JPS6120294Y2 - - Google Patents

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JPS6120294Y2
JPS6120294Y2 JP7331980U JP7331980U JPS6120294Y2 JP S6120294 Y2 JPS6120294 Y2 JP S6120294Y2 JP 7331980 U JP7331980 U JP 7331980U JP 7331980 U JP7331980 U JP 7331980U JP S6120294 Y2 JPS6120294 Y2 JP S6120294Y2
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JP
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exhaust
bypass valve
engine
bypass
passage
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JP7331980U
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【考案の詳細な説明】 本考案は排気ターボ過給装置に関するものであ
り、殊に排気バイパス装置と排気還流装置
(EGR装置)とを備える排気ターボ過給装置に係
るものである。
エンジンに排気ターボ過給装置を組み合せる場
合の最大の問題点は、エンジンが低速回転してい
る状況では排圧が上らず、従つてタービンが高速
で回転できないためにコンプレツサの回転も上昇
し得ず、十分なブースト圧が発生しないことであ
る。そして、この場合更に悪いことは上記過給装
置を組み合せたエンジンでは必然的に吸・排気抵
抗が大となつているためこれを備えないエンジン
より一層出力が低下する点である。
そこで、エンジンの低速回転時でも高速回転を
することができる様なタービンを選択してこの問
題を解決せんとすると、高速回転時にはブースト
圧が高くなりすぎてエンジンの許容最大爆発圧力
を越えてしまう様な事態が生じエンジンが損傷さ
れかねない。
この様な問題を解決するために、排気バイパス
装置が開発されて来ている。これは、上述の如く
エンジンの低速回転時にあつても高いブースト圧
が得られる様にタービンを選定したものに於て、
高速回転時にこのブースト圧が設定値以上となら
んとした時、排気ガスを該タービンに供給するこ
となく迂回させんとするもので、第1図に示す如
く、排気ターボ過給機Toのタービン10の入口
11に連なる排気ダクト12と同出口13とを連
絡するバイパス路14を備えると共にその間に排
気バイパス装置15を配していて吸気ダクト16
に於けるブースト圧が設定値以上となつたそきア
クチユエータ17が応動して上記排気バイパス装
置15を開放し、排気ガスをバイパスさせんとす
るものである。尚、図に於て18は過給機Toの
コンプレツサ、19はエアクリーナ、20はエン
ジンで21はその吸気弁、22は排気弁、23は
ピストン、24は燃焼室である。
また、前述の如くタービン10が高速回転して
いない状況ではターボ過給装置を備えないエンジ
ンの方が効率が良いこと、あるいは低・中負荷運
転時にあつては供給される燃料に比して空気が十
分に余つていることなどから、この様な状態でも
排気バイパス装置を働かせてタービンの稼動を実
質的にキヤンセルすると言つた排気バイパス装置
の使い方もある。
所で、この様な排気バイパス装置を備えた第1
図の如きエンジン20に於いて、排気ダクト12
と吸気ダクト16との間を排気還流路としての
EGRパイプEで連絡するとともにこのEGRパイ
プE内に排気還流制御弁としてのEGRバルブV
を配設して排気還流を成さんとした場合、前記排
気バイパス装置15が開かれて排気バイパス路1
4に排気ガスが放出されている状況下では排気ダ
クト12内の排圧が上らず、高いブースト圧をも
つている吸気ダクト16中に排気ガスを還流する
ことができない。即ち排気還流装置がその機能を
発揮することができなくなつてしまうのである。
本考案はこれらの点に着目して成されたもので
あつて、特公昭46−564号公報に示されている様
な排気ターボ過給装置(着火順序を考虜して排気
ダクトを2群に分割するとともにタービンのスク
ロールをこれに合せて2分した排気路を用意して
排気脈動の干渉を防止した排気ターボ過給装置)
の夫々の排気路に排気バイパス装置の排気バイパ
ス弁を各々配設するとともに、一方の排気バイパ
ス弁が他より遅れて開かれる様に成し、更にこの
他より遅れて開かれる排気バイパス弁の配設され
ている排気路と吸気路とを排気還流路により連結
して排圧を確保し、前記2つの排気バイパス弁が
