JPH0522322U - 片開き式化粧箱 - Google Patents

片開き式化粧箱

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JPH0522322U
JPH0522322U JP4401191U JP4401191U JPH0522322U JP H0522322 U JPH0522322 U JP H0522322U JP 4401191 U JP4401191 U JP 4401191U JP 4401191 U JP4401191 U JP 4401191U JP H0522322 U JPH0522322 U JP H0522322U
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哲雄 堤
集雄 竹村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋部42が回動自在に外部側壁部26に連結する
片開き差込み式化粧箱10において、蓋部42の開状態の保
持、蓋部42の内面側の美観改善及び動部の強度の増大を
図る。 【構成】 蓋部42は外側部分44と内側部分46とを有して
いる。外側部分44は、内外へ屈曲自在の第1の屈曲部56
を介して基端側において外部側壁部26へ連なる。内側部
分46は、蓋部42の先端とは反対側に摺動部58を有し、摺
動部58は外部側壁部26とそれより内側の内部二重壁部66
との間の間隙64へ摺動自在に挿入されている。内側部分
46には、外側部分44の内外への回動に追従して内側部分
46を内外へ回動させるための第2の屈曲部60及び第3の
屈曲部62が設けられ、第3の屈曲部62は第2の屈曲部60
より摺動部58の先端縁63側となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、飲食料品や化粧品等を収納する片開き式化粧箱に係り、詳しくは 厚紙や段ボール等の紙から製作され、回動自在の蓋部を有する二重壁構造の片開 き式化粧箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
チョコレート等を収容する板紙製片開き式化粧箱は、蓋部を、折目等の屈曲自 在の屈曲部を介して本体部へ連ならせ、屈曲部の屈曲による蓋部の回動により本 体部のの開口を開閉することがある。このような従来の片開き式化粧箱では、蓋 部が単に本体部の側壁へ連結しているのみであり、また、先端側における折返し により形成された二枚重ねの蓋部を持つ化粧箱はあっても、屈曲部は、1個もし くは2個のみであり、3個の重ね構造となることはなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
特に箱に対して内容物の保護性を要求する場合には、箱材として厚紙や段ボー ルが使用されるが、従来の片開き式化粧箱の構造では、蓋部を開いた際に、蓋部 から手を離すと、簡単に閉じてしまい、展示上、支障となる。また、蓋部を先端 側での折返しによる二重構造としている場合、開状態を保とうとすると、無理に 折れ線を入れることになり、美観が損なわれる。
【0004】 この考案の目的は、上述の問題点を克服する片開き式化粧箱を提供することで ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説明する。 この考案の片開き式化粧箱(10)では、外部側壁部(26)が内部二重壁部(66)の外 側に形成されている。蓋部(42)は、先端側における折返しにより形成された内外 の内側部分(46)及び外側部分(44)を有している。外側部分(44)の基端側は、内外 に屈曲自在の第1の屈曲部(56)を介して外部側壁部(26)に連なる。内側部分(46) は、外部側壁部(26)と内部二重壁部(66)との間の間隙(64)へ摺動自在に挿入され る摺動部(58)を有するとともに、外側部分(44)の内外への回動に追従してそれぞ れ内側及び外側へ屈曲する第2の屈曲部(60)及び第3の屈曲部(62)を備えている 。第3の屈曲部(62)は第2の屈曲部(60)より摺動部(58)の先端縁(63)側に位置し ている。
