JPH05223859A - ゼロクロス検出回路 - Google Patents

ゼロクロス検出回路

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JPH05223859A
JPH05223859A JP2864592A JP2864592A JPH05223859A JP H05223859 A JPH05223859 A JP H05223859A JP 2864592 A JP2864592 A JP 2864592A JP 2864592 A JP2864592 A JP 2864592A JP H05223859 A JPH05223859 A JP H05223859A
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JP
Japan
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potential
transistor
input
resistance
zero
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JP2864592A
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English (en)
Inventor
Takashi Harada
尚 原田
Satoru Tashiro
哲 田代
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力電位が0Vを境界として出力電位が変化
するようなゼロクロス検出回路を得る。 【構成】 ゼロクロス回路において、Nchトランジスタ
6のゲート電位が、入力端子2の入力電位が0Vの時に
thn になるように電源電位と入力電位の差を抵抗分割
を行い、入力電位が0V以上の時Nchトランジスタ6が
ON状態となり、インバータ1にLOW電位が入力され
出力端子3にHIGH電位が出力される。入力電位が0
V未満の時Nchトランジスタ6はOFF状態で抵抗7を
介してHIGH電位がインバータ1に入力され、インバ
ータ1はLOW電位を出力端子3ヘ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、入力電位の0V点検
出機能を有した半導体集積回路に関し、特に入力電位の
0V検出(以下、ゼロクロス検出とする。)回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のゼロクロス検出回路の一
例を示す回路図であり、図において、1はインバータ、
2は入力端子VIN、3は出力端子VOUT 、4は5V電源
を供給するVCC、5は接地Vss、6はNchトランジスタ
1 、7は抵抗R1 (抵抗値としては、数10KΩから数
MΩとする。)を示している。NchトランジスタQ1
において、出力電位が“HIGH”から“LOW”へ変
化するゲートの入力電位をVthn とし、ゲートへの入力
電位がVthn より低い電位ならNchトランジスタQ1
はOFF状態で、ゲートへの入力電位がVthn より高い
電位ならNchトランジスタQ1 6はON状態になるもの
とする。
【0003】次に動作について説明する。入力端子VIN
2からの入力電位(以下、V(VIN)とする。)がV
thn より低い場合、NchトランジスタQ1 6はOFF状
態であり、ハイインピーダンスの状態である。このため
インバータ1には、抵抗R1 7を介してVCC4から“H
IGH”が入力される。“HIGH”が入力されたイン
バータは、反転した電位“LOW”を出力端子VOUT
へ出力する。V(VIN) がVthn より高い場合、Nchトラ
ンジスタQ1 6はON状態であり、抵抗R1 7を介して
供給されたVCC4の電位は、NchトランジスタQ1 6に
よりVssの電位つまり“LOW”へ引き下げられる。前
記引き下げられた電位“LOW”はインバータ1へ入力
され、インバータ1は反転した電位“HIGH”を出力
端子VOUT3へ出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のゼロクロス検出
回路は以上のように構成されているので、出力端子V
OUT 3の出力電位(以下、V(VOUT ) とする。)の“L
OW”から“HIGH”の変化点は、Nchトランジスタ
1 6のVthn により決定される。しかし、Nchトラン
ジスタのVthn を0VにすることはNchトランジスタの
特性上からできないため、V(VIN) =Vthn を検出する
ことは可能であるが、V(VIN) =0Vを検出することは
