JP2615119B2 - 鋳物取出し装置 - Google Patents
鋳物取出し装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、縦型無枠鋳型を用いて複数種類の鋳物を鋳
造する鋳造ラインにおける鋳物取出し装置に関するもの
である。
造する鋳造ラインにおける鋳物取出し装置に関するもの
である。
(従来技術) 連続的に造型される縦型無枠鋳型を用いた鋳造は、鋳
型造型、鋳型への注湯、鋳造品である鋳物の冷却、鋳物
の取出等を連続的にライン化することが可能なところか
ら、近年、その開発が積極的に進められている。
型造型、鋳型への注湯、鋳造品である鋳物の冷却、鋳物
の取出等を連続的にライン化することが可能なところか
ら、近年、その開発が積極的に進められている。
このような縦型無枠鋳造ラインにおける鋳物の取出方
法としては、鋳造ラインの搬送端に設けられた一対の把
持部材を振動させつつ搬送端に位置する鋳型に突き刺す
ことにより行うものが提案されている(例えば、特公昭
60−16868号公報参照)。
法としては、鋳造ラインの搬送端に設けられた一対の把
持部材を振動させつつ搬送端に位置する鋳型に突き刺す
ことにより行うものが提案されている(例えば、特公昭
60−16868号公報参照)。
(発明が解決しようとする問題点) 一方、前記の如き構成の縦型無枠鋳造ラインにおい
て、複数種類の鋳物(例えば、シリンダブロック、ナッ
クル等)を混在せしめた状態で鋳造する試みがなされて
いるが、このように複数種類の鋳物を連続鋳造する場
合、複数種類の鋳物を選別しつつ的確に取り出すために
は、各種類の鋳物に対応した複数種類の鋳物取出装置を
用意して、搬送されてくる鋳型により鋳造される鋳物に
対応した鋳物取出装置を選択して作動させる必要があ
る。従って、上記公知例におけるように、鋳造ラインの
搬送端に設けられた一対の把持部材を振動させつつ搬送
端に位置する鋳型に突き刺すことにより行う鋳物取出し
方法では、複数種類の鋳物を的確に選別して取り出すこ
とが難しい。
て、複数種類の鋳物(例えば、シリンダブロック、ナッ
クル等)を混在せしめた状態で鋳造する試みがなされて
いるが、このように複数種類の鋳物を連続鋳造する場
合、複数種類の鋳物を選別しつつ的確に取り出すために
は、各種類の鋳物に対応した複数種類の鋳物取出装置を
用意して、搬送されてくる鋳型により鋳造される鋳物に
対応した鋳物取出装置を選択して作動させる必要があ
る。従って、上記公知例におけるように、鋳造ラインの
搬送端に設けられた一対の把持部材を振動させつつ搬送
端に位置する鋳型に突き刺すことにより行う鋳物取出し
方法では、複数種類の鋳物を的確に選別して取り出すこ
とが難しい。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、縦型無
枠鋳造ラインにおいて鋳造される複数種類の鋳物を、的
確に選別して取り出し得るようにすることを目的とする
ものである。
枠鋳造ラインにおいて鋳造される複数種類の鋳物を、的
確に選別して取り出し得るようにすることを目的とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明では、上記問題点を解決するための手段とし
て、溶湯を鋳込まれた複数種類の縦型無枠鋳型を連接状
態で搬送する搬送手段の途中に、前記縦型無枠鋳型によ
り鋳造される鋳物を選択的に取り出すための鋳物取出手
段を設けるとともに、該鋳物取出手段の上流側に、前記
縦型無枠鋳型の中間部位を上下方向に切断する鋳型切断
手段を付設している。
て、溶湯を鋳込まれた複数種類の縦型無枠鋳型を連接状
態で搬送する搬送手段の途中に、前記縦型無枠鋳型によ
り鋳造される鋳物を選択的に取り出すための鋳物取出手
段を設けるとともに、該鋳物取出手段の上流側に、前記
縦型無枠鋳型の中間部位を上下方向に切断する鋳型切断
