JPH05222947A - 過給機付エンジンの排気装置 - Google Patents

過給機付エンジンの排気装置

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JPH05222947A
JPH05222947A JP4059151A JP5915192A JPH05222947A JP H05222947 A JPH05222947 A JP H05222947A JP 4059151 A JP4059151 A JP 4059151A JP 5915192 A JP5915192 A JP 5915192A JP H05222947 A JPH05222947 A JP H05222947A
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JP
Japan
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turbocharger
exhaust
valve
passage
main
Prior art date
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Application number
JP4059151A
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English (en)
Inventor
Toshihisa Sugiyama
敏久 杉山
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長時間にわたり過酷な高速運転が行なわれた
場合でも、主ターボチャージャのタービンハウジングの
排気ガスによる熱歪を小に抑える。 【構成】 主ターボチャージャ7および副ターボチャー
ジャ8へ排気ガスを流入させる排気マニホールド3と、
副ターボチャージャ7側に設けられる排気バイパス弁4
1の下流に位置する排気バイパス通路40の途中とを、
ウェストゲートバルブ31が配置されるウェストゲート
バルブ通路55を介して連通可能に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主ターボチャージャと
副ターボチャージャを有し、低吸入空気量域では主ター
ボチャージャのみで過給し、高吸入空気量域では両ター
ボチャージャを作動させて両ターボチャージャで過給す
る過給機付エンジン、いわゆる2ステージツインターボ
エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン本体に対し、主、副二つのター
ボチャージャを並列に配置し、低吸入空気量域では主タ
ーボチャージャのみ作動させて1個ターボチャージャと
し、高吸入空気量域では両ターボチャージャを作動させ
るようにした、いわゆる2ステージターボシステムを採
用した過給機付エンジンが知られている。
【0003】この種の過給機付エンジンの構成は、たと
えば図5に示すようになっている。エンジン本体101
に対し、主ターボチャージャ(T/C−1)102と副
ターボチャージャ(T/C−2)103が並列に設けら
れている。副ターボチャージャ103に接続される吸、
排気系には、それぞれ吸気切替弁104、排気切替弁1
05が設けられ、副ターボチャージャ103のコンプレ
ッサをバイパスする吸気バイパス通路107には、吸気
バイパス弁106が設けられている。低吸入空気量域で
は吸気切替弁104、排気切替弁105をともに全閉と
することにより、主ターボチャージャ102のみを過給
作動させ、高吸入空気量域では両切替弁104、105
をともに全開とし、吸気バイパス弁106を閉じること
により、副ターボチャージャ103にも過給作動を行わ
せ、2個ターボチャージャ作動とすることができる。
【0004】低吸入空気量域から高吸入空気量域に移行
するときには、吸気切替弁104および排気切替弁10
5が閉じられているときに排気バイパス弁108を小開
制御し、さらに吸気バイパス弁106を閉じることによ
り副ターボチャージャ103の助走回転数を高め、ター
ボチャージャの切替をより円滑に(切替時のショックを
小さく)行うことが可能になっている。
【0005】図5の過給機付エンジンでは、過給装置の
コンパクト化を図るために、ウェストゲートバルブおよ
び排気バイパス弁を各タービンハウジングに組込む構成
を採用している。図6は、主ターボチャージャ102の
タービンハウジング111を示している。タービンハウ
ジング111内には、翼車112が配置されており、翼
車112の外周にはスクロール部113が位置してい
る。タービンハウジング111には、スクロール部11