【0006】
【作用】
蓋部(42)の閉状態では、外側部分(44)及び内側部分(46)は、それぞれ第1の屈 曲部(56)及び第2の屈曲部(60)における内側への屈曲により外部側壁部(26)に対 して内側へほぼ直角に回動した位置となっている。他方、第3の屈曲部(62)は、 外部側壁部(26)と内部二重壁部(66)との間の間隙(64)内に存在し、非屈曲状態に ある。
【0007】 蓋部(42)を開く際は、蓋部(42)の外側部分(44)は、第1の屈曲部(56)における 屈曲により外部側壁部(26)に対して外側まで回動する。その際、内側部分(46)は 、蓋部(42)の先端側方向へ引っ張られ、摺動部(58)は外部側壁部(26)と内部二重 壁部(66)との間の間隙(64)を引出方向へ摺動する。第3の屈曲部(62)は、間隙(6 4)から引き出されてから、外側へ屈曲する。これにより、内側部分(46)は、外側 部分(44)の回動に追従して回動し、蓋部(42)は開き状態になる。
【0008】 蓋部(42)から手を離すと、蓋部(42)は第1の屈曲部(56)及び第3の屈曲部(62) における復元力により閉じようとするが、その際、摺動部(58)が外部側壁部(26) と内部二重壁部(66)との間の間隙(64)の中に入るときに発生する抵抗によって蓋 部(42)は開状態に保持される。
【0009】
【実施例】
以下、この考案を図面の実施例について説明する。 図5及び図6はそれぞれ片開き差込み式化粧箱10の本体部材12及び内部二重壁 部66を形成する二重側壁部材34を裏面側から見た展開図である。片開き差込み式 化粧箱10は例えばウィスキー等を収納するのに使用される。本体部材12及び二重 側壁部材34はそれぞれ厚紙等の折り曲げ加工自在の1枚の紙から成り、表面側は 印刷等により綺麗に装飾されている。図5及び図6において、点線部は谷折り部 、破線部は山折り部を示す。
【0010】 図5の本体部材12において、本体部材12は底壁部14の一方の長辺側には、外側 側壁部16、さらにその先には内側側壁部18が連なり、底壁部14の両方の短辺側に は、外側側壁部20、さらにその先には内側側壁部22が連なっている。支持壁部24 は、内側側壁部22の両端に連なって、形成され、溝28を有している。外部側壁部 26は、外側側壁部16とは反対側において底壁部14の長辺へ連なり、底壁部14とは 反対側において蓋部42へ連なっている。縁取用頂面部30は、外側側壁部16と内側 側壁部18との境界、外側側壁部20と内側側壁部22との境界に形成される。支持壁 部32は、外側側壁部16及び外部側壁部26の両短辺側へ連なって形成される。本体 部材12の折り曲げを仕上げた段階では、外部側壁部26以外の範囲では、二重構造 の側壁になり、図5において左右の支持壁部24同士は、溝28を相互に掛けられて 係止され、下側の左右の支持壁部24同士は外側側壁部16と内側側壁部18との間に 挿入される。また、上下の支持壁部32は、外側側壁部20と内側側壁部22との間に 挿入される。なお、上側の左右の支持壁部24同士は図6における内側側壁部36と 外側側壁部38との間に挿入される。
【0011】 図6において、内側側壁部36と外側側壁部38とは縁取用頂面部40を介して相互 に連なっている。
【0012】 図4は本体部材12及び二重側壁部材34の折り曲げによる片開き差込み式化粧箱 10の仕上げ状態を示す斜視図である。本体部材12及び二重側壁部材34の裏面側は 隠れ、表面側のみが露出し、開口部の周縁は縁取用頂面部30,縁取用頂面部40に 縁取りされる。