手段を付設している。
(作 用) 本発明では、上記手段によって次のような作用が得ら
れる。
れる。
即ち、搬送手段により連続搬送されてくる縦型無枠鋳
型は、搬送手段の途中に設けられた鋳物取出手段の上流
側に付設された鋳型切断手段によって、その中間部位を
上下方向に切断された状態で、鋳物取出手段設置位置へ
搬送されることとなり、該位置における鋳物取出手段に
より鋳物の選択的な取出が容易に行えることとなる。一
方、前記鋳物取出手段では取り出されない鋳物は、その
まま搬送手段により搬送された後、適宜取出位置におい
て取り出されることとなる。従って、縦型無枠鋳型によ
り鋳造される複数種類の鋳物を的確に選別しつつ取り出
し得ることとなるのである。
型は、搬送手段の途中に設けられた鋳物取出手段の上流
側に付設された鋳型切断手段によって、その中間部位を
上下方向に切断された状態で、鋳物取出手段設置位置へ
搬送されることとなり、該位置における鋳物取出手段に
より鋳物の選択的な取出が容易に行えることとなる。一
方、前記鋳物取出手段では取り出されない鋳物は、その
まま搬送手段により搬送された後、適宜取出位置におい
て取り出されることとなる。従って、縦型無枠鋳型によ
り鋳造される複数種類の鋳物を的確に選別しつつ取り出
し得ることとなるのである。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して、本発明の好適な実施例
を説明する。
を説明する。
第4図には、複数種類の鋳物(本実施例の場合、シリ
ンダブロックおよびナックル)を混在状態で連続的に鋳
造するための縦型無枠鋳造ラインAが示されており、該
縦型無枠鋳造ラインAは、造型機1により造型された縦
型無枠鋳型2,2・・・(本実施例では、シリンダブロッ
ク用およびナックル用の2種類が造型される)を連接状
態にてピッチ搬送するための搬送手段3と、該搬送手段
3により搬送される途中において隣合う縦型無枠鋳型2,
2間に形成されるキャビティに溶湯を注入する注湯装置
4と、注湯後において各縦型無枠鋳型2,2により鋳造さ
れた第1の鋳物W1(本実施例の場合、ナックル)を前記
搬送手段3の終端部で取り出すための第1の鋳物取出手
段5と、注湯後において各縦型無枠鋳型2,2により鋳造
された第2の鋳物W2(本実施例の場合、シリンダブロッ
ク)を前記搬送手段3の途中で取り出すための第2の鋳
物取出手段6と、該鋳物取出手段6の上流側にあって縦
型無枠鋳型2からの鋳物W1(あるいはW2)の取出を容易
ならしめる如く作用する鋳物取出準備手段7とを備えて
いる。本実施例においては、第5図(イ)および(ロ)
図示の如く、造型機1によって鋳型厚さの異なる2種の
縦型無枠鋳型2a,2bが造型されるようになっており、縦
型無枠鋳型2a,2a間に形成されるキャビティにより鋳造
される鋳物W1はナックルであり、縦型無枠鋳型2b,2b間
に形成されるキャビティにより鋳造される鋳物W2はシリ
ンダブロックである。
ンダブロックおよびナックル)を混在状態で連続的に鋳
造するための縦型無枠鋳造ラインAが示されており、該
縦型無枠鋳造ラインAは、造型機1により造型された縦
型無枠鋳型2,2・・・(本実施例では、シリンダブロッ
ク用およびナックル用の2種類が造型される)を連接状
態にてピッチ搬送するための搬送手段3と、該搬送手段
3により搬送される途中において隣合う縦型無枠鋳型2,
2間に形成されるキャビティに溶湯を注入する注湯装置
4と、注湯後において各縦型無枠鋳型2,2により鋳造さ
れた第1の鋳物W1(本実施例の場合、ナックル)を前記
搬送手段3の終端部で取り出すための第1の鋳物取出手
段5と、注湯後において各縦型無枠鋳型2,2により鋳造
された第2の鋳物W2(本実施例の場合、シリンダブロッ
ク)を前記搬送手段3の途中で取り出すための第2の鋳
物取出手段6と、該鋳物取出手段6の上流側にあって縦