3の内壁面に開口するポート114が形成されている。
ポート114の弁座部には、ウェストゲートバルブ11
5の弁体が着座するようになっている。
【0006】図7は、副ターボチャージャ103のター
ビンハウジング116を示している。タービンハウジン
グ116内には、インペラ117が配置されており、イ
ンペラ117の外周にはスクロール部118が位置して
いる。タービンハウジング116には、タービン出口排
気通路とほぼ直交する方向に排気バイパス通路119が
形成されている。タービンハウジング116に形成され
た排気バイパス通路119には、弁座部119aが設け
られており、弁座部119aに排気バイパス弁108の
弁体が着座するようになっている。排気バイパス通路1
19の下流端は、主ターボチャージャ102のタービン
ハウジング下流側と合流するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5の
ような過給機付エンジンでは、つぎのような問題があっ
た。
【0008】(1)長時間にわたる過酷な高速運転が行
なわれると、高温の排気ガスがウェストゲートバルブ1
15が配置されるタービンハウジング111のポート1
14を集中して流れることになり、タービンハウジング
111に大きな熱歪が生じる。熱歪の発生は主ターボチ
ャージャの耐久信頼性を低下させるとともに、ウェスト
ゲートバルブからの排気ガスの漏れを生じさせる。
【0009】(2)また、2個ターボチャージャ時に
は、図5に示すように、排気バイパス通路119には排
気ガスが流れないので、主ターボチャージャ102のタ
ービンハウジング111と排気バイパス通路119との
温度差が大となる。したがって、2個ターボチャージャ
時には、排気バイパス通路119はスポット的に冷えた
箇所となり、排気バイパス通路119の主ターボチャー
ジャ102の下流側との合流部には大きな熱応力が作用
することになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明に
係る過給機付エンジンの排気装置は、排気マニホールド
に接続される主ターボチャージャと副ターボチャージャ
とをそれぞれ備え、低吸入空気量域では主ターボチャー
ジャのみを過給作動させ、高吸入空気量域では主ターボ
チャージャおよび副ターボチャージャの双方を過給作動
させ、主ターボチャージャのみの過給時には副ターボチ
ャージャ側に設けられた排気バイパス弁の開弁制御によ
り過給圧制御を行ない、主ターボチャージャおよび副タ
ーボチャージャの双方による過給時には各ターボチャー
ジャのタービンをバイパスするウェストゲートバルブの
開弁制御により過給圧制御を行なうようにした過給機付
エンジンにおいて、前記排気マニホールドと前記排気バ
イパス弁の下流に位置する排気バイパス通路の途中と
を、前記ウェストゲートバルブが配置されるウェストゲ
ートバルブ通路を介して連通可能に接続したものから成
る。
【0011】
【作用】このように構成された過給機付エンジンの排気
装置においては、主ターボチャージャおよび副ターボチ
ャージャの双方による過給作動時には、過給圧が目標値
を超えるとウェストゲートバルブが開き、高温の排気ガ
スがウェストゲートバルブ通路から排気バイパス通路の
途中に逃がされる。ここで、ウェストゲートバルブ通路
は、排気マニホールドと排気バイパス通路を連通するも
のであるので、ウェストゲートバルブを介してバイパス
される排気ガスによって主ターボチャージャのタービン
ハウジングは過熱されなくなる。したがって、ウェスト
ゲートバルブ通路を介して流れる排気ガス量の分だけ主
ターボチャージャの過熱度が低くなり、長時間にわたり
過酷な高速運転が行なわれた場合でも、主ターボチャー
ジャのタービンハウジングの熱歪は小に抑えられる。
【0012】また、排気バイパス通路には、1個ターボ
チャージャおよび2個ターボチャージャのいずれの場合
でも排気ガスが流れることになるので、主ターボチャー
ジャのタービンハウジングと排気バイパス通路との温度
差が小さくなり、排気バイパス通路の主ターボチャージ
ャ下流との合流部における熱応力の発生を小とすること
が可能となる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係る過給機付エンジンの排
気装置の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
【0014】第1実施例 図1および図3は、本発明の第1実施例を示しており、
とくに車両に搭載される6気筒エンジンに適用した場合
を示している。図2において、1はエンジン本体、2は
サージタンク、3は排気マニホールドを示す。排気マニ
