JPH05223114A - パネル用取り付け部品とその取り外し方法 - Google Patents
パネル用取り付け部品とその取り外し方法Info
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- JPH05223114A JPH05223114A JP5740092A JP5740092A JPH05223114A JP H05223114 A JPH05223114 A JP H05223114A JP 5740092 A JP5740092 A JP 5740092A JP 5740092 A JP5740092 A JP 5740092A JP H05223114 A JPH05223114 A JP H05223114A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パネルの取付孔に押し込むことで取り付けで
きるパネル用部品で、外部から掛止用爪を操作して取付
孔からの取り外し作業を簡単、迅速に行う。 【構成】 前面板2を設けた本体1の後面端から、径方
向へ弾発性をもつ複数の掛止用爪5が前面側へ突出さ
れ、その先端部5cを、前記前面板2の裏面に設けた凹
部2a内まで延設する。先端部5cの外側に一以上の掛
止部6、7を段差状に設け、パネル3に開設の取付孔4
に押し込むことで、掛止用爪5が内側へ変形して取付孔
4に差し込まれ、前記掛止部6、7が取付孔4の内周縁
と掛止してパネル3に取り付けられる。前記前面板2と
パネル3との隙間Dに薄板又は糸状体8を介入させ、各
掛止用爪5を内側へ変形させてパネル3から取り外す。
きるパネル用部品で、外部から掛止用爪を操作して取付
孔からの取り外し作業を簡単、迅速に行う。 【構成】 前面板2を設けた本体1の後面端から、径方
向へ弾発性をもつ複数の掛止用爪5が前面側へ突出さ
れ、その先端部5cを、前記前面板2の裏面に設けた凹
部2a内まで延設する。先端部5cの外側に一以上の掛
止部6、7を段差状に設け、パネル3に開設の取付孔4
に押し込むことで、掛止用爪5が内側へ変形して取付孔
4に差し込まれ、前記掛止部6、7が取付孔4の内周縁
と掛止してパネル3に取り付けられる。前記前面板2と
パネル3との隙間Dに薄板又は糸状体8を介入させ、各
掛止用爪5を内側へ変形させてパネル3から取り外す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種のパネルに取り付
けられる切替えスイッチや表示ランプ、あるいはコンセ
ント、センサー等のパネル用取り付け部品と、当該取り
付け部品をパネルから取り外すための方法に関する。
けられる切替えスイッチや表示ランプ、あるいはコンセ
ント、センサー等のパネル用取り付け部品と、当該取り
付け部品をパネルから取り外すための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の如きパネル用取り付け部品
としては、図9および図10並びに図11、図12に示
したものが知られている。図9、図10に示したもの
は、本体aの先端に前面板bが設けてあり、上記本体a
をパネルcに突設した取付孔dに差し込んで前面板bを
パネルcの前面に重ね合わせこの状態でビスe‥‥‥に
て螺止する構成であり、図10のものは、さらに前面板
bの前面凹部b′に化粧プレートfを嵌め込むことで、
ビスe‥‥‥等を隠蔽する構成となっている。
としては、図9および図10並びに図11、図12に示
したものが知られている。図9、図10に示したもの
は、本体aの先端に前面板bが設けてあり、上記本体a
をパネルcに突設した取付孔dに差し込んで前面板bを
パネルcの前面に重ね合わせこの状態でビスe‥‥‥に
て螺止する構成であり、図10のものは、さらに前面板
bの前面凹部b′に化粧プレートfを嵌め込むことで、
ビスe‥‥‥等を隠蔽する構成となっている。
【0003】図11に示したものは、本体aの前端に設
けた前面板bの裏面に、掛止用爪g、gを後面方向へ突
設し、上記本体aを、パネルcに開設の取付孔dに差し
込むと、該取付孔dの内周面に対向して凹設した掛止用
凹部h,hに、上記掛止用爪g、gが、その弾性に抗し
て押し込まれることで掛止されるようにした構成となっ
ている。
けた前面板bの裏面に、掛止用爪g、gを後面方向へ突
設し、上記本体aを、パネルcに開設の取付孔dに差し
込むと、該取付孔dの内周面に対向して凹設した掛止用
凹部h,hに、上記掛止用爪g、gが、その弾性に抗し
て押し込まれることで掛止されるようにした構成となっ
ている。
【0004】また、図12に示したものは、本体aの周
壁に、平面略コ字状の切割り(図示せず)を形成するこ
とにより、複数個の掛止用爪i‥‥‥を、当該本体aの
基部から先端へ向け先細りに突設させてあると共に、該
各爪掛止用爪i‥‥‥の基端外側に掛止用凹部jを設
け、上記本体aを、パネルcの取付孔dに押し込むこと
により、同上掛止用爪i‥‥‥が内側へ弾性変形するこ
とで上記取付孔dに差し込まれ、その掛止部jに上記取
付孔dの内周縁が掛止される構成のものである。
壁に、平面略コ字状の切割り(図示せず)を形成するこ
とにより、複数個の掛止用爪i‥‥‥を、当該本体aの
基部から先端へ向け先細りに突設させてあると共に、該
各爪掛止用爪i‥‥‥の基端外側に掛止用凹部jを設
け、上記本体aを、パネルcの取付孔dに押し込むこと
により、同上掛止用爪i‥‥‥が内側へ弾性変形するこ
とで上記取付孔dに差し込まれ、その掛止部jに上記取