型無枠鋳型2からの鋳物W1(あるいはW2)の取出を容易
ならしめる如く作用する鋳物取出準備手段7とを備えて
いる。本実施例においては、第5図(イ)および(ロ)
図示の如く、造型機1によって鋳型厚さの異なる2種の
縦型無枠鋳型2a,2bが造型されるようになっており、縦
型無枠鋳型2a,2a間に形成されるキャビティにより鋳造
される鋳物W1はナックルであり、縦型無枠鋳型2b,2b間
に形成されるキャビティにより鋳造される鋳物W2はシリ
ンダブロックである。
前記鋳物取出手段5は、搬送手段3の終端部に該搬送
手段3と直交する方向に設けられたオシレートコンベア
によって構成されており、搬送手段3の終端部から自然
落下される縦型無枠鋳型2aを受け止めて、振動させるこ
とによって縦型無枠鋳型2aから鋳物W1を分離する如く作
用する。前記鋳物取出手段6は、第1図および第2図図
示の如く、前記縦型無枠鋳造ラインAにおける搬送手段
3を跨って設けられた機枠8上部に搬送手段3の搬送方
向と直交する方向に移動可能に設けられた移動台9と、
該移動台9上に搬送手段3による搬送方向と平行な方向
に移動可能に設けられた可動基台10とによって、搬送手
段3の搬送方向と直交する方向および搬送手段3の搬送
方向と平行な方向にそれぞれ移動可能とされており、縦
型無枠鋳型2b,2bにより鋳造された鋳物W2(本実施例の
場合、シリンダブロック)をクランプすべきクランプア
ーム11,11を備えている。前記クランプアーム11,11は、
前記可動基台10に対して昇降シリンダ12を介して昇降自
在に設けられた昇降部材13に弧回動自在に枢支されてお
り、クランプシリンダ14,14により開閉作動せしめられ
るようになっている。つまり、各クランプシリンダ14の
収縮および伸張作動によってクランプアーム11,11が開
閉作動せしめられるようになっており、クランプアーム
11,11の閉作動時に鋳物W2のクランプがなされるように
なっている。
手段3と直交する方向に設けられたオシレートコンベア
によって構成されており、搬送手段3の終端部から自然
落下される縦型無枠鋳型2aを受け止めて、振動させるこ
とによって縦型無枠鋳型2aから鋳物W1を分離する如く作
用する。前記鋳物取出手段6は、第1図および第2図図
示の如く、前記縦型無枠鋳造ラインAにおける搬送手段
3を跨って設けられた機枠8上部に搬送手段3の搬送方
向と直交する方向に移動可能に設けられた移動台9と、
該移動台9上に搬送手段3による搬送方向と平行な方向
に移動可能に設けられた可動基台10とによって、搬送手
段3の搬送方向と直交する方向および搬送手段3の搬送
方向と平行な方向にそれぞれ移動可能とされており、縦
型無枠鋳型2b,2bにより鋳造された鋳物W2(本実施例の
場合、シリンダブロック)をクランプすべきクランプア
ーム11,11を備えている。前記クランプアーム11,11は、
前記可動基台10に対して昇降シリンダ12を介して昇降自
在に設けられた昇降部材13に弧回動自在に枢支されてお
り、クランプシリンダ14,14により開閉作動せしめられ
るようになっている。つまり、各クランプシリンダ14の
収縮および伸張作動によってクランプアーム11,11が開
閉作動せしめられるようになっており、クランプアーム
11,11の閉作動時に鋳物W2のクランプがなされるように
なっている。
前記移動台9は、前記機枠8上にあって搬送手段3の
搬送方向と直交する方向に延びるレール15,15に沿って
図示しない駆動シリンダにより搬送手段3の搬送方向と
直交する方向に移動せしめられるようになっており、こ
のような移動台9の移動によって、前記クランプアーム
11,11によりクランプされた状態の鋳物W2を、前記縦型
無枠鋳造ラインAに隣接してこれと平行に付設され且つ
前記搬送手段3の搬送方向と逆方向に搬送される冷却用
ケージ16に移動し得るようにされている。
搬送方向と直交する方向に延びるレール15,15に沿って