【0013】 図3は蓋部42の詳細な斜視図である。蓋部42は、先端側において折返されるこ とにより形成される外側部分44と内側部分46とに備え、裏面側が隠されて、表面 側が露出されている。外側部分44は基端側において外部側壁部26の上縁に連なり 、差込み部分48は蓋部42の先端部を構成する。内側部分46の本体部には装飾又は 商品説明50が印刷済みとなっている。内側部分46における差込み部分48と内側部 分46の本体部との境界に沿って複数個の長孔52が適宜間隔で形成され、折目54は 、長孔52と同一直線上となるように、外側部分44及び内側部分46に形成される。 差込み部分48は、長孔52及び折目54における屈曲により蓋部42の本体部に対して ほぼ直角に折曲され、内側側壁部18(図5)の内側に差し込まれる。打抜機によ る溝等から形成される第1の屈曲部56は、外部側壁部26と外側部分44との境界に 形成され、内外へ屈曲自在である。摺動部58は、差込み部分48とは反対側の内側 部分46の端部部分を構成する。第2の屈曲部60及び第3の屈曲部62は、内側部分 46の本体部と摺動部58との境界範囲に形成され、打抜機による溝等から形成され 、それぞれ内側及び外側へ屈曲自在であり、第3の屈曲部62は第2の屈曲部60よ り摺動部58の先端縁63側に位置する。なお、溝の形成は片面だけに限定されるも のではない。
【0014】 図1及び図2はそれぞれ蓋部42の開状態及び閉状態の時の断面図である。二重 側壁部材34は、逆U字状に折り曲げられ、内側側壁部36と外側側壁部38との間に 支持壁部24を挾むように、上側から押し込まれ、内部二重壁部66を構成する。間 隙64は、外部側壁部26と外側側壁部38との間に形成され、摺動部58を摺動自在に 上側から挿入される。外側部分44及び内側部分46は、蓋部42の先端側の半部では 相互に糊付けされ、第2の屈曲部60を含む摺動部58側の範囲では、糊付けされる ことなく、相互に摺動自在になっている。
【0015】
【考案の効果】
この考案の効果を列挙すると、次のとおりである。 (a)蓋部の開閉は外側部分及び内側部分における屈曲部の屈曲を介して行われ 、内外の二重構造の屈曲となるので、蓋部の開閉に対する破壊強度が増大する。 (b)蓋部が開状態から閉状態へ戻ろうとする際、摺動部が間隙の中に入る時に 発生する抵抗によって蓋部は開状態に保持され、展示効果を高めることができる 。 (c)開状態を保たせるために、無理に不自然な折れ線を入れる必要がなくなり 、美観が保たれる。 (d)先端側における折返しにより形成された二枚重ねの蓋部のため、印刷等の 表面加工を内外同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋部の開状態の時の断面図である。
【図2】蓋部の閉状態の時の断面図である。
【図3】蓋部の詳細な斜視図である。
【図4】本体部材及び二重側壁部材の折り曲げによる片
開き差込み式化粧箱の仕上げ状態を示す斜視図である。
【図5】片開き差込み式化粧箱の本体部材を裏面側から
見た展開図である。
【図6】片開き差込み式化粧箱の内部二重壁部を形成す
る二重側壁部材を裏面側から見た展開図である。
【符号の説明】
10 片開き差込み式化粧箱(片開き式化粧箱) 26 外部側壁部 42 蓋部 44 外側部分 46 内側部分 56 第1の屈曲部 58 摺動部 60 第2の屈曲部 62 第3の屈曲部 63 先端縁 64 間隙 66 内部二重壁部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部側壁部(26)が内部二重壁部(66)の外
    側に形成され、蓋部(42)が、先端側における折返しによ
    り形成された内外の内側部分(46)及び外側部分(44)を有
    し、前記外側部分(44)の基端側は、内外に屈曲自在の第
    1の屈曲部(56)を介して前記外部側壁部(26)に連なり、
    前記内側部分(46)は、前記外部側壁部(26)と前記内部二
    重壁部(66)との間の間隙(64)へ摺動自在に挿入される摺
    動部(58)を有するとともに、前記外側部分(44)の内外へ
    の回動に追従してそれぞれ内側及び外側へ屈曲する第2
    の屈曲部(60)及び第3の屈曲部(62)を備え、前記第3の
    屈曲部(62)は前記第2の屈曲部(60)より前記摺動部(58)
    の先端縁(63)側に位置していることを特徴とする片開き
    式化粧箱。
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