不可能であるという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、V(VIN) =0Vであることを検
出することができるゼロクロス検出回路を得ることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るゼロクロ
ス検出回路は、V(VIN) =0Vの時にNchトランジスタ
1 6のゲート電位Vthn に調節する手段を設けたもの
である。
【0007】
【作用】この発明におけるゼロクロス検出回路は、V(V
IN) =0Vであることを検出し、V(VIN) =0Vを変化
点としたV(VOUT ) を出力させる。
【0008】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の実施例1によるゼロクロ
ス検出回路を示す回路図であり。図において、1はイン
バータ、2は入力端子VIN、3は出力端子VOUT 、4は
4.9 V電源を供給するVCC、5は接地Vss、6はNch
ランジスタQ1 、7は抵抗R1 、8は抵抗R2 、9は抵
抗R3 、10及び11はサージ保護ダイオードを示してい
る。NchトランジスタQ1 6において、出力電位が“H
IGH”から“LOW”へ変化する入力電位をVthn
0.7 Vとし、入力電位がVthn より低い電位ならNch
ランジスタQ1 6はOFF状態で、入力電位がVthn
り高い電位ならNchトランジスタQ1 6はON状態にな
るものとする。また、抵抗R2 8の抵抗値:抵抗R3
の抵抗値=6:1とする。さらに、点Aにおける電位を
G 、VCC4とV(VIN) の電位差をΔV1 とする。ま
た、抵抗R2 8及び抵抗R3 9の抵抗値は数10kΩとす
る。
【0009】次に動作について説明する。抵抗R2 8と
抵抗R3 9によってΔV1 の抵抗分割された電位をV(V
IN) に加えた電位が、点Aにおける電位VG となるの
で、VG は以下のように表わすことができる。 VG =(4.9 −VINの入力電位)/7+VINの入力電位 式1 式1において、初項はΔV1 の抵抗R2 8と抵抗R3
により抵抗分割された電位を表わしている。V(VIN) が
−0.82V未満の時を考える。式1によりVG は0Vより
低い電位となるが、サージ保護ダイオード11により0V
に引き上げられる。サージ保護ダイオード10について
は、逆方向にバイアスがかかるため電流は流れない。V
G が0Vであるので、NchトランジスタQ1 6はOFF
状態であり、ハイインピーダンスの状態である。このた
め、インバータ1には、抵抗R1 7を介してVCC4から
“HIGH”が入力される。“HIGH”が入力された
インバータ1は、反転した電位“LOW”を出力端子V
OUT 3へ出力する。次にV(VIN) が−0.82V以上、0.7
V未満の時を考える。式1によりVG は0V以上0.7 V
未満となる。この時、サージ保護ダイオード10、及び11
には、逆方向にバイアスがかかるため電流は流れない。
G が0Vであるので、NchトランジスタQ1 6はOF
F状態であり、ハイインピーダンスの状態である。この
ため、インバータ1には、抵抗R17を介してVCC4か
ら“HIGH”が入力される。“HIGH”が入力され
たインバータ1は、反転した電位“LOW”を出力端子
OUT 3へ出力する。V(VIN) が0.7 V以上、4.9 V以
下の場合を考える。式1によりVG は0.7 V以上、4.9
V以下となる。VG が0.7 V以上であるので、Nchトラ
ンジスタQ1 6はON状態であり、抵抗R1 7を介して
供給されたVCC4の電位は、NchトランジスタQ1 6に
よりVssの電位つまり“LOW”へ引き下げられる。前
記引き下げられた電位“LOW”はインバータ1へ入力
され、インバータ1は反転した電位“HIGH”を出力
端子VOUT 3へ出力する。V(VIN) が4.9 Vより高い電
位の時を考える。式1によりVG は4.9 Vより高い電位
となるが、サージ保護ダイオード10により4.9 Vに引き
上げられる。サージ保護ダイオード11については、逆方
向にバイアスがかかるため電流は流れない。VG が0.7
V以上であるので、NchトランジスタQ1 6はON状態
であり、抵抗R1 7を介して供給されたVCC4の電位
は、NchトランジスタQ1 6によりVssの電位つまり
“LOW”へ引き下げられる。前記引き下げられた電位
“LOW”はインバータ1へ入力され、インバータ1は
反転した電位“HIGH”を出力端子VOUT 3へ出力す
る。この実施例においてはVthn =0.7 Vの例を示した
