JPH0522367Y2 - - Google Patents

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JPH0522367Y2
JPH0522367Y2 JP14117588U JP14117588U JPH0522367Y2 JP H0522367 Y2 JPH0522367 Y2 JP H0522367Y2 JP 14117588 U JP14117588 U JP 14117588U JP 14117588 U JP14117588 U JP 14117588U JP H0522367 Y2 JPH0522367 Y2 JP H0522367Y2
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mold
casting
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は鋳物取出し装置に関するものであつ
て、より具体的には上型と下型から成る鋳型に湯
口を通して溶湯を鋳込み、この溶湯が凝固した後
に鋳型から鋳物を取り出す鋳物取出し装置に関す
るものである。
《従来の技術》 従来、鋳型より鋳物を取り出すには上型と下型
とを分離してからこれをシヨツトブラスト等を用
いた鋳物砂分離装置に導入することによつて、あ
るいは手作業によつて鋳物の周囲に取り付いた鋳
物砂を除いていた。
最近では鋳物を大量生産するため、鋳型から取
り出した鋳物全体をオシレートコンベア上に押し
出し、コンベアに加えた振動によつてそのスリツ
トから鋳物砂を除くとともに湯口を折るようにし
ている。
この際、重要なことは鋳物を傷付けないことと
鋳型に使用される鋳物砂に熱による劣化を極小に
して再使用を可能とするため、鋳造中の溶湯が凝
固した後にはできる限り早く、また多くの鋳物砂
を取り除くことである。
しかし、上記のような方法によつてはオシレー
トコンベアのスリツトから鋳物砂が落下せずに大
量の鋳物砂が鋳物とともにコンベア上を移動する
などして鋳物と鋳物砂の分離が難しく、またスリ
ツトに鋳物のバリ等が引掛かり鋳物や鋳物砂の流
れを阻止するなど分離工程に問題点が多い。
さらに鋳物をパンチアウトして鋳型より落下さ
せた際には高温の鋳物に傷が付き易く、湯口が振
動では折れにくい一方、振動を大きくするとこれ
によつて鋳物に傷が付くという不都合が生じる。
一方、特開昭60−18269号公報に示されている
ように上型を下型より分離して下型上部に鋳物の
上部と湯口を露出させ、次に湯口を把持して下型
より取り出すことにより、鋳物を傷付けないよう
に鋳型より取り出す方法も公知となつている。
《考案が解決しようとする課題》 しかし、上記のような公知の方法では鋳物が傷
付くことがないものの上型を下型より分離する際
に湯口の周囲に多くの鋳物砂が付着して残存しや
すくこれを除くのに時間がかかるため、鋳物の周
囲の比較的多くの鋳物砂が劣化しやすくなるとい
う不都合が生じてくる。
本考案は上記のような問題点に鑑みてなされ、
鋳型より鋳物を分離する際、鋳物を傷付けずにし
かも鋳物の周囲の鋳物砂を簡単にかつ迅速に除去
できるような鋳物取出し装置を提供することにあ
る。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するため本考案では上型と下型
から成る鋳型に湯口を通して溶湯を鋳込み、該溶
湯が凝固した後に鋳型から鋳物を取り出す鋳物取
出し装置において該上型と該下型を閉じた状態で
該鋳型の上下を反転する反転手段と、該鋳型の反
転後に該上型中に該鋳物を残して該下型を上方に
分離する分離手段と、該下型から分離された該上
型を載置して反転させる反転機と、該反転機内の
該上型より該鋳物を下方に押し出すパンチアウト
手段と、該上型の反転時、下型分離側の鋳物近傍
に位置しかつ該上型より押出された該鋳物を受承
して搬出位置へ落下誘導するように該反転機に揺
動自在に取付けられた揺動アームを設けてなるの
である。
《作用》 上型と下型からなる鋳型に湯口を通して溶湯を
鋳込み、溶湯が凝固した後に鋳型に天地を反転さ
せて上型から下型を上方に分離し、上型を反転機
に載置する。次にこの反転機内においてこの上型
を反転させ、上方よりパンチアウト手段を作動さ
せて上型から鋳物を押し出し、この鋳物を揺動ア
ームで受けて砂分離機等の搬出位置に落下誘導
し、砂分離機で鋳物に付着している鋳物砂を除去
する。
《実施例》 以下に本考案に係る鋳物取出し装置の好適な実
施例について添附図面を参照にして説明する。
本考案に係る鋳物取出し装置は上型1と下型2
より成る鋳型3に湯口4を介して溶湯を鋳込み、
溶湯が凝固した後に鋳型3より鋳物5を取り出す
ものであつて、主として上型1に鋳物5を残して
下型2を分離する装置部と上型1から鋳物5を取
り出して砂分離機6に送り込む装置部より成る。
前記下型2を分離する装置部は上型1と下型2
を閉じた状態で鋳型3を反転させる反転手段と上
型1より下型4を分離する手段を備えている。そ
して、前記反転手段としては上型1と下型2の両
