏から磁石4を当接させている。
【0009】基板2は、具体的には鉄板の表面にホーロ
ー加工し絶縁を確保した上で、その上に印刷、メッキ等
の技術によって配線パターンを形成したものである。こ
のような金属系基板2を用いることにより、ポールピー
スを使用しなくても、磁石と基板だけで有効な磁気回路
を構成することができる。さらに詳説すると、回路基板
として通常使用されるガラスエポキシ、ベークライト、
紙エポキシ等の樹脂性のものを用いると、裏から磁石を
当接させた場合磁場が磁石の直上と周辺部とでは磁場の
強さが急激に変化するという難点があったが、この発明
のように金属系基板2を用いると磁場の強さを広い範囲
にわたって均一化することができるのである。
【0010】シミュレーションの結果では、有効比透磁
率μr が300程度の材料でできた基板2を用いると、
基板の厚さが1mm程度の薄いものであっても、磁場の
均一性を十分確保することができる。したがって、純
鉄、軟鉄、SUS430 などであれば、厚さが1mm程度
の薄い基板で十分使用可能になる。厚さ2mm程度でよ
ければさらに材料選択の範囲が広がる。なお、最近の永
久磁石はほとんどが焼結体であるため、焼結される材料
粒子の不均一性のため磁石自体の起磁力が場所によって
ばらつくという傾向がある。しかし、前記のような有効
比透磁率μr が300程度の材料でできた基板を用いる
と、このばらつきを押さえて実用に耐えられる程度にま
で磁場を均一化することができる。
【0011】以上のように、この実施例では、ホーロー
加工した基板や、エポシキ樹脂などを塗布した基板を用
いることにより、高温に十分耐える磁場を検知するIC
を用いたセンサとすることができるので、車輪速センサ
などの分野に好適に使用することができる。なお、基板
2は、ホーロー加工する代わりに金属の表面にエポシキ
樹脂などの絶縁材料を被覆したもの、金属の片面にエポ
シキ樹脂製の絶縁板を張り付けたものであってもよい。
その他本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更を施
すことが可能である。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明の磁場を検知するI
Cを用いたセンサによれば、基板材料を磁性金属とする
ことにより、ポールピースなどの磁気回路を構成する部
品は不要になるので、部品コストが低下し、組立工程数
も低下するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す磁場を検知するICを用
いたセンサの側面図である。
【図2】バイアス用マグネットとポールピースとを組合
せた従来の磁場センサの構造を示す側面図である。
【符号の説明】
1 IC 2 基板 3 電気部品 4 磁石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁場を検知するICと、バイアス用の磁石
    とを基板に実装した磁気センサであって、前記基板が磁
    性金属を含むことを特徴とする、磁場を検知するICを
    用いたセンサ。
JP4024061A 1992-02-10 1992-02-10 磁場を検知するicを用いたセンサ Pending JPH05223911A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5972405B2 (ja) * 2013-02-07 2016-08-17 三菱電機株式会社 磁気センサ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5972405B2 (ja) * 2013-02-07 2016-08-17 三菱電機株式会社 磁気センサ装置
JPWO2014123142A1 (ja) * 2013-02-07 2017-02-02 三菱電機株式会社 磁気センサ装置

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