が、Vthn =0.7 V以外の場合も抵抗R2 8の抵抗値と
抵抗R3 9の抵抗値の比をV(VIN) =0Vの時に、VG
=Vthn となるように設定すれば同様の効果が得られ
る。また、本実施例ではサージ保護ダイオードを備えた
例を示したがサージ保護ダイオードがなくても同様の効
果が得られる。
【0010】図2、図1における抵抗R1 7の一実現方
法を示す回路図であり、図において、4はVCC、12はP
chトランジスタQ2 を示している。PchトランジスタQ
2 12において、出力電位が“LOW”から“HIGH”
へ変化するゲートの入力電位をVthp とし、ゲートへの
入力電位がVthp より高い電位ならPchトランジスタQ
2 12はOFF状態で、ゲートへの入力電位がVthp より
低い電位ならPchトランジスタQ2 12はON状態になる
ものとする。
【0011】次に動作について説明する。点Bにおける
電位がVthp 以下の時、PchトランジスタQ2 12はON
状態であるので、PchトランジスタQ2 12を介してVCC
つまり“HIGH”が点Bに供給され、点Bにおける電
位は“HIGH”に引き上げられる。点Bにおける電位
がVthp 以上の時、PchトランジスタQ1 12はOFF状
態であるので、点Bの電位は変化しない。
【0012】図3は、図1における抵抗R1 7の一実現
方法を示す回路図であり、図において、4はVCC、5は
ss、12はPchトランジスタを示している。Pchトラン
ジスタQ2 12において、出力電位が“LOW”から“H
IGH”へ変化するゲートの入力電位をVthp とし、ゲ
ートへの入力電位がVthp より高い電位ならPchトラン
ジスタQ2 12はOFF状態で、ゲートへの入力電位がV
thp より低い電位ならPchトランジスタQ2 12はON状
態になるものとする。
【0013】次に動作について説明する。Pchトランジ
スタQ2 12のゲートにはVssに接続されているので、P
chトランジスタQ2 12のゲートには0V、つまり“LO
W”が常に供給されている。この時PchトランジスタQ
2 12は常にON状態であり、VCCの電位つまり“HIG
H”は、PchトランジスタQ2 12を介して常に点Bに供
給されている。
【0014】図4は、図1における抵抗R1 7の一実現
方法を示す回路図であり、図において、4はVCC、13は
chトランジスタQ3 13を示している。Pchトランジス
タQ 3 13において、出力電位が“HIGH”から“LO
W”へ変化するゲートの入力電位をVthn とし、ゲート
への入力電位がVthn より低い電位ならPchトランジス
タQ3 13はOFF状態で、ゲートへの入力電位がVthn
より高い電位ならPchトランジスタQ3 13はON状態に
なるものとする。
【0015】次に動作について説明する。Nchトランジ
スタQ3 13のゲートにはVssが接続れているので、Nch
トランジスタQ3 13のゲートには5Vつまり“HIG
H”が常に供給れている。この時NchトランジスタQ3
13は常にON状態であり、VCCの電位つまり“HIG
H”はNchトランジスタQ3 13を介して常に点Bに供給
されている。
【0016】図5は、図1における抵抗R2 8、及び抵
抗R3 9の一実現方法を示す構成図であり、図におい
て、14は拡散抵抗R4 、太実線は拡散抵抗間あるいは拡
散抵抗と他のデバイス間を接続している配線を示してい
る。抵抗R2 8と抵抗R3 9で重要なことは、抵抗R2
8、の抵抗値と抵抗R3 9の抵抗値の比であるため、図
5のように抵抗R2 8、及び抵抗R3 9を実現すること
により、前記抵抗値の比はプロセスの変動にかかわらず
正確に実現することができる。つまり、プロセスの変動
にかかわらず抵抗R2 8の抵抗値:抵抗R3 9の抵抗値
=6:1を実現することができる。なおこの実現方法で
は、抵抗として拡散抵抗を用いたが高抵抗ポリシリコン
等を用いてもよい。
【0017】実施例2.図6は、この本発明の実施例2
によるゼロクロス検出回路の回路図であり、図におい
て、1はインバータ、2は入力端子VIN、3は出力端子
OUT 、4は4.9V電源を供給するVCC、5は接地
ss、6NchトランジスタQ1 、7は抵抗R1、9抵抗
3 、15は抵抗R21、16は抵抗R22、17はPchトランジ
スタQ4 18はインバータ2を示している。Nchトランジ
スタQ1 6において、出力電位が“HIGH”から“L
OW”へ変化する入力電位をVthn =0.7 とし、入力電
位がVthn より低い電位ならNchトランジスタQ1 6は
OFF状態で、入力電位がVthnより高い電位ならN
chトランジスタQ1 6はON状態になるものとする。