ホールド3は排気干渉を伴わない#1〜#3気筒群と#
4〜#6気筒群の2つに集合され、その集合部が連通路
3aによって連通されている。7、8は互いに並列に配
置された主ターボチャージャ、副ターボチャージャであ
る。ターボチャージャ7、8のそれぞれのタービン7
a、8aは排気マニホールド3の集合部に接続され、そ
れぞれのコンプレッサ7b、8bは、インタクーラ6、
スロットル弁4を介してサージタンク2に接続されてい
る。
【0015】主ターボチャージャ7は、低吸入空気量域
から高吸入空気量域まで作動され、副ターボチャージャ
8は低吸入空気量域で停止される。双方のターボチャー
ジャ7、8の作動、停止を可能ならしめるために、副タ
ーボチャージャ8のタービン8aの下流に排気切替弁1
7が、コンプレッサ8bの下流に吸気切替弁18が設け
られる。吸、排気切替弁18、17の両方とも開弁のと
きは、両方のターボチャージャ7、8が作動される。
【0016】副ターボチャージャ8のタービン8aの下
流と主ターボチャージャ7のタービン7aの下流とは、
排気バイパス通路40を介して連通可能となっている。
排気バイパス通路40には、この排気バイパス通路40
を開閉する排気バイパス弁41が設けられている。排気
バイパス通路40の上流部は、副ターボチャージャ8の
タービンハウジング8cに形成されている。排気バイパ
ス弁41は、従来技術の図7に示したのと同様に、ター
ビンハウジング8c内に配置されている。排気バイパス
弁41は、ダイヤフラム式アクチュエータ42によって
開閉されるようになっている。
【0017】低吸入空気量域で停止される副ターボチャ
ージャ8の吸気通路には、1個ターボチャージャから2
個ターボチャージャへの切替を円滑にするために、コン
プレッサ7bの上流とコンプレッサ8bの下流とを連通
する吸気バイパス通路13と、吸気バイパス通路13の
途中に配設される吸気バイパス弁33が設けられる。吸
気バイパス弁33はダイヤフラム式のアクチュエータ1
0によって開閉される。吸気切替弁18の上流と下流と
を連通するバイパス通路には、逆止弁12が設けられて
おり、吸気切替弁18の閉時において副ターボチャージ
ャ8側のコンプレッサ出口圧力が主ターボチャージャ7
側より大になったとき、空気が上流側から下流側に流れ
ることができるようにしてある。なお、図中、14はコ
ンプレッサ出口側の吸気通路、15はコンプレッサ入口
側の吸気通路を示す。
【0018】吸気通路15はエアフローメータ24を介
してエアクリーナ23に接続される。排気通路を形成す
るフロントパイプ20は、排気ガス触媒21を介して排
気マフラーに接続される。吸気切替弁18はアクチュエ
ータ11によって開閉され、排気切替弁17はダイヤフ
ラム式アクチュエータ16によって開閉されるようにな
っている。ウエストゲートバルブ31は、アクチュエー
タ9によって開閉されるようになっている。
【0019】排気マニホールド3の主ターボチャージャ
7側と排気バイパス通路40の途中に位置する下流部4
0aとは、ウェストゲート通路55を介して連通可能と
なっている。ウェストゲート通路55の上流部には、ウ
ェストゲートバルブ31が配置されている。これによ
り、ウェストゲートバルブ31から流出する排気ガスは
全て排気バイパス通路40の途中に流入するようになっ
ている。
【0020】両ターボチャージャ7、8のコンプレッサ
下流とインタクーラ6との間の吸気通路には、蓄圧タン
ク(正圧タンク)51が接続されている。蓄圧タンク5
1には、正圧のみを蓄えるためのチェック弁が設けられ
ている。蓄圧タンク51の容積は、たとえば300cc
となっている。
【0021】アクチュエータ9、10、11、16、4
2は、過給圧の導入によって作動するようになってい
る。各アクチュエータ9、10、11、16、42に
は、蓄圧タンク51からの過給圧とたとえばエアフロー
メータ24の下流からの大気圧とを選択的に切り替える
ために、第1、第3、第4、第5、第6の電磁弁25、
27、28、32、44が接続されている。各電磁弁2
5、27、28、32、44の切替は、エンジンコント
ロールコンピュータ29からの指令に従って行なわれ
る。
【0022】第1の電磁弁25のONは、吸気切替弁1
8を全開とするようにアクチュエータ11を作動させ、
OFFは吸気切替弁18を全閉とするようにアクチュエ
ータ11を作動させる。第4の電磁弁28のONは、排
気切替弁17を全開とするようにアクチュエータ16を
作動させ、OFFは排気切替弁17を全閉するようにア
クチュエータ16を作動させる。第2の電磁弁27のO
Nは、吸気バイパス弁33を全閉するようにアクチュエ
ータ10を作動させ、OFFは吸気バイパス弁33を全
開するようにアクチュエータ10を作動させる。