図示しない駆動シリンダにより搬送手段3の搬送方向と
直交する方向に移動せしめられるようになっており、こ
のような移動台9の移動によって、前記クランプアーム
11,11によりクランプされた状態の鋳物W2を、前記縦型
無枠鋳造ラインAに隣接してこれと平行に付設され且つ
前記搬送手段3の搬送方向と逆方向に搬送される冷却用
ケージ16に移動し得るようにされている。
また、前記可動基台10は、前記移動台9にあって搬送
手段3の搬送方向と平行な方向に延びるレール17,17に
沿って補正手段18により搬送手段3の搬送方向と平行な
方向に移動せしめられるようになっており、このような
可動基台10の移動によって鋳物取出装置6の位置補正が
なされるようになっているのである。前記補正手段18
は、モータ19と該モータ19により駆動されるラックアン
ドピニオン機構20とからなっている。
手段3の搬送方向と平行な方向に延びるレール17,17に
沿って補正手段18により搬送手段3の搬送方向と平行な
方向に移動せしめられるようになっており、このような
可動基台10の移動によって鋳物取出装置6の位置補正が
なされるようになっているのである。前記補正手段18
は、モータ19と該モータ19により駆動されるラックアン
ドピニオン機構20とからなっている。
さらに、前記鋳物取出準備手段7は、縦型無枠鋳型2,
2・・・における鋳物W1(あるいはW2)の両側部分を突
き崩すくさび状の突き崩し部材21,21・・と、該突き崩
し部材21,21・・の下流側にあって各縦型無枠鋳型2の
中間部位を切断する縦型切断手段22とからなっている。
前記各突き崩し部材21は、加振器23によって振動されつ
つシリンダ24により上下動せしめられるようになってい
る。なお、この突き崩し部材21は、本実施例のくさび状
に限られるものではなく、針状であってもよい。また、
前記鋳型切断手段22は、モータ25によりクランク機構を
介して横方向に往復駆動される鋸タイプのカッターとさ
れており、昇降装置26により縦型無枠鋳型2の中間部位
を上下方向に切断し得るように構成されている。なお、
上記鋳型切断手段22は、チェーンソータイプのカッター
であってもよい。
2・・・における鋳物W1(あるいはW2)の両側部分を突
き崩すくさび状の突き崩し部材21,21・・と、該突き崩
し部材21,21・・の下流側にあって各縦型無枠鋳型2の
中間部位を切断する縦型切断手段22とからなっている。
前記各突き崩し部材21は、加振器23によって振動されつ
つシリンダ24により上下動せしめられるようになってい
る。なお、この突き崩し部材21は、本実施例のくさび状
に限られるものではなく、針状であってもよい。また、
前記鋳型切断手段22は、モータ25によりクランク機構を
介して横方向に往復駆動される鋸タイプのカッターとさ
れており、昇降装置26により縦型無枠鋳型2の中間部位
を上下方向に切断し得るように構成されている。なお、
上記鋳型切断手段22は、チェーンソータイプのカッター
であってもよい。
本実施例における搬送手段3は、前記鋳物取出手段6
の下流側において上流側の第1搬送手段3aと下流側の第
2搬送手段3bとに分離されており、前記鋳物取出手段6
は第1搬送手段3aの終端部に設けられている。
の下流側において上流側の第1搬送手段3aと下流側の第
2搬送手段3bとに分離されており、前記鋳物取出手段6
は第1搬送手段3aの終端部に設けられている。
一方、前記鋳物取出手段6の下流側、即ち第2搬送手
段3bの始端部には、この鋳物取出手段6によって取り出
されない方の鋳物W1(本実施例の場合、ナックル)を含
む縦型無枠鋳型2aを第1搬送手段3aから第2搬送手段3b
へ引き込むための鋳型引き込み手段27が設けられてい
る。該鋳型引き込み手段27は、第1図および第3図図示
の如く、搬送手段3の第2搬送手段3bの始端部に跨って
設置された機枠28上に搬送手段3の搬送方向と平行に架