側面を同時にクランプしてこれらを第1図Aの矢
印で示すように半回転させる公知の反転手段を採
用することができる。
このようにして反転された鋳型3においては、
第1図Bに示すように、上型1が下方に位置し、
次いで上型1より下型2を分離する手段により反
転された上型1が固定されている間に、この上型
1に湯口4と鋳物5を残したまま下型2が上昇さ
れて上型1より分離されるようになつている。こ
の際、下型2の両側部はクランプアーム7によつ
て挾持され、このクランプアーム7の上昇ととも
に下型2が上型1より分離されるようになつてい
る。即ち、下型2の両側部には上下に分離して2
つの突片8が設けられており、その突片8の間に
対応してクランプアーム7の先端部が屈曲形成さ
れ、これが突片8の間に嵌合することによつて下
型2を挾持上昇させることが可能となつている。
上記のようにして上型1より下型2が分離され
た後は、第1図Cに示すように下型2の鋳物砂は
上方よりパンチアウトされて下枠2aより分離さ
れ再使用のために一定の箇所に収集される。
一方、上型1は鋳物5とともにその天地が逆に
なつたままの状態で移送されて、次の段階すなわ
ち上型1より鋳物を取り出して砂分離機6に送り
込む装置部に至る。
この装置部は上型1を再度反転させる反転機9
と上型1より鋳物5を押出すパンチアウト手段を
備えている。反転機9は第2図および第3図に示
されるように中央に開口部10を設けた円板11
を2枚対向して設けるとともに、これらの円板1
1−11間に2本のフレーム12−12を平行し
て設け、フレーム12−12の両端をそれぞれの
円板11−11に固定することによつて形成され
ている。フレーム12−12間の距離は上型1が
その間に挿通されるのに充分な距離になつてお
り、円板11の開口部10を通つて反転機9に入
つた上型1がフレーム12−12間に配置される
ようになつている。
フレーム12の内側面には長手方向に沿つて上
下に対をなす送りローラー13が等間隔で多数対
設けられており、この上下に対をなすローラー1
3の間に上型1の両側部に下型2と同様に設けら
れている突片8が挾持され、さらにローラー13
の回転によつて上型1がフレーム12−12の間
において長手方向に移動されるようになつてい
る。
また、反転機9の反転前における位置では、第
1図Dに示すように、一方のフレーム12の上方
には他方のフレームに向けて水平方向に延長する
揺動アーム14が上下方向に揺動可能に枢着され
るとともにこのフレーム12の外側面には駆動シ
リンダー15が取付けられている。そして揺動ア
ーム14の外端がシリンダー15のピストンロツ
ドと連結されて、シリンダー15の駆動によつて
揺動アーム14がその取付部を支点としてて上下
に揺動するようになつている。
さらに、反転機9の下には円柱状の反転用ロー
ラー16−16が2個設けられている。この反転
用ローラー16−16の周壁は円板11の円周部
に圧接され、円板11の下方の円周部を挾むよう
にして配設されており、この反転用ローラー16
−16の駆動により反転機9が回転するように構
成されている。
そして、上記の反転機9においては下型2と分
離されて天地が逆となつたままの状態で移送され
た上型1が円板11の開口部10を通つて反転機
9内に入り、その両側部の突片8がフレーム12
に設けられているローラー13に挾まれて円板1
1の中央部まで移送される。この時、第1図Dに
示すように揺動アーム14は上型の上方において
水平に延長している。この後に反転用ローラー1
6が回転され、反転機9とともに上型1が回転さ
れ、第1図Eで示すように上型1が再度反転した
時点で反転機9の回転が停止するようになつてい
る。このように上型1が反転する間、揺動アーム
14は円板11とともに回転し、下型分離側の鋳
物近傍に位置し鋳物5の落下を防ぐようになつて
いる。
また、パンチアウト手段は第2図に示されてい
るようにこの反転機9のほぼ真上に設けられてお
り、具体的には湯口4に対応するパンチアウト用
突部17と、これと一体的に形成されている支承
板18とを備えている。支承板18は複数のガイ
ドロツド19と昇降シリンダー(図示省略)に連
結され、この昇降シリンダーによつて支承板18
およびこれに取付けられたパンチアウト用突部1
7は反転機9内に垂直に上下動するようになつて
いる。
そして、上型1が前記のようにして再度反転さ
れた後に、昇降シリンダーによつて支承板18を
下方に駆動させると、パンチアウト用突部17が
湯口4を下方に押圧し、第1図Fに示すように、
これによつて鋳物5が上型1から押し出される。
上型1から鋳物5が押し出されると同時に駆動シ
リンダー15によつて揺動アーム14が下方に揺
動され、鋳物5は揺動アーム14に案内され斜め
下方に下降し、揺動アーム14の先端からシユー
ト板20を介して搬出位置に設けた砂分離機6内
に入り、砂分離機6内において鋳物5に付着して
いる鋳物砂が除去されるようになつている。
なお、反転機9内の上型1における鋳物砂は、
下型2の鋳物砂と同様に、第1図Gに示すよう
に、上方からパンチアウトされて上枠1aと分離