付孔dの内周縁が掛止される構成のものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述図9、図
10に示したものは、上記前面板bやパネルcにビス孔
kやねじ孔lの加工を施さなければならず、上記前面板
b、パネルcがステンレスのような硬質材料からなる場
合には、ビス孔k,k、ねじ孔l、lのピッチが合わせ
にくかったり、ねじタップによる加工時に当該ねじタッ
プが破損しないように細心の注意をはらわなければなら
ないので作業性も悪い。
10に示したものは、上記前面板bやパネルcにビス孔
kやねじ孔lの加工を施さなければならず、上記前面板
b、パネルcがステンレスのような硬質材料からなる場
合には、ビス孔k,k、ねじ孔l、lのピッチが合わせ
にくかったり、ねじタップによる加工時に当該ねじタッ
プが破損しないように細心の注意をはらわなければなら
ないので作業性も悪い。
【0006】また、図9に示したものは、表面にビスe
が見えるため、外観上の意匠感も悪いのに対し、図10
に示したものは、ビスe‥‥‥が化粧プレートfによっ
て遮蔽されるので、意匠的には良いものの、メンテナン
ス時の取り外しに際し、ドライバーその他、図示例のよ
うに先端の細い工具mを用いて、化粧プレートfを凹部
b′から外さなければならず、従って、その取り外した
手間がかかるだけでなく、工具mによって前面板bや化
粧プレートfを傷付けてしまうことにもなる。
が見えるため、外観上の意匠感も悪いのに対し、図10
に示したものは、ビスe‥‥‥が化粧プレートfによっ
て遮蔽されるので、意匠的には良いものの、メンテナン
ス時の取り外しに際し、ドライバーその他、図示例のよ
うに先端の細い工具mを用いて、化粧プレートfを凹部
b′から外さなければならず、従って、その取り外した
手間がかかるだけでなく、工具mによって前面板bや化
粧プレートfを傷付けてしまうことにもなる。
【0007】図11および図12に示したものは、パネ
ルcに対してワンタッチで容易に取り付けできる反面、
外部からの取り外しが困難となる。すなわち、図11に
示すものは、掛止用爪gが前面板bの裏面から後面側へ
突設されているので、当該掛止用爪gにつき外部から操
作可能な箇所はその基端部のみであり、このため、掛止
用爪gをパネルcから外せるまで変形させることは可成
り困難となる。
ルcに対してワンタッチで容易に取り付けできる反面、
外部からの取り外しが困難となる。すなわち、図11に
示すものは、掛止用爪gが前面板bの裏面から後面側へ
突設されているので、当該掛止用爪gにつき外部から操
作可能な箇所はその基端部のみであり、このため、掛止
用爪gをパネルcから外せるまで変形させることは可成
り困難となる。
【0008】また、図12に示したものは掛止用爪iの
基端である大径箇所が、パネルcの裏側に配設されてい
るため、前面板bとパネルcとの間から、上記掛止用爪
iを変形させることは不可能となる。従って、図11、
図12のものでは、パネルcの裏側からだけしか取り外
し操作ができないことから、その使用範囲も限定される
ことになる。
基端である大径箇所が、パネルcの裏側に配設されてい
るため、前面板bとパネルcとの間から、上記掛止用爪
iを変形させることは不可能となる。従って、図11、
図12のものでは、パネルcの裏側からだけしか取り外
し操作ができないことから、その使用範囲も限定される
ことになる。
【0009】本発明は、上記従来の技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたもので、請求書1にあって
は、前面板に凹部を形成し、ここに掛止用爪の先端部を
延出させておくことで、ワンタッチの操作によりパネル
に取り付けでき、かつ引張り方向の力に対して充分な取
り付け強度が得られると共に、外部からの取り外しを
も、極めて簡易に行うことのできるパネル用取り付け部
品を提供しようとするのが、その目的である。
うな問題点に鑑みてなされたもので、請求書1にあって
は、前面板に凹部を形成し、ここに掛止用爪の先端部を
延出させておくことで、ワンタッチの操作によりパネル
に取り付けでき、かつ引張り方向の力に対して充分な取
り付け強度が得られると共に、外部からの取り外しを
も、極めて簡易に行うことのできるパネル用取り付け部
品を提供しようとするのが、その目的である。
【0010】請求項行2では、請求項1のパネル用取り
付け部品を外部からの容易な操作によって迅速に取り外
すことのできる取り外し方法を提供しようとしている。
付け部品を外部からの容易な操作によって迅速に取り外
すことのできる取り外し方法を提供しようとしている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1ではパネルの取付孔に対し抜き差
し可能なるよう形成した本体と、該本体の前面端にあっ
て、軸方向と直交状にて前記取付孔の内径よりも大きく
突設された前面板と、前記本体の後面端外側部から前面
へ向け突設され、本体の外側面に対して接近する内側方
向へ変形可能にして、かつ外側へ復帰可能なるよう弾発
力を有する所望複数個の掛止用爪とを具備し、この各掛
止用爪は、前記パネルの取付孔に対する押し込みにより
内側へ変形可能にして、かつ押し込み後、弾発性による
外側への復帰によってパネルと掛止可能なるよう、後面
側外側面を、後面端から前面部外側へ向け傾斜する傾斜
面に形成すると共に、先端部外側に掛止部を段差状に形
成し、一方、前記前面板の裏面に凹部を設けて、これに