開くまでは排気還流を行なわせるようにした排気
ターボ過給装置を提供せんとするものでその要旨
は2スクロール型排気ターボ過給機と2分割排気
路とを有するエンジンの一方の排気路に第1設定
圧力値で開く第1の排気バイパス弁を、他方の排
気路に前記第1設定圧力値よりも大きい第2設定
圧力値で開く第2の排気バイパス弁を夫々設け、
前記第2の排気バイパス弁を有する排気路を吸気
路とを排気還流路により連結してなる排気ターボ
過給装置にある。
以下図示せる本考案の一実施例について詳説す
る。第2図A,B,Cに於て、121,122は
エンジン20の2つに分離された排気マニホール
ド121E,122Eに連結され夫々独立した排
気ダクト、111,112は2スクロール型排気
ターボ過給機Tの夫々独立したタービン10のス
クロール、115はこの2つのスクロールを分離
する中間壁、113,114は各々のスクロール
111,112の各仕切壁160に形成され排気
バイパス路140に連通したバイパス孔、15
1,150は該バイパス孔114,113に対応
した排気バイパス装置15の第1及び第2の排気
バイパス弁、153,152は同レバー、15
5,154は同軸、157,156は同リンク、
159,158は同ステムであつて、上記排気バ
イパス装置15は夫々独立した排気バイパス弁機
構を2つ備えている。。また、上記リンク15
7.156は各々別途用意され吸気ダクト16あ
るいは吸気マニホールド16Mのブースト圧によ
り作動するアクチユエータ172,171に連結
されていて、夫々の設定された第1のブースト圧
及びその第1のブースト圧よりも大きい第2のブ
ースト圧により前記第1,第2の排気バイパス弁
151,150を開閉制御する。また、上述のよ
うな開閉制御、即ち第1の排気バイパス弁151
の方が第2の排気ババイパス弁150に先んじて
開放される様にアクチユエータ171の戻しばね
171Sのばね力がアクチユエータ172の戻し
ばね172Sのばね力よりも大きく設定されてい
る。
そして、排気還流路としてののEGRパイプE
は、EGRバルブVを有し、かつ第1の排気バイ
パス弁151に遅れて開放される第2の排気バイ
パス弁150の取付けられている側のスクロール
111と吸気ダクト16とを連結せしめている。
以上の如き構成による本考案排気ターボ過給装
置にあつては、ブースト圧が第1の設定値に達す
るまでは両排気バイパス弁150,151とも閉
鎖されたままであるから両排気路は完全に独立し
ており、前記特公昭46−564号公報記載の発明に
おけるような排気脈動の干渉防止効果を十分に発
揮することができる。そしてこの状態ではブース
ト圧に比して排圧の方が高くなつている故、前記
EGRバルブVにて制御された排気ガスをEGRパ
イプEを介して吸気ダクト16に還流させて排気
還流することができる。
また、ブースト圧が第1の設定値に達した場合
には前記第1の排気バイパス弁151がバイパス
孔114を開放してブースト圧の異常上昇を防止
する。この状態では今一つの第2の排気バイパス
弁150は閉じたままであるので、ブースト圧よ
りも高圧の排圧がスクロール111内に保たれて
おり、そこにEGRパイプEが挿通されているか
ら、前記状態と同様に排気還流を成すことができ
る。
更にブースト圧が上昇し第2の設定ブースト圧
に達した場合には、上記第2の排気バイイパス弁
150もバイパス孔113を開放するため、ブー
スト圧の異常上昇によつてエンジンが損傷する様
なことは完全に防止することができる。
そして、この様な状況では排気還流を成し得ない
が、逆に同状況はエンジンの高速高負荷時に発生
し燃焼室内には燃料に比して空気が多量に存在し
ている状態であるから排気還流を成すと燃焼が悪
化するため、排気還流はなされない方が望ましい
のである。
また、2つのバイイパス孔113,114を同
時に開閉し得る様な1個の排気バイパス弁を配し
て排気バイパス装置と成す場合には、この排気バ
イパス弁に、スクロール111,112に交互に
発生する排気脈動によるモーメントが作用してそ
の開閉機能を損う様なことがあり得るが、本考案
装置では夫々のバイパス孔113,114に各々
排気バイパス弁150,150を配したので該モ
ーメントは完全に消去することができ、排気バイ
パス装置の耐久性、信頼性を大巾に改善すること
ができるのである。
また、本実施例に於てはタービンのスクロール
部に排気バイパス装置が取り付けられている例を
もつて説明したが、これは排気ダクトに配設して
もよい。
また、上記排気バイパス装置はブースト圧によ
つて動作するアクチユエータを持つ例について説
明したが、このアクチユエータはエンジンの過給
状況を検出できる圧力に応じて作動すれば良いの
で、排気路の排圧によつて動作する様にしてもよ
い。
以上のように、本考案による排気ターボ過給装