され、再使用のため下型2より分離された鋳物砂
とともに一定の箇所に収集される。
また、砂分離機で鋳物から除かれた鋳物砂は鋳
物の熱によつて劣化され、再使用は不可能なた
め、前記上型および下型より分離された鋳物砂と
は別に収集されて廃棄される。
上記実施例においては、下型2と分離された上
型1はそのまま反転機9に移送されるが、この間
に湯口4を切断する手段を介在させても良い。
湯口4を切断する手段の一例としては、第4図
に示されるように上型1を挾んで上下に対向する
ように第1の湯口クランプ21と第2の湯口クラ
ンプ22が上下動可能に設けられており、この第
1の湯口クランプ21と第2の湯口クランプ22
とで上下方向から湯口4を挾み、湯口4を切断す
るようになつている。
より具体的には第1の湯口クランプ21はシリ
ンダーのピストンロツド23に連結され、上部プ
レート24とその下方に設けられている浮上防止
板25を貫通して上下方向に移動可能に挿通さ
れ、また、浮上防止板25も上部プレート24に
支承された複数のガイドロツドおよびシリンダー
に連結されて上下動される構成となつている。そ
して第4図に示すように、第1の湯口クランプ2
1が下降して湯口4に対向する箇所に当接すると
ともに浮上防止板25が降下して鋳物5の上方の
鋳物砂を介して鋳物を下方に若干付勢する状態と
なる。また、第2の湯口クランプ22は略三角錐
状のブロツク26の頂部に形成されてなる柱中凸
部であつて、ブロツク26はその下端においてガ
イドロツドおよび昇降シリンダーに連結されてい
る。ガイドロツドと昇降シリンダーはブロツク2
6の下方に設けられた下部プレートに取付けら
れ、これによつてブロツク26は上下可能とさ
れ、前記第1の湯口クランプ21が下降すると同
時に第2の湯口クランプ22が上昇して第1の湯
口クランプ21とともに湯口4を挾み、湯口4を
切断するように構成されている。
なお、湯口を切断する際、湯口および鋳物の周
囲にクラツクが発生するため、砂分離機において
鋳物の周囲より砂が分離しやすくなる。
《効果》 以上のように本考案に係る鋳物取出し装置は上
型と下型より成る鋳型を閉じた状態で反転する反
転手段と反転後、上型中に鋳物を残して下型を上
方に分離する分離手段と、下型と分離した後の上
型を載置するとともに反転させる反転機と、この
反転機内における上型より鋳物を下方に押し出す
パンチアウト手段と、上型の反転時、下型分離側
の鋳物近傍に位置しかつ上型より押し出された鋳
物を受承して搬出位置へ落下揺動する揺動アーム
を前記変転機に揺動可能に取り付けてなるため、
上型と下型の分離および下型からの鋳物の分離を
簡単かつ迅速に行うことができ、さらに比較的多
くの鋳物砂を鋳物より分離することができる。ま
た上型より鋳物をパンチアウトして押し出した
時、これを受承する揺動アームがあることにより
鋳物に対する衝撃は小さく鋳物が傷付くことが少
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第
1図は本考案の第1実施例に係る鋳物取出し装置
による工程図を示し、第2図は反転機の断面図、
第3図は第2図の−方向断面図、第4図は他
の実施例において湯口クランプにより湯口を切断
する状態を示す断面図である。 1……上型、2……下型、3……鋳型、4……
湯口、5……鋳物、6……砂分離機、7……クラ
ンプアーム、9……反転機、14……揺動アー
ム、17……パンチアウト用突部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上型と下型から成る鋳型に湯口を通して溶湯を
    鋳込み、該溶湯が凝固した後に鋳型から鋳物を取
    り出す鋳物取出し装置において該上型と該下型を
    閉じた状態で該鋳型の上下を反転する反転手段
    と、該鋳型の反転後に該上型中に該鋳物を残して
    該下型を上方に分離する分離手段と、該下型から
    分離された該上型を載置して反転させる反転機
    と、該反転機内の該上型より該鋳物を下方に押し
    出すパンチアウト手段と、該上型の反転時、下型
    分離側の鋳物近傍に位置しかつ該上型より押出さ
    れた該鋳物を受承して搬出位置へ落下誘導するよ
    うに該反転機に揺動自在に取付けられた揺動アー
    ムを設けてなることを特徴とする鋳物取出し装
    置。
JP14117588U 1988-10-31 1988-10-31 Expired - Lifetime JPH0522367Y2 (ja)

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JP14117588U JPH0522367Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4337100B2 (ja) * 2004-12-24 2009-09-30 新東工業株式会社 鋳型バラシ方法及びその設備

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