【0023】排気バイパス弁41を作動させるアクチュ
エータ42に大気圧を導入する第5の電磁弁32は、O
N、OFF制御でなく、デューティ制御される。同様
に、ウエストゲートバルブ31を作動させるアクチュエ
ータ9に負圧を導く第6の電磁弁44は、ON、OFF
制御でなく、デューティ制御される。デューティ制御
は、周知の通り、デューティ値により通電時間を制御す
ることであり、デジタル的に通電、非通電の割合を変え
ることにより、アナログ的に平均電流が可変制御され
る。なお、デューティ値は、1サイクルの時間に対する
通電時間の割合であり、1サイクル中の通電時間をA、
非通電時間をBとすると、デューティ値=A/(A+
B)×100(%)で表わされる。
【0024】1個ターボチャージャ駆動時には、排気バ
イパス弁41の開度は、アクチュエータ42のダイヤフ
ラム室に導入される過給気の大気へのブリード量(リー
ク量)を第5の電磁弁32のデューティ制御によって可
変させることにより可変可能となっている。2個ターボ
チャージャ駆動時には、ウエストゲートバルブ31の開
度は、アクチュエータ9のダイヤフラム室に導入される
過給気の大気へのブリード量(リーク量)を第6の電磁
弁44のデューティ制御によって可変させることにより
可変可能となっている。これにより、2個ターボチャー
ジャ駆動時の過給圧が所定値に維持されるようになって
いる。
【0025】つぎに、第1実施例における作用について
説明する。高吸入空気量域では、吸気切替弁18と排気
切替弁17がともに開かれ、吸気バイパス弁10が閉じ
られる。これによって2個ターボチャージャ7、8が駆
動され、十分な過給空気量が得られ、出力が向上され
る。低速域でかつ高負荷時には、吸気切替弁18と排気
切替弁17がともに閉じられ、吸気バイパス弁33が開
かれる。これによって主ターボチャージャ7のみが駆動
される。低吸入空気量域で1個ターボチャージャとする
理由は、低吸入空気量域では1個ターボチャージャ過給
特性が2個ターボチャージャ過給特性より優れているか
らである。1個ターボチャージャとすることにより、過
給圧、トルクの立上りが早くなり、レスポンスが迅速と
なる。
【0026】低吸入空気量域から高吸入空気量域に移行
するとき、つまり1個ターボチャージャから2個ターボ
チャージャ作動へ切り替えるときには、吸気切替弁18
および排気切替弁17が閉じられているときに排気バイ
パス弁41をデューティ制御により小開制御し、さらに
吸気バイパス弁33を閉じることにより副ターボチャー
ジャ8の助走回転数を高め、ターボチャージャの切替を
より円滑(切替時のショックを小さく)に行うことが可
能になる。
【0027】1個ターボチャージャ駆動時および1個タ
ーボチャージャから2個ターボチャージャへの切替時に
は、排気バイパス弁41の開弁によって排気バイパス通
路40には排気ガスが流れ、排気バイパス通路40から
の排気ガスは、主ターボチャージャ7のタービンハウジ
ング7c下流に流出される。2個ターボチャージャで
は、過給圧が目標値を超えるとウェストゲートバルブ3
1が開弁される。ウェストゲートバルブ31が開弁され
ると、エンジン本体1から排気マニホールド3に排出さ
れた排気ガスは、ウェストゲート通路55を介して排気
バイパス通路40の途中に流出される。
【0028】ウェストゲート通路55は、排気マニホー
ルド3と排気バイパス通路40を連通するものであるの
で、ウェストゲートバルブ31を介してバイパスされる
排気ガスによって主ターボチャージャ7のタービンハウ
ジングは過熱されない。これにより、ウェストゲート通
路55を介して流れる排気ガス量の分だけ主ターボチャ
ージャ7の過熱度は低くなる。したがって、長時間にわ
たり過酷な高速運転が行なわれた場合でも、主ターボチ
ャージャ7のタービンハウジング7cの熱歪は小に抑え
られ、耐久信頼性が高められる。
【0029】また、排気バイパス通路40には、1個タ
ーボチャージャおよび2個ターボチャージャのいずれの
場合でも排気ガスが流れるので、主ターボチャージャ7
のタービンハウジングと排気バイパス通路40との温度
差が小さくなる。そのため、排気バイパス通路40はス
ポット的に冷えることはなく、排気バイパス通路40の
主ターボチャージャ7下流との合流部における熱応力の
発生を小とすることが可能となる。
【0030】第2実施例 図3は、本発明の第2実施例を示している。第2実施例
が第1実施例と異なるところは、ウェストゲート通路の
接続位置のみであり、その他の部分は第1実施例に準じ
るので、準じる部分に第1実施例と同一の符号を付すこ
とにより、準じる部分の説明を省略し、異なる部分につ
いてのみ説明する。
【0031】第1実施例では、ウェストゲート通路55