前記各掛止用爪の先端部を内装させることにより、当該
先端部を、前記前面板の裏面とパネル表面とが当接す
る。当該当接面よりも前面側まで延設させたことを特徴
とするパネル用取り付け部品を提供しようとするもので
ある。
成するため、請求項1ではパネルの取付孔に対し抜き差
し可能なるよう形成した本体と、該本体の前面端にあっ
て、軸方向と直交状にて前記取付孔の内径よりも大きく
突設された前面板と、前記本体の後面端外側部から前面
へ向け突設され、本体の外側面に対して接近する内側方
向へ変形可能にして、かつ外側へ復帰可能なるよう弾発
力を有する所望複数個の掛止用爪とを具備し、この各掛
止用爪は、前記パネルの取付孔に対する押し込みにより
内側へ変形可能にして、かつ押し込み後、弾発性による
外側への復帰によってパネルと掛止可能なるよう、後面
側外側面を、後面端から前面部外側へ向け傾斜する傾斜
面に形成すると共に、先端部外側に掛止部を段差状に形
成し、一方、前記前面板の裏面に凹部を設けて、これに
前記各掛止用爪の先端部を内装させることにより、当該
先端部を、前記前面板の裏面とパネル表面とが当接す
る。当該当接面よりも前面側まで延設させたことを特徴
とするパネル用取り付け部品を提供しようとするもので
ある。
【0012】請求項2にあっては、パネルの取付孔に対
し抜き差し可能なるよう形成した本体と、該本体の前面
端にあって、軸方向と直交状にて前記取付孔の内径より
も大きく突設された前面板と、前記本体の後面端外側部
から前面へ向け突設され、本体の外側面に対して接近す
る内側方向へ変形可能にして、かつ外側へ復帰可能なる
よう弾発性を有する所望複数個の掛止用爪とを具備し、
この各掛止用爪は、前記パネルの取付孔に対する押し込
みにより内側へ変形可能にして、かつ押し込み後、弾発
力による外側への復帰によってパネルと掛止可能なるよ
う、後面側外側面を、後面端から前面部外側へ向け傾斜
する傾斜面に形成すると共に、先端部外側に掛止部を段
差状に形成し、一方、前記前面板の裏面に凹部を設け
て、これに前記各掛止用爪の先端部を内装させることに
より、当該先端部を、前記前面板の裏面とパネル表面と
が当接する。当該当接面よりも前方面側まで延設させた
パネル用取り付け部品を取り外し前記パネル表面と前面
板裏面との間に糸状体を介入させ、前記各掛止用爪の先
端部外側に巻装させた状態で内側へ絞り込むことによ
り、当該パネル用取り付け部品をパネルの取付孔から取
り外すようにしたことを特徴とするパネル用取り付け部
品の取り外し方法を提供しようとするものである。
し抜き差し可能なるよう形成した本体と、該本体の前面
端にあって、軸方向と直交状にて前記取付孔の内径より
も大きく突設された前面板と、前記本体の後面端外側部
から前面へ向け突設され、本体の外側面に対して接近す
る内側方向へ変形可能にして、かつ外側へ復帰可能なる
よう弾発性を有する所望複数個の掛止用爪とを具備し、
この各掛止用爪は、前記パネルの取付孔に対する押し込
みにより内側へ変形可能にして、かつ押し込み後、弾発
力による外側への復帰によってパネルと掛止可能なるよ
う、後面側外側面を、後面端から前面部外側へ向け傾斜
する傾斜面に形成すると共に、先端部外側に掛止部を段
差状に形成し、一方、前記前面板の裏面に凹部を設け
て、これに前記各掛止用爪の先端部を内装させることに
より、当該先端部を、前記前面板の裏面とパネル表面と
が当接する。当該当接面よりも前方面側まで延設させた
パネル用取り付け部品を取り外し前記パネル表面と前面
板裏面との間に糸状体を介入させ、前記各掛止用爪の先
端部外側に巻装させた状態で内側へ絞り込むことによ
り、当該パネル用取り付け部品をパネルの取付孔から取
り外すようにしたことを特徴とするパネル用取り付け部
品の取り外し方法を提供しようとするものである。
【0013】
【作用】請求項1にあっては、当該部品を、その本体の
後面端部からパネルの取付孔に押し込むと、各掛止用爪
の傾斜面が、上記取付孔の内周面に突き当たる。さら
に、上記取付孔に対して当該部品を押し込んでいくと、
その押し込み力により、各掛止用爪の傾斜面は取付孔の
内周面にて内側、つまり本体側へ押圧され、その内周面
を滑動し、各掛止用爪は、その弾発性に抗して内側へ変
形されることとなり、これによって、取付孔に押し込ま
れて行く。
後面端部からパネルの取付孔に押し込むと、各掛止用爪
の傾斜面が、上記取付孔の内周面に突き当たる。さら
に、上記取付孔に対して当該部品を押し込んでいくと、
その押し込み力により、各掛止用爪の傾斜面は取付孔の
内周面にて内側、つまり本体側へ押圧され、その内周面
を滑動し、各掛止用爪は、その弾発性に抗して内側へ変
形されることとなり、これによって、取付孔に押し込ま
れて行く。
【0014】上述の如く取付孔に押し込まれ、前面板の
裏面がパネルの表面に突き当たることで、押し込みが完
了することとなるが、この時、各掛止用爪の先端部外側
に設けた掛止部が取付孔の内周縁に合致すると同時に、
弾発性により各掛止用爪は外側へ復帰し、上記掛止部と
取付孔の内周縁とが掛止し、これにより、当該部品はパ
ネルに対して固定される。
裏面がパネルの表面に突き当たることで、押し込みが完
了することとなるが、この時、各掛止用爪の先端部外側
に設けた掛止部が取付孔の内周縁に合致すると同時に、
弾発性により各掛止用爪は外側へ復帰し、上記掛止部と
取付孔の内周縁とが掛止し、これにより、当該部品はパ
ネルに対して固定される。
【0015】このように固定された状態においては、パ
ネルに対する当該部品の引抜き方向の引張り力に対し