また、点Aにおける電位をVG 、VCC4とV(VIN) の電
位差をΔV1 とする。点Cにおける電位をVC とする。
また、抵抗R3 9、抵抗R2115及び抵抗R2216の抵抗比
を1:3:3とする。さらに、抵抗R2216:Nchトラン
ジスタ17のON抵抗=1:2で、OFF抵抗はNchトラ
ンジスタ17のON抵抗は十分大きいものとする。
【0018】次に動作について説明する。抵抗R2115、
抵抗R2216、及び抵抗R3 9によってΔV1 の抵抗分割
された電位をV(VIN) に加えた電位が、点Aにおける電
位VG となるので、VG は以下のように表わすことがで
きる。Pchトランジスタ17がOFF状態である時 VG =(4.9 −VINの入力電位)×抵抗R3 9の抵抗値/(抵抗R2115の抵抗 値+抵抗R2216の抵抗値+抵抗R3 9の抵抗値)+VINの入力電位 =(4.9 −VINの入力電位)/7+VINの入力電位 式2 式2より VINの入力電位=((抵抗R2115の抵抗値+抵抗R2216の抵抗値+抵抗R3 9 の抵抗値)×VG −抵抗R3 9の抵抗値×4.9 )/抵抗R2115の抵抗値+抵抗R 22 16の抵抗値) =(7×VG −4.9 )/6 式3 Pchトランジスタ17がON状態である時 VG =(4.9 −VINの入力電位)×抵抗R3 9の抵抗値/(抵抗R2115の抵抗 値+抵抗R3 9の抵抗値+Nchトランジスタ17のON抵抗値)+VINの入力電位 =(4.9 −VINの入力電位)/10+VINの入力電位 式4 式4より VINの入力電位=((抵抗R2115の抵抗値+抵抗R3 9の抵抗値+Nchトラン ジスタ17のON抵抗値)×VG −抵抗R3 9の抵抗値×4.9 /(抵抗R2115の抵 抗値+Nchトランジスタ17のON抵抗) 式5 =(10×VG −4.9 )/9 式2において、初項はΔV1 の抵抗R2115、抵抗R221
6、及び抵抗R4 17によより抵抗分割された電位を示し
ている。V(VIN) がマイナス電位から5V以上の電位に
達し、5V以上の電位からマイナスの電位へ変化する時
の動作について説明を行う。V(VIN) がマイナスの電位
から5V以上の電位に達する際で、V(VIN) が0V未満
の時を考える。式3よりVG は、0.7 V未満と算出でき
る。VG が0.7 V未満であるため、Nchトランジスタ6
は“OFF”状態である。このためインバータ1には抵
抗R1 7を介してVCC、つまり“HIGH”が入力さ
れ、インバータ1は入力電位“HIGH”にたいして反
転した電位“LOW”をインバータ18、出力端子3へ出
力する。インバータ18は、入力電位“LOW”にたいし
て反転した電位“HIGH”をPchトランジスタ17へ出
力する。“HIGH”が入力されたPchトランジスタ17
は“OFF”状態となる。次にV(VIN) がマイナスの電
位から5V以上の電位に達する際で、V(VIN) が0V以
上の時を考える。式3によりVG は、0.7 V以上と算出
できる。VG が0.7 V以上であるためNchトランジスタ
6はON状態となる。このため、抵抗R17を介して伝
えられた電位“HIGH”はNchトランジスタ6によ
り、“LOW”へ引き下げられる。前記“LOW”へ引
き下げられた電位はインバータ1へ入力され、インバー
タ1は反転した電位“HIGH”をインバータ18、出力
端子3へ出力する。インバータ18は、入力電位“HIG
H”にたいして反転した電位“LOW”をPchトランジ
スタ17へ出力する。Pchトランジスタ17の入力電位が
“LOW”であるため、Pchトランジスタ17はON状態
となり、VG に与えられる電位は抵抗R2216を介さない
ため式4で表される電位となる。次にV(VIN) が5V以
上の電位からマイナスの電位に達する際で、V(VIN) が
0.49以上の時を考える。式4によりVG は、0.7 V以上
と算出できる。VG が0.7 以上であるためNchトランジ
スタ6はON状態となる。このため、抵抗R1 7を介し
て伝えられた電位“HIGH”はNchトランジスタ6に
より、“LOW”へ引き下げられる。前記“LOW”へ
引き下げられた電位はインバータ1へ入力され、インバ
ータ1は反転した電位“HIGH”をインバータ18、出
力端子3へ出力する。インバータ18は、入力電位“HI
GH”にたいして反転した電位“LOW”をPchトラン
ジスタ17へ出力する。Pchトランジスタ17の入力電位が
“LOW”であるため、Pchトランジスタ17はON状態
となる。次にV(VIN) が5V以上の電位からマイナス電
位に達する際で、V(VIN) が0.49V未満の時を考える。
式4によりVG は、0.7 V未満と算出できる。VG が0.