設されたレール29,29に沿って案内される台車30と、該
台車30の両側に開閉自在に枢支され且つ前記鋳物取出手
段6の設置位置側に向って延びる一対のクランプアーム
31,31と、該クランプアーム31,31を開閉作動させるため
の駆動手段として作用するクランプシリンダ32,32とか
らなっている。前記台車30は、前記機枠28上に設置され
た水平シリンダ33によって搬送方向と平行に進退せしめ
られるようになっている。前記各クランプアーム31の先
端部には、縦型無枠鋳型2aの後方側切断個所に係止され
る係止爪31aが設けられている。また、前記クランプシ
リンダ32のピストンロッド32aは前記クランプアーム31
基端部に対してリンク34を介して連結されており、クラ
ンプシリンダ32,32の収縮あるいは伸張作動によって、
クランプアーム31,31が開閉作動せしめられるようにな
っている。しかして、クランプアーム31,31の閉作動時
において、その係止爪31a,31aにより縦型無枠鋳型2aの
後方側切断個所をクランプし得るようになっている。つ
まり、この鋳物取出手段6は、クランプアーム31,31を
開状態として、水平シリンダ33の伸張作動により台車30
を第1搬送手段3a側に前進させた後、クランプシリンダ
32,32の伸張作動によってクランプアーム31,31を閉作動
せしめて縦型無枠鋳型2aを係止爪31a,31aによって係止
し、その後前記水平シリンダ33の収縮作動によって台車
30を第2搬送手段3b側に後退させる如く作用し、上記作
動によって第1搬送手段3aの終端部に残置された縦型無
枠鋳型2aが第2搬送手段2b側へ移送されることとなるの
である。
段3bの始端部には、この鋳物取出手段6によって取り出
されない方の鋳物W1(本実施例の場合、ナックル)を含
む縦型無枠鋳型2aを第1搬送手段3aから第2搬送手段3b
へ引き込むための鋳型引き込み手段27が設けられてい
る。該鋳型引き込み手段27は、第1図および第3図図示
の如く、搬送手段3の第2搬送手段3bの始端部に跨って
設置された機枠28上に搬送手段3の搬送方向と平行に架
設されたレール29,29に沿って案内される台車30と、該
台車30の両側に開閉自在に枢支され且つ前記鋳物取出手
段6の設置位置側に向って延びる一対のクランプアーム
31,31と、該クランプアーム31,31を開閉作動させるため
の駆動手段として作用するクランプシリンダ32,32とか
らなっている。前記台車30は、前記機枠28上に設置され
た水平シリンダ33によって搬送方向と平行に進退せしめ
られるようになっている。前記各クランプアーム31の先
端部には、縦型無枠鋳型2aの後方側切断個所に係止され
る係止爪31aが設けられている。また、前記クランプシ
リンダ32のピストンロッド32aは前記クランプアーム31
基端部に対してリンク34を介して連結されており、クラ
ンプシリンダ32,32の収縮あるいは伸張作動によって、
クランプアーム31,31が開閉作動せしめられるようにな
っている。しかして、クランプアーム31,31の閉作動時
において、その係止爪31a,31aにより縦型無枠鋳型2aの
後方側切断個所をクランプし得るようになっている。つ
まり、この鋳物取出手段6は、クランプアーム31,31を
開状態として、水平シリンダ33の伸張作動により台車30
を第1搬送手段3a側に前進させた後、クランプシリンダ
32,32の伸張作動によってクランプアーム31,31を閉作動
せしめて縦型無枠鋳型2aを係止爪31a,31aによって係止
し、その後前記水平シリンダ33の収縮作動によって台車
30を第2搬送手段3b側に後退させる如く作用し、上記作
動によって第1搬送手段3aの終端部に残置された縦型無
枠鋳型2aが第2搬送手段2b側へ移送されることとなるの
である。
さらに、本実施例においては、前記搬送手段3におけ
る第1搬送手段3aと第2搬送手段3bとの間に、前記鋳物