て、掛止部の段差部がパネルにおける取付孔の開口周辺
裏面に掛止されて対抗し、当該部品の引張りによる取り
外しは阻止されると共に、引張り方向の力に対して充分
な取付け強度が得られる。
ネルに対する当該部品の引抜き方向の引張り力に対し
て、掛止部の段差部がパネルにおける取付孔の開口周辺
裏面に掛止されて対抗し、当該部品の引張りによる取り
外しは阻止されると共に、引張り方向の力に対して充分
な取付け強度が得られる。
【0016】請求項2に係る取り外し方法では、請求項
1のパネル用部品を上述した如くパネルに取り付けた状
態において、前面板の裏面とパネルの表面との間に糸状
体を介入させることになるが、前記部品の各掛止用爪に
おける先端部は、前面板の裏面に設けられた凹部に内装
されて、前面板裏面とパネル裏面とが当接している、そ
の当接面よりも前方へ延設されているので、上記糸状体
を各掛止用爪の先端部外側に巻装させることができる。
1のパネル用部品を上述した如くパネルに取り付けた状
態において、前面板の裏面とパネルの表面との間に糸状
体を介入させることになるが、前記部品の各掛止用爪に
おける先端部は、前面板の裏面に設けられた凹部に内装
されて、前面板裏面とパネル裏面とが当接している、そ
の当接面よりも前方へ延設されているので、上記糸状体
を各掛止用爪の先端部外側に巻装させることができる。
【0017】このように、各掛止用爪の先端部外側に糸
状体を巻装して環状となし、次いで、その両端部を持っ
て反対方向へ引張って絞り込めば、各掛止用爪の先端部
は弾発力に抗して各々内側へ変形され、これにより、各
掛止用爪の各側面は、パネル取付孔の内周面よりも内側
まで変形するので、外部からの操作により、当該パネル
用をパネルの取付孔から容易に取り外すことができる。
状体を巻装して環状となし、次いで、その両端部を持っ
て反対方向へ引張って絞り込めば、各掛止用爪の先端部
は弾発力に抗して各々内側へ変形され、これにより、各
掛止用爪の各側面は、パネル取付孔の内周面よりも内側
まで変形するので、外部からの操作により、当該パネル
用をパネルの取付孔から容易に取り外すことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。先ず、請求項1のパネル用取り付け部品に
ついて説示すると、図1(A)(B)と図4に示した通
り、本体1は、均一な内外径を有する円筒形状にして、
前後方向(軸方向)に二分割されている前部筒体1a
と、後部筒体1bとからなり、当該両筒体は横長円柱状
とした図1(A)(B)および図3に示したスイッチ、
表示ランプ、コンセット等の電気機器1cや、図4に示
したセンサー1d等に被嵌することで一体に形成されて
いる。
て説明する。先ず、請求項1のパネル用取り付け部品に
ついて説示すると、図1(A)(B)と図4に示した通
り、本体1は、均一な内外径を有する円筒形状にして、
前後方向(軸方向)に二分割されている前部筒体1a
と、後部筒体1bとからなり、当該両筒体は横長円柱状
とした図1(A)(B)および図3に示したスイッチ、
表示ランプ、コンセット等の電気機器1cや、図4に示
したセンサー1d等に被嵌することで一体に形成されて
いる。
【0019】上記前部筒体1aの前面端外周には、任意
形状(図示例では円形)の前面板2が、当該本体1の軸
方向と直交状にて一体に形成されている。本発明では上
記前面板2を、パネル3に開設した取付孔4の内径より
も所望寸法だけ大きく形成するだけでなく、後に詳記す
るようにパネル3に取り付けた際、該パネル3の表面3
aと前面板2の裏面との間に後述する掛止用爪5の先端
部5cが内装されるための凹部2aを形成するのであ
る。
形状(図示例では円形)の前面板2が、当該本体1の軸
方向と直交状にて一体に形成されている。本発明では上
記前面板2を、パネル3に開設した取付孔4の内径より
も所望寸法だけ大きく形成するだけでなく、後に詳記す
るようにパネル3に取り付けた際、該パネル3の表面3
aと前面板2の裏面との間に後述する掛止用爪5の先端
部5cが内装されるための凹部2aを形成するのであ
る。
【0020】この凹部8aを形成するため図1(A)
(B)および図3ないし図5に示したように、前面板2
の裏面に外周リブ2bを一体に突設させることによっ
て、正面円形状に形成させるか、図7(A)(B)に示
した如く、後述する各掛止用爪5の先端部5cと対応す
る箇所を欠除して凹部8aとしての凹窪部を形成するの
である。
(B)および図3ないし図5に示したように、前面板2
の裏面に外周リブ2bを一体に突設させることによっ
て、正面円形状に形成させるか、図7(A)(B)に示
した如く、後述する各掛止用爪5の先端部5cと対応す
る箇所を欠除して凹部8aとしての凹窪部を形成するの
である。
【0021】上記本体1の後面端外側部、つまり、後部
筒体1bの後面端外側部から一対の掛止用爪5、5が、
本体1の軸方向にあって、その前面側へ突出するよう対
称配置にて設けられている。
筒体1bの後面端外側部から一対の掛止用爪5、5が、
本体1の軸方向にあって、その前面側へ突出するよう対
称配置にて設けられている。
【0022】上記各掛止用爪5、5は、その後面端部に
おいて後部筒体1bと一体に連設され、その連設部5
a、5aの前面側部には、上記本体1における外周面と
の間にあって、隙間Aが形成され、これによって、各掛
止用爪5、5には半径方向への弾発性が与えられてい
る。ここで、上記前部、後部円筒体1a,1bおよび各
掛止用爪5、5は、合成樹脂や金属等の材料で形成する