7V以上であるためNchトランジスタ6はOFF状態と
なる。このためインバータ1には抵抗R1 7を介してV
CC、つまり“HIGH”が入力され、インバータ1は入
力電位“HIGH”にたいして反転した電位“LOW”
をインバータ18、出力端子3へ出力する。インバータ18
は、入力電位“LOW”にたいして反転した電位“HI
GH”をPchトランジスタ17へ出力する。“HIGH”
が入力されたPchトランジスタ17は“OFF”状態とな
る。Pchトランジスタ17は“OFF”状態となったた
め、VG に与えられる電位は抵抗R2216を介するため式
2で表される電位となる。
【0019】図7は、図6に示した実施例2のゼロクロ
ス検出回路のV(VIN) とV(VOUT )の関係を示したもの
である。図において、19はV(VOUT ) が“LOW”から
“HIGH”へ変化するV(VIN) とV(VOUT ) が“HI
GH”から“LOW”へ変化するV(VIN) の差(以下、
ΔVINとする。)、20はV(VIN) がマイナスの電位から
5V以上の電位に達する際でV(VOUT ) が“LOW”の
区間(以下、区間Aとする。)、21はV(VIN) がマイナ
スの電位から5V以上の電位に達する際でV(VOUT ) が
“HIGH”の区間とV(VIN) が5V以上の電位からマ
イナスの電位に達する際でV(VOUT ) が“HIGH”の
区間を合せた区間、つまりV(VOUT ) が“HIGH”の
区間(以下、区間Bとする。)、22はV(VIN) が5V以
上の電位からマイナスの電位に達する際でV(VOUT ) が
“LOW”の区間(以下、区間Cとする。)を示してい
る。このように、区間A20から区間B21へ移るV(VIN)
と区間B21から区間C22へ移るV(VIN) では、ΔVIN19
の電位差を持たせることができる。このように、図6で
示した実施例を用いることにより、ゼロクロス検出にヒ
ステリシス特性を実現することができる。図6で示した
実施例では、抵抗R3 9、抵抗R2115及び抵抗R2216の
抵抗比を1:3:3、抵抗R2216:Nchトランジスタ17
のON抵抗=1:2の場合を示したが、これらの抵抗
比、抵抗値を変えることによりΔVIN19を変化させるこ
とができる。
【0020】実施例3.図8は、この発明の実施例3に
よるゼロクロス検出図の回路図であり、図において、1
はインバータ、2は入力端子VIN、3は出力端子
OUT 、4は4.9 V電源を供給するVCC、5は接地
ss、6はNchトランジスタQ1 、7抵抗R1 、8は抵
抗R2 、23はダイオードを示している。Nchトランジス
タQ1 6において、出力電位が“HIGH”から“LO
W”へ変化する入力電位をVthn =0.7 Vとし、入力電
位がVthn より低い電位ならNchトランジスタQ1 6は
OFF状態で、入力電位がVthn より高い電位ならNch
トランジスタQ1 6はON状態になるものとする。ま
た、ダイオード23は理想的なダイオードで、降伏は0.7
Vで起こるものとする。さらに、降伏の起こったダイオ
ードの抵抗は十分小さいものとする。
【0021】次に動作について説明する。ダイオードの
降伏が0.7 Vで起こるために、ダイオードを−極側を入
力端子VIN2、+極側を点Bにそれぞれ接続した0.7 V
の電位を持つ電池として取扱うことができる。従って、
chトランジスタQ1 6のゲート電位VG は次式で示す
ことができる。 VG =VIN+0.7 式6 V(VIN) が0V未満である場合、VG は0.7 V未満とな
る。このためNchトランジスタQ1 6はOFF状態であ
り、抵抗R2 8を介して伝えられた電位“HIGH”
が、インバータ1へ入力される。“HIGH”が入力さ
れたインバータ1は、反転した電位“LOW”を出力端
子VOUT へ出力する。V(VIN) が0V以上である場合、
G は0.7 V以上となる。このためNchトランジスタQ
1 6はON状態であり、抵抗R2 8を介して伝えられた
電位“HIGH”はNchトランジスタQ1 6により“L
OW”へ引き下げられ、“LOW”がインバータ1へ入
力される。“LOW”が入力されたインバータ1は、反