の上流端は排気マニホールド3の主ターボチャージャ7
側と接続されていたが、本実施例ではウェストゲート通
路55の上流端は、排気マニホールド3の副ターボチャ
ージャ7側と接続されている。ウェストゲートバルブ3
1は、第1実施例と同様にウェストゲート通路55の上
端部に配置されている。
【0032】このように構成された第2実施例において
は、ウェストゲート通路55の上流側が副ターボチャー
ジャ7側に位置しているので、2個ターボチャージャ時
には排気マニホールド3からの排気ガスが副ターボチャ
ージャ8側に多く流れ、ウェストゲート通路55を流れ
る排気ガスによって副ターボチャージャの温度が高めら
れる。その分、常時過給作動している主ターボチャージ
ャ7の熱負荷が減少され、主ターボチャージャ7と副タ
ーボチャージャ8の熱負荷バランスが改善される。した
がって、主ターボチャージャ7と副ターボチャージャ8
の熱歪の発生も小に抑えられターボチャージャの耐久信
頼性が高められる。
【0033】図4は、第2実施例の変形例を示してい
る。第1実施例および第2実施例では、ウェストゲート
バルブ31はウェストゲート通路55の上流部に配置さ
れていたが、図4に示すように、ウェストゲートバルブ
31をウェストゲート通路55の下流部に配置すること
も可能である。図4では、ウェストゲート通路55の排
気バイパス通路40との合流部近傍に、ウェストゲート
バルブ31が配置されている。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、つぎのような効果が得
られる。
【0035】(1)排気マニホールドと排気バイパス弁
の下流に位置する排気バイパス通路の途中とを、ウェス
トゲートバルブが配置されるウェストゲート通路を介し
て連通可能に接続したので、ウェストゲート通路を流れ
る排気ガス量の分だけ主ターボチャージャの過熱度を低
くすることが可能となる。したがって、長時間にわたり
過酷な高速運転が行なわれた場合でも、主ターボチャー
ジャのタービンハウジングの熱歪を小に抑えることがで
き、主ターボチャージャの耐久信頼性を高めることがで
きる。
【0036】(2)ウェストゲート通路の下流端が排気
バイパス通路の途中に接続されるので、ウェストゲート
の通路長を短かくすることができる。したがって、過給
装置のコンパクト化を図ることができ、過給機付エンジ
ンの車両への搭載性も向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る過給機付エンジンの
排気装置の要部拡大平面図である。
【図2】図1の装置を有する過給機付エンジンの制御系
統図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る過給機付エンジンの
排気装置の要部拡大平面図である。
【図4】図3の装置の変形例を示す要部拡大平面図であ
る。
【図5】従来の過給機付エンジンの系統図である。
【図6】図5における主ターボチャージャの断面図であ
る。
【図7】図5における副ターボチャージャの断面図であ
る。
【符号の説明】
3 排気マニホールド 7 主ターボチャージャ 8 副ターボチャージャ 31 ウェストゲートバルブ 40 排気バイパス通路 41 排気バイパス弁 55 ウェストゲート通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気マニホールドに接続される主ターボ
    チャージャと副ターボチャージャとをそれぞれ備え、低
    吸入空気量域では主ターボチャージャのみを過給作動さ
    せ、高吸入空気量域では主ターボチャージャおよび副タ
    ーボチャージャの双方を過給作動させ、主ターボチャー
    ジャのみの過給時には副ターボチャージャ側に設けられ
    た排気バイパス弁の開弁制御により過給圧制御を行な
    い、主ターボチャージャおよび副ターボチャージャの双
    方による過給時には各ターボチャージャのタービンをバ
    イパスするウェストゲートバルブの開弁制御により過給
    圧制御を行なうようにした過給機付エンジンにおいて、
    前記排気マニホールドと前記排気バイパス弁の下流に位
    置する排気バイパス通路の途中とを、前記ウェストゲー
    トバルブが配置されるウェストゲート通路を介して連通
    可能に接続したことを特徴とする過給機付エンジンの排
    気装置。
JP4059151A 1992-02-14 1992-02-14 過給機付エンジンの排気装置 Pending JPH05222947A (ja)

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