ことができる。
おいて後部筒体1bと一体に連設され、その連設部5
a、5aの前面側部には、上記本体1における外周面と
の間にあって、隙間Aが形成され、これによって、各掛
止用爪5、5には半径方向への弾発性が与えられてい
る。ここで、上記前部、後部円筒体1a,1bおよび各
掛止用爪5、5は、合成樹脂や金属等の材料で形成する
ことができる。
【0023】また、上記各掛止用爪5、5は、その後面
端からほぼ中間部までの外側面に後面端から前面側外側
へ向け傾斜する傾斜面5b,5bを形成し、その両細成
側である両後面端間の寸法L2 は、図1に示したとお
り、パネル3の取付孔4の内径L1 よりも小さく設定し
てあり、また、両傾斜面5b,5bの両大径側における
寸法Lは上記取付孔4の内径L1 よりも所望寸法だけ大
きく設定されている。
端からほぼ中間部までの外側面に後面端から前面側外側
へ向け傾斜する傾斜面5b,5bを形成し、その両細成
側である両後面端間の寸法L2 は、図1に示したとお
り、パネル3の取付孔4の内径L1 よりも小さく設定し
てあり、また、両傾斜面5b,5bの両大径側における
寸法Lは上記取付孔4の内径L1 よりも所望寸法だけ大
きく設定されている。
【0024】さらに、上記各掛止用爪5、5は、その前
面側である先端部5c、5cが、前記前面板2の裏面に
凹設の凹部2a内まで長く延設され、その外側面の前後
には、パネル3の取付孔4における内周縁と掛止される
複数の掛止部6、7が、本体1の半径方向に段落差をつ
けて形成されている。
面側である先端部5c、5cが、前記前面板2の裏面に
凹設の凹部2a内まで長く延設され、その外側面の前後
には、パネル3の取付孔4における内周縁と掛止される
複数の掛止部6、7が、本体1の半径方向に段落差をつ
けて形成されている。
【0025】上記掛止部6、7は、図1(A)および図
4に示したように、パネル3の厚さに、ばらつきがあっ
ても掛止用爪5、5が弾性変形することで、何れかの掛
止部6、7が対応係止されることになる。
4に示したように、パネル3の厚さに、ばらつきがあっ
ても掛止用爪5、5が弾性変形することで、何れかの掛
止部6、7が対応係止されることになる。
【0026】また、上記各掛止用爪5、5の先端部5
c、5cにおける端面と、前面板2の凹部2aにおける
底面との間には、可及的に隙間が生じないように両者を
当接させるのがよく、しかも、このように当接させた状
態においても上記掛止用爪5、5が図1(B)に示した
如く、内側(本体側)へ円滑に変形可能となるように当
該端面は円弧状に形成されるのが良い。
c、5cにおける端面と、前面板2の凹部2aにおける
底面との間には、可及的に隙間が生じないように両者を
当接させるのがよく、しかも、このように当接させた状
態においても上記掛止用爪5、5が図1(B)に示した
如く、内側(本体側)へ円滑に変形可能となるように当
該端面は円弧状に形成されるのが良い。
【0027】図1ないし図4に示した実施例は、本体1
の外側対称位置に、上記掛止用爪5、5を一対だけ設け
るようにしているが、もちろん三個とか、図6、図7
(A)に示したように四個にするなど、その数は適宜に
選定可能であり、何れの場合も、本体1を中心とした同
一仮想円周線上にあって、周方向へ等間隔に設けるのが
望ましい。
の外側対称位置に、上記掛止用爪5、5を一対だけ設け
るようにしているが、もちろん三個とか、図6、図7
(A)に示したように四個にするなど、その数は適宜に
選定可能であり、何れの場合も、本体1を中心とした同
一仮想円周線上にあって、周方向へ等間隔に設けるのが
望ましい。
【0028】また、上記各掛止用爪5、5は、図5に示
したように、先端部5cにあって、その先端にあって外
側へ向けて突起5dを一体に設けておくのがよい。この
ように突起5dを設けると、後述する請求項2の取り外
し方法により当該部品をパネル3から取り外す際、各掛
止用爪5、5の先端部5c、5cに巻装された後述の糸
状体8の離脱が防止され、より望ましい結果が得られる
こととなる。
したように、先端部5cにあって、その先端にあって外
側へ向けて突起5dを一体に設けておくのがよい。この
ように突起5dを設けると、後述する請求項2の取り外
し方法により当該部品をパネル3から取り外す際、各掛
止用爪5、5の先端部5c、5cに巻装された後述の糸
状体8の離脱が防止され、より望ましい結果が得られる
こととなる。
【0029】上記構成のパネル用取り付け部品を、パネ
ル3に取り付ける場合につき説示する。図3に示したよ
うに、パネル3の取付孔4に対し、当該部品の後面端側
を対応させ、この状態で取付孔4に押し込むと、、各掛
止用爪5、5の傾斜面5b、5bが取付孔4の内周面に
突き当たる。さらに、当該部品を押し込んでいくと、そ
の押し込み力により、取付孔4の内周面にて各掛止用爪
5、5は、その弾発性に抗して内側へ押圧変形され、取
付孔4の内周面を上記傾斜面5bが滑動しながら押し込
まれていき、その掛止部6または7が上記取付孔と合致
すると同時に、弾発性により各掛止用爪5、5は外側へ
復帰し、パネル3の厚さが薄い場合は図1(A)に示し
た如く、先端側の掛止部6と取付孔4の開口縁が掛止
し、またパネル3の厚さが厚い場合は、図4に示した如
く、基端側の掛止部7と取付孔4の開口縁が掛止する。
ル3に取り付ける場合につき説示する。図3に示したよ
うに、パネル3の取付孔4に対し、当該部品の後面端側
を対応させ、この状態で取付孔4に押し込むと、、各掛
止用爪5、5の傾斜面5b、5bが取付孔4の内周面に