転した電位“HIGH”を出力端子VOUT へ出力する。
この実施例では、式6からわかるようにVG はダイオー
ドの特性とVINにより決定されるため、VCCが変動して
もVG が変化することはない。
【0022】図9は、ダイオード23の一実現方法を示す
回路図であり、図において、24はPchトランジスタQ5
を示している。PchトランジスタQ5 24のソース、バッ
クゲートは、点Bに接続され、ドレイン、ゲートは入力
端子VIN2に接続されている。このように接続されたト
ランジスタは、ソースを入力端子、ドレインを出力端子
とするダイオードとなり、図9で示したダイオード23を
実現できる。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、入力電
位が0Vに対してNchトランジスタのVthn になるよう
に、電源電位と入力電位との差を抵抗分割によりNch
ランジスタのゲート電位を調整する機能を設けたので、
電圧変化に関係なく入力電位の0Vを検出できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるゼロクロス検出回路
を示す回路図である。
【図2】この発明の実施例1によるゼロクロス検出回路
に用いる抵抗の構成回路図である。
【図3】この発明の実施例1によるゼロクロス検出回路
に用いる抵抗の構成回路図である。
【図4】この発明の実施例1によるゼロクロス検出回路
に用いる抵抗の構成回路図である。
【図5】この発明の実施例1によるゼロクロス検出回路
に用いる抵抗の構成図である。
【図6】この発明の実施例2によるゼロクロス検出回路
を示回路図である。
【図7】この発明の実施例2の動作を説明する入出力電
圧の波形図である。
【図8】この発明の実施例3によるゼロクロス検出回路
を示回路図である。
【図9】この発明の実施例3によるゼロクロス検出回路
に用いるダイオードの構成回路図である。
【図10】従来のゼロクロス検出回路の回路図である。
【符号の説明】
1 インバータ 2 入力端子 3 出力端子 4 VCC 5 Vss 6 NchトランジスタQ1 7 抵抗R1 8 抵抗R2 9 抵抗R3 10 サージ保護ダイオード 11 サージ保護ダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電位が0Vを境界として出力電位が
    変化するような回路において、入力電位が0Vに対して
    chトランジスタのVthn になるように、電源電位と入
    力電位との差を抵抗分割によりNchトランジスタのゲー
    ト電位を調整する機能を備えたことを特徴とするゼロク
    ロス検出回路。
  2. 【請求項2】 ゼロクロス検出回路において、電位差を
    3つ以上の抵抗により抵抗分割により前記電位差抵抗分
    割する回路を有し、Nchトランジスタの出力を電位差を
    抵抗分割している回路に帰還させることにより、上記電
    位差を抵抗分割している抵抗のうち一つ以上の抵抗を迂
    回させることによりヒステリシス特性を備えたことを特
    徴とするゼロクロス検出回路。
  3. 【請求項3】 ゼロクロス回路において、Nchトランジ
    スタのゲート電位を調整する手段としてダイオードを用
    い、上記ダイオードの出力側を入力端子、上記ダイオー
    ドの入力側をNchトランジスタのゲート側に接続するこ
    とを特徴とするゼロクロス検出回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102778602A (zh) * 2012-07-27 2012-11-14 电子科技大学 过零检测电路
CN104991113A (zh) * 2015-07-09 2015-10-21 合肥工业大学 应用于高频开关电源中的过零检测电路

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CN102778602A (zh) * 2012-07-27 2012-11-14 电子科技大学 过零检测电路
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