取出手段6により鋳物W2を取り出されたあとの鋳型砂を
排出させるための砂落とし用の開閉扉35が設けられてい
る。符号36は開閉扉35を開閉作動させるための開閉シリ
ンダ、37は開閉シリンダ36と開閉扉35とを連結するリン
クである。
る第1搬送手段3aと第2搬送手段3bとの間に、前記鋳物
取出手段6により鋳物W2を取り出されたあとの鋳型砂を
排出させるための砂落とし用の開閉扉35が設けられてい
る。符号36は開閉扉35を開閉作動させるための開閉シリ
ンダ、37は開閉シリンダ36と開閉扉35とを連結するリン
クである。
ついで、図示の鋳物取出し装置の作用を説明する。
搬送手段3によって連続的に搬送されてくる縦型無枠
鋳型2,2・・・は、まず、鋳物取出準備手段7を構成す
る突き崩し部材21,21・・・によってその両側部分を突
き崩された後、鋳型切断装置22によってその中間部位が
上下方向に切断(第1図図示のa部分)されて、鋳造さ
れた鋳物W1(あるいはW2)を含むブロック(即ち、半切
状態の縦型無枠鋳型および鋳物からなるブロック)に分
離される。かくして分離されたブロックのうちシリンダ
ブロックW2を含むブロック(換言すれば、半切状態の縦
型無枠鋳型2b,2b)が搬送手段3の途中(即ち、前記鋳
物取出準備手段7の下流側)に設置された鋳物取出手段
6の位置まで搬送されてくると、昇降シリンダ12および
クランプシリンダ14の作動による該鋳物取出手段6の駆
動によって、前記縦型無枠鋳型2b,2bからシリンダブロ
ックW2がクランプアーム11,11・・にクランプされた状
態で取り出されて、冷却用ケージ16へ移載される。この
時、鋳物取出しに先立って、前記鋳物取出手段6は、搬
送されてくる縦型無枠鋳型2bの位置に対応すべく補正手
段18によって位置補正される。
鋳型2,2・・・は、まず、鋳物取出準備手段7を構成す
る突き崩し部材21,21・・・によってその両側部分を突
き崩された後、鋳型切断装置22によってその中間部位が
上下方向に切断(第1図図示のa部分)されて、鋳造さ
れた鋳物W1(あるいはW2)を含むブロック(即ち、半切
状態の縦型無枠鋳型および鋳物からなるブロック)に分
離される。かくして分離されたブロックのうちシリンダ
ブロックW2を含むブロック(換言すれば、半切状態の縦
型無枠鋳型2b,2b)が搬送手段3の途中(即ち、前記鋳
物取出準備手段7の下流側)に設置された鋳物取出手段
6の位置まで搬送されてくると、昇降シリンダ12および
クランプシリンダ14の作動による該鋳物取出手段6の駆
動によって、前記縦型無枠鋳型2b,2bからシリンダブロ
ックW2がクランプアーム11,11・・にクランプされた状
態で取り出されて、冷却用ケージ16へ移載される。この
時、鋳物取出しに先立って、前記鋳物取出手段6は、搬
送されてくる縦型無枠鋳型2bの位置に対応すべく補正手
段18によって位置補正される。
一方、前記ブロックのうちナックルW1を含むブロック
(換言すれば、半切状態の縦型無枠鋳型2a,2a)は、鋳
物取出手段6による鋳物取出しの対象から除外されるた
め、搬送手段3の上流側搬送手段3aの終端部に残置され
るが、その時には、下流側搬送手段3bの始端部に付設さ
れた鋳型引き込み手段27がクランプシリンダ32および水
平シリンダ33の作動により駆動せしめられて、前記縦型
無枠鋳型2a,2aはクランプアーム31,31にクランプされた
状態で下流側搬送手段3bへ引き込まれる。この鋳型引き
込み動作の過程において、前記鋳物取出手段6によりシ
リンダブロックW2が取り出された後に残された鋳型砂
は、上流側搬送手段3aと下流側搬送手段3bとの間に設け
られた開閉扉35の開作動によって搬送手段3上から排除
される。従って、下流側搬送手段3b上には、鋳型引き込
み手段27により順次引き込まれたナックルW1を含むブロ
ック(換言すれば、縦型無枠鋳型2a,2a・・)が連接状
態で並ぶこととなり、これらの縦型無枠鋳型2aは、下流