置は2スクロール型排気ターボ過給機と2分割排
気路とを有するエンジンの一方の排気路に第1設
定圧力値で開く第1の排気バイパス弁を、他方の
排気路に前記第1設定圧力値よりも大きい第2設
定圧力値で開く第2の排気バイパス弁を夫々設
け、前記第2の排気バオパス弁を有する排気路と
吸気路とを排気還流路により連結してなるので、
次にような効果がある。
即ち、前記第1設定圧力値に達するまでは両排
気バイパス弁が閉鎖されているからエンジン及び
排気ターボ過給機の排気路は完全に独立状態にあ
るから、排気路を2分割化によつて得られる排気
脈動の干渉防止効果を損うことがなく、また、こ
の状態では吸気路のブースト圧よりも排圧の方が
高圧に保つことができるので、排気還流が支障な
く行い得る効果がある。
次に、前記第1設定圧力値に達した場合には、
第1の排気バイパス弁が開放するので、吸気路の
ブースト圧の異常上昇及びそれによつてもたされ
るエンジンの損傷をも防止するとともに、この状
態では第2の排気バイパス弁が閉鎖されていて、
該弁の設けられた側の排気路の排圧が吸気路のブ
ースト圧よりも高圧に保持されるので、排気還流
は支障なく行われる効果がある。
更に、前記第2の設定圧力値に達した場合に
は、第2の排気バイパスス弁も開放し、両排気バ
イパス弁が同時に開放状態にあるので、吸気路の
ブースト圧の更なる異常上昇によつてエンジンが
損傷することが防止される効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な排気バイパス装置並びに排気
還流装置付排気ターボ過給装置を示す概略図、第
2図は本考案による排気ターボ過給装置を示す図
で、同Aはその一部断面による正面図、同Bは同
AのB−B断面図、同Cは同AのA−A断面図、
第3図は本考案による排気ターボ過給装置を示す
概略図である。 10……タービン、15……排気バイパス装
置、111,112……スクロール、113,1
14……バイパス孔、121,122……排気ダ
クト、150,151……排気バイパス弁、17
1,172……アクチユエータ、E……EGRパ
イプ、V……EGRバルブ、T……2スクロール
型排気ターボ過給機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2スクロール型排気ターボ過給機と2分割排気
    路とを有するエンジンの一方の排気路に第1設定
    圧力値で開く第1の排気バイパス弁を、他方の排
    気路に前記第1設定圧力値よりも大きい第2設定
    圧力値で開く第2の排気バイパス弁を夫々設け、
    前記第2の排気バイパス弁を有する排気路と吸気
    路とを排気還流路により連結してなる排気ターボ
    過給装置。
JP7331980U 1980-05-28 1980-05-28 Expired JPS6120294Y2 (ja)

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JP7331980U JPS6120294Y2 (ja) 1980-05-28 1980-05-28

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JP7331980U JPS6120294Y2 (ja) 1980-05-28 1980-05-28

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JPS56175525U JPS56175525U (ja) 1981-12-24
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JP7331980U Expired JPS6120294Y2 (ja) 1980-05-28 1980-05-28

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Families Citing this family (5)

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JPS59105035U (ja) * 1982-12-29 1984-07-14 いすゞ自動車株式会社 ウエストゲ−トバルブ装置
JPH0435534Y2 (ja) * 1985-03-14 1992-08-24
JPH0439388Y2 (ja) * 1985-07-22 1992-09-16
DE112018000881T5 (de) * 2017-02-16 2019-11-14 Ihi Corporation Turbolader
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