突き当たる。さらに、当該部品を押し込んでいくと、そ
の押し込み力により、取付孔4の内周面にて各掛止用爪
5、5は、その弾発性に抗して内側へ押圧変形され、取
付孔4の内周面を上記傾斜面5bが滑動しながら押し込
まれていき、その掛止部6または7が上記取付孔と合致
すると同時に、弾発性により各掛止用爪5、5は外側へ
復帰し、パネル3の厚さが薄い場合は図1(A)に示し
た如く、先端側の掛止部6と取付孔4の開口縁が掛止
し、またパネル3の厚さが厚い場合は、図4に示した如
く、基端側の掛止部7と取付孔4の開口縁が掛止する。
【0030】このようにして当該部品はパネル3の取付
孔4に押し込まれ、各掛止用爪5、5の掛止部6または
7が取付孔4の内周縁と掛止された状態では、前面板2
の外周リブ2bが、パネル3の裏面3aに当接されるよ
う、予め上記掛止部6、7の軸方向の長さが設定されて
いるので、当該部品は、軸方向および径方向に対してガ
タを生じることなく取り付けられることになる。また、
このように取り付けられた状態では、前面板2とパネル
3とが当接する当該当接面よりも、各掛止用爪5、5の
先端部5c、5cは前面側、すなわち前面板2側へ長く
突出されているので、上記の取り付け状態において、前
面板2とパネル3との間に、金属製等の薄板(図示せ
ず)を押し込み、これにより、各掛止用爪5、5の先端
部5c、5cを押圧して内側へ変形させることで、取付
孔4の内周縁と掛止部6、7との掛止を外すことができ
るから、このようにすることで、当該部品は外部からの
操作によって、パネル3から取り外すことができる。
孔4に押し込まれ、各掛止用爪5、5の掛止部6または
7が取付孔4の内周縁と掛止された状態では、前面板2
の外周リブ2bが、パネル3の裏面3aに当接されるよ
う、予め上記掛止部6、7の軸方向の長さが設定されて
いるので、当該部品は、軸方向および径方向に対してガ
タを生じることなく取り付けられることになる。また、
このように取り付けられた状態では、前面板2とパネル
3とが当接する当該当接面よりも、各掛止用爪5、5の
先端部5c、5cは前面側、すなわち前面板2側へ長く
突出されているので、上記の取り付け状態において、前
面板2とパネル3との間に、金属製等の薄板(図示せ
ず)を押し込み、これにより、各掛止用爪5、5の先端
部5c、5cを押圧して内側へ変形させることで、取付
孔4の内周縁と掛止部6、7との掛止を外すことができ
るから、このようにすることで、当該部品は外部からの
操作によって、パネル3から取り外すことができる。
【0031】次いで、請求項2につき、図面を参照して
説明する。請求項1のパネル用取付部品は、図1(A)
および図4の如く、前述の通りパネル3の取付孔4に取
り付けられるが、本発明に係る取り外し方法にあって
は、図1(B)に示したように、先ず、前面板2とパネ
ル3との隙間Dに糸状体8を介入させるのである。
説明する。請求項1のパネル用取付部品は、図1(A)
および図4の如く、前述の通りパネル3の取付孔4に取
り付けられるが、本発明に係る取り外し方法にあって
は、図1(B)に示したように、先ず、前面板2とパネ
ル3との隙間Dに糸状体8を介入させるのである。
【0032】上記糸状体8としては、上記前面板2の裏
面と、パネル3の裏面3aとの隙間Dに介入させること
ができ、しかも図2に示したように各掛止用爪5、5の
先端部5c、5cにおける外周に、環状に巻装して絞り
込むことのできるものであればよく、従って細くて、柔
軟性があり、しかも強靭な針金や、綿、絹等の天然繊維
および釣り糸の如き合成樹脂製等の糸を使用することが
できる。
面と、パネル3の裏面3aとの隙間Dに介入させること
ができ、しかも図2に示したように各掛止用爪5、5の
先端部5c、5cにおける外周に、環状に巻装して絞り
込むことのできるものであればよく、従って細くて、柔
軟性があり、しかも強靭な針金や、綿、絹等の天然繊維
および釣り糸の如き合成樹脂製等の糸を使用することが
できる。
【0033】介入させた糸状体8を図2に実線で示した
如く環状とすることで、各掛止用爪5、5の先端部5
c、5cにおける外周側に巻装させた後、その両端部8
a、8aを互いに交差させた状態で反対方向へ引張り、
同上図に二点鎖線で示した通り絞り込むことで、各先端
部5c、5cを夫々内側へ向け、弾発力に抗して変形さ
せるのである。これにより、各掛止用爪5、5の掛止部
6、7は図1(B)の如く、パネル3の取付孔4におけ
る開口縁との掛止が外されると共に、両掛止用爪5、5
の傾斜面5b、5bにおける大径端間の寸法L(図1
(A)に示す)が、上記取付孔4の内径L1 より小さく
なる。
如く環状とすることで、各掛止用爪5、5の先端部5
c、5cにおける外周側に巻装させた後、その両端部8
a、8aを互いに交差させた状態で反対方向へ引張り、
同上図に二点鎖線で示した通り絞り込むことで、各先端
部5c、5cを夫々内側へ向け、弾発力に抗して変形さ
せるのである。これにより、各掛止用爪5、5の掛止部
6、7は図1(B)の如く、パネル3の取付孔4におけ
る開口縁との掛止が外されると共に、両掛止用爪5、5
の傾斜面5b、5bにおける大径端間の寸法L(図1
(A)に示す)が、上記取付孔4の内径L1 より小さく
なる。
【0034】この状態にて当該部品を前面側へ引張る
と、パネル3の取付孔4から脱出して取り外され、部品
を取り外した後、糸状体8による絞め込みを解くこと
で、掛止用爪5、5は弾発性により元位置に復帰するの
で、前述したようにして再度パネルに取り付けることが
できる。
と、パネル3の取付孔4から脱出して取り外され、部品
を取り外した後、糸状体8による絞め込みを解くこと
で、掛止用爪5、5は弾発性により元位置に復帰するの
で、前述したようにして再度パネルに取り付けることが
できる。
【0035】ここで、図8は、請求項1のパネル用取り
付け部品の本体1にセンサーEが組み込まれた場合の一
使用例を示したもので、同上図において、9は引戸、1
0はセンサーEが取り付けられた引戸取付枠を夫々示し
ている。
付け部品の本体1にセンサーEが組み込まれた場合の一
使用例を示したもので、同上図において、9は引戸、1
0はセンサーEが取り付けられた引戸取付枠を夫々示し
ている。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にあって
は、パネルに開設の取付孔に対して押し込むだけのワン
タッチ操作によって容易に取り付けできると共に、メン
テナンスなどでパネルから取り外す必要が生じた場合
は、薄肉の板状体等を前面板とパネルとの間に押し込み
介入させることで、各掛止用爪の先端部を内側へ向け押
圧変形させることができて、当該掛止用爪をパネルの取
付孔にあって、その内周縁との掛止を外し得ることによ
り、外部から簡単に取り外すことができる。
は、パネルに開設の取付孔に対して押し込むだけのワン
タッチ操作によって容易に取り付けできると共に、メン
テナンスなどでパネルから取り外す必要が生じた場合
は、薄肉の板状体等を前面板とパネルとの間に押し込み
介入させることで、各掛止用爪の先端部を内側へ向け押
圧変形させることができて、当該掛止用爪をパネルの取
付孔にあって、その内周縁との掛止を外し得ることによ
り、外部から簡単に取り外すことができる。
【0037】また、前面板にビス孔等の加工を要するも
のではないから、外観状の体裁が良く、また前面板も自
由にデザインすることができて、意匠的にも優れたもの
を提供することができる。
のではないから、外観状の体裁が良く、また前面板も自
由にデザインすることができて、意匠的にも優れたもの
を提供することができる。
【0038】請求項2では、前面板とパネルとの間に糸
状体を介入させ、各掛止用爪の先端部外側に巻装して、
その両端部を引張ることにより、各掛止用爪を同時に内
側へ絞め込み、パネルとの掛止を外し得ることによっ
て、当該部品の取り外しを、外部から簡単、かつ容易
に、しかも部品およびパネルを傷付けることなく行うこ
とができる。
状体を介入させ、各掛止用爪の先端部外側に巻装して、
その両端部を引張ることにより、各掛止用爪を同時に内
側へ絞め込み、パネルとの掛止を外し得ることによっ
て、当該部品の取り外しを、外部から簡単、かつ容易
に、しかも部品およびパネルを傷付けることなく行うこ
とができる。
【図1】本発明に係るパネル用部品の一実施例を示し、
(A)はパネルに取り付けた状態の縦断側面図、(B)
はパネルに取り付けた状態で、糸状体により各掛止用爪
を内側に絞り込んだ状態の縦断側面図である。
(A)はパネルに取り付けた状態の縦断側面図、(B)
はパネルに取り付けた状態で、糸状体により各掛止用爪
を内側に絞り込んだ状態の縦断側面図である。
【図2】同上実施例において、各掛止用爪を糸状体によ
り絞め込む状態の正面説明図である。
り絞め込む状態の正面説明図である。
【図3】同上実施例と、パネルの一部とを示した斜視図
である。
である。
【図4】同上実施例において、厚肉のパネルに取り付け
た状態を示す一部切欠の側面図である。
た状態を示す一部切欠の側面図である。
【図5】本発明に係るパネル用取り付け部品の他の実施
例を示す一部拡大縦断側面図である。
例を示す一部拡大縦断側面図である。
【図6】図1(A)におけるB−B線矢視横断面図であ
る。
る。
【図7】本発明に係るパネル用取り付け部品のさらに他
の実施例を示し、(A)は部分縦断側面図、(B)は
(A)におけるC−C線矢視横断面図である。
の実施例を示し、(A)は部分縦断側面図、(B)は
(A)におけるC−C線矢視横断面図である。
【図8】本発明に係るパネル用取り付け部品の一使用態
様を示す正面図である。
様を示す正面図である。
【図9】従来のパネル用取り付け部品を示す斜視図であ
る。
る。
【図10】従来の他のパネル用取り付け部品を示す斜視
図である。
図である。
【図11】従来のさらに他のパネル用取り付け部品を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図12】従来の他のパネル用取り付け部品を示す取り
付け状態における縦断側面図である。
付け状態における縦断側面図である。
1 本体 2 前面板 2a 凹部 3 パネル 4 取付孔 5 掛止用爪 5b 傾斜面 5c 先端部 6 掛止部 7 掛止部 8 糸状体 L1 取付孔の内径
Claims (2)
- 【請求項1】 パネルの取付孔に対し抜き差し可能なる
よう形成した本体と、該本体の前面端にあって、軸方向
と直交状にて前記取付孔の内径よりも大きく突設された
前面板と、前記本体の後面端外側部から前面へ向け突設
され、本体の外側面に対して接近する内側方向へ変形可
能にして、かつ外側へ復帰可能なるよう弾発性を有する
所望複数個の掛止用爪とを具備し、この各掛止用爪は、
前記パネルの取付孔に対する押し込みにより内側へ変形
可能にして、かつ押し込み後、弾発力による外側への復
帰によってパネルと掛止可能なるよう、後面側外側面
を、後面端から前面部外側へ向け傾斜する傾斜面に形成
すると共に、先端部外側に掛止部を段差状に形成し、一
方、前記前面板の裏面に凹部を設けて、これに前記各掛
止用爪の先端部を内装させることにより、当該先端部
を、前記前面板の裏面とパネル表面とが当接する。当該
当接面よりも前面側まで延設させたことを特徴とするパ
ネル用取り付け部品。 - 【請求項2】 パネルの取付孔に対し抜き差し可能なる
よう形成した本体と、該本体の前面端にあって、軸方向
と直交状にて前記取付孔の内径よりも大きく突設された
前面板と、前記本体の後面端外側部から前面へ向け突設
され、本体の外側面に対して接近する内側方向へ変形可
能にして、かつ外側へ復帰可能なるよう弾発性を有する
所望複数個の掛止用爪とを具備し、この各掛止用爪は、
前記パネルの取付孔に対する押し込みにより内側へ変形
可能にして、かつ押し込み後、弾発力による外側への復
帰によってパネルと掛止可能なるよう、後面側外側面
を、後面端から前面部外側へ向け傾斜する傾斜面に形成
すると共に、先端部外側に掛止部を段差状に形成し、一
方、前記前面板の裏面に凹部を設けて、これに前記各掛
止用爪の先端部を内装させることにより、当該先端部
を、前記前面板の裏面とパネル表面とが当接する。当該
当接面よりも前方面側まで延設させたパネル用取り付け
部品を取り外し前記パネル表面と前面板裏面との間に糸
状体を介入させ、前記各掛止用爪の先端部外側に巻装さ
せた状態で内側へ絞り込むことにより、当該パネル用取
り付け部品をパネルの取付孔から取り外すようにしたこ
とを特徴とするパネル用取り付け部品の取り外し方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5740092A JPH05223114A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | パネル用取り付け部品とその取り外し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5740092A JPH05223114A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | パネル用取り付け部品とその取り外し方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05223114A true JPH05223114A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=13054592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5740092A Pending JPH05223114A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | パネル用取り付け部品とその取り外し方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05223114A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5947631A (en) * | 1994-09-20 | 1999-09-07 | Daiwa Kogyo Kabushiki | Component retaining legs |
JP2000186469A (ja) * | 1998-12-22 | 2000-07-04 | Ykk Corp | ビス穴隠し |
EP1630426A2 (en) | 2004-08-26 | 2006-03-01 | Newfrey LLC | Double clip fastener device with retaining plate |
JP2009058001A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | アンカー型のクリップ |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP5740092A patent/JPH05223114A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5947631A (en) * | 1994-09-20 | 1999-09-07 | Daiwa Kogyo Kabushiki | Component retaining legs |
US6203240B1 (en) | 1995-09-19 | 2001-03-20 | Daiwa Kogyo Kabushiki | Component retaining legs |
JP2000186469A (ja) * | 1998-12-22 | 2000-07-04 | Ykk Corp | ビス穴隠し |
EP1630426A2 (en) | 2004-08-26 | 2006-03-01 | Newfrey LLC | Double clip fastener device with retaining plate |
US7188393B2 (en) | 2004-08-26 | 2007-03-13 | Newfrey Llc | Fastener device |
JP2009058001A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | アンカー型のクリップ |
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