側搬送手段3bの終端部において第1の鋳物取出手段を構
成するオシレートコンベア5上に自然落下せしめられ、
該オシレートコンベア5上にてナックルW1が分離される
こととなるのである。
(換言すれば、半切状態の縦型無枠鋳型2a,2a)は、鋳
物取出手段6による鋳物取出しの対象から除外されるた
め、搬送手段3の上流側搬送手段3aの終端部に残置され
るが、その時には、下流側搬送手段3bの始端部に付設さ
れた鋳型引き込み手段27がクランプシリンダ32および水
平シリンダ33の作動により駆動せしめられて、前記縦型
無枠鋳型2a,2aはクランプアーム31,31にクランプされた
状態で下流側搬送手段3bへ引き込まれる。この鋳型引き
込み動作の過程において、前記鋳物取出手段6によりシ
リンダブロックW2が取り出された後に残された鋳型砂
は、上流側搬送手段3aと下流側搬送手段3bとの間に設け
られた開閉扉35の開作動によって搬送手段3上から排除
される。従って、下流側搬送手段3b上には、鋳型引き込
み手段27により順次引き込まれたナックルW1を含むブロ
ック(換言すれば、縦型無枠鋳型2a,2a・・)が連接状
態で並ぶこととなり、これらの縦型無枠鋳型2aは、下流
側搬送手段3bの終端部において第1の鋳物取出手段を構
成するオシレートコンベア5上に自然落下せしめられ、
該オシレートコンベア5上にてナックルW1が分離される
こととなるのである。
上記した如く、本実施例によれば、搬送手段3の途中
に設けられた第2の鋳物取出手段6の上流側において、
鋳型切断手段22によって各縦型無枠鋳型2の中間部位を
上下方向に切断して、鋳物W1(あるいはW2)を含むブロ
ックに分離した状態で搬送し、該鋳物取出手段6によっ
て一方の鋳物であるシリンダブロックW2を取り出すこと
が可能となり、搬送手段3の途中における鋳物取出しを
容易に行うことができることとなるのである。
に設けられた第2の鋳物取出手段6の上流側において、
鋳型切断手段22によって各縦型無枠鋳型2の中間部位を
上下方向に切断して、鋳物W1(あるいはW2)を含むブロ
ックに分離した状態で搬送し、該鋳物取出手段6によっ
て一方の鋳物であるシリンダブロックW2を取り出すこと
が可能となり、搬送手段3の途中における鋳物取出しを
容易に行うことができることとなるのである。
本発明は、上記実施例の構成に限定されるものではな
く、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更
可能なことは勿論である。
く、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更
可能なことは勿論である。
(発明の効果) 叙上の如く、本発明によれば、溶湯を鋳込まれた複数
種類の縦型無枠鋳型を連接状態で搬送する搬送手段の途
中に、前記縦型無枠鋳型により鋳造される鋳物を選択的
に取り出すための鋳物取出手段を設けるとともに、該鋳
物取出手段の上流側に、前記縦型無枠鋳型の中間部位を
上下方向に切断する鋳型切断手段を付設したので、搬送
手段により連続搬送されてくる縦型無枠鋳型は、鋳型切
断手段によって、その中間部位を上下方向に切断された
状態で、搬送手段の途中に設けられた鋳物取出手段設置
位置へ搬送されることとなり、該位置における鋳物取出
手段による鋳物の途中取出が容易に行え、縦型無枠鋳型
により鋳造される複数種類の鋳物を的確に選別しつつ取
り出すことが可能となるという優れた効果がある。
種類の縦型無枠鋳型を連接状態で搬送する搬送手段の途
中に、前記縦型無枠鋳型により鋳造される鋳物を選択的
に取り出すための鋳物取出手段を設けるとともに、該鋳
物取出手段の上流側に、前記縦型無枠鋳型の中間部位を
上下方向に切断する鋳型切断手段を付設したので、搬送
手段により連続搬送されてくる縦型無枠鋳型は、鋳型切
断手段によって、その中間部位を上下方向に切断された
状態で、搬送手段の途中に設けられた鋳物取出手段設置
位置へ搬送されることとなり、該位置における鋳物取出
手段による鋳物の途中取出が容易に行え、縦型無枠鋳型
により鋳造される複数種類の鋳物を的確に選別しつつ取
り出すことが可能となるという優れた効果がある。
第1図は本発明の実施例にかかる鋳物取出し装置を示す
側面図、第2図は第1図のII−II断面図、第3図は第1
図の鋳物取出し装置における鋳型引き込み手段部分の平
面図、第4図は本発明の実施例にかかる鋳物取出し装置
を備えた縦型無枠鋳造ラインの概略を示す側面図、第5
図(イ)、(ロ)は第4図図示の縦型無枠鋳造ラインに
おける2種の縦型無枠鋳型を示す側面図である。 2……縦型無枠鋳型 3……搬送手段 6……鋳物取出手段 22……鋳型切断手段
側面図、第2図は第1図のII−II断面図、第3図は第1
図の鋳物取出し装置における鋳型引き込み手段部分の平
面図、第4図は本発明の実施例にかかる鋳物取出し装置
を備えた縦型無枠鋳造ラインの概略を示す側面図、第5
図(イ)、(ロ)は第4図図示の縦型無枠鋳造ラインに
おける2種の縦型無枠鋳型を示す側面図である。 2……縦型無枠鋳型 3……搬送手段 6……鋳物取出手段 22……鋳型切断手段
Claims (1)
- 【請求項1】溶湯を鋳込まれた複数種類の縦型無枠鋳型
を連接状態で搬送する搬送手段が設けられ、前記搬送手
段の途中に、前記縦型無枠鋳型により鋳造される鋳物を
選択的に取り出すための鋳物取出手段が設けられてお
り、該鋳物取出手段の上流側には、前記縦型無枠鋳型の
中間部位を上下方向に切断する鋳型切断手段が付設され
ていることを特徴とする鋳物取出し装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4014688A JP2615119B2 (ja) | 1988-02-22 | 1988-02-22 | 鋳物取出し装置 |
KR1019890002093A KR930002520B1 (ko) | 1988-02-22 | 1989-02-22 | 주물꺼내기 제어장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4014688A JP2615119B2 (ja) | 1988-02-22 | 1988-02-22 | 鋳物取出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01215456A JPH01215456A (ja) | 1989-08-29 |
JP2615119B2 true JP2615119B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=12572632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4014688A Expired - Fee Related JP2615119B2 (ja) | 1988-02-22 | 1988-02-22 | 鋳物取出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2615119B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990054885A (ko) * | 1997-12-26 | 1999-07-15 | 오상수 | 알루미늄 중력주조물 절단장치 |
-
1988
- 1988-02-22 JP JP4014688A patent/JP2615119B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01215456A (ja) | 